1 00:00:03,670 --> 00:00:12,512 ♬~ 2 00:00:12,512 --> 00:00:15,349 (笑い声) 3 00:00:15,349 --> 00:00:26,360 ♬~ 4 00:00:26,360 --> 00:00:31,198 (鈍い音) 5 00:00:31,198 --> 00:00:42,209 ♬~ 6 00:00:42,209 --> 00:00:46,113 (夜宵)たとえ トイレに隠れていようとも…。 7 00:00:48,548 --> 00:00:52,653 (夜宵)必ず… 見つけ出す。 8 00:02:35,522 --> 00:02:38,125 (鳥のさえずり) 9 00:02:41,194 --> 00:02:43,530 新入生 挨拶。 10 00:02:43,530 --> 00:02:46,633 代表 幻燈河螢多朗くん。 11 00:02:48,702 --> 00:02:52,039 挨拶の人って 入試で1位ってことだよね? 12 00:02:52,039 --> 00:02:54,141 すっご~い。 13 00:02:58,545 --> 00:03:00,647 (詠子)んっ! 14 00:03:07,654 --> 00:03:11,491 <螢多朗:僕はオカルトの類が嫌いだ> 15 00:03:11,491 --> 00:03:14,995 (シャッター音) 16 00:03:14,995 --> 00:03:17,998 はっ! (螢多朗)はぁ~。 17 00:03:17,998 --> 00:03:20,834 やっぱり心霊写真になった…。 はっ! 18 00:03:20,834 --> 00:03:22,836 わぁああ~! 19 00:03:22,836 --> 00:03:26,006 ごめんね ムリ言って撮ってもらったのに…。 20 00:03:26,006 --> 00:03:30,510 いや 気にしないで 詠子のせいじゃないし…。 21 00:03:30,510 --> 00:03:34,347 (螢多朗)ぼく 写真撮ると 100%こうなるから。 22 00:03:34,347 --> 00:03:36,349 (詠子)うう…。 23 00:03:36,349 --> 00:03:39,686 <螢多朗:ぼくは 霊媒体質だ。 24 00:03:39,686 --> 00:03:44,024 中学の時に 霊障を受けたことがある。 25 00:03:44,024 --> 00:03:47,194 その時に 友人を巻き込んでしまい➡ 26 00:03:47,194 --> 00:03:51,865 以来 2年あまり 大切な人を傷つけるのが怖くて➡ 27 00:03:51,865 --> 00:03:53,867 引きこもっていた。 28 00:03:53,867 --> 00:03:57,370 けれど 幼なじみの詠子や家族➡ 29 00:03:57,370 --> 00:03:59,873 周囲の人の応援もあって➡ 30 00:03:59,873 --> 00:04:04,478 去年から社会復帰に向けて 活動を始め➡ 31 00:04:04,478 --> 00:04:07,647 何とか同学年に追いついた> 32 00:04:07,647 --> 00:04:11,151 (詠子)ねえ そういえば バイトの話ってどうなったの? 33 00:04:11,151 --> 00:04:13,987 ああ 詠子が勧めてくれたとこ? 34 00:04:13,987 --> 00:04:16,490 大丈夫だったよ。 おお~! 35 00:04:16,490 --> 00:04:20,494 実は私のいとこも 「家庭教師のスクエア」なんだ! 36 00:04:20,494 --> 00:04:23,330 (詠子)生徒だけどね。 そう なの? 37 00:04:23,330 --> 00:04:25,665 だから勧めてくれたのか。 38 00:04:25,665 --> 00:04:30,003 フッ… 新入生総代に家庭教師…。 39 00:04:30,003 --> 00:04:33,673 社会復帰 一歩目は大成功だね。 40 00:04:33,673 --> 00:04:36,176 それに➡ 41 00:04:36,176 --> 00:04:39,012 また同じ学校に通えるよ! 42 00:04:39,012 --> 00:04:41,848 (詠子)改めて これからよろしくね。 43 00:04:41,848 --> 00:04:45,018 うん…。 フフッ。 44 00:04:45,018 --> 00:04:47,687 <螢多朗:他人を 避ける生活の中で➡ 45 00:04:47,687 --> 00:04:50,190 苦手になった人づきあい…。 46 00:04:50,190 --> 00:04:53,360 のちのち 霊媒体質のしのぎ方も含めて➡ 47 00:04:53,360 --> 00:04:55,862 しっかり訓練して…➡ 48 00:04:55,862 --> 00:04:58,532 ぼくは まともな人間になる> 49 00:04:58,532 --> 00:05:01,134 じゃあ 今日から この子の担当をよろしくね。 