1 00:00:14,515 --> 00:00:16,617 (メイナード)フン フフフフ…。 2 00:00:25,025 --> 00:00:27,027 (アリシア)あっ…。 3 00:00:27,027 --> 00:00:29,529 くっ! (ルナの泣き声) 4 00:00:29,529 --> 00:00:32,032 (ルナの泣き声) 5 00:00:32,032 --> 00:00:35,702 (泣き声) 6 00:00:35,702 --> 00:00:39,206 (ネルル)ぐ… 軍の方… なのれすか? 7 00:00:39,206 --> 00:00:43,544 (ナイエ)そうです。 わりと強いほうの魔道士です。 8 00:00:43,544 --> 00:00:48,882 (ネルル)うっ… こ… ここ 2階れすよ。 どうやって…。 9 00:00:48,882 --> 00:00:52,219 この斧を使って飛んできました。 10 00:00:52,219 --> 00:00:54,721 私の魔力は 磁力操作。 11 00:00:54,721 --> 00:00:58,559 鉄なら なんでも引き寄せたり 突き放せる。 12 00:00:58,559 --> 00:01:04,331 つまり柄の部分が木の斧を こう持って 突き放せば…。 13 00:01:04,331 --> 00:01:07,167 あぁ!? 飛べるということです。 14 00:01:07,167 --> 00:01:09,670 (泣き声) 15 00:01:09,670 --> 00:01:11,672 (ルナ)あう…。 16 00:01:11,672 --> 00:01:18,011 東方にいる鉄の鎧をまとうカメが この魔力のベースらしいですよ。 17 00:01:18,011 --> 00:01:21,181 (ナイエ)剣で斬っても 張り付いて動かなくなり➡️ 18 00:01:21,181 --> 00:01:25,852 石の槍で うがとうにも 鉄の鎧が それを阻む➡️ 19 00:01:25,852 --> 00:01:28,522 やっかいものなんだとか。 20 00:01:28,522 --> 00:01:34,528 カメなんて少々格好悪いですが 適性は 人それぞれですので。 21 00:01:34,528 --> 00:01:38,031 なんれすか それは!? それをどうするつもりれすか? 22 00:01:38,031 --> 00:01:42,035 ただのお薬ですよ 適性を見る。 23 00:01:42,035 --> 00:01:46,206 魔術の適性があれば 瞳の色が変化し➡️ 24 00:01:46,206 --> 00:01:49,209 なければ 血の泡を吹いて死にま~す。 25 00:01:49,209 --> 00:01:51,211 死ぬ!? 26 00:01:51,211 --> 00:01:55,382 大丈夫です。 苦しむのは ほんの一瞬。 27 00:01:55,382 --> 00:02:01,822 これで死ななければ 王の血筋の 可能性が高いということです。 28 00:02:01,822 --> 00:02:04,825 やめて! やめてくらさい! 29 00:02:04,825 --> 00:02:07,327 ルナ ネルル 今行く! 30 00:02:07,327 --> 00:02:10,831 おっと 勝手に動かれちゃ困るな! 31 00:02:10,831 --> 00:02:12,833 うっ! 32 00:02:12,833 --> 00:02:15,335 (カーリ)お客さん! 33 00:02:15,335 --> 00:02:19,840 (メイナード)フフ… ハイデン人の 赤子を連れる女剣士。 34 00:02:19,840 --> 00:02:23,010 誰だか知らないが用はない。 35 00:02:23,010 --> 00:02:26,613 ここで退場してもらうよ。 36 00:04:08,982 --> 00:04:10,984 (ルナの泣き声) 37 00:04:10,984 --> 00:04:14,321 ム~ ム~。 やめて~! 38 00:04:14,321 --> 00:04:19,993 赤ちゃんの命を試すなんて 絶対に絶対にらめれす! 39 00:04:19,993 --> 00:04:25,832 (ナイエ)無駄ですよ。 私の操る鉄は 雄牛の突進すら止めるんです。 40 00:04:25,832 --> 00:04:30,670 (ナイエ)つまり その鉄のベッド2つで 雄牛2頭分以上。 