1 00:00:34,835 --> 00:00:37,170 (アリシア)なんだ この化け物…。 2 00:00:37,170 --> 00:00:39,840 中に何をいれて…。 3 00:00:39,840 --> 00:00:41,842 (アリシア)まさか…。 4 00:00:41,842 --> 00:00:43,844 育てているのか? 5 00:00:43,844 --> 00:00:45,846 人形を!? 6 00:00:49,516 --> 00:00:51,518 ヒッヒッヒッ。 7 00:00:51,518 --> 00:00:54,688 驚いたか。 その中に入っているのは➡ 8 00:00:54,688 --> 00:00:58,025 魂を抜かれた赤子の残りカスだ。 9 00:00:58,025 --> 00:01:00,027 残りカス? 10 00:01:00,027 --> 00:01:04,698 何を怒っているのか。 身寄りのない赤子だぞ。 11 00:01:04,698 --> 00:01:08,535 ヒッ むしろ有効活用されて 幸せだろう。 12 00:01:08,535 --> 00:01:10,704 キメラクイーンの養分となり➡ 13 00:01:10,704 --> 00:01:13,540 新たなる人形の糧となるのだから。 14 00:01:13,540 --> 00:01:17,210 赤子から人形を作っているのか? 15 00:01:17,210 --> 00:01:23,050 骨格・神経・筋繊維は 魔獣の子からも取り出している。 16 00:01:23,050 --> 00:01:28,722 床に散らばっているのは さらなる残りカスだ。 17 00:01:28,722 --> 00:01:31,725 ネルルは3回 子を失った。 18 00:01:31,725 --> 00:01:34,828 その上で たくさんの見知らぬ赤子に➡ 19 00:01:34,828 --> 00:01:37,998 乳をやり見送った。 20 00:01:37,998 --> 00:01:41,835 せめて その子らには 生きて欲しいと願ってな。 21 00:01:41,835 --> 00:01:45,672 その行き先がこれか? なぜ? 22 00:01:45,672 --> 00:01:50,844 ヒヒヒッ それはな 「魂の器」である人形を作り➡ 23 00:01:50,844 --> 00:01:55,349 そこに合成した魂を戻す 技術開発のためだよ。 24 00:01:55,349 --> 00:01:57,517 神殿に眠る真の勇者に➡ 25 00:01:57,517 --> 00:02:00,520 散らばっている魂の欠片を 集めて戻し➡ 26 00:02:00,520 --> 00:02:02,522 目覚めさせるのだ。 27 00:02:02,522 --> 00:02:06,026 全ては勇者伝承復活のため。 28 00:02:06,026 --> 00:02:10,197 赤子も魔獣の子の命も 大いなる目標の贄! 29 00:02:10,197 --> 00:02:14,034 ここで利用されることを むしろ誇りに思うが…。 30 00:02:14,034 --> 00:02:16,036 ん!? 31 00:02:16,036 --> 00:02:18,372 おまえたちの言い分は よくわかった。 32 00:02:18,372 --> 00:02:20,374 ヒィッ! 33 00:02:25,212 --> 00:02:29,216 ひっ やっやれ キメラクイーン。 34 00:02:29,216 --> 00:02:32,386 あっ。 35 00:02:32,386 --> 00:02:34,821 たっ… 助け…。 36 00:02:34,821 --> 00:02:36,823 ちっ…。 37 00:02:36,823 --> 00:02:41,161 (ミレア)この大切な場面に 役に立たぬ者ばかり。 38 00:02:41,161 --> 00:02:46,166 南方の魔獣王 クレバテスに挑んだ 13人のニセ勇者。 39 00:02:46,166 --> 00:02:48,335 その生き残り。 40 00:02:48,335 --> 00:02:52,673 なぜか今は そのクレバテスに仕えているようだが。 41 00:02:52,673 --> 00:02:55,008 アリシア・グレンフォール。 42 00:02:55,008 --> 00:02:59,012 オマエは 私が直に排除せねばなるまい。 43 00:03:01,848 --> 00:03:03,850 これは!? 44 00:04:59,833 --> 00:05:01,835 (ライト)ヴォド。 45 00:05:06,840 --> 00:05:11,178 (ラスウェル)よっ ヴォーデイン 会いに来たぜ。 46 00:05:11,178 --> 00:05:13,513 (ヴォーデイン)ラスウェルか。 47 00:05:13,513 --> 00:05:20,020 世界がひっくり返るかもって時に 俺だけ仲間はずれはないだろ。 