1 00:00:05,339 --> 00:00:07,841 (螢多朗)ひ…。 2 00:00:07,841 --> 00:00:11,511 (夜宵)螢多朗の安全も保証する。 3 00:00:11,511 --> 00:00:14,515 《夜宵ちゃん 君は…》 4 00:00:14,515 --> 00:00:17,351 (夜宵)だから。 ひっ! 5 00:00:17,351 --> 00:00:21,021 (夜宵)爪 ちょうだい。 6 00:00:21,021 --> 00:00:24,625 《何を 言ってるんだ》 7 00:02:09,830 --> 00:02:14,001 《昨日の夜は 結局➡ 8 00:02:14,001 --> 00:02:17,504 何も聞けずに終わってしまった。 9 00:02:17,504 --> 00:02:20,340 できるなら 来たくなかった。 10 00:02:20,340 --> 00:02:24,511 けど ここには恩人 詠子がいる。 11 00:02:24,511 --> 00:02:28,015 そのことのほうが心配だ》 12 00:02:28,015 --> 00:02:31,018 (詠子)螢くん いらっしゃ~い。 13 00:02:31,018 --> 00:02:33,353 あ…。 14 00:02:33,353 --> 00:02:35,522 《螢多朗:変わった様子は なさそう?》 15 00:02:35,522 --> 00:02:39,192 んっ? 16 00:02:39,192 --> 00:02:41,695 あのね 螢くん。 17 00:02:41,695 --> 00:02:45,866 改めて言うけど 夜宵ちゃんがうちに来て1年半➡ 18 00:02:45,866 --> 00:02:49,870 何も起きたことないし きっと大丈夫だよ。 19 00:02:49,870 --> 00:02:53,540 ウソでしょ? 本当だって。 20 00:02:53,540 --> 00:02:55,542 《いや 本当だとしても➡ 21 00:02:55,542 --> 00:02:58,211 何かカラクリがあるはずだ いったい…》 22 00:02:58,211 --> 00:03:00,480 いぃ~!? 螢多朗 螢多朗。 23 00:03:00,480 --> 00:03:02,482 爪ちょうだい 爪ちょうだい。 24 00:03:02,482 --> 00:03:05,318 おわぁ~! だ だめ! 25 00:03:05,318 --> 00:03:08,155 あらまあ。 爪 ちょうだい。 26 00:03:08,155 --> 00:03:11,058 (螢多朗)絶対だめ~! 27 00:03:15,495 --> 00:03:17,831 んっ? 28 00:03:17,831 --> 00:03:19,833 《近い近い近い! 29 00:03:19,833 --> 00:03:22,669 しかもなんだこれ! 嫌だよ!》 30 00:03:22,669 --> 00:03:24,671 螢多朗。 だめ。 31 00:03:24,671 --> 00:03:27,340 (夜宵)先っちょだけ 先っちょだけでいいから。 32 00:03:27,340 --> 00:03:29,342 (螢多朗)むっ。 33 00:03:29,342 --> 00:03:31,845 ね ねぇ! このあと遊びに行かない? 34 00:03:31,845 --> 00:03:35,015 いい心霊スポッ… 観光場所知ってるの! 35 00:03:35,015 --> 00:03:37,517 いま心霊スポットって 言いかけなかった!? 36 00:03:37,517 --> 00:03:40,353 詳しく。 ごにょごにょ。 37 00:03:40,353 --> 00:03:42,355 いいね。 でしょ! 38 00:03:42,355 --> 00:03:44,357 きっと螢くんも楽しめる! きっと螢多朗も楽しめる! 39 00:03:44,357 --> 00:03:46,359 こっち見んな! 40 00:03:46,359 --> 00:03:48,361 まま! いいから いいから! 41 00:03:48,361 --> 00:03:50,530 (螢多朗)ちょっと! 42 00:03:50,530 --> 00:03:53,533 れっつご~! す… って い いない!? 43 00:03:53,533 --> 00:03:56,036 帰る。 螢くん!? 44 00:03:56,036 --> 00:03:58,205 ま 待ってよぉ~。 45 00:03:58,205 --> 00:04:00,907 ふ… 所詮 螢多朗。 46 00:04:03,643 --> 00:04:05,979 そうだよ。 47 00:04:05,979 --> 00:04:10,150 嫌に 決まってるでしょ。 48 00:04:10,150 --> 00:04:12,486 怖いよ! 