1 00:00:38,438 --> 00:00:40,941 (アリシア)待って 父さん! 2 00:00:40,941 --> 00:00:45,279 (マルゴ)どうしたアリシア まだ半分の力も出していないぞ! 3 00:00:45,279 --> 00:00:49,950 《くそっ 声まで同じだ。 優しかった父さんの声》 4 00:00:49,950 --> 00:00:51,952 うっ! うわっ! 5 00:00:51,952 --> 00:00:54,288 飛んでけ アリシア! うわっ! 6 00:00:54,288 --> 00:00:56,490 うぅっ! 7 00:00:58,458 --> 00:01:00,460 くっ! 8 00:01:00,460 --> 00:01:05,966 (クレン)来た理由は 言わずともわかるな ヴォーデイン。 9 00:01:05,966 --> 00:01:07,968 (クレン)決着だ。 10 00:01:07,968 --> 00:01:10,971 (ヴォド)問答は無用か。 11 00:03:07,454 --> 00:03:09,456 フフフッ。 12 00:03:15,128 --> 00:03:18,965 (クレン)フン 古代の遺跡か。 13 00:03:18,965 --> 00:03:22,969 この空間は やはり特別な場所らしい。 14 00:03:22,969 --> 00:03:25,639 領域の力が使える。 15 00:03:25,639 --> 00:03:29,810 ここに入るときの条件は 人の姿である事だな。 16 00:03:29,810 --> 00:03:33,580 だから貴様も その姿なのだろう? 17 00:03:33,580 --> 00:03:37,417 ここは お前のいるべき場所ではない。 18 00:03:37,417 --> 00:03:40,253 私の邪魔はするな。 19 00:03:40,253 --> 00:03:44,591 先に邪魔をしてきたのは そちらであろう。 20 00:03:44,591 --> 00:03:48,929 我が領域は既に ハイドラートまで広がっていた。 21 00:03:48,929 --> 00:03:50,931 長年放置していたのは➡ 22 00:03:50,931 --> 00:03:53,934 ただただ どうでもよかったからだ。 23 00:03:53,934 --> 00:03:57,938 だが領域外の者が手を出すのは 我慢ならん。 24 00:03:57,938 --> 00:04:01,274 やはり気付いていないのだな。 25 00:04:01,274 --> 00:04:05,946 ハイデンの王がなぜ お前の討伐に動いたのか。 26 00:04:05,946 --> 00:04:09,950 王は トアの書の支配下にあった。 27 00:04:09,950 --> 00:04:14,454 長い年月を経て 書の領域に入ったため➡ 28 00:04:14,454 --> 00:04:18,458 防衛反応で そうせざるを得なかったのだ。 29 00:04:18,458 --> 00:04:23,964 すべてはトアの意志 トアの意志は滅んではいない。 30 00:04:23,964 --> 00:04:29,302 トアは 塵も残さず 確実に滅せねばならない。 31 00:04:29,302 --> 00:04:32,739 言っている事とやっている事が あべこべだ。 32 00:04:32,739 --> 00:04:34,741 滅したいのならなぜ➡ 33 00:04:34,741 --> 00:04:37,410 勇者伝承とやらを 蘇らせようとする。 34 00:04:37,410 --> 00:04:41,414 それこそお前には関係のない事だ。 35 00:04:41,414 --> 00:04:43,917 (咆哮) 36 00:04:50,924 --> 00:04:55,095 (クレン)まずは貴様を屠り 後にその門の向こうの➡ 37 00:04:55,095 --> 00:04:57,597 真の勇者とやらも葬ろう。 38 00:04:57,597 --> 00:05:03,270 トアが何なのかを探るのは それからだ。 39 00:05:03,270 --> 00:05:05,438 ガァ! 40 00:05:05,438 --> 00:05:26,293 ♬~ 41 00:05:26,293 --> 00:05:28,962 やはり この空間では➡ 42 00:05:28,962 --> 00:05:32,265 完全な姿に戻るのは 抵抗があるな。 43 00:05:37,904 --> 00:05:42,409 ここはピラミッドのような構造物だが。 44 00:05:42,409 --> 00:05:44,411 ピラミッド? 