48 00:05:20,020 --> 00:05:25,192 おまえってさ 本物の勇者を 蘇らせようとしてんだろ? 49 00:05:25,192 --> 00:05:27,861 そんでもって 勇者伝承ってーのを➡ 50 00:05:27,861 --> 00:05:31,364 完全な状態で 再開しようとしている。 51 00:05:31,364 --> 00:05:33,967 なんでだ? そこんとこ➡ 52 00:05:33,967 --> 00:05:38,138 あの時代を終わらせたおまえに 聞きたいと思ってな。 53 00:05:38,138 --> 00:05:41,308 お前はあの時代に戻したいのか? 54 00:05:41,308 --> 00:05:45,312 勇者たちとガチで戦っていた あの時代に。 55 00:05:45,312 --> 00:05:50,817 おまえは見ていないはずだろう ラスウェル。 56 00:05:50,817 --> 00:05:53,320 いや 見てんだよ ギリギリ。 57 00:05:53,320 --> 00:05:57,824 オレの先代は クレバテスより先に倒されたからな。 58 00:05:57,824 --> 00:06:00,994 その分だけ早く新生復活したんだ。 59 00:06:00,994 --> 00:06:05,999 あの時代の人属の世界が 崩壊する様をオレは見た。 60 00:06:05,999 --> 00:06:08,835 あの時は世界がもう少し広くて➡ 61 00:06:08,835 --> 00:06:13,173 人属の文明も ずっと繁栄してたように見えたな。 62 00:06:13,173 --> 00:06:17,677 人属たちは何というか みんな無感情で➡ 63 00:06:17,677 --> 00:06:20,680 滅びを受け入れているようにも 見えたぜ。 64 00:06:20,680 --> 00:06:24,517 もちろんその後 どうなったかも見てる。 65 00:06:24,517 --> 00:06:26,519 土地はまっさらになって➡ 66 00:06:26,519 --> 00:06:29,356 動いている人属もまばらになった。 67 00:06:29,356 --> 00:06:34,628 今のクレバテスが新生復活したのも 多分この頃だろう。 68 00:06:34,628 --> 00:06:37,464 そいつらは なんだろうな。 69 00:06:37,464 --> 00:06:39,799 生き生きとしているように 見えたぜ。 70 00:06:39,799 --> 00:06:41,801 世界を受け入れて➡ 71 00:06:41,801 --> 00:06:44,638 その中で生きようと必死になって。 72 00:06:44,638 --> 00:06:47,974 でよ 思ったんだ。 73 00:06:47,974 --> 00:06:51,478 なんで 昔は戦ってたんだろうってな。 74 00:06:51,478 --> 00:06:54,648 そもそも魔獣王ってなんだ? 75 00:06:54,648 --> 00:06:57,817 オレたちは それぞれの領域を持っていて➡ 76 00:06:57,817 --> 00:07:00,320 人属の領域を囲っている。 77 00:07:00,320 --> 00:07:02,656 なんで その必要がある? 78 00:07:02,656 --> 00:07:06,326 もう本物の勇者も いないっていうのに。 79 00:07:06,326 --> 00:07:10,497 なぜオレたちは 領域から解放されないんだ? 80 00:07:10,497 --> 00:07:13,833 もしその原因が 伝承にあるってんなら➡ 81 00:07:13,833 --> 00:07:16,336 書を全部壊して伝承そのものを➡ 82 00:07:16,336 --> 00:07:18,838 なくしちまえば よかったじゃないか。 83 00:07:18,838 --> 00:07:22,175 少なくとも第2節の魔力開眼と➡ 84 00:07:22,175 --> 00:07:27,347 第3節の武器を奪えば コイツらに戦う力はなくなる。 85 00:07:27,347 --> 00:07:31,851 なぜそうしなかった? なぜ今になって真逆の➡ 86 00:07:31,851 --> 00:07:36,122 伝承と勇者復活の片棒を かつごうとしている? 87 00:07:36,122 --> 00:07:38,625 答えろ ヴォーデイン。 88 00:07:40,961 --> 00:07:43,129 ガァ~。 89 00:07:43,129 --> 00:07:45,131 おっと。 90 00:07:45,131 --> 00:07:48,969 オイオイ 問答無用で攻撃とかひでえな。 91 00:07:48,969 --> 00:07:53,473 踏み込んではならぬ領域がある。 