50 00:05:01,134 --> 00:05:04,471 ひゃ ひゃい! もうちょっと肩の力を抜いて…。 51 00:05:04,471 --> 00:05:06,640 ひゃい…。 まあ無理もないか。 52 00:05:06,640 --> 00:05:09,976 はぁ…。 何しろその子は 今うちが一番期待している➡ 53 00:05:09,976 --> 00:05:12,279 天才児だからね。 54 00:05:14,314 --> 00:05:17,984 (夜宵)こっちこい こっちこい…。 55 00:05:17,984 --> 00:05:19,986 こっちこい。 56 00:05:19,986 --> 00:05:24,491 ⦅ぜひ 総代の君へと指名が来た。 頑張ってくれ⦆ 57 00:05:24,491 --> 00:05:26,660 (螢多朗)う~ん…。 58 00:05:26,660 --> 00:05:29,829 名字が同じだから まさかと思ったけど…。 59 00:05:29,829 --> 00:05:31,832 (インターホン) 60 00:05:31,832 --> 00:05:34,000 螢くん!? どうしたの? 61 00:05:34,000 --> 00:05:36,336 あ いや 例のバイトで…。 62 00:05:36,336 --> 00:05:38,338 何かの手違いかな…。 63 00:05:38,338 --> 00:05:40,340 (螢多朗)詠子って ひとりっ子だよね? 64 00:05:40,340 --> 00:05:43,009 ああ! 前に話した いとこだよ! 65 00:05:43,009 --> 00:05:45,011 去年から一緒に暮らしてるの。 66 00:05:45,011 --> 00:05:48,348 えっ じゃあ ぼくの教える子って…。 67 00:05:48,348 --> 00:05:52,018 (詠子)そういうことだね! すっごい偶然! 68 00:05:52,018 --> 00:05:55,188 まさか螢くんが 担当の先生になるなんて! 69 00:05:55,188 --> 00:05:58,391 お~い! 先生来たよ~! 70 00:06:01,461 --> 00:06:04,130 んっ!? うっ! 71 00:06:04,130 --> 00:06:07,133 んっ? え 詠子 君は…➡ 72 00:06:07,133 --> 00:06:09,135 何と暮らしてるんだ!? 73 00:06:09,135 --> 00:06:11,137 えっ 何って…➡ 74 00:06:11,137 --> 00:06:13,340 いとこの寶月夜宵ちゃん。 75 00:06:16,810 --> 00:06:21,147 ひ 瞳が… 2つずつある? 76 00:06:21,147 --> 00:06:23,149 んっ? (夜宵)右手…➡ 77 00:06:23,149 --> 00:06:25,151 ごっついのついてるね。 78 00:06:25,151 --> 00:06:27,153 んっ! 79 00:06:27,153 --> 00:06:30,824 《み 視えてる! 80 00:06:30,824 --> 00:06:32,826 これは…。 81 00:06:32,826 --> 00:06:36,162 この 嫌な感じは…。 82 00:06:36,162 --> 00:06:39,666 アレのせいか!?》 83 00:06:39,666 --> 00:06:42,335 君 今すぐその人形を…。 84 00:06:42,335 --> 00:06:45,672 うっ…。 85 00:06:45,672 --> 00:06:48,008 ごめんね おイタして。 86 00:06:48,008 --> 00:06:51,678 息の根 止めておくから。 87 00:06:51,678 --> 00:06:55,181 《間違いない… この子もこっち側だ。 88 00:06:55,181 --> 00:06:58,351 しかも 断然深い!》 89 00:06:58,351 --> 00:07:01,121 螢くん どうしたの? あ…。 90 00:07:01,121 --> 00:07:03,523 《螢多朗:そうだ…》 91 00:07:06,793 --> 00:07:10,297 《ぼくは…》 92 00:07:10,297 --> 00:07:13,300 今日から 夜宵ちゃんを 担当することになった➡ 93 00:07:13,300 --> 00:07:16,469 幻燈河螢多朗です よろしくね。 94 00:07:16,469 --> 00:07:19,306 えっ? (夜宵)螢多朗先生。 95 00:07:19,306 --> 00:07:21,308 心霊スポット行こ~ぜ。 96 00:07:21,308 --> 00:07:23,310 はっ? えっ? 97 00:07:23,310 --> 00:07:25,812 ちょ! ぼく家庭教師で来たんだよ!? 98 00:07:25,812 --> 00:07:29,983 知ってる。 でも 高確率で出る。 99 00:07:29,983 --> 00:07:32,819 モテそうな体してるから。 