1 00:00:06,139 --> 00:00:08,642 (匠)帰ったか? おっ? 2 00:00:08,642 --> 00:00:11,144 (ミサキ)記者さんも帰ったよ~。 3 00:00:11,144 --> 00:00:15,482 まぁ 今日は 取材どころじゃないだろうしな。 4 00:00:15,482 --> 00:00:17,985 お前さん この件は手を引け。 5 00:00:17,985 --> 00:00:19,987 (胡蝶)なっ… なんでですか? 6 00:00:19,987 --> 00:00:21,989 あのビルは 何十年も前から➡ 7 00:00:21,989 --> 00:00:24,825 いろんなうわさのある いわくつきだ。 8 00:00:24,825 --> 00:00:29,663 5年前も行方がわからなくなった 警察幹部の血痕が出た。 9 00:00:29,663 --> 00:00:33,166 今度は 強盗犯が逃げ込んで強制捜査。 10 00:00:33,166 --> 00:00:35,168 普通じゃねぇ。 11 00:00:35,168 --> 00:00:37,170 これは 若手がやる仕事じゃねぇ。 12 00:00:37,170 --> 00:00:40,173 ベテランの火村辺りに引き継げ。 13 00:00:40,173 --> 00:00:44,845 いえ これは私のネタです。 あぁ…。 14 00:00:44,845 --> 00:00:47,014 《こいつ 無理やり外すと➡ 15 00:00:47,014 --> 00:00:49,850 有給取って 勝手に取材しそうだな》 16 00:00:49,850 --> 00:00:51,852 ⦅やりましたよ 編集長! 17 00:00:51,852 --> 00:00:53,854 すっぱ抜いてきましたよ 編集長! 18 00:00:53,854 --> 00:00:55,856 証拠写真ですよ 編集長!⦆ 19 00:00:55,856 --> 00:01:00,794 《とはいえ クビにするには 惜しい人材だしなぁ… あぁ…》 20 00:01:00,794 --> 00:01:03,964 わかった じゃあ 間を取ろう。 21 00:01:03,964 --> 00:01:05,966 お前は あくまでオカルト記者として➡ 22 00:01:05,966 --> 00:01:08,969 占い師 屍神殿に密着しろ。 23 00:01:08,969 --> 00:01:12,973 だが その領分を越えて 能動的には動くな。 24 00:01:12,973 --> 00:01:15,309 占い以外の取材もするな。 25 00:01:15,309 --> 00:01:17,978 え~。 そんな顔したってダメだ。 26 00:01:17,978 --> 00:01:22,983 代わりに何かが起こったときには 特ダネに一番近い場所だぞ。 27 00:01:22,983 --> 00:01:26,153 そうですけど…。 それとも何か? 28 00:01:26,153 --> 00:01:31,992 四乃山ポルカが中心だっていう お前さんの勘 自信ねえのか? 29 00:01:31,992 --> 00:01:35,495 フフフフフ…。 あっ? 30 00:01:35,495 --> 00:01:38,165 なめてもらっちゃ 困りますね 編集長! 31 00:01:38,165 --> 00:01:43,170 私が立派に四乃山ポルカを 事件の中心にしてみせますとも! 32 00:01:43,170 --> 00:01:45,839 やるぞ~! いや お前➡ 33 00:01:45,839 --> 00:01:48,342 ねつ造だけは 絶対やるなよ! 34 00:03:19,810 --> 00:03:22,980 (小幽)あの お嬢様 追加で頼まれてたものを➡ 35 00:03:22,980 --> 00:03:26,280 買ってきました。 (小夜)ご苦労様。 36 00:03:29,150 --> 00:03:32,660 っていうか マジで なんだ? それ。 37 00:03:32,660 --> 00:03:34,990 (小夜)まぁ 部屋代みたいなものよ。 38 00:03:34,990 --> 00:03:38,330 (ポルカ)魔留石。 宝石の原石か。 39 00:03:38,330 --> 00:03:40,830 (小夜)小幽くんに いろんな店を巡って➡ 40 00:03:40,830 --> 00:03:42,830 買い占めてきてもらったの。 41 00:03:42,830 --> 00:03:45,670 いいんですか? (小夜)いいのよ。 42 00:03:45,670 --> 00:03:49,010 あなたには 本物のポルカを 救われているんだもの。 43 00:03:49,010 --> 00:03:52,780 《小幽:あっ… お嬢様も ポルカが偽者だって知ってるのか? 44 00:03:52,780 --> 00:03:56,450 本物のポルカを救った… どういう意味だ? 