92 00:07:53,473 --> 00:07:56,309 それは この場所のことか。 93 00:07:56,309 --> 00:07:59,646 それとも お前の心の話か? 94 00:07:59,646 --> 00:08:02,148 グォ…。 95 00:08:04,150 --> 00:08:06,152 熱くなるなよ。 96 00:08:06,152 --> 00:08:09,990 面白いだろコレ エディソン・リュークラフト。 97 00:08:09,990 --> 00:08:12,659 こいつの能力は炭素形成だ。 98 00:08:12,659 --> 00:08:15,161 魔術というよりはスキルだな。 99 00:08:15,161 --> 00:08:19,100 オレが開花させ その力を400%引き上げている。 100 00:08:19,100 --> 00:08:22,669 炭から想像した物を作れるぞ。 101 00:08:22,669 --> 00:08:25,839 ダイヤモンド並に 固くすることもできるし➡ 102 00:08:25,839 --> 00:08:28,508 軽さを生かして こういうこともできる。 103 00:08:28,508 --> 00:08:33,279 今は俺が操作してるが ただのヒョロガリじゃないってことだ。 104 00:08:33,279 --> 00:08:37,450 なあヴォーデイン。 オレは 戦いに来たんじゃないんだよ。 105 00:08:37,450 --> 00:08:40,653 お前と話がしたいんだ。 106 00:08:51,131 --> 00:08:55,802 おい… お前 その姿…。 107 00:08:55,802 --> 00:08:58,805 (ヴォド)見た方が早い。 108 00:09:01,808 --> 00:09:03,810 付いてこい。 109 00:09:06,146 --> 00:09:08,815 マジかよ。 110 00:09:08,815 --> 00:09:13,153 あと一歩で門のキズが塞がる… あと一歩だが。 111 00:09:13,153 --> 00:09:15,155 くっ 魔力が足りない…。 112 00:09:15,155 --> 00:09:17,157 (ヴォド)どけ。 113 00:09:17,157 --> 00:09:19,159 誰!? 114 00:09:22,996 --> 00:09:25,698 (協会員たち)うわあ~! 115 00:09:30,003 --> 00:09:33,706 いちおう協力者だろ そいつら。 116 00:09:37,610 --> 00:09:39,813 開け。 117 00:10:02,302 --> 00:10:05,638 神殿の門が開いた? 118 00:10:05,638 --> 00:10:09,809 まさかヴォーデイン様? 急がねば。 119 00:10:09,809 --> 00:10:16,816 ニセ勇者。 オマエは勇者伝承とは まるで関わりのない ただの異物。 120 00:10:16,816 --> 00:10:23,490 これからくる新時代 どうあがいても出る幕などない。 121 00:10:23,490 --> 00:10:25,992 そこは 「鏡の牢獄」。 122 00:10:25,992 --> 00:10:29,662 内に映しているのは オマエがこれまでに直面した➡ 123 00:10:29,662 --> 00:10:31,664 最も困難な場所。 124 00:10:31,664 --> 00:10:34,000 オマエはここにいながら➡ 125 00:10:34,000 --> 00:10:37,170 同時に その場所にも存在しているのだ。 126 00:10:37,170 --> 00:10:39,672 心当たりがある筈だぞ。 127 00:10:42,175 --> 00:10:45,845 《おい まさか!? 128 00:10:45,845 --> 00:10:49,182 エルベの縦坑の古来種!?》 129 00:10:49,182 --> 00:10:52,519 剣くらい持ってくればと 後悔しながら➡ 130 00:10:52,519 --> 00:10:54,521 飲み込まれて死ね。 131 00:10:54,521 --> 00:10:58,691 《ダメだ 吸い込まれる》 132 00:10:58,691 --> 00:11:05,365 (ミレア)フフフフ アハハハハ アーッハハハハ。 133 00:11:05,365 --> 00:11:10,870 さて… 私も新時代にふさわしい 装いにならねばな。 134 00:11:10,870 --> 00:11:17,877 領域を持つ者の アロウザの裏の顔に相応しい装いに。 135 00:11:22,215 --> 00:11:28,221 今より先は 本物だけが生き残る時代だ。 136 00:11:28,221 --> 00:11:30,890 ヤツが死ねば この術は解ける。 