41 00:04:30,670 --> 00:04:34,841 その細腕では とてもとても。 42 00:04:34,841 --> 00:04:37,010 ルナ様から…。 43 00:04:37,010 --> 00:04:39,513 お口をあ~ん。 44 00:04:39,513 --> 00:04:44,184 ルナ様から… 離れて! 45 00:04:44,184 --> 00:04:46,520 え? 46 00:04:46,520 --> 00:04:50,023 あ? なんだ? (うめき声) 47 00:04:50,023 --> 00:04:52,626 あっ… ん? 48 00:04:58,865 --> 00:05:02,135 そう簡単に やられはしないさ。 49 00:05:02,135 --> 00:05:04,471 あぁ… フフッ。 50 00:05:04,471 --> 00:05:07,140 くっ! 51 00:05:07,140 --> 00:05:09,142 うっ! (うめき声) 52 00:05:09,142 --> 00:05:11,645 (客たち)うわぁ~! 53 00:05:11,645 --> 00:05:16,316 ただの女剣士じゃない…。 54 00:05:16,316 --> 00:05:18,485 ネルル 無事か!? あっ! 55 00:05:18,485 --> 00:05:24,991 いいや 待て 見覚えがあるぞ。 あの女…。 56 00:05:24,991 --> 00:05:27,160 アリシア様。 57 00:05:27,160 --> 00:05:29,329 大丈夫か? ネルル。 はい。 58 00:05:29,329 --> 00:05:32,332 ルナは? ルナ様も無事れす。 59 00:05:32,332 --> 00:05:35,836 (アリシア)そうか よかった。 60 00:05:35,836 --> 00:05:39,172 この壁の穴は… こいつが!? 61 00:05:39,172 --> 00:05:45,011 夢中になってベッドを押し返したら 気づいたら こうなってて。 62 00:05:45,011 --> 00:05:48,014 ネルルが? ベッドで!? 63 00:05:48,014 --> 00:05:51,351 まあ いい。 ここを急いで出るぞ。 64 00:05:51,351 --> 00:05:53,353 連中の目的は ルナだ。 65 00:05:53,353 --> 00:05:56,189 クレンが戻るまで 絶対に守らなきゃならない。 66 00:05:56,189 --> 00:05:59,860 あっ… お荷物は? (アリシア)置いていく。 67 00:05:59,860 --> 00:06:03,296 必要なのは この剣だけだ。 68 00:06:03,296 --> 00:06:05,298 あっ! (虫の羽音) 69 00:06:05,298 --> 00:06:08,468 アリシア様 大きな虫が! わかっている。 70 00:06:08,468 --> 00:06:11,471 けど大丈夫だ。 虫は私が斬る。 71 00:06:11,471 --> 00:06:15,308 私を信じて下まで飛べるか。 はい! 72 00:06:15,308 --> 00:06:17,978 よし 飛べ! 73 00:06:17,978 --> 00:06:21,481 うっ! 秘剣 連撃! 74 00:06:21,481 --> 00:06:23,483 蜻蛉! 75 00:06:26,319 --> 00:06:28,321 走れ! (ネルル)はい! 76 00:06:28,321 --> 00:06:31,491 ハァハァ ハァハァハァ! 77 00:06:31,491 --> 00:06:34,294 逃がさない! 78 00:06:36,329 --> 00:06:38,498 ひゃぁ!? 79 00:06:38,498 --> 00:06:42,836 ち… 逃がしました。 80 00:06:42,836 --> 00:06:45,839 虫がいたんじゃ これ以上は追えません。 81 00:06:45,839 --> 00:06:49,676 メイナード様に包囲を解除して いただかないと…。 82 00:06:49,676 --> 00:06:55,582 それにしても なんて怪力なの あの女…。 83 00:06:57,851 --> 00:07:01,121 (アリシア)あの虫は あそこまでしか 追ってこないようだ。 