1 00:00:04,004 --> 00:00:06,506 (古瑠斗)えっ 誰? 誰? 2 00:00:14,348 --> 00:00:16,517 (アラハバキ)おい ボス待てよ。 3 00:00:16,517 --> 00:00:19,019 思うままにって言ったじゃねえか。 4 00:00:19,019 --> 00:00:22,189 屋上ぶっ壊して逃げてきたけどよ。 5 00:00:22,189 --> 00:00:25,526 (シヴィル)その時点で 約束の3分たってたけどね。 6 00:00:25,526 --> 00:00:28,028 (アラハバキ)ぐっ…。 7 00:00:28,028 --> 00:00:30,697 んっ? 8 00:00:30,697 --> 00:00:35,702 (ルル)どうしました? いや 妙な気配を ね。 9 00:00:35,702 --> 00:00:38,405 妙な? 10 00:02:20,507 --> 00:02:24,344 (岩野目)すまねえ。 俺の事情に巻き込んじまって。 11 00:02:24,344 --> 00:02:28,181 (荒瀬)もうイワさんだけの 問題じゃあないでしょう。 12 00:02:28,181 --> 00:02:30,350 (荒瀬)確かに 細呂木監察官の件は➨ 13 00:02:30,350 --> 00:02:33,687 感情に流されすぎていたと 思いますが…。 14 00:02:33,687 --> 00:02:37,190 ぐっ…。 (萱草)ソリティアが絡んでいる以上➨ 15 00:02:37,190 --> 00:02:40,861 これは最初から三纂の管轄です。 16 00:02:40,861 --> 00:02:43,196 (八津)そのとおりっすよ。 17 00:02:43,196 --> 00:02:46,199 (八津)っていうか 幅木の件は マスコミも感づいてるんで➨ 18 00:02:46,199 --> 00:02:48,201 でかい話になりますよ。 19 00:02:48,201 --> 00:02:51,872 (戸沢)係長自身が 狙われる可能性もある。 20 00:02:51,872 --> 00:02:55,876 しばらくは 表を素顔で 出歩かないほうがよろしいかと。 21 00:02:55,876 --> 00:02:57,878 八津 とっつぁん。 22 00:02:57,878 --> 00:03:01,648 サーセン 結局 幅木を見つけられませんでした。 23 00:03:01,648 --> 00:03:03,817 いや いい。 24 00:03:03,817 --> 00:03:07,154 国外逃亡とかされる前に 押さえたいが➨ 25 00:03:07,154 --> 00:03:10,657 相手の組織の 規模も力もわからねえ。 26 00:03:10,657 --> 00:03:12,826 油断だけはするな。 27 00:03:12,826 --> 00:03:17,330 ええ そうなる前に 決着を願うところです。 28 00:03:21,168 --> 00:03:24,671 (ポルカ)あなたをお呼びした覚えは ありません 陛下。 29 00:03:24,671 --> 00:03:26,673 そう邪険にするな。 30 00:03:26,673 --> 00:03:29,509 出てくるのにも多少骨が折れた。 31 00:03:29,509 --> 00:03:33,513 それに 100年前は 余の制止を振り切ったのだ。 32 00:03:33,513 --> 00:03:36,616 今度は お前が折れる番だろう? 33 00:03:39,352 --> 00:03:44,858 安心しろ 勝手に出てきたんだ すぐ消える。 34 00:03:44,858 --> 00:03:48,361 しかし お前のおかげで こちらの言葉を覚えられたのは➨ 35 00:03:48,361 --> 00:03:52,032 重畳だな。 んっ? 36 00:03:52,032 --> 00:03:54,034 フフッ。 37 00:03:54,034 --> 00:03:56,036 かわいい! 38 00:03:56,036 --> 00:03:58,538 おもしろそうな世界じゃないか。 39 00:03:58,538 --> 00:04:01,308 皆も じかに見たがっている。 40 00:04:01,308 --> 00:04:06,646 (ポルカ)ごめん でも…。 いいさ 気長に待つ。 41 00:04:06,646 --> 00:04:09,649 お前の心が それを望むまでな。 42 00:04:11,651 --> 00:04:16,323 いつか 必ず…。 43 00:04:16,323 --> 00:04:20,827 (リサ)彼は? (ポルカ)友達です。 僕の。 44 00:04:20,827 --> 00:04:22,829 向こうの世界からの。 45 00:04:22,829 --> 00:04:25,665 そう いい友達じゃない。 