1 00:00:15,515 --> 00:00:20,120 (うめき声) 2 00:00:27,361 --> 00:00:29,563 (悲鳴) 3 00:00:36,203 --> 00:00:39,206 <螢多朗:僕は オカルトが嫌いだ。 4 00:00:39,206 --> 00:00:44,544 霊媒体質で 霊障に友人を 巻きこんだことがあり⇒ 5 00:00:44,544 --> 00:00:47,214 大切な人を傷つけるのが怖くて⇒ 6 00:00:47,214 --> 00:00:50,217 引きこもっていた時期があった。 7 00:00:50,217 --> 00:00:52,386 けれど⇒ 8 00:00:52,386 --> 00:00:55,389 周囲の人の支えにより 社会復帰し⇒ 9 00:00:55,389 --> 00:00:57,724 まともな人間になることを 目標に⇒ 10 00:00:57,724 --> 00:01:00,827 活動を開始することができた。 11 00:01:00,827 --> 00:01:04,164 そして 苦手になってしまった⇒ 12 00:01:04,164 --> 00:01:06,833 「人との関わり」の 訓練にと始めたのが⇒ 13 00:01:06,833 --> 00:01:09,336 家庭教師のバイト。 14 00:01:09,336 --> 00:01:11,338 なのだが> 15 00:01:18,679 --> 00:01:20,847 (夜宵)螢多朗。 16 00:01:20,847 --> 00:01:23,850 (螢多朗)やあ 夜宵ちゃん。 17 00:01:23,850 --> 00:01:27,354 うっ。 <螢多朗:受け持った子は⇒ 18 00:01:27,354 --> 00:01:33,193 相性最悪の霊感少女だった> 19 00:01:33,193 --> 00:01:36,863 <生ある者が日々を送る現世と⇒ 20 00:01:36,863 --> 00:01:42,536 この世ならざる者 霊魂が跋扈する幽世。 21 00:01:42,536 --> 00:01:45,706 2つの隔てられた世界は 時に交わり⇒ 22 00:01:45,706 --> 00:01:49,543 死せる亡者は 現世人への脅威となる。 23 00:01:49,543 --> 00:01:54,214 少女は愛する者を奪った その脅威を屠るべく⇒ 24 00:01:54,214 --> 00:01:58,051 等しき力をとらえ 隷属させる。 25 00:01:58,051 --> 00:02:03,056 亡者の怨念を さらなる怨念で 塗りつぶすために> 26 00:03:48,195 --> 00:03:52,365 じゃあ 今日はこれでおしまい お疲れさま。 27 00:03:52,365 --> 00:03:56,036 余裕。 (詠子)お疲れさま~。 28 00:03:56,036 --> 00:03:58,038 (詠子)今日も頑張ったね。 29 00:03:58,038 --> 00:03:59,973 詠子 ありがとう。 30 00:03:59,973 --> 00:04:02,809 はい 夜宵ちゃんにはココア。 31 00:04:02,809 --> 00:04:05,979 結構なお点前で。 32 00:04:05,979 --> 00:04:08,148 (夜宵)螢多朗。 んっ? 33 00:04:08,148 --> 00:04:11,485 心霊スポット行こう。 ブフッ! 34 00:04:11,485 --> 00:04:13,653 《絶対嫌だ》 35 00:04:13,653 --> 00:04:17,324 ご ごめん 僕 これから用事が。 36 00:04:17,324 --> 00:04:19,993 ビビってますね。 実に螢多朗ですね。 37 00:04:19,993 --> 00:04:21,995 ちょっと! 38 00:04:21,995 --> 00:04:25,165 コホン… 本当に用事があるんだって。 39 00:04:25,165 --> 00:04:27,334 んっ もしかしてお祓い? 40 00:04:27,334 --> 00:04:29,669 うん それ。 41 00:04:29,669 --> 00:04:33,006 お祓い? (詠子)そう お祓いに…。 42 00:04:33,006 --> 00:04:35,675 れっつご~! すと~! 43 00:04:35,675 --> 00:04:39,179 《くっ! 結局押し負けてしまった》 44 00:04:39,179 --> 00:04:41,848 ((夜宵:ねぇ~ん おねがぁい。 