45 00:05:51,418 --> 00:05:53,420 フッ! 46 00:05:53,420 --> 00:05:55,589 くそっ。 落ち着け私! 47 00:05:55,589 --> 00:05:58,258 そんなものか アリシア。 48 00:05:58,258 --> 00:06:00,427 《こいつは 本物の父さんじゃない》 49 00:06:00,427 --> 00:06:03,930 足を使えと言ってるだろうが 足を! 50 00:06:03,930 --> 00:06:08,101 お前は特に 腕力で剣を振っちゃダメだ。 51 00:06:08,101 --> 00:06:11,938 母さんも 足は凄かったぞ。 52 00:06:11,938 --> 00:06:15,108 挟まれて 失神しかけた事がある。 53 00:06:15,108 --> 00:06:18,111 あれはお前が産まれる前…。 これはニセモノ…。 54 00:06:18,111 --> 00:06:22,449 これは… ニセモノ! 55 00:06:22,449 --> 00:06:26,119 《くそっ… ニセモノが なんで血を流すんだよ!》 56 00:06:26,119 --> 00:06:29,789 今のはいい一撃だった。 だが! 57 00:06:29,789 --> 00:06:33,393 あっ! 足がお留守だ。 58 00:06:33,393 --> 00:06:36,396 これでお前は死んだ。 59 00:06:39,399 --> 00:06:42,402 (マルゴ)よし 帰るぞ! 60 00:06:42,402 --> 00:06:44,904 今日の修練はここまで。 61 00:06:46,906 --> 00:06:48,909 なんで…。 62 00:06:48,909 --> 00:06:50,911 早く立て。 63 00:06:50,911 --> 00:06:54,914 《なんだこれ… なんなんだこれ。 64 00:06:54,914 --> 00:07:00,587 父さんを倒さないと この空間から出られないって。 65 00:07:00,587 --> 00:07:06,926 全盛の父さんはドレルよりも強い。 どうすりゃいいんだ。 66 00:07:06,926 --> 00:07:08,928 本当に寒い。 67 00:07:08,928 --> 00:07:12,432 この寒さは本物…。 68 00:07:12,432 --> 00:07:14,434 頼むクレン。 69 00:07:14,434 --> 00:07:19,439 一生のお願いだ 私をここから出してくれ》 70 00:07:22,942 --> 00:07:26,947 そんな格好 寒いに決まってるだろう。 71 00:07:26,947 --> 00:07:29,115 修行にしてもやり過ぎだ。 72 00:07:29,115 --> 00:07:32,385 ほら 家までおんぶしてやる。 73 00:07:32,385 --> 00:07:34,387 早くしろ。 74 00:07:38,058 --> 00:07:40,060 (アリシア)うん…。 75 00:07:40,060 --> 00:07:42,062 よっと! 76 00:07:42,062 --> 00:07:45,899 大きくなったなぁ アリシア。 77 00:07:45,899 --> 00:07:50,403 父さんの背中は今も広いね。 78 00:07:50,403 --> 00:07:52,405 そうか? 79 00:07:52,405 --> 00:07:55,909 うん あったかい。 80 00:07:55,909 --> 00:08:00,246 (マルゴ)はははは。 81 00:08:00,246 --> 00:08:03,249 ウフッ。 82 00:08:03,249 --> 00:08:05,251 ただいま! 83 00:08:07,921 --> 00:08:15,595 《ああ… 我が家だ。 懐かしい》 84 00:08:15,595 --> 00:08:17,931 ほら アリシア。 85 00:08:17,931 --> 00:08:20,934 火に当たれ 温まる。 86 00:08:20,934 --> 00:08:22,936 うん…。 87 00:08:22,936 --> 00:08:25,939 おい 母さん 母さ~ん! えっ? 88 00:08:25,939 --> 00:08:28,441 朝のスープ 温めてくれないかなぁ。 お母さんって。 89 00:08:28,441 --> 00:08:30,443 おい 母さん! 90 00:08:30,443 --> 00:08:33,046 (サマンサ)うるさいわね。 