1 00:00:36,370 --> 00:00:38,372 (ガルト)うん? 2 00:00:46,380 --> 00:00:48,715 (ガルト)クレバテス➡ 3 00:00:48,715 --> 00:00:53,720 凄まじい力を感じるが なぜ球から出てこない? 4 00:00:55,722 --> 00:00:57,724 ふっ! 5 00:01:01,728 --> 00:01:03,730 よほど硬い膜らしい。 6 00:01:03,730 --> 00:01:05,732 (ロッド)おい 君! うん? 7 00:01:05,732 --> 00:01:10,070 (ロッド)空から降りてきたようだが そういう魔術が使えるのか? 8 00:01:10,070 --> 00:01:15,409 私は エスリン軍師団長 ロッド・ロイエス。 9 00:01:15,409 --> 00:01:17,744 待ってくれ! こうしている間にも➡ 10 00:01:17,744 --> 00:01:21,081 ドレル将軍は ハイデンの首都を襲っているんだ。 11 00:01:21,081 --> 00:01:25,085 頼む! 私を ドレル将軍の所まで運んでくれ! 12 00:01:25,085 --> 00:01:27,087 もし 空から行けるのなら…。 13 00:01:27,087 --> 00:01:29,089 俺は目がいい。 14 00:01:29,089 --> 00:01:32,025 遠くから お前が挑んで敗れるのを見たぞ。 15 00:01:32,025 --> 00:01:34,361 行って どうする? 死ぬだけだ。 16 00:01:34,361 --> 00:01:38,031 それでも ハイデンの王家の炉が奪われるのを➡ 17 00:01:38,031 --> 00:01:41,034 指を咥えて見ている訳には いかない! 18 00:01:41,034 --> 00:01:43,036 予感があるんだ。 19 00:01:43,036 --> 00:01:46,707 きっと それは恐ろしい何かの 始まりになると! 20 00:01:46,707 --> 00:01:49,376 何か? 何かは 分からないが➡ 21 00:01:49,376 --> 00:01:51,378 魔術を使って➡ 22 00:01:51,378 --> 00:01:54,047 世界を変えようと していることだけは 確かだ。 23 00:01:54,047 --> 00:01:56,049 《魔術…》 24 00:01:56,049 --> 00:01:58,385 ((ザフティエ:これは悪い兆候です)) 25 00:01:58,385 --> 00:02:01,054 《ザフティエ様が 危惧していたことか?》 26 00:02:01,054 --> 00:02:06,393 なぁ 頼む 時間がないんだ! 私をハイドラートに…。 27 00:02:06,393 --> 00:02:10,731 《調べるべきか この人属を利用して…。 28 00:02:10,731 --> 00:02:14,401 あの クレンのように…》 29 00:02:14,401 --> 00:02:18,405 いいだろう オレの名はガルト お前を運んでやる。 30 00:02:18,405 --> 00:02:22,409 本当か!? (ガルト)ただし 条件がある。 31 00:02:22,409 --> 00:02:25,746 運んだ後は お前も手を貸せ。 32 00:02:25,746 --> 00:02:30,083 そして オレについて知ろうとするな それが条件だ。 33 00:02:30,083 --> 00:02:33,020 もし破れば? お前を殺す。 34 00:02:33,020 --> 00:02:35,355 あっ…。 35 00:02:35,355 --> 00:02:40,360 私は エスリンを裏切るようなことは できないが…。 36 00:02:40,360 --> 00:02:42,362 条件を呑もう! 37 00:02:42,362 --> 00:02:45,699 破ることがあれば 殺してくれて かまわない。 38 00:02:45,699 --> 00:02:47,701 取引成立だな。 39 00:02:47,701 --> 00:02:51,104 今から お前の言うところの魔術を使う。 40 00:02:53,707 --> 00:02:57,377 その姿は!? さっさとつかまれ。 41 00:02:57,377 --> 00:02:59,679 ま 待ってくれ! 42 00:03:02,382 --> 00:03:05,385 凄いな 君の魔術は。 43 00:03:05,385 --> 00:03:08,388 《便利な言葉だな 魔術とは。 