45 00:04:41,848 --> 00:04:44,017 つれてってぇ~ん。 46 00:04:44,017 --> 00:04:46,186 ダメ! 絶対連れて行かない! 47 00:04:46,186 --> 00:04:48,522 遠いし! 着くの明日になるから! 48 00:04:48,522 --> 00:04:51,525 いいでしょ~ん。 詠子! 49 00:04:51,525 --> 00:04:54,027 じゃあ 私も行く~! えっ ちょっ! 50 00:04:54,027 --> 00:04:56,696 くっ しまってる しまって…。 51 00:04:56,696 --> 00:04:58,698 おごぉ)) 52 00:04:58,698 --> 00:05:01,134 (螢多朗)なんで こんなことに。 53 00:05:01,134 --> 00:05:05,138 まあまあ 今回は 別に危ないわけじゃないんだし。 54 00:05:05,138 --> 00:05:10,477 《詠子 やけに夜宵ちゃんの肩持つな。 55 00:05:10,477 --> 00:05:12,979 そういえば…》 56 00:05:12,979 --> 00:05:16,817 ((あなたは恐怖を愛している)) 57 00:05:16,817 --> 00:05:19,986 《螢多朗:あれは なんだったんだろうか》 58 00:05:19,986 --> 00:05:23,323 ねぇ 螢くん。 えっ? あ なに? 59 00:05:23,323 --> 00:05:26,493 こうやって 車で出かけるのって楽しいよね! 60 00:05:26,493 --> 00:05:29,996 なんか冒険っぽい感じがして。 ん…。 61 00:05:29,996 --> 00:05:32,832 螢多朗 いつもお祓い受けてるの? 62 00:05:32,832 --> 00:05:35,168 あ ああ。 63 00:05:35,168 --> 00:05:38,505 昔 霊障に遭って。 64 00:05:38,505 --> 00:05:42,175 それから 定期的に。 65 00:05:42,175 --> 00:05:44,344 (詠子)今から行く神社はね⇒ 66 00:05:44,344 --> 00:05:47,180 螢くんのおばあちゃんが 神主さんなんだよ。 67 00:05:47,180 --> 00:05:50,183 螢多朗のおばあちゃん。 68 00:05:50,183 --> 00:06:23,984 ♪~ 69 00:06:23,984 --> 00:06:25,986 (詠子)ん~! 70 00:06:25,986 --> 00:06:28,655 着いた~! 71 00:06:28,655 --> 00:06:30,657 おお~。 フッ。 72 00:06:30,657 --> 00:06:32,826 んっ? (駆け寄る足音) 73 00:06:32,826 --> 00:06:34,828 ぶふぉ! 冷たっ!? 74 00:06:34,828 --> 00:06:37,330 (董子)この バカもんが~! 75 00:06:37,330 --> 00:06:40,500 ハァハァ… なんちゅうもん連れてきよった! 76 00:06:40,500 --> 00:06:42,669 はっ おばあちゃん!? 77 00:06:42,669 --> 00:06:44,671 お酒臭い。 78 00:06:44,671 --> 00:06:47,173 すまんな 螢ちゃん ビショビショにして。 79 00:06:47,173 --> 00:06:49,175 (董子)このっ。 あ…。 80 00:06:49,175 --> 00:06:52,178 貴様! このクソガキ! 81 00:06:52,178 --> 00:06:54,514 地蔵様 ぶっ壊しよったな! 82 00:06:54,514 --> 00:06:57,017 怒り狂っとんのが 5体も憑いとるわ! 83 00:06:57,017 --> 00:06:59,519 えっ! うぇ!? (夜宵)惜しい。 84 00:07:04,624 --> 00:07:06,626 7体。 85 00:07:06,626 --> 00:07:08,962 な 7体…。 86 00:07:08,962 --> 00:07:12,966 《おばあちゃんは 僕より断然 霊感が強い。 87 00:07:12,966 --> 00:07:15,302 そのおばあちゃんに 見えないものまで⇒ 88 00:07:15,302 --> 00:07:17,304 夜宵ちゃんには》 89 00:07:17,304 --> 00:07:19,306 今すぐ帰れ~! おばあちゃん! 