100 00:07:32,819 --> 00:07:35,989 《明らかに人間にじゃないだろ》 101 00:07:35,989 --> 00:07:38,658 いいや! やっぱり勉強しなくちゃ! 102 00:07:38,658 --> 00:07:41,328 もしもし スクエアですか? お宅の幻燈河先生が➡ 103 00:07:41,328 --> 00:07:44,497 いたいけな私に 「ウヘヘ どんなパンツはいてんの?」と。 104 00:07:44,497 --> 00:07:46,833 だ~! 違います 違います! 105 00:07:46,833 --> 00:07:50,003 詠子 一緒に止めて…。 準備 おっけ~! 106 00:07:50,003 --> 00:07:52,172 はぁあああ~? 107 00:07:52,172 --> 00:07:54,841 れっつご~。 すと~! 108 00:07:54,841 --> 00:07:57,344 (エンジン音) 109 00:07:57,344 --> 00:07:59,512 《こんなの想定外だ…。 110 00:07:59,512 --> 00:08:02,115 猛烈に逃げ出したい》 111 00:08:02,115 --> 00:08:05,118 (螢多朗)詠子 どういうつもり? 112 00:08:05,118 --> 00:08:07,454 危ないことくらい わかってるでしょ!? 113 00:08:07,454 --> 00:08:11,124 私もよく夜宵ちゃんに お願いされちゃうんだよね~。 114 00:08:11,124 --> 00:08:13,960 (詠子)まあ いつもは断ってたんだけど。 115 00:08:13,960 --> 00:08:16,296 だったら! でも 螢くんみたいに➡ 116 00:08:16,296 --> 00:08:18,965 わかる人がいればいいかなって。 117 00:08:18,965 --> 00:08:22,635 ぼくは感じるだけで 視えないし はらえないよ! 118 00:08:22,635 --> 00:08:26,306 うん じゃあ 本気でヤバそうだったら止めてね。 119 00:08:26,306 --> 00:08:30,143 ドライブ楽しかった~ だけで終わるかもだし。 120 00:08:30,143 --> 00:08:33,313 はぁ…。 121 00:08:33,313 --> 00:08:35,315 う…。 122 00:08:35,315 --> 00:08:38,485 あの すでに寒気がするんですけど…。 123 00:08:38,485 --> 00:08:41,821 え~? まだ1キロくらいあるよ? 124 00:08:41,821 --> 00:08:45,658 その距離でこれは… すぐ引き返したほうが…。 125 00:08:45,658 --> 00:08:47,994 びびってる しょせん螢多朗。 126 00:08:47,994 --> 00:08:50,663 もう呼び捨て!? 詠子! 127 00:08:50,663 --> 00:08:54,167 う~ん…。 問題ない。 128 00:08:54,167 --> 00:08:57,837 ご~。 アハハハ! (螢多朗)ぎゃああ~! 129 00:08:57,837 --> 00:09:01,141 《な なに考えてんだ この子は!》 130 00:09:04,611 --> 00:09:06,613 うう…。 131 00:09:06,613 --> 00:09:09,282 お~ ここかぁ~。 132 00:09:09,282 --> 00:09:12,118 (詠子)H市の電話ボックス。 133 00:09:12,118 --> 00:09:15,288 そういえば ここのいわく 話してなかったね。 134 00:09:15,288 --> 00:09:17,290 聞きたくない。 135 00:09:17,290 --> 00:09:21,628 女の霊が出る公衆電話 ってウワサされてるの。 136 00:09:21,628 --> 00:09:23,630 今 聞きたくないって言ったよね!? 137 00:09:23,630 --> 00:09:26,132 詠子 盛り上げ上手。 138 00:09:26,132 --> 00:09:29,636 一説によるとね ここでは以前➡ 139 00:09:29,636 --> 00:09:33,306 人気ホステスが 凌辱されて殺されたらしいの。 140 00:09:33,306 --> 00:09:37,811 そのホステス 何人もの客に 借金するまで貢がせて➡ 141 00:09:37,811 --> 00:09:40,647 お金がなくなったら 出禁にしてたらしいの。 142 00:09:40,647 --> 00:09:44,150 それで ストーカー化した客に追われて➡ 143 00:09:44,150 --> 00:09:49,155 通報しに逃げ込んだところを 逆に閉じ込められた…。 144 00:09:49,155 --> 00:09:51,658 そして…。 (ホステスの悲鳴) 145 00:09:51,658 --> 00:09:54,160 それ以降 理不尽にも➡ 146 00:09:54,160 --> 00:09:57,664 「私だけ不幸になるのは許せない」 って➡ 147 00:09:57,664 --> 00:10:00,667 そのときのことを 追体験させるんだって。 148 00:10:00,667 --> 00:10:05,505 この公衆電話に入った人と かけてきた人に…。 149 00:10:05,505 --> 00:10:09,175 えっ? 公衆電話の番号なんて わかんないでしょ…。 150 00:10:09,175 --> 00:10:12,011 ネットにアップされてたよ。 なっ! 151 00:10:12,011 --> 00:10:14,514 ん…。 (ドアの開閉音) 152 00:10:14,514 --> 00:10:17,183 んっ? うわぁあああ~! 153 00:10:17,183 --> 00:10:19,352 ちょ! 何やってんの!? 154 00:10:19,352 --> 00:10:21,521 入ったらマズイって 聞いたばかりでしょ! 155 00:10:21,521 --> 00:10:23,523 大丈夫? なんともない? 156 00:10:23,523 --> 00:10:26,192 視えなかった。 う~ん…。 157 00:10:26,192 --> 00:10:29,696 ウワサが錯そうしてたし ウソだったのかもね。 158 00:10:29,696 --> 00:10:31,865 は…。 159 00:10:31,865 --> 00:10:38,705 《そんなバカな…。 ん… この寒気は本物だぞ》 160 00:10:38,705 --> 00:10:41,207 ならば 最終手段。 (螢多朗)コラァ! 161 00:10:41,207 --> 00:10:44,043 ダメだって言ったでしょ! いたっ あっ…。 162 00:10:44,043 --> 00:10:46,713 返して。 強い 強い 強い~! 163 00:10:46,713 --> 00:10:50,216 私がかけましょうか~! 話聞いてる!? 164 00:10:50,216 --> 00:10:52,385 ここはヤバイってわかるでしょ!? 165 00:10:52,385 --> 00:10:55,722 いや全然… 私 霊感ないから。 166 00:10:55,722 --> 00:10:57,724 詠子 ゴー! 167 00:10:57,724 --> 00:11:02,328 《うぐ… 二人の身に 何か起きたらどうすんだよ…。 168 00:11:02,328 --> 00:11:04,330 くそ…》 169 00:11:04,330 --> 00:11:07,500 わ わかった ぼくがかけるから。 170 00:11:07,500 --> 00:11:09,502 (詠子/夜宵)お~! 171 00:11:09,502 --> 00:11:11,671 何も起こらなかったら帰るからね。 172 00:11:11,671 --> 00:11:15,174 (呼び出し音) 173 00:11:15,174 --> 00:11:17,177 フフ…。 (呼び出し音) 174 00:11:17,177 --> 00:11:19,345 はっ。 は…。 (応答音) 175 00:11:19,345 --> 00:11:21,347 ☎て…。 176 00:11:21,347 --> 00:11:23,850 は…。 177 00:11:23,850 --> 00:11:25,852 ☎早く…。 178 00:11:28,021 --> 00:11:31,691 ☎来て…。 179 00:11:31,691 --> 00:11:36,196 ☎早く… 来て…。 180 00:11:36,196 --> 00:11:38,197 ひっ…。 181 00:11:38,197 --> 00:11:40,199 ☎早く…。 182 00:11:40,199 --> 00:11:42,702 う…。 183 00:11:42,702 --> 00:11:45,405 えっ!? な 何をやって…。 184 00:11:52,879 --> 00:11:55,381 (螢多朗/詠子)はっ! 185 00:11:55,381 --> 00:11:57,383 きゃ~! やばい やばい やばい やばい! 186 00:11:57,383 --> 00:11:59,385 (螢多朗)殺される~! 187 00:12:01,654 --> 00:12:04,490 違う…。 188 00:12:04,490 --> 00:12:06,593 (夜宵)殺された…。 189 00:12:11,331 --> 00:12:15,168 何なんだよ! このクレイジーオカルトキッズは! 190 00:12:15,168 --> 00:12:18,004 心霊マニア? クールビューティー。 191 00:12:18,004 --> 00:12:21,174 ん… もうあんなところに 行っちゃダメだ! 192 00:12:21,174 --> 00:12:23,176 ご両親も心配するぞ! (詠子)はっ! 193 00:12:23,176 --> 00:12:25,345 (螢多朗)さぁ すぐに勉強! む~。 