1 00:00:04,972 --> 00:00:08,308 (ソリティア)遅くなって すまない。 少しトラブルがあってね。 2 00:00:08,308 --> 00:00:13,647 さて 君は私にどのような火を 見せてくれるのかね? 3 00:00:13,647 --> 00:00:16,817 (ソリティア)友人たちが言うには どうやら私は➡ 4 00:00:16,817 --> 00:00:18,986 夏の虫らしいが…。 5 00:00:18,986 --> 00:00:20,988 (ポルカ)んっ…。 6 00:00:20,988 --> 00:00:25,792 (ソリティア)飛び込むに値する 美しい火だといいのだが。 7 00:02:07,461 --> 00:02:09,463 (荒瀬)どうしました? 8 00:02:09,463 --> 00:02:12,466 (岩野目)当たりだ。 さすが細呂木さんだぜ。 9 00:02:12,466 --> 00:02:18,472 例の100年前の火事の資料だ。 昨日行った あの家についてのな。 10 00:02:22,309 --> 00:02:24,311 ⦅どちらさまですか? えっ…。 11 00:02:24,311 --> 00:02:28,315 あぁ すいません。 あの… 怪しいものでは。 12 00:02:28,315 --> 00:02:31,318 こういう者で。 13 00:02:31,318 --> 00:02:35,989 生活安全課として 地域調査の一環で聞き込みを…⦆ 14 00:02:35,989 --> 00:02:41,828 あの男の話じゃ オーナーに頼まれて 家の管理をしてるって話だったが。 15 00:02:41,828 --> 00:02:44,665 (荒瀬)実際に オーナーの確認 取れましたし➡ 16 00:02:44,665 --> 00:02:48,502 男の身元にも 偽りはありませんでした。 17 00:02:48,502 --> 00:02:52,839 そう だから あのときは 深くは掘れなかったが➡ 18 00:02:52,839 --> 00:02:56,009 ここの資料があれば なんとかなりそうだ。 19 00:02:56,009 --> 00:02:58,178 ありがとよ 細呂木さん。 20 00:02:58,178 --> 00:03:04,184 俺は必ずたどりついてやる。 サバラモンドっていう名の闇に。 21 00:03:06,953 --> 00:03:09,956 (古瑠斗)ところでクラリッサ あしたはどうするの? 22 00:03:09,956 --> 00:03:11,958 (リサ)今回は傍観よ。 23 00:03:11,958 --> 00:03:13,960 (イズナ)えっ。 いいの? 24 00:03:13,960 --> 00:03:17,631 彼が どこまでやるのかを 把握しておきたいのよ。 25 00:03:17,631 --> 00:03:21,134 もちろん 仲介屋としての約束は 果たすつもりよ。 26 00:03:21,134 --> 00:03:23,136 (2人)うん? 27 00:03:23,136 --> 00:03:27,808 見守るにも それなりの準備は必要… ってね。 28 00:03:27,808 --> 00:03:30,644 (尊)例の3人組の動きはどうだ? 29 00:03:30,644 --> 00:03:33,146 (蓬)昨夜 ソリティアらしき男と➡ 30 00:03:33,146 --> 00:03:36,650 接触したのが確認されて以降の 動きはありません。 31 00:03:36,650 --> 00:03:39,653 (尊)ソリティアとは 敵対しているのか…。 32 00:03:39,653 --> 00:03:44,157 んっ? この傘を差した群衆は…。 33 00:03:44,157 --> 00:03:47,661 火… ソリティア…。 34 00:03:49,663 --> 00:03:53,333 まさか… 火吹き蟲か? 35 00:03:53,333 --> 00:03:56,002 (匠)もうすぐ約束の時間か。 36 00:03:56,002 --> 00:03:58,505 (匠)あの 太貝ってやつが 来るんだよな? 37 00:03:58,505 --> 00:04:01,441 (ポルカ)正直 あの3人が どんな存在なのか➡ 38 00:04:01,441 --> 00:04:05,112 はっきりとはわからないけど 尊さんたちに➡ 39 00:04:05,112 --> 00:04:10,784 改めて 四乃山に害なす存在だと 認識して協力してもらえたら…。 40 00:04:10,784 --> 00:04:13,954 (ミサキ)ポルカくんを助けたあとは どうするの? 