44 00:03:08,388 --> 00:03:12,059 そう言っておけば 何でも そうだと信じる。 45 00:03:12,059 --> 00:03:16,663 それだけ 人属にとっても 見慣れぬものということか》 46 00:05:01,701 --> 00:05:05,372 (ルナ)うぅ…。 47 00:05:05,372 --> 00:05:07,374 (クレン)何か変わったか? 48 00:05:07,374 --> 00:05:10,043 (ネルル)いいえ 特には。 49 00:05:10,043 --> 00:05:13,713 (クレン)手をかざすだけで 開くものではないのか? 50 00:05:13,713 --> 00:05:15,715 乗せてみるか。 51 00:05:19,386 --> 00:05:21,688 (クレン)かまわん 出せ。 52 00:05:23,723 --> 00:05:26,393 (ルナ)うぅ。 (ネルル)は~い 拭きますね。 53 00:05:26,393 --> 00:05:28,728 (クレン)何か足りぬのか…。 54 00:05:28,728 --> 00:05:32,132 壊して入って良いかも 分からぬしな…。 55 00:05:34,000 --> 00:05:39,005 ネルル 上から入れぬか試す。 うぬらは ここで待っておれ。 56 00:05:39,005 --> 00:05:41,308 はいれす。 よし…。 57 00:05:47,347 --> 00:05:50,016 (クレン)凄まじい熱だ。 58 00:05:50,016 --> 00:05:53,687 並の魔獣なら 降りきる前に灰になるな。 59 00:05:53,687 --> 00:05:56,389 並の魔獣ならな。 60 00:06:01,027 --> 00:06:03,363 あ あう…。 61 00:06:03,363 --> 00:06:07,701 大丈夫れすよ クレン様は すぐ戻られます。 62 00:06:07,701 --> 00:06:11,037 信じて待ちましょう。 63 00:06:11,037 --> 00:06:13,039 うっ? うん? 64 00:06:13,039 --> 00:06:15,342 あぁ! あっ あぁ…。 65 00:06:27,721 --> 00:06:31,057 さすがに 降りきるのは無理だったな。 66 00:06:31,057 --> 00:06:34,661 カゲに隠れなければ 燃え尽きていたかもしれん。 67 00:06:34,661 --> 00:06:38,665 使われている石すら 普通ではないらしい。 68 00:06:38,665 --> 00:06:41,334 ただの熱源ではないな。 69 00:06:41,334 --> 00:06:47,007 中を覗きたいが無理だろう。 さて どうしたものか…。 70 00:06:47,007 --> 00:06:49,009 (風の音) 71 00:06:52,679 --> 00:06:58,018 ネルル… ルナが開けたのではないらしいな。 72 00:06:58,018 --> 00:07:00,020 (ハイデン王)そうだ。 73 00:07:00,020 --> 00:07:03,023 (足音) 74 00:07:03,023 --> 00:07:07,327 その扉を開けたのは この子ではない。 75 00:07:13,700 --> 00:07:19,406 よもや 首無し王の出迎えを 受けることになろうとはな。 76 00:07:23,043 --> 00:07:25,345 (アリシア)うわっ! くっ…。 77 00:07:29,049 --> 00:07:34,321 (ドレル)まだまだ父には及ばぬな 剣聖の娘! 78 00:07:34,321 --> 00:07:36,623 くっ… あぁ! 79 00:07:39,326 --> 00:07:42,329 くっ…。 80 00:07:42,329 --> 00:07:44,998 それで よく勇者を名乗れる! 81 00:07:44,998 --> 00:07:46,100 うあっ! 82 00:07:50,337 --> 00:07:52,339 おぉ…。 わっ なんだコイツ! 83 00:07:52,339 --> 00:07:55,675 味方か? くそっ やっぱり強い! 84 00:07:55,675 --> 00:07:58,678 (アリシア)あっ アイツは? 85 00:07:58,678 --> 00:08:02,349 しまった 炉へ向かう気だ! させるか! 86 00:08:02,349 --> 00:08:04,351 (グランドス)パウッ…。 