194 00:12:25,345 --> 00:12:27,680 あわわわ… け 螢くん! 195 00:12:27,680 --> 00:12:30,350 (詠子)お勉強終わったら ちょっといいかな。 196 00:12:30,350 --> 00:12:32,852 んっ? え… いいけど。 197 00:12:37,690 --> 00:12:42,028 《螢多朗:難関中学受験の 過去問を全問正解…。 198 00:12:42,028 --> 00:12:47,700 こんな賢い子が 本当に ただクレイジーなだけなんだろうか》 199 00:12:47,700 --> 00:12:50,203 夜宵ちゃん 霊 見えるの? 200 00:12:50,203 --> 00:12:54,040 くっきり4Kで。 好きなの? 201 00:12:54,040 --> 00:12:57,210 ぬいぐるみくらい… 終わった。 202 00:12:57,210 --> 00:13:00,480 あ うん お疲れ。 203 00:13:00,480 --> 00:13:02,982 (夜宵)さっきの電話ボックス。 んっ? 204 00:13:02,982 --> 00:13:06,486 私が入っても お化けは出なかったけど➡ 205 00:13:06,486 --> 00:13:09,822 螢多朗の電話ですぐに出た。 206 00:13:09,822 --> 00:13:14,494 螢多朗は どのくらいの頻度で霊を呼ぶ? 207 00:13:14,494 --> 00:13:17,830 いわくつきのところなら 100%…。 208 00:13:17,830 --> 00:13:19,832 はっ! 209 00:13:19,832 --> 00:13:22,835 よし その実力を見せてもらおう! 210 00:13:22,835 --> 00:13:26,005 いっ! が~ん! 211 00:13:26,005 --> 00:13:30,009 (夜宵)螢多朗 キライ…。 212 00:13:30,009 --> 00:13:32,512 ごめんね 遅くまで。 213 00:13:32,512 --> 00:13:37,517 あ いや… えっと 話って? 214 00:13:37,517 --> 00:13:41,521 夜宵ちゃんのこと 怒らないであげてほしくて…。 215 00:13:41,521 --> 00:13:43,523 えっ? 去年から➡ 216 00:13:43,523 --> 00:13:46,359 一緒に暮らしてるって 言ったでしょ? 217 00:13:46,359 --> 00:13:49,862 夜宵ちゃんね 1年半前➡ 218 00:13:49,862 --> 00:13:54,200 交通事故で両親を亡くして うちで引きとることになったの。 219 00:13:54,200 --> 00:13:57,870 はっ! そう だったんだ…。 220 00:13:57,870 --> 00:14:00,973 (詠子)ああやって 心霊スポットに行きたがるのは➡ 221 00:14:00,973 --> 00:14:03,810 たぶん お母さんを捜してるんだと思う。 222 00:14:03,810 --> 00:14:05,812 (螢多朗)えっ? 223 00:14:07,814 --> 00:14:09,816 ⦅原因不明ですね。 224 00:14:09,816 --> 00:14:11,984 娘さんの重瞳検査の結果➡ 225 00:14:11,984 --> 00:14:14,821 特に不都合は ないはずなのですが…。 226 00:14:14,821 --> 00:14:18,491 でも 重なって見えるって… ねっ? 227 00:14:18,491 --> 00:14:21,160 うん。 228 00:14:21,160 --> 00:14:24,330 (夜宵)普通の景色と➡ 229 00:14:24,330 --> 00:14:28,167 暗い景色が見える。 230 00:14:28,167 --> 00:14:30,169 まあとにかく 様子を見ながら➡ 231 00:14:30,169 --> 00:14:32,371 話し合ってみては…。 232 00:14:38,177 --> 00:14:43,182 (うめき声) 233 00:14:43,182 --> 00:14:45,351 あ…。 んっ! 234 00:14:45,351 --> 00:14:47,353 あっ。 235 00:14:47,353 --> 00:14:49,355 ママ? 236 00:14:49,355 --> 00:14:51,858 今度 パパと遊園地いこっか! 237 00:14:51,858 --> 00:14:54,160 あ… うんっ。 238 00:14:57,530 --> 00:15:00,633 今日は遊園地 楽しかったな 夜宵! 239 00:15:00,633 --> 00:15:03,302 うん! もう一軒いこ~! 240 00:15:03,302 --> 00:15:05,972 だっ! そりゃ明日に響くぞ! 241 00:15:05,972 --> 00:15:09,308 フフッ パパの口ぐせのマネしたのよ。 