41 00:04:13,954 --> 00:04:17,958 精霊は僕がなんとか 抑え込めると思うから あとは…。 42 00:04:17,958 --> 00:04:21,294 (ミサキ)私と小幽くんの出番だね。 キヒヒッ! 43 00:04:21,294 --> 00:04:23,797 (小幽)右腕の使い方は だいぶ覚えた。 44 00:04:23,797 --> 00:04:26,299 さっきも あの虎と訓練したからな。 45 00:04:26,299 --> 00:04:29,302 (小夜)ねぇ 聞いて。 サメ映画でも名前のないキャラは➡ 46 00:04:29,302 --> 00:04:32,139 真っ先に死んでしまうの。 (匠)どうした? いきなり。 47 00:04:32,139 --> 00:04:36,309 本物のポルカと あなたの呼び分けを どうするかってことよ。 48 00:04:36,309 --> 00:04:39,646 そだね~ いざってとき混乱するかも? 49 00:04:39,646 --> 00:04:42,315 「屍神殿」って認識だったが…。 50 00:04:42,315 --> 00:04:46,653 本名は日本語では 発音しづらいんだっけ? 51 00:04:46,653 --> 00:04:48,655 (ミサキ)ポルカくん? 52 00:04:48,655 --> 00:04:51,324 ごめん ウソをついてた。 53 00:04:51,324 --> 00:04:55,495 確かに少し言いづらいけど 発音できないほどじゃない。 54 00:04:55,495 --> 00:05:00,267 嫌なことを思い出すから 言いたくなかっただけなんだ。 55 00:05:00,267 --> 00:05:03,603 でも いい機会だから ここで教えておくよ。 56 00:05:03,603 --> 00:05:06,773 僕の名前は…。 57 00:05:06,773 --> 00:05:11,077 待って… 本物のポルカくんの位置が 移動し始めた。 58 00:05:14,781 --> 00:05:17,617 (蓬)女が2人 ホテルから出ました。 59 00:05:17,617 --> 00:05:19,820 3人のうち2人か? 60 00:05:21,788 --> 00:05:24,291 残りの1人はどうした? 61 00:05:26,459 --> 00:05:29,462 えっ…。 どうしたの? 62 00:05:31,464 --> 00:05:34,467 (シヴィル)やぁ。 約束どおり会いに来たよ。 63 00:05:36,469 --> 00:05:38,471 (シヴィル)今度は友達としてね。 64 00:05:38,471 --> 00:05:41,641 (匠)こいつ… なんで わざわざ出向いてきてんだ? 65 00:05:41,641 --> 00:05:43,643 って おい 待て! 66 00:05:43,643 --> 00:05:46,146 ビルの入り口から入ってきたなら わかるはずだぞ! 67 00:05:46,146 --> 00:05:50,817 あぁ 地下の通路を 利用させてもらったよ。 68 00:05:50,817 --> 00:05:53,486 そう警戒しなくてもいいよ。 69 00:05:53,486 --> 00:05:56,656 僕は君と 友達になりにきただけなんだから。 70 00:05:56,656 --> 00:05:59,159 (ポルカ)友達に… ですか。 71 00:05:59,159 --> 00:06:04,431 そうだ 今 この世界で僕のことを 理解できる人は本当に少ない。 72 00:06:04,431 --> 00:06:10,270 君のことを… いや 君の力を 理解できる人も… ね。 73 00:06:10,270 --> 00:06:14,107 《僕が異世界人だと 確信しているのか?》 74 00:06:14,107 --> 00:06:16,443 困惑しながら 生きてきたんだろう? 75 00:06:16,443 --> 00:06:20,947 かわいそうに… でも それは 忌むべき力なんかじゃない。 76 00:06:20,947 --> 00:06:22,949 誇るべきことさ。 77 00:06:22,949 --> 00:06:28,455 君の母親から受け継いだ 僕と同じ世界の力なんだからね。 78 00:06:28,455 --> 00:06:30,624 あぁ? なんの話です? 79 00:06:30,624 --> 00:06:33,793 君の母親 四乃山カノン…。 80 00:06:33,793 --> 00:06:37,297 いや 精霊の眼を持つ一族の末裔➡ 81 00:06:37,297 --> 00:06:40,600 カノムシェリン・レドラジャルフの話さ。 