87 00:08:10,357 --> 00:08:12,359 (トアラ)放て! 88 00:08:12,359 --> 00:08:15,028 無駄なことを…。 89 00:08:15,028 --> 00:08:18,631 秘剣 昇龍! 90 00:08:20,700 --> 00:08:25,372 くっ…。 この技を剣聖に教えたのは 私だ。 91 00:08:25,372 --> 00:08:27,374 あっ…。 92 00:08:27,374 --> 00:08:30,710 真・蜻蛉! 鎌鼬! 93 00:08:30,710 --> 00:08:33,646 あぁ! 94 00:08:33,646 --> 00:08:35,648 勇者 アリシア! 95 00:08:39,652 --> 00:08:41,654 ほう…。 96 00:08:41,654 --> 00:08:46,326 あれを喰らって 手足が付いているとは➡ 97 00:08:46,326 --> 00:08:49,996 さすがは 剣聖の娘といったところか。 98 00:08:49,996 --> 00:08:54,334 お前は 父さんと どういう関係なんだ!? 99 00:08:54,334 --> 00:08:57,003 剣聖マルゴは➡ 100 00:08:57,003 --> 00:09:00,673 同じ流派で 剣の道を極めんとした友であり➡ 101 00:09:00,673 --> 00:09:04,344 勇者の座をめぐり 競い合う敵でもあった。 102 00:09:04,344 --> 00:09:06,346 あっ…。 103 00:09:06,346 --> 00:09:08,348 聞いていないようだな。 104 00:09:08,348 --> 00:09:10,683 ならば 教えてやろう。 105 00:09:10,683 --> 00:09:13,686 いかにして 私が 「竜殺し」と呼ばれ➡ 106 00:09:13,686 --> 00:09:18,358 お前の父が 勇者の道を諦めるに至ったのかを。 107 00:09:18,358 --> 00:09:20,360 あっ…。 108 00:09:30,036 --> 00:09:32,972 ((聞いたか 最後は同門対決だそうだ。 109 00:09:32,972 --> 00:09:37,310 なんでも 師範代と 天才と呼ばれる弟弟子らしい。 110 00:09:37,310 --> 00:09:40,647 最強の呼び声も高い 師範代ドレル。 111 00:09:40,647 --> 00:09:45,151 対するマルゴは 千年に一人の逸材とも呼ばれてる。 112 00:09:45,151 --> 00:09:48,488 ハイデン王が 6年ぶりに完成させた 「至宝」を➡ 113 00:09:48,488 --> 00:09:51,991 手にするのは どちらか!? 114 00:09:51,991 --> 00:09:54,661 手加減無用だ マルゴ。 115 00:09:54,661 --> 00:09:57,997 (マルゴ)もちろん そんな余裕ありませんし。 116 00:09:57,997 --> 00:09:59,999 試合 始め! 117 00:09:59,999 --> 00:10:02,001 (歓声) 118 00:10:04,003 --> 00:10:07,006 (歓声) 119 00:10:07,006 --> 00:10:09,509 ぐっ…。 120 00:10:09,509 --> 00:10:11,511 あっ…。 121 00:10:11,511 --> 00:10:14,814 勝者 マルゴ! (歓声) 122 00:10:21,020 --> 00:10:24,691 くっ せめて開催が 半年早ければ…。 123 00:10:24,691 --> 00:10:29,028 師が あなたでなければ ここまで強くはなれなかった。 124 00:10:29,028 --> 00:10:33,366 フン いいから さっさと至宝を貰ってこい。 125 00:10:33,366 --> 00:10:35,368 お前が勇者だ。 126 00:10:35,368 --> 00:10:39,038 はい。 127 00:10:39,038 --> 00:10:42,375 (歓声) 128 00:10:42,375 --> 00:10:47,046 《終わったな 私の勇者への道も…。 129 00:10:47,046 --> 00:10:50,383 剣に愛された男。 130 00:10:50,383 --> 00:10:54,387 つくづく天才だよ アイツは…》 131 00:10:54,387 --> 00:11:01,060 マルゴよ そなたは名実ともに エドセア最強の剣士となった。 