1 00:00:03,303 --> 00:00:08,108 (詠子)私と 心中してくれる? 2 00:00:10,143 --> 00:00:13,647 (夜宵)うむ SNS映えしそうなナイス笑顔。 3 00:00:13,647 --> 00:00:15,649 ホント!? 4 00:00:15,649 --> 00:00:18,151 《螢多朗:パンチのきいた写真 撮ってるな》 5 00:00:18,151 --> 00:00:20,654 フフフッ バズるかな? バズる バズる~。 6 00:00:20,654 --> 00:00:24,057 《螢多朗:2人とも すっごくはしゃいでる》 7 00:00:33,834 --> 00:00:35,836 《空気もおいしいし➡ 8 00:00:35,836 --> 00:00:39,339 キャンプに来て よかった》 9 00:00:51,852 --> 00:00:55,556 <螢多朗:桜も散り始めた 4月中旬の土曜日> 10 00:00:57,524 --> 00:00:59,960 <螢多朗:先日ひどい目に遭った 僕のためにと➡ 11 00:00:59,960 --> 00:01:04,631 詠子と夜宵ちゃんに誘われ キャンプに来ていた> 12 00:01:04,631 --> 00:01:07,634 ありがとね 螢くん。 (螢多朗)んっ。 13 00:01:07,634 --> 00:01:09,636 (詠子)実は今回のキャンプ➡ 14 00:01:09,636 --> 00:01:12,639 夜宵ちゃんのためでもあるの。 (螢多朗)えっ? 15 00:01:12,639 --> 00:01:14,641 親戚のおうちで暮らしてるから➡ 16 00:01:14,641 --> 00:01:17,811 気軽に遊びに連れてって って言えないみたいで。 17 00:01:17,811 --> 00:01:20,480 は…。 女子2人だと大変だけど➡ 18 00:01:20,480 --> 00:01:22,649 男手があると心強いよ。 19 00:01:22,649 --> 00:01:24,818 《詠子… よし! 20 00:01:24,818 --> 00:01:27,154 今日は2人のために 頑張らないと!》 21 00:01:27,154 --> 00:01:30,324 そういえば詠子 男子とお泊まりって➡ 22 00:01:30,324 --> 00:01:32,326 女子的に大丈夫なの? 23 00:01:32,326 --> 00:01:35,996 大丈夫だよ~ 螢くんは童貞チキン野郎だから。 24 00:01:35,996 --> 00:01:39,166 コケッ! なるほど これは論破できない。 25 00:01:39,166 --> 00:01:41,168 コラァ~! わ~ フフフッ。 26 00:01:41,168 --> 00:01:44,071 じゃあ 私たちは 料理の準備してくるね~! 27 00:01:46,340 --> 00:01:49,009 ふぅ こんなもんかなっと。 28 00:01:49,009 --> 00:01:51,678 夜宵ちゃん 渓流キャンプの定番をしよう! 29 00:01:51,678 --> 00:01:53,847 定番? そう! 30 00:01:53,847 --> 00:01:58,185 (螢多朗)釣って 焼いて 食べる だよ! 31 00:01:58,185 --> 00:02:01,955 よし! 山ほど釣って 詠子の度肝を抜いてやろう。 32 00:02:01,955 --> 00:02:03,957 その意気だよ 夜宵ちゃん! 33 00:02:03,957 --> 00:02:07,561 (トンビの鳴き声) 34 00:02:11,131 --> 00:02:14,635 《釣れねえ》 35 00:02:14,635 --> 00:02:17,137 (夜宵)螢多朗。 (螢多朗)んっ? 36 00:02:17,137 --> 00:02:20,641 お化け集めの話 決めた? 37 00:02:20,641 --> 00:02:24,311 あ… ごめん まだ迷ってて。 38 00:02:24,311 --> 00:02:27,648 どんなことで? 39 00:02:27,648 --> 00:02:31,151 (螢多朗)お化け集めの 想像をしてみたんだ。 40 00:02:31,151 --> 00:02:34,655 けど 頭をよぎるのはいつも…。 41 00:02:34,655 --> 00:02:36,656 ((はっ!)) 42 00:02:36,656 --> 00:02:38,825 もしまた呪われたら。 43 00:02:38,825 --> 00:02:41,161 夜宵ちゃんまで 巻き込んだらって➡ 44 00:02:41,161 --> 00:02:44,998 正直 足がすくむ。 45 00:02:44,998 --> 00:02:49,503 それに夜宵ちゃんには 未来の可能性がいっぱいある。 46 00:02:49,503 --> 00:02:53,006 本来なら命がけの行為なんて 止めるべきなんだ。 47 00:02:53,006 --> 00:02:55,108 大人なら。 48 00:02:58,512 --> 00:03:02,115 螢多朗 どっちが多く マスを釣れるか勝負しよう。 