1 00:01:34,027 --> 00:01:36,363 (ミックベル)ただいま~! 2 00:01:36,363 --> 00:01:39,199 (ヒエン)やっぱ 地上の空気がいちばんだな。 3 00:01:39,199 --> 00:01:41,368 これ夜明け? 夕方? 4 00:01:41,368 --> 00:01:44,538 (マイヅル)まだ窓に触るな。 転移の術がだめになる! 5 00:01:44,538 --> 00:01:46,540 (シュロー)カブルー。 (カブルー)あっ。 6 00:01:46,540 --> 00:01:51,378 明日 島主に報告に行く。 証言の補足を頼みたい。 7 00:01:51,378 --> 00:01:53,880 すべて話してしまうんですか? 8 00:01:53,880 --> 00:01:57,384 ライオスたちのことは わざわざ言う必要もあるまい。 9 00:01:57,384 --> 00:02:02,322 俺はこれ以上 ファリンに人を あやめさせたくないだけだ。 10 00:02:02,322 --> 00:02:05,826 わかりました。 今日はゆっくりと休んでください。 11 00:02:05,826 --> 00:02:09,162 (ミックベル)おっ! 見ろクロ! (クロ)デッカイ船! 12 00:02:09,162 --> 00:02:12,165 ハッ! 金持ちいっぱい乗ってっかな~? 13 00:02:12,165 --> 00:02:14,167 んっ? わっ! 14 00:02:16,169 --> 00:02:19,006 (カブルー)マズいな…。 15 00:02:19,006 --> 00:02:22,676 トシローさん 今すぐ 向かったほうがよさそうです。 16 00:02:22,676 --> 00:02:27,014 あの白い船は。 西方エルフの船ですよ。 17 00:02:27,014 --> 00:02:29,850 (カブルー)小鳥の船首像。 18 00:02:29,850 --> 00:02:32,352 カナリアと呼ばれています。 19 00:02:32,352 --> 00:02:36,523 迷宮の危険性が 一定を超えたときやってくる。 20 00:02:36,523 --> 00:02:41,695 彼らの任務は 迷宮の調査… そして制圧。 21 00:02:41,695 --> 00:02:45,532 前から島主に圧力をかけている うわさはあったが➡ 22 00:02:45,532 --> 00:02:49,870 強行策に出たようですね。 そんなことが許されるのか? 23 00:02:49,870 --> 00:02:52,205 ここは トールマンの土地だろ? 24 00:02:52,205 --> 00:02:56,543 エルフやドワーフにとって 短命種は赤子も同然。 25 00:02:56,543 --> 00:02:59,980 しかも島主は 交渉が得意な方ではない。 26 00:02:59,980 --> 00:03:01,982 急ぎましょう。 27 00:03:03,984 --> 00:03:07,154 (ナマリ)んっ… お~い! 28 00:03:07,154 --> 00:03:09,990 シュローじゃないか。 ナマリか。 29 00:03:09,990 --> 00:03:12,092 ファリンは? 30 00:03:14,995 --> 00:03:19,099 ライオスたちは諦めてないようだが。 そっか…。 31 00:03:21,501 --> 00:03:24,671 アレ 食ってた? 食ってた…。 32 00:03:24,671 --> 00:03:27,507 僕ら島主に会いにきたんですが。 33 00:03:27,507 --> 00:03:29,676 あ~ そりゃ無理だ。 34 00:03:29,676 --> 00:03:32,679 急に要人が来たとかで 入ったきりだ。 35 00:03:32,679 --> 00:03:35,182 何時間も出てきやしない。 36 00:03:35,182 --> 00:03:37,350 あっ…。 手遅れか。 37 00:03:37,350 --> 00:03:40,187 中に入りましょう。 それはマズいだろう。 38 00:03:40,187 --> 00:03:43,356 迷宮がエルフの手に渡れば それきりです。 39 00:03:43,356 --> 00:03:48,528 僕の故郷も 迷宮で栄えた町でした。 40 00:03:48,528 --> 00:03:52,699 ある日突然 魔物が溢れ エルフがやってきて…。 41 00:03:52,699 --> 00:03:54,701 多くが死んだ。 42 00:03:54,701 --> 00:03:57,871 なぜ僕の家族は 死ななくてはならなかったのか。 43 00:03:57,871 --> 00:04:02,309 母は女手一つで 僕を必死に育ててくれた。 44 00:04:02,309 --> 00:04:06,146 あんな死に方をする人ではない。 45 00:04:06,146 --> 00:04:09,316 僕はこんなことが 繰り返されるのは嫌です。 46 00:04:09,316 --> 00:04:12,652 一部の人種だけが 力を持つ今の構造は➡ 47 00:04:12,652 --> 00:04:14,855 どちらにとっても不健全だ。 48 00:04:20,660 --> 00:04:24,498 失礼します。 島主殿に ご報告したいことがあり➡ 49 00:04:24,498 --> 00:04:26,833 参りました。 (島主/タンス)ムゥ…。 50 00:04:26,833 --> 00:04:28,835 (フレキ)何? 51 00:04:28,835 --> 00:04:32,339 (シスヒス)見てのとおり 取り込み中だ。 退出願おう。 