132 00:11:01,060 --> 00:11:03,062 エスリン王の名において➡ 133 00:11:03,062 --> 00:11:07,066 そなたに 「剣聖」の称号と 家名を与える。 134 00:11:07,066 --> 00:11:09,068 ありがたき幸せ。 135 00:11:09,068 --> 00:11:14,073 今より 「剣聖」マルゴ・グレンフォールと 名乗るがよい。 136 00:11:14,073 --> 00:11:17,076 そして…。 137 00:11:17,076 --> 00:11:19,679 (ハイデン王)立て 剣聖。 138 00:11:21,748 --> 00:11:24,083 この剣を取った その時より➡ 139 00:11:24,083 --> 00:11:28,755 そなたは 勇者としての責務を 果たさねばならない。 140 00:11:28,755 --> 00:11:31,758 魔獣と戦い 人々を守り➡ 141 00:11:31,758 --> 00:11:38,031 ひいては 4体の魔獣王を倒し 人の住まう世界を広げる。 142 00:11:38,031 --> 00:11:41,367 その覚悟はあるか? あります。 143 00:11:41,367 --> 00:11:44,070 では 取るがよい。 144 00:11:55,715 --> 00:11:59,385 凄い 力が溢れる! 145 00:11:59,385 --> 00:12:02,055 これが 至宝…。 146 00:12:02,055 --> 00:12:04,390 ただし その剣は未完成。 147 00:12:04,390 --> 00:12:08,728 最後の仕上げは 自らの手で 行わなければならない。 148 00:12:08,728 --> 00:12:10,730 最後の仕上げ? 149 00:12:10,730 --> 00:12:16,069 その剣で 最初に何を仕留めるか それが肝心だ。 150 00:12:16,069 --> 00:12:19,072 至宝は 魂の器。 151 00:12:19,072 --> 00:12:22,408 倒した魔獣の魂を 吸わせることで➡ 152 00:12:22,408 --> 00:12:26,412 剣に個性と不滅の強さが加わる。 153 00:12:26,412 --> 00:12:30,116 よく選び 倒すことだ。 154 00:12:37,690 --> 00:12:39,692 (ドレル)遠征隊を組むんだな。 155 00:12:39,692 --> 00:12:42,695 えぇ 魔獣の地へ単独で行けば➡ 156 00:12:42,695 --> 00:12:44,697 大して強くない魔獣相手に➡ 157 00:12:44,697 --> 00:12:47,367 この剣を抜くことになってしまう。 158 00:12:47,367 --> 00:12:52,372 それでは とても 魔獣王に届く勇者になれない。 159 00:12:52,372 --> 00:12:56,376 オレとしては 北方のドラゴンがいいと思うんです。 160 00:12:56,376 --> 00:13:00,380 北方のドラゴン!? 正気かマルゴ! 161 00:13:00,380 --> 00:13:05,385 あれは 北方の魔獣王ヴォーデインの眷属だぞ! 162 00:13:05,385 --> 00:13:09,055 あっ…。 声が大きいですよ ドレル先輩。 163 00:13:09,055 --> 00:13:11,057 ぬっ…。 164 00:13:13,059 --> 00:13:16,062 お前が その剣で 最初に何を倒すのか➡ 165 00:13:16,062 --> 00:13:18,064 皆 気にしてる。 166 00:13:18,064 --> 00:13:20,066 だが ドラゴンは…。 167 00:13:20,066 --> 00:13:23,403 アレの生息地は 地峡のさらに先! 168 00:13:23,403 --> 00:13:25,738 「竜の雪原」だぞ! 169 00:13:25,738 --> 00:13:28,741 至宝が完全でない状態で 行くなんて…。 170 00:13:28,741 --> 00:13:31,744 だからですよ 魔獣王を倒すには➡ 171 00:13:31,744 --> 00:13:35,014 そのくらいの魔獣じゃないと 駄目だと思うんです。 172 00:13:35,014 --> 00:13:39,018 魔獣王!? お前 本気で挑むつもりなのか!? 