危ないよ!! 49 00:04:12,486 --> 00:04:14,488 昔 オカルトに関わったから➡ 50 00:04:14,488 --> 00:04:16,823 僕は一生消えない呪いを受けた! 51 00:04:16,823 --> 00:04:18,825 友達まで巻き込んで! 52 00:04:18,825 --> 00:04:21,661 またこんなことが 起こるかもと思ったら➡ 53 00:04:21,661 --> 00:04:23,663 震えが止まらない! 54 00:04:23,663 --> 00:04:25,999 それがおかしいこと!? 55 00:04:25,999 --> 00:04:30,003 ん…。 怖いの 嫌だったの? 56 00:04:30,003 --> 00:04:32,339 言ってなかったっけ? 57 00:04:32,339 --> 00:04:34,674 呪いに 困ってるの? 58 00:04:34,674 --> 00:04:38,011 逃れられるものなら 逃れたいよ。 59 00:04:38,011 --> 00:04:40,514 (螢多朗)詠子も どうして。 60 00:04:40,514 --> 00:04:42,516 んっ。 61 00:04:42,516 --> 00:04:45,685 (夜宵)わかった 私たちだけで行く。 62 00:04:45,685 --> 00:04:47,854 はっ。 (夜宵)詠子 出して。 63 00:04:47,854 --> 00:04:49,856 えっ 夜宵ちゃん? 64 00:04:49,856 --> 00:04:51,858 いいから。 65 00:04:57,697 --> 00:04:59,699 くっ! 66 00:04:59,699 --> 00:05:02,135 勝手にしなよ。 67 00:05:02,135 --> 00:05:05,138 (詠子)さすがに まずかったんじゃないかな。 68 00:05:05,138 --> 00:05:07,140 螢くん ほっといて。 69 00:05:07,140 --> 00:05:11,311 螢多朗は 私と同志の オカルト好きなんだと思ってた。 70 00:05:11,311 --> 00:05:13,313 えっ? 71 00:05:13,313 --> 00:05:16,817 右手の呪いも 外そうと思えば外せるんだから➡ 72 00:05:16,817 --> 00:05:18,818 お守り代わりだと思ってた。 73 00:05:18,818 --> 00:05:21,988 と 解けるの!? あの呪い。 74 00:05:21,988 --> 00:05:25,992 (夜宵)やっぱり 二人とも呪いを 消せないと思い込んで困ってる。 75 00:05:25,992 --> 00:05:27,994 (詠子)う うん…。 76 00:05:27,994 --> 00:05:31,331 詠子 いいところを知ってる。 77 00:05:31,331 --> 00:05:33,834 呪いを消せるやつを捕りに行こう。 78 00:05:33,834 --> 00:05:37,170 はっ。 螢多朗が困ってる。 79 00:05:37,170 --> 00:05:40,373 私にとって 螢多朗は…。 80 00:05:42,676 --> 00:05:48,682 フッ それじゃあ いっくよ~! 81 00:05:48,682 --> 00:05:52,853 ハァハァ…。 82 00:05:52,853 --> 00:05:54,854 ⦅董子:螢ちゃん➡ 83 00:05:54,854 --> 00:05:57,023 体力づくりをしなさい。 84 00:05:57,023 --> 00:06:01,628 健康で生命力があれば 霊にとり憑かれん。 85 00:06:01,628 --> 00:06:04,297 (夜宵)私たちだけで行く⦆ 86 00:06:04,297 --> 00:06:06,499 くっ! くっそ! 87 00:06:08,802 --> 00:06:13,139 ハァハァ…。 88 00:06:13,139 --> 00:06:16,643 《螢多朗:次の授業に 必要な物でも買ってくか》 89 00:06:19,145 --> 00:06:23,650 (夜宵)いま向かってるトコは H市の西にあるとある宗教施設。 90 00:06:23,650 --> 00:06:25,652 そこの廃寺。 91 00:06:25,652 --> 00:06:28,655 水子供養のお寺で 無数の地蔵と➡ 92 00:06:28,655 --> 00:06:30,991 母子を象徴する像があるらしい。 93 00:06:30,991 --> 00:06:34,327 ウワサでは 子どもの霊が出るというものと➡ 94 00:06:34,327 --> 00:06:36,830 どういうわけか 怨霊化した神様➡ 95 00:06:36,830 --> 00:06:39,833 鬼子母神が出る というものがあった。 