45 00:03:56,450 --> 00:03:59,780 それに あんな原石の山 何に使うんだ?》 46 00:03:59,780 --> 00:04:02,790 ねぇねぇ これだけあれば 何ができるの? 47 00:04:02,790 --> 00:04:07,120 そうだね 大きなことが 1つぐらいできると思うけど。 48 00:04:07,120 --> 00:04:10,130 でも 最初の使い道は決まってるんだ。 49 00:04:10,130 --> 00:04:12,130 それは…。 50 00:04:12,130 --> 00:04:14,300 《んっ? どういう意味だ?》 51 00:04:14,300 --> 00:04:18,140 (匠)さて 問題は これから どうするかだ。 52 00:04:18,140 --> 00:04:20,640 クラリッサには 連絡しといたが➡ 53 00:04:20,640 --> 00:04:23,310 地下通路にあるっつう死体は どうすんだよ。 54 00:04:23,310 --> 00:04:25,640 《死体? なんの話だ?》 55 00:04:25,640 --> 00:04:29,150 🔊(ポルカ)とりあえず こっちで 見つからないようにはしておくよ。 56 00:04:29,150 --> 00:04:33,320 たぶん その死体は クラリッサの店の西田ってバーテンダーだ。 57 00:04:33,320 --> 00:04:37,490 裏井も捜査のドサクサに クラリッサの店へ帰しといたが…。 58 00:04:37,490 --> 00:04:40,490 (ポルカ)あれ クラリッサさんの店の人だったんだ。 59 00:04:40,490 --> 00:04:43,990 (匠)西田の死体が置かれた直後に 警察が来た。 60 00:04:43,990 --> 00:04:49,000 つまり 警察と西田を殺したやつは グルだってことだろ? 61 00:04:49,000 --> 00:04:51,270 んっ? ヤベぇ! 62 00:04:51,270 --> 00:04:53,940 話は また今度! 俺は裏から抜け出すから➡ 63 00:04:53,940 --> 00:04:58,110 あとは頼む! 何かあったら連絡くれや。 じゃ! 64 00:04:58,110 --> 00:05:00,110 あっ… うん。 65 00:05:04,610 --> 00:05:06,950 (ミサキ)うわ~ おいしそう! 66 00:05:06,950 --> 00:05:09,120 いつも思うけど 料理上手よね。 67 00:05:09,120 --> 00:05:11,450 仕事のうちですので。 68 00:05:11,450 --> 00:05:13,960 いただきま~す。 (ノック) 69 00:05:13,960 --> 00:05:15,960 (一同)ん? (岩野目)よっ! 70 00:05:15,960 --> 00:05:19,960 どうも。 夕飯中だったか。 悪いね。 71 00:05:19,960 --> 00:05:23,300 刑事さんたちも 強盗を捜しに来たの? 72 00:05:23,300 --> 00:05:26,970 いや 俺たちは残念ながら ソリティアの件さ。 73 00:05:26,970 --> 00:05:31,810 で 単刀直入に聞くけどよ。 74 00:05:31,810 --> 00:05:37,480 なんで ソリティアが ここに来たか もう わかってるんだろ? 75 00:05:37,480 --> 00:05:40,820 《ソリティアが ここに来た理由。 76 00:05:40,820 --> 00:05:44,650 この警察は あのマークのことは知らないはずだ》 77 00:05:44,650 --> 00:05:48,160 いえ 心当たりがありませんね。 78 00:05:48,160 --> 00:05:50,930 《細呂木:あっ… ポ ポルカ…。 79 00:05:50,930 --> 00:05:54,760 私が前に この刑事に 書き記したものは 実は…》 80 00:05:54,760 --> 00:05:57,270 《えっ…》 君とソリティアをつなぐものは➡ 81 00:05:57,270 --> 00:05:59,440 俺の知るかぎり 一つだけ。 82 00:05:59,440 --> 00:06:02,270 飛行船に描かれた あのマークだ。 83 00:06:02,270 --> 00:06:04,610 んっ…。 連絡を取っているんだろ。 84 00:06:04,610 --> 00:06:12,120 なぁ? 会わせちゃもらえねえか 細呂木さんと。 85 00:06:12,120 --> 00:06:14,950 それは つまり 私の占いを➡ 86 00:06:14,950 --> 00:06:17,950 最初から 疑っているということですね。 87 00:06:17,950 --> 00:06:22,630 こちらを信用していない人に 信頼関係を築けない人に➡ 88 00:06:22,630 --> 00:06:25,460 話せることは何も…。 (岩野目)おい。 89 00:06:25,460 --> 00:06:30,470 ここまで来て ごまかしは通じねえぞ。 90 00:06:30,470 --> 00:06:36,970 《徐々に だが確実に 危険が迫っていることは わかる。 91 00:06:36,970 --> 00:06:40,310 僕の手は どこまで届くか。 92 00:06:40,310 --> 00:06:43,480 取りこぼしてしまう 魂もあるかもしれない。 93 00:06:43,480 --> 00:06:45,480 だからこそ 慎重に…》 94 00:06:45,480 --> 00:06:48,820 腹を割って話そうじゃねえか 少年。 95 00:06:48,820 --> 00:06:50,750 (2人)ごはん…。 96 00:06:50,750 --> 00:06:53,920 あなたが警察の闇に 取り込まれていないという➡ 97 00:06:53,920 --> 00:06:56,590 証明はできるのですか? んっ…。 98 00:06:56,590 --> 00:07:00,260 「以前に あなたを導いた 紙片に答えはある。 99 00:07:00,260 --> 00:07:04,940 まだ自分を信じているなら それを追い続けろ」と➡ 100 00:07:04,940 --> 00:07:07,540 あなたの待ち人は伝えています。 101 00:07:12,940 --> 00:07:16,780 (匠)ったく いろんなことが ありすぎたな 今日は。 102 00:07:16,780 --> 00:07:18,780 とりあえず 情報の整理をしねえと…。 103 00:07:18,780 --> 00:07:21,790 んっ? (インターホン) 104 00:07:21,790 --> 00:07:24,120 《通販を頼んだ覚えはねぇ。 105 00:07:24,120 --> 00:07:26,620 まさか… 荒瀬か?》 106 00:07:26,620 --> 00:07:30,290 ヒッ! 氷黒… さん…。 107 00:07:30,290 --> 00:07:33,300 なんで… こんなタイミングで…。 108 00:07:33,300 --> 00:07:36,300 あっ…。 (百矢)なんでだろうねぇ? 109 00:07:36,300 --> 00:07:38,470 出てあげないの? 110 00:07:38,470 --> 00:07:43,640 (百矢)氷黒さん寂しがりだから 泣いちゃうよ? 111 00:07:43,640 --> 00:07:45,640 まっ 君のほうが➡ 112 00:07:45,640 --> 00:07:49,310 たくさん泣くハメに なるかもしれないけどねぇ。 113 00:07:49,310 --> 00:07:52,750 (氷黒)すぐ行くから ちょっと待っててよ。 114 00:07:52,750 --> 00:07:57,250 (荒瀬)やはり 四乃山ポルカは 細呂木捜査官と連絡を? 115 00:07:57,250 --> 00:08:01,420 (岩野目)さぁな。 だが どの道あいつの言うとおり➡ 116 00:08:01,420 --> 00:08:06,100 今は占いの助言とやらでもらった 紙の情報を調べるのが先だ。 117 00:08:06,100 --> 00:08:08,100 (荒瀬)今すぐ動かないんですか? 118 00:08:08,100 --> 00:08:10,100 そうしたいんだがな。 119 00:08:10,100 --> 00:08:12,770 うかつに動くと こっちの動きが筒抜けになる。 120 00:08:12,770 --> 00:08:16,940 ままならないですね。 組織が信用できないというのは。 121 00:08:16,940 --> 00:08:22,780 まったくだ。 細呂木さんが 姿を消す理由も よくわかるぜ。 122 00:08:22,780 --> 00:08:25,280 あぁ 畜生。 123 00:08:25,280 --> 00:08:28,080 また降り始めやがったか。 124 00:08:30,120 --> 00:08:33,790 久しぶりだね。 今更 なんの用だよ。 125 00:08:33,790 --> 00:08:36,630 ハハ ずいぶんと嫌われたね。 126 00:08:36,630 --> 00:08:39,630 当たり前だろ。 俺が今 クラリッサのもとで➡ 127 00:08:39,630 --> 00:08:41,970 働いてることぐらいは 知ってるだろ。 128 00:08:41,970 --> 00:08:43,970 そうだよ。 129 00:08:43,970 --> 00:08:46,300 だから こうして来たんだ。 130 00:08:46,300 --> 00:08:48,300 あっ…。 131 00:08:48,300 --> 00:08:51,910 気付いたかい? 西田に強盗させたのは お前か? 132 00:08:51,910 --> 00:08:53,910 (氷黒)う~ん…。 