46 00:04:25,665 --> 00:04:29,169 ええ そうですね。 47 00:04:29,169 --> 00:04:32,372 この世界にとっては どうかわかりませんけれど。 48 00:04:35,175 --> 00:04:40,514 お前は お前のままだし 余は余のままさ 親友。 49 00:04:40,514 --> 00:04:43,016 あっ…。 50 00:04:43,016 --> 00:04:46,019 たとえ 死のうが生きようがな。 51 00:04:46,019 --> 00:04:48,021 (足音) 52 00:04:48,021 --> 00:04:51,525 《なぁ 余は 復讐を考えるなと言ったが➨ 53 00:04:51,525 --> 00:04:56,029 あれは 憎しみを捨てて 聖人になれという意味ではないぞ。 54 00:05:00,300 --> 00:05:02,502 半分は 余の我がままだ。 55 00:05:05,972 --> 00:05:10,143 お… お願い… やめて…。 56 00:05:10,143 --> 00:05:12,145 イーズリーズ。 57 00:05:15,315 --> 00:05:19,152 (悲鳴) 58 00:05:19,152 --> 00:05:22,322 (虚銃座)俺とババアは 屍神殿くんに見せるのは➨ 59 00:05:22,322 --> 00:05:24,658 反対だったんだけどね。 60 00:05:24,658 --> 00:05:29,996 ずみませんでじだぁ! ゆ 許すずじでで…。 61 00:05:29,996 --> 00:05:32,666 あっ…。 62 00:05:32,666 --> 00:05:37,337 民の汚れ仕事を引き受けるのが 余の役目だからな。 63 00:05:37,337 --> 00:05:39,339 だから…》 64 00:05:39,339 --> 00:05:42,842 お前が汚れる必要などないんだ 親友。 65 00:05:42,842 --> 00:05:44,844 (幅木)うぅ…。 66 00:05:44,844 --> 00:05:48,849 うっ うわ~! 67 00:05:51,184 --> 00:05:55,355 フフフ…。 そんな独りよがりな考えだから➨ 68 00:05:55,355 --> 00:05:58,191 暗殺されたんですよ 陛下。 69 00:05:58,191 --> 00:06:01,194 かもな。 70 00:06:03,296 --> 00:06:06,299 消えた… か。 71 00:06:06,299 --> 00:06:09,135 しばらくは 様子を見るつもりだったけど➨ 72 00:06:09,135 --> 00:06:11,304 あしたから動こうか。 73 00:06:11,304 --> 00:06:14,975 どうにも この街には やっかいなのが多そうだ。 74 00:06:14,975 --> 00:06:21,982 蟲と同郷のやから どちらを優先するべきだろうね。 75 00:06:21,982 --> 00:06:26,486 僕の望みは 昔から同じですよ 陛下。 76 00:06:26,486 --> 00:06:29,656 みんなで平穏に暮らせる世界。 77 00:06:29,656 --> 00:06:33,827 あなたが 汚れる必要のない世界です。 78 00:06:33,827 --> 00:06:35,829 だから 僕は➨ 79 00:06:35,829 --> 00:06:40,166 もっと深いところまで 踏み込む必要がある。 80 00:06:40,166 --> 00:06:45,171 この世界に混ざり込んでいる あの世界の影のところにまで。 81 00:06:48,341 --> 00:06:51,511 (氷黒)幅木さん 私のことを吐く前に➨ 82 00:06:51,511 --> 00:06:55,181 上の方々に始末されてくれると いいんですが…。 83 00:06:55,181 --> 00:06:58,018 《しばらく身を隠すべきか…。 84 00:06:58,018 --> 00:07:01,955 この携帯も数時間以内に どこかで始末を…》 85 00:07:01,955 --> 00:07:03,957 熱っ! 86 00:07:03,957 --> 00:07:06,960 あら 落としましたよ。 87 00:07:06,960 --> 00:07:09,629 あぁ どうもすいませ… えっ? 88 00:07:09,629 --> 00:07:12,799 あの ちょっと… すいませ…。 89 00:07:12,799 --> 00:07:15,302 なっ…。 手 足…。 90 00:07:15,302 --> 00:07:18,305 サバラモンドの…。 目。 91 00:07:18,305 --> 00:07:21,641 耳。 捕らえろろろろ…。 