96 00:06:39,833 --> 00:06:41,835 前から気になっていたけど➡ 97 00:06:41,835 --> 00:06:45,005 ちょうど詠子の雑誌に 載ってたから思い出した。 98 00:06:45,005 --> 00:06:47,007 なるほどね。 んっ。 99 00:06:52,178 --> 00:06:54,381 《いる》 100 00:07:08,295 --> 00:07:11,131 詠子 ここから先は私一人で行く。 101 00:07:11,131 --> 00:07:14,134 えっ? いや だめだよそれは。 102 00:07:14,134 --> 00:07:16,136 (夜宵)詠子は車から出ちゃだめ。 103 00:07:16,136 --> 00:07:20,473 あ… もしかして すごくヤバい? 104 00:07:20,473 --> 00:07:24,811 うん。 だから私が 1時間以内に戻らなかったら➡ 105 00:07:24,811 --> 00:07:26,813 助けを呼んできてほしい。 106 00:07:26,813 --> 00:07:28,815 んっ。 107 00:07:35,655 --> 00:07:39,159 《夜宵:ここに来るまでに 4~5人いた。 108 00:07:39,159 --> 00:07:41,828 3回に1回くらいしか 会えない私が➡ 109 00:07:41,828 --> 00:07:44,998 これだけ遭遇するということは➡ 110 00:07:44,998 --> 00:07:48,501 つまり 3倍は潜んでいる》 111 00:08:07,954 --> 00:08:12,625 《夜宵:鬼子母神 かつては 幼児を食う暴虐の神だったが➡ 112 00:08:12,625 --> 00:08:15,295 釈迦によって 自分の子どもを隠され➡ 113 00:08:15,295 --> 00:08:18,131 子を失う 親の気持ちを教えられて➡ 114 00:08:18,131 --> 00:08:20,133 幼児を食うのを改め➡ 115 00:08:20,133 --> 00:08:22,635 子どもを守る神になったという》 116 00:08:26,473 --> 00:08:29,642 《その神様が 水子にまとわりつかれ➡ 117 00:08:29,642 --> 00:08:32,145 成仏が間に合わず➡ 118 00:08:32,145 --> 00:08:36,649 逆に 水子たちの影響を受けたのか➡ 119 00:08:36,649 --> 00:08:39,819 悪性変異している。 120 00:08:39,819 --> 00:08:42,489 雑兵多数。 備えが足りない。 121 00:08:42,489 --> 00:08:45,825 けど 引くわけにはいかない》 122 00:08:45,825 --> 00:08:49,329 待ってて螢多朗。 今日は神様狩り。 123 00:08:49,329 --> 00:08:51,331 (鬼子母神)ヘヘッ。 124 00:08:51,331 --> 00:08:55,668 《これは? へその緒!? 125 00:08:55,668 --> 00:08:59,339 地蔵? さっきは こんなところになかったのに》 126 00:08:59,339 --> 00:09:01,775 (鬼子母神)おいでや おいで。 127 00:09:01,775 --> 00:09:04,778 かわいい童や。 128 00:09:04,778 --> 00:09:07,781 うっ。 129 00:09:07,781 --> 00:09:09,783 (水子霊たち)ううう。 130 00:09:22,962 --> 00:09:25,298 《夜宵ちゃん。 131 00:09:25,298 --> 00:09:27,634 もう1時間》 132 00:09:27,634 --> 00:09:29,636 んっ。 133 00:09:40,480 --> 00:09:43,817 (夜宵)ハァハァ…。 134 00:09:43,817 --> 00:09:49,656 ハァ ハァ…。 135 00:09:49,656 --> 00:09:51,658 《危なかった》 136 00:09:55,328 --> 00:09:57,330 《夜宵:少しバールが遅かったら➡ 137 00:09:57,330 --> 00:09:59,332 捻挫程度じゃ済まなかった》 138 00:10:02,502 --> 00:10:06,806 《幻覚 ツタが へその緒に見えていたみたい》 139 00:10:10,844 --> 00:10:12,846 《形代。 140 00:10:12,846 --> 00:10:16,015 自分の一部を入れて➡ 141 00:10:16,015 --> 00:10:18,518 身代わりにするもの。 142 00:10:18,518 --> 00:10:21,521 ゲームでいうところの 残機に相当する➡ 143 00:10:21,521 --> 00:10:24,190 死んでもいい回数。 