1 00:00:03,629 --> 00:00:06,340 (リュー)うぅ… あっ。 2 00:00:06,340 --> 00:00:10,344 (アスフィ)リオン 目を覚ましましたか。 (ドアの開く音) 3 00:00:10,344 --> 00:00:13,806 アンドロメダ? どうして あなたが…。 4 00:00:13,806 --> 00:00:17,810 ここは 一体? ここは アグリスの町。 5 00:00:17,810 --> 00:00:21,355 ヘルメス様の指示で 避難しました。 避難? 6 00:00:21,355 --> 00:00:23,524 ((逃げなさい ベル! 7 00:00:23,524 --> 00:00:26,360 うわっ!)) 8 00:00:26,360 --> 00:00:30,364 ベルは!? 彼は フレイヤ・ファミリアに捕らえられました。 9 00:00:30,364 --> 00:00:32,533 なぜ 私を すぐに起こさなかった? 10 00:00:32,533 --> 00:00:36,036 早く オラリオに戻らなければ! 落ち着いてください。 11 00:00:36,036 --> 00:00:38,205 今 オラリオは支配されています。 12 00:00:38,205 --> 00:00:41,542 美の神の魅了によって。 ハッ…。 13 00:00:41,542 --> 00:00:44,378 オラリオの住人は 全員 落ちている。 14 00:00:44,378 --> 00:00:46,380 神々でさえも。 15 00:00:46,380 --> 00:00:49,675 きっと ヘルメス様も 今はもう…。 16 00:00:49,675 --> 00:00:51,677 私たちも捕まって 17 00:00:51,677 --> 00:00:56,223 神 フレイヤのもとに 連れていかれれば 終わりです。 18 00:00:56,223 --> 00:00:58,684 取り乱して すまなかった。 19 00:00:58,684 --> 00:01:02,563 私を救い出してくれたあなたに 心より感謝を。 20 00:01:02,563 --> 00:01:05,858 かまいません。 私も1人だったら 21 00:01:05,858 --> 00:01:08,569 何かに 当たり散らしていました。 22 00:01:08,569 --> 00:01:11,864 準備が整いしだい オラリオへ戻ります。 23 00:01:11,864 --> 00:01:14,408 まずは 情報を集めましょう。 24 00:02:49,336 --> 00:02:52,673 (ヘスティア)ウラノス。 (ウラノス)ヘスティア…。 25 00:02:52,673 --> 00:02:56,343 やはり お前も フレイヤの魅了を はじいたか。 26 00:02:56,343 --> 00:02:58,679 それじゃあ やっぱり 君も…。 27 00:02:58,679 --> 00:03:01,348 聞いてくれ。 ヘルメスが僕に…。 ならん。 28 00:03:01,348 --> 00:03:04,685 えっ? このオラリオに 29 00:03:04,685 --> 00:03:08,188 もはや 目と耳がない場所は 存在しない。 30 00:03:08,188 --> 00:03:11,358 この祈祷の間も 例外ではない。 31 00:03:13,360 --> 00:03:15,821 そんな…。 32 00:03:15,821 --> 00:03:17,990 《甘かった。 33 00:03:17,990 --> 00:03:22,703 ここなら ウラノスと 打開策を 共有できると思ったのに…》 34 00:03:22,703 --> 00:03:26,832 今 お前にできることはない。 帰るがいい。 35 00:03:26,832 --> 00:03:31,712 んっ… 待ってくれ! 僕の話を…。 もう オラリオの秋も深い。 36 00:03:31,712 --> 00:03:34,840 今年は 例年より冷気が厳しい。 37 00:03:34,840 --> 00:03:37,551 まきの準備をしなくてはならない。 38 00:03:37,551 --> 00:03:39,553 んっ…。 39 00:03:39,553 --> 00:03:42,222 (ウラノス)フェルズ。 今年は ヘルメスたちに 40 00:03:42,222 --> 00:03:45,017 まきの配布を一任しろ。 41 00:03:45,017 --> 00:03:47,019 (フェルズ)神 ヘルメスに? 42 00:03:47,019 --> 00:03:50,022 ふだんは ガネーシャ・ファミリアの仕事のはずだが。 43 00:03:50,022 --> 00:03:53,400 今 ガネーシャ・ファミリアは動けまい。 44 00:03:53,400 --> 00:03:56,028 フレイヤたちに使役されている。 45 00:03:56,028 --> 00:03:58,864 お前も知っているだろう? 46 00:03:58,864 --> 00:04:01,575 ああ… そうだったな。 