82 00:06:43,470 --> 00:06:46,806 《今… なんと言った?》 83 00:06:46,806 --> 00:06:49,309 ポルカくん? どうしたの? 84 00:06:49,309 --> 00:06:54,481 《ずっと疑問だった。 なぜこの体に転生したのか。 85 00:06:54,481 --> 00:07:00,086 もっと早くに ポルカくんの記憶を 深くたどるべきだった。 86 00:07:00,086 --> 00:07:03,590 この奥底にある淡い記憶…。 87 00:07:03,590 --> 00:07:07,294 消えてしまいそうなほど 遠い思い出》 88 00:07:10,930 --> 00:07:16,603 《それは 僕が結局 助けてあげられなかった人の名前。 89 00:07:16,603 --> 00:07:21,441 まさか この世界で その名前を聞くなんて…。 90 00:07:21,441 --> 00:07:25,612 最後は平穏に暮らせたのかな…》 91 00:07:25,612 --> 00:07:28,615 母さん。 92 00:07:28,615 --> 00:07:33,453 《僕が転生術の発動時に決めた 一つだけの条件…。 93 00:07:33,453 --> 00:07:39,292 それは 自分と同じ一族の 新鮮な死体に憑依するということ。 94 00:07:39,292 --> 00:07:43,463 それがなぜか この世界に来ていた 母さんにつながるなんて…》 95 00:07:43,463 --> 00:07:45,966 ポルカくん? 96 00:07:45,966 --> 00:07:50,303 《ポルカくん… 君にも見えていたのかな。 97 00:07:50,303 --> 00:07:52,472 そして 君も母さんから➡ 98 00:07:52,472 --> 00:07:55,275 いろいろと 教わったのかもしれないね》 99 00:08:02,749 --> 00:08:08,254 《あぁ… 君と話したいことが たくさんある》 100 00:08:08,254 --> 00:08:12,058 もう一度 ちゃんと向き合って 話さないとね。 101 00:08:14,094 --> 00:08:18,098 だから 返してもらうよ ポルカくん。 102 00:08:18,098 --> 00:08:21,501 僕の友達を 僕の弟を! 103 00:08:23,436 --> 00:08:26,106 《シヴィル:返してもらう? 弟? 104 00:08:26,106 --> 00:08:29,109 僕は 大きな勘違いをしていたのか? 105 00:08:29,109 --> 00:08:32,946 外見は四乃山ポルカだが 中身が違うとでも…。 106 00:08:32,946 --> 00:08:37,050 なら 本物の中身は… 魂は…》 107 00:08:39,119 --> 00:08:41,821 《あの… サメ?》 108 00:08:43,790 --> 00:08:47,961 まぁ いい。 本題はここからだからね。 109 00:08:47,961 --> 00:08:51,965 空の裏側 異世界から来た人間なら➡ 110 00:08:51,965 --> 00:08:55,135 もしも この印に関わっているとしたら➡ 111 00:08:55,135 --> 00:08:57,637 君は帝国に関わる人間だ。 112 00:08:57,637 --> 00:09:02,909 手を取り合って一緒に我らの敵 蟲を駆除しようじゃないか。 113 00:09:02,909 --> 00:09:04,911 (ポルカ)火吹き蟲…。 114 00:09:04,911 --> 00:09:08,581 あぁ 本当に話が早いね。 うれしいよ。 115 00:09:08,581 --> 00:09:10,917 聞きたいことが一つある。 116 00:09:10,917 --> 00:09:16,923 君は サバラモンドさん… いや アリウスさんを知っているのか? 117 00:09:16,923 --> 00:09:21,261 へ~ 驚いた! もしかして直接の知り合いかい? 118 00:09:21,261 --> 00:09:23,430 答えになってないよ。 119 00:09:23,430 --> 00:09:29,102 フフッ… 知識としては知っている。 けれど会ったことはないよ。 120 00:09:29,102 --> 00:09:33,773 僕は 彼の 落とし子のようなものだからね。 121 00:09:33,773 --> 00:09:38,445 📱(尊)例の3人のうちの2人も ポルカのビルに向かっているそうだ。 