92 00:07:21,641 --> 00:07:26,146 あ~ 逃げないほうがよかったかな これ。 93 00:07:26,146 --> 00:07:28,648 (ミサキ)あ~ もしもし ポルカくん? 94 00:07:28,648 --> 00:07:30,984 (ミサキ)私たちは ビルに戻ったけど➨ 95 00:07:30,984 --> 00:07:32,986 そっちは大丈夫? 96 00:07:32,986 --> 00:07:36,156 📱(ポルカ)うん 今は クラリッサさんたちと一緒だよ。 97 00:07:36,156 --> 00:07:39,993 (小夜)ガムテープでいいの? (小幽)とりあえずは。 98 00:07:39,993 --> 00:07:42,829 (小夜)よくできてるわね。 99 00:07:42,829 --> 00:07:44,831 驚かないんですか? 100 00:07:44,831 --> 00:07:47,167 驚く要素ある? 101 00:07:47,167 --> 00:07:50,003 四乃山の会社の技術でしょ これ。 102 00:07:50,003 --> 00:07:53,840 サメ型ロボットを作ってほしいって お願いしたこともあるもの。 103 00:07:53,840 --> 00:07:56,009 あっ はぁ…。 104 00:07:56,009 --> 00:07:59,179 それに 小幽くんが 秘密の一つや二つ➨ 105 00:07:59,179 --> 00:08:01,614 抱えてるってことぐらいは わかってたし。 106 00:08:01,614 --> 00:08:04,784 えっ! 実は 小さなサメに変身できる➨ 107 00:08:04,784 --> 00:08:08,288 とかだったら 驚いて結婚を 申し込んでたかもしれないけど。 108 00:08:08,288 --> 00:08:10,290 うっ けっこ…。 109 00:08:10,290 --> 00:08:13,960 秘密を語られなくても わかることぐらいある。 110 00:08:13,960 --> 00:08:18,131 私たちを守るために 動いてくれたんでしょ。 111 00:08:18,131 --> 00:08:21,301 ありがとう。 あっ…。 112 00:08:21,301 --> 00:08:26,306 《違う。 違う 僕はただ➨ 113 00:08:26,306 --> 00:08:28,308 自分のためだけに…》 114 00:08:28,308 --> 00:08:30,310 (ミサキ)くるぽん 電話代わってって。 115 00:08:30,310 --> 00:08:32,979 (匠)んっ? もしもし匠くん? 116 00:08:32,979 --> 00:08:35,648 脚をケガしたんですってね。 117 00:08:35,648 --> 00:08:37,817 あとでバーのほうに来て。 118 00:08:37,817 --> 00:08:40,820 カザミに治療と薬の手配を 頼んでおくから。 119 00:08:40,820 --> 00:08:44,324 (匠)げっ! いや こんな傷 血さえ止まれば…。 120 00:08:44,324 --> 00:08:47,160 📱いいから治療しておきなさい。 ガクッ。 121 00:08:47,160 --> 00:08:49,829 ヒヒッ。 ケガは怖いわよ。 122 00:08:49,829 --> 00:08:55,168 中途半端に治した傷は あとから響いてくるものよ。 123 00:08:55,168 --> 00:08:58,838 《細呂木:クラリッサ やはり視力が…。 124 00:08:58,838 --> 00:09:03,443 ポルカ リサに尋ねてほしいことがある》 125 00:09:03,443 --> 00:09:09,949 あの どうしてクラリッサさんは あの幅木って男のことを その…。 126 00:09:09,949 --> 00:09:12,952 気になるの? 127 00:09:12,952 --> 00:09:17,624 そうね 私は ただ根を張っていただけ。 128 00:09:17,624 --> 00:09:22,128 たどりつけたのは 警察内部からの情報のおかげよ。 129 00:09:22,128 --> 00:09:25,298 《何? いったい誰が…》 130 00:09:25,298 --> 00:09:27,467 《リサ:幅木の居場所は つかめるのね。 131 00:09:27,467 --> 00:09:31,971 📱(戸沢)ええ 袖に GPSチップをつけておきましたから。 132 00:09:31,971 --> 00:09:35,141 あなたは それでいいのね 戸沢さん。 133 00:09:35,141 --> 00:09:37,811 ええ 私の独断です。 