52 00:04:32,339 --> 00:04:37,043 迷宮の現状についてのご報告です。 どうか ご一聴を。 53 00:04:39,012 --> 00:04:41,348 《気圧されるな…》 54 00:04:41,348 --> 00:04:44,017 簡潔に。 55 00:04:44,017 --> 00:04:47,020 つい先ほど 迷宮の探索中に➡ 56 00:04:47,020 --> 00:04:50,357 魔物に変わってしまった 人間に遭遇しました。 57 00:04:50,357 --> 00:04:52,359 えっ…! (オッタ)あっ! 58 00:04:52,359 --> 00:04:55,862 クソ キメラか。 想定より進行が早い。 59 00:04:55,862 --> 00:04:57,864 ほ~ら言ったろ! 60 00:04:57,864 --> 00:05:00,634 悠長に返事を待つ 時間なんか なかったんだ! 61 00:05:00,634 --> 00:05:03,637 (パッタドル)今すぐ上陸命令を! 何を勝手な! 62 00:05:03,637 --> 00:05:05,805 (シスヒス)ご老人 冷静に。 ンッ…。 63 00:05:05,805 --> 00:05:09,643 国境など 人の命の前では瑣末なこと。 64 00:05:09,643 --> 00:05:12,979 お前たちに老人扱いされる 筋合いはないわ! 65 00:05:12,979 --> 00:05:16,483 タンス… もういいんじゃないか? なっ!? 66 00:05:16,483 --> 00:05:20,153 (リシオン)さすが島主殿 柔軟で聡明だ。 67 00:05:20,153 --> 00:05:22,489 じゃあ ここにハンコを。 68 00:05:22,489 --> 00:05:24,658 (タンス)なりません! なりませんぞ! 69 00:05:24,658 --> 00:05:28,161 これでは 余計 事を荒だてただけでは…。 70 00:05:28,161 --> 00:05:30,330 《本当は… 俺に➡ 71 00:05:30,330 --> 00:05:34,167 迷宮を制圧できる 実力があれば問題なかった。 72 00:05:34,167 --> 00:05:36,336 でも無理。 73 00:05:36,336 --> 00:05:41,675 それで他の実力ある冒険者の 支援はできないかと調べ始めた。 74 00:05:41,675 --> 00:05:46,012 しかし大抵は利己的で 取るに足らない者が多かった。 75 00:05:46,012 --> 00:05:48,014 結局 自分で➡ 76 00:05:48,014 --> 00:05:50,851 迷宮を攻略するしかないと 腹をくくったころ➡ 77 00:05:50,851 --> 00:05:53,520 トーデン兄妹のうわさを耳にした》 78 00:05:53,520 --> 00:05:55,856 ⦅ありゃ相当 育ちがいいな。 79 00:05:55,856 --> 00:05:59,025 勘はいいが どうも無欲というか。 80 00:05:59,025 --> 00:06:01,461 とにかく変なヤツだ⦆ 81 00:06:01,461 --> 00:06:04,297 《探れば探るほど異質だった。 82 00:06:04,297 --> 00:06:08,134 別にそれほど 強いわけでもないのに深層へ到達。 83 00:06:08,134 --> 00:06:11,471 悪いうわさが絶えない 連中への金の流れ。 84 00:06:11,471 --> 00:06:15,809 出自の謎 よくわからん交友関係。 85 00:06:15,809 --> 00:06:17,811 しかし なんとなく➡ 86 00:06:17,811 --> 00:06:22,315 この男が 島の運命に大きく 関わるのではないかと思った。 87 00:06:22,315 --> 00:06:25,986 問題は それが 善悪のどちらに転ぶか…。 88 00:06:25,986 --> 00:06:29,322 直接話して判断したいと ずっと思っていたが➡ 89 00:06:29,322 --> 00:06:32,492 ようやく会って話して確信した。 90 00:06:32,492 --> 00:06:35,662 魔物のことしか考えていない。 91 00:06:35,662 --> 00:06:38,665 アイツに島の未来を 考えることはできないし➡ 92 00:06:38,665 --> 00:06:42,002 託すべきではないのだが これだけは言える。 93 00:06:42,002 --> 00:06:44,004 今 トールマンの中で➡ 94 00:06:44,004 --> 00:06:47,507 最も迷宮の中心に 近づいているのはアイツだ。 95 00:06:47,507 --> 00:06:50,677 おそらくこれが 最初で最後の機会である以上➡ 96 00:06:50,677 --> 00:06:53,680 エルフたちに 邪魔をさせるわけにはいかない。 97 00:06:53,680 --> 00:06:57,017 アイツをどうするかは そのあとだ》 98 00:06:57,017 --> 00:06:59,019 もういい…。 あっ? 99 00:06:59,019 --> 00:07:01,288 好きにしてくれ。 おっ! (タンス)島主殿! 100 00:07:01,288 --> 00:07:04,791 では上陸命令を。 (カブルー)待ってください! 101 00:07:04,791 --> 00:07:09,629 今 迷宮は構造や環境 魔物の種類も大きく変動し➡ 102 00:07:09,629 --> 00:07:12,966 非常に不安定です。 