1 00:00:33,528 --> 00:00:36,915 (御幸)そろそろ 相手が 狙い球を 絞ってくる頃だと思います。 2 00:00:36,915 --> 00:00:41,186 次の回から フォークのサイン 出しますよ。 3 00:00:41,186 --> 00:00:45,207 《丹波:いきなりかよ…。 4 00:00:45,207 --> 00:00:48,393 この野郎!》 5 00:00:48,393 --> 00:00:50,393 《きた ストレート!》 6 00:00:53,882 --> 00:00:55,882 《落ちた…》 7 00:00:58,503 --> 00:01:02,858 《御幸:ストレートと同じ軌道で シンカー気味に 打者の手もとで→ 8 00:01:02,858 --> 00:01:07,045 ストンと落ちる… 正直 受けてみるまでは→ 9 00:01:07,045 --> 00:01:10,845 ここまでのボールとは 思いませんでしたよ 丹波さん》 10 00:03:53,528 --> 00:03:55,530 (丹波)ふしっ! 11 00:03:55,530 --> 00:04:00,669 ストライク! バッターアウト!! (観客たち)おぉ…。 12 00:04:00,669 --> 00:04:02,838 (結城)ナイスピッチ! (増子)ナイスピッチ!! 13 00:04:02,838 --> 00:04:07,225 《通用する… 俺のピッチングは→ 14 00:04:07,225 --> 00:04:11,029 通用する!》 15 00:04:11,029 --> 00:04:14,916 《御幸:角度といい スピードといい 最高のボールだった。 16 00:04:14,916 --> 00:04:18,537 これで 後半 ますます リードしやすくなりましたよ→ 17 00:04:18,537 --> 00:04:20,522 丹波さん》 18 00:04:20,522 --> 00:04:24,843 (栄純)おぉ… すげえ! 《降谷:投げたい…》 19 00:04:24,843 --> 00:04:27,028 (太田)いいんじゃないですか 丹波! 20 00:04:27,028 --> 00:04:29,898 御幸とのコンビも うまくいき始めたし! 21 00:04:29,898 --> 00:04:33,518 (クリス)夏に向けて 仕上がりは 順調のようですね。 22 00:04:33,518 --> 00:04:38,123 《あのフォークが ここまで 磨き上げられているとはな…》 23 00:04:38,123 --> 00:04:42,861 《礼:確かに ここまでは 順調にきている。 けれど…→ 24 00:04:42,861 --> 00:04:46,781 丹波君の最大の弱点は 一度 打たれ始めると→ 25 00:04:46,781 --> 00:04:52,781 大きく崩れるところ。 問題は それを克服できるかどうか…》 26 00:04:59,361 --> 00:05:01,546 (丹波)御幸。 27 00:05:01,546 --> 00:05:06,952 残り3回 フォーク中心のリードで頼む。 えっ? 28 00:05:06,952 --> 00:05:11,590 (御幸)あの1球で 十分 効果はありましたよ。 29 00:05:11,590 --> 00:05:15,510 稲実の奴らが見ている前で これ以上 投げなくても→ 30 00:05:15,510 --> 00:05:17,863 いいんじゃないですか? 31 00:05:17,863 --> 00:05:22,534 《御幸:後半 球威が落ちる… 握力を必要とするフォークは→ 32 00:05:22,534 --> 00:05:25,036 あまり使いたくない…》 33 00:05:25,036 --> 00:05:29,574 あくまで フォークは 見せ球に… ストレートとカーブを中心に→ 34 00:05:29,574 --> 00:05:32,510 配球することが 理想だと思います。 35 00:05:32,510 --> 00:05:35,714 いや フォーク中心に投げる。 36 00:05:35,714 --> 00:05:40,314 実戦で試せる機会は もう 残り少ないからな。 37 00:05:45,574 --> 00:05:48,693 《倉持:おいおい… いい感じかと思ったら→ 38 00:05:48,693 --> 00:05:52,864 やっぱ この2人 かみ合ってねえじゃん》 39 00:05:52,864 --> 00:05:55,684 (片岡)丹波。 40 00:05:55,684 --> 00:06:00,272 (片岡)それは チームを代表する 投手としての意見か? 