今行くよ! 91 00:08:33,046 --> 00:08:35,048 あいたっ! 92 00:08:35,048 --> 00:08:38,718 (サマンサ)こんな時間まで 家事をサボって剣の修行なんて➡ 93 00:08:38,718 --> 00:08:41,054 まったく親子揃って➡ 94 00:08:41,054 --> 00:08:43,556 いつまでたっても 子どもなんだから。 95 00:08:43,556 --> 00:08:47,727 ほら アリシア 手伝って。 96 00:08:47,727 --> 00:08:51,398 さっ 突っ立ってないで ナベ敷きお願い。 97 00:08:51,398 --> 00:08:53,400 う… うん。 98 00:08:53,400 --> 00:08:57,404 アリシアは雪で凍えていたんだ 休ませてやれよ。 99 00:08:57,404 --> 00:09:00,740 そんな所に連れ出す あんたが悪いんでしょ。 100 00:09:00,740 --> 00:09:03,910 バツとして 3日間肉抜きです。 101 00:09:03,910 --> 00:09:06,579 オイ そりゃないだろ。 じゃあ 4日間。 102 00:09:06,579 --> 00:09:11,251 (マルゴ)勘弁してくれよ。 は… はは。 103 00:09:11,251 --> 00:09:14,254 (マルゴ/サマンサ)ん? どうしたの? アリシア。 104 00:09:14,254 --> 00:09:17,257 目にゴミでも入った? 見せてごらん。 105 00:09:17,257 --> 00:09:19,259 えっ いや 違…。 (サマンサ)ゆっくり。 106 00:09:19,259 --> 00:09:22,562 でも…。 (サマンサ)開いてみて。 ほら。 107 00:09:24,597 --> 00:09:28,435 大丈夫 赤くなってない。 108 00:09:28,435 --> 00:09:32,539 えっ でも アレ…。 109 00:09:32,539 --> 00:09:34,541 なんだっけ? 110 00:09:34,541 --> 00:09:37,877 早く座れ スープが冷めるぞ。 111 00:09:37,877 --> 00:09:42,382 明日も午後は修行だぞ しっかり肉をつけないとな。 112 00:09:42,382 --> 00:09:44,384 うん。 113 00:09:44,384 --> 00:09:46,886 (サマンサ)ほどほどにしなさいよ 全く。 114 00:09:46,886 --> 00:09:51,057 それから 寒い所へは もう行かない。 いい? 115 00:09:51,057 --> 00:09:53,226 分かってるよ 母さん。 116 00:09:53,226 --> 00:09:56,729 こら! こっそり 肉を入れようとしないの! 117 00:09:56,729 --> 00:10:00,900 おい頼むよ パンだけじゃ 朝まで持たん いいだろ? 118 00:10:00,900 --> 00:10:02,902 ダメです。 119 00:10:02,902 --> 00:10:04,904 (マルゴ)そこをなんとか な? 120 00:10:04,904 --> 00:10:07,907 ハハ 観念したら父さん。 121 00:10:07,907 --> 00:10:12,412 (マルゴ)お前! よし決めた 明日はもっと厳しくしてやる。 122 00:10:12,412 --> 00:10:14,414 (アリシア)いいよ。 123 00:10:14,414 --> 00:10:17,917 温かな夢に抱かれて➡ 124 00:10:17,917 --> 00:10:22,922 凍え死ぬ アリシア・グレンフォール。 125 00:10:33,433 --> 00:10:35,435 (リオン)どうやら撒いたな。 126 00:10:35,435 --> 00:10:37,937 (ティゲル)こんなモンで騙せてラッキーだぜ。 127 00:10:37,937 --> 00:10:40,440 (リオン)つうか どっちに行ったらいいんだよ。 128 00:10:40,440 --> 00:10:43,276 あの女は 上に行けっつってたけどよ。 129 00:10:43,276 --> 00:10:47,113 (ティゲル)俺らはともかく きっと この姫は出られねぇだろうしな。 130 00:10:47,113 --> 00:10:50,116 (リオン)それな。 (ミレア)出られない? 131 00:10:50,116 --> 00:10:52,285 ここは鏡の世界➡ 132 00:10:52,285 --> 00:10:56,122 閉じ込めたのは 姫のもう1つの人格っつう話だろ。 133 00:10:56,122 --> 00:10:59,125 1つの身体に2つの人格➡ 134 00:10:59,125 --> 00:11:02,295 切り離そうと思って 出来るもんじゃないと思うぜ。 