90 00:07:19,306 --> 00:07:21,474 ちょ まっ おばあ…。 嫌。 91 00:07:21,474 --> 00:07:24,811 止めるな螢ちゃん! こんな危ないだけのクソガキ⇒ 92 00:07:24,811 --> 00:07:27,480 かばう必要あるんか!? それは…。 93 00:07:27,480 --> 00:07:30,150 《螢多朗:たしかに 行動はめちゃくちゃだし⇒ 94 00:07:30,150 --> 00:07:32,986 正直 厄介な子なんだけど》 95 00:07:32,986 --> 00:07:34,988 べっ。 《螢多朗:でも》 96 00:07:34,988 --> 00:07:37,824 こ この子 いま教えてる生徒で⇒ 97 00:07:37,824 --> 00:07:40,160 僕も立場とか責任があるんだ。 98 00:07:40,160 --> 00:07:42,829 む…。 それにこれは⇒ 99 00:07:42,829 --> 00:07:46,166 人付き合いの訓練に 必要なことだから。 100 00:07:46,166 --> 00:07:49,169 はぁ…。 101 00:07:49,169 --> 00:07:52,839 まあ 螢ちゃんがそこまで言うなら。 102 00:07:52,839 --> 00:07:56,009 は…。 (董子)いいかクソガキ! 103 00:07:56,009 --> 00:07:58,345 螢ちゃんに何かしようもんなら⇒ 104 00:07:58,345 --> 00:08:01,448 タダじゃ済まさんぞ! 105 00:08:01,448 --> 00:08:05,285 螢ちゃん お祓いの準備は できてるから おいで。 106 00:08:05,285 --> 00:08:07,454 麻酔の先生も来とる。 107 00:08:07,454 --> 00:08:09,456 わかった。 108 00:08:09,456 --> 00:08:12,459 グッジョブ 螢多朗。 アハハ。 109 00:08:12,459 --> 00:08:15,628 それより 本当にお地蔵様 壊したの? 110 00:08:15,628 --> 00:08:18,465 うん。 あっ なんでまた? 111 00:08:18,465 --> 00:08:20,800 ごっつい悪霊封じてたから。 112 00:08:20,800 --> 00:08:23,803 余計なんでだよ!? 113 00:08:23,803 --> 00:08:28,808 その悪霊が ママを 連れ去ったヤツかもしれないから。 114 00:08:28,808 --> 00:08:30,810 はっ。 115 00:08:30,810 --> 00:08:34,981 ((1年半前 交通事故で両親を亡くして。 116 00:08:34,981 --> 00:08:38,151 ああやって 心霊スポットに行きたがるのは⇒ 117 00:08:38,151 --> 00:08:42,155 たぶん お母さんを捜してるんだと思う)) 118 00:08:42,155 --> 00:08:44,157 夜宵ちゃん。 119 00:08:52,665 --> 00:08:55,835 螢ちゃん ちゃんと瞑想してるか? 120 00:08:55,835 --> 00:08:59,672 うん。 ちゃんと飯食って運動してるか? 121 00:08:59,672 --> 00:09:02,609 うん ちゃんとやってるよ。 122 00:09:02,609 --> 00:09:05,779 瞑想で感じる力を研ぎ澄ませば⇒ 123 00:09:05,779 --> 00:09:08,448 危ない場所が わかるようになる。 124 00:09:08,448 --> 00:09:12,619 健康で生命力があれば 霊にとり憑かれん。 125 00:09:12,619 --> 00:09:14,621 うん。 126 00:09:14,621 --> 00:09:18,792 <僕は おばあちゃんに霊媒体質の しのぎ方を教わっている。 127 00:09:18,792 --> 00:09:22,462 僕が社会復帰に 踏み出せた理由の1つが⇒ 128 00:09:22,462 --> 00:09:24,964 心霊現象に 他人を巻き込まずに済む⇒ 129 00:09:24,964 --> 00:09:26,966 めどが たったからだ。 130 00:09:26,966 --> 00:09:28,968 おばあちゃんの 後押しがなければ⇒ 131 00:09:28,968 --> 00:09:32,806 僕は今も 外に出ることは できなかっただろう> 132 00:09:32,806 --> 00:09:35,008 じゃあ 始めるよ。 