41 00:06:00,272 --> 00:06:06,394 それとも 一選手としての ただの わがままか? 42 00:06:06,394 --> 00:06:11,533 どっちか 言ってみろ。 43 00:06:11,533 --> 00:06:16,388 (片岡)もし 自分の 身勝手な意見だというなら→ 44 00:06:16,388 --> 00:06:20,688 お前には エースナンバーをやれん。 45 00:06:24,379 --> 00:06:26,879 ちょっ… 監督! 46 00:06:31,469 --> 00:06:36,358 両方だと思います。 (太田)おい 丹波 何を言って…。 47 00:06:36,358 --> 00:06:41,863 自分が 後半 自滅し 崩れることが多いのも→ 48 00:06:41,863 --> 00:06:46,034 そのことを考え 御幸が リードしてくれてることも→ 49 00:06:46,034 --> 00:06:51,690 わかっています。 けど この弱点を 自分の手で乗り越えないかぎり→ 50 00:06:51,690 --> 00:06:55,910 自信をもって マウンドに立つことは できません。 51 00:06:55,910 --> 00:06:59,381 本当のエースになるために。 52 00:06:59,381 --> 00:07:03,981 それが 自分の正直な意見です。 53 00:07:08,957 --> 00:07:11,710 《結城:丹波…》 54 00:07:11,710 --> 00:07:14,010 《倉持:丹波さん…》 55 00:07:16,898 --> 00:07:20,285 わかりました。 そういうことなら→ 56 00:07:20,285 --> 00:07:24,189 俺も最後まで とことん つきあいますよ。 57 00:07:24,189 --> 00:07:26,691 (御幸)これほどの決意を持った 投手の意見→ 58 00:07:26,691 --> 00:07:29,861 無視できないっすからね。 (伊佐敷)ふん… 珍しく→ 59 00:07:29,861 --> 00:07:32,080 大口 叩きやがって。 60 00:07:32,080 --> 00:07:35,517 (伊佐敷)これで打ち込まれたら 責任 とってもらうからな。 61 00:07:35,517 --> 00:07:38,703 その頭 てっぺんまで剃りあげて スキンにしてやる。 62 00:07:38,703 --> 00:07:42,190 (亮介)あっ それいい のった! のった。 63 00:07:42,190 --> 00:07:45,510 ヒャハハ! ロン毛になってもらっても いいっすけど? 64 00:07:45,510 --> 00:07:50,248 こら お前たち! (クリス)1点 取られたら スキンヘッド。 65 00:07:50,248 --> 00:07:54,352 2点目 取られたら 眉毛も剃る ということで決定だな。 66 00:07:54,352 --> 00:07:58,723 メモしておこう。 おい クリスまで! 67 00:07:58,723 --> 00:08:02,010 (倉持)ヒャハハハ! クリス先輩 最高!! 68 00:08:02,010 --> 00:08:05,180 (クリス)3点目は 長髪… か。 (笑い声) 69 00:08:05,180 --> 00:08:11,753 《丹波君… 入部当初から背は高く 投手としての期待も高かった。 70 00:08:11,753 --> 00:08:16,041 でも 極度のあがり症で まともに 目を合わせられないことも→ 71 00:08:16,041 --> 00:08:18,877 あったわね。 それが いまや…》 72 00:08:18,877 --> 00:08:21,946 ((自分は いつでも いけますよ)) 73 00:08:21,946 --> 00:08:27,546 《礼:夏直前… ギリギリ 間に合ってくれそうね》 74 00:08:33,208 --> 00:08:36,861 《認めさせるんじゃない… この人たちに→ 75 00:08:36,861 --> 00:08:42,233 チームメートに認められてこそ エースなんだ!》 76 00:08:42,233 --> 00:08:44,833 《信頼…》 77 00:08:49,207 --> 00:08:53,728 次のバッター 早く打席へ! あっ 次 丹波先輩ですよ! 78 00:08:53,728 --> 00:08:56,281 あっ すみません 行きます! 79 00:08:56,281 --> 00:09:00,518 って… あ~っ! いつの間にか 白州先輩が塁に!! 80 00:09:00,518 --> 00:09:04,205 (白州)見とけよ…。 