242 00:15:09,308 --> 00:15:11,811 まいったなぁ。 パパ…。 243 00:15:11,811 --> 00:15:13,813 んっ? 244 00:15:16,482 --> 00:15:18,484 はっ…。 245 00:15:20,820 --> 00:15:24,824 (救急車のサイレン) 246 00:15:24,824 --> 00:15:26,826 ねぇ 聞いた? 247 00:15:26,826 --> 00:15:30,663 603の ご両親を亡くした ほら…。 248 00:15:30,663 --> 00:15:35,001 ああ 頭にケガした子…。 知能検査をしたら➡ 249 00:15:35,001 --> 00:15:37,837 IQが160を超えてたんですって。 250 00:15:37,837 --> 00:15:40,673 事故前は普通だったのに…。 251 00:15:40,673 --> 00:15:42,675 《夜宵:そうか…。 252 00:15:42,675 --> 00:15:46,679 私は今まで 2つの世界を見ていたんだ。 253 00:15:46,679 --> 00:15:49,515 現世と➡ 254 00:15:49,515 --> 00:15:51,684 幽世…。 255 00:15:51,684 --> 00:15:54,520 この傷の影響か➡ 256 00:15:54,520 --> 00:15:58,024 ブレが消えた。 257 00:15:58,024 --> 00:16:00,126 ならあの時…》 258 00:16:02,462 --> 00:16:04,764 《夜宵:初めて クリアに見えたアレは…》 259 00:16:10,636 --> 00:16:13,306 《夜宵:幻じゃない。 260 00:16:13,306 --> 00:16:16,509 ママが… 連れていかれた》 261 00:16:25,818 --> 00:16:30,823 《夜宵:私は パパもママも大好きだよ》 262 00:16:30,823 --> 00:16:34,827 だから 少しだけ 待っててね。 263 00:16:34,827 --> 00:16:39,165 (夜宵)必ずママを連れてくるから。 264 00:16:39,165 --> 00:16:43,836 約束するね⦆ 265 00:16:43,836 --> 00:16:46,005 ん…。 266 00:16:46,005 --> 00:16:49,008 夜宵ちゃんには お化けが見えていて➡ 267 00:16:49,008 --> 00:16:53,179 きっとその中に お母さんがいなかった。 268 00:16:53,179 --> 00:16:56,349 (詠子)さびしいんだと思う。 (螢多朗)夜宵ちゃん…。 269 00:16:56,349 --> 00:17:01,287 ぼくも この体質のせいで独りだった。 270 00:17:01,287 --> 00:17:04,290 (螢多朗)家庭教師になったのは 偶然だけど➡ 271 00:17:04,290 --> 00:17:07,293 ぼくだから 夜宵ちゃんにできることって➡ 272 00:17:07,293 --> 00:17:09,295 あるのかな…。 273 00:17:09,295 --> 00:17:11,497 あ…。 274 00:17:17,470 --> 00:17:19,639 ん…。 275 00:17:19,639 --> 00:17:21,641 デートいこ 螢多朗。 276 00:17:21,641 --> 00:17:24,644 きゃ~ 夜宵ちゃん積極的! 277 00:17:24,644 --> 00:17:27,146 この時間から!? んっ? 278 00:17:27,146 --> 00:17:29,649 これ プレゼント。 279 00:17:29,649 --> 00:17:33,819 螢多朗を 悪いものから守ってくれる。 280 00:17:33,819 --> 00:17:36,155 夜宵ちゃん…。 281 00:17:36,155 --> 00:17:38,991 って 何これ!? 地蔵。 282 00:17:38,991 --> 00:17:41,494 (夜宵)フィーチャリング詠子のストッキング。 283 00:17:41,494 --> 00:17:43,496 んっ? (夜宵)昨日の脱ぎたて。 284 00:17:43,496 --> 00:17:45,998 ちょ 夜宵ちゃん! 受け取った。 285 00:17:45,998 --> 00:17:48,668 えっ! 受け取りましたねぇ。 286 00:17:48,668 --> 00:17:50,670 で どこ行くの? 287 00:17:50,670 --> 00:17:53,839 (詠子)そ れ は…。 288 00:17:53,839 --> 00:17:56,342 (詠子/夜宵)昨日のとこ! 見ればわかるよ。 289 00:17:56,342 --> 00:17:58,511 なんでまた来たのさ…。 290 00:17:58,511 --> 00:18:00,947 こっちから会いに来た。 