122 00:09:38,445 --> 00:09:42,282 📱好きに動け。 お前とやり合った あの女だ。 123 00:09:42,282 --> 00:09:44,284 (太貝)御意。 124 00:09:44,284 --> 00:09:47,620 シンプルに聞くよ。 僕らの組織に入らない? 125 00:09:47,620 --> 00:09:50,790 遠慮しておくよ。 (シヴィル)即答だね。 126 00:09:50,790 --> 00:09:54,127 (ポルカ)僕が望んでいるのは 平穏な暮らしだ。 127 00:09:54,127 --> 00:09:59,299 目的がなんなのか知らないけれど 君たちの手段は相いれない。 128 00:09:59,299 --> 00:10:02,802 怪人ソリティアのほうが ずっとずっとマシだ。 129 00:10:02,802 --> 00:10:05,805 あ~ いろいろと 幅木がやったことかな。 130 00:10:05,805 --> 00:10:09,142 あれは あいつが 勝手にやったことなんだけどな。 131 00:10:09,142 --> 00:10:14,147 アリウスさんは上司としての 責任からは逃げなかったよ。 132 00:10:14,147 --> 00:10:18,151 やっぱり よく知ってるんだね? アリウスのこと。 133 00:10:18,151 --> 00:10:20,487 僕は会ったこともないけれど…。 134 00:10:20,487 --> 00:10:25,658 あいつのほうが格上って 思われてるのは 少しシャクかな。 135 00:10:25,658 --> 00:10:29,863 僕を こっちの世界に 生み捨てたようなやつだからね。 136 00:10:31,831 --> 00:10:35,835 捨てた? もう話し合いの空気じゃないだろ。 137 00:10:35,835 --> 00:10:39,839 だから… 見せてほしいんだ 君の力を。 138 00:10:39,839 --> 00:10:44,177 君が四乃山ポルカじゃない 何かだっていうなら なおさらね。 139 00:10:44,177 --> 00:10:48,081 いいよ。 君がおしゃべりで助かった。 140 00:10:50,016 --> 00:10:54,687 ゆっくりと 魔術を発動できたからね。 141 00:10:54,687 --> 00:10:56,689 (匠)うお~!? 142 00:10:56,689 --> 00:10:59,359 わ~。 なっ… これは!? 143 00:10:59,359 --> 00:11:01,294 《骨!? 144 00:11:01,294 --> 00:11:05,298 間違いない。 精霊術や汎用魔術の類いじゃない。 145 00:11:05,298 --> 00:11:09,135 向こうの世界の情報が正しいなら これは…。 146 00:11:09,135 --> 00:11:11,471 死霊術! 147 00:11:11,471 --> 00:11:16,309 まさか イーズリーズ・ソルドフレイル!? いや違う! 148 00:11:16,309 --> 00:11:20,980 アリウスの身近な人間で 強力な力を持つ死霊術士は3人。 149 00:11:20,980 --> 00:11:26,152 今までの態度と会話の中身から 導き出される術士は…》 150 00:11:26,152 --> 00:11:29,355 君は 第四席か? 151 00:11:31,324 --> 00:11:35,995 帝国の宮廷魔術師の幹部 屍神殿か!? 152 00:11:35,995 --> 00:11:40,333 (胡蝶)うぅ… なんだか寒気が…。 武者震いかな。 153 00:11:40,333 --> 00:11:44,337 なんだか すごく大ごとに 巻き込まれてる気がするし…。 154 00:11:44,337 --> 00:11:47,674 でも それだけ 特ダネが近いってこと! 155 00:11:47,674 --> 00:11:50,343 頑張れ私! 特ダネを手に! 156 00:11:50,343 --> 00:11:53,179 えいえい お~! 157 00:11:53,179 --> 00:11:55,348 おっ… うぅ? 158 00:11:55,348 --> 00:11:58,017 始まった か。 159 00:11:58,017 --> 00:12:01,621 ここで ケリを つける。 160 00:12:01,621 --> 00:12:06,793 あの幼子に 我々の意思を 宿す。 161 00:12:06,793 --> 00:12:11,130 さすれば 我々は たどりつく。 