135 00:11:02,295 --> 00:11:05,298 肉体の主導権が 向こうにあるなら➡ 136 00:11:05,298 --> 00:11:07,800 出ようと思っても 出られない筈だ。 137 00:11:07,800 --> 00:11:12,639 だから アッチは同じ顔の存在を 殺せって命じたんじゃねぇか? 138 00:11:12,639 --> 00:11:15,808 肉体を完全に乗っ取るつもりでな。 139 00:11:15,808 --> 00:11:18,645 薄々は気付いていました。 140 00:11:18,645 --> 00:11:20,980 鏡の中に放り込まれた時➡ 141 00:11:20,980 --> 00:11:24,484 立場も入れ替わったのだと。 142 00:11:24,484 --> 00:11:28,821 幼い頃 彼女は鏡の中の存在でした。 143 00:11:28,821 --> 00:11:32,258 ((ハチさんの羽をむしると どうなるのかな。 144 00:11:32,258 --> 00:11:36,262 アリになるよ アリになって 土の中で暮らすの)) 145 00:11:36,262 --> 00:11:40,600 (ミレア)私の中の黒い想像を 代弁する存在。 146 00:11:40,600 --> 00:11:45,939 ((本当? 本当だよ やってみようよ)) 147 00:11:45,939 --> 00:11:49,108 (ミレア)ある日を境に 見えなくなったのも➡ 148 00:11:49,108 --> 00:11:53,947 自分が成長したからだと 勝手に思い込んでいました。 149 00:11:53,947 --> 00:11:59,452 けれど 実際には 私は彼女に度々支配され➡ 150 00:11:59,452 --> 00:12:04,624 それに全く気付かず 全ては私の落ち度➡ 151 00:12:04,624 --> 00:12:09,128 私の事は構いません お二人だけで逃げてください。 152 00:12:09,128 --> 00:12:11,965 逃げる? 何言ってんだ? 153 00:12:11,965 --> 00:12:16,135 (ティゲル)俺らが言いてぇのは ドッチが正解かっつう話だ。 154 00:12:16,135 --> 00:12:20,540 (リオン)鏡に背を向けんのか 正面きって見据えんのか。 155 00:12:22,475 --> 00:12:26,980 鏡ってのはよ 良くも悪くも 真実しか映さねえ。 156 00:12:26,980 --> 00:12:30,483 俺らは双子だ。 だから鏡があれば➡ 157 00:12:30,483 --> 00:12:34,587 当然そこにも2人映る。 (2人)それが真実。 158 00:12:34,587 --> 00:12:38,758 (リオン)鏡映しだと ガキの頃から言われてきたが➡ 159 00:12:38,758 --> 00:12:42,095 俺たちは鏡じゃない。 (ティゲル)ずっとそうだ。 160 00:12:42,095 --> 00:12:46,599 ((ブルーイエ:いたのか 鏡のようで気味が悪い。 161 00:12:46,599 --> 00:12:50,937 家督を継げるのは1人だけだ。 2人はいらん。 162 00:12:50,937 --> 00:12:54,607 いつまでも横並びなら 放逐する。 163 00:12:54,607 --> 00:12:58,111 嫌なら 優劣をつけろ)) 164 00:12:58,111 --> 00:13:02,115 (ティゲル)俺らは 別々の道を歩む事もできた。 165 00:13:02,115 --> 00:13:06,119 そうしなかったのは クソ親父への当て付けと➡ 166 00:13:06,119 --> 00:13:10,123 双子だという真実を 正面から受け止める為。 167 00:13:10,123 --> 00:13:14,627 (ティゲル)2人でのし上がり クソ親父の家督を奪い取ると決めた。 168 00:13:14,627 --> 00:13:17,297 (リオン)あんたはどうなんだ姫様➡ 169 00:13:17,297 --> 00:13:21,467 真実を正面から 見据える度胸はあるか? 170 00:13:21,467 --> 00:13:25,972 (リオン/ティゲル)もう一度 もう1人の 自分と向き合う度胸は…。 171 00:13:27,974 --> 00:13:30,309 私は…。 172 00:13:30,309 --> 00:13:33,246 フッ! フッ! フッ! 173 00:13:33,246 --> 00:13:35,581 難しいよ 父さん。 174 00:13:35,581 --> 00:13:39,752 足元の石も父さんの剣も 同時に見るなんて! 