133 00:08:53,910 --> 00:08:56,410 ガッ…。 今の反応…。 134 00:08:56,410 --> 00:08:59,750 ちょっとだけ 考える間があったよね。 135 00:08:59,750 --> 00:09:02,250 言葉を選ぶ間だ。 136 00:09:02,250 --> 00:09:07,420 考えたね? 死体と強盗 どちらの単語を口にすべきか。 137 00:09:07,420 --> 00:09:10,590 やっぱり てめえが…。 あっ…。 138 00:09:10,590 --> 00:09:13,100 知ってたんだ 死体のこと。 139 00:09:13,100 --> 00:09:16,430 痛みは いいよ。 判断力を鈍らせる。 140 00:09:16,430 --> 00:09:21,440 ふだんなら 絶対に引っ掛からない 誘導尋問にも引っ掛かるんだ。 141 00:09:21,440 --> 00:09:26,280 君みたいに 痛みを恐れる人間は なおさらね。 142 00:09:26,280 --> 00:09:29,450 あの状況で どうやって死体を隠したんだい? 143 00:09:29,450 --> 00:09:33,120 俺の雇い主はねぇ 君のいるビルの関係者を➡ 144 00:09:33,120 --> 00:09:36,120 表の力で丸裸にしたいんだってさ。 145 00:09:36,120 --> 00:09:40,620 だから あのビルで強盗の死体が 見つからないと困るんだ。 146 00:09:40,620 --> 00:09:42,960 いいのかよ そんなことをペラペラと。 147 00:09:42,960 --> 00:09:46,630 もちろん。 そうめいな君なら わかるだろう。 148 00:09:46,630 --> 00:09:50,970 聞いたからには もう 君に選択肢はないって。 149 00:09:50,970 --> 00:09:52,970 (百矢)氷黒さん。 んっ? 150 00:09:52,970 --> 00:09:56,140 選択肢 まだあるかも。 151 00:09:56,140 --> 00:09:58,480 ハハハ! 152 00:09:58,480 --> 00:10:01,140 キヒヒヒ! 153 00:10:01,140 --> 00:10:03,150 キヒヒ! 154 00:10:03,150 --> 00:10:05,650 ミサキ…。 155 00:10:05,650 --> 00:10:08,150 (小夜)あら ミサキちゃんは? 156 00:10:08,150 --> 00:10:12,490 匠くんを迎えに行ったよ。 クラリッサさんからの電話でね。 157 00:10:12,490 --> 00:10:17,990 新宿の仲介屋 私の動きを読んでいましたか。 158 00:10:17,990 --> 00:10:21,000 ハハハハ! 159 00:10:21,000 --> 00:10:25,670 キヒヒ! 160 00:10:25,670 --> 00:10:27,670 君 何か仕込んでる? 161 00:10:27,670 --> 00:10:30,840 その体で俺より力あるって おかしくない? 162 00:10:30,840 --> 00:10:34,340 キヒヒ! 育ち盛りだからね! 163 00:10:34,340 --> 00:10:43,520 ♬~ 164 00:10:43,520 --> 00:10:45,860 紙一重だったねぇ。 165 00:10:45,860 --> 00:10:53,130 ♬~ 166 00:10:53,130 --> 00:10:57,030 俺の上を飛んだ子は初めてだ。 167 00:10:59,300 --> 00:11:01,800 皮肉じゃなく…。 168 00:11:01,800 --> 00:11:04,470 本当に危なかったよ。 169 00:11:04,470 --> 00:11:08,480 ミサキ… おい… ミサ… キ…。 170 00:11:08,480 --> 00:11:11,650 やれやれ…。 これじゃあ うちと新宿で➡ 171 00:11:11,650 --> 00:11:13,650 抗争になりかねない。 172 00:11:13,650 --> 00:11:16,650 いいねぇ。 こんな子たちと たくさん戦えるなら➡ 173 00:11:16,650 --> 00:11:18,820 俺は大歓迎だよ。 174 00:11:18,820 --> 00:11:21,990 私は ごめんですね。 175 00:11:21,990 --> 00:11:24,830 はい。 申し訳ありません。 176 00:11:24,830 --> 00:11:26,830 少しイレギュラーがありまして➡ 177 00:11:26,830 --> 00:11:29,500 後ほど こちらから報告いたします。 178 00:11:29,500 --> 00:11:34,340 サバラモンドの ひごの下で 失敗はありえません。 