84 00:07:01,121 --> 00:07:05,959 おそらくだが 宿を包囲するように 命じられているだけなんだろう。 85 00:07:05,959 --> 00:07:08,295 うっ…。 あっ…。 86 00:07:08,295 --> 00:07:12,799 (アリシア)このまま 街の外まで 出られるといいんだが…。 87 00:07:12,799 --> 00:07:15,468 うっ うぅ~。 あぁ…。 88 00:07:15,468 --> 00:07:20,974 (アリシア)虫の壁… やっぱり そう簡単にはいかないか…。 89 00:07:20,974 --> 00:07:25,145 (アリシア)蜻蛉は 連発できるものじゃない。 90 00:07:25,145 --> 00:07:28,481 この数の虫を落とすのは さすがに無理だ。 91 00:07:28,481 --> 00:07:32,319 どうしますか? ひとまず隠れるしかない。 92 00:07:32,319 --> 00:07:34,487 ルナの安全が第一だ。 93 00:07:34,487 --> 00:07:37,824 虫が入ってこられないような 場所を見つけないと…。 94 00:07:37,824 --> 00:07:41,027 行こう。 あっ…。 95 00:07:43,997 --> 00:07:49,836 (ナイエ)メイナード様 すみません。 取り逃がしました。 96 00:07:49,836 --> 00:07:53,340 (メイナード)赤子の魔術適性は試した? いいえ。 97 00:07:53,340 --> 00:07:56,676 一緒にいた怪力女に邪魔されて。 98 00:07:56,676 --> 00:07:58,678 よっと。 99 00:07:58,678 --> 00:08:02,449 どうやら あの2人を 甘く見すぎていたようだよ。 100 00:08:02,449 --> 00:08:07,620 あの眼帯女剣士 あいつは勇者だ。 101 00:08:07,620 --> 00:08:13,626 13人の勇者の一人 アリシア・グレンフォール。 102 00:08:13,626 --> 00:08:15,628 勇者? 103 00:08:15,628 --> 00:08:20,133 (メイナード)あいつの親父とドレル将軍が 戦った場に僕もいたんだよ。 104 00:08:20,133 --> 00:08:22,469 だから間違いない。 105 00:08:22,469 --> 00:08:25,805 (フィル)おい 今 勇者って…。 (ピート)ん…。 106 00:08:25,805 --> 00:08:29,642 勇者が連れている赤子が ただの赤子のはずがない。 107 00:08:29,642 --> 00:08:35,315 フフフフ つまり 当たりだ。 適性を試すまでもない。 108 00:08:35,315 --> 00:08:42,489 どういう経緯か知らないが… フッフッフフフ… 楽しくなってきた。 109 00:08:42,489 --> 00:08:46,493 フフッ… イジメがいがある。 110 00:08:46,493 --> 00:08:50,830 フフフ フフッ フフフフフ! 111 00:08:50,830 --> 00:08:53,833 フフフ フフフッ フハハハハ! 112 00:08:53,833 --> 00:08:58,838 フハハハ フハハハハハッ フーハハハハッ! 113 00:08:58,838 --> 00:09:02,442 (メイナード)さあて… じゃあ➡️ 114 00:09:02,442 --> 00:09:07,047 町の人間 全員 広場に集めようか。 115 00:09:09,115 --> 00:09:12,285 (マーク)ボーレートの兵士が 俺たちを広場に集めて➡️ 116 00:09:12,285 --> 00:09:15,121 いったい どうしようってんだい ええ? 117 00:09:15,121 --> 00:09:18,291 見たところ お前らは たったの4人。 118 00:09:18,291 --> 00:09:20,794 俺たちは 全員 武装している。 119 00:09:20,794 --> 00:09:23,463 仮に武装してなかったとしても➡️ 120 00:09:23,463 --> 00:09:27,801 虫なんかに ひるむと思われちゃあ心外だ。 