47 00:04:01,575 --> 00:04:05,245 ヘスティア。 もう行け。 んっ。 48 00:04:18,425 --> 00:04:21,053 (アルフリッグ)ファミリア内における ベル・クラネルの立ち位置は 49 00:04:21,053 --> 00:04:23,055 徹底させました。 50 00:04:23,055 --> 00:04:25,599 (ドヴァリン)今後も 常に監視下に置き 51 00:04:25,599 --> 00:04:28,060 危険因子の排除に努めます。 52 00:04:28,060 --> 00:04:30,270 (ベーリング)神 ヘスティアは無論 53 00:04:30,270 --> 00:04:33,774 フレイヤ様の魅了が届いていない ゼノスどもも。 54 00:04:33,774 --> 00:04:37,778 (グレール)この場にいないクソ猫は 豊穣の酒場の見張りに。 55 00:04:37,778 --> 00:04:42,616 (ヘグニ)ベッ… ベル・クラネルは使えます。 あれは 勝負強い。 56 00:04:42,616 --> 00:04:46,787 足りないものは 理不尽の経験と 不条理の場数。 57 00:04:46,787 --> 00:04:49,915 で… ですが このフォールクヴァングで戦い続ければ 58 00:04:49,915 --> 00:04:52,459 それも 埋め合わせられます。 59 00:04:52,459 --> 00:04:54,920 (フレイヤ)そう。 なら あの子の鍛錬を 60 00:04:54,920 --> 00:04:59,091 あなたたちに任せて 正解だった。 61 00:04:59,091 --> 00:05:01,927 これからも よろしくね。 62 00:05:01,927 --> 00:05:05,806 あと ベルには ある程度の自由は与えて。 63 00:05:05,806 --> 00:05:08,642 ただし 監視と護衛はつけること。 64 00:05:08,642 --> 00:05:13,939 特に ベルと関わりが深かった子は イレギュラーを起こすことがある。 65 00:05:13,939 --> 00:05:16,650 接触は避けて。 (ガリバー兄弟)はっ! 66 00:05:16,650 --> 00:05:20,946 (ヘディン)フレイヤ様 自分からも一点 ご報告が。 67 00:05:20,946 --> 00:05:22,948 何? ヘディン。 68 00:05:22,948 --> 00:05:27,494 先日 ベル・クラネルに シル様のことを尋ねられました。 69 00:05:27,494 --> 00:05:29,663 それで? 70 00:05:29,663 --> 00:05:34,334 そのような娘は ここにはいない と伝えたしだいです。 71 00:05:34,334 --> 00:05:38,839 そう。 では なぜ ここで それを報告したの? 72 00:05:38,839 --> 00:05:42,134 娘に関しての扱いを お聞きしたく。 73 00:05:42,134 --> 00:05:46,138 最初から いなかった。 そう一貫させて。 74 00:05:46,138 --> 00:05:48,140 かしこまりました。 75 00:05:48,140 --> 00:05:52,519 そういえば ヘディン。 女神祭が始まる前から 76 00:05:52,519 --> 00:05:55,856 ずいぶんと勝手なことを してくれたようだけど…。 77 00:05:55,856 --> 00:05:58,692 一体 なんのつもりだったの? 78 00:05:58,692 --> 00:06:03,155 あなた様のエスコートを任せるには あまりに ふがいなかったため 79 00:06:03,155 --> 00:06:05,532 調教させていただきました。 80 00:06:05,532 --> 00:06:09,995 結果的に 愚兎が 御身に 不快と悲しみを与えたこと 81 00:06:09,995 --> 00:06:12,998 身をもって償いを…。 (フレイヤ)気にしてないけど? 82 00:06:15,209 --> 00:06:17,211 気にしてないけど? 83 00:06:17,211 --> 00:06:19,880 《一同:気にされている》 84 00:06:21,882 --> 00:06:25,385 フレイヤ様。 あの愚兎の教育 85 00:06:25,385 --> 00:06:28,055 私への一任を 認めていただきたい。 86 00:06:28,055 --> 00:06:31,391 理由は? 私が 最も 87 00:06:31,391 --> 00:06:34,686 あれの輝きを引き出せると 自負しております。 88 00:06:34,686 --> 00:06:37,397 目的は? 89 00:06:37,397 --> 00:06:39,399 御身のため。 90 00:06:39,399 --> 00:06:43,237 私の忠義 あなたにささげます。 91 00:06:43,237 --> 00:06:45,906 フッ… いいわ。 