179 00:11:34,340 --> 00:11:38,170 ねぇ 宝石の使い道は あれでよかったの? 180 00:11:38,170 --> 00:11:42,180 うん。 僕ができることは 限られてるからね。 181 00:11:42,180 --> 00:11:45,350 最初の使い道は 決まっていたんだ。 182 00:11:45,350 --> 00:11:49,520 ミサキちゃんの種族進化。 183 00:11:49,520 --> 00:11:52,620 僕が守れる手を 広げるだけじゃなくて➡ 184 00:11:52,620 --> 00:11:56,460 一緒に みんなを守れる仲間を 増やしたいんだ。 185 00:11:56,460 --> 00:12:00,630 今のミサキちゃんは もうゾンビじゃない。 186 00:12:00,630 --> 00:12:03,130 ヴァンパイアラーヴァだよ。 187 00:12:03,130 --> 00:12:05,300 (ミサキ)なるほどね~。 188 00:12:05,300 --> 00:12:08,810 殺されちゃったけど 死なないって不思議だね。 189 00:12:08,810 --> 00:12:11,640 でも おかげで やっと なじんだかな。 190 00:12:11,640 --> 00:12:14,140 生まれ変わった気分ってやつ? 191 00:12:14,140 --> 00:12:16,150 キヒヒ! 192 00:12:18,480 --> 00:12:21,580 ううん 変わってないか。 193 00:12:28,660 --> 00:12:33,560 私は元から 人でなし だもんね。 194 00:12:39,840 --> 00:12:43,540 ⦅リサ:あなた 笑わないのね。 195 00:12:45,840 --> 00:12:49,680 きっと笑うと魅力的よ。 笑いたい。 196 00:12:49,680 --> 00:12:53,120 けど 笑い方 忘れちゃった。 197 00:12:53,120 --> 00:12:56,950 (リサ)う~ん。 笑顔の種なんて 人それぞれだけど➡ 198 00:12:56,950 --> 00:12:59,620 他の人が 楽しそうにやってることを➡ 199 00:12:59,620 --> 00:13:02,630 マネしてみるのは どう? 何かない? 200 00:13:02,630 --> 00:13:06,960 他の人が楽しそうなこと…。 201 00:13:06,960 --> 00:13:11,770 ある。 何? 手伝ってあげるよ。 202 00:13:13,970 --> 00:13:16,470 人殺し⦆ 203 00:13:16,470 --> 00:13:20,640 キヒヒ! アハハハ! アハハ! 204 00:13:20,640 --> 00:13:23,480 あっ? (氷黒)何か乗りましたね。 205 00:13:23,480 --> 00:13:26,480 追っ手かなぁ? わぁ! 206 00:13:28,990 --> 00:13:32,820 ととと… っと! 207 00:13:32,820 --> 00:13:34,820 いない…。 208 00:13:34,820 --> 00:13:37,630 でも すぐに追いかけ… て…。 209 00:13:40,330 --> 00:13:42,830 あれ? わ~! 210 00:13:42,830 --> 00:13:47,840 下から上に向かって飛ぶのは 難しいっぽいね~! 211 00:13:47,840 --> 00:13:51,270 あっ! いたいた! 212 00:13:51,270 --> 00:13:53,280 フフッ! 213 00:13:53,280 --> 00:13:57,110 んっ? 214 00:13:57,110 --> 00:13:59,120 危ない 危ない! 215 00:13:59,120 --> 00:14:02,450 けれど すごい すごいよ ポルカくん! 216 00:14:02,450 --> 00:14:08,620 私 初めてなのに 普通に この体 動かせるよ! 217 00:14:08,620 --> 00:14:12,460 吸血鬼 いいね! 気に入りました! 218 00:14:12,460 --> 00:14:16,970 ねぇ クラリッサ。 私 今 楽しいよ。 219 00:14:16,970 --> 00:14:21,800 人殺し以外にも 楽しいこと見つけたよ。 220 00:14:21,800 --> 00:14:26,480 誰かを助けに行くのって こんなにドキドキするんだね! 221 00:14:26,480 --> 00:14:33,150 私より ずっと怖い人に挑むのって こんなにワクワクするんだね! 222 00:14:33,150 --> 00:14:37,320 (氷黒)起きてるのは わかってますよ 匠くん。 223 00:14:37,320 --> 00:14:39,320 ホントに寝てるのなら➡ 224 00:14:39,320 --> 00:14:41,660 腕の皮でも剥いで 起こしましょうか? 