291 00:18:00,947 --> 00:18:03,616 鬼電したら着拒されたから。 292 00:18:03,616 --> 00:18:05,618 物理的に。 293 00:18:05,618 --> 00:18:08,788 ひっ! (夜宵)螢多朗にお願いがある。 294 00:18:08,788 --> 00:18:10,957 えっ? 295 00:18:10,957 --> 00:18:12,959 そばにいて。 296 00:18:12,959 --> 00:18:16,128 で でも ぼく何の役にも立たないよ!? 297 00:18:16,128 --> 00:18:18,297 けんそん 今も見てる。 298 00:18:18,297 --> 00:18:20,299 (詠子/螢多朗)んっ? 299 00:18:20,299 --> 00:18:22,301 (螢多朗/詠子)はっ…。 300 00:18:24,637 --> 00:18:26,639 うっ! 301 00:18:26,639 --> 00:18:28,641 ん… うわああ! 302 00:18:28,641 --> 00:18:30,643 はっ!? 303 00:18:30,643 --> 00:18:33,145 う…。 (詠子)はっ! 304 00:18:33,145 --> 00:18:35,982 な なんだこれ!? 何なんだよ! 305 00:18:35,982 --> 00:18:38,818 おい! うっ…。 (足音) 306 00:18:38,818 --> 00:18:41,020 は…。 307 00:18:42,989 --> 00:18:45,992 ひ…。 308 00:18:45,992 --> 00:18:47,994 あ… うっ。 309 00:18:47,994 --> 00:18:52,331 (うめき声) 310 00:18:52,331 --> 00:18:55,668 ☎来て… こっちに 来て…。 311 00:18:55,668 --> 00:18:57,670 (うめき声) 312 00:18:57,670 --> 00:19:00,106 螢くん! はっ! 313 00:19:00,106 --> 00:19:02,108 (うめき声) 314 00:19:02,108 --> 00:19:05,945 《なんだよ 全然効かないじゃないか》 315 00:19:05,945 --> 00:19:08,280 いや 効果はある…。 316 00:19:08,280 --> 00:19:12,618 けど お構いなしに 入り込もうとしてる…。 317 00:19:12,618 --> 00:19:17,123 (夜宵)それほど螢多朗は 獲物として上等…。 318 00:19:17,123 --> 00:19:20,626 は… えっ! 夜宵ちゃん どうする気!? 319 00:19:20,626 --> 00:19:22,628 (夜宵)大丈夫。 320 00:19:22,628 --> 00:19:26,298 ここから先は 私の役目。 321 00:19:26,298 --> 00:19:29,301 あ… 夜宵 ちゃ…。 322 00:19:29,301 --> 00:19:31,303 待ってて 螢多朗。 323 00:19:33,305 --> 00:19:36,308 《成仏もせずに➡ 324 00:19:36,308 --> 00:19:40,646 人を襲う執念をたたえて…。 325 00:19:40,646 --> 00:19:43,816 醒めることのない無間の夢を➡ 326 00:19:43,816 --> 00:19:45,818 見せてあげる…》 327 00:19:45,818 --> 00:19:55,828 ♬~ 328 00:19:55,828 --> 00:20:00,633 (悲鳴) 329 00:20:02,668 --> 00:20:05,671 は…。 螢多朗が➡ 330 00:20:05,671 --> 00:20:10,509 どんなに霊を 引き寄せる体質でも 問題ない。 331 00:20:10,509 --> 00:20:12,611 私が狩る。 332 00:20:18,184 --> 00:20:21,353 あっ。 333 00:20:21,353 --> 00:20:24,356 (詠子)よ よかった~。 334 00:20:24,356 --> 00:20:26,525 螢くん 戻ってきてくれて…。 335 00:20:26,525 --> 00:20:28,694 全然よくないよ! ひゃ~。 336 00:20:28,694 --> 00:20:32,031 さすがにこれは 本気で死ぬかと思った…。 337 00:20:32,031 --> 00:20:34,867 (夜宵)でも 無事だった。 んっ? 338 00:20:34,867 --> 00:20:38,704 明日も 一緒にいられる…。 339 00:20:38,704 --> 00:20:41,373 夜宵ちゃん…。 