144 00:10:24,190 --> 00:10:28,528 そして 位置かく乱の道具》 145 00:10:28,528 --> 00:10:31,698 あぁ…。 146 00:10:31,698 --> 00:10:34,200 ちょうどよかった。 147 00:10:37,370 --> 00:10:39,539 《匂いのついているペンか。 148 00:10:39,539 --> 00:10:42,041 夜宵ちゃん 喜ぶかな。 149 00:10:42,041 --> 00:10:45,044 あっ! って いやいや 僕は何を》 150 00:10:45,044 --> 00:10:47,046 (詠子)螢くん! んっ! 151 00:10:47,046 --> 00:10:49,048 ハァハァ…。 えっ 詠子!? 152 00:10:49,048 --> 00:10:51,217 ハァハァ…。 ど どうしたの? 153 00:10:51,217 --> 00:10:53,219 てか よく僕がいるとこが わかったね。 154 00:10:53,219 --> 00:10:56,723 そんなことより 夜宵ちゃんが! 155 00:10:56,723 --> 00:10:59,058 どうしたってのさ。 156 00:10:59,058 --> 00:11:01,494 そういえば 2人で心霊スポットに行ったんじゃ…。 157 00:11:01,494 --> 00:11:04,163 帰ってこないの! 1人で行って! 158 00:11:04,163 --> 00:11:08,168 えっ。 い いや 僕は知らない。 159 00:11:08,168 --> 00:11:10,169 夜宵ちゃんの自業自得だ。 160 00:11:10,169 --> 00:11:14,173 そもそも詠子がついていながら 何やってんの。 161 00:11:14,173 --> 00:11:18,011 んっ。 162 00:11:18,011 --> 00:11:21,848 夜宵ちゃん 螢くんの呪いを解く アイテムを取りに行くって。 163 00:11:21,848 --> 00:11:24,183 えっ。 (詠子)だから…。 164 00:11:24,183 --> 00:11:27,353 呪いを 解く? 165 00:11:27,353 --> 00:11:29,522 螢くんが 自分の手を気にしてるから➡ 166 00:11:29,522 --> 00:11:31,524 助けてあげたいって。 167 00:11:31,524 --> 00:11:35,194 《僕の ために》 168 00:11:35,194 --> 00:11:38,531 つっ! 169 00:11:38,531 --> 00:11:40,533 くっ! 170 00:11:40,533 --> 00:11:42,635 はっ!? 詠子! 171 00:11:46,206 --> 00:11:48,408 ウフフフ。 172 00:11:51,377 --> 00:11:54,380 ウフフフ。 173 00:11:54,380 --> 00:11:59,052 ハァハァ…。 174 00:11:59,052 --> 00:12:01,821 あっ。 175 00:12:01,821 --> 00:12:04,123 おいでや おいで。 176 00:12:06,326 --> 00:12:09,162 水子を 捕まえた。 177 00:12:09,162 --> 00:12:12,665 近づけば えぐる。 178 00:12:12,665 --> 00:12:15,668 うわ~ん! 生かすか殺すか➡ 179 00:12:15,668 --> 00:12:18,671 お前が選べ。 180 00:12:18,671 --> 00:12:21,174 うう。 181 00:12:21,174 --> 00:12:23,176 んっ。 182 00:12:25,178 --> 00:12:27,180 (水子霊たちの声) 183 00:12:32,185 --> 00:12:34,587 (水子霊たち)ああっ。 184 00:12:44,697 --> 00:12:46,699 (水子霊たち)ああっ。 185 00:12:49,202 --> 00:12:51,371 (鬼子母神)は…。 186 00:12:51,371 --> 00:12:53,373 ん…。 187 00:12:57,377 --> 00:13:03,483 (夜宵)ハァハァ…。 188 00:13:03,483 --> 00:13:08,821 ハァハァ…。 189 00:13:08,821 --> 00:13:11,991 はっ。 (水子霊たちの声) 190 00:13:11,991 --> 00:13:22,669 (ざわめき) 191 00:13:22,669 --> 00:13:26,673 お化けが 急にいなくなった? 192 00:13:31,844 --> 00:13:33,846 うっ。 