133 00:09:39,979 --> 00:09:41,981 や 夜宵ちゃん? 134 00:09:41,981 --> 00:09:43,983 覗いてくる。 135 00:09:43,983 --> 00:09:48,321 いやいや さすがに怒られちゃうから。 136 00:09:48,321 --> 00:09:50,323 う~ん。 137 00:09:50,323 --> 00:09:53,159 じゃあ代わりに いいもの見せてあげよっか? 138 00:09:53,159 --> 00:09:55,662 いいもの? 139 00:09:55,662 --> 00:09:58,164 例えば 昔 螢くんのおばあちゃんに⇒ 140 00:09:58,164 --> 00:10:00,166 見てもらうために撮った⇒ 141 00:10:00,166 --> 00:10:03,002 手袋で隠してるとこの写真とか。 142 00:10:03,002 --> 00:10:06,339 はよ。 すっごい食いつき。 143 00:10:06,339 --> 00:10:08,508 《許してね 螢くん》 144 00:10:08,508 --> 00:10:11,678 はい。 これは? 145 00:10:11,678 --> 00:10:14,347 白い けむくじゃらの手に 見えるでしょ? 146 00:10:14,347 --> 00:10:18,017 でも 違うの。 この白いのは⇒ 147 00:10:18,017 --> 00:10:20,353 神経だよ。 148 00:10:20,353 --> 00:10:25,859 いつもこれが 少しずつ伸びてきて 痛みがひどくなるの。 149 00:10:25,859 --> 00:10:28,528 だから そのたびに麻酔を打って⇒ 150 00:10:28,528 --> 00:10:32,332 祝詞を唱えながら 御神刀で切り落としてるんだよ。 151 00:10:35,201 --> 00:10:37,871 (詠子)気は済んだかな? 152 00:10:37,871 --> 00:10:40,373 《なんか 変》 153 00:10:40,373 --> 00:10:44,377 (董子)ふ~ 腰にくるわい。 154 00:10:44,377 --> 00:10:46,713 ふぅ。 ありがとね おばあちゃん。 155 00:10:46,713 --> 00:10:49,215 なんの。 (詠子)お疲れさま~! 156 00:10:49,215 --> 00:10:51,217 差し入れだよ~! 157 00:10:51,217 --> 00:10:53,219 詠子 夜宵ちゃん。 158 00:10:53,219 --> 00:10:55,221 あっ。 159 00:10:55,221 --> 00:10:57,891 ありがとう。 160 00:10:57,891 --> 00:10:59,893 あっ。 螢多朗? 161 00:10:59,893 --> 00:11:03,329 ハハ まだ手の感覚がないや。 162 00:11:03,329 --> 00:11:06,666 すごい おばあちゃん。 小さくなってる。 163 00:11:06,666 --> 00:11:08,668 あたりまえじゃ。 164 00:11:08,668 --> 00:11:12,839 でも2人とも元気が減ってる。 休んだほうがいい。 165 00:11:12,839 --> 00:11:14,841 ふん。 166 00:11:14,841 --> 00:11:17,677 ちょっと トイレ行ってくるね。 167 00:11:17,677 --> 00:11:20,179 んっ。 168 00:11:20,179 --> 00:11:22,182 (夜宵/詠子)おお。 169 00:11:22,182 --> 00:11:24,517 (詠子)ふ~ん。 170 00:11:24,517 --> 00:11:27,353 これが例の。 (董子)とり憑かれるよ。 171 00:11:27,353 --> 00:11:29,355 ひっ! (董子)フフフッ。 172 00:11:29,355 --> 00:11:32,025 もらってもいい? 173 00:11:32,025 --> 00:11:34,694 なんちゅうクソガキじゃ。 174 00:11:34,694 --> 00:11:37,197 ガキ 怖いもんが好きなんか。 175 00:11:37,197 --> 00:11:40,867 カレーくらい。 好物だね。 