49 00:03:02,115 --> 00:03:04,618 えっ? もし私が勝ったら➡ 50 00:03:04,618 --> 00:03:07,954 お化け集めには口出ししないで。 51 00:03:07,954 --> 00:03:12,959 命の散らせ方は 私の意志で 私が決める。 52 00:03:14,961 --> 00:03:18,131 わかったよ じゃあ受けて立とう! 53 00:03:18,131 --> 00:03:20,801 は… うん。 54 00:03:20,801 --> 00:03:23,503 いざ尋常に! (夜宵/螢多朗)勝負! 55 00:03:36,149 --> 00:03:38,652 あぁ…。 56 00:03:42,823 --> 00:03:44,825 (詠子)お~い! 57 00:03:44,825 --> 00:03:46,827 じゃ~ん! 58 00:03:46,827 --> 00:03:49,029 (螢多朗/夜宵)お~! 59 00:04:02,275 --> 00:04:04,778 夜宵ちゃん 寝かしつけてきたよ。 60 00:04:04,778 --> 00:04:07,280 うん。 61 00:04:07,280 --> 00:04:10,951 (詠子)今日は 騒がしくって楽しかったね。 62 00:04:10,951 --> 00:04:14,621 うん。 63 00:04:14,621 --> 00:04:16,623 (螢多朗)詠子。 64 00:04:16,623 --> 00:04:21,795 詠子は 呪いから解放されたい よね? 65 00:04:21,795 --> 00:04:24,464 どうしたの? 突然。 66 00:04:24,464 --> 00:04:28,301 いや 夜宵ちゃんから呪いは 解けるものだって聞いたから。 67 00:04:28,301 --> 00:04:30,303 う~ん。 68 00:04:30,303 --> 00:04:34,307 螢くんと一緒ならともかく 違うならいいかな。 69 00:04:34,307 --> 00:04:37,144 えっ どういうこと? 70 00:04:37,144 --> 00:04:39,813 フッ…。 71 00:04:39,813 --> 00:04:43,316 んっ? ねぇ ちょっと歩こ。 72 00:04:48,822 --> 00:04:51,992 冷た~! 夜だし 当然だよ。 73 00:04:51,992 --> 00:04:54,995 ねぇ 螢くん。 んっ? 74 00:04:54,995 --> 00:04:59,499 唐突だけど 勉強と学問の違いって知ってる? 75 00:04:59,499 --> 00:05:01,601 えっ? 勉強は➡ 76 00:05:01,601 --> 00:05:04,437 解明されている知識を 身に付けることで➡ 77 00:05:04,437 --> 00:05:08,275 学問は未知を解き明かすことだよ。 78 00:05:08,275 --> 00:05:12,445 それを踏まえて私はね➡ 79 00:05:12,445 --> 00:05:14,948 オカルトを学問したいんだ。 80 00:05:14,948 --> 00:05:17,284 えぇ!? ちょ それは…。 81 00:05:17,284 --> 00:05:22,289 私ね 自分なりに この左手や心霊現象を記録して➡ 82 00:05:22,289 --> 00:05:26,626 オカルトを科学的に 解明できないか研究してたの。 83 00:05:26,626 --> 00:05:28,628 この左手の解析が➡ 84 00:05:28,628 --> 00:05:30,964 私と螢くんの 治癒につながるって➡ 85 00:05:30,964 --> 00:05:33,800 私なりに考えてるんだ。 は…。 86 00:05:33,800 --> 00:05:37,637 呪われたことがあるのに 心霊スポット巡りとか➡ 87 00:05:37,637 --> 00:05:40,974 なに考えてるんだって 思ったことあるでしょ? 88 00:05:40,974 --> 00:05:43,476 一応 理由はあったんだよ。 89 00:05:43,476 --> 00:05:46,313 まあ 怖いもの見たさもあるけど。 90 00:05:46,313 --> 00:05:48,481 あるんかい! でも➡ 91 00:05:48,481 --> 00:05:51,985 詠子がわざわざ そんな大変なことしなくても➡ 92 00:05:51,985 --> 00:05:54,154 危ないよ。 だね。 93 00:05:54,154 --> 00:05:56,656 でも オカルトの理解の先に➡ 94 00:05:56,656 --> 00:06:01,761 私の 本当に学問したいものがあるんだ。 95 00:06:01,761 --> 00:06:04,764 えっ? 螢くん。 96 00:06:04,764 --> 00:06:06,766 フッ。 97 00:06:06,766 --> 00:06:11,771 私は あなたを学問したい。 98 00:06:11,771 --> 00:06:14,274 はっ。 99 00:06:14,274 --> 00:06:16,276 フッ。 