193 00:13:33,846 --> 00:13:35,848 くっ。 194 00:13:35,848 --> 00:13:40,019 《夜宵ちゃんがいるのは いちばん嫌な感じがするところだ。 195 00:13:40,019 --> 00:13:42,021 そうに決まってる!》 196 00:13:42,021 --> 00:13:44,123 はっ! 197 00:13:47,026 --> 00:13:49,028 んっ! 198 00:13:52,699 --> 00:13:55,535 (螢多朗)夜宵ちゃ~ん! 199 00:13:55,535 --> 00:13:57,637 螢多朗!? 200 00:14:00,306 --> 00:14:03,309 ひい~! 201 00:14:03,309 --> 00:14:06,479 おお さすが。 202 00:14:06,479 --> 00:14:08,481 《螢多朗:夜宵ちゃん! 203 00:14:08,481 --> 00:14:11,651 足を引きずってる!? 204 00:14:11,651 --> 00:14:15,154 できるだけ 僕がお化けを引き寄せて➡ 205 00:14:15,154 --> 00:14:17,490 夜宵ちゃんから引き離せば! 206 00:14:17,490 --> 00:14:21,160 何とか付かず離れずで走って 退路を確保して➡ 207 00:14:21,160 --> 00:14:25,331 夜宵ちゃんを拾って 逃げ切れるはず! 208 00:14:25,331 --> 00:14:28,835 体力づくりしといてよかった~》 209 00:14:28,835 --> 00:14:31,504 私も。 210 00:14:31,504 --> 00:14:34,006 負けてられない。 211 00:14:42,181 --> 00:14:44,684 ハァハァ…。 212 00:14:44,684 --> 00:14:47,353 (螢多朗)夜宵ちゃん! 213 00:14:47,353 --> 00:14:50,056 んっ! 螢多朗! 214 00:14:54,527 --> 00:14:57,029 んっ! (ざわめき) 215 00:14:57,029 --> 00:14:59,866 んっ。 (ざわめき) 216 00:14:59,866 --> 00:15:02,468 (詠子)螢くん! 217 00:15:02,468 --> 00:15:05,471 乗って! (螢多朗)んっ! 218 00:15:05,471 --> 00:15:07,473 うっ! 219 00:15:10,476 --> 00:15:14,147 (衝突音) 220 00:15:14,147 --> 00:15:18,151 んん…。 221 00:15:18,151 --> 00:15:22,155 診察料 14,500円です。 222 00:15:22,155 --> 00:15:24,657 ああ…。 223 00:15:24,657 --> 00:15:27,493 ⦅ごめん 立て替えといて!⦆ 224 00:15:27,493 --> 00:15:30,329 うっ うっ。 225 00:15:30,329 --> 00:15:32,331 《お金が》 226 00:15:34,333 --> 00:15:38,004 もう 夜宵ちゃんったら また むちゃして。 227 00:15:38,004 --> 00:15:40,339 一人でも なんとかなった。 228 00:15:40,339 --> 00:15:44,510 ならなかったでしょ お金とか。 229 00:15:44,510 --> 00:15:47,513 ふぅ… 夜宵ちゃん。 230 00:15:47,513 --> 00:15:50,016 詠子から 聞いたよ。 231 00:15:50,016 --> 00:15:53,519 僕のために 頑張ってくれたって。 232 00:15:53,519 --> 00:15:56,689 フッ… ありがとね。 233 00:15:56,689 --> 00:16:00,460 本当に 無事でよかった。 234 00:16:00,460 --> 00:16:02,462 は…。 235 00:16:02,462 --> 00:16:06,466 (笑い声) 236 00:16:11,304 --> 00:16:14,640 でも 危険を冒してまで どうして一人で? 237 00:16:14,640 --> 00:16:20,146 《あのとき もっと痛みをこらえられたら。 238 00:16:20,146 --> 00:16:23,149 強靭な意志で 体を動かせたら。 239 00:16:23,149 --> 00:16:26,652 ママを 助けられたかもしれない》 240 00:16:28,654 --> 00:16:32,825 (夜宵)私にとって 仲間は家族同然に大切。 