3 00:00:18,740 --> 00:00:21,580 目覚めたか我が娘よ 4 00:00:22,800 --> 00:00:25,400 美しく成長してくれたな 5 00:00:25,500 --> 00:00:29,020 俗物どもの好みそうな安い美貌だ 6 00:00:29,150 --> 00:00:32,010 然れば面白い趣向を思いついた 7 00:00:32,390 --> 00:00:33,220 趣向 8 00:00:33,490 --> 00:00:35,080 実験だよ 9 00:02:08,040 --> 00:02:17,950 ---日听:Aya 翻译:翼叔 校对:西西里夜---\N---时间:时末 压制:未可 发布:貌貌--- 10 00:02:08,040 --> 00:02:17,950 本字幕由诸神字幕组制作,仅供交流学习,禁止用于商业用途\N更多中日双语字幕,请登录http://www.kamigami.org 11 00:02:17,950 --> 00:02:21,000 魔術師の娘 12 00:02:21,180 --> 00:02:21,990 はい 13 00:02:22,160 --> 00:02:23,360 このウスノロ 14 00:02:23,390 --> 00:02:26,460 私の読みかけの本を片付ける気ですか 15 00:02:26,600 --> 00:02:28,740 何冊もほうりっぱなしだっただろう 16 00:02:32,740 --> 00:02:33,460 はい 17 00:02:35,680 --> 00:02:36,390 少尉殿 18 00:02:37,060 --> 00:02:38,050 アルマンか 19 00:02:38,730 --> 00:02:39,960 お願いです少尉殿 20 00:02:40,440 --> 00:02:42,150 私に本を譲ってください 21 00:02:42,560 --> 00:02:43,000 は 22 00:02:43,240 --> 00:02:44,040 幻書です 23 00:02:44,510 --> 00:02:46,240 自分は幻書が必要なのです 24 00:02:47,010 --> 00:02:47,690 幻書 25 00:02:48,430 --> 00:02:49,660 またですか 26 00:02:51,800 --> 00:02:53,990 少尉殿 本当にいいんですか 27 00:02:54,340 --> 00:02:57,240 アルマン その呼ぶ方は止めてくれと言っただろう 28 00:02:57,920 --> 00:02:58,530 すみません 29 00:02:59,110 --> 00:03:02,750 でも本当に こんな幼い子供を連れていっていいんですか 30 00:03:02,930 --> 00:03:05,500 ダリアンのことなら心配要らないと思うよ 31 00:03:05,800 --> 00:03:06,250 多分ね 32 00:03:06,970 --> 00:03:08,040 これから行くのは 33 00:03:08,290 --> 00:03:11,420 裏社交界の高級娼婦を紹介する娼館ですよ 34 00:03:11,930 --> 00:03:12,620 私は 35 00:03:12,830 --> 00:03:18,380 求婚した相手に幻書を寄越せなどと要求したヴィオラとかいう女に会いたいのです 36 00:03:18,730 --> 00:03:19,680 だからそれが… 37 00:03:19,690 --> 00:03:20,780 水銀細工 38 00:03:21,040 --> 00:03:22,440 王都の月女神 39 00:03:22,750 --> 00:03:24,110 十六夜薔薇の令嬢 40 00:03:24,800 --> 00:03:27,940 数限りない賛辞も惜しいままにする高級娼婦にして 41 00:03:28,430 --> 00:03:32,250 ジェレマイア財閥の御曹司アルマン·ジェレマイアを取り込みにした 42 00:03:32,510 --> 00:03:33,990 ヴィオラ·デェプレシーだろう 43 00:03:34,020 --> 00:03:37,300 お前もやっぱり娼婦とやらに興味津々なのですね 44 00:03:37,740 --> 00:03:39,400 興味津々なのは君だろう 45 00:03:40,320 --> 00:03:42,890 男の考えることは皆同じなのです 46 00:03:54,800 --> 00:03:58,320 こんな簡単にヴィオラが自分の屋敷の場所を教えるなんて 47 00:03:58,610 --> 00:03:59,890 聞いたことがありませんよ 48 00:04:00,330 --> 00:04:04,610 読姫が訪ねてきたら自分の屋敷を教えるようにと伝言してたんだ 49 00:04:05,030 --> 00:04:07,540 つまり 君が来るのが分かっていたんだ 50 00:04:09,100 --> 00:04:10,150 あの それで 51 00:04:10,180 --> 00:04:11,210 ヴィオラに出会えたら 52 00:04:11,520 --> 00:04:12,420 自分の願いは… 