そして 坂井先輩は ベンチに! 81 00:09:04,205 --> 00:09:07,842 (坂井)うるせえ! サードライナーで 悪かったな! 82 00:09:07,842 --> 00:09:11,729 (伊佐敷)丹波 打てよ~! けど 無理すんな~!! 83 00:09:11,729 --> 00:09:15,016 (亮介)ピッチングに 影響 出ちゃうからね! 84 00:09:15,016 --> 00:09:18,887 《丹波:あいつら 絶対 打てねえと 思ってやがる…。 85 00:09:18,887 --> 00:09:24,709 ふん… 少しでも長く 野球をしていたい。 86 00:09:24,709 --> 00:09:30,348 ひとつでも多く 勝つ喜びを 味わいたい…。 87 00:09:30,348 --> 00:09:34,035 たったひとつのことに 打ち込んだ日々を→ 88 00:09:34,035 --> 00:09:40,675 ムダにはしたくない… すべては あの舞台に立つために。 89 00:09:40,675 --> 00:09:44,179 俺たちは 絶対に 甲子園へ→ 90 00:09:44,179 --> 00:09:46,381 行く!》 91 00:09:46,381 --> 00:09:49,534 ヒャハハ! めっちゃ打つ気じゃん 丹波さん。 92 00:09:49,534 --> 00:09:52,070 《本当は このあとの ピッチングも考えて→ 93 00:09:52,070 --> 00:09:54,370 三振してもらいたいんだけどな》 94 00:09:58,526 --> 00:10:02,597 《なんでだよ… こいつらと俺たちで→ 95 00:10:02,597 --> 00:10:06,918 何が違うっていうんだよ。 96 00:10:06,918 --> 00:10:11,706 俺たちだって この3年間 必死にやってきたんだ。 97 00:10:11,706 --> 00:10:15,206 クソ… クソ!》 98 00:10:17,612 --> 00:10:19,531 ふざけんなよ クソ! 99 00:10:19,531 --> 00:10:22,550 ふざけん… あっ! 100 00:10:22,550 --> 00:10:25,550 《やばっ 汗でボールがすべっ…》 101 00:10:27,705 --> 00:10:31,505 うっ! うわっ…。 102 00:12:29,877 --> 00:12:31,879 ≪おい 今 顔面に…。 103 00:12:31,879 --> 00:12:34,265 ≪打ちにいったところを 直撃かよ。 104 00:12:34,265 --> 00:12:37,018 ≪やばくねえか あの倒れ方。 105 00:12:37,018 --> 00:12:39,520 太田部長 車を回してください! 106 00:12:39,520 --> 00:12:41,522 は はい! 動くな 丹波。 107 00:12:41,522 --> 00:12:44,192 (丹波)大丈夫… 立てます。 108 00:12:44,192 --> 00:12:47,562 (片岡)じっとしてろ。 早くタンカを! 109 00:12:47,562 --> 00:12:51,182 ≪去年はクリス 今年は丹波…。 110 00:12:51,182 --> 00:12:54,018 ≪青道はツキにも見放されてんのか。 111 00:12:54,018 --> 00:12:57,722 本当に申し訳ありません。 112 00:12:57,722 --> 00:13:00,022 こんな大事な時期に…。 113 00:13:02,243 --> 00:13:05,680 (片岡)あくまで プレー中に起こったアクシデント。 114 00:13:05,680 --> 00:13:09,517 そちらの投手を 責めることはできません。 115 00:13:09,517 --> 00:13:12,020 しかし この試合→ 116 00:13:12,020 --> 00:13:15,523 ここで終わらせてもらって よろしいですか? 117 00:13:15,523 --> 00:13:17,742 は はい それはもう…。 118 00:13:17,742 --> 00:13:19,711 (片岡)わざわざ お越しくださったのに→ 119 00:13:19,711 --> 00:13:21,811 申し訳ない。 120 00:13:24,399 --> 00:13:28,019 (国友)おい 帰りの準備をするぞ。 は はい。 