173 00:13:39,018 --> 00:13:42,355 千年 誰も届きもしなかった伝承に!? 174 00:13:42,355 --> 00:13:45,024 当然です)) 175 00:13:45,024 --> 00:13:50,029 (ドレル)その時の私は 勇者伝承を 半分も信じていなかった。 176 00:13:50,029 --> 00:13:53,032 魔獣王に挑むなど愚かしいと。 177 00:13:53,032 --> 00:13:56,035 ((マルゴ:そうと決まれば 仲間を募りましょう。 178 00:13:56,035 --> 00:13:58,705 もちろん 来てくれますよね 先輩も。 179 00:13:58,705 --> 00:14:00,707 おいおい…)) 180 00:14:00,707 --> 00:14:05,712 (ドレル)だが マルゴの実力は 誰よりも知っていた。 181 00:14:05,712 --> 00:14:09,048 その背中には説得力があった。 182 00:14:09,048 --> 00:14:12,719 伝承が真実なら それを達成できるのは➡ 183 00:14:12,719 --> 00:14:15,054 この男しかいないと…。 184 00:14:15,054 --> 00:14:18,391 ((おっと すまん。 185 00:14:18,391 --> 00:14:20,727 いえいえ…。 186 00:14:20,727 --> 00:14:25,131 あなた方の旅路に 魔素の加護がありますように。 187 00:14:27,734 --> 00:14:29,736 (ドレル)なんなんだ? アイツら。 188 00:14:29,736 --> 00:14:32,338 魔術師ですよ。 魔術師? 189 00:14:32,338 --> 00:14:35,007 おとぎ話に出てくる アレか? 190 00:14:35,007 --> 00:14:38,010 (マルゴ)そうです。 ハイデンの伝承とは違い➡ 191 00:14:38,010 --> 00:14:40,012 おとぎ話に出てくる勇者は➡ 192 00:14:40,012 --> 00:14:44,350 魔術師から魔術を学び それを使えるようになる。 193 00:14:44,350 --> 00:14:47,687 海を割ったり 大地を引き裂いたり➡ 194 00:14:47,687 --> 00:14:51,357 夢みたいな話を 真面目に実現しようとしている。 195 00:14:51,357 --> 00:14:54,026 本当にできるのか? そんなことが。 196 00:14:54,026 --> 00:14:58,030 今のところ 薬学の域を 越えてはいないみたいですが。 197 00:14:58,030 --> 00:15:03,035 いずれにしろ オレの旅に 連れて行けるレベルじゃありません)) 198 00:15:05,705 --> 00:15:09,709 (ドレル)やがて我々は 思い知ることになる。 199 00:15:09,709 --> 00:15:13,045 道のりの想像以上の険しさと➡ 200 00:15:13,045 --> 00:15:16,048 ドラゴンの圧倒的な強さを…。 201 00:15:16,048 --> 00:15:18,050 ((ギャオ! (ドレル)来るぞ! 202 00:15:20,052 --> 00:15:23,055 うわっ… わぁ! 熱い! 203 00:15:23,055 --> 00:15:26,392 可燃性の胃酸か! 204 00:15:26,392 --> 00:15:30,062 くっ… ダメだマルゴ もう我々しかいない! 205 00:15:30,062 --> 00:15:33,666 一度 退いて…。 退いたら もうここへは戻れない! 206 00:15:33,666 --> 00:15:35,668 今しかないんです! 207 00:15:35,668 --> 00:15:37,670 だが マルゴ どうやって…。 208 00:15:39,672 --> 00:15:42,675 先輩 オレに向かって昇龍を! (ドレル)何!? 209 00:15:42,675 --> 00:15:45,344 あの高さまで跳ぶには それしかない! 210 00:15:45,344 --> 00:15:48,014 あっ… くっ! 211 00:15:48,014 --> 00:15:51,017 死んでも知らんぞ! 212 00:15:51,017 --> 00:15:53,019 跳べ! 213 00:15:55,688 --> 00:16:00,026 (ドレル)ドラゴンの翼を叩き斬れ! 