134 00:09:37,811 --> 00:09:41,981 私の祖父が あなたの奥さんを 救ったことは知っているけれど➨ 135 00:09:41,981 --> 00:09:45,652 それは 岩野目ツバキを裏切るほどの恩? 136 00:09:45,652 --> 00:09:47,821 恩ではありません。 137 00:09:47,821 --> 00:09:52,158 この事件は おそらく 厄ネタの範ちゅうにすら収まらない。 138 00:09:52,158 --> 00:09:56,496 岩野目係長には まっとうな警察官であってほしい。 139 00:09:56,496 --> 00:10:01,000 私のように 道を 踏み外してほしくはないのです。 140 00:10:01,000 --> 00:10:03,503 📱(リサ)ずいぶんと過保護なのね。 141 00:10:03,503 --> 00:10:07,841 彼は とても強いが まだ もろい。 142 00:10:07,841 --> 00:10:11,511 彼が… いえ 三纂が成熟するまでは➨ 143 00:10:11,511 --> 00:10:14,180 まともな道を歩んでいただきたい。 144 00:10:14,180 --> 00:10:18,017 ただ それだけの話ですよ》 145 00:10:18,017 --> 00:10:22,188 よし まずは幅木警視正の 通話履歴を洗い直す。 146 00:10:22,188 --> 00:10:24,691 庁内と街の監視カメラもチェックだ。 147 00:10:24,691 --> 00:10:28,361 幅木と自害した警察と 接触した人間を調べ上げろ。 148 00:10:28,361 --> 00:10:30,697 (一同)はい! 149 00:10:30,697 --> 00:10:32,699 (岩野目)俺と荒瀬は こっちだな。 150 00:10:32,699 --> 00:10:34,868 ずいぶんと張り切ってますね。 151 00:10:34,868 --> 00:10:38,204 悪いが 俺は たぶん まだ感情的だぜ。 152 00:10:38,204 --> 00:10:41,708 細呂木さんを追っても 俺じゃ 追いつけねえことがわかった。 153 00:10:41,708 --> 00:10:44,878 だったら 向こうから 来てもらうしかねえだろ。 154 00:10:44,878 --> 00:10:47,547 来てもらうって どうやって? 155 00:10:47,547 --> 00:10:52,886 力技だよ。 幅木が所属する組織を 徹底的にあぶり出す。 156 00:10:52,886 --> 00:10:56,389 おそらく サバラモンドってのがキーワードだ。 157 00:10:56,389 --> 00:10:59,726 そいつらの息がかかった連中を 全員しょっぴく。 158 00:10:59,726 --> 00:11:04,831 俺は ただ細呂木さんが 帰ってくる場所を作るだけだ。 159 00:11:04,831 --> 00:11:09,168 (ポルカ)あの 仮に 細呂木さんの魂を見つけたら➨ 160 00:11:09,168 --> 00:11:12,505 何か伝えることはありますか? (リサ)えっ? 161 00:11:12,505 --> 00:11:16,342 《細呂木:ポルカ!?》 《勝手にすみません》 162 00:11:16,342 --> 00:11:18,344 そうね。 163 00:11:18,344 --> 00:11:21,848 私は あの人の願いを踏みにじった。 164 00:11:21,848 --> 00:11:26,519 雅さんは 今の私を 望んでなんかいなかった。 165 00:11:26,519 --> 00:11:32,692 祖父の意向どおり 裏家業の 仲介屋を引き継いだ私の姿はね。 166 00:11:32,692 --> 00:11:35,862 だけど 私は もう今の私。 167 00:11:35,862 --> 00:11:39,866 それは覆せない事実だし 後悔もないわ。 168 00:11:39,866 --> 00:11:44,537 だから もしも 伝えることがあるなら一つだけ。 169 00:11:44,537 --> 00:11:46,539 あの人が帰ってきたら➨ 170 00:11:46,539 --> 00:11:49,542 最初に言うべき言葉は 一つだけだ。 171 00:11:49,542 --> 00:11:51,544 (岩野目/リサ)細呂木さん。 172 00:11:51,544 --> 00:11:54,714 さよなら 私の愛した人。 173 00:11:54,714 --> 00:11:57,617 これからもよろしく… ってな。 174 00:12:03,156 --> 00:12:06,326 んっ… んっ? 175 00:12:06,326 --> 00:12:10,496 えっと これはいったい? 176 00:12:10,496 --> 00:12:13,333 (ソリティア)ふむ 目を覚ましたようだな。 