121 00:13:28,019 --> 00:13:30,538 《成宮:さすがに気の毒だけど→ 122 00:13:30,538 --> 00:13:34,509 結局 降谷の投球は 見れずじまいか…》 123 00:13:34,509 --> 00:13:37,678 《丹波…》 124 00:13:37,678 --> 00:13:40,180 《国友:夏直前のこの時期→ 125 00:13:40,180 --> 00:13:46,186 このアクシデントが チームに与える影響は 計り知れないものがあるだろう。 126 00:13:46,186 --> 00:13:49,306 残念ですよ 片岡さん。 127 00:13:49,306 --> 00:13:54,306 できればベストな状態で 甲子園をかけて勝負したかった》 128 00:14:12,696 --> 00:14:14,765 (槙原)組み合わせ抽選って 今日か? 129 00:14:14,765 --> 00:14:17,835 (斉藤)ああ 哲と部長が行ってるよ。 130 00:14:17,835 --> 00:14:20,354 そっか…。 131 00:14:20,354 --> 00:14:23,774 《いよいよ始まるんだな。 132 00:14:23,774 --> 00:14:27,374 俺たちの最後の夏が》 133 00:14:31,515 --> 00:14:35,736 (礼)丹波君の状態は 選手の耳にも 入ってると思います。 134 00:14:35,736 --> 00:14:38,605 思った以上に 動揺が生まれてますね。 135 00:14:38,605 --> 00:14:42,693 早めに切り替えさせないと 手遅れになる場合も…。 136 00:14:42,693 --> 00:14:44,678 (ドアが開く音) 137 00:14:44,678 --> 00:14:47,064 (太田)ただいま帰りました 監督。 138 00:14:47,064 --> 00:14:51,564 決まりましたよ 夏の組み合わせが。 139 00:14:55,539 --> 00:14:59,093 お~ こんなにあるのか。 140 00:14:59,093 --> 00:15:01,178 (春市)東京は 東西に分かれてるから→ 141 00:15:01,178 --> 00:15:03,180 マシなほうだよ。 142 00:15:03,180 --> 00:15:05,849 (春市)全国には もっと競争率の高い→ 143 00:15:05,849 --> 00:15:07,851 激戦区もあるから。 144 00:15:07,851 --> 00:15:10,020 決勝までは5試合か。 145 00:15:10,020 --> 00:15:13,273 ≪稲実と当たるのは決勝か。 146 00:15:13,273 --> 00:15:16,073 ≪準々決勝で市大と当たるぞ。 147 00:15:18,195 --> 00:15:22,800 大丈夫か 先輩たち 昨日から 全然 元気ねえけど。 148 00:15:22,800 --> 00:15:26,520 《同じ時間を過ごしてきた 3年生にとって→ 149 00:15:26,520 --> 00:15:30,023 昨日のショックは でかいだろうな。 150 00:15:30,023 --> 00:15:33,877 しかも 一番 士気を高めなきゃいけない→ 151 00:15:33,877 --> 00:15:37,377 この時期に…》 152 00:15:39,416 --> 00:15:41,351 (片岡)お前らも 聞いていると思うが→ 153 00:15:41,351 --> 00:15:45,906 昨日のデッドボールで 丹波のアゴの骨には ヒビが入っている。 154 00:15:45,906 --> 00:15:50,711 幸い 骨折には いたらず 脳のほうにも影響ないそうだが→ 155 00:15:50,711 --> 00:15:52,811 予選には間に合わないかもしれん。 156 00:15:57,534 --> 00:16:02,206 正直 俺自身 まだ戸惑っているところもある。 157 00:16:02,206 --> 00:16:05,425 ようやくエースとして 目覚めつつあっただけに→ 158 00:16:05,425 --> 00:16:07,725 本人も悔しくてしかたないだろう。 159 00:16:11,849 --> 00:16:15,018 これは チームの監督としての 意見であり→ 160 00:16:15,018 --> 00:16:18,972 決して 一個人の感情で 決めたわけではない。 161 00:16:18,972 --> 00:16:21,525 エースナンバーは丹波に渡す! 162 00:16:21,525 --> 00:16:23,877 あいつが戻ってくるまで→ 163 00:16:23,877 --> 00:16:27,477 チーム一丸となって戦い抜くぞ! 