214 00:16:00,026 --> 00:16:02,361 一重 蜻蛉! 215 00:16:02,361 --> 00:16:06,365 ギャオ! 216 00:16:06,365 --> 00:16:11,704 よし! うお~ りゃあ! 217 00:16:11,704 --> 00:16:14,040 ギャオ!)) 218 00:16:14,040 --> 00:16:18,377 (ドレル)そこからの戦いは 凄まじかった。 219 00:16:18,377 --> 00:16:21,714 地に落ちたとはいえ 相手はドラゴン。 220 00:16:21,714 --> 00:16:24,717 尋常ではないスピードと破壊力。 221 00:16:24,717 --> 00:16:28,054 対するマルゴも 剣を振るう度➡ 222 00:16:28,054 --> 00:16:31,390 攻撃を受ける度に 強くなっていった。 223 00:16:31,390 --> 00:16:35,661 私は遠巻きに立っているのが やっとだった。 224 00:16:35,661 --> 00:16:39,665 きっと この男は ドラゴンすら倒すのだろう。 225 00:16:39,665 --> 00:16:43,336 そう思い始めた その時➡ 226 00:16:43,336 --> 00:16:45,338 それは起きた。 227 00:16:45,338 --> 00:16:47,673 ((秘剣 昇龍! 228 00:16:47,673 --> 00:16:49,675 うっ…)) 229 00:16:49,675 --> 00:16:53,346 (ドレル)雪に隠れていた石が 技の発動を鈍らせた➡ 230 00:16:53,346 --> 00:16:57,016 その隙をドラゴンは見逃さなかった。 231 00:16:57,016 --> 00:16:59,018 ((ギャオ!)) 232 00:17:03,022 --> 00:17:05,691 (ドレル)足と共に 勝機と➡ 233 00:17:05,691 --> 00:17:10,396 マルゴの勇者への道が吹き飛んだ。 234 00:17:12,365 --> 00:17:14,367 ((先輩! 235 00:17:22,708 --> 00:17:25,111 あっ…。 236 00:17:30,716 --> 00:17:32,718 うわぁ!)) 237 00:17:34,654 --> 00:17:39,358 (ドレル)気が付けば 私は 剣を振り抜いていた。 238 00:17:49,669 --> 00:17:54,006 ((プハッ ハア ハア ハア…。 239 00:17:54,006 --> 00:17:57,677 あぁ ハア ハア ハア…。 240 00:17:57,677 --> 00:18:02,014 た 倒した…。 241 00:18:02,014 --> 00:18:05,351 見ろ マルゴ! 私が倒した! 242 00:18:05,351 --> 00:18:07,353 私が… うっ! 243 00:18:11,023 --> 00:18:13,025 なんだ? 244 00:18:18,030 --> 00:18:22,335 うあっ… ぐあ~! 245 00:18:27,373 --> 00:18:31,377 剣に 力が流れて…。 246 00:18:36,315 --> 00:18:40,620 (ドレル)これが 「至宝」。 247 00:18:49,996 --> 00:18:51,998 あっ…。 248 00:18:58,337 --> 00:19:01,007 《う 動けない…。 249 00:19:01,007 --> 00:19:03,342 この気配は…》 250 00:19:03,342 --> 00:19:05,344 (ヴォーデイン)ほう…。 あっ…。 251 00:19:05,344 --> 00:19:09,649 (ヴォーデイン)キサマ 帯びているな。 252 00:19:13,352 --> 00:19:16,656 (ドレル)うっ うぅ…。 253 00:19:20,693 --> 00:19:25,031 あっ…)) 254 00:19:25,031 --> 00:19:29,702 (ドレル)気がつくと 巨大な足跡の中にいた。 255 00:19:29,702 --> 00:19:32,972 私は ただただ戦慄した。 256 00:19:32,972 --> 00:19:39,979 その存在の あまりの強大さ 事態の異様さに。 257 00:19:39,979 --> 00:19:43,649 そして 同時にこうも思った。 258 00:19:43,649 --> 00:19:48,320 「何が勇者だ」と。 