100 00:06:16,276 --> 00:06:21,448 《螢多朗:それは つまり 僕を…。 101 00:06:21,448 --> 00:06:26,453 僕は 無理に呪いを 解かなくてもいいと思っていた。 102 00:06:26,453 --> 00:06:28,955 自分のためだけなら。 103 00:06:28,955 --> 00:06:33,126 でも 君のためなら…》 104 00:06:33,126 --> 00:06:35,462 (螢多朗)詠子。 んっ。 105 00:06:35,462 --> 00:06:39,633 もし僕が 心霊スポットに行きたい って言ったら反対する? 106 00:06:39,633 --> 00:06:42,302 んっ? 急にどうしたの? 107 00:06:42,302 --> 00:06:44,638 必要なことなんだ。 108 00:06:44,638 --> 00:06:46,973 《たとえ危険だとしても➡ 109 00:06:46,973 --> 00:06:52,312 この呪いを殺せるほどの霊を 探そうと決意できる。 110 00:06:52,312 --> 00:06:55,482 だって 僕は…》 111 00:06:55,482 --> 00:06:57,484 君が大切だから。 112 00:06:57,484 --> 00:06:59,486 はっ! 113 00:07:03,256 --> 00:07:05,425 フッ。 114 00:07:05,425 --> 00:07:09,095 約束してくれる? えっ? 115 00:07:09,095 --> 00:07:12,432 そばにいて 1人にならないで。 116 00:07:12,432 --> 00:07:14,935 助け合える距離にいて。 117 00:07:14,935 --> 00:07:18,438 それができるなら いいと思うよ。 118 00:07:18,438 --> 00:07:21,608 うん。 119 00:07:21,608 --> 00:07:24,945 《螢多朗:僕は オカルトに身を浸してでも➡ 120 00:07:24,945 --> 00:07:28,748 僕たちの呪いを 解く!》 121 00:07:30,784 --> 00:07:33,119 約束するよ。 122 00:07:33,119 --> 00:07:35,622 フッ。 123 00:07:35,622 --> 00:07:37,624 あっ。 (風の音) 124 00:07:37,624 --> 00:07:39,793 冷えてきたし 戻ろっか。 125 00:07:39,793 --> 00:07:41,795 うん。 126 00:07:41,795 --> 00:07:43,797 あっ? 127 00:07:43,797 --> 00:07:45,799 んっ? 128 00:07:45,799 --> 00:07:48,802 《詠子:ひと?》 はっ!? 129 00:07:48,802 --> 00:07:51,471 えっ!? ひ 人が! あっ…。 130 00:07:51,471 --> 00:07:53,974 んっ? 《あ あれ? 落ちてな…。 131 00:07:53,974 --> 00:07:56,309 なっ! は…》 132 00:07:56,309 --> 00:07:58,645 どうしたの? 詠子。 133 00:07:58,645 --> 00:08:02,415 えっ? いや! そうだ 螢くん。 134 00:08:02,415 --> 00:08:05,085 あの橋から 何か感じない? 135 00:08:05,085 --> 00:08:08,588 えっ? 何も。 136 00:08:08,588 --> 00:08:11,591 《あれ? 幻覚? 137 00:08:11,591 --> 00:08:14,594 私も疲れてるのかな?》 138 00:08:41,454 --> 00:08:45,625 はっ! な なんだ!? 139 00:08:45,625 --> 00:08:48,461 はっ。 140 00:08:48,461 --> 00:08:50,563 あっ 詠子? 141 00:08:52,799 --> 00:08:56,302 (螢多朗)詠子! 142 00:08:56,302 --> 00:08:58,805 橋へ 行かなきゃ。 143 00:08:58,805 --> 00:09:00,740 どうしたんだ 詠子! 144 00:09:00,740 --> 00:09:03,410 (夜宵)うるさい。 145 00:09:03,410 --> 00:09:06,579 (螢多朗)夜宵ちゃん! んっ? 146 00:09:06,579 --> 00:09:08,748 (詠子)行かなきゃ。 147 00:09:08,748 --> 00:09:13,253 行かなきゃいけない。 (夜宵)これは操られている。 148 00:09:13,253 --> 00:09:15,588 憑依霊は見えない。 149 00:09:15,588 --> 00:09:18,425 僕もさっきまで何も感じなかった。 150 00:09:18,425 --> 00:09:21,094 (夜宵)たぶん呼ばれている状況。 151 00:09:21,094 --> 00:09:23,263 精神に干渉するモノは➡ 152 00:09:23,263 --> 00:09:26,599 精神のない形代には移せない。 