164 00:16:29,850 --> 00:16:32,369 (片岡)そのうえで 川上はもちろんだが→ 165 00:16:32,369 --> 00:16:35,522 降谷 そして沢村→ 166 00:16:35,522 --> 00:16:38,192 この1年生 2人にも→ 167 00:16:38,192 --> 00:16:41,645 投手としての出番が 多くなるだろう。 168 00:16:41,645 --> 00:16:46,645 そのときは3年が中心となり 2人をバックアップしてやってほしい。 169 00:16:52,289 --> 00:16:54,224 頼んだぞ。 170 00:16:54,224 --> 00:16:57,194 (選手たち)はい! 171 00:16:57,194 --> 00:17:00,530 《礼:丹波君が 万全の状態で→ 172 00:17:00,530 --> 00:17:03,183 戻ってこられるのかもわからない。 173 00:17:03,183 --> 00:17:06,536 でも こういうアクシデントが→ 174 00:17:06,536 --> 00:17:10,157 逆に選手の心を ひとつにすることもある。 175 00:17:10,157 --> 00:17:14,711 それができれば…》 176 00:17:14,711 --> 00:17:18,048 《課題はスタミナロール》 177 00:17:18,048 --> 00:17:22,419 《俺にも出番が…。 178 00:17:22,419 --> 00:17:24,419 けど…》 179 00:17:27,541 --> 00:17:33,847 《今の俺に あの人の代わりが つとまるのか…》 180 00:17:33,847 --> 00:17:36,867 (クリス)どうやら 自分に足りないものは→ 181 00:17:36,867 --> 00:17:39,569 わかっているようだな。 182 00:17:39,569 --> 00:17:41,688 それなら大丈夫だ。 183 00:17:41,688 --> 00:17:44,691 御幸。 184 00:17:44,691 --> 00:17:48,095 わかっていると思うが もう時間がないぞ。 185 00:17:48,095 --> 00:17:53,033 守備と制球力に絞って 2人を鍛え上げるしかない。 186 00:17:53,033 --> 00:17:56,903 ですね。 187 00:17:56,903 --> 00:17:59,403 夏までに間に合わせるぞ。 188 00:18:05,195 --> 00:18:08,548 シンプルだが 指先の感覚をつかむには→ 189 00:18:08,548 --> 00:18:10,534 一番の練習だ。 190 00:18:10,534 --> 00:18:12,936 これから 時間のあるときは やっておけ。 191 00:18:12,936 --> 00:18:14,888 はい! 192 00:18:14,888 --> 00:18:16,888 ぐはっ…。 193 00:18:21,278 --> 00:18:23,530 軸足強化のための片足ジャンプ。 194 00:18:23,530 --> 00:18:26,199 真上に高く 着地でしっかり止まれ。 195 00:18:26,199 --> 00:18:28,185 はい! 196 00:18:28,185 --> 00:18:32,622 《予選が近いのに こんな 地味な練習してていいのかな?》 197 00:18:32,622 --> 00:18:35,622 《もっとボールが投げたい》 198 00:18:37,577 --> 00:18:39,529 ランジ&ターン。 199 00:18:39,529 --> 00:18:42,516 足で地面を押し 骨盤を回転させる。 200 00:18:42,516 --> 00:18:45,535 ピッチングには必要な動作だ。 はい! 201 00:18:45,535 --> 00:18:57,535 ♪♪~ 202 00:18:59,866 --> 00:19:02,919 よし。 次は シートノックに参加してこい。 203 00:19:02,919 --> 00:19:04,938 えっ? 204 00:19:04,938 --> 00:19:07,891 守備についてのミーティングは とことんやるからな。 205 00:19:07,891 --> 00:19:10,877 は… はい! 《とことん…》 206 00:19:10,877 --> 00:19:14,477 時間はないが 焦るなよ。 207 00:19:18,568 --> 00:19:24,207 体力的にも 技術的にも お前らには足りないものが多い。 208 00:19:24,207 --> 00:19:27,861 だが 焦ったところで 身につくものではない。 