176 00:11:40,867 --> 00:11:44,871 なら おもしろい話をしてやろうかの。 177 00:11:44,871 --> 00:11:47,874 おもしろい話? 178 00:11:47,874 --> 00:11:50,877 うちは人形供養の神社でな⇒ 179 00:11:50,877 --> 00:11:54,714 いわくつきのもんが よう奉納されてくるが⇒ 180 00:11:54,714 --> 00:11:56,716 宝物殿っちゅうところの地下に⇒ 181 00:11:56,716 --> 00:11:59,986 特にどえらい人形を祭っとる。 182 00:11:59,986 --> 00:12:03,156 絶対に入っちゃならんところじゃ。 183 00:12:03,156 --> 00:12:06,492 皆に そう言い聞かせとる。 184 00:12:06,492 --> 00:12:11,331 はぁ… ちょっと疲れたな。 185 00:12:11,331 --> 00:12:13,100 あっ? 186 00:12:13,100 --> 00:12:16,002 んっ? 187 00:12:18,671 --> 00:12:22,008 あれ… 宝物殿に持っていく途中で⇒ 188 00:12:22,008 --> 00:12:24,110 落としたのかな。 189 00:12:26,679 --> 00:12:29,682 おばあちゃん疲れてるだろうし⇒ 190 00:12:29,682 --> 00:12:31,684 持っていくか。 191 00:12:31,684 --> 00:12:35,188 ダメって言われてるけど。 192 00:12:35,188 --> 00:12:37,690 もし立ち入り禁止を破り⇒ 193 00:12:37,690 --> 00:12:41,361 何者かが入ってきたら 人形どもはどうすると思う? 194 00:12:41,361 --> 00:12:43,363 クククッ。 195 00:12:43,363 --> 00:12:45,365 「供養されて逝かされまいと⇒ 196 00:12:45,365 --> 00:12:49,369 生きている人間と 体を交換しようとする」んじゃよ。 197 00:12:49,369 --> 00:12:54,374 そう 例えばお前みたいなんとな! 198 00:12:54,374 --> 00:12:56,376 きゃあ~! 199 00:12:56,376 --> 00:12:59,212 おもしろかった。 はっ!? 200 00:12:59,212 --> 00:13:01,614 は…。 んっ? 201 00:13:05,318 --> 00:13:07,654 は…。 202 00:13:07,654 --> 00:13:11,658 おばあちゃん その人形ってどんなの? 203 00:13:11,658 --> 00:13:15,161 んっ? 長い髪の日本人形じゃ。 204 00:13:15,161 --> 00:13:19,832 (董子)中でも危ないのは 真っ赤な花柄の着物を着とる。 205 00:13:19,832 --> 00:13:22,001 宝物殿に行ってくる。 なっ? 206 00:13:22,001 --> 00:13:24,003 今の話 聞いとったか!? 207 00:13:24,003 --> 00:13:26,339 うん。 夜宵ちゃん。 208 00:13:26,339 --> 00:13:29,509 螢多朗が その人形に引っ張られてた。 209 00:13:29,509 --> 00:13:32,512 えっ!? なっ そんなバカな! 210 00:13:32,512 --> 00:13:35,014 おばあちゃんの力 弱ってる。 211 00:13:35,014 --> 00:13:37,850 螢多朗も感覚が鈍ってた。 212 00:13:37,850 --> 00:13:40,553 たぶん そこにつけ込んでる。 は…。 213 00:13:44,857 --> 00:13:46,859 助ける。 214 00:13:57,370 --> 00:14:17,156 ♪~ 215 00:14:17,156 --> 00:14:19,158 (螢多朗)ん…。 216 00:14:19,158 --> 00:14:21,160 《暗い…。 217 00:14:21,160 --> 00:14:24,330 僕は… 何を…》 218 00:14:24,330 --> 00:14:26,332 ふっ!? 219 00:14:26,332 --> 00:14:30,002 あっ! 220 00:14:30,002 --> 00:14:32,004 うっ ぐっ おえ…。 