162 00:12:11,130 --> 00:12:15,301 焼き払うべき 蟲の巣へ。 163 00:12:15,301 --> 00:12:17,303 (岩野目)よう。 164 00:12:17,303 --> 00:12:20,807 ちょいと職務質問に 答えてもらっていいかな? 165 00:12:20,807 --> 00:12:23,009 火吹き蟲さんよ。 166 00:12:25,311 --> 00:12:29,315 (岩野目)こんな晴れた日に 一斉に傘を差して どちらまで? 167 00:12:29,315 --> 00:12:31,985 これはこれは 刑事さん。 あっ。 168 00:12:31,985 --> 00:12:34,087 先日はどうも。 169 00:12:36,155 --> 00:12:40,827 それより なんですか? 今度は急に来て火吹き蟲って…。 170 00:12:40,827 --> 00:12:44,998 たしか 世間を騒がせてる 放火魔の名前ですよね。 171 00:12:44,998 --> 00:12:50,003 そう…。 ただ 火吹き蟲は 個人の名前じゃない。 172 00:12:50,003 --> 00:12:52,505 そして その名が広まったときにゃ➡ 173 00:12:52,505 --> 00:12:56,175 本来そう呼ばれるべきやつらは もういなかった。 174 00:12:56,175 --> 00:12:59,846 ある人が残してくれた資料が 教えてくれたのさ。 175 00:12:59,846 --> 00:13:04,450 この家で何かの人体実験が 行われていたことを。 176 00:13:04,450 --> 00:13:08,955 灰河原ミツに 戸裏竹治郎。 177 00:13:08,955 --> 00:13:10,957 サバラモンドとかいう連中が➡ 178 00:13:10,957 --> 00:13:15,128 人体実験の果てに起こした 監禁殺人事件。 179 00:13:15,128 --> 00:13:17,797 その生き残りの2人こそが➡ 180 00:13:17,797 --> 00:13:21,601 お前らの 火吹き蟲の始まりだろ? 181 00:13:24,303 --> 00:13:27,640 先ほどから何を おっしゃっているのか さっぱり。 182 00:13:27,640 --> 00:13:31,311 令状もなしに これ以上 おつきあいできかねますが。 183 00:13:31,311 --> 00:13:33,813 まぁ もう一つだけ聞いてくれよ。 184 00:13:33,813 --> 00:13:38,484 うちの医者の先生がね その資料を見て こう言うのさ。 185 00:13:38,484 --> 00:13:41,321 ⦅西明寺:これは人に 通常とは違うことわりを➡ 186 00:13:41,321 --> 00:13:45,491 植え付ける実験だろうね。 興味深い。 187 00:13:45,491 --> 00:13:49,495 特殊な声や音波を組み合わせて 圧縮した情報を➡ 188 00:13:49,495 --> 00:13:51,664 人間の脳に刻み込む。 189 00:13:51,664 --> 00:13:55,668 現代科学と違ったアプローチの 人体実験だ⦆ 190 00:13:55,668 --> 00:13:59,338 つまり お前らの中にいる火吹き蟲は➡ 191 00:13:59,338 --> 00:14:02,775 催眠術で植え付けられた 疑似人格だ。 192 00:14:02,775 --> 00:14:05,778 今はもう死んでる 最初の火吹き蟲は➡ 193 00:14:05,778 --> 00:14:09,949 そうやって自分の意思だけを この世界に繁殖させた。 194 00:14:09,949 --> 00:14:13,453 そうだろ? 195 00:14:13,453 --> 00:14:18,791 なるほど たどりついた 者が 現れたか。 196 00:14:18,791 --> 00:14:20,960 俺だけの力じゃねえさ。 197 00:14:20,960 --> 00:14:26,132 いろんな事件を追い続けた 先人たちの積み重ね ってやつだ。 198 00:14:26,132 --> 00:14:29,302 あんたらに それを言うのは 皮肉な話だがな。 199 00:14:29,302 --> 00:14:35,141 気にするな。 お前たちは まさ しく 人間 だ。 200 00:14:35,141 --> 00:14:39,812 だが 我らの 罪を どう 証明する? 201 00:14:39,812 --> 00:14:43,316 今までの あんたらの起こした 放火事件については➡ 202 00:14:43,316 --> 00:14:46,152 説明も起訴も難しいだろうな。 