53 00:04:12,920 --> 00:04:14,630 例の…幻書のことかい 54 00:04:14,990 --> 00:04:15,410 はい 55 00:04:15,660 --> 00:04:19,500 家の書庫を探して見つけられたら勝手に持って行くがいいです 56 00:04:20,320 --> 00:04:21,270 有難う御座います 57 00:04:26,490 --> 00:04:28,680 こちらです ジェレマイア様 58 00:04:32,670 --> 00:04:33,290 ヴィオラ 59 00:04:38,260 --> 00:04:40,570 お久しぶりですね アルマン 60 00:04:41,340 --> 00:04:43,140 ヴィオラ 泣いていたのかい 61 00:04:43,690 --> 00:04:45,050 お恥ずかしい姿を 62 00:04:45,520 --> 00:04:48,100 月を眺めていたらなぜか涙が 63 00:04:48,460 --> 00:04:49,660 自分は月が憎い 64 00:04:49,930 --> 00:04:51,220 いいや 羨ましい 65 00:04:51,410 --> 00:04:54,010 田舎芝居もほどほどにするのです 66 00:04:54,200 --> 00:04:55,710 お友達の方ですか 67 00:04:55,960 --> 00:04:58,510 失礼 こちらは自分の曾ての上官 68 00:04:59,080 --> 00:05:01,150 ヒュー·アソンニー·ディスワード少尉殿です 69 00:05:01,360 --> 00:05:02,800 殿はやめてくれないか 70 00:05:03,720 --> 00:05:04,400 はじめまして 71 00:05:04,910 --> 00:05:06,450 はじめまして 少尉 72 00:05:06,790 --> 00:05:08,010 ヴィオラとお呼びください 73 00:05:08,210 --> 00:05:09,420 宜しく ヴィオラ 74 00:05:09,650 --> 00:05:11,650 なぜ幻書を求めたのですか 75 00:05:12,050 --> 00:05:12,350 はい 76 00:05:12,900 --> 00:05:17,720 私たちはお前がなぜ幻書を求めたのか知りたくてここに来たのです 77 00:05:17,950 --> 00:05:18,520 あの 78 00:05:18,520 --> 00:05:19,550 この子は その… 79 00:05:20,110 --> 00:05:22,170 ロード·モスキンには「慧者の石板」 80 00:05:22,720 --> 00:05:25,540 サー·バルボンには「燃える黄金珠の集成」 81 00:05:26,190 --> 00:05:29,460 グランヴィル兄弟には「殷王神鑑」と「龍樹の玉稿」 82 00:05:30,130 --> 00:05:33,660 そして このすっとこどっこいには「火蜥蜴の刻印の書」を 83 00:05:33,970 --> 00:05:35,020 すべてお前が 84 00:05:35,040 --> 00:05:39,760 お前に求婚した者に結婚したければ持ってくるように要求した幻書なのです 85 00:05:39,970 --> 00:05:41,810 えっ すべてヴィオラが 86 00:05:42,060 --> 00:05:45,820 どいつこいつもそろってこの唐変木の家を訪ねて来たのです 87 00:05:46,270 --> 00:05:48,190 幻書をお持ちではありませんか 88 00:05:48,290 --> 00:05:49,700 譲っていただけません 89 00:05:49,810 --> 00:05:51,060 五人どもです 90 00:05:51,250 --> 00:05:54,870 私を間抜けどもの相手で睡眠不足にでもさせたいのですか 91 00:05:55,630 --> 00:05:57,830 それはご迷惑をお掛けしました 92 00:05:58,010 --> 00:05:59,130 黒の読姫 93 00:06:00,480 --> 00:06:02,210 やっぱりダリアンを知っていたのか 94 00:06:02,900 --> 00:06:07,640 九十万と六百六十六冊の幻書を封印した幻の図書館 95 00:06:08,130 --> 00:06:10,290 ダンタリアンの書架を統べる姫 96 00:06:10,830 --> 00:06:12,920 実在するとは思いませんでした 97 00:06:13,190 --> 00:06:15,980 ならばお前のその知識は何なのですか 98 00:06:16,480 --> 00:06:17,370 分かりません 99 00:06:17,880 --> 00:06:19,690 私には記憶がないのです 100 00:06:20,320 --> 00:06:23,260 この街に来た三年前より前の記憶が 101 00:06:24,280 --> 00:06:26,500 そんな悲し目をしないでおくれ ヴィオラ 102 00:06:27,100 --> 00:06:29,000 