221 00:14:32,004 --> 00:14:34,674 《気持ち悪い…》 222 00:14:34,674 --> 00:14:36,676 うっ うっ おえっ! 223 00:14:36,676 --> 00:14:38,678 あっ あぁ…。 224 00:14:38,678 --> 00:14:40,680 あぁ…。 225 00:14:40,680 --> 00:14:45,184 あっ あっ がっ。 226 00:14:45,184 --> 00:14:47,186 《息が!》 227 00:14:47,186 --> 00:14:49,188 ((董子:いいかい 螢ちゃん…。 228 00:14:49,188 --> 00:14:52,859 宝物殿の地下 絶対に入っちゃいけないよ。 229 00:14:52,859 --> 00:14:54,861 うん)) 230 00:14:54,861 --> 00:14:59,065 《いつも ちゃんと気をつけてたのに》 231 00:15:01,134 --> 00:15:03,136 《なん… で…》 232 00:15:05,972 --> 00:15:08,641 んん…。 233 00:15:08,641 --> 00:15:10,643 はっ! 234 00:15:10,643 --> 00:15:13,045 はぁっ! 235 00:15:15,148 --> 00:15:17,150 《夜宵ちゃん!》 236 00:15:17,150 --> 00:15:32,165 ♪~ 237 00:15:32,165 --> 00:15:34,667 人間に手を出しちゃダメ。 238 00:15:34,667 --> 00:15:44,844 ♪~ 239 00:15:44,844 --> 00:15:46,846 あっ あ…。 240 00:15:46,846 --> 00:15:52,518 ♪~ 241 00:15:52,518 --> 00:15:55,354 (夜宵)今度 一回でもやったら⇒ 242 00:15:55,354 --> 00:15:58,191 全員 刎ねる。 243 00:15:58,191 --> 00:16:06,799 ♪~ 244 00:16:06,799 --> 00:16:09,802 なっ。 螢くん 夜宵ちゃん! 245 00:16:12,305 --> 00:16:15,641 ぐお… ゲホッ ゲホッ ゲホッ。 246 00:16:15,641 --> 00:16:17,977 (董子)螢ちゃん! (詠子)大丈夫!? 247 00:16:17,977 --> 00:16:20,813 ハァハァ ハァハァ…。 248 00:16:20,813 --> 00:16:24,317 だ… 大丈夫… ハァ…。 249 00:16:24,317 --> 00:16:26,819 (2人)はっ。 250 00:16:26,819 --> 00:16:29,622 (董子)しかし このガキ…。 251 00:16:32,158 --> 00:16:34,660 《また 助けられた…。 252 00:16:34,660 --> 00:16:37,830 付き合わされた この前とは違う…。 253 00:16:37,830 --> 00:16:41,167 今回は 油断して禁止を破った⇒ 254 00:16:41,167 --> 00:16:43,336 僕の自業自得だった。 255 00:16:43,336 --> 00:16:46,505 夜宵ちゃんだって 危険なはずなのに…。 256 00:16:46,505 --> 00:16:49,675 助けに来てくれた…》 257 00:16:49,675 --> 00:16:53,513 螢多朗。 あっ! 258 00:16:53,513 --> 00:16:55,514 ((こんな 危ないだけのクソガキ⇒ 259 00:16:55,514 --> 00:16:58,518 かばう必要あるんか! それは…)) 260 00:16:58,518 --> 00:17:02,288 《あの時 うまく 答えられなかったけど…。 261 00:17:02,288 --> 00:17:04,790 少し わかった気がする》 262 00:17:04,790 --> 00:17:08,628 フッ フフッ。 263 00:17:08,628 --> 00:17:10,830 夜宵ちゃん。 264 00:17:13,132 --> 00:17:16,636 気をつけて お帰り。 うん ありがとう おばあちゃん。 265 00:17:16,636 --> 00:17:19,639 また 来ます。 ああ またおいで。 266 00:17:19,639 --> 00:17:23,309 また来るね。 アンタは 二度と来るんじゃないよ! 