121 00:09:27,801 --> 00:09:29,969 今すぐ一戦交えてもいいが➡️ 122 00:09:29,969 --> 00:09:33,473 この国を どうする気なのかも含めて➡️ 123 00:09:33,473 --> 00:09:36,643 一応 話を聞こうじゃないか。 124 00:09:36,643 --> 00:09:38,645 すばらしい! 125 00:09:38,645 --> 00:09:42,982 すばらしく頼もしいね シロンの住民は! 126 00:09:42,982 --> 00:09:48,488 まず言っておきたいんだけど そもそも無謀な挑戦をして➡️ 127 00:09:48,488 --> 00:09:52,158 王が死ななければ 僕らは来なかった。 128 00:09:52,158 --> 00:09:56,663 君らの目には 侵略軍だと 見えているかもしれないけど➡️ 129 00:09:56,663 --> 00:09:59,666 それは真実とは違うんだ。 130 00:09:59,666 --> 00:10:01,668 どう違うってんだ。 131 00:10:01,668 --> 00:10:07,507 守りに来たんだよ。 君らの土地を 人の住まう領域を。 132 00:10:07,507 --> 00:10:11,678 (メイナード)魔獣王が この国の首都を攻撃した。 133 00:10:11,678 --> 00:10:14,514 この先も 攻撃を仕掛けてくるなら➡️ 134 00:10:14,514 --> 00:10:18,518 ここは魔獣の世界に落ちてしまう。 135 00:10:18,518 --> 00:10:22,689 ハイデンに それを防ぐ力がないのは明らか。 136 00:10:22,689 --> 00:10:27,527 だから来た。 全力で人の世界を守るために。 137 00:10:27,527 --> 00:10:33,199 決して 君らから何かを奪うために 来たんじゃないんだ。 138 00:10:33,199 --> 00:10:36,202 (フィル)だったら あの虫どもは何だ!? 139 00:10:36,202 --> 00:10:38,872 それに お前は もう 仲間を1人殺してる! 140 00:10:38,872 --> 00:10:41,374 それをどう説明する!? 141 00:10:41,374 --> 00:10:44,878 確かに 虫のせいで 1人死なせてしまった。 142 00:10:44,878 --> 00:10:47,380 あれは 不幸な事故だよ。 143 00:10:47,380 --> 00:10:49,549 事故だと!? てめえ ふざけ…。 144 00:10:49,549 --> 00:10:52,218 (メイナード)僕らは ある凶悪な 犯罪者を追って➡️ 145 00:10:52,218 --> 00:10:54,387 ここへ来たんだ。 146 00:10:54,387 --> 00:10:59,559 そいつは 君らハイデン人にとっても 裏切り者であり➡️ 147 00:10:59,559 --> 00:11:02,495 すべての人属の敵。 148 00:11:02,495 --> 00:11:06,332 虫は そいつを捕まえるために やむなく使ってる。 149 00:11:06,332 --> 00:11:09,335 だから あれは事故だ。 150 00:11:09,335 --> 00:11:12,505 くっ! 誰なんだ その凶悪犯ってのは! 151 00:11:12,505 --> 00:11:15,174 てめえらにとってって だけじゃねえのか? 152 00:11:15,174 --> 00:11:19,846 いいや キッチリ 君らにとっても敵だよ。 153 00:11:19,846 --> 00:11:25,518 何しろ元凶となった 13人の勇者の1人だからね。 154 00:11:25,518 --> 00:11:27,687 なっ! なんだって!? 155 00:11:27,687 --> 00:11:30,523 あのしくじり勇者のか! 156 00:11:30,523 --> 00:11:33,860 名は アリシア・グレンフォール。 157 00:11:33,860 --> 00:11:38,865 さあ 今から僕らと君らで 勇者狩りだ! 158 00:12:15,001 --> 00:12:18,838 (ドレル)隠れてないで 出てきたらどうだ? 159 00:12:18,838 --> 00:12:21,841 今宵の月は ひときわ まばゆい。 160 00:12:21,841 --> 00:12:25,545 来ぬのなら こちらから行くぞ! 