175 00:13:39,752 --> 00:13:42,255 難しくてもやるんだ。 176 00:13:42,255 --> 00:13:44,924 なるんだろ? 勇者に。 177 00:13:44,924 --> 00:13:50,096 《あれ? なんで私って 勇者を目指してたんだっけ?》 178 00:13:50,096 --> 00:13:53,099 も… もう一度! 179 00:13:53,099 --> 00:13:56,936 完全な不正解ルートだな。 180 00:13:56,936 --> 00:14:00,940 フフフフ! 最も尊敬する存在がもたらす➡ 181 00:14:00,940 --> 00:14:04,944 理想の姿を 拒絶することなど不可能。 182 00:14:04,944 --> 00:14:09,282 拒絶したところで それも不正解。 183 00:14:09,282 --> 00:14:12,452 つまり 詰みだ。 184 00:14:12,452 --> 00:14:17,290 結末まで干渉できぬのが ただただもどかしい。 185 00:14:17,290 --> 00:14:22,595 死ね死ね 早く死ね ニセ勇者。 186 00:14:24,630 --> 00:14:28,634 《いつまでも こうしていたい。 でも…》 187 00:14:28,634 --> 00:14:32,572 全く なんでこんなに 勇者になりたいのか➡ 188 00:14:32,572 --> 00:14:34,574 私には分からないね。 189 00:14:34,574 --> 00:14:37,076 (マルゴ)そりゃお前 決まってるだろ。 190 00:14:37,076 --> 00:14:41,914 人は皆 心の奥底に 勇者魂を持ってるもんだ。 191 00:14:41,914 --> 00:14:46,586 子どもの頃から 読み聞かされた物語 そして➡ 192 00:14:46,586 --> 00:14:50,590 実際に 勇者に選ばれた者たちの武勇伝➡ 193 00:14:50,590 --> 00:14:52,925 憧れない者などいない。 194 00:14:52,925 --> 00:14:54,927 バカ言ってんじゃないよ。 あいたっ。 195 00:14:54,927 --> 00:14:57,930 ようし これなら どうだ! 196 00:14:57,930 --> 00:14:59,932 うっ! 197 00:15:05,438 --> 00:15:09,108 一重蜻蛉! 198 00:15:09,108 --> 00:15:11,110 おっ? 199 00:15:13,946 --> 00:15:17,617 《なんで私は 勇者を目指しているんだろう。 200 00:15:17,617 --> 00:15:19,619 なんで…》 201 00:15:19,619 --> 00:15:21,621 あいたっ! 202 00:15:21,621 --> 00:15:24,023 (2人)あっ! おい アリシア! 203 00:15:26,125 --> 00:15:29,028 おい! アリシア! 204 00:15:30,963 --> 00:15:36,569 ((勇者になって 世界をもっと も~っと大きくする)) 205 00:15:36,569 --> 00:15:41,574 《アリシア:世界を大きく? なんで》 206 00:15:41,574 --> 00:15:45,912 ((はい おしまい。 勇者の物語 どうだった? 207 00:15:45,912 --> 00:15:48,915 おもしろかった。 どんな所が? 208 00:15:48,915 --> 00:15:50,917 すっごく強いところ。 209 00:15:50,917 --> 00:15:54,420 それに それに いっぱい いっぱい出会いがある。 210 00:15:54,420 --> 00:15:59,592 仲間でしょ それに王様 町の人 たくさんの敵➡ 211 00:15:59,592 --> 00:16:05,598 私もいろんな出会いがしたい。 いっぱい い~っぱい。 212 00:16:05,598 --> 00:16:08,935 そう それならアリシアは…。 213 00:16:08,935 --> 00:16:11,437 アリシア! (強く扉を開く音) 214 00:16:11,437 --> 00:16:13,439 ハァ ハァ ハァ…。 215 00:16:13,439 --> 00:16:15,608 おばさん? 216 00:16:15,608 --> 00:16:21,280 どうやら地滑りらしい。 この長雨でか。 217 00:16:21,280 --> 00:16:24,617 マルゴは自力で這い出したが。 奥さんの方は。 