267 00:17:23,309 --> 00:17:25,645 あっはは…。 268 00:17:25,645 --> 00:17:27,647 おばあちゃん。 269 00:17:27,647 --> 00:17:30,983 んっ? 昼間は うまく言えなかったけど⇒ 270 00:17:30,983 --> 00:17:33,319 夜宵ちゃんは 優しい子だよ。 271 00:17:33,319 --> 00:17:35,655 あっ! (螢多朗)確かに⇒ 272 00:17:35,655 --> 00:17:37,657 無茶なところもあるけど。 273 00:17:37,657 --> 00:17:40,993 でも 社会復帰とか 立場とか抜きにして⇒ 274 00:17:40,993 --> 00:17:43,829 しっかり 向き合っていきたいんだ。 275 00:17:43,829 --> 00:17:46,999 僕の 初めての生徒だから。 276 00:17:46,999 --> 00:17:49,835 螢ちゃん…。 277 00:17:49,835 --> 00:17:52,838 フッ。 278 00:17:52,838 --> 00:17:55,341 ん…。 279 00:17:55,341 --> 00:17:57,677 (董子)ガキについた お地蔵様。 280 00:17:57,677 --> 00:18:00,446 お土産もの くらいのものでいいから⇒ 281 00:18:00,446 --> 00:18:03,282 置物買って 祀ってやりな。 282 00:18:03,282 --> 00:18:06,285 (2人)あっ! 螢ちゃん。 283 00:18:06,285 --> 00:18:10,957 螢ちゃんの感じる力は 自分と友達を守れる力だよ。 284 00:18:10,957 --> 00:18:14,126 不幸なものでも 恥じるようなもんでもない。 285 00:18:14,126 --> 00:18:17,797 何かあったら ばあちゃんを頼るんだよ。 286 00:18:17,797 --> 00:18:19,799 うん。 287 00:18:19,799 --> 00:18:22,001 ありがとう おばあちゃん。 288 00:18:25,638 --> 00:18:27,640 (夜宵)おぉ~。 289 00:18:27,640 --> 00:18:31,143 ありがとう螢多朗 大事にする。 290 00:18:31,143 --> 00:18:33,145 これで一安心だね。 291 00:18:33,145 --> 00:18:36,315 ひゅ~! 夜宵ちゃん貢がせ上手~! 292 00:18:36,315 --> 00:18:38,317 やめてよ…。 293 00:18:38,317 --> 00:18:40,820 螢多朗 これ一緒に飾り付けしよう。 294 00:18:40,820 --> 00:18:43,823 お礼に 私の部屋のコレクション見せてあげる。 295 00:18:43,823 --> 00:18:45,825 んっ コレクション? 296 00:18:45,825 --> 00:18:48,995 やったね 螢くん きっと驚くよ~。 297 00:18:48,995 --> 00:18:50,997 (螢多朗)え? 298 00:18:55,334 --> 00:18:58,838 おじゃまします ごめん 夜遅くに。 299 00:18:58,838 --> 00:19:00,773 (詠子)いえいえ どうぞ。 300 00:19:00,773 --> 00:19:02,775 (夜宵)ここ。 301 00:19:05,778 --> 00:19:09,448 < なぜ僕は 気づかなかったのだろうか> 302 00:19:09,448 --> 00:19:12,251 (人形の揺れる音) 303 00:19:19,959 --> 00:19:22,128 ふっ はっ! 304 00:19:22,128 --> 00:19:25,798 うっ あっ くっ うわぁ~! 305 00:19:25,798 --> 00:19:29,468 <螢多朗:扉が開かれるまで⇒ 306 00:19:29,468 --> 00:19:32,304 こんなにも近くにあった⇒ 307 00:19:32,304 --> 00:19:34,306 濃密な気配に> 308 00:19:34,306 --> 00:19:37,977 夜宵ちゃん! これ もしかして⇒ 309 00:19:37,977 --> 00:19:40,312 全部…。 うん。 310 00:19:40,312 --> 00:19:42,515 選りすぐりの ヤバいやつ。 