161 00:12:31,184 --> 00:12:33,686 (ロッド)至宝 雪華! 162 00:12:37,857 --> 00:12:40,560 (どよめき) 163 00:12:45,198 --> 00:12:48,868 (ロッド)ここで止めます… ドレル将軍! 164 00:12:48,868 --> 00:12:52,705 (喚声) 165 00:12:52,705 --> 00:12:56,209 (ミケル)全軍突撃! 師団長に続け! 166 00:12:56,209 --> 00:13:00,146 (喚声) 167 00:13:00,146 --> 00:13:02,315 (ミケル)この好機を逃すな! 168 00:13:02,315 --> 00:13:04,484 スパイクか。 169 00:13:04,484 --> 00:13:07,654 (ロッド)そのとおり! この凍った川の上では➡️ 170 00:13:07,654 --> 00:13:09,822 人は おろか 馬も…。 171 00:13:09,822 --> 00:13:12,659 うわぁ!? (ロッド)その鈍重なグラントスも➡️ 172 00:13:12,659 --> 00:13:14,827 まともには立てない。 173 00:13:14,827 --> 00:13:16,829 (叫び声) 174 00:13:16,829 --> 00:13:20,033 5万対6千の戦力差を埋めるには 十分! 175 00:13:22,168 --> 00:13:24,504 優位なうちに できるだけ多く倒せ! 176 00:13:24,504 --> 00:13:28,675 ウィザード優先だ! 転んだやつを二度と立たせるな! 177 00:13:28,675 --> 00:13:30,677 ぐはっ! 178 00:13:30,677 --> 00:13:35,515 見事なものだな 英雄ロイエスの末えい。 179 00:13:35,515 --> 00:13:40,186 かつて エスリンの都市に押し寄せた 魔獣の群れを撃退したという➡️ 180 00:13:40,186 --> 00:13:45,525 その至宝 雪華を 使いこなしている。 181 00:13:45,525 --> 00:13:49,862 だが その至宝の持つ 氷結の魔力でも➡️ 182 00:13:49,862 --> 00:13:54,367 この川を一度に凍らせるなど 不可能なはずだ。 183 00:13:54,367 --> 00:13:57,704 上流に複数のウィザードを配備して➡️ 184 00:13:57,704 --> 00:14:01,140 川を凍結寸前まで冷やしていたな。 185 00:14:01,140 --> 00:14:06,979 ご名答 あとは私が あなたを止めれば こちらの勝利! 186 00:14:06,979 --> 00:14:09,315 できるかな? 187 00:14:09,315 --> 00:14:11,651 やってみせます! 188 00:14:11,651 --> 00:14:13,653 うりぁ~! 189 00:14:16,656 --> 00:14:20,326 くっ! ほう 耐えるか。 190 00:14:20,326 --> 00:14:24,497 当然! 将軍には 馬を降りてもらいましょう! 191 00:14:24,497 --> 00:14:27,100 アイスバイン! 192 00:14:35,508 --> 00:14:37,510 ふっ! 193 00:14:37,510 --> 00:14:39,679 よい槍さばきだ。 194 00:14:39,679 --> 00:14:44,684 至宝の力は 言わずもがな。 それを引き出す技量も十分。 195 00:14:44,684 --> 00:14:48,855 作戦においても 非の打ちどころがない。 196 00:14:48,855 --> 00:14:50,857 だが ダメだ。 197 00:14:50,857 --> 00:14:54,026 ダメ!? それでは届かぬ。 198 00:14:54,026 --> 00:14:56,529 うっ! 199 00:14:56,529 --> 00:15:01,634 世界の縛りを破るには まるで足りぬ! 200 00:15:01,634 --> 00:15:04,137 あっ! 201 00:15:06,139 --> 00:15:08,474 爪!? まさか実体? 