218 00:16:24,617 --> 00:16:29,288 (アリシア)お母さん! ケガ? 219 00:16:29,288 --> 00:16:31,290 いや…。 220 00:16:31,290 --> 00:16:35,895 おい サマンサ! サマンサ しっかりしろ! 221 00:16:35,895 --> 00:16:39,398 おい! サマンサ! 222 00:16:41,901 --> 00:16:44,403 アリシア。 223 00:16:46,906 --> 00:16:50,009 おいで アリシア。 224 00:16:56,749 --> 00:16:59,085 お母さん… うっ うっ。 225 00:16:59,085 --> 00:17:04,590 泣かないの。 あなたは大丈夫。 226 00:17:04,590 --> 00:17:09,428 この先 いろんな出会いが待ってる。 227 00:17:09,428 --> 00:17:13,266 すてきな出会いが。 228 00:17:13,266 --> 00:17:16,602 世界を大きくすれば➡ 229 00:17:16,602 --> 00:17:21,274 それだけ多くの出会いがある。 230 00:17:21,274 --> 00:17:27,580 その道に向かって まっすぐ… 突き進んで。 231 00:17:29,949 --> 00:17:32,885 お母さん? お母さん! 232 00:17:32,885 --> 00:17:40,393 お母さん! お母さん お母さん…。 233 00:17:40,393 --> 00:17:43,396 お母さ~ん!!)) 234 00:17:43,396 --> 00:17:47,400 《あぁ 思い出してしまった》 235 00:17:47,400 --> 00:17:50,069 あっ。 おっ 目を覚ました。 236 00:17:50,069 --> 00:17:53,572 全く 無茶ばかりするんだから この子は。 237 00:17:53,572 --> 00:17:57,743 《勇者を目指した本当の原点。》 238 00:17:57,743 --> 00:18:00,079 (サマンサ)あんたも もっと 優しい修行にしたらどうなんだい。 239 00:18:00,079 --> 00:18:02,081 (マルゴ)いや 優しくしたら 修行にならないだろう。 240 00:18:02,081 --> 00:18:05,484 《思い出せなくてよかったのに》 241 00:18:07,420 --> 00:18:11,924 (サラサ)どうやら 目が 覚めたようじゃの。 うっ くく。 242 00:18:11,924 --> 00:18:16,595 (サラサ)どうじゃ 調子は? ん? 243 00:18:16,595 --> 00:18:19,765 (レイ)お前は オーグの留学生。 244 00:18:19,765 --> 00:18:23,602 サラサじゃ。 目覚めたのは おんしで2人目じゃ。 245 00:18:23,602 --> 00:18:25,604 (レイ)2人目…。 246 00:18:25,604 --> 00:18:28,441 祈祷は何かと腹が減る。 247 00:18:28,441 --> 00:18:32,878 おんしら全員 魂が 抜け掛かっておったからの➡ 248 00:18:32,878 --> 00:18:36,716 ザフティエ様にお願いして 魂を繋いだのじゃ。 249 00:18:36,716 --> 00:18:40,386 ザフティエ… 1人目は誰だ? 250 00:18:40,386 --> 00:18:42,888 (メリーメリー)私。 251 00:18:42,888 --> 00:18:46,892 (レイ)メリーメリー。 目覚めたのは ほんの少し前。 252 00:18:46,892 --> 00:18:49,562 (ナイエ)フォレスター君も 目覚めたんですね。 253 00:18:49,562 --> 00:18:51,897 シフォンリッツ先生。 254 00:18:51,897 --> 00:18:56,402 よく… よくあのバケモノと戦って…。 255 00:18:56,402 --> 00:19:00,406 まぁ手心じゃろう じゃなきゃ生きておらんて。 256 00:19:00,406 --> 00:19:03,242 私は軽傷で済んだけど➡ 257 00:19:03,242 --> 00:19:07,913 紋は消えてしまっていて もう魔力を感じない。 258 00:19:07,913 --> 00:19:12,251 僕のは… まだあるな。 259 00:19:12,251 --> 00:19:14,253 これも手心か。 260 00:19:14,253 --> 00:19:16,922 その事なんじゃがの。 