92 00:06:45,906 --> 00:06:48,700 あなたに任せる ヘディン。 93 00:06:52,412 --> 00:06:54,915 《ベル:あれから 何日 たったんだろう。 94 00:06:54,915 --> 00:06:57,543 疲れて 難しいことが考えられない。 95 00:06:57,543 --> 00:07:00,921 けど そのおかげで 救われている気もする。 96 00:07:00,921 --> 00:07:03,423 僕と みんなの記憶が違う…。 97 00:07:03,423 --> 00:07:07,094 その孤独を忘れていられるから》 98 00:07:07,094 --> 00:07:10,722 遅い。 ぐあっ。 99 00:07:10,722 --> 00:07:14,268 ゲホゲホ…。 何を寝ている。 100 00:07:14,268 --> 00:07:16,562 立て。 ハァ…。 101 00:07:16,562 --> 00:07:21,108 首をはねられたいか! ハァハァ ハァ…。 102 00:07:28,740 --> 00:07:32,286 (ヴァン)ベル。 お前 右腕が浮く癖があるな。 103 00:07:32,286 --> 00:07:36,123 えっ? あ… あっ はい。 直ってませんでしたか? 104 00:07:36,123 --> 00:07:40,586 逆だ。 意識しすぎて 右の予備動作が読まれやすい。 105 00:07:40,586 --> 00:07:43,755 あえて 癖を放置して おとりに使え。 106 00:07:43,755 --> 00:07:47,968 対人の駆け引きだ。 ヴァンさん… どうして? 107 00:07:47,968 --> 00:07:51,471 ヘディン様たちを相手に 戦い続ける戦士には 108 00:07:51,471 --> 00:07:54,975 敬意ぐらい払う。 (レミリア)実際 あなたは 109 00:07:54,975 --> 00:07:57,769 大したものだと思うわよ。 (ラスク)ああ。 110 00:07:57,769 --> 00:08:01,773 俺が お前のことを嫌いなのは 変わらないがな! 111 00:08:01,773 --> 00:08:05,152 出たな。 ヴァンの面倒な愛情表現。 112 00:08:05,152 --> 00:08:08,322 (ラスク/レミリア)フフフ…。 んっ。 113 00:08:14,786 --> 00:08:16,788 ベル。 んっ? 114 00:08:16,788 --> 00:08:20,167 一度 カースを解いてみない? えっ? 115 00:08:20,167 --> 00:08:24,338 ヘスティア・ファミリアのあなたを 否定するつもりはないわ。 116 00:08:24,338 --> 00:08:27,507 でも 今のあなた 苦しそう。 117 00:08:27,507 --> 00:08:30,636 孤独から 解放されたがっているみたい。 118 00:08:30,636 --> 00:08:35,515 一度 確かめてみるだけでもいい。 治療を受けてみない? 119 00:08:38,810 --> 00:08:41,021 《私の勝利条件は 120 00:08:41,021 --> 00:08:44,524 この子の記憶を カースだと認めさせること。 121 00:08:44,524 --> 00:08:48,195 この子のスキル リアリス・フレーゼは 122 00:08:48,195 --> 00:08:51,365 精神しだいで いくらでも不安定になる。 123 00:08:51,365 --> 00:08:55,202 自分の記憶が偽りだと 疑ってしまえば…。 124 00:08:55,202 --> 00:09:00,040 カースだと認めてしまえば… 崩せる》 125 00:09:00,040 --> 00:09:02,376 ぼ… 僕は…。 126 00:09:05,212 --> 00:09:10,050 大丈夫です。 治療は受けません。 127 00:09:10,050 --> 00:09:12,678 そう。 ごめんなさいね。 128 00:09:12,678 --> 00:09:15,222 余計なことを言ってしまって。 129 00:09:21,853 --> 00:09:25,065 (オッタル)フレイヤ様。 何? 130 00:09:25,065 --> 00:09:29,236 酒場を見張っている アレンからの報告です。 131 00:09:29,236 --> 00:09:31,571 ミアが動く気配はなし。 132 00:09:31,571 --> 00:09:35,701 ですが やはり 疾風が姿を消しているようです。 133 00:09:35,701 --> 00:09:38,245 確定のようね。 134 00:09:38,245 --> 00:09:42,874 やはり ヘルメスの子と一緒に 都市の外へ逃れていた。 135 00:09:42,874 --> 00:09:45,711 捨て置いた 自分の失態です。 136 00:09:45,711 --> 00:09:47,713 申し訳ありません。 