203 00:14:46,152 --> 00:14:49,822 ならば なぜ ここに 来た。 204 00:14:49,822 --> 00:14:53,326 逮捕はできなくても せめて今後 起こす事件を➡ 205 00:14:53,326 --> 00:14:56,329 止めることができる… と踏んでね。 206 00:14:56,329 --> 00:15:01,768 犯罪ほう助の罪ってやつだよ。 つながってるんだろ やつと。 207 00:15:01,768 --> 00:15:06,105 俺たちは今 ソリティアを追う捜査班なんでね。 208 00:15:06,105 --> 00:15:08,775 (ソリティア)さぁ 見せてもらおうではないか! 209 00:15:08,775 --> 00:15:11,611 この世界が裏返る瞬間を! 210 00:15:11,611 --> 00:15:13,613 くっ…。 211 00:15:18,117 --> 00:15:20,119 (ルル)どうしました? 212 00:15:20,119 --> 00:15:23,122 (アラハバキ)どっかで 派手な音がしてんな。 213 00:15:23,122 --> 00:15:26,826 先に行ってるぜ ルル。 はい! 214 00:15:29,295 --> 00:15:32,965 《ポルカ:魔力を ただ放出するだけの 原始的な魔術。 215 00:15:32,965 --> 00:15:35,301 手を抜くにしても おかしい…。 216 00:15:35,301 --> 00:15:39,806 身体強化はまともなのに 他の術は まるで素人だ》 217 00:15:39,806 --> 00:15:43,810 死霊術士! 最高の当たりだよ 君は! 218 00:15:43,810 --> 00:15:46,979 だが 君は僕の友達にならないという。 219 00:15:46,979 --> 00:15:49,982 そして目指すものが平穏だって? 220 00:15:49,982 --> 00:15:53,820 これだけの力を持ちながら 悪い冗談だ。 221 00:15:53,820 --> 00:15:58,658 確かに そうかもしれない。 だけど止まるつもりもない。 222 00:15:58,658 --> 00:16:04,063 弟も… 友達もいる この世界の 平穏の邪魔はさせない。 223 00:16:06,599 --> 00:16:10,770 占い師のガキぃ… やってくれんじゃねえか! 224 00:16:10,770 --> 00:16:14,273 こりゃあ 俺も本気を出して…。 225 00:16:14,273 --> 00:16:16,275 なっ!? 226 00:16:18,444 --> 00:16:23,449 そうだね。 君も それの相手を 全力でしたほうがいいかもね。 227 00:16:23,449 --> 00:16:27,620 おいおい… こっちもガキじゃねえかよ。 228 00:16:27,620 --> 00:16:29,622 はっ! 229 00:16:29,622 --> 00:16:31,624 シヴィル様!? 230 00:16:31,624 --> 00:16:34,961 精霊様! どうかシヴィル様にご加護を! 231 00:16:34,961 --> 00:16:38,130 どうか どうか…。 232 00:16:38,130 --> 00:16:43,536 《ルル:精霊様の警告!? こんな強い警告は… 初めて》 233 00:16:46,305 --> 00:16:49,475 キヒッ 見~つけた。 234 00:16:49,475 --> 00:16:53,312 ポルカくん 返してもらうね。 235 00:16:53,312 --> 00:16:55,314 えっ? 236 00:16:55,314 --> 00:16:58,818 ああ… ああ 本当にすばらしい! 237 00:16:58,818 --> 00:17:02,255 君でよかった。 君だからこそ よかった。 238 00:17:02,255 --> 00:17:05,758 ただの魔術師じゃ 世界を変えるのは無理だ! 239 00:17:05,758 --> 00:17:09,929 だけど君なら たった一人で この世界を変革できる。 240 00:17:09,929 --> 00:17:14,433 君の死霊術は 魂の存在証明に他ならない。 241 00:17:14,433 --> 00:17:16,435 たとえゾンビになろうと➡ 242 00:17:16,435 --> 00:17:19,939 永遠の自我を望む権力者が どれだけいると思う? 