241 00:16:32,825 --> 00:16:34,827 んっ! 242 00:16:34,827 --> 00:16:36,829 ⦅夜宵:螢多朗が困ってる。 243 00:16:36,829 --> 00:16:40,833 私にとって螢多朗は➡ 244 00:16:40,833 --> 00:16:42,835 仲間⦆ 245 00:16:42,835 --> 00:16:46,672 仲間が困ってるなら 私は➡ 246 00:16:46,672 --> 00:16:49,075 必ず助ける。 247 00:16:54,180 --> 00:16:56,682 夜宵ちゃん…。 248 00:16:56,682 --> 00:17:01,787 (夜宵)爪のことも 全部きちんと説明する。 249 00:17:01,787 --> 00:17:06,792 だから また私の部屋に来てくれる? 250 00:17:06,792 --> 00:17:10,796 螢多朗 私を信じて。 251 00:17:12,965 --> 00:17:15,768 (螢多朗)うん 信じるよ。 252 00:17:18,638 --> 00:17:22,475 (夜宵)螢多朗 形代って知ってる? 253 00:17:22,475 --> 00:17:24,644 えっ? えっと…。 254 00:17:24,644 --> 00:17:26,979 自分に降りかかる災いを➡ 255 00:17:26,979 --> 00:17:29,982 肩代わりする 人形みたいなものだっけ? 256 00:17:29,982 --> 00:17:33,653 (夜宵)うん その効果を成立させる条件は➡ 257 00:17:33,653 --> 00:17:37,657 人型の物に 自分の肉体の一部を入れること。 258 00:17:37,657 --> 00:17:39,659 ん…。 259 00:17:39,659 --> 00:17:42,061 (夜宵)それこそが すべてのキモ。 260 00:17:44,497 --> 00:17:47,833 はっ。 261 00:17:47,833 --> 00:17:50,503 (螢多朗)壊れてるのがある。 262 00:17:50,503 --> 00:17:53,005 この部屋のすべての人形には➡ 263 00:17:53,005 --> 00:17:55,007 私の一部が入っている。 264 00:17:55,007 --> 00:17:58,344 えっ。 (夜宵)人型の物に入れると言った。 265 00:17:58,344 --> 00:18:01,113 つまり 悪霊の入った人形に➡ 266 00:18:01,113 --> 00:18:04,116 私の爪や血を 入れれば形代になり➡ 267 00:18:04,116 --> 00:18:07,954 私へのあらゆる攻撃は この子たちに入る。 268 00:18:07,954 --> 00:18:10,289 ひっ! (夜宵)だから➡ 269 00:18:10,289 --> 00:18:14,794 いずれかが私を攻撃したら 全員がダメージを食らう。 270 00:18:17,129 --> 00:18:20,967 自爆特攻しようにも 別の霊に危害が及ぶので➡ 271 00:18:20,967 --> 00:18:24,770 霊同士で邪魔し合い 襲えない状況をつくっている。 272 00:18:26,973 --> 00:18:31,310 もちろん 寶月家 全員分 同じ処置を施している。 273 00:18:31,310 --> 00:18:33,312 だから 襲われない。 274 00:18:33,312 --> 00:18:37,483 《なんてことを 考えるんだ この子は》 275 00:18:37,483 --> 00:18:39,819 僕の爪を欲しがっていたのは➡ 276 00:18:39,819 --> 00:18:42,154 夜宵ちゃんが 最初から言っていたとおり➡ 277 00:18:42,154 --> 00:18:44,323 僕を守るため? 278 00:18:44,323 --> 00:18:46,492 大変な労力。 279 00:18:46,492 --> 00:18:49,328 だから このコレクションを見せるのは➡ 280 00:18:49,328 --> 00:18:53,100 信頼できる人に向けた 強い友好の証しのつもりだった。 281 00:18:53,100 --> 00:18:56,302 そうだったのか。 282 00:18:59,505 --> 00:19:02,108 えっ 何を投げたの? 283 00:19:02,108 --> 00:19:05,778 (夜宵)あそこにいた ご神体の人差し指。 284 00:19:05,778 --> 00:19:11,450 壊れちゃったのは 今日の攻撃に 耐えきれなかった子たち。 285 00:19:11,450 --> 00:19:15,788 耐えた子たちは きっと怒ってる。 286 00:19:15,788 --> 00:19:18,124 みんな そいつが犯人。 