311 00:19:48,487 --> 00:19:50,990 ふっ 夜宵ちゃん!? 312 00:19:50,990 --> 00:19:54,160 それ 今日の人形じゃ…。 313 00:19:54,160 --> 00:19:56,162 もらってきた。 314 00:19:56,162 --> 00:19:59,331 はっ!? お おばあちゃんが いいって言ったの!? 315 00:19:59,331 --> 00:20:01,333 (夜宵)事後承諾をとる。 316 00:20:01,333 --> 00:20:04,336 疲れてるおばあちゃんのそばに 置いとくほうが危ない。 317 00:20:04,336 --> 00:20:07,673 でっ でも 夜宵ちゃんだって危ないでしょ!? 318 00:20:07,673 --> 00:20:09,675 問題ない。 319 00:20:09,675 --> 00:20:12,845 どうやら ものに憑く霊は⇒ 320 00:20:12,845 --> 00:20:14,847 ものの状態に同調する。 321 00:20:14,847 --> 00:20:16,849 えっ!? 322 00:20:16,849 --> 00:20:18,851 切られた 首が⇒ 323 00:20:18,851 --> 00:20:22,188 神経で つながれている? 324 00:20:22,188 --> 00:20:24,356 だから。 325 00:20:24,356 --> 00:20:26,692 ((詠子:これが 少しずつ伸びてきて⇒ 326 00:20:26,692 --> 00:20:28,694 痛みが ひどくなるの)) 327 00:20:33,699 --> 00:20:36,869 ほら シンクロする。 328 00:20:36,869 --> 00:20:39,705 < この子と 向き合おうと思ったことを⇒ 329 00:20:39,705 --> 00:20:42,541 早速 後悔しかけていた。 330 00:20:42,541 --> 00:20:44,877 歩み寄るほどに⇒ 331 00:20:44,877 --> 00:20:48,214 目指している 「まとも」から 遠ざかる気がする。 332 00:20:48,214 --> 00:20:50,216 僕は⇒ 333 00:20:50,216 --> 00:20:53,219 これから やっていけるのか…> 334 00:20:53,219 --> 00:20:55,221 わあぁ~! (詠子)ひゃあ~! 335 00:20:55,221 --> 00:20:59,391 ご ごめん そんなに驚くとは思わなくて。 336 00:20:59,391 --> 00:21:01,327 え 詠子…。 337 00:21:01,327 --> 00:21:04,330 フッ 大丈夫 立てる? 338 00:21:04,330 --> 00:21:08,334 そ それより詠子! 早く この部屋から離れなきゃ! 339 00:21:08,334 --> 00:21:10,669 こんなのが 近くにあったら 危ない…。 340 00:21:10,669 --> 00:21:12,671 どんな目に遭うか…。 341 00:21:12,671 --> 00:21:14,673 お 落ち着いて…。 342 00:21:14,673 --> 00:21:18,010 確かに 最初見たときは 私もびっくりしちゃったけど⇒ 343 00:21:18,010 --> 00:21:20,513 夜宵ちゃんが言ってるような 曰くつきのことは⇒ 344 00:21:20,513 --> 00:21:24,350 何も起こらない ただの ぬいぐるみコレクションだよ。 345 00:21:24,350 --> 00:21:27,686 《わからないんだ 詠子には! 346 00:21:27,686 --> 00:21:32,024 霊感がないから! あれは⇒ 347 00:21:32,024 --> 00:21:35,027 霊の コレクションだ!》 348 00:21:35,027 --> 00:21:38,197 (夜宵)詠子の言うとおり。 ふっ! 349 00:21:38,197 --> 00:21:40,533 寶月家には 何も起こらない。 350 00:21:40,533 --> 00:21:44,036 螢多朗の安全も⇒ 351 00:21:44,036 --> 00:21:46,038 保証する。 352 00:21:46,038 --> 00:21:49,041 うっ うっ。 353 00:21:49,041 --> 00:21:51,043 (夜宵)だから。 354 00:21:54,713 --> 00:21:57,416 爪 ちょうだい。