153 00:09:26,599 --> 00:09:28,768 詠子 何か言ってなかった? 154 00:09:28,768 --> 00:09:32,105 そういえば 橋がどうとか。 155 00:09:32,105 --> 00:09:34,774 簡単に想像できるのは➡ 156 00:09:34,774 --> 00:09:38,778 橋からの飛び降りを 強制する霊ってところ。 157 00:09:38,778 --> 00:09:41,614 はっ! た 助けなきゃ! 158 00:09:41,614 --> 00:09:43,616 (詠子)行かなきゃ…。 159 00:09:43,616 --> 00:09:45,785 詠子に水先案内させよう。 160 00:09:45,785 --> 00:09:47,787 何言ってるの!? 161 00:09:47,787 --> 00:09:52,125 操っている犯人を食べるか 捕まえるかしなければ➡ 162 00:09:52,125 --> 00:09:55,628 詠子はずっと このまま。 163 00:09:55,628 --> 00:09:57,831 はっ。 (詠子)早く行かなきゃ…。 164 00:10:01,468 --> 00:10:05,305 ☎(夜宵)螢多朗は 詠子をその手で守ってあげて。 165 00:10:05,305 --> 00:10:09,309 私は 見つけしだい ヤる。 166 00:10:09,309 --> 00:10:11,311 ん…。 167 00:10:11,311 --> 00:10:16,316 夜宵ちゃん 橋の中央に弱い気配がいる。 168 00:10:16,316 --> 00:10:18,651 確認。 169 00:10:18,651 --> 00:10:21,988 (夜宵)見えた。 170 00:10:21,988 --> 00:10:24,157 ((夜宵:捕まえる方針でいこう。 171 00:10:24,157 --> 00:10:27,660 えっ? 物に憑いている霊なら 持ち帰ればいいけど➡ 172 00:10:27,660 --> 00:10:30,163 違う場合は どうしたら? 173 00:10:30,163 --> 00:10:32,165 簡単)) 174 00:10:32,165 --> 00:10:36,669 (夜宵)場所さえわかれば あとは➡ 175 00:10:36,669 --> 00:10:39,172 なぶるだけ。 176 00:10:39,172 --> 00:10:42,842 霊は霊にやられたとき 生き物に取り憑いて➡ 177 00:10:42,842 --> 00:10:46,346 自分を隠そうとする。 178 00:10:46,346 --> 00:10:49,015 弱らせればほぼ100%➡ 179 00:10:49,015 --> 00:10:52,519 霊を呼び寄せやすい 螢多朗に向かう。 180 00:10:52,519 --> 00:10:54,521 (夜宵)そこを…。 んっ! 181 00:10:54,521 --> 00:10:57,190 (夜宵)爪入り人形で キャッチすればいい。 182 00:10:57,190 --> 00:11:02,295 そしたら すかさず清めの塩の 入った袋に入れて 閉じ込める。 183 00:11:02,295 --> 00:11:05,798 と 閉じ込めた かな? 184 00:11:05,798 --> 00:11:09,469 んっ。 詠子! 185 00:11:09,469 --> 00:11:13,473 あっ!? コイツ まだ…。 186 00:11:13,473 --> 00:11:15,975 《いや 完全に沈黙している》 187 00:11:15,975 --> 00:11:18,478 コイツの仕業じゃない? 188 00:11:18,478 --> 00:11:20,580 はっ!? 189 00:11:24,484 --> 00:11:26,486 これは。 190 00:11:30,823 --> 00:11:32,825 詠子! ダメだ! 191 00:11:32,825 --> 00:11:36,162 うっ わっ! 192 00:11:36,162 --> 00:11:38,831 《コイツは単体じゃない》 193 00:11:38,831 --> 00:11:40,833 ああっ! 194 00:11:40,833 --> 00:11:42,835 《夜宵:集合霊! 195 00:11:42,835 --> 00:11:45,171 ヤツら 詠子を無視して➡ 196 00:11:45,171 --> 00:11:48,341 螢多朗だけをつかんでる。 197 00:11:48,341 --> 00:11:51,511 つまり詠子は おびき寄せるための餌。 198 00:11:51,511 --> 00:11:55,348 真の狙いは最初から》 199 00:11:55,348 --> 00:11:57,350 螢多朗! 200 00:11:57,350 --> 00:11:59,552 うっ! 201 00:12:09,128 --> 00:12:12,465 うっ! (夜宵)螢多朗! 202 00:12:12,465 --> 00:12:16,302 うっ 詠子! 203 00:12:16,302 --> 00:12:18,504 うっ! 204 00:12:21,641 --> 00:12:23,977 た 助かった。 