無論 把握している。 103 00:07:12,966 --> 00:07:17,804 迷宮が成長するときの特徴だ。 一刻も早く止めなくてはいけない。 104 00:07:17,804 --> 00:07:20,140 人間でいうと成長期。 105 00:07:20,140 --> 00:07:22,809 いちばん栄養を 必要とするときです。 106 00:07:22,809 --> 00:07:24,811 何言ってんだ? 107 00:07:24,811 --> 00:07:29,316 僕の故郷は15年前 迷宮によって滅びました。 108 00:07:29,316 --> 00:07:31,818 ウタヤという町です。 109 00:07:31,818 --> 00:07:34,321 15年前? ってことは。 110 00:07:34,321 --> 00:07:37,490 お前 あのとき 生き残ったっていう子どもか!? 111 00:07:37,490 --> 00:07:41,161 たしか当時の副長か誰かが 連れ帰ったと聞いたけど。 112 00:07:41,161 --> 00:07:44,331 はい 数年お世話になりました。 113 00:07:44,331 --> 00:07:47,834 へぇ かわいがられたろうに 冒険者になったの。 114 00:07:47,834 --> 00:07:51,838 入隊が夢でしたが 人種の壁もあり…。 115 00:07:51,838 --> 00:07:55,842 故郷の悲劇を繰り返さぬよう 何かの力になれたらと。 116 00:07:55,842 --> 00:07:59,179 (シスヒス)殊勝だねぇ。 (フレキ)ちゃんと食えてるか? 117 00:07:59,179 --> 00:08:03,116 たまには元気な顔 見せてやれよ。 (ミスルン)それで。 118 00:08:03,116 --> 00:08:06,953 あっ。 「栄養」が? どうした。 119 00:08:06,953 --> 00:08:08,955 続けろ。 120 00:08:08,955 --> 00:08:11,291 そちらのご尽力もあり➡ 121 00:08:11,291 --> 00:08:13,960 ウタヤの迷宮は 即座に崩壊しましたが➡ 122 00:08:13,960 --> 00:08:18,131 兵士も住人にも 多くの被害を出しました。 123 00:08:18,131 --> 00:08:22,635 死者が魔物と化し 人々を生きたまま食ったからです。 124 00:08:22,635 --> 00:08:26,139 背後から襲撃を受けた 兵士も多かったとか。 125 00:08:26,139 --> 00:08:29,642 数で攻めても ウタヤの覆てつを踏むだけです。 126 00:08:29,642 --> 00:08:32,145 僕は迷宮の封鎖を提案します。 127 00:08:32,145 --> 00:08:35,315 迷宮にエサを与えてはいけない。 128 00:08:35,315 --> 00:08:37,817 戦闘で迷宮が破損するのも➡ 129 00:08:37,817 --> 00:08:40,153 あなた方にとって 本意ではないはず。 130 00:08:40,153 --> 00:08:42,155 残った人間は? 131 00:08:42,155 --> 00:08:46,993 多くは1階層に集中しています。 少しずつ退避させましょう。 132 00:08:46,993 --> 00:08:49,996 どの人間にも 何かしら繋がりがある。 133 00:08:49,996 --> 00:08:53,166 協力を頼めるつてを いくつか知っています。 134 00:08:53,166 --> 00:08:55,668 任せてください! 135 00:08:55,668 --> 00:08:57,670 グエッ。 136 00:08:57,670 --> 00:09:03,176 《シュロー:コイツ… その境遇で 魔物を食ったのか》 137 00:09:05,779 --> 00:09:08,281 おい 支度しろ。 えっ。 138 00:09:08,281 --> 00:09:10,450 捜査の支度だ。 はっ? 139 00:09:10,450 --> 00:09:14,120 何か企んでいるのだろう。 140 00:09:14,120 --> 00:09:17,457 そこまで言うなら やってみせてもらおう。 141 00:09:17,457 --> 00:09:21,294 何かあれば すぐに部隊を突入させる。 142 00:09:21,294 --> 00:09:24,097 いいな。 はい。 143 00:09:29,135 --> 00:09:32,138 (イヅツミ)フワァ…。 144 00:09:32,138 --> 00:09:35,475 (センシ)いり卵なのか? (マルシル)えっ? 145 00:09:35,475 --> 00:09:38,478 以前 魂を卵に例えたが➡ 146 00:09:38,478 --> 00:09:42,649 魂が混ざった状態というのは 卵で言うと➡ 147 00:09:42,649 --> 00:09:44,651 どういう具合なのだ? 148 00:09:44,651 --> 00:09:50,490 例えば いり卵と目玉焼きでは まったく話が違ってくるだろう? 149 00:09:50,490 --> 00:09:53,660 あのね 魂を卵に例えるのは➡ 150 00:09:53,660 --> 00:09:56,162 言葉尻を捉えて 遊ぶためじゃないの。 151 00:09:56,162 --> 00:09:58,164 そうなのか? 152 00:09:58,164 --> 00:10:01,501 うまいこと例えたものだと 感心していたのだが。 