202 00:15:08,474 --> 00:15:11,477 デッド・ドラゴン・クロウ! (咆哮) 203 00:15:11,477 --> 00:15:13,813 (咆哮) 204 00:15:13,813 --> 00:15:15,815 うっ! 205 00:15:17,817 --> 00:15:22,321 ロッド! 第一中隊 続け! 師団長を援護する! 206 00:15:22,321 --> 00:15:24,490 (喚声) 207 00:15:24,490 --> 00:15:29,162 魔術との融合により 我が至宝 黒竜は➡️ 208 00:15:29,162 --> 00:15:32,331 すでに剣の領域を超えている。 209 00:15:32,331 --> 00:15:34,834 (喚声) 210 00:15:34,834 --> 00:15:36,836 むん! 211 00:15:36,836 --> 00:15:39,505 (叫び声) 212 00:15:39,505 --> 00:15:42,341 み… 味方ごと…。 213 00:15:42,341 --> 00:15:49,682 (ドレル)ここで倒れる弱者など 世界の先へ進む資格なし。 214 00:15:49,682 --> 00:15:53,519 世界の先? さっきは縛りとも言った。 215 00:15:53,519 --> 00:15:58,825 何なんだ!? あなたは いったい 何をしようと! 216 00:16:02,295 --> 00:16:05,631 勇者伝承の破壊。 217 00:16:05,631 --> 00:16:08,968 うっ!? (ドレル)実現不可能な伝承を➡️ 218 00:16:08,968 --> 00:16:12,638 いつまで続けていても意味はない。 219 00:16:12,638 --> 00:16:18,311 なまじ 勇者の伝承などがあるから 絶対に勝てない相手に➡️ 220 00:16:18,311 --> 00:16:22,648 絶対に勝てない方法で 挑もうとする。 221 00:16:22,648 --> 00:16:27,987 お前の曽祖父 そして かつての友が そうだったように。 222 00:16:27,987 --> 00:16:34,494 伝承に従い勝てると信じて戦い そして敗れる…。 223 00:16:34,494 --> 00:16:42,168 数千年 あるいは数万年 同じことの繰り返しだ。 224 00:16:42,168 --> 00:16:46,505 なぜ途中で 伝承が変わらなかったのか➡️ 225 00:16:46,505 --> 00:16:50,510 なぜ変えなかったのか…。 226 00:16:50,510 --> 00:16:54,514 終わりにすべきなのだ。 227 00:16:57,016 --> 00:17:00,786 とどめは刺さぬ エスリンの若き将よ。 228 00:17:00,786 --> 00:17:04,290 その見事な戦いぶりに免じてな。 229 00:17:04,290 --> 00:17:07,460 我らは先へと進む。 230 00:17:07,460 --> 00:17:11,964 そこで世界が変わる様を 見届けるがいい。 231 00:17:11,964 --> 00:17:14,066 うっ…。 232 00:17:19,972 --> 00:17:26,078 (地響き) 233 00:17:48,834 --> 00:17:51,137 クレバテス…。 234 00:17:55,341 --> 00:17:57,343 ああっ…。 235 00:17:59,345 --> 00:18:01,280 あっ…。 236 00:18:01,280 --> 00:18:05,451 (クレバテス)うぬがドレルだな。 237 00:18:05,451 --> 00:18:08,621 (咆哮) 238 00:18:08,621 --> 00:18:10,790 ぬぅ! 239 00:18:10,790 --> 00:18:14,293 魔獣王が… しゃべった! 240 00:18:14,293 --> 00:18:18,464 声を発しただけで このプレッシャー! 241 00:18:18,464 --> 00:18:24,136 くっ… これが 南方の魔獣王! 242 00:18:24,136 --> 00:18:28,140 月光の… クレバテス。 243 00:18:28,140 --> 00:18:36,649 (ドレル)いかにも 私がドレルだ。 何用か? 南方の魔獣王が。 