205 00:12:23,977 --> 00:12:27,313 ほっ 用心していてよかった。 206 00:12:27,313 --> 00:12:29,315 あとは。 207 00:12:35,154 --> 00:12:37,824 回収完了。 208 00:12:37,824 --> 00:12:41,494 (霊の声) 209 00:12:41,494 --> 00:12:43,496 選んで。 210 00:12:43,496 --> 00:12:46,499 入るか 食われるか。 211 00:12:46,499 --> 00:12:49,002 3秒以内に。 212 00:12:49,002 --> 00:12:53,339 (夜宵)1 2…。 213 00:12:53,339 --> 00:12:55,341 1人捕獲。 214 00:12:55,341 --> 00:12:59,178 《ちょうど10人いたから 残りはあと8人。 215 00:12:59,178 --> 00:13:01,948 事前に 螢多朗の言ってたとおりだった。 216 00:13:01,948 --> 00:13:04,284 早めに合流しよう》 217 00:13:04,284 --> 00:13:06,452 《螢多朗:一応2人とも無事。 218 00:13:06,452 --> 00:13:09,455 準備してなかったら ヤバかった》 219 00:13:09,455 --> 00:13:13,459 ((相手は橋から人間を 落としてくると予想できる。 220 00:13:13,459 --> 00:13:15,628 (夜宵)だから命綱をつけておこう。 221 00:13:15,628 --> 00:13:18,298 わかった。 でも夜宵ちゃん➡ 222 00:13:18,298 --> 00:13:21,301 こんなしっかりしたロープをどこで? 223 00:13:21,301 --> 00:13:23,303 とある廃神社に落ちてた。 224 00:13:23,303 --> 00:13:25,805 それ 落ちてたんじゃないんじゃ。 225 00:13:25,805 --> 00:13:27,807 悪いものを封じてた。 226 00:13:27,807 --> 00:13:29,809 い 一応聞くけど➡ 227 00:13:29,809 --> 00:13:33,479 その悪いものはどうしたの? 228 00:13:33,479 --> 00:13:35,815 (夜宵)あの子。 (螢多朗)ひっ。 229 00:13:35,815 --> 00:13:37,817 (夜宵)話を戻そう。 230 00:13:37,817 --> 00:13:41,654 私の霊感は 視覚に結びついたものだから➡ 231 00:13:41,654 --> 00:13:44,323 暗いと見えにくい。 232 00:13:44,323 --> 00:13:46,659 螢多朗は何か感じる? 233 00:13:46,659 --> 00:13:51,164 ん… かすかだけど感じる。 234 00:13:51,164 --> 00:13:53,332 (螢多朗)でも なんだろう? 235 00:13:53,332 --> 00:13:56,002 いっぱいいる? 236 00:13:56,002 --> 00:13:59,939 集団? それとも偶然 居合わせただけ? 237 00:13:59,939 --> 00:14:03,276 (螢多朗)ごめん はっきりはわからない。 238 00:14:03,276 --> 00:14:07,613 じゃあ用心として 集合霊の対応も考えておこう。 239 00:14:07,613 --> 00:14:10,450 夜宵ちゃんの人形だけじゃ ダメなの? 240 00:14:10,450 --> 00:14:14,287 うん。 1対1なら強いほうが勝つ。 241 00:14:14,287 --> 00:14:17,290 けれど 数の暴力には圧倒的な個でも➡ 242 00:14:17,290 --> 00:14:19,292 敵わないことがある。 243 00:14:19,292 --> 00:14:22,295 人間と同じ 集団リンチは危険。 244 00:14:22,295 --> 00:14:24,297 (夜宵)こっちは私の1人。 245 00:14:24,297 --> 00:14:27,300 相手は10人程度いると仮定する。 246 00:14:27,300 --> 00:14:31,104 んっ! それってかなりヤバいんじゃ)) 247 00:14:33,139 --> 00:14:37,310 《螢多朗:怖い とはいえ 絶対 詠子を守らなきゃ! 248 00:14:37,310 --> 00:14:39,312 まずは夜宵ちゃんと合流し》 249 00:14:39,312 --> 00:14:41,314 はっ! 250 00:14:43,649 --> 00:14:45,852 《まさか!》 251 00:14:48,154 --> 00:14:50,656 うっ! 252 00:14:50,656 --> 00:14:52,992 んっ! はっ!? 253 00:14:52,992 --> 00:14:54,994 詠子? 254 00:14:54,994 --> 00:14:57,663 どこ 行くの? 255 00:14:57,663 --> 00:15:00,433 こっちのほうが安全だよ。 