君は誰よりも博識じゃないか 103 00:06:29,530 --> 00:06:31,130 文学や故事にも精通し 104 00:06:31,630 --> 00:06:33,670 最先端の学問の知識もある 105 00:06:34,230 --> 00:06:37,510 いいえ 私の持っているのはただの知識 106 00:06:38,190 --> 00:06:40,470 私自身の思い出は何もない 107 00:06:41,240 --> 00:06:43,880 この美しい衣装も豪華な屋敷も 108 00:06:44,240 --> 00:06:47,130 すべてパトロンである殿方から与えられた物 109 00:06:47,680 --> 00:06:50,700 私の持ち物は何一つここにはないわ 110 00:06:51,280 --> 00:06:52,120 ヴィオラ 111 00:06:52,780 --> 00:06:54,410 そんな悲しい表情を 112 00:06:54,670 --> 00:06:56,400 いい加減にするのです 113 00:06:56,470 --> 00:06:57,810 このすっとこどっこい 114 00:06:58,290 --> 00:06:58,720 危ない 115 00:07:03,930 --> 00:07:04,760 下がれ ダリアン 116 00:07:09,930 --> 00:07:11,330 もうすぐよヴィオラ 117 00:07:12,250 --> 00:07:14,290 伯爵がこの地に戻ってくるわ 118 00:07:14,610 --> 00:07:16,430 お前を連れ戻すために 119 00:07:16,930 --> 00:07:21,140 帰還準備を 次の満月の夜までに 120 00:07:33,230 --> 00:07:33,930 大丈夫ですか 121 00:07:34,610 --> 00:07:34,910 ええ 122 00:07:35,280 --> 00:07:37,890 さすがは裏社交界の高級娼婦 123 00:07:38,160 --> 00:07:40,210 つき合う相手も並みではないのです 124 00:07:40,390 --> 00:07:40,910 警告 125 00:07:41,230 --> 00:07:42,080 いいや予告か 126 00:07:42,550 --> 00:07:43,640 知っている相手なのかい 127 00:07:43,900 --> 00:07:45,060 いいえ 知りません 128 00:07:45,450 --> 00:07:46,690 何を言っているのかも 129 00:07:47,060 --> 00:07:49,840 伯爵とは貴方を連れ戻すと言っていた 130 00:07:50,210 --> 00:07:50,990 分かりません 131 00:07:51,460 --> 00:07:54,560 ただ 恐ろしい方だという感じだけが 132 00:07:55,270 --> 00:07:57,240 期限は次の満月の夜か 133 00:07:57,700 --> 00:08:02,230 だからお前は求婚者たちに幻書を探し出すことを望んだのですか 134 00:08:02,520 --> 00:08:04,820 その伯爵とやらに対抗するために 135 00:08:05,180 --> 00:08:10,170 多分私がこの街に居続けるためにはその五冊が必要だと 136 00:08:10,770 --> 00:08:12,660 私の知識がそう言っているんです 137 00:08:12,970 --> 00:08:15,560 どこから来たのかも分からない知識が 138 00:08:15,960 --> 00:08:16,420 ええ 139 00:08:17,100 --> 00:08:18,790 ご安心ください ヴィオラ 140 00:08:19,260 --> 00:08:23,060 自分が必ず幻書を探し出して 貴方のことを守ります 141 00:08:23,180 --> 00:08:24,420 ありがとう アルマン 142 00:08:24,780 --> 00:08:27,610 その貴方の気持ちだけで私は満足です 143 00:08:27,940 --> 00:08:29,110 ああ ヴィオラ 144 00:08:29,610 --> 00:08:31,200 例え有翼の女相手でも 145 00:08:31,610 --> 00:08:33,260 例え謎の伯爵が相手でも 146 00:08:33,550 --> 00:08:34,680 私が必ず… 147 00:08:36,130 --> 00:08:38,030 一つだけ聞かせて欲しいのです 148 00:08:38,450 --> 00:08:43,160 なぜお前は幻書を手に入れてまでこの街に残りたいと思ったのですか 149 00:08:45,220 --> 00:08:47,080 実はよく分からないのです 150 00:08:47,520 --> 00:08:50,340 ただ 別れたくない人がいるのです 151 00:08:50,350 --> 00:08:51,270 おお ヴィオラ 152 00:08:52,210 --> 00:08:54,010 もう用が済んだのですヒューイ 