261 00:19:16,922 --> 00:19:22,261 第2の試練をクリアし 2つの紋を 手にしたのは おんしだけとか。 262 00:19:22,261 --> 00:19:27,266 試練の記憶が残るのも 成し得た者の特権だと聞いたが。 263 00:19:27,266 --> 00:19:29,268 メリーメリーが話したのか? 264 00:19:29,268 --> 00:19:31,871 今更隠す事もないでしょ。 265 00:19:31,871 --> 00:19:34,707 ズバリ どんな試練じゃった? 266 00:19:34,707 --> 00:19:40,546 第1の試練は 自分の弱さを 打ち負かす戦いだった。 267 00:19:40,546 --> 00:19:43,883 そして 第2の試練は…。 268 00:19:43,883 --> 00:19:45,885 ((おい 遅れるな姫様! 269 00:19:45,885 --> 00:19:48,387 行くぞ! はい!)) 270 00:19:48,387 --> 00:19:55,227 (レイ)ありのままの自分を全て 肯定して 前に進むための戦いだ。 271 00:19:55,227 --> 00:20:00,066 どうしたの急に。 いいでしょ お母さん。 272 00:20:00,066 --> 00:20:03,736 やってみたかったんだ。 そうなの? 273 00:20:03,736 --> 00:20:06,906 うん。 じゃあ お願い。 274 00:20:06,906 --> 00:20:09,742 へへっ。 275 00:20:09,742 --> 00:20:13,412 いいもんだね 親孝行。 276 00:20:13,412 --> 00:20:15,414 (サマンサ)フフッ。 277 00:20:20,252 --> 00:20:22,254 父さん。 278 00:20:22,254 --> 00:20:24,256 待たせてごめん。 279 00:20:24,256 --> 00:20:27,426 準備はできたんだな。 280 00:20:27,426 --> 00:20:29,929 うん。 281 00:20:29,929 --> 00:20:31,931 よし。 282 00:20:31,931 --> 00:20:52,284 ♬~ 283 00:20:52,284 --> 00:20:57,289 もう寒くないや。 十分 温まった。 284 00:20:57,289 --> 00:21:01,127 (マルゴ)ああ。 285 00:21:01,127 --> 00:21:04,463 やり残した事はないんだな? 286 00:21:04,463 --> 00:21:06,465 ないよ。 287 00:21:06,465 --> 00:21:11,470 楽しい事 辛い事 悲しい事➡ 288 00:21:11,470 --> 00:21:15,474 全部 それがあってこその私だから。 289 00:21:15,474 --> 00:21:19,145 何一つ無かった事には出来ない。 290 00:21:19,145 --> 00:21:23,149 そうか… ちょっと寂しいな。 291 00:21:23,149 --> 00:21:26,485 フッ わかる。 292 00:21:26,485 --> 00:21:29,989 でも 世界をもっと広げる為だから➡ 293 00:21:29,989 --> 00:21:32,424 放っておけないやつもいるし。 294 00:21:32,424 --> 00:21:37,429 それは聞き捨てならないな。 だが よくわかった。 295 00:21:42,768 --> 00:21:45,437 えっ? 296 00:21:45,437 --> 00:21:47,439 お父さん? 297 00:21:47,439 --> 00:21:52,044 戦うまでもない。 成長したな。 298 00:21:55,948 --> 00:21:58,050 (アリシア)お母さん。 299 00:22:03,956 --> 00:22:09,128 アリシア… 今のお前は俺よりも強い。 300 00:22:09,128 --> 00:22:13,032 アリシア。 会えてよかった。 301 00:22:14,967 --> 00:22:21,473 私も… 会えて よかった。 302 00:22:21,473 --> 00:22:24,977 ありがとう。 303 00:22:24,977 --> 00:22:27,479 さようなら。 304 00:22:36,255 --> 00:22:41,427 第2節 はじまりの町の書の 正当後継者権限により➡ 305 00:22:41,427 --> 00:22:43,429 支援を強制終了する! 306 00:22:43,429 --> 00:22:47,933 お前には何も残さない!