256 00:15:00,433 --> 00:15:02,435 はっ! 257 00:15:02,435 --> 00:15:04,937 うわっ! 258 00:15:04,937 --> 00:15:06,939 うっ はっ! 259 00:15:06,939 --> 00:15:09,275 (霊たち)フフフ…。 260 00:15:09,275 --> 00:15:11,611 フフフ。 261 00:15:11,611 --> 00:15:15,281 うわぁ! 262 00:15:15,281 --> 00:15:17,483 ぷはっ! 263 00:15:19,786 --> 00:15:22,288 《息が… はっ! 264 00:15:22,288 --> 00:15:24,490 詠子?》 265 00:15:29,462 --> 00:15:31,464 はっ!? 266 00:15:31,464 --> 00:15:36,469 《螢多朗:ヤバいヤバいヤバい…。 267 00:15:36,469 --> 00:15:38,471 取り憑かれる!》 268 00:15:38,471 --> 00:15:44,977 ごほっ! ごぼっ…。 269 00:15:44,977 --> 00:15:47,280 んっ! 270 00:15:49,315 --> 00:15:51,317 んっ! 271 00:15:51,317 --> 00:15:53,319 ((螢多朗 これを。 272 00:15:53,319 --> 00:15:56,155 お神酒? もし取り憑かれそうになったら➡ 273 00:15:56,155 --> 00:15:58,658 口に含んで。 吐き出せるから)) 274 00:15:58,658 --> 00:16:01,761 んっ! 275 00:16:01,761 --> 00:16:03,763 ブーッ! 276 00:16:03,763 --> 00:16:08,267 ((ついでに人形に吹きかければ 捕獲もできて一石二鳥)) 277 00:16:08,267 --> 00:16:13,439 (螢多朗)ハァハァ…。 278 00:16:13,439 --> 00:16:15,775 捕まえた! 2人目! 279 00:16:15,775 --> 00:16:17,777 ((察しはついたろうけど➡ 280 00:16:17,777 --> 00:16:20,446 数には数で抵抗する。 281 00:16:20,446 --> 00:16:24,951 この人形は 袋にお米を詰めて人型にしたもの。 282 00:16:24,951 --> 00:16:29,288 つまり お化けを閉じ込められる。 283 00:16:29,288 --> 00:16:33,626 こいつを量産して 1人ずつお化けを捕縛していく。 284 00:16:33,626 --> 00:16:37,296 敵戦力をそぎつつ 即座にこちらの手駒とし➡ 285 00:16:37,296 --> 00:16:39,966 数的優位を得る作戦)) 286 00:16:39,966 --> 00:16:42,635 ハァ ハァ…。 287 00:16:42,635 --> 00:16:44,804 はっ! (水の音) 288 00:16:44,804 --> 00:16:48,641 獲物を前に はしゃいでるヤツは 本当にやりやすい。 289 00:16:48,641 --> 00:16:53,646 自分が狩られる側だなんて まるで考えてないのだから。 290 00:16:53,646 --> 00:16:56,649 夜宵ちゃん! おまたせ。 291 00:16:56,649 --> 00:16:59,485 はっ。 《夜宵ちゃんも無事。 292 00:16:59,485 --> 00:17:03,089 あとは 詠子を助けるだけ》 293 00:17:03,089 --> 00:17:07,426 これで私たちが捕まえたのは4人。 294 00:17:07,426 --> 00:17:11,430 向こうは3人 数の上では優勢になった。 295 00:17:11,430 --> 00:17:14,100 けど どうやら向こうも 本気でくるみたい。 296 00:17:14,100 --> 00:17:16,102 えっ? うっ! 297 00:17:18,104 --> 00:17:20,106 4対6? 298 00:17:20,106 --> 00:17:22,108 大丈夫。 (螢多朗)えっ? 299 00:17:24,443 --> 00:17:26,445 あっ!? 300 00:17:28,447 --> 00:17:32,618 (夜宵)来る前に仕込んでおいた。 301 00:17:32,618 --> 00:17:36,956 1人食べて 私のお気に入りがやや回復した。 302 00:17:36,956 --> 00:17:41,794 これで5対5。 内 こちらには圧倒的な個がいる。 303 00:17:41,794 --> 00:17:44,130 螢多朗 人形を。 304 00:17:44,130 --> 00:17:46,332 あ…。 