209 00:19:27,861 --> 00:19:30,514 まずは 合宿の疲れをとる。 210 00:19:30,514 --> 00:19:36,203 それから ピッチングに必要なものを 重点的に補っていくからな。 211 00:19:36,203 --> 00:19:40,290 さぁ 実戦をイメージして 守備についてこい。 212 00:19:40,290 --> 00:19:42,890 《クリス先輩…》 213 00:19:45,212 --> 00:19:48,281 《そうだ この人は いつだって→ 214 00:19:48,281 --> 00:19:51,201 俺たちのことを考えたうえで 指導してくれる。 215 00:19:51,201 --> 00:19:54,204 俺たちは この人を信じて ついていくだけだ》 216 00:19:54,204 --> 00:19:56,840 しゃす! クリス先輩! 217 00:19:56,840 --> 00:19:58,842 しゃす…。 218 00:19:58,842 --> 00:20:01,311 あと 勉強も ちゃんとしとけよ。 219 00:20:01,311 --> 00:20:03,311 もうすぐだからな 期末テスト。 220 00:20:05,182 --> 00:20:07,901 (チャイム) 221 00:20:07,901 --> 00:20:10,871 エックス イコール ワイ…。 222 00:20:10,871 --> 00:20:15,192 《わからん… さっぱり わからん…》 223 00:20:15,192 --> 00:20:18,195 (金丸)赤点取ったら追試だ。 224 00:20:18,195 --> 00:20:21,181 追試が増えれば 練習時間が削られて→ 225 00:20:21,181 --> 00:20:23,216 試合に出れなくなるぞ。 226 00:20:23,216 --> 00:20:25,202 マジで!? 227 00:20:25,202 --> 00:20:27,237 (寝息) 228 00:20:27,237 --> 00:20:29,523 ダメだよ。 現実 見なきゃ。 229 00:20:29,523 --> 00:20:31,858 か… 金丸! 230 00:20:31,858 --> 00:20:33,944 なんとかしてくれ~。 231 00:20:33,944 --> 00:20:38,865 連日 クリス先輩の野球講義で 頭パンパンなんだよ~。 232 00:20:38,865 --> 00:20:41,535 ふだんから勉強してねえ おめえが悪いんだろ! 233 00:20:41,535 --> 00:20:46,189 まぁ 勉強くらい つきあってもいいけどよ。 234 00:20:46,189 --> 00:20:48,191 えっ!? 235 00:20:48,191 --> 00:20:51,912 《クリス先輩にも頼まれてるし…。 236 00:20:51,912 --> 00:20:55,532 認めたくねえけど こいつは→ 237 00:20:55,532 --> 00:20:59,536 もう十分 頑張っている》 238 00:20:59,536 --> 00:21:02,172 (金丸) 夏まで もう 時間はねえんだ。 239 00:21:02,172 --> 00:21:05,192 マジに お前にも出番が 回ってくるかもしれねえんだぞ。 240 00:21:05,192 --> 00:21:07,928 一夜漬けだろうが 何だろうが→ 241 00:21:07,928 --> 00:21:10,528 その頭に 全部 詰め込んどけ! 242 00:21:13,183 --> 00:21:15,235 金丸…。 243 00:21:15,235 --> 00:21:20,207 お前は 野球部の代表って だけじゃねえんだぞ。 244 00:21:20,207 --> 00:21:24,507 俺たち1年の 代表でもあるんだからな。 245 00:21:38,225 --> 00:21:41,645 全体的に声が出てませんね。 246 00:21:41,645 --> 00:21:46,245 やはり まだ 心のどこかで 吹っ切れてないんでしょうか。 247 00:21:49,953 --> 00:21:52,953 (片岡)結城と 伊佐敷を呼べ。 248 00:21:57,544 --> 00:22:02,899 お前ら 今 チームが どういう状況か わかっているか? 249 00:22:02,899 --> 00:22:05,535 はい。 はい。 250 00:22:05,535 --> 00:22:11,224 だったら どうして お前らが率先して声を出さん? 