177 00:12:13,333 --> 00:12:18,171 クッ フフフフ…。 178 00:12:18,171 --> 00:12:21,174 (ソリティア)かっ! 誰? 179 00:12:23,176 --> 00:12:26,012 (ポルカ)ミサキちゃん 匠くん。 180 00:12:26,012 --> 00:12:28,681 キヒヒ! お疲れ! 181 00:12:28,681 --> 00:12:31,851 ミサキちゃんは 大丈夫そうだね。 182 00:12:31,851 --> 00:12:36,189 うん ピンピンしてるよ! あっ 匠くん。 183 00:12:36,189 --> 00:12:39,192 もしよければ 肉体修復の魔術を…。 184 00:12:39,192 --> 00:12:41,194 (匠)えっ? できんの? 185 00:12:41,194 --> 00:12:44,030 一回 部分的に 死体になってもらえば。 186 00:12:44,030 --> 00:12:46,032 いや 普通の治療でいい。 187 00:12:46,032 --> 00:12:49,369 まぁ 致命傷のときは それで頼むわ。 188 00:12:49,369 --> 00:12:51,371 うん。 189 00:12:51,371 --> 00:12:53,373 《このままじゃ ダメだ。 190 00:12:53,373 --> 00:12:56,709 みんなで 平穏に暮らせる世界を望むなら➨ 191 00:12:56,709 --> 00:13:00,146 僕のほうから もっと踏み込むべきだ。 192 00:13:00,146 --> 00:13:05,318 屍神殿として この世界に》 193 00:13:05,318 --> 00:13:08,321 (ソリティア)ん~ ちょっといいかね。 194 00:13:08,321 --> 00:13:11,491 ここに座っている彼は何者なのか。 195 00:13:11,491 --> 00:13:13,493 火吹き蟲くんの 正体を知ってしまった➨ 196 00:13:13,493 --> 00:13:17,497 むこの一般人… ではないな。 197 00:13:17,497 --> 00:13:20,833 おそらく 幅木の仲間。 198 00:13:20,833 --> 00:13:25,505 つまり彼は このマークの関係者なのだろう? 199 00:13:25,505 --> 00:13:29,842 君たちは今まで 組織の関係者は残らず焼いてきた。 200 00:13:29,842 --> 00:13:34,013 だが そのやり方に 限界を感じたのではないかね? 201 00:13:34,013 --> 00:13:39,686 組織が世間にあらわになり 今後は状況も大きく変わる。 202 00:13:39,686 --> 00:13:43,856 そこで君たちは 新しいアプローチを試みたわけだ。 203 00:13:43,856 --> 00:13:48,194 組織の根源そのものを潰すべく 根源をたどる。 204 00:13:48,194 --> 00:13:51,864 つまり! 彼や幅木を表に引きずり出した➨ 205 00:13:51,864 --> 00:13:55,535 私の手腕に頼ろう ということかね? 206 00:13:55,535 --> 00:13:58,705 (火吹き蟲)そのとおりだ。 207 00:13:58,705 --> 00:14:01,808 話が早い。 さすがだな。 208 00:14:01,808 --> 00:14:04,477 奇術師には時として話術が重要。 209 00:14:04,477 --> 00:14:06,979 この程度 当然だとも。 210 00:14:06,979 --> 00:14:11,150 《ただ頭のネジが飛んだ 犯罪者かと思っていましたが➨ 211 00:14:11,150 --> 00:14:15,822 すべて細かい計算のうち というわけですか》 212 00:14:15,822 --> 00:14:18,157 《まさか当たってしまうとは…。 213 00:14:18,157 --> 00:14:22,995 全然違う! と言われたあとに ズコー! ってやりたかったのに》 214 00:14:22,995 --> 00:14:26,499 あの 私には なんの話だか さっぱりなんで➨ 215 00:14:26,499 --> 00:14:30,503 帰してもらえないでしょうか? うむ…。 216 00:14:30,503 --> 00:14:36,175 厄ネタのみんなと関わっていると なんとなくわかることがある。 217 00:14:36,175 --> 00:14:39,846 君は 何人も人を殺している においがするな。 218 00:14:39,846 --> 00:14:44,350 ならば 何をしても許される オア ダイ! 219 00:14:44,350 --> 00:14:46,686 科学的根拠とかあるんですか? 