305 00:17:51,137 --> 00:17:53,973 うっ。 306 00:17:53,973 --> 00:17:57,977 ここに お前たち人数分の人形がある。 307 00:17:57,977 --> 00:18:00,580 これ以上 痛い目を見たくなければ➡ 308 00:18:00,580 --> 00:18:04,784 代わりを誰にするか 全力で相談してこい。 309 00:18:09,422 --> 00:18:12,591 集合霊 ゲットだぜ。 310 00:18:12,591 --> 00:18:14,593 (唾をのむ音) 311 00:18:14,593 --> 00:18:17,597 《10人いたお化けを あっという間に》 312 00:18:17,597 --> 00:18:20,099 (夜宵)じゃあ ここからが本番。 313 00:18:20,099 --> 00:18:23,602 詠子を操ってるのは 誰? 314 00:18:23,602 --> 00:18:27,440 (霊の声) 315 00:18:27,440 --> 00:18:29,542 (夜宵)ほう。 316 00:18:31,777 --> 00:18:34,113 (夜宵)ウソつきは許さない。 317 00:18:34,113 --> 00:18:36,782 濡れ衣を 着せられたくなかったら➡ 318 00:18:36,782 --> 00:18:41,287 ウソを つけないようにしたほうがいい。 319 00:18:41,287 --> 00:18:44,457 (詠子)あ あ あぁ~! くっ! 320 00:18:44,457 --> 00:18:46,626 (詠子)ああ~! 321 00:18:46,626 --> 00:18:49,629 ああ! ああ! 322 00:18:49,629 --> 00:18:51,964 《螢多朗:内輪もめをさせたうえ➡ 323 00:18:51,964 --> 00:18:54,967 逆らう者が どうなるか見せつけて➡ 324 00:18:54,967 --> 00:18:57,136 主従関係を刷り込んでる》 325 00:18:57,136 --> 00:18:59,138 殺す。 えっ? 326 00:18:59,138 --> 00:19:02,408 殺す! 殺す 殺す…。 ううっ。 327 00:19:02,408 --> 00:19:04,910 (詠子)絶対に地獄を見せてやる! 328 00:19:04,910 --> 00:19:06,912 地獄ならとうに見た。 329 00:19:06,912 --> 00:19:09,749 どんな景色か教えてあげようか? 330 00:19:09,749 --> 00:19:12,251 石でも積んでろ! クソガキが! 331 00:19:12,251 --> 00:19:14,420 遠慮しなくていい。 332 00:19:14,420 --> 00:19:16,922 わかりやすく伝えよう。 333 00:19:16,922 --> 00:19:21,027 これからお前が消えるまで 見続けるものだ。 334 00:19:23,095 --> 00:19:25,297 (霊の叫び声) 335 00:19:27,266 --> 00:19:30,269 はっ! 336 00:19:30,269 --> 00:19:33,105 詠子! んっ? 337 00:19:33,105 --> 00:19:35,307 (夜宵)たぶん操作が解けた。 338 00:19:38,944 --> 00:19:42,615 (詠子)えぇ~! そんなことがあったの~!? 339 00:19:42,615 --> 00:19:45,284 ダメ 何も覚えてない。 340 00:19:45,284 --> 00:19:47,286 それならそれでよかった。 341 00:19:47,286 --> 00:19:50,289 覚えてなくていいこともある。 342 00:19:50,289 --> 00:19:52,958 詠子は 朝までしっかり休んで。 343 00:19:52,958 --> 00:19:56,295 後片づけは 僕と夜宵ちゃんでするよ。 344 00:19:56,295 --> 00:19:59,598 え えぇ~ どういうこと~? 345 00:20:04,470 --> 00:20:07,473 ん~。 346 00:20:07,473 --> 00:20:09,575 んっ? 347 00:20:13,813 --> 00:20:16,148 螢くん おはよう。 348 00:20:16,148 --> 00:20:18,651 おはよ どう? 体調は。 349 00:20:18,651 --> 00:20:20,986 うん すごく元気だよ。 350 00:20:20,986 --> 00:20:23,789 よかった ホント。 351 00:20:34,166 --> 00:20:36,669 え 詠子? 352 00:20:36,669 --> 00:20:40,172 やっぱり 何も覚えてないんだけどね。 353 00:20:40,172 --> 00:20:42,508 でも 残ってたの。 354 00:20:42,508 --> 00:20:45,344 この温かい感触が。 355 00:20:45,344 --> 00:20:48,013 あ…。 