137 00:11:30,890 --> 00:11:34,494 それまで見張っていろ キメラクイーン。 138 00:11:34,494 --> 00:11:37,197 私は神殿に行く。 139 00:11:40,166 --> 00:11:42,168 なんだ? 140 00:11:42,168 --> 00:11:45,838 (アリシア)「苦悶の波動」 一点突破。 141 00:11:45,838 --> 00:11:49,008 昇龍。 142 00:11:49,008 --> 00:11:51,010 何!? 143 00:11:51,010 --> 00:11:53,012 ぐあ~! 144 00:11:53,012 --> 00:11:56,416 剣!? あんな剣 どこから。 145 00:12:14,534 --> 00:12:19,205 コイツ 術の拘束力を 突き破って出てきたのか。 146 00:12:19,205 --> 00:12:22,375 だが なぜだ! どこでそんなものを。 147 00:12:22,375 --> 00:12:26,045 落ちてた。 腹の中に。 148 00:12:26,045 --> 00:12:28,881 しこたま 飲み込んでいたんだろうな。 149 00:12:28,881 --> 00:12:31,551 ほとんどの剣は朽ちていたが➡ 150 00:12:31,551 --> 00:12:33,486 こいつはおそらく至宝。 151 00:12:33,486 --> 00:12:35,488 だから溶け残った。 152 00:12:35,488 --> 00:12:39,826 柄の方はさすがに微妙だが 一戦もてばそれでじゅうぶん。 153 00:12:39,826 --> 00:12:43,496 トドメを刺す場所を間違えたな 学長。 154 00:12:43,496 --> 00:12:46,833 いいや。 裏の姫と呼ぼうか。 155 00:12:46,833 --> 00:12:49,335 気やすく呼び名を決めるな。 156 00:12:49,335 --> 00:12:54,007 オマエなど至宝があったとて 凡人であることに変わりはない。 157 00:12:54,007 --> 00:12:57,677 どういう理屈か知らないが 私は勇者だ。 158 00:12:57,677 --> 00:13:01,014 誰がなんと言おうと。 それにな…。 159 00:13:01,014 --> 00:13:04,017 すぐに来るぞ アイツが。 160 00:13:04,017 --> 00:13:07,353 私には分かるんだ。 161 00:13:07,353 --> 00:13:09,856 アイツはすぐそこまで来ている。 162 00:13:11,858 --> 00:13:15,194 (ファビオ)急げ! 王太后トアラ陛下を お呼びするんだ。 163 00:13:15,194 --> 00:13:18,698 ハッ。 これは一大事だぞ。 164 00:13:18,698 --> 00:13:22,869 王家の炉があった地面から 何かがせり上がってきている。 165 00:13:22,869 --> 00:13:24,871 もしかしてこれが…。 166 00:13:24,871 --> 00:13:28,541 「炉」本来の姿!? 167 00:13:28,541 --> 00:13:30,543 (ネルル)ははは…。 168 00:13:30,543 --> 00:13:33,980 トアラ様。 (トアラ)ええ 分かっています。 169 00:13:33,980 --> 00:13:38,151 音は 「炉」の方から聞こえました。 何かあったのです。 170 00:13:38,151 --> 00:13:41,321 伝令が来る前に支度を。 (ネルル)はい。 171 00:13:41,321 --> 00:13:43,623 (ルナ)ははうえ? 172 00:13:46,159 --> 00:13:48,995 ルナ あなたはここでネルルと…。 173 00:13:48,995 --> 00:13:51,397 ルナ!? ルナ様? 174 00:14:02,175 --> 00:14:04,177 わあ! 175 00:14:09,348 --> 00:14:11,684 くれん~っ。 176 00:14:11,684 --> 00:14:14,520 くれん おかえりーっ。 177 00:14:14,520 --> 00:14:18,524 (クレン)やはり人属の成長など あっという間か。 178 00:14:18,524 --> 00:14:23,863 少し見ぬうちに強くなったな ルナ。 179 00:14:23,863 --> 00:14:27,867 クレン殿! なぜ貴殿が? それに幼王! 180 00:14:27,867 --> 00:14:30,203 (トアラ)ルナ! やっぱりいた! ん! 181 00:14:30,203 --> 00:14:32,371 勝手に出歩くなとあれほど。 へへっ。 182 00:14:32,371 --> 00:14:36,809 クレン殿!? 