153 00:08:54,540 --> 00:08:55,060 分かった 154 00:08:57,100 --> 00:08:58,130 また来るのです 155 00:08:58,810 --> 00:09:00,310 次の満月の夜に 156 00:09:00,850 --> 00:09:01,560 もう一度 157 00:09:15,370 --> 00:09:16,870 そうそうたる顔ぶれだね 158 00:09:17,320 --> 00:09:19,400 ヴィオラ嬢の人望はたいしたものだ 159 00:09:19,710 --> 00:09:23,670 どいつもこいつも女の色香に惑わされた助平どもなのです 160 00:09:24,040 --> 00:09:26,100 血生臭いことにならなければいいけど 161 00:09:26,370 --> 00:09:29,570 そもそもあんな武器で太刀打ちできる相手なのですか 162 00:09:29,710 --> 00:09:30,630 大丈夫です 163 00:09:31,070 --> 00:09:32,730 自分にはこの幻書がありますから 164 00:09:33,240 --> 00:09:34,830 見つけたのか アルマン 165 00:09:35,290 --> 00:09:36,350 はい少尉殿 166 00:09:36,890 --> 00:09:38,090 昨夜遅くにやっと 167 00:09:38,420 --> 00:09:39,330 たいしたものだ 168 00:09:40,320 --> 00:09:43,510 お前達 「竹取物語」というものを知っていますか 169 00:09:43,770 --> 00:09:45,860 あ 東洋のお伽話だね 170 00:09:46,550 --> 00:09:47,020 イエス 171 00:09:47,440 --> 00:09:50,140 千年近くも前の古い伝説なのです 172 00:09:50,400 --> 00:09:53,160 五人の貴公子に求婚された赫映姫は 173 00:09:53,390 --> 00:09:57,860 彼らに嫁ぐ条件として五つの宝器を持参するように命じたのです 174 00:09:58,030 --> 00:09:59,740 ヴィオラの無理難題に似ているな 175 00:10:00,340 --> 00:10:04,480 男とは千年も前から女の我が儘に振り回され続けている 176 00:10:04,590 --> 00:10:06,760 進歩のない馬鹿な生き物なのです 177 00:10:07,070 --> 00:10:12,600 だが ヴィオラは自分がこの街に残るためには五冊の幻書が必要だと言っていた 178 00:10:12,830 --> 00:10:13,520 そんな… 179 00:10:13,920 --> 00:10:15,840 まさか ヴィオラを守る為には 180 00:10:16,210 --> 00:10:19,000 この「火蜥蜴の刻印の書」だけでは不足だと 181 00:10:19,260 --> 00:10:21,690 心配は無用だ アルマン·ジェレマイア 182 00:10:22,820 --> 00:10:23,850 ロード·モスキン 183 00:10:24,450 --> 00:10:28,040 幻書を探し当てたのが自分だけだとでも思っていたのかね 184 00:10:28,240 --> 00:10:32,010 この通り我らもまたヴィオラの依頼を果たして参上したのだ 185 00:10:32,180 --> 00:10:35,660 これで我々は皆 条件は同じという訳ですな 186 00:10:36,010 --> 00:10:37,240 ヴィオラにはもう一度 187 00:10:37,370 --> 00:10:39,590 結婚相手を選んでもらうことにしましょう 188 00:10:39,790 --> 00:10:40,560 そうですね 189 00:10:40,770 --> 00:10:44,170 不埒な誘拐犯を追い払った後でじっくりと 190 00:10:46,810 --> 00:10:50,410 よくも五冊の幻書が 全部都合良く揃ったものだ 191 00:10:51,190 --> 00:10:53,180 主役のお出ましなのです 192 00:10:55,070 --> 00:10:55,740 皆様 193 00:10:56,070 --> 00:10:58,130 こんな私のために集まってくださって 194 00:10:58,230 --> 00:10:59,850 本当に感謝に堪えません 195 00:11:00,180 --> 00:11:01,680 けれどそのお気持ちだけで 196 00:11:01,790 --> 00:11:02,750 もう十分です 197 00:11:05,420 --> 00:11:06,260 逆効果だ 198 00:11:06,350 --> 00:11:08,120 いいえ 狙い通りなのです 199 00:11:08,370 --> 00:11:09,850 逃げてください 早く 200 00:11:11,050 --> 00:11:12,610 心配は要りませんよ ヴィオラ 201 00:11:12,890 --> 00:11:15,750 我々は貴方を何処にも連れて行かせはしません 202 00:11:15,960 --> 00:11:16,940 そうですとも 203 00:11:17,150 --> 00:11:18,770 私たちには幻書があります 204 00:11:18,880 --> 00:11:20,710 貴方が望んだ五冊の幻書が 205 00:11:21,000 --> 00:11:22,460 ご覧ください ヴィオラ 206 00:11:24,830 --> 00:11:26,310 五冊の幻書か 207 00:11:26,720 --> 00:11:30,100 そんな物の力に頼ってまで我に逆らうか 208 00:11:31,610 --> 00:11:33,740 実に素晴らしいぞヴィオラ 209 00:11:34,340 --> 00:11:35,100 何者だ 210 00:11:35,280 --> 00:11:36,270 宙に浮いてるぞ 211 00:11:36,740 --> 00:11:37,770 下がりたまえ 212 00:11:38,070 --> 00:11:39,660 俗物の屑諸君 213 00:11:40,030 --> 00:11:40,690 なんだと 214 00:11:40,700 --> 00:11:41,250 無礼な 215 00:11:41,370 --> 00:11:42,800 君たちに用はない 216 00:11:43,070 --> 00:11:43,870 化け物め 217 00:11:55,790 --> 00:11:57,650 き 貴様 218 00:11:57,790 --> 00:11:58,980 何をした 219 00:12:00,560 --> 00:12:04,120 我の力よもや忘れたわけではあるまいな 220 00:12:04,490 --> 00:12:06,190 無駄な抵抗は止めて 221 00:12:06,340 --> 00:12:08,610 素直に戻って来るのだ ヴィオラ 222 00:12:08,990 --> 00:12:10,370 我が娘よ 223 00:12:12,530 --> 00:12:14,850 お お父様 224 00:12:15,350 --> 00:12:16,260 お父様 225 00:12:16,500 --> 00:12:19,040 感動的な親子の再会なのです 226 00:12:19,530 --> 00:12:21,580 血液を沸騰した水銀に変えたんだ 227 00:12:22,070 --> 00:12:23,670 彼の持つ幻書の力なのか 228 00:12:24,200 --> 00:12:24,500 ノウ 229 00:12:25,060 --> 00:12:27,700 あの男は幻書の読み手ではないのです 230 00:12:28,050 --> 00:12:30,150 だったら 彼の使った力は 231 00:12:30,710 --> 00:12:34,160 あの男がわざわざ満月を指定した現れたのには 232 00:12:34,450 --> 00:12:36,980 理由があると考えるのが自然なのです 233 00:12:38,000 --> 00:12:40,380 ヴィオラよ 実験は終わりだ 234 00:12:40,950 --> 00:12:46,360 これだけの数の男を手玉に取るとは我の予想を上回る成果だ 235 00:12:46,660 --> 00:12:50,830 さあ 我にお前の体を調べさせてくれ 236 00:12:53,680 --> 00:12:55,030 我を拒むか 237 00:12:55,990 --> 00:12:58,210 然れば連れ戻すまで 238 00:13:03,280 --> 00:13:04,430 物質召喚 239 00:13:05,010 --> 00:13:06,060 娘たちよ 240 00:13:06,240 --> 00:13:08,560 無粋な邪魔者どもを駆逐せよ 241 00:13:10,070 --> 00:13:10,840 やめて 242 00:13:23,720 --> 00:13:26,270 あれも幻書の力じゃないというのか ダリアン 243 00:13:26,730 --> 00:13:29,930 あの男は禁断の叡智を知る者です 244 00:13:31,110 --> 00:13:32,180 幻書に頼らず 245 00:13:32,460 --> 00:13:34,830 自らの知識で魔力を振るう者 246 00:13:35,320 --> 00:13:36,010 即ち 247 00:13:36,700 --> 00:13:38,480 本物の魔術師なのです 248 00:13:38,900 --> 00:13:40,770 本物の…魔術師 249 00:13:42,100 --> 00:13:42,620 そうか 250 00:13:43,160 --> 00:13:45,540 満月は魔力が最も強くなる時 251 00:13:45,760 --> 00:13:46,560 左様 252 00:13:47,130 --> 00:13:48,710 我が名はメルガル 253 00:13:49,200 --> 00:13:53,400 遥か古に異郷の王より伯爵位を与えられし者 254 