きっと➡ 356 00:20:48,013 --> 00:20:50,850 いっぱい 迷惑かけちゃったんだよね。 357 00:20:50,850 --> 00:20:54,687 でも 螢くんは ずっと私を守ってくれていた。 358 00:20:54,687 --> 00:20:57,356 い いや 僕のとばっちりを➡ 359 00:20:57,356 --> 00:20:59,692 詠子が受けたって話みたいだし➡ 360 00:20:59,692 --> 00:21:02,962 僕のほうが…。 謙遜しないで。 361 00:21:02,962 --> 00:21:04,964 あ…。 362 00:21:04,964 --> 00:21:07,466 うん。 363 00:21:07,466 --> 00:21:09,468 (螢多朗)怖かった。 364 00:21:09,468 --> 00:21:11,971 けど 約束したから。 365 00:21:11,971 --> 00:21:15,307 だから 頑張れたんだ。 366 00:21:15,307 --> 00:21:17,309 ん…。 367 00:21:17,309 --> 00:21:19,512 ありがとう。 368 00:21:22,815 --> 00:21:24,817 大好きだよ。 369 00:21:27,486 --> 00:21:29,488 は…。 370 00:21:29,488 --> 00:21:33,592 僕も 君が好きだ。 371 00:21:36,162 --> 00:21:41,500 誓うよ。 何が起きても 巻き込んだとしても➡ 372 00:21:41,500 --> 00:21:44,837 必ず僕が君を助ける。 373 00:21:44,837 --> 00:21:46,839 うん。 374 00:21:46,839 --> 00:21:50,142 螢くん つかまえた。 375 00:21:54,680 --> 00:21:57,016 (螢多朗)夜宵ちゃん 決めたよ。 376 00:21:57,016 --> 00:21:59,685 一緒にお化け集めをしよう。 377 00:21:59,685 --> 00:22:01,620 いいの? 378 00:22:01,620 --> 00:22:04,123 うん。 オカルトに関わることは➡ 379 00:22:04,123 --> 00:22:06,292 社会復帰と矛盾する。 380 00:22:06,292 --> 00:22:08,294 そう思ってた。 381 00:22:08,294 --> 00:22:10,796 けど 順序の問題にすぎなかったんだ。 382 00:22:10,796 --> 00:22:13,132 人間関係を つくりつつも➡ 383 00:22:13,132 --> 00:22:16,135 霊媒体質に対処できる 力をつける。 384 00:22:16,135 --> 00:22:18,137 そのうえで呪いを解いて➡ 385 00:22:18,137 --> 00:22:22,474 クリーンな状態で 完全な社会復帰をする。 386 00:22:22,474 --> 00:22:24,476 それだけだったんだ。 387 00:22:24,476 --> 00:22:26,478 (螢多朗)今までならきっと➡ 388 00:22:26,478 --> 00:22:28,480 巻き込むのが怖いから➡ 389 00:22:28,480 --> 00:22:31,984 離れたほうがいいって考えてた。 390 00:22:31,984 --> 00:22:36,989 けど それ以上に 守りたいものができたんだ。 391 00:22:36,989 --> 00:22:39,091 フッ…。 392 00:22:41,160 --> 00:22:44,163 《詠子:思えば 長かったな。 393 00:22:44,163 --> 00:22:46,832 螢くんに 家庭教師を勧めて➡ 394 00:22:46,832 --> 00:22:49,835 夜宵ちゃんに 螢くんを推して➡ 395 00:22:49,835 --> 00:22:52,338 2人を引き合わせた。 396 00:22:52,338 --> 00:22:54,840 この呪いによって➡ 397 00:22:54,840 --> 00:22:59,945 ようやく彼を私に縛りつけられた。 398 00:22:59,945 --> 00:23:02,114 また中学までみたいに➡ 399 00:23:02,114 --> 00:23:04,450 一緒に恐怖を探しに行こう。 400 00:23:04,450 --> 00:23:07,286 此岸の果て➡ 401 00:23:07,286 --> 00:23:09,788 三途の川を渡り➡ 402 00:23:09,788 --> 00:23:12,625 彼岸に足を踏み入れて。 403 00:23:12,625 --> 00:23:14,627 この世界を覆う➡ 404 00:23:14,627 --> 00:23:17,129 未知のはらわたをこじあけて➡ 405 00:23:17,129 --> 00:23:20,799 つまびらかにしにいこう》 406 00:23:20,799 --> 00:23:23,135 フフッ。 407 00:23:23,135 --> 00:23:28,140 螢くん つかまえた。