153 00:10:01,501 --> 00:10:05,505 卵ほど さまざまな性質を 持つものはないぞ。 154 00:10:05,505 --> 00:10:10,844 例えば この加熱凝固性は 白身と黄身で温度も違う。 155 00:10:10,844 --> 00:10:15,515 泡立ち 保湿 粘着性 おもしろいのは乳化だ。 156 00:10:15,515 --> 00:10:18,017 水と油のような➡ 157 00:10:18,017 --> 00:10:22,522 本来 混ざらないものとも 条件を整えると きれいに混ざる。 158 00:10:22,522 --> 00:10:24,524 こんなふうに。 159 00:10:24,524 --> 00:10:28,695 そりゃあ… 確かに なんで卵なんだろ!? 160 00:10:28,695 --> 00:10:31,397 ライオス そこのパンを取ってくれ。 161 00:10:33,366 --> 00:10:35,368 (ライオス)ウッ… ウウッ。 あっ。 162 00:10:42,208 --> 00:10:44,210 完成じゃ! 163 00:10:47,046 --> 00:10:49,716 どうやって食べれば いいんだろう? 164 00:10:49,716 --> 00:10:52,051 フォークとナイフを使え。 165 00:10:52,051 --> 00:10:55,154 パンで黄身とソースを すくいながら食べる。 166 00:11:00,994 --> 00:11:02,996 当然のようにうまい。 167 00:11:02,996 --> 00:11:05,164 んっ…。 (チルチャック)んっ。 168 00:11:05,164 --> 00:11:09,502 イヅツミ お前その 何もない所を目で追うのやめろ! 169 00:11:09,502 --> 00:11:12,338 なんか見えてんのか? いや 別に。 170 00:11:12,338 --> 00:11:15,842 なんか気配を感じた気がしただけ。 えっ…。 171 00:11:15,842 --> 00:11:19,679 えっ! ひょっとしてこれは 幻覚じゃない!? 172 00:11:19,679 --> 00:11:22,849 はっ? 173 00:11:22,849 --> 00:11:25,518 いや 以前 魔力酔いしたとき➡ 174 00:11:25,518 --> 00:11:28,521 幻覚や幻聴があったと 言っただろ。 175 00:11:28,521 --> 00:11:32,525 それが ずっと続いてて。 ずっと!? なんで黙ってたの!? 176 00:11:32,525 --> 00:11:35,528 だってすぐ 頭の病気とか言って脅すし。 177 00:11:35,528 --> 00:11:39,632 いや病気でしょ。 ハァ…。 どんな幻覚なんだ? 178 00:11:42,368 --> 00:11:45,705 四六時中 誰かが話しかけてきて。 179 00:11:45,705 --> 00:11:48,708 最初は何を言ってるか わからなくて。 180 00:11:48,708 --> 00:11:52,045 でも だんだんと 声も形も はっきりしてきて。 181 00:11:52,045 --> 00:11:55,381 怖いからずっと 見えないふりをしてたんだが。 182 00:11:55,381 --> 00:11:59,886 やっぱ お前 聞こえてたんじゃねえか。 183 00:11:59,886 --> 00:12:01,821 今はなんて? 184 00:12:01,821 --> 00:12:04,657 無視したことに 腹を立てている…? 185 00:12:04,657 --> 00:12:06,659 会話しても大丈夫かな? 186 00:12:06,659 --> 00:12:09,162 悪霊っぽいの? うん…。 187 00:12:09,162 --> 00:12:11,664 まぁ どっちかっていうと。 ウッ。 188 00:12:11,664 --> 00:12:13,666 こんにちは! 189 00:12:13,666 --> 00:12:17,003 何か御用でしょうか? うん… うん…。 190 00:12:17,003 --> 00:12:19,005 なんて言ってる? 191 00:12:19,005 --> 00:12:22,008 悪霊扱いされたことに 腹を立てている。 192 00:12:22,008 --> 00:12:24,177 それと。 (3人)んっ? 193 00:12:24,177 --> 00:12:28,348 魔術師から助けてやった恩を 忘れたのか って。 194 00:12:28,348 --> 00:12:30,350 えっ? 195 00:12:30,350 --> 00:12:32,352 あぁ あのときの。 196 00:12:32,352 --> 00:12:36,522 そういや そんなことあったな。 礼を言ってくれ。 197 00:12:36,522 --> 00:12:38,524 フンフン…。 198 00:12:38,524 --> 00:12:40,526 なんか紹介したい人がいるって。 199 00:12:40,526 --> 00:12:43,363 どうする? 死に神じゃないよな? 200 00:12:43,363 --> 00:12:46,699 まぁ 他に当てもないし。 よしっ! 201 00:12:46,699 --> 00:12:49,202 じゃあ その人に会わせてくれ! 202 00:12:51,204 --> 00:12:53,206 えっ… なっ!? 203 00:12:53,206 --> 00:12:55,875 (3人)えっ!? わっ! わ~っ! 204 00:12:55,875 --> 00:12:57,877 ぬわっ! 205 00:12:57,877 --> 00:13:00,146 ウッ… アアッ…。 