主様! 戻られていたのですか!? 183 00:14:36,809 --> 00:14:38,978 火急の用があってな。 184 00:14:38,978 --> 00:14:41,314 かきゅうってなあに? 185 00:14:41,314 --> 00:14:44,817 とても急いでいることだ。 おぼえた。 186 00:14:44,817 --> 00:14:48,154 よし いい子だ 賢い。 キャッ キャッ。 187 00:14:48,154 --> 00:14:51,491 空を飛んできたことにも 少々驚いたがな。 188 00:14:51,491 --> 00:14:55,995 領域の力も感じる。 やはり王は特別なのか。 189 00:14:55,995 --> 00:14:58,664 いいえ 王だからという訳ではなく➡ 190 00:14:58,664 --> 00:15:01,501 その子だけの 特別な力だと思います。 191 00:15:01,501 --> 00:15:05,338 歴代の王に 物や自分を 自在に浮かせるという力を➡ 192 00:15:05,338 --> 00:15:07,507 持つものはいませんでした。 193 00:15:07,507 --> 00:15:12,011 ハイデンの歴史書や 初期のお伽噺にも 記述はありません。 194 00:15:12,011 --> 00:15:14,013 それに知性です。 195 00:15:14,013 --> 00:15:18,851 ルナは10ヶ月に満たない赤子ですが その知性は今や10歳ほど…。 196 00:15:18,851 --> 00:15:21,354 通常ではありえないことです。 197 00:15:21,354 --> 00:15:25,858 なるほど だが我には分かる気がする。 198 00:15:25,858 --> 00:15:30,363 つまり歯車が噛み合った ということなのだろう。 199 00:15:34,133 --> 00:15:36,135 ネルル。 は… はいっ。 200 00:15:36,135 --> 00:15:40,306 今日までよく守った。 引き続きルナを頼むぞ。 201 00:15:40,306 --> 00:15:44,143 わ… 私など ただ おそばにいるだけなのですが。 202 00:15:44,143 --> 00:15:46,145 それで良いのだ ネルル。 203 00:15:46,145 --> 00:15:48,648 それも必要な歯車のひとつ。 204 00:15:48,648 --> 00:15:51,150 さて 火急の用だが。 205 00:15:51,150 --> 00:15:53,653 はっ そうでした。 「炉」が…。 206 00:15:53,653 --> 00:15:57,323 「王家の炉」が 突如として復活したのです。 207 00:15:57,323 --> 00:15:59,325 (トアラ)黄金! 208 00:15:59,325 --> 00:16:02,161 (ファビオ)昨晩までは 何もなかったのですが➡ 209 00:16:02,161 --> 00:16:04,997 地鳴りと共に立ち上がり このような姿に…。 210 00:16:04,997 --> 00:16:09,168 やはりな。 第三節 「炉」の書が奪われた後に➡ 211 00:16:09,168 --> 00:16:12,839 同じ領域の力が この地に戻るのを感じた。 212 00:16:12,839 --> 00:16:15,007 ここだけではなく➡ 213 00:16:15,007 --> 00:16:18,177 各地の勇者伝承の聖地が 蘇っているのだ。 214 00:16:18,177 --> 00:16:21,013 ここだけではない!? 計5ヶ所。 215 00:16:21,013 --> 00:16:24,183 同じように 何かが出現しているはずだ。 216 00:16:24,183 --> 00:16:27,353 (ユリエル)何事だ。 217 00:16:27,353 --> 00:16:30,356 南西の丘が隆起している!? 218 00:16:30,356 --> 00:16:33,659 まさか伝承にある復活の神殿!? 219 00:16:35,628 --> 00:16:39,131 (タリアテッレ)見てください剣聖! スラーダの海峡…。 220 00:16:39,131 --> 00:16:43,636 (オーエン)海が ざわついている。 221 00:16:43,636 --> 00:16:46,305 (ラング)ゴホゴホ。 222 00:16:46,305 --> 00:16:53,145 ハァハァ ハァハァ そうか ついに…。 223 00:16:53,145 --> 00:16:55,147 (マーシー)おい ザザック見ろ。 224 00:16:55,147 --> 00:16:58,484 ソルセインの北の海。 ありゃなんだ。 225 00:16:58,484 --> 00:17:01,888 (ザザック)いよいよってことさ。 