287 00:19:18,124 --> 00:19:20,459 私の一部は入っていない。 288 00:19:20,459 --> 00:19:24,130 (霊の声) 289 00:19:24,130 --> 00:19:29,468 (鬼子母神)ひぃ~! 290 00:19:29,468 --> 00:19:31,470 あ…。 291 00:19:34,473 --> 00:19:38,577 爪 欲しい? これがあれば攻撃されない。 292 00:19:42,648 --> 00:19:46,318 (書く音) 293 00:19:46,318 --> 00:19:51,490 (夜宵)だめ。 こびへつらって懇願して。 294 00:19:51,490 --> 00:19:53,492 は…。 (書く音) 295 00:19:56,662 --> 00:19:58,864 床を汚すな。 296 00:20:02,835 --> 00:20:06,839 神の人差し指 ゲットだぜ。 297 00:20:06,839 --> 00:20:09,842 《自分から 爪を欲しがるように仕向け➡ 298 00:20:09,842 --> 00:20:12,178 上下関係をきっちりつけた》 299 00:20:12,178 --> 00:20:15,514 ね ねぇ なんで夜宵ちゃんは➡ 300 00:20:15,514 --> 00:20:17,683 霊を捕まえてるの? 301 00:20:17,683 --> 00:20:20,686 ママを奪った霊は強大だった。 302 00:20:20,686 --> 00:20:23,689 ママを取り戻すには戦力がいる。 303 00:20:23,689 --> 00:20:26,525 だから集め 鍛えている。 304 00:20:26,525 --> 00:20:29,695 敵はきれい事の通じない無法の怪。 305 00:20:29,695 --> 00:20:33,866 だから この収集を私の糧とする。 306 00:20:33,866 --> 00:20:35,868 万事を成す度量➡ 307 00:20:35,868 --> 00:20:40,706 清濁併せ呑む器を この魂に刻むため。 308 00:20:40,706 --> 00:20:42,708 は…。 309 00:20:42,708 --> 00:20:45,211 今日は痛み分けに終わった。 310 00:20:45,211 --> 00:20:47,880 けれど 本体を持ち帰れれば➡ 311 00:20:47,880 --> 00:20:50,549 螢多朗の呪いを 消せるかもしれない。 312 00:20:50,549 --> 00:20:53,552 態勢を整えてまた挑戦する。 313 00:20:53,552 --> 00:20:56,055 夜宵ちゃん それだとまるで➡ 314 00:20:56,055 --> 00:20:59,225 霊を霊で 殺せるみたいに聞こえるけど。 315 00:20:59,225 --> 00:21:01,994 みたいじゃない。 そのとおり。 316 00:21:01,994 --> 00:21:04,497 だから神様を取りに行った。 317 00:21:04,497 --> 00:21:08,667 元凶の霊を殺しきって 呪いを外すために。 318 00:21:08,667 --> 00:21:10,669 はっ! 319 00:21:10,669 --> 00:21:12,838 《僕は この呪いと一生➡ 320 00:21:12,838 --> 00:21:15,674 付き合っていくのかと思っていた。 321 00:21:15,674 --> 00:21:17,843 けれど 祓える。 322 00:21:17,843 --> 00:21:20,679 霊同士をぶつけ合うことで? 323 00:21:20,679 --> 00:21:22,681 助かるかもしれない。 324 00:21:22,681 --> 00:21:24,683 だとしたら➡ 325 00:21:24,683 --> 00:21:28,020 助けられるかもしれない。 326 00:21:28,020 --> 00:21:30,856 僕と同じ呪いを持つ➡ 327 00:21:30,856 --> 00:21:33,559 僕が呪いに 巻き込んだ相手》 328 00:21:36,028 --> 00:21:38,697 《螢多朗:詠子を》 329 00:21:38,697 --> 00:21:43,202 螢多朗 私たちの目的は違うけど➡ 330 00:21:43,202 --> 00:21:46,539 必要なものは同じ。 331 00:21:46,539 --> 00:21:49,041 だから やばいお化けを集めて➡ 332 00:21:49,041 --> 00:21:51,544 悪霊を食い殺そう。 333 00:21:51,544 --> 00:21:53,879 はっ。 334 00:21:53,879 --> 00:21:56,081 (夜宵)一緒に。