225 00:14:41,660 --> 00:14:43,830 (匠)わっ… わかった。 起きてるから➡ 226 00:14:43,830 --> 00:14:47,160 痛いのは勘弁してくれ。 ああ よかった。 227 00:14:47,160 --> 00:14:50,770 阿牙倉さんの前で 恥をかかずに済みました。 228 00:14:50,770 --> 00:14:53,770 そこのノッポの兄ちゃん 阿牙倉の一人かよ。 229 00:14:53,770 --> 00:14:57,440 ノッポって… レトロな言い方するねぇ。 230 00:14:57,440 --> 00:15:01,440 まぁ 確かに家族じゃ 俺が一番デカいけどさ。 231 00:15:01,440 --> 00:15:05,950 しかし うちの家族って 結構 有名なんだねぇ。 232 00:15:05,950 --> 00:15:07,950 当たり前だろ。 233 00:15:07,950 --> 00:15:11,950 阿牙倉一家といや 裏じゃ有名な少数精鋭のイカレ共だ。 234 00:15:11,950 --> 00:15:14,460 カルトじみた暴走族の凶骨神楽と➡ 235 00:15:14,460 --> 00:15:17,290 阿牙倉の家族には手を出すな。 236 00:15:17,290 --> 00:15:20,300 あんたから教わったぜ 氷黒さん。 237 00:15:20,300 --> 00:15:22,970 ああ そのとおりだよ。 238 00:15:22,970 --> 00:15:25,300 だから 阿牙倉さんたちには お金を出して➡ 239 00:15:25,300 --> 00:15:27,300 味方になってもらったんだ。 240 00:15:27,300 --> 00:15:30,640 君が黒雷を 味方につけているようにね。 241 00:15:30,640 --> 00:15:33,140 んっ… ヘイレイ? 242 00:15:33,140 --> 00:15:35,310 とぼけてる顔じゃないねぇ。 243 00:15:35,310 --> 00:15:39,320 四乃山も君を完全に 信用してるわけじゃないのか…。 244 00:15:39,320 --> 00:15:41,320 なんの話だよ。 245 00:15:41,320 --> 00:15:44,650 君たちのビルにいた 黒髪の男の子さ➡ 246 00:15:44,650 --> 00:15:47,160 あれ 四乃山家が雇ってる 殺し屋だよ? 247 00:15:47,160 --> 00:15:50,430 あっ…。 あの匠ってやつの家に➡ 248 00:15:50,430 --> 00:15:53,260 盗聴器でも仕掛けて 死体とやらの情報を➡ 249 00:15:53,260 --> 00:15:55,600 探そうと思っていたが…。 250 00:15:55,600 --> 00:15:59,100 《なんで? なんで あいつらが。 251 00:15:59,100 --> 00:16:01,500 阿牙倉…》 252 00:16:04,440 --> 00:16:07,440 阿牙倉には手出し無用か。 253 00:16:07,440 --> 00:16:11,110 いや… 僕はもう黒雷じゃない。 254 00:16:11,110 --> 00:16:16,120 うまく あいつを助け出して 偽ポルカに恩を売るのも悪くないか。 255 00:16:16,120 --> 00:16:19,620 さて 話の続きといこうじゃないか。 256 00:16:19,620 --> 00:16:23,290 君には選択肢はない。 そこまでは話したよね? 257 00:16:23,290 --> 00:16:25,290 (百矢)ねぇ? んっ? 258 00:16:25,290 --> 00:16:27,630 やっぱり2つじゃない? 選択肢。 259 00:16:27,630 --> 00:16:30,130 協力するか 死ぬか。 260 00:16:30,130 --> 00:16:34,640 ああ それはないですよ。 ねぇ 匠くん。 261 00:16:34,640 --> 00:16:37,140 君は 目の前の死を 回避するためなら➡ 262 00:16:37,140 --> 00:16:39,140 簡単に今を捨てられる。 263 00:16:39,140 --> 00:16:42,310 頭に着けてるこれが いい証拠だ。 264 00:16:42,310 --> 00:16:44,980 人の善性を信じた幼い君は➡ 265 00:16:44,980 --> 00:16:48,320 見事に世間と両親に裏切られた。 266 00:16:48,320 --> 00:16:52,590 そのあと 悪こそが 正しい道だと信じた君は➡ 267 00:16:52,590 --> 00:16:55,260 サンズ・サンズとして 行動するも…。 268 00:16:55,260 --> 00:16:59,100 荒瀬に潰され その価値観も崩された。 