206 00:13:00,146 --> 00:13:04,851 アァ~ッ! 207 00:13:07,820 --> 00:13:11,991 (トンビの鳴き声) 208 00:13:11,991 --> 00:13:14,494 んっ…。 209 00:13:16,496 --> 00:13:20,299 んっ… ああっ! 210 00:13:26,339 --> 00:13:29,509 あっ…。 んっ… オエェ…。 な… 何? 211 00:13:29,509 --> 00:13:33,012 ここは…。 ⚟お~い! 212 00:13:33,012 --> 00:13:35,014 危ないぞ~! 213 00:13:35,014 --> 00:13:37,617 ユ! ユニコーン! 214 00:13:39,686 --> 00:13:42,522 アンタら… もしや外から来たのか!? 215 00:13:42,522 --> 00:13:45,525 いや 俺たちは迷宮から…。 216 00:13:45,525 --> 00:13:48,528 こりゃ大変だ! 一緒に来い! 217 00:13:48,528 --> 00:13:55,034 ♬~ 218 00:13:55,034 --> 00:13:58,037 魔物があんなに おとなしくしている…。 219 00:13:58,037 --> 00:14:01,307 俺たちを傷つけないよう 命令されとっからな。 220 00:14:01,307 --> 00:14:04,811 あっ。 でも外から来たアンタらは別だ。 221 00:14:04,811 --> 00:14:07,313 村の物を肌身離さずにな。 222 00:14:07,313 --> 00:14:10,817 ん~っ…。 あっ イヅツミ どうしたの? 223 00:14:10,817 --> 00:14:13,986 転移酔いかな? 疲れが出たか? 224 00:14:13,986 --> 00:14:18,324 あれは黄金城ですか? そうだ。 225 00:14:18,324 --> 00:14:20,993 霊の紹介で ここに来たんですが➡ 226 00:14:20,993 --> 00:14:24,330 彼らは ここの住人ですか? そうそう。 227 00:14:24,330 --> 00:14:27,834 まっ 詳細は これから会う人に聞いてくれ。 228 00:14:27,834 --> 00:14:30,002 なんでアンタたちが選ばれたのか➡ 229 00:14:30,002 --> 00:14:33,339 俺もよくは知らん。 選ばれた? 230 00:14:33,339 --> 00:14:36,843 ほれ着いた。 ちょっと待ってろ。 231 00:14:39,512 --> 00:14:42,315 旦那様なら礼拝に行かれたよ。 232 00:14:44,350 --> 00:14:46,686 例の…。 えっ➡ 233 00:14:46,686 --> 00:14:48,688 あれが? 234 00:14:48,688 --> 00:14:51,357 少し間が悪かったみたいだ。 235 00:14:51,357 --> 00:14:55,862 ここの主人が戻るまで 村の中で ゆっくりしてってくれ。 236 00:14:55,862 --> 00:14:59,699 みんな アンタらを構いたくて たまらんようだし。 237 00:14:59,699 --> 00:15:04,137 どこを案内したもんか…。 何もない村ですから。 238 00:15:04,137 --> 00:15:08,641 これ みんな黄金城の住人? 年寄りがおらんのう。 239 00:15:08,641 --> 00:15:11,811 俺は魔物を 飼育してる所が見たいかな。 240 00:15:11,811 --> 00:15:16,149 (2人)んっ。 ワシは道中見えた畑を見学したい。 241 00:15:16,149 --> 00:15:20,820 えっ そんなのでいいんですか? もちろん ご案内しますよ。 242 00:15:20,820 --> 00:15:22,822 (ライオスたち)わ~い! 243 00:15:22,822 --> 00:15:25,324 私は ここで待ってる。 244 00:15:25,324 --> 00:15:29,162 イヅツミを一人にできないし。 俺も。 245 00:15:29,162 --> 00:15:32,832 ミ ミノタウロス! のメス!? 246 00:15:32,832 --> 00:15:35,668 あぁ…。 乳牛の代わりです。 247 00:15:35,668 --> 00:15:38,171 なぜ魔物を家畜に? えっ。 248 00:15:38,171 --> 00:15:41,174 普通の家畜は 入手しにくかったんで。 249 00:15:41,174 --> 00:15:43,176 おぉ…。 250 00:15:45,178 --> 00:15:47,180 あぁ…! 251 00:15:49,682 --> 00:15:54,187 ウーム 手入れの行き届いた 見事な畑だ。 252 00:15:54,187 --> 00:15:59,525 村人だけで消費しているのか? 確かに廃棄は多いね。 253 00:15:59,525 --> 00:16:03,296 それでも畑がなければ することもなくなるもんで。 254 00:16:03,296 --> 00:16:06,632 形だけでも地上と同じ暮らしを 続けてるのさ。 255 00:16:06,632 --> 00:16:08,634 なんと…。 256 00:16:08,634 --> 00:16:12,038 イヅツミ 大丈夫? 257 00:16:14,640 --> 00:16:17,310 《具合が悪いわけじゃなさそう》 258 00:16:17,310 --> 00:16:21,314 あの! ちょっといいですか? 