251 00:22:11,224 --> 00:22:16,224 お前らは このチームの中心選手だろうが。 252 00:22:19,516 --> 00:22:25,205 丹波のことで チーム全体の士気が落ちている。 253 00:22:25,205 --> 00:22:28,875 こういうときこそ チームを鼓舞するのが→ 254 00:22:28,875 --> 00:22:31,875 お前ら3年の役割じゃないのか? 255 00:22:36,216 --> 00:22:39,553 結城。 伊佐敷。 256 00:22:39,553 --> 00:22:45,926 お前ら これから毎日 ブルペンで ピッチング練習をしておけ。 257 00:22:45,926 --> 00:22:47,926 《え?》 258 00:22:51,514 --> 00:22:53,867 (片岡)本来なら 合宿をピークに→ 259 00:22:53,867 --> 00:22:56,987 あとは 調整メニューに シフトしていく時期…。 260 00:22:56,987 --> 00:23:00,523 だが 今のチームで戦っていくには→ 261 00:23:00,523 --> 00:23:04,878 お前らの力が 今まで以上に必要になる。 262 00:23:04,878 --> 00:23:09,549 練習量も増え 負担も大きくなると思うが→ 263 00:23:09,549 --> 00:23:11,849 お前らしかいない。 264 00:23:16,856 --> 00:23:19,509 《今日も ピッチングなしか》 265 00:23:19,509 --> 00:23:23,930 《ランニングくらいは してもいいよな》 266 00:23:23,930 --> 00:23:26,530 (捕球音) 267 00:23:28,868 --> 00:23:32,205 どうだ おら! 御幸! 268 00:23:32,205 --> 00:23:34,908 俺のバズーカボールはよ! 269 00:23:34,908 --> 00:23:38,862 全然 ストライクが入ってません。 なに!? 270 00:23:38,862 --> 00:23:42,198 (結城)バックホームのときは ストライクの返球なのにな。 271 00:23:42,198 --> 00:23:44,184 かわれ 純。 272 00:23:44,184 --> 00:23:46,836 ストライクは こうやって とるんだ。 273 00:23:46,836 --> 00:23:50,557 ちっ… 自分だって野手投げのくせに。 274 00:23:50,557 --> 00:23:54,511 《純さんの目に 気迫が戻ってきた。 275 00:23:54,511 --> 00:23:58,198 監督は それを ねらってたんだろうな。 276 00:23:58,198 --> 00:24:01,184 責任感の強い2人だし→ 277 00:24:01,184 --> 00:24:06,189 チームのためと言われて 燃えないわけがない》 278 00:24:06,189 --> 00:24:08,241 どうした 川上! 279 00:24:08,241 --> 00:24:10,527 投げねえなら 俺とかわるか!? 280 00:24:10,527 --> 00:24:13,913 (川上)えっ? 投げますよ! 宮内先輩 いきます! 281 00:24:13,913 --> 00:24:16,549 (宮内)さっさと投げろ。 282 00:24:16,549 --> 00:24:23,149 《そして 本職である 投手陣の闘志をあおるために》 283 00:24:25,542 --> 00:24:27,527 どうした? 284 00:24:27,527 --> 00:24:31,181 結城先輩と 伊佐敷先輩が…! 285 00:24:31,181 --> 00:24:35,268 いくらアピールしても 今日は投げさせんぞ。 286 00:24:35,268 --> 00:24:38,568 それより シートノックの反省会だ。 287 00:24:41,541 --> 00:24:43,877 《丹波…》 288 00:24:43,877 --> 00:24:47,177 ((必ず一軍に戻ってこいよ)) 289 00:24:50,533 --> 00:24:54,671 《今度は 俺たちが待っててやるからな。 290 00:24:54,671 --> 00:24:57,971 エースの復帰を…》 291 00:25:03,513 --> 00:25:07,233 ((俺たち1年の 代表でもあるんだからな)) 292 00:25:07,233 --> 00:25:09,636 《やるしかねえ! 293 00:25:09,636 --> 00:25:14,636 夏までに 絶対 間に合ってやる!》