220 00:14:46,686 --> 00:14:52,024 私が ただの一般人だった場合 あなたのプライドが許さないのでは? 221 00:14:52,024 --> 00:14:57,029 フフフ… 安心したまえ。 私のプライドは いまだ➨ 222 00:14:57,029 --> 00:15:00,466 拘置所の中だ。 んっ? はぁ…。 223 00:15:00,466 --> 00:15:04,804 そもそも私が一般人に 迷惑をかけることなど今更だ。 224 00:15:04,804 --> 00:15:07,807 特に 頸城瓦首相を 誘拐したときは➨ 225 00:15:07,807 --> 00:15:12,645 多くの会社の株価を 下げてしまったからね。 226 00:15:12,645 --> 00:15:16,315 (尊)警視庁に ソリティアが侵入したらしい。 227 00:15:16,315 --> 00:15:18,484 (尊)まったく 愉快犯め。 228 00:15:18,484 --> 00:15:21,821 ポルカのビルでも 動きがあったようだな。 229 00:15:21,821 --> 00:15:24,490 (太貝)はっ。 情報屋は手負い➨ 230 00:15:24,490 --> 00:15:29,328 お嬢様の護衛に至っては 義手を一つ切断されておりました。 231 00:15:29,328 --> 00:15:33,833 おそらくは なんらかの敵対勢力と 交戦をしたものかと。 232 00:15:33,833 --> 00:15:38,171 他人行儀だな。 あの護衛も雷家の人間だろ。 233 00:15:38,171 --> 00:15:41,174 いえ やつは すでに縁を切られた身。 234 00:15:41,174 --> 00:15:43,176 気遣いは ご無用。 235 00:15:43,176 --> 00:15:46,179 とはいえ それなりの実力者ではあります。 236 00:15:46,179 --> 00:15:50,349 相手は 有象無象の チンピラではないということか。 237 00:15:50,349 --> 00:15:52,351 (くしゃみ) 238 00:15:52,351 --> 00:15:54,353 (マジリ)んっ? んっ? 239 00:15:54,353 --> 00:15:57,857 敵の手は すでにこちらにまで 伸びつつあるかと。 240 00:15:57,857 --> 00:16:01,127 ほう。 (暴)ゆうべから見張りが数人➨ 241 00:16:01,127 --> 00:16:06,132 何者かに気絶させられ 全員 携帯電話を取られてる。 242 00:16:06,132 --> 00:16:10,136 (尊)情報を 探られているということか。 243 00:16:10,136 --> 00:16:12,805 (太貝)更に奇怪なことに 私の口座から➨ 244 00:16:12,805 --> 00:16:15,808 預金が すべて消えていました。 245 00:16:15,808 --> 00:16:19,145 (尊)個人攻撃までするのか。 調べろ 暴。 246 00:16:19,145 --> 00:16:21,647 了解。 247 00:16:21,647 --> 00:16:24,650 (小幽) 本当に 大金が振り込まれてる。 248 00:16:24,650 --> 00:16:26,986 姉さん 容赦ないな。 249 00:16:26,986 --> 00:16:31,090 それより 腕のことを 御館様に報告しないと。 250 00:16:33,659 --> 00:16:36,996 (呼び出し音) 251 00:16:36,996 --> 00:16:38,998 📱(呂算)おう 俺だ。 252 00:16:38,998 --> 00:16:42,668 (呂算)聞いたぜ 腕が一本 おしゃかになったらしいな。 253 00:16:42,668 --> 00:16:46,505 えっ あっ はい。 阿牙倉と交戦して。 254 00:16:46,505 --> 00:16:48,674 📱(呂算)あ~ それも聞いた。 255 00:16:48,674 --> 00:16:50,676 えっ? 256 00:16:50,676 --> 00:16:53,179 📱まずは命があって何よりだ。 257 00:16:53,179 --> 00:16:56,349 📱ビルの連中も 守ってくれたそうじゃねえか。 258 00:16:56,349 --> 00:17:01,120 よくやったな ありがとよ 小幽。 259 00:17:01,120 --> 00:17:03,122 んっ! 260 00:17:03,122 --> 00:17:05,458 お… お礼なんて いいよ御館様。 261 00:17:05,458 --> 00:17:08,628 📱で もう片方の 腕と脚は どうだ? 262 00:17:08,628 --> 00:17:13,466 無事です。 