137 00:09:47,713 --> 00:09:51,883 いいのよ。 ヘルメスに悪あがきを許した 138 00:09:51,883 --> 00:09:54,261 私の不始末でもあるわ。 139 00:09:54,261 --> 00:09:58,598 リューたちは いずれ 都市に戻ってくる。 140 00:09:58,598 --> 00:10:03,603 引き続き 網を張っておきなさい。 141 00:10:03,603 --> 00:10:06,606 では ここからは別行動で。 142 00:10:06,606 --> 00:10:09,276 日没とともに 指定の隠れがに。 143 00:10:11,445 --> 00:10:15,907 (フレイヤ)予定どおり アーニャの件と 一緒に片づける。 144 00:10:15,907 --> 00:10:18,618 あの子も 混乱しているでしょうし。 145 00:10:23,749 --> 00:10:27,294 (クロエ)アホアーニャ! いいかげんにするニャ! 146 00:10:27,294 --> 00:10:29,755 (ルノア)いつまで 引きこもってんのさ! 147 00:10:29,755 --> 00:10:34,634 何があったか知らないけど さっさと立ち直りなって! 148 00:10:34,634 --> 00:10:38,638 ずっと あんたがいなくて 大変だったんだからね。 149 00:10:38,638 --> 00:10:41,475 (クロエ)リューも どっか行って 帰ってこニャいし! 150 00:10:41,475 --> 00:10:44,770 女神祭が終わったからって 気を緩めすぎニャ! 151 00:10:44,770 --> 00:10:47,481 (アーニャ)シルは? 152 00:10:47,481 --> 00:10:50,484 (ルノア)シルって 何? えっ…。 153 00:10:50,484 --> 00:10:55,322 それって 人の名前? 客に そんなやつ いたかニャ? 154 00:10:55,322 --> 00:10:57,324 あっ…。 155 00:10:57,324 --> 00:10:59,659 ニャ? 何をするニャ! 156 00:10:59,659 --> 00:11:01,787 シルニャ! ミャーたちと一緒に 157 00:11:01,787 --> 00:11:05,499 ここの酒場で働いてた シル・フローヴァ! 158 00:11:05,499 --> 00:11:08,960 あっ…。 159 00:11:08,960 --> 00:11:11,671 みんなは シルのことを…。 160 00:11:11,671 --> 00:11:14,966 (ミア)やめな。 161 00:11:14,966 --> 00:11:17,969 ミア母ちゃん! みんなが シルのことを…。 162 00:11:17,969 --> 00:11:21,807 ミア母ちゃんは 違うでしょう? ねっ? 163 00:11:21,807 --> 00:11:26,812 んっ… 覚えているさ あの バカ娘のことは。 164 00:11:26,812 --> 00:11:29,689 あっ…。 だが 165 00:11:29,689 --> 00:11:32,359 私たち以外 誰も覚えちゃいない。 166 00:11:32,359 --> 00:11:36,363 女神が バカ娘の存在を消した。 167 00:11:36,363 --> 00:11:38,990 えっ どうして…。 168 00:11:38,990 --> 00:11:42,369 なんで フレイヤ様が シルを? 169 00:11:42,369 --> 00:11:44,538 ああ…。 170 00:11:47,207 --> 00:11:49,209 アーニャ! 171 00:11:51,211 --> 00:11:56,550 《こんなの あんまりニャ! どうして… どうして シルを…》 172 00:11:56,550 --> 00:12:00,554 (アレン)止まれ。 あっ… 兄様。 173 00:12:00,554 --> 00:12:04,850 何も気付かず あのまま 塞ぎ込んでりゃいいものを。 174 00:12:04,850 --> 00:12:07,018 ハッ… うっ。 175 00:12:07,018 --> 00:12:10,564 ついてこい。 すべて教えてやる。 176 00:12:19,739 --> 00:12:22,242 《リュー:オラリオに 無事 潜入できたが 177 00:12:22,242 --> 00:12:25,871 やはり町は 神 フレイヤの魅了に落ちている》 178 00:12:32,252 --> 00:12:34,254 アーニャ? 179 00:12:38,049 --> 00:12:40,760 ここだ。 えっ? 180 00:12:40,760 --> 00:12:43,597 フレイヤ様…。 181 00:12:43,597 --> 00:12:46,766 (フレイヤ)いらっしゃい アーニャ。 182 00:12:46,766 --> 00:12:51,271 ひどい顔よ。 