259 00:16:21,314 --> 00:16:24,317 んっ… ドレス? 260 00:16:24,317 --> 00:16:27,320 そうです! 私たちの作った服! 261 00:16:27,320 --> 00:16:29,322 いつも交代で 着せあってるんだけど➡ 262 00:16:29,322 --> 00:16:31,657 同じ顔ぶれだから退屈で…。 263 00:16:31,657 --> 00:16:34,827 私でよければ。 (3人)キャーッ。 264 00:16:34,827 --> 00:16:37,997 どれにしよう? やっぱり赤かしら? 265 00:16:37,997 --> 00:16:40,333 ごめんなさい あなたから見れば➡ 266 00:16:40,333 --> 00:16:44,136 どれも時代遅れかもしれないけど。 そんな…。 267 00:16:47,340 --> 00:16:51,844 (3人)わぁ~。 《なんか思ってたのと違うな…。 268 00:16:51,844 --> 00:16:55,348 外と遮断されて 一千年もたてば 流行も違うか》 269 00:16:55,348 --> 00:16:57,350 次はこれを。 270 00:16:59,352 --> 00:17:01,621 プハーッ! いいねぇ! 271 00:17:01,621 --> 00:17:05,458 俺は少し酒にうるさいんだが いやぁ悪くない! 272 00:17:05,458 --> 00:17:08,794 光栄です。 オークに 飲ませたりしてるんですが➡ 273 00:17:08,794 --> 00:17:11,464 最近のものは 特に評判がいいですね。 274 00:17:11,464 --> 00:17:14,467 ンッ ンッ… いいねぇ~。 275 00:17:14,467 --> 00:17:16,636 あっ ひょっとして ワインも造ってる? 276 00:17:16,636 --> 00:17:19,305 実は最近 造り始めたのですが➡ 277 00:17:19,305 --> 00:17:23,309 400年造り続けた エールと比べると 難航してます。 278 00:17:23,309 --> 00:17:27,813 400年! そりゃ老舗の酒造だな! アンタ 何代目だい? 279 00:17:27,813 --> 00:17:31,317 私が600のときに始めたので 初代です。 280 00:17:31,317 --> 00:17:32,852 あそ… んっ? (走る音) 281 00:17:32,852 --> 00:17:35,855 ミノタウロスの乳搾りさせてもらった! 282 00:17:35,855 --> 00:17:38,858 おっ やったな。 心の中に閉まっとけ。 283 00:17:38,858 --> 00:17:40,860 (センシ)なんたることだ! 284 00:17:40,860 --> 00:17:44,363 ここでは魔物の養殖に 完全に成功してる! 285 00:17:44,363 --> 00:17:50,369 見よ! あの広大なドライアド農園を! 牛と同じで乳首が4つあって! 286 00:17:50,369 --> 00:17:53,372 悪酔いしそう…。 287 00:17:53,372 --> 00:17:58,044 いやぁ しかしすごい体験だった あんな乳搾り…。 288 00:17:58,044 --> 00:18:02,315 そういえば マルシルとイヅツミは…。 どういう思い出し方だよ。 289 00:18:02,315 --> 00:18:04,817 お… お待たせ…。 290 00:18:08,321 --> 00:18:12,158 ブーッ! なんだよその格好! 浮かれすぎだろ! 291 00:18:12,158 --> 00:18:15,494 いやっ これは! その 頼まれてしかたなく…。 292 00:18:15,494 --> 00:18:19,999 これでも いちばんおとなしいの 選んだんだけど。 293 00:18:19,999 --> 00:18:22,335 マルシル… それ…。 294 00:18:22,335 --> 00:18:25,037 あっ… な… 何? 295 00:18:27,006 --> 00:18:29,342 なぜ イヅツミが そんなに懐いてるんだ? 296 00:18:29,342 --> 00:18:32,345 あっ そっち!? なんでだろうね! これね!? 297 00:18:34,347 --> 00:18:36,849 なんか 幼児退行しちゃったみたいで。 298 00:18:36,849 --> 00:18:38,851 へぇ~。 299 00:18:38,851 --> 00:18:40,853 嫌っ! ウッ。 300 00:18:40,853 --> 00:18:44,357 ここは大量の結界が 何重にも張られてるから➡ 301 00:18:44,357 --> 00:18:47,860 それがイヅツミの何かに 干渉してるのかも。 302 00:18:47,860 --> 00:18:51,030 半分 魔物ってやつか。 そう。 303 00:18:51,030 --> 00:18:55,868 でも魔物から攻撃性を奪う 結界なんて 見たことない。 304 00:18:55,868 --> 00:18:59,305 これが解読できたらいいんだけど。 305 00:18:59,305 --> 00:19:02,641 見たことない文字が多くて 一朝一夕じゃ無理! 306 00:19:02,641 --> 00:19:06,479 最近はもう 何でもかんでも検閲検閲で! 307 00:19:06,479 --> 00:19:09,815 でも 本当に ここはすごい場所。 