269 00:16:59,100 --> 00:17:02,430 正義も悪も 君にとっては現実味がない。 270 00:17:02,430 --> 00:17:08,100 君は 現実恐怖症に なったそうじゃないか。 271 00:17:08,100 --> 00:17:11,940 カメラ越しに見える景色を 全部 ゲームに見立てることで➡ 272 00:17:11,940 --> 00:17:17,280 自分を安心させる。 けなげな話だ。 泣かせるねぇ。 273 00:17:17,280 --> 00:17:19,780 ずいぶんと詳しいじゃねえかよ。 274 00:17:19,780 --> 00:17:23,120 君の情報収集能力は 買ってたからね。 275 00:17:23,120 --> 00:17:26,290 隙があれば また引き入れようと 思っていたけれど➡ 276 00:17:26,290 --> 00:17:29,790 倉木さんに ずいぶんと 気に入られたみたいじゃないか。 277 00:17:29,790 --> 00:17:33,460 そんな君が なぜ あんな いわくつきのビルにいたのか…。 278 00:17:33,460 --> 00:17:36,300 その辺りも含めて じっくり聞かせてもらえると➡ 279 00:17:36,300 --> 00:17:38,300 うれしいねぇ。 280 00:17:38,300 --> 00:17:41,300 まだゲームオーバーになりたくないだろ? 281 00:17:41,300 --> 00:17:43,810 (不通音) 282 00:17:43,810 --> 00:17:46,140 (リサ)やっぱり つながらないわね。 283 00:17:46,140 --> 00:17:48,980 (イズナ)前々から思ってましたが そもそも あの男は➡ 284 00:17:48,980 --> 00:17:50,910 信用できるんですか? 285 00:17:50,910 --> 00:17:53,420 恐怖で縛っているうちは従順よ。 286 00:17:53,420 --> 00:17:56,420 ただ それ以上の恐怖に 身をさらされたときは➡ 287 00:17:56,420 --> 00:17:58,420 保証できないけど。 288 00:17:58,420 --> 00:18:01,260 (古瑠斗)じゃあ 敵に捕まったら ダメってことじゃない? 289 00:18:01,260 --> 00:18:03,590 (イズナ)自爆装置でも 仕込んでおけばよかった。 290 00:18:03,590 --> 00:18:05,590 (西田/裏井)ヒィ! 291 00:18:05,590 --> 00:18:07,930 そうね。 だからこそ ちょうどよかったわ。 292 00:18:07,930 --> 00:18:10,770 んっ? (リサ)彼には恐怖とは別の➡ 293 00:18:10,770 --> 00:18:12,940 かせが必要だった。 294 00:18:12,940 --> 00:18:16,770 私たちとは違う 新しいつながりがね。 295 00:18:16,770 --> 00:18:19,780 ハハ… まいったな こりゃ…。 296 00:18:19,780 --> 00:18:22,610 確かにゲームオーバーは怖いけどよ…。 297 00:18:22,610 --> 00:18:27,780 ここで あんたに屈するのも それはそれで バッドエンドだろ。 298 00:18:27,780 --> 00:18:29,950 があっ! 安心しなよ。 299 00:18:29,950 --> 00:18:31,950 かすっただけだから。 300 00:18:31,950 --> 00:18:34,290 映画とかだと 腕や足を撃たれて➡ 301 00:18:34,290 --> 00:18:36,960 軽傷扱いになることが 多いけどさ➡ 302 00:18:36,960 --> 00:18:41,460 現実だと太い血管に当たれば 普通に失血死するからね? 303 00:18:41,460 --> 00:18:46,640 それに どうせ最後には 吐くことになるんだからね。 304 00:18:46,640 --> 00:18:51,070 命より大事な秘密なんて 君にはないだろ? 305 00:18:51,070 --> 00:18:56,080 ⦅友達の命より大事な秘密なんて 僕にはない⦆ 306 00:19:00,080 --> 00:19:03,920 そうか… そうだよな…。 307 00:19:03,920 --> 00:19:07,920 氷黒さん。 答える気になったかい? 308 00:19:07,920 --> 00:19:12,090 映画を見て リアルと違うって いちいち言うやつは➡ 309 00:19:12,090 --> 00:19:16,430 みんなに嫌われるぜ。 あっ それ 俺も同意。 310 00:19:16,430 --> 00:19:19,440 脅しだと思ってるかい? 311 00:19:19,440 --> 00:19:22,610 《この感じ 妙だな。 