こっちは完全に壊れたので➨ 263 00:17:13,466 --> 00:17:16,802 しばらくは片腕で 過ごすことになりそうですが…。 264 00:17:16,802 --> 00:17:20,473 申し訳ありません。 御館様にいただいたものを。 265 00:17:20,473 --> 00:17:25,811 📱気にすんな。 それとな その腕は お前の後ろにいるやつが➨ 266 00:17:25,811 --> 00:17:30,149 なんとかしてくれるってよ。 後ろ? 267 00:17:30,149 --> 00:17:32,485 《はっ! いつの間に…》 268 00:17:32,485 --> 00:17:34,654 小幽くん 聞いたよ。 269 00:17:34,654 --> 00:17:37,490 匠くんを 助けてくれようとしたって。 270 00:17:37,490 --> 00:17:40,493 小夜お嬢様に 危害が及びそうだったので➨ 271 00:17:40,493 --> 00:17:43,329 行動したまでですよ。 君の片腕➨ 272 00:17:43,329 --> 00:17:45,998 僕に用意させてくれないかな。 273 00:17:45,998 --> 00:17:49,835 僕は 四乃山を守るのが仕事です。 274 00:17:49,835 --> 00:17:55,174 だからこそ お前は信用ならない。 275 00:17:55,174 --> 00:17:59,679 呂算さんの部屋の床下にいたの 君だよね。 276 00:17:59,679 --> 00:18:03,115 魂の色が特殊だったから すぐにわかったよ。 277 00:18:03,115 --> 00:18:07,787 だから 君が僕を偽物だと 認識していることも知ってた。 278 00:18:07,787 --> 00:18:11,123 魂の色? 何を言ってるんだ? 279 00:18:11,123 --> 00:18:14,460 それも含めて 全部説明するよ。 280 00:18:14,460 --> 00:18:18,297 だから まずは 一度 本気で 手合わせをしてほしい。 281 00:18:18,297 --> 00:18:20,499 はっ? 282 00:18:26,138 --> 00:18:28,641 《ちょうどいい。 御館様の前で➨ 283 00:18:28,641 --> 00:18:31,978 こいつの化けの皮を 剥がしてやる》 284 00:18:31,978 --> 00:18:36,482 僕が 御館様の前で ただ こうべを垂れると思うなよ。 285 00:18:36,482 --> 00:18:39,986 そんなこと… 匠くんを助けてくれた君が➨ 286 00:18:39,986 --> 00:18:42,321 頭を下げる必要なんかない。 287 00:18:42,321 --> 00:18:44,991 御託はいい さっさと構えろ。 288 00:18:44,991 --> 00:18:47,994 あっ 僕とじゃないよ。 あっ? 289 00:18:47,994 --> 00:18:50,830 いや 僕の力と立ち会うわけだから➨ 290 00:18:50,830 --> 00:18:54,333 同じことかも。 291 00:18:54,333 --> 00:18:57,670 君の相手は この双牙虎だ。 292 00:18:57,670 --> 00:18:59,672 あまり長くは無理だけど➨ 293 00:18:59,672 --> 00:19:02,608 できるだけ 君の力を見せてほしい。 294 00:19:02,608 --> 00:19:04,777 あっ…。 295 00:19:04,777 --> 00:19:06,946 《なんだ? この怪物は! 296 00:19:06,946 --> 00:19:09,949 幻覚? 催眠か?》 297 00:19:09,949 --> 00:19:14,787 いやはや 思ってたより すげえことができるんだな。 298 00:19:14,787 --> 00:19:17,456 📱お前さんから ゆうべ電話をもらったときは➨ 299 00:19:17,456 --> 00:19:19,959 さすがに肝が冷えたぜ。 300 00:19:19,959 --> 00:19:23,462 📱阿牙倉っつったら あいつの手足をもいだ連中だ。 301 00:19:23,462 --> 00:19:27,967 📱変に暴走して 身を危うくしちまわねえかってな。 302 00:19:27,967 --> 00:19:32,805 無理するな 逃げたきゃ逃げろって 言うのは簡単だがよ。 303 00:19:32,805 --> 00:19:37,810 それ言っちまうと 逆にむちゃする タイプなんだよな こいつは。 304 00:19:37,810 --> 00:19:42,815 (ポルカ)わかります。 