308 00:19:09,815 --> 00:19:15,154 こんな状況じゃなければ いつまでも滞在したかった。 309 00:19:15,154 --> 00:19:17,156 俺も…。 310 00:19:21,494 --> 00:19:23,496 (2人)んっ。 (ドアが開く音) 311 00:19:23,496 --> 00:19:25,498 皆さんお待たせいたしました。 312 00:19:25,498 --> 00:19:28,167 ささやかですが 食事の席を設けました。 313 00:19:28,167 --> 00:19:30,169 どうぞこちらへ。 314 00:19:30,169 --> 00:19:33,172 (ドアの開く音) 315 00:19:33,172 --> 00:19:37,343 (ヤアド)ようこそ皆さん。 お会いしたかった。 316 00:19:37,343 --> 00:19:41,180 僕の名前はヤアド。 あなた方がご存じであろう➡ 317 00:19:41,180 --> 00:19:44,517 デルガルの孫にあたります。 デルガル…。 318 00:19:44,517 --> 00:19:46,519 さぁ お掛けになってください。 319 00:19:46,519 --> 00:19:51,190 なぜ お呼び立てしたのか 長い話をいたしましょう。 320 00:19:51,190 --> 00:19:53,192 配膳を。 321 00:19:59,698 --> 00:20:02,368 あの… この肉は…。 はい! 322 00:20:02,368 --> 00:20:06,372 皆様たってのご希望ということで ミノタウロスの肉を! 323 00:20:06,372 --> 00:20:08,541 ウワッ…! ググッ…。 324 00:20:08,541 --> 00:20:11,710 皆さんも日常的に 魔物を食べているんですか? 325 00:20:11,710 --> 00:20:13,879 食べる者もおりますが➡ 326 00:20:13,879 --> 00:20:16,549 基本的に食事はとりません。 (2人)えっ。 327 00:20:16,549 --> 00:20:19,385 味覚が鈍ってしまったのも ありますが➡ 328 00:20:19,385 --> 00:20:23,389 そもそも 食欲を感じることがないのです。 329 00:20:23,389 --> 00:20:25,725 それが狂乱の魔術師が➡ 330 00:20:25,725 --> 00:20:28,327 私たちにかけた 不老不死の呪縛です。 331 00:20:31,230 --> 00:20:33,733 魔術師は どうしてそんなことを。 332 00:20:33,733 --> 00:20:37,236 さぁ… 私が物心付いたころには➡ 333 00:20:37,236 --> 00:20:42,408 すでにまともに話ができる 状態ではありませんでしたから。 334 00:20:42,408 --> 00:20:46,912 しかし我々のことはおかまいなく。 存分に召し上がってください! 335 00:20:46,912 --> 00:20:48,914 食欲はなくとも➡ 336 00:20:48,914 --> 00:20:52,251 他人が食事する姿を見るのは うれしいものです。 337 00:20:52,251 --> 00:20:56,755 《2人:食べたくないとは言えない 雰囲気になってしまった》 338 00:20:58,691 --> 00:21:00,693 祖父は…。 339 00:21:00,693 --> 00:21:02,695 狂乱の魔術師を➡ 340 00:21:02,695 --> 00:21:05,865 黒魔術に傾倒させたのは 自分の責であると➡ 341 00:21:05,865 --> 00:21:08,367 長く気に病んでいるようでした。 342 00:21:08,367 --> 00:21:13,539 そして助けを求めるため 地上に向かったのです。 343 00:21:13,539 --> 00:21:16,542 祖父のことは 地上ではどのように? 344 00:21:16,542 --> 00:21:18,544 聞いてる話では➡ 345 00:21:18,544 --> 00:21:21,380 ある日突然 村の地下墓地から現れ➡ 346 00:21:21,380 --> 00:21:23,382 亡国の王を名乗り➡ 347 00:21:23,382 --> 00:21:27,386 狂乱の魔術師を倒した者には 国のすべてをやると告げて➡ 348 00:21:27,386 --> 00:21:31,223 塵になってしまったと…。 そうですか…。 349 00:21:31,223 --> 00:21:36,228 祖父が苦痛から解放されたのは せめてもの慰めです。 350 00:21:36,228 --> 00:21:40,232 多くの者が呪縛から逃れようと 村を出ていきました。 351 00:21:40,232 --> 00:21:45,738 しかし成功した者はなく 肉体を失ってしまっただけだった。 352 00:21:45,738 --> 00:21:50,743 体を失うと次第に自我を失い 悪霊になってしまう。 353 00:21:50,743 --> 00:21:53,245 ここに戻ってくることは できません。 354 00:21:53,245 --> 00:21:57,082 あなたたちも何度か遭遇したはず。 《3人:した! 355 00:21:57,082 --> 00:22:01,520 しかも聖水ぶつけて シャーベットを作ったりした!》 356 00:22:01,520 --> 00:22:06,192 そ… それで 私たちがここへ招かれた理由は? 357 00:22:06,192 --> 00:22:09,361 予言です。 