312 00:19:22,610 --> 00:19:25,270 痛みを恐れてる感じはある。 313 00:19:25,270 --> 00:19:28,440 だが 死ぬことは自体は 恐れていない?》 314 00:19:28,440 --> 00:19:35,120 《匠:俺が死んだら 俺の命も拾えよ ポルカ!》 315 00:19:35,120 --> 00:19:38,790 フッ…。 昼間 シュウマイを食べたんだけどさ。 316 00:19:38,790 --> 00:19:42,290 あっ? 俺は カラシだけ使う派でね。 317 00:19:44,460 --> 00:19:46,460 うっ…。 318 00:19:46,460 --> 00:19:48,960 しゃべる気になったかい? 319 00:19:48,960 --> 00:19:52,470 少しぐらい…。 んっ? 320 00:19:52,470 --> 00:19:55,300 俺も意地張りたくてよ。 321 00:19:55,300 --> 00:20:00,980 でなきゃ 俺は… 前に進めねえからよ! 322 00:20:00,980 --> 00:20:06,320 その意地は 荒瀬に脅されたときに 張ってほしかったなぁ。 323 00:20:06,320 --> 00:20:10,990 一つ言っておくとさ 別に君じゃなくてもいいんだよ。 324 00:20:10,990 --> 00:20:13,160 うぅ…。 325 00:20:13,160 --> 00:20:18,160 例えば あのサメの縫いぐるみを 抱いていた子とかさ。 326 00:20:18,160 --> 00:20:22,330 おいおい… あいつが誰か知ってんのか? 327 00:20:22,330 --> 00:20:25,670 四乃山を敵に回すことになるぞ。 328 00:20:25,670 --> 00:20:27,670 ああ 大丈夫 大丈夫。 329 00:20:27,670 --> 00:20:30,670 上が動いてくれるんでね。 上? 330 00:20:30,670 --> 00:20:33,680 だから安心して 転げ回ってほしい。 331 00:20:33,680 --> 00:20:39,520 うっかり君が死んでもさ ちゃんと代わりはいるんだから。 332 00:20:39,520 --> 00:20:42,020 んっ…。 333 00:20:42,020 --> 00:20:44,520 助ける理由ができたな。 334 00:20:44,520 --> 00:20:48,190 こいつが死んだら 次は お嬢様だというのなら➡ 335 00:20:48,190 --> 00:20:51,290 こいつは デコイとして 生きてもらったほうがいい。 336 00:20:51,290 --> 00:20:55,460 おや。 (小幽)お前らを殺す理由もできた。 337 00:20:55,460 --> 00:20:58,300 四乃山にあだなすというなら➡ 338 00:20:58,300 --> 00:21:01,970 お前たちは 僕の敵だ! 339 00:21:01,970 --> 00:21:04,470 (幅木)新宿の強盗事件? 340 00:21:04,470 --> 00:21:08,480 ええ。 例のソリティアが出たビルに 捜査が入ったんですが…。 341 00:21:08,480 --> 00:21:11,310 (幅木)ちょっと待て そんな話は…。 342 00:21:11,310 --> 00:21:15,990 いや 待てよ。 ソリティアが出たビルということは…。 343 00:21:15,990 --> 00:21:20,160 あれか。 細呂木の…。 344 00:21:20,160 --> 00:21:23,330 調べてはみるが 念を押しておくぞ。 345 00:21:23,330 --> 00:21:25,490 感情的にはなるなよ。 346 00:21:25,490 --> 00:21:29,500 お前が暴走したら 俺でも かばいきれんからな。 347 00:21:29,500 --> 00:21:31,500 大丈夫ですよ。 348 00:21:31,500 --> 00:21:35,170 今は 殴ってでも止めてくれる 部下がいるんで。 349 00:21:35,170 --> 00:21:37,170 (ノック) 350 00:21:37,170 --> 00:21:39,180 (鷹巣)入りたまえ。 351 00:21:42,340 --> 00:21:44,350 んっ? 352 00:21:49,350 --> 00:21:52,960 ふむ…。 (ソリティア)いい椅子だ。 353 00:21:52,960 --> 00:21:55,620 あっ? 背負った責任の重さに見合う➡ 354 00:21:55,620 --> 00:21:57,790 逸品と言えよう。 355 00:21:57,790 --> 00:22:01,630 出頭なら 来る場所を間違えているぞ。 356 00:22:01,630 --> 00:22:03,830 怪人ソリティア。