340 00:20:41,373 --> 00:20:43,375 ひっ! 341 00:20:43,375 --> 00:20:48,214 《あれ… なんか 嫌な感じがまだ 取れない…》 342 00:20:48,214 --> 00:20:53,419 (うめき声) 343 00:20:56,055 --> 00:20:58,858 (うめき声) 344 00:21:00,826 --> 00:21:02,828 (夜宵)お~。 (詠子)螢くん。 345 00:21:02,828 --> 00:21:05,498 今日はお疲れさまだったね。 346 00:21:05,498 --> 00:21:07,833 はぁ~ 改めてぼく➡ 347 00:21:07,833 --> 00:21:10,503 お化けが 嫌いだって思い知らされたよ。 348 00:21:10,503 --> 00:21:13,672 (詠子)フフッ 螢くんは あまのじゃくさんだねぇ。 349 00:21:13,672 --> 00:21:16,008 え… どういうこと? 350 00:21:16,008 --> 00:21:18,511 無自覚なんだよ きっと。 351 00:21:18,511 --> 00:21:21,347 よくよく思い返してみて。 352 00:21:21,347 --> 00:21:24,850 (詠子)昨日 改めて感じたんだけど…。 353 00:21:24,850 --> 00:21:27,853 ⦅わかった ぼくがかけるから⦆ 354 00:21:27,853 --> 00:21:32,691 (詠子)私はね 螢くんの行動が 偽らざる本音を➡ 355 00:21:32,691 --> 00:21:35,594 物語っていたんじゃないか って思ったの。 356 00:21:38,864 --> 00:21:42,201 (詠子)螢くん。 357 00:21:42,201 --> 00:21:45,104 あなたは恐怖を愛している。 358 00:21:47,373 --> 00:21:50,042 あ… ありえないよ。 359 00:21:50,042 --> 00:21:53,212 フフ…。 《螢多朗:変化を願うぼくに➡ 360 00:21:53,212 --> 00:21:56,215 絡みついた 言霊…。 361 00:21:56,215 --> 00:21:58,551 振り払うように問いかける》 362 00:21:58,551 --> 00:22:00,486 や 夜宵ちゃん➡ 363 00:22:00,486 --> 00:22:02,655 また行きたいとか 言い出さないよね? 364 00:22:02,655 --> 00:22:04,823 今日のとこはもういい。 365 00:22:04,823 --> 00:22:07,493 もう いないから。 366 00:22:07,493 --> 00:22:11,831 えっ? 螢多朗が行っても出ない。 367 00:22:11,831 --> 00:22:15,000 《ひとつ 疑問がある…。 368 00:22:15,000 --> 00:22:18,170 夜宵ちゃんも霊媒体質なのに➡ 369 00:22:18,170 --> 00:22:22,341 霊に行き合う確率が 低いのは なぜだろう…。 370 00:22:22,341 --> 00:22:25,644 想像にすぎないけれど こう思う》 371 00:22:29,515 --> 00:22:31,517 《螢多朗:霊のほうが➡ 372 00:22:31,517 --> 00:22:35,354 夜宵ちゃんを避けているんじゃ ないだろうか… と》 373 00:22:35,354 --> 00:22:37,523 蟲毒…。 374 00:22:37,523 --> 00:22:41,026 孤独? 夜宵ちゃん さびしいの? 375 00:22:41,026 --> 00:22:44,530 ううん。 (霊の苦し気な声) 376 00:22:44,530 --> 00:22:49,368 (夜宵)蟲毒はつぼに 無数の毒虫を入れて戦わせて➡ 377 00:22:49,368 --> 00:22:51,704 生き残ったものの毒で➡ 378 00:22:51,704 --> 00:22:54,373 相手に 危害を加える呪術。 379 00:22:54,373 --> 00:22:56,375 (悲鳴) 380 00:22:56,375 --> 00:22:59,712 すごく にぎやか。 381 00:22:59,712 --> 00:23:02,147 そ そっか…。 382 00:23:02,147 --> 00:23:06,151 何かあったら遠慮なく相談してね。 383 00:23:06,151 --> 00:23:09,989 《螢多朗:窓の外に覗く夜桜。 384 00:23:09,989 --> 00:23:13,993 写し取った双眸に 吸い込まれるように➡ 385 00:23:13,993 --> 00:23:16,328 気づかず 魅入られ➡ 386 00:23:16,328 --> 00:23:19,331 近づいていく。 387 00:23:19,331 --> 00:23:22,334 記憶に 刻まれた春。 388 00:23:22,334 --> 00:23:26,672 これが ぼくと彼女の➡ 389 00:23:26,672 --> 00:23:28,674 出会いだった》