226 00:17:03,990 --> 00:17:06,659 このような現象が各地で。 227 00:17:06,659 --> 00:17:10,663 そう 伝承の5節 それぞれの地でな。 228 00:17:10,663 --> 00:17:13,332 汝らの良く知る勇者伝承が➡ 229 00:17:13,332 --> 00:17:16,168 本来の姿で 動き出そうとしているのだ。 230 00:17:16,168 --> 00:17:20,006 本来の姿で!? (クレン)千年以上前の➡ 231 00:17:20,006 --> 00:17:23,676 まだ本物の勇者がいた時代と 同じようにな。 232 00:17:23,676 --> 00:17:25,845 下僕の得た情報によると➡ 233 00:17:25,845 --> 00:17:29,181 真の勇者とやらも 目覚めようとしているらしい。 234 00:17:29,181 --> 00:17:34,120 それこそが ドレルとその背後にいる存在の目的。 235 00:17:34,120 --> 00:17:37,123 ドレルは世界を壊すと言っていたが➡ 236 00:17:37,123 --> 00:17:41,794 つまり それほどの変化が この世界を襲うということだ。 237 00:17:41,794 --> 00:17:45,298 このまま好き勝手させたらな。 238 00:17:45,298 --> 00:17:48,401 もちろん そんなことはさせん。 239 00:17:50,469 --> 00:17:53,139 うわっ! がっ! 240 00:17:53,139 --> 00:17:55,141 く… クレン殿!? 241 00:17:55,141 --> 00:17:58,311 すまんな ほんの少し気がゆるんだ。 242 00:17:58,311 --> 00:18:01,314 ここに戻った目的の一つは➡ 243 00:18:01,314 --> 00:18:05,318 残してきた力を 全て戻すことにあったのだ。 244 00:18:05,318 --> 00:18:07,486 神官殿! 何事です? 245 00:18:07,486 --> 00:18:11,991 クレバテスの… クレバテスを閉じ込めていた 血球が消滅を…。 246 00:18:11,991 --> 00:18:13,993 何!? 247 00:18:13,993 --> 00:18:18,331 本来この力は 我が領域から 持ち出せぬのだがな➡ 248 00:18:18,331 --> 00:18:20,499 例外を見つけた。 249 00:18:20,499 --> 00:18:23,502 それは 伝承の聖地全てを繋ぐ地で➡ 250 00:18:23,502 --> 00:18:27,006 汝らが 「秘密の部屋」と 呼んでいた場所だ。 251 00:18:27,006 --> 00:18:31,677 クレン殿… あなたは本当に何者なのです? 252 00:18:31,677 --> 00:18:33,612 我か? 253 00:18:33,612 --> 00:18:37,617 我はルナの成長を見届ける者。 254 00:18:37,617 --> 00:18:40,786 分かったクレン。 ルナ!? 255 00:18:40,786 --> 00:18:45,458 王のボクは そこへ行く門を 開けばいいんだね。 256 00:18:45,458 --> 00:18:48,461 理解が早い いいぞ。 257 00:18:48,461 --> 00:18:51,464 できるか? やってみる。 258 00:18:51,464 --> 00:18:53,466 ルナ。 ルナ様!? 259 00:18:53,466 --> 00:18:57,136 母上 離れてください。 ここは危ない。 260 00:18:57,136 --> 00:18:59,138 危ない!? 261 00:18:59,138 --> 00:19:03,476 門を開いて 空間を繋げる時の光? で➡ 262 00:19:03,476 --> 00:19:06,646 普通の人が どうなるのか分かりませんので。 263 00:19:06,646 --> 00:19:08,814 ネルル 母上をお願い。 264 00:19:08,814 --> 00:19:10,983 はい。 いきましょう陛下。 265 00:19:10,983 --> 00:19:15,488 うう… 成長を喜んでいいのか 憂うべきなのか…。 266 00:19:15,488 --> 00:19:18,824 あの子はまだ赤子なのですよ。 267 00:19:18,824 --> 00:19:21,494 確かに驚きではある。 268 00:19:21,494 --> 00:19:24,330 やはりそれで開けるのだな。 269 00:19:24,330 --> 00:19:26,999 どう開けるのだ? 270 00:19:26,999 --> 00:19:29,001 おしっこをかける。 