00:13:53,820 --> 00:13:56,880 死の定めより解き放たれる学究の徒 255 00:13:57,020 --> 00:13:59,310 お目にかかれて光栄ですぞ 256 00:13:59,470 --> 00:14:00,900 黒の読姫 257 00:14:01,240 --> 00:14:02,750 よもやこの時代に 258 00:14:02,900 --> 00:14:06,980 お前ほどの力を持つ魔術師に巡り合えるとは思ってなかったのです 259 00:14:07,070 --> 00:14:10,890 そのような過褒な賛辞を賜り幸甚の至り 260 00:14:11,490 --> 00:14:13,500 然れば黒の読姫には 261 00:14:13,750 --> 00:14:17,520 我が愛娘を回収することお目溢し願いた… 262 00:14:16,960 --> 00:14:17,610 やめろ 263 00:14:17,960 --> 00:14:21,660 こ これ以上ヴィオラを悲しませるような真似は許さんぞ 264 00:14:21,950 --> 00:14:24,030 「火蜥蜴の刻印の書」か 265 00:14:24,500 --> 00:14:26,250 然れども 愚かなり 266 00:14:27,330 --> 00:14:28,090 熱い 267 00:14:28,610 --> 00:14:30,620 そんな まさか偽物 268 00:14:30,820 --> 00:14:35,560 金銭で手に入れた偽りの愛に偽りの幻書偽りの社交界 269 00:14:35,850 --> 00:14:40,590 すべてが偽りのお前には相応しい舞台ではないかね ヴィオラよ 270 00:14:40,750 --> 00:14:42,540 彼女への侮辱は許さん 271 00:14:44,140 --> 00:14:48,410 許されなければどうだというのかね 俗物どもが 272 00:14:52,510 --> 00:14:53,430 駄目 273 00:15:11,220 --> 00:15:11,830 ヴィオラ 274 00:15:12,440 --> 00:15:13,190 君は 275 00:15:13,470 --> 00:15:14,660 分かったかね 276 00:15:14,960 --> 00:15:18,620 これが「水銀細工」と謳われし高級娼婦の正体 277 00:15:18,900 --> 00:15:21,810 錬金術で生み出されたホムンクルスだ 278 00:15:22,080 --> 00:15:23,630 何のためにこんなことを 279 00:15:24,100 --> 00:15:25,240 実験だよ 280 00:15:25,630 --> 00:15:29,600 我の造りし人造人間がどれだけ人間に近づけるか 281 00:15:29,890 --> 00:15:33,910 君たちを誑かし 騙し続けることがヴィオラの使命 282 00:15:34,440 --> 00:15:36,950 そして自分の演技に酔いしれた娘は 283 00:15:37,280 --> 00:15:40,880 自我にすら目覚めて創造主たる我を裏切った 284 00:15:41,620 --> 00:15:43,240 実に素晴らしい 285 00:15:44,080 --> 00:15:46,940 ヴィオラをどうするつもりなのですか メルガル 286 00:15:47,320 --> 00:15:49,320 回収して分解いたします 287 00:15:49,670 --> 00:15:53,040 いかなる記憶の蓄積が自我を生じせしめたのか 288 00:15:53,280 --> 00:15:56,170 生命と器物の境目は何処にありや 289 00:15:56,310 --> 00:15:57,200 それこそ我らは… 290 00:15:57,230 --> 00:15:58,140 分解だと 291 00:15:58,620 --> 00:15:59,700 そんなことはさせない 292 00:16:00,200 --> 00:16:02,050 例え世間が偽りと呼ぼうとも 293 00:16:02,530 --> 00:16:04,970 自分がヴィオラを想う気持ちに偽りはない 294 00:16:05,500 --> 00:16:07,830 良くぞ言った 我が恋敵よ 295 00:16:07,930 --> 00:16:10,940 ここで退けば 我々は世間の笑いものだ 296 00:16:11,400 --> 00:16:13,810 くだらん意地のために死を選ぶか 297 00:16:14,090 --> 00:16:15,010 やむを得ぬ 298 00:16:15,570 --> 00:16:17,210 我が至高の魔術よ 299 00:16:17,560 --> 00:16:20,910 彼らに無慈悲なる死の慈悲を与えよ 300 00:16:29,590 --> 00:16:33,140 ヒューイ お前に門を開く権利を与えるのです 301 00:16:35,770 --> 00:16:36,770 我は問う 302 00:16:38,610 --> 00:16:39,990 汝は人なりや 303 00:16:41,690 --> 00:16:43,760 否 我は天 304 00:16:45,420 --> 00:16:47,090 壺中の天なり 305 00:17:13,380 --> 00:17:14,090 君は 306 00:17:14,570 --> 00:17:17,280 このダンタリアンの書架から出たくないの 307 00:17:17,820 --> 00:17:19,930 私はここから離れたくないの 308 00:17:20,560 --> 00:17:22,890 私は大好きな本に囲まれていたい 309 00:17:23,530 --> 00:17:26,430 本だけで世界を知ることはできないよ 310 00:17:26,740 --> 00:17:27,420 出来るわ 311 00:17:27,790 --> 00:17:29,910 本にはすべてが記されている 312 00:17:30,430 --> 00:17:31,770 お日様の匂いも 313 00:17:32,110 --> 00:17:33,290 スコーンの甘さも 314 00:17:33,720 --> 00:17:35,300 ベットの温もりでさえも 315 00:17:35,960 --> 00:17:38,080 それは本当の世界なの 316 00:17:38,350 --> 00:17:40,540 そうよ 私にはそう 317 00:17:41,280 --> 00:17:43,890 それで君は寂しくないの 318 00:17:44,470 --> 00:17:45,710 そんな気持ち 319 00:17:46,210 --> 00:17:47,830 もう忘れてしまった 320 00:17:51,640 --> 00:17:54,920 そうよ そんな気持ちは忘れていたの 321 00:17:56,000 --> 00:17:57,770 貴方がここに来るまでは 322 00:18:09,120 --> 00:18:11,690 地獄の炎で燃え尽きるがいい 323 00:18:21,570 --> 00:18:22,680 無傷だと 324 00:18:23,500 --> 00:18:25,820 我は育む 我は滅ぼす 325 00:18:26,290 --> 00:18:28,540 火の精霊サラマンダーは不死の刻印 326 00:18:28,650 --> 00:18:31,450 いかなる炎をも封じる耐火の紋章 327 00:18:32,370 --> 00:18:34,230 「火蜥蜴の刻印の書」か 328 00:18:34,480 --> 00:18:35,590 本物だと 329 00:18:36,320 --> 00:18:38,610 幻書がお前たちを選んだのです 330 00:18:40,020 --> 00:18:42,000 我が娘たちよ 331 00:18:50,460 --> 00:18:51,770 撃てよ 黄金珠 332 00:18:52,200 --> 00:18:53,900 邪悪なる鬼どもを撃ち抜け 333 00:18:54,190 --> 00:18:55,130 金の波動は… 334 00:18:55,220 --> 00:18:57,120 「燃える黄金珠の集成」か 335 00:18:57,670 --> 00:18:58,400 然れば 336 00:19:06,060 --> 00:19:08,430 まことは影 まやかしは光 337 00:19:09,010 --> 00:19:12,180 近所は影を求める 光を退けたまえ 338 00:19:12,480 --> 00:19:17,970 間違った死者は聖者にすべてを なぜならば 退散は正しい道を求め 339 00:19:18,490 --> 00:19:20,250 やめてください お父様 340 00:19:20,670 --> 00:19:24,330 まやかしの術を無効化する幻書「慧者の石板」です 341 00:19:24,870 --> 00:19:29,550 お父様の魔術ではもうこの方たちを傷つけることはできません 342 00:19:30,190 --> 00:19:33,230 それに お父様が傷つけた方々も 343 00:19:33,510 --> 00:19:36,580 戦いの傷を癒す幻書「殷王神鑑」 344 00:19:37,030 --> 00:19:41,520 それに 幻術による仮初めの死者を蘇生させる「龍樹の玉稿」 345 00:19:41,930 --> 00:19:45,310 悉く我が術を覆す幻書を揃えるとは 346 00:19:45,450 --> 00:19:46,860 いかなる意想か 347 00:19:47,190 --> 00:19:48,300 読姫よ 348 00:19:48,790 --> 00:19:51,240 文句はお前の娘に言うのです 349 00:19:51,660 --> 00:19:55,600 それらの幻書を集めるよう色気に惑った男どもに命じたのは 350 00:19:55,790 --> 00:19:58,820 お前が嘲っていたそのホムンクルスなのですから 351 00:20:08,080 --> 00:20:10,460 よかろう ヴィオラよ我の負けだ 352 00:20:10,900 --> 00:20:13,910 永劫に歳古ることも叶わぬ作り物の身で 353 