何か 嫌なことでもあった? 183 00:12:51,271 --> 00:12:53,440 フッ… フレイヤ様。 184 00:12:53,440 --> 00:12:58,278 シルを 一体どこにやったのニャ? 答えてください! 185 00:12:58,278 --> 00:13:02,282 もういない… と 言いたいところだけれど。 186 00:13:02,282 --> 00:13:06,786 納得しないだろうから 会わせてあげる。 187 00:13:06,786 --> 00:13:08,788 えっ? 188 00:13:08,788 --> 00:13:12,626 (シル)こういうことだよ アーニャ。 189 00:13:12,626 --> 00:13:16,796 酒場で あなたに ずっと接していたのは 私。 190 00:13:16,796 --> 00:13:20,800 フレイヤは シルで シルは フレイヤなんだよ? 191 00:13:20,800 --> 00:13:23,637 ウソニャ…。 覚えてる? 192 00:13:23,637 --> 00:13:26,473 この姿で 初めて会ったときのこと。 193 00:13:26,473 --> 00:13:30,101 「大丈夫? 風邪 ひいちゃうよ」。 194 00:13:30,101 --> 00:13:34,814 「私たちの家に行こう。 豊穣の女主人っていうの」。 195 00:13:34,814 --> 00:13:36,816 あっ…。 196 00:13:36,816 --> 00:13:40,820 (シル)私は みんな覚えてるよ。 197 00:13:40,820 --> 00:13:43,490 「アーニャ 元気を出して」。 198 00:13:43,490 --> 00:13:46,117 「怖がらなくて 大丈夫だよ」。 ああ…。 199 00:13:46,117 --> 00:13:49,955 「お仕事 一緒にやろう? 私も 全然できないから 200 00:13:49,955 --> 00:13:51,957 2人で覚えよう」。 ああ…。 201 00:13:51,957 --> 00:13:55,126 ねっ? 202 00:13:55,126 --> 00:13:58,129 なんで… こんな…。 203 00:13:58,129 --> 00:14:01,508 わかるでしょう? ただの娯楽。 204 00:14:01,508 --> 00:14:03,510 神の気まぐれ。 205 00:14:03,510 --> 00:14:07,138 あ~! 違う… 違う 違う! 206 00:14:07,138 --> 00:14:09,975 こんなの 違う! お前は シルじゃない! 207 00:14:09,975 --> 00:14:12,852 シルなんかじゃない! シルを返せ~! 208 00:14:12,852 --> 00:14:14,980 バカが! うっ! あっ…。 209 00:14:17,524 --> 00:14:19,526 アーニャ! 210 00:14:22,696 --> 00:14:25,699 出たわね。 んっ…。 211 00:14:25,699 --> 00:14:27,993 槍を下ろして。 いいえ。 212 00:14:27,993 --> 00:14:31,538 このまま 叩きのめして…。 下ろして! 213 00:14:31,538 --> 00:14:34,165 わかりました。 214 00:14:34,165 --> 00:14:39,379 待ってたよ。 アーニャにつられて 絶対 来ると思ってた。 215 00:14:39,379 --> 00:14:42,173 あなたは 本当に シルなのですか? 216 00:14:42,173 --> 00:14:45,385 そうだよ。 ずっと 聞いてたんでしょ? 217 00:14:45,385 --> 00:14:49,389 アーニャに言っていたこと 事実なのですか? 218 00:14:50,890 --> 00:14:54,686 私を助けてくれたことも あの酒場の日々も! 219 00:14:54,686 --> 00:14:57,230 あなたにとっては 遊びだったのですか!? 220 00:14:57,230 --> 00:15:01,234 ハァ… だったら なんだっていうの? 221 00:15:01,234 --> 00:15:04,404 なっ…。 遊びだよ 全部。 222 00:15:04,404 --> 00:15:09,075 女神は退屈だったから 子どもたちと戯れていたの。 223 00:15:09,075 --> 00:15:11,411 それが そんなに気に食わない? 224 00:15:11,411 --> 00:15:13,538 誰だって ウソはつくでしょう? 225 00:15:13,538 --> 00:15:16,916 私のウソは それだったっていうだけ。 226 00:15:16,916 --> 00:15:21,546 アーニャは ああなっちゃったけど 私は 誰も傷つけたくないの。 227 00:15:21,546 --> 00:15:25,091 本当だよ。 だから… ねっ。 