243 00:17:19,939 --> 00:17:23,776 そいつらと契約すれば このつまらない世界を➡ 244 00:17:23,776 --> 00:17:27,947 まったく新しい価値観に 塗り替えさせることも可能だ! 245 00:17:27,947 --> 00:17:33,119 仮にそれを望まないとしても 君と僕が力を合わせれば➡ 246 00:17:33,119 --> 00:17:36,789 空の裏側への穴を うがつこともできる! 247 00:17:36,789 --> 00:17:40,126 帰れるんだ! こんな退屈な世界じゃない➡ 248 00:17:40,126 --> 00:17:44,130 僕たちの いるべき世界に! 249 00:17:44,130 --> 00:17:46,966 君が望もうが望むまいが➡ 250 00:17:46,966 --> 00:17:51,637 世界のほうを変えないなら ここに僕らの居場所はない。 251 00:17:51,637 --> 00:17:53,639 えっ? 252 00:17:53,639 --> 00:17:55,641 《ポルカ:そんなバカな…。 253 00:17:55,641 --> 00:17:58,144 魔術が まともに組み上がり始めている》 254 00:17:58,144 --> 00:18:02,081 君の力を たくさん魅せてくれて ありがとう。 255 00:18:02,081 --> 00:18:05,084 おかげで 少しずつ つかめてきたよ。 256 00:18:05,084 --> 00:18:08,588 魔法の使い方ってやつをね。 257 00:18:08,588 --> 00:18:12,758 《さっきまで 彼は確かに魔術の素人だった。 258 00:18:12,758 --> 00:18:15,761 僕の術式を見ただけで?》 259 00:18:15,761 --> 00:18:17,763 天才…。 260 00:18:17,763 --> 00:18:20,433 さぁ 打ち上げようじゃないか。 261 00:18:20,433 --> 00:18:24,236 君と出会えたことに対する 祝砲をね。 262 00:18:28,107 --> 00:18:35,281 やはり火を使うのか 100年前のように。 263 00:18:35,281 --> 00:18:38,618 サバラモンド… め。 264 00:18:38,618 --> 00:18:45,624 ♬~ 265 00:18:45,624 --> 00:18:47,960 これが君たちの…。 266 00:18:47,960 --> 00:18:51,764 向こう側の魔術師たちが 見ていた世界か。 267 00:18:53,966 --> 00:18:57,136 精霊を介さない元素魔術。 268 00:18:57,136 --> 00:19:01,741 それは この世界にはない力だ。 ああ そうだ! 269 00:19:01,741 --> 00:19:05,411 こんな力を持った化け物は ここにいちゃいけない! 270 00:19:05,411 --> 00:19:08,414 君や僕がすべきは 向こうに帰るか➡ 271 00:19:08,414 --> 00:19:11,417 この世界を変えるかだ…。 272 00:19:11,417 --> 00:19:14,420 さぁ 世界を裏返そう。 273 00:19:14,420 --> 00:19:19,258 君は一度 それを 成し遂げたんだろう? 屍神殿。 274 00:19:19,258 --> 00:19:22,094 いや こう呼ぶべきかな? 275 00:19:22,094 --> 00:19:25,598 皇帝殺し リズディルシア・レドラジャルフ。 276 00:19:25,598 --> 00:19:28,100 そんなことまで知ってるのか。 277 00:19:28,100 --> 00:19:32,772 バャディ帝国の主戦力のことは 資料で何度も読んだよ。 278 00:19:32,772 --> 00:19:36,442 胸が躍って 恋い焦がれすらしたよ。 279 00:19:36,442 --> 00:19:39,278 僕を生み出した 世界のことなのに➡ 280 00:19:39,278 --> 00:19:42,948 僕が触れることすらできない おとぎ話。 281 00:19:42,948 --> 00:19:47,119 さぁ もっと見せてよ! 空の裏側の力を! 282 00:19:47,119 --> 00:19:49,622 《小幽:くっ…。 283 00:19:49,622 --> 00:19:53,292 こいつ こっちの速さと動きに 徐々に対応してきてる。 284 00:19:53,292 --> 00:19:55,294 右手は切り札だ。 