00:20:14,110 --> 00:20:16,530 愛を知ることができるというのなら 354 00:20:16,800 --> 00:20:18,730 それはそれで愉快なことよ 355 00:20:19,440 --> 00:20:22,730 お前が再び我が元に戻りたいと願う日まで 356 00:20:23,260 --> 00:20:25,760 せいぜい自由に生きるがいい 357 00:20:29,450 --> 00:20:31,950 では読姫と その鍵守よ 358 00:20:32,550 --> 00:20:36,450 またどこかで相まみえましょうぞ 359 00:20:48,950 --> 00:20:49,780 くたばれ 360 00:20:53,930 --> 00:20:56,060 幻書はお返しします 少尉殿 361 00:20:56,910 --> 00:20:59,180 自分たちにはもう必要ない物ですから 362 00:20:59,570 --> 00:21:00,210 ありがとう 363 00:21:00,720 --> 00:21:02,980 皆さんにはなんとお礼を言ったらいいのか 364 00:21:03,220 --> 00:21:04,910 礼なんて不要です ヴィオラ 365 00:21:05,060 --> 00:21:07,590 愛する女性を守るのは紳士の務め 366 00:21:08,070 --> 00:21:09,670 これで貴方も心おきなく 367 00:21:09,730 --> 00:21:12,250 好きな男性の元に行けるのではありませんか 368 00:21:13,000 --> 00:21:13,640 はい 369 00:21:13,810 --> 00:21:14,490 それでは 370 00:21:14,690 --> 00:21:17,520 五人の中から誰を選ぶか決めていただけませんか 371 00:21:18,040 --> 00:21:20,030 それとも何か新しい条件でも 372 00:21:20,320 --> 00:21:21,740 その必要はありません 373 00:21:22,390 --> 00:21:25,520 私にはもう心に決めた人がいますから 374 00:21:31,460 --> 00:21:32,140 ヴィオラ 375 00:21:35,090 --> 00:21:36,150 男爵様 376 00:21:37,060 --> 00:21:39,380 男爵様 377 00:21:40,450 --> 00:21:42,360 ヴィオラ 無事で良かった 378 00:21:42,710 --> 00:21:45,300 男爵様 来てくださったのですね 379 00:21:45,480 --> 00:21:46,880 勿論さ ヴィオラ 380 00:21:47,330 --> 00:21:47,840 あの… 381 00:21:48,470 --> 00:21:48,970 誰だ 382 00:21:49,210 --> 00:21:50,270 ご紹介しますわ 383 00:21:50,570 --> 00:21:52,880 この方が私の新しい恋人です 384 00:21:53,060 --> 00:21:54,290 こ 恋人 385 00:21:54,620 --> 00:21:55,320 でも ヴィオラ 386 00:21:55,810 --> 00:22:01,050 君は自分たちが求婚した時幻書を持ってきた人と結婚するって約束したんじゃ 387 00:22:01,380 --> 00:22:06,110 はい でもこの方とは皆さんにお願いした後で知り合ったんです 388 00:22:06,600 --> 00:22:08,430 だから ごめんなさいね 389 00:22:11,260 --> 00:22:14,430 皆さんのこと 私決して忘れたりしませんわ 390 00:22:14,770 --> 00:22:15,420 ありがとう 391 00:22:16,230 --> 00:22:17,610 僕からも礼を言うよ 392 00:22:18,090 --> 00:22:19,110 ありがとう 諸君 393 00:22:19,580 --> 00:22:20,140 それでは 394 00:22:29,340 --> 00:22:31,250 ああ ヴィオラ 395 00:22:31,510 --> 00:22:34,330 凄いな さすがは魔術師の娘だ 396 00:22:35,010 --> 00:22:38,380 女心は幻書よりも奇なり なのです 397 00:24:15,980 --> 00:24:16,760 なあ ダリアン 398 00:24:16,980 --> 00:24:19,310 女性は拘束願望が強いものなのかな 399 00:24:19,670 --> 00:24:21,530 こう きゅっと されたいとか 400 00:24:21,680 --> 00:24:23,570 一体何が言いたいのですか 401 00:24:23,650 --> 00:24:25,240 だって 彼女も君も 402 00:24:25,380 --> 00:24:27,930 わ 私を変態扱いするなです 403 00:24:28,160 --> 00:24:30,150 次回 焚書官