259 00:19:48,320 --> 00:19:50,990 生き残った仲間に助けられ➡ 260 00:19:50,990 --> 00:19:54,660 瀕死のマルゴと私は帰還した。 261 00:19:54,660 --> 00:19:59,665 その後のマルゴは 娘のお前の方がよく知っていよう。 262 00:19:59,665 --> 00:20:03,002 「竜殺し」と 呼ばれるようになった後も➡ 263 00:20:03,002 --> 00:20:07,673 疑念は晴れることなく むしろ確信へと変わっていった。 264 00:20:07,673 --> 00:20:11,010 勇者伝承が全くのデタラメで➡ 265 00:20:11,010 --> 00:20:13,679 我々は 踊らされているだけだと。 266 00:20:13,679 --> 00:20:17,683 くっ…。 意図的に重要な情報が消され➡ 267 00:20:17,683 --> 00:20:21,687 実現不可能な方法が 人々に伝えられている。 268 00:20:21,687 --> 00:20:24,023 そして その真実は➡ 269 00:20:24,023 --> 00:20:27,026 歴代のハイデン王のみが 知っているのだと。 270 00:20:27,026 --> 00:20:29,028 そんな…。 271 00:20:29,028 --> 00:20:31,697 お前は その消された情報が➡ 272 00:20:31,697 --> 00:20:35,034 魔術だと言いたいのか。 そうだ。 273 00:20:35,034 --> 00:20:40,706 魔術の根源に関わる秘密が ハイデンの炉には隠されている。 274 00:20:40,706 --> 00:20:43,375 あの日より…。 275 00:20:43,375 --> 00:20:48,047 私の中で 「囁く声」も そう告げている。 276 00:20:48,047 --> 00:20:50,049 囁く声? 277 00:20:50,049 --> 00:20:53,052 だから 邪魔をするな! 278 00:20:58,724 --> 00:21:01,727 ギャオ! 279 00:21:01,727 --> 00:21:04,230 (ドレル)死竜 召喚! 280 00:21:04,230 --> 00:21:06,232 ドラゴンの骨!? 281 00:21:06,232 --> 00:21:09,401 あれは 古代の文献に出てくる死霊術! 282 00:21:09,401 --> 00:21:11,403 お逃げください 妃殿下! 283 00:21:11,403 --> 00:21:14,073 デッド ドラゴン クロウ! 284 00:21:14,073 --> 00:21:17,409 あっ…。 285 00:21:17,409 --> 00:21:20,112 うあっ! 勇者アリシア! 286 00:21:22,748 --> 00:21:25,451 アリシア! 早く あちらへ! 287 00:21:28,087 --> 00:21:30,089 フン…。 288 00:21:32,358 --> 00:21:34,660 ギャオ! 289 00:21:43,035 --> 00:21:46,038 うあっ! 290 00:21:46,038 --> 00:21:48,040 あぁ…。 291 00:21:52,044 --> 00:21:54,380 あっ…。 292 00:21:54,380 --> 00:22:00,386 ぐっ…。 293 00:22:00,386 --> 00:22:03,055 うぅ! 294 00:22:03,055 --> 00:22:08,060 まったく この痛みだけは慣れないな…。 295 00:22:10,062 --> 00:22:12,064 (アリシア)ドレルは行ったか…。 296 00:22:12,064 --> 00:22:15,067 だが さっきの話で クレンの知りたがっていた➡ 297 00:22:15,067 --> 00:22:17,369 黒幕の目星はついた。 298 00:22:19,405 --> 00:22:22,741 《聞いているか クレン クレン! 299 00:22:22,741 --> 00:22:26,412 返事をしろ クレン!》 300 00:22:26,412 --> 00:22:31,417 やかましい。 こっちも少し 面白いことになっている。 301 00:22:31,417 --> 00:22:34,353 なぜかは知らんが➡ 302 00:22:34,353 --> 00:22:38,657 首のない王が 自分の孫を 炉に焚べようとしている。