285 00:19:55,294 --> 00:20:00,299 一度で しとめられなかったら おそらく対応される》 286 00:20:00,299 --> 00:20:03,636 《アラハバキ:こいつ なんで 俺の動きの癖を知ってやがる?》 287 00:20:03,636 --> 00:20:05,805 《小幽:まさか あの虎と組み手をしたかいが➡ 288 00:20:05,805 --> 00:20:07,807 ここで出るとはな。 289 00:20:07,807 --> 00:20:11,977 攻撃の呼吸が似ている。 いや そのものと言ってもいい。 290 00:20:11,977 --> 00:20:14,814 こいつは人の形をした猛獣だな。 291 00:20:14,814 --> 00:20:18,317 だからこそ あの虎よりは勝ち目が見える。 292 00:20:18,317 --> 00:20:20,820 こいつは理不尽ってほどじゃない。 293 00:20:20,820 --> 00:20:22,822 理不尽ってのは➡ 294 00:20:22,822 --> 00:20:25,491 阿牙倉マジリや レミング…》 295 00:20:25,491 --> 00:20:27,493 あっ! 296 00:20:29,662 --> 00:20:31,997 精霊様 どうして…。 297 00:20:31,997 --> 00:20:33,999 (ミサキ)キヒッ…。 298 00:20:33,999 --> 00:20:36,836 これが 精霊さんの力ってやつかな? 299 00:20:36,836 --> 00:20:41,006 すごいね! 全然こう… なんていうの? 300 00:20:41,006 --> 00:20:43,509 殺気とか攻撃の気配ってやつ? 301 00:20:43,509 --> 00:20:46,512 そういうの わかんなかったよ! あっ あの? 302 00:20:46,512 --> 00:20:50,015 ああ 私はミサキだよ。 よろしくね。 303 00:20:50,015 --> 00:20:54,520 突然だけど そのサメの縫いぐるみ 返してくれたりしない? 304 00:20:54,520 --> 00:20:56,522 それはできません! 305 00:20:56,522 --> 00:21:00,459 これを守るのが 私に与えられた使命ですから! 306 00:21:00,459 --> 00:21:03,129 キヒッ。 だよね~。 307 00:21:03,129 --> 00:21:06,465 そっかそっか つまり これを くぐり抜けないと➡ 308 00:21:06,465 --> 00:21:10,136 本物のポルカくんを 助けられないってわけだね。 309 00:21:10,136 --> 00:21:13,639 あ~ チクショウ これ収拾つくのか!? 310 00:21:13,639 --> 00:21:16,642 マジで どうにかできんのかよ ポルカ。 311 00:21:16,642 --> 00:21:19,311 📺(ポルカ)君の言うとおりだ。 あん? 312 00:21:19,311 --> 00:21:24,650 君も僕も 結局は この世界とは相いれない存在だ。 313 00:21:24,650 --> 00:21:27,987 そして この世界の遺物である 僕のせいで➡ 314 00:21:27,987 --> 00:21:31,323 街を破壊させる可能性のある 精霊も➡ 315 00:21:31,323 --> 00:21:36,495 異世界の力を持つ君も この街に呼び込んでしまった。 316 00:21:36,495 --> 00:21:41,500 なら この場で君を止めて 体をポルカくんに返そう。 317 00:21:41,500 --> 00:21:44,336 そして そのまま 僕がどこかに消えれば➡ 318 00:21:44,336 --> 00:21:46,839 街は また平和になる。 319 00:21:46,839 --> 00:21:49,008 君の読んでいた資料に➡ 320 00:21:49,008 --> 00:21:52,344 僕のことが どう書かれていたか 知らないけど➡ 321 00:21:52,344 --> 00:21:55,181 ここは おとぎ話じゃない。 322 00:21:55,181 --> 00:21:58,851 相対したことを後悔せよ。 あぁ…。 323 00:21:58,851 --> 00:22:04,957 我の名も階級も すでに国とともに ついえた。 324 00:22:04,957 --> 00:22:09,128 あるのは死に損ないの魂のみ。 325 00:22:09,128 --> 00:22:13,032 世界の敵をやるのは慣れている。