244 00:18:36,649 --> 00:18:39,819 聞きたいことは 1つだけだ。 245 00:18:39,819 --> 00:18:46,492 うぬらが使う その魔術という力 どうやって手に入れた…。 246 00:18:46,492 --> 00:18:52,832 (クレバテス)人の子 魔獣の子 両方をさらう存在がいる。 247 00:18:52,832 --> 00:19:00,940 そして それは うぬらの使う 魔術と関係している。 そうだな。 248 00:19:00,940 --> 00:19:07,113 そんなことを聞きに現れたのか? 魔獣王ともあろう者が。 249 00:19:07,113 --> 00:19:12,618 領域を侵されれば それを裁くのが王の仕事。 250 00:19:12,618 --> 00:19:17,790 この国の王も そうであったように 我が地を汚せし者は➡️ 251 00:19:17,790 --> 00:19:21,127 我が爪により排除される。 252 00:19:21,127 --> 00:19:25,965 それが この世の理であり さだめだ。 253 00:19:25,965 --> 00:19:29,802 フッフッフ… さだめか。 254 00:19:29,802 --> 00:19:33,639 それは いったい 誰が定めたものだろうな。 255 00:19:33,639 --> 00:19:35,841 天か? 256 00:19:37,977 --> 00:19:40,479 (叫び声) 257 00:19:40,479 --> 00:19:42,481 くぅ…。 258 00:19:42,481 --> 00:19:44,483 デッド・ドラゴン・クロウ! 259 00:19:44,483 --> 00:19:46,986 うがっ! 260 00:19:46,986 --> 00:19:51,824 ぐはっ…。 質問を質問で返すな しれ者が。 261 00:19:51,824 --> 00:19:58,831 フフフフフッ… やはり貫いたな。 262 00:19:58,831 --> 00:20:03,169 ん? ハイデンの城を落とした お前が➡️ 263 00:20:03,169 --> 00:20:05,671 再び現れることを➡️ 264 00:20:05,671 --> 00:20:10,009 想定していなかったとでも思うか。 265 00:20:10,009 --> 00:20:15,014 これが お前を封じるための術だ! 266 00:20:15,014 --> 00:20:18,851 魔獣王クレバテス 食らうがいい! 267 00:20:18,851 --> 00:20:25,191 我が究極の魔術奥義 魔血牢! 268 00:20:25,191 --> 00:20:27,860 魔血… だと? 269 00:20:27,860 --> 00:20:29,862 ニィ…。 270 00:20:31,864 --> 00:20:34,066 これは…。 271 00:20:38,370 --> 00:20:41,574 血の… 球体!? 272 00:20:54,386 --> 00:20:58,057 肉体は 今 捨てた。 273 00:20:58,057 --> 00:21:00,326 あぁ…。 274 00:21:00,326 --> 00:21:06,665 我は剣 剣こそ我が命。 275 00:21:06,665 --> 00:21:11,670 我が血肉と引き換えの この魔血牢。 276 00:21:11,670 --> 00:21:16,075 魔獣王だろうと 簡単には抜け出せんぞ。 277 00:21:19,678 --> 00:21:25,017 (ドレル)その中で じわじわと絶命するがいい…。 278 00:21:25,017 --> 00:21:30,689 あの魔獣王が… 本当に敗れた…。 279 00:21:30,689 --> 00:21:34,527 全軍前進! 280 00:21:34,527 --> 00:21:40,032 (行進する音) 281 00:21:42,034 --> 00:21:44,703 ハァハァ ハァハァ…。 282 00:21:44,703 --> 00:21:47,540 あっ! あっ あ? 283 00:21:47,540 --> 00:21:50,042 どうかされましたか? 284 00:21:50,042 --> 00:21:53,879 いいや なんでもない。 あっちだ。 285 00:21:53,879 --> 00:21:57,082 あ? う~う。