予言? はい。 358 00:22:09,361 --> 00:22:14,533 「その者は翼持つ剣を携え 狂乱の魔術師を打ち倒し➡ 359 00:22:14,533 --> 00:22:17,536 我々を解放するだろう」と。 360 00:22:17,536 --> 00:22:20,039 翼? ケン助のこと? 361 00:22:20,039 --> 00:22:22,708 確かに翼は付いているが…。 362 00:22:22,708 --> 00:22:25,878 あれ!? 獅子の顔が付いてる!? 363 00:22:25,878 --> 00:22:27,880 いつの間に…。 おぉ! 364 00:22:27,880 --> 00:22:30,716 翼獅子は この国の守り神。 365 00:22:30,716 --> 00:22:34,887 狂乱の魔術師によって 迷宮の底に捕らわれていますが➡ 366 00:22:34,887 --> 00:22:37,723 夢を介して未来を予言し➡ 367 00:22:37,723 --> 00:22:40,392 今なお我々を導いてくれています。 368 00:22:40,392 --> 00:22:44,897 祖父が地上へ旅立ったのも 予言がきっかけでした。 369 00:22:44,897 --> 00:22:49,568 ライオス殿 予言はこう続きます。 370 00:22:49,568 --> 00:22:54,573 「翼持つ剣を携えた者 狂乱の魔術師を打ち倒し➡ 371 00:22:54,573 --> 00:22:59,011 この国の新たな 王となるであろう」と。 ブッ! 372 00:22:59,011 --> 00:23:03,182 それ! 人違いです! この剣は偶然 拾ったもので! 373 00:23:03,182 --> 00:23:05,184 偶然ではありません。 374 00:23:05,184 --> 00:23:07,186 それが今 そこにあるということは➡ 375 00:23:07,186 --> 00:23:10,189 決まっていたこと だったのでしょう。 376 00:23:10,189 --> 00:23:13,359 ライオス殿。 377 00:23:13,359 --> 00:23:16,195 約束していただけませんか。 378 00:23:16,195 --> 00:23:18,530 狂乱の魔術師を打ち倒し➡ 379 00:23:18,530 --> 00:23:23,035 我々を解放してくださると。 ウゥ…。 それは…。 380 00:23:23,035 --> 00:23:25,037 あの…。 381 00:23:29,041 --> 00:23:32,711 ちょっと… 考えさせてください。 382 00:23:32,711 --> 00:23:36,548 いや断れよ。 なに可能性を残してんだよ。 383 00:23:36,548 --> 00:23:39,218 でも むげにもできないだろ。 384 00:23:39,218 --> 00:23:43,222 ケン助 お前いつの間に そんな姿になったんだ。 385 00:23:43,222 --> 00:23:47,226 ダンジョンクリーナーに 食われたときが怪しいな。 386 00:23:47,226 --> 00:23:51,063 せっかくの料理が緊張のせいか➡ 387 00:23:51,063 --> 00:23:53,899 何を食べても 味がよくわからなかったな…。 388 00:23:53,899 --> 00:23:56,235 グッ…。 コイツ ぬけぬけと! 389 00:23:56,235 --> 00:23:59,338 何が 「皆様たってのご希望」だ! グアッ…。 390 00:23:59,338 --> 00:24:03,175 実際 ほとんど味はなかった。 (2人)あっ。 391 00:24:03,175 --> 00:24:06,679 彼らは食事が 必要ないのだと言っていた。 392 00:24:06,679 --> 00:24:10,683 それで うまく調理が 行えなかったのだろう。 393 00:24:10,683 --> 00:24:12,851 ずっと考えていた。 394 00:24:12,851 --> 00:24:17,356 彼らに本来 畑や食器は不要なはずだが➡ 395 00:24:17,356 --> 00:24:19,858 それが なぜ揃っているのか。 396 00:24:19,858 --> 00:24:23,862 一千年もの間 なぜそれらに手入れをし➡ 397 00:24:23,862 --> 00:24:26,031 維持し続けてきたのか。 398 00:24:26,031 --> 00:24:29,535 それは やはり 必要だったためだろう。 399 00:24:29,535 --> 00:24:35,207 彼らが正気を保ち 生き続けるためには…。 400 00:24:35,207 --> 00:24:37,209 ライオス。 んっ。 401 00:24:37,209 --> 00:24:42,381 ワシは以前 お前がオークの族長に 言った言葉を覚えているぞ。 402 00:24:42,381 --> 00:24:46,218 えっ… なんてったっけ? 403 00:24:46,218 --> 00:24:49,822 まっ ひと晩よく 考えてみなさい。 404 00:24:52,057 --> 00:24:56,061 私もここで寝ていい? 用意された部屋で寝ろよ。 405 00:24:56,061 --> 00:24:59,832 一人になりたくないんだもん! イヅツミもちょっと変だし。 406 00:24:59,832 --> 00:25:02,835 詰めて詰めて。 床で寝ろや! 407 00:25:02,835 --> 00:25:05,237 《冷たい手だった…》