271 00:19:29,001 --> 00:19:33,606 ほう。 うそうそ冗談 クスクスクス。 272 00:19:33,606 --> 00:19:36,442 ねえ クレン。 うん? 273 00:19:36,442 --> 00:19:42,615 今度またモフモフに包まれて寝たいな。 274 00:19:42,615 --> 00:19:44,950 フン よかろう。 275 00:19:44,950 --> 00:19:48,788 やった。 ただし誰も見ておらぬ所でな。 276 00:19:48,788 --> 00:19:50,790 じゃあ開けるね。 277 00:20:00,132 --> 00:20:07,139 この光の回廊を抜けたら行けるよ。 278 00:20:07,139 --> 00:20:10,142 行ってくる。 扉はすぐに閉めろ。 279 00:20:10,142 --> 00:20:13,345 うん。 行ってらっしゃいクレン。 280 00:20:16,816 --> 00:20:20,986 また開いた。 第3節 「炉」の門か!? 281 00:20:20,986 --> 00:20:24,657 だから言ったろう アイツはそこまで来ていると! 282 00:20:24,657 --> 00:20:29,161 終わりだ裏の姫 アイツは本当に容赦ないぞ。 283 00:20:29,161 --> 00:20:33,499 私もおまえも 肩に付いた 埃くらいにしか思っていない。 284 00:20:33,499 --> 00:20:37,670 それが魔獣王 それがクレバテスだ。 285 00:20:37,670 --> 00:20:41,173 至宝を持った13人の勇者が 束になって戦っても➡ 286 00:20:41,173 --> 00:20:44,510 まったく歯が立たなかったんだぞ。 アッハッハ。 287 00:20:44,510 --> 00:20:46,512 粋がるな 敗者が。 288 00:20:46,512 --> 00:20:50,182 魔獣王がどれくらいの 存在なのかは当然知ってる。 289 00:20:50,182 --> 00:20:54,186 アロウザの血に目覚めた時から ヴォーデイン様のそばにいたのだ。 290 00:20:54,186 --> 00:20:57,857 知らぬはずがない! 291 00:20:57,857 --> 00:21:01,026 今度はなんだ? また古来種か? 292 00:21:01,026 --> 00:21:05,698 何を出す気か知らんが そんな鏡 全部叩き割るだけ。 293 00:21:05,698 --> 00:21:08,200 割れるかな? オマエに。 294 00:21:10,536 --> 00:21:13,205 この鏡が映すのは➡ 295 00:21:13,205 --> 00:21:18,878 心から尊敬する存在の全盛の姿だ。 296 00:21:18,878 --> 00:21:22,381 父さん!? (マルゴ)ぬうん! 297 00:21:22,381 --> 00:21:24,383 かっ。 298 00:21:24,383 --> 00:21:31,724 アハハハハ コイツを倒すまで オマエはこの空間を出られないぞ。 299 00:21:31,724 --> 00:21:35,828 絶対に戦いたくないと 考える存在と戦う。 300 00:21:35,828 --> 00:21:39,165 これが鏡の迷宮第2の試練! 301 00:21:39,165 --> 00:21:44,336 クレバテスが来ようと関係ない。 そちらはヴォーデイン様が対処される。 302 00:21:44,336 --> 00:21:48,340 オマエは愛する者の手にかかり ここで散るがいい。 303 00:21:48,340 --> 00:21:50,943 アリシア・グレンフォール。 304 00:21:54,847 --> 00:21:57,850 黒… 竜…。 305 00:21:57,850 --> 00:21:59,852 ハァ~! 306 00:22:05,357 --> 00:22:08,961 たぶん来たぞ クレバテスだ。 307 00:22:11,363 --> 00:22:13,365 分かっている。 308 00:22:15,534 --> 00:22:17,536 なんだそれ? 309 00:22:17,536 --> 00:22:22,875 集めた勇者の欠片だ。 これを肉体に戻す。 310 00:22:22,875 --> 00:22:27,213 この術は人属どもに開発させた。 311 00:22:27,213 --> 00:22:30,216 戻すとどうなる? 蘇る。 312 00:22:30,216 --> 00:22:33,152 蘇ってもらう。 313 00:22:33,152 --> 00:22:35,955 半端は許さぬ。 314 00:22:45,331 --> 00:22:48,334 ヴォーデイン。 315 00:22:48,334 --> 00:22:50,836 クレバテス。