228 00:15:25,091 --> 00:15:28,261 わかってくれない? 私のことを。 229 00:15:28,261 --> 00:15:33,099 私は もう ウソはつかないから。 何も我慢しない。 230 00:15:33,099 --> 00:15:35,727 ありのままの私を見せるから。 231 00:15:35,727 --> 00:15:38,563 だから お願い。 232 00:15:38,563 --> 00:15:42,108 あなたは… シルではない。 233 00:15:42,108 --> 00:15:46,279 あなたがシルだと 私は認めない! 234 00:15:46,279 --> 00:15:48,948 黙って。 235 00:15:48,948 --> 00:15:52,118 ハッ… うっ! 236 00:15:52,118 --> 00:15:55,455 うぅ… うぅ くっ…。 237 00:15:55,455 --> 00:15:57,957 ハァ…。 238 00:15:57,957 --> 00:16:01,961 今の私 歯止めが利かなくなってるから。 239 00:16:01,961 --> 00:16:05,965 あんなに嫌いだった力を こうやって すぐに使っちゃう。 240 00:16:05,965 --> 00:16:09,969 ごめんね リュー。 すぐ解くから。 241 00:16:09,969 --> 00:16:14,140 うわっ… ハァハァ…。 242 00:16:14,140 --> 00:16:17,602 ねえ リュー。 私は ベルのことも好きだけど 243 00:16:17,602 --> 00:16:20,772 リューのことも大好きなんだよ。 くっ…。 244 00:16:20,772 --> 00:16:24,984 そうだ! リューも一緒に ベルを独り占めしない? 245 00:16:24,984 --> 00:16:28,988 あっ 2人占めか。 何を言って…。 246 00:16:28,988 --> 00:16:32,784 もう少しでね ベルを落とせそうなの。 247 00:16:32,784 --> 00:16:36,329 そうすれば 私のものにできる。 248 00:16:36,329 --> 00:16:39,332 他の人に ベルを触られるのは嫌だけど 249 00:16:39,332 --> 00:16:42,794 私 リューだけなら いいよ。 250 00:16:42,794 --> 00:16:45,004 リューだから 許してあげる。 251 00:16:45,004 --> 00:16:47,507 一緒に ベルをめでよう? 252 00:16:47,507 --> 00:16:52,512 ドロドロになるまで愛し合って ひとつになるの。 253 00:16:52,512 --> 00:16:56,641 魂が交ざって 愛を刻み合って。 254 00:16:56,641 --> 00:16:59,519 そうすれば リューは 子どもができるかも。 255 00:16:59,519 --> 00:17:02,188 断る! フフッ。 256 00:17:02,188 --> 00:17:05,191 やっぱり こうなった。 えっ? 257 00:17:05,191 --> 00:17:08,820 あっ ああ…。 258 00:17:08,820 --> 00:17:14,200 うまくいっても 失敗しても 幻滅される。 259 00:17:14,200 --> 00:17:17,036 ケンカをして 仲直りもできない。 260 00:17:17,036 --> 00:17:19,539 そのとおりになったね。 261 00:17:19,539 --> 00:17:23,042 でも もう戻れないから。 262 00:17:30,383 --> 00:17:33,553 (フレイヤ)アレン。 その子を連れてきて。 263 00:17:33,553 --> 00:17:37,557 ベルとは接触しないよう ホームの地下室に閉じ込める。 264 00:17:37,557 --> 00:17:40,685 魅了を施さないのですか? 265 00:17:40,685 --> 00:17:44,856 感傷よ。 この子の魂を汚したくない。 266 00:17:44,856 --> 00:17:49,694 幻滅する? いいえ。 267 00:17:49,694 --> 00:17:54,240 約束どおり アーニャのほうは あなたに任せるわ。 268 00:18:06,085 --> 00:18:09,881 余計なことをすれば 次は あの酒場を潰す。 269 00:18:09,881 --> 00:18:12,884 それが嫌なら 邪魔をするんじゃねえ。 270 00:18:12,884 --> 00:18:16,095 黙って 口を閉じていろ。 271 00:18:16,095 --> 00:18:20,892 あっ… ああ…。 272 00:18:20,892 --> 00:18:26,731 うわぁ~! 273 00:18:31,903 --> 00:18:34,906 リオン あなたまで…。 274 00:18:34,906 --> 00:18:37,283 私1人…。 