僕も命よりも 心を優先する人間は➨ 305 00:19:42,815 --> 00:19:44,817 何人も見てきました。 306 00:19:44,817 --> 00:19:48,821 それにしても 小幽にまで秘密を明かせば➨ 307 00:19:48,821 --> 00:19:54,660 平穏から 更に離れちまうことに なるかもしれないぞ。 308 00:19:54,660 --> 00:19:56,829 そうですね。 309 00:19:56,829 --> 00:19:58,831 でも 遠慮していても➨ 310 00:19:58,831 --> 00:20:02,001 いろいろなものを 失うだけですから。 311 00:20:02,001 --> 00:20:04,837 未来のために少しの間だけ➨ 312 00:20:04,837 --> 00:20:07,840 そこから 遠ざかることにしたんです。 313 00:20:07,840 --> 00:20:10,042 うっ…。 そこまで。 314 00:20:12,011 --> 00:20:16,849 だいたい わかった。 ありがとう グゥファにラゥファ。 315 00:20:16,849 --> 00:20:18,851 うっ! 316 00:20:18,851 --> 00:20:20,853 わっ…。 あっ こら。 317 00:20:20,853 --> 00:20:25,691 ごめん この子たち 君を気に入ったみたいで。 318 00:20:25,691 --> 00:20:28,027 ええと とりあえず➨ 319 00:20:28,027 --> 00:20:30,830 シャワーを浴びてきてもらったほうが いいかな。 320 00:20:34,200 --> 00:20:37,369 右腕と脚さえ万全だったら…。 321 00:20:37,369 --> 00:20:41,540 いや 僕にとっては 本気の手合わせだった。 322 00:20:41,540 --> 00:20:45,878 でも あいつの あの理解できない力は おそらく➨ 323 00:20:45,878 --> 00:20:49,715 本気とは程遠かったに違いない。 324 00:20:49,715 --> 00:20:52,885 あっ おかえり。 (ドアの開く音) 325 00:20:52,885 --> 00:20:54,887 つなぎ目は こんな感じだ。 326 00:20:54,887 --> 00:20:58,557 それで 僕の腕 なんとかできるのか? 327 00:20:58,557 --> 00:21:03,829 ありがとう。 フン。 328 00:21:03,829 --> 00:21:05,998 名前は? えっ? 329 00:21:05,998 --> 00:21:08,667 本当の名前があるんだろう。 330 00:21:08,667 --> 00:21:11,337 お前の強さは まぎれもなく本物だ。 331 00:21:11,337 --> 00:21:15,341 偽者と呼び続けるのは 僕自身が納得できない。 332 00:21:15,341 --> 00:21:18,344 通り名でよければ。 333 00:21:18,344 --> 00:21:21,514 屍神殿だよ。 334 00:21:21,514 --> 00:21:24,183 ずいぶんと大層な通り名だな。 335 00:21:24,183 --> 00:21:26,685 まぁ 自分でもそう思うよ。 336 00:21:26,685 --> 00:21:29,188 というか この手合わせ自体が➨ 337 00:21:29,188 --> 00:21:32,358 新しい腕の 調整のためだったなんてな。 338 00:21:32,358 --> 00:21:36,529 こっちは命とプライドを てんびんに乗せてたのに。 339 00:21:36,529 --> 00:21:39,865 それで? 僕の腕をどうするって? 340 00:21:39,865 --> 00:21:44,203 あっ うん 終わったよ。 えっ? 341 00:21:44,203 --> 00:21:49,708 なっ なんだ? なんの腕だ? 342 00:21:49,708 --> 00:21:52,378 答えろ 屍神殿! 343 00:21:52,378 --> 00:21:57,216 ウルドヴィジア かつて 世界を雷光で染め上げた➨ 344 00:21:57,216 --> 00:21:59,385 傀雷竜の右腕だよ。 345 00:21:59,385 --> 00:22:01,821 竜? 346 00:22:01,821 --> 00:22:04,323 小幽くん。 えっ? 347 00:22:04,323 --> 00:22:07,493 この腕を対価に取り引きがしたい。 348 00:22:07,493 --> 00:22:10,830 帝国宮廷魔術師 第四席である僕と➨ 349 00:22:10,830 --> 00:22:13,832 同盟を結んでほしいんだ。