275 00:18:37,283 --> 00:18:40,620 味方は もう 誰もいないのですか? 276 00:18:46,918 --> 00:18:50,129 (フレイヤ)いらっしゃい ベル。 んっ? 277 00:18:50,129 --> 00:18:55,134 どうしたの? いえ その…。 278 00:18:55,134 --> 00:19:00,139 何か あったんですか? どうして そう思うの? 279 00:19:00,139 --> 00:19:05,478 えっと… なんだか 元気がないように見えて。 280 00:19:05,478 --> 00:19:08,648 ふだんは 女の機微も わからないくせに 281 00:19:08,648 --> 00:19:11,150 こういうときは 鋭いのね。 282 00:19:11,150 --> 00:19:14,487 よければ 僕が 話を聞きますけど…。 283 00:19:14,487 --> 00:19:17,782 あら あなたが? はい。 284 00:19:17,782 --> 00:19:20,952 いつも 話を聞いてもらっているので…。 285 00:19:20,952 --> 00:19:23,496 何があったんですか? 286 00:19:23,496 --> 00:19:27,166 感傷が 少し…。 287 00:19:27,166 --> 00:19:31,796 友人だと思っていた相手を 傷つけた。 288 00:19:31,796 --> 00:19:35,174 えっと… 仲直りは? 289 00:19:35,174 --> 00:19:38,803 無理よ。 私が悪いんだもの。 290 00:19:38,803 --> 00:19:42,348 だったら その… 謝れば? 291 00:19:42,348 --> 00:19:47,353 あなたの言うとおりね。 でも できないの。 292 00:19:47,353 --> 00:19:52,358 どうして? いちばん 欲しいものを決めてるから。 293 00:19:52,358 --> 00:19:54,986 そのためには なんだって切り捨てると 294 00:19:54,986 --> 00:19:58,364 決めたの。 んっ…。 295 00:19:58,364 --> 00:20:03,536 もし 捨てちゃっても 拾うことはできませんか? 296 00:20:03,536 --> 00:20:07,373 えっ? 後ろを振り返って…。 297 00:20:07,373 --> 00:20:11,544 時間がたったあとでも 拾い上げることはできませんか? 298 00:20:13,546 --> 00:20:17,550 一度 捨てたものを拾えたら きっと それは 299 00:20:17,550 --> 00:20:22,221 前より ずっと 大切なものになるはずだから。 300 00:20:26,017 --> 00:20:28,019 ベル 好きよ。 301 00:20:28,019 --> 00:20:31,856 えっ? あなたのことが好き。 302 00:20:35,026 --> 00:20:37,737 へっ? へっ!? 303 00:20:37,737 --> 00:20:41,741 ウフフフフ… 何をやっているの? 304 00:20:41,741 --> 00:20:44,243 私が こんなに愛しているのに 305 00:20:44,243 --> 00:20:46,245 あなたは 応えてくれないの? 306 00:20:46,245 --> 00:20:51,250 えっ… いや だって その…。 307 00:20:51,250 --> 00:20:53,753 ウフフフ…。 308 00:20:53,753 --> 00:20:56,881 ハァ… やっぱり 好き。 309 00:20:56,881 --> 00:20:59,425 えっ… シルさん? 310 00:20:59,425 --> 00:21:02,261 えっ… あっ なんで 僕…。 311 00:21:07,433 --> 00:21:10,061 イテテテテテ! 愛の女神が 目の前にいるのに 312 00:21:10,061 --> 00:21:13,606 他の女の名前を出すなんて 一体 どういうつもり? 313 00:21:13,606 --> 00:21:16,901 こんな侮辱 初めて受けたわ。 314 00:21:16,901 --> 00:21:19,070 す… すみません。 315 00:21:19,070 --> 00:21:22,281 出てってちょうだい。 316 00:21:22,281 --> 00:21:24,617 はい…。 317 00:21:24,617 --> 00:21:27,286 (ドアの開閉音) 318 00:21:43,094 --> 00:21:45,096 (ヘディン)何をしている? 319 00:21:45,096 --> 00:21:47,807 (ヘルン)ヘディン様…。 320 00:21:47,807 --> 00:22:01,112 ♪~ 321 00:22:01,112 --> 00:22:05,658 この身 忠義の下僕とならんことを…。