1 00:00:01,969 --> 00:00:05,639 《クレイ:首都から離れ 人の住まぬ土地 アントーラ地方。 2 00:00:05,639 --> 00:00:08,976 偶然 通りかかった ムルラグという旅人が➡ 3 00:00:08,976 --> 00:00:11,144 ダンジョンを発見した。 4 00:00:11,144 --> 00:00:17,317 発見者と地名を合わせ 「アントムルグのダンジョン」と名付けられた。 5 00:00:17,317 --> 00:00:21,989 話が広まり ダンジョン目的の冒険者が訪れ➡ 6 00:00:21,989 --> 00:00:23,991 その数は増えてゆき➡ 7 00:00:23,991 --> 00:00:28,161 宿や店 冒険者ギルドの支部が出来➡ 8 00:00:28,161 --> 00:00:31,832 住民が増え 街になった。 9 00:00:31,832 --> 00:00:37,170 ダンジョンにちなみ 街の名前も 「アントムルグ」に決定。 10 00:00:37,170 --> 00:00:41,508 冒険者による探索で ダンジョンの情報も増えた。 11 00:00:41,508 --> 00:00:45,679 それでも 地下5階以降の難易度は高く➡ 12 00:00:45,679 --> 00:00:49,516 現在の公式到達記録は 地下7階まで。 13 00:00:49,516 --> 00:00:51,518 地下5階以降の➡ 14 00:00:51,518 --> 00:00:55,022 「階を降りるごとのモンスターの 強さの上がり方」からして➡ 15 00:00:55,022 --> 00:00:59,026 「地下10階が最深層ではないか?」 と言われている。 16 00:00:59,026 --> 00:01:05,132 シーフギルドに登録 冒険者ギルドには未所属の私は➡ 17 00:01:05,132 --> 00:01:07,134 地下9階に到達。 18 00:01:07,134 --> 00:01:12,306 そこで ダンジョンの管理人を 名乗る少女と遭遇。 19 00:01:12,306 --> 00:01:15,642 いろいろあり… 結果…。 20 00:01:15,642 --> 00:01:19,046 ダンジョンで働くことになった》 21 00:02:56,009 --> 00:02:59,346 (ベル)ひとまず こちらの部屋をご利用ください。 22 00:02:59,346 --> 00:03:02,449 (ベル)来客用の宿泊室なんですが➡ 23 00:03:02,449 --> 00:03:06,253 使い道がなくて…。 《クレイ:どうして作った…》 24 00:03:08,288 --> 00:03:10,290 (クレイ)窓があるが。 25 00:03:10,290 --> 00:03:13,627 時間に応じて 空っぽく ガラスを光らせているんです。 26 00:03:13,627 --> 00:03:17,464 外は壁ですよ。 なるほど。 27 00:03:17,464 --> 00:03:20,801 そういえば 部屋は明かりを使うんだな。 28 00:03:20,801 --> 00:03:24,805 廊下は天井が明るいのに。 そうですね。 29 00:03:24,805 --> 00:03:28,108 人が寝るときは 暗いほうが都合いいですし。 30 00:03:32,312 --> 00:03:35,148 ダンジョンも もともとは暗かったんですよ。 31 00:03:35,148 --> 00:03:39,486 でも暗視のないモンスターの方々の 苦情が多くてですね➡ 32 00:03:39,486 --> 00:03:41,488 明るくすることにしました。 33 00:03:41,488 --> 00:03:44,658 《モンスターの苦情…》 34 00:03:44,658 --> 00:03:48,495 (ベル)さすがに採用条件で 「暗視必須」にしてしまうと➡ 35 00:03:48,495 --> 00:03:52,599 応募がなくなりかねないので。 そうか…。 36 00:03:54,668 --> 00:03:59,673 では 簡単にですけど 居住区をご案内しますね。 37 00:03:59,673 --> 00:04:04,945 いいのか? 忙しいんだろう? あ~… そうですね。 38 00:04:04,945 --> 00:04:09,116 今日は いちばん重要な事項が 終わったので➡ 39 00:04:09,116 --> 00:04:13,286 大丈夫ですよ。 重要な事項? 40 00:04:13,286 --> 00:04:17,958 クレイさんを 勧誘するということです。 41 00:04:17,958 --> 00:04:20,760 私を…? 42 00:04:22,796 --> 00:04:24,798 案外… 暇なのか? 43 00:04:24,798 --> 00:04:26,800 《どうして!?》 44 00:04:26,800 --> 00:04:28,802 ええとですね…。 45 00:04:28,802 --> 00:04:32,472 今 ダンジョンにいるのは 低級の探索者だけなんです。 46 00:04:32,472 --> 00:04:36,309 浅い階層の管理は 現場に任せてあるので➡ 47 00:04:36,309 --> 00:04:39,012 私が見張る必要はないんですよ。 48 00:04:41,148 --> 00:04:44,317 クレイさんを勧誘するのも 目的でしたが➡ 49 00:04:44,317 --> 00:04:46,653 深層に到達しているクレイさんは➡ 50 00:04:46,653 --> 00:04:50,323 どのみち監視対象なんです。 なるほど。 51 00:04:50,323 --> 00:04:54,661 その対象も 今は目の前というわけか。 52 00:04:54,661 --> 00:04:57,164 フフッ そうですね。 53 00:04:57,164 --> 00:05:00,433 では 改めてご案内しますね。 54 00:05:00,433 --> 00:05:03,436 あぁ よろしく頼む。 55 00:05:03,436 --> 00:05:05,438 うっ… あ…。 56 00:05:08,608 --> 00:05:10,610 制御室です。 57 00:05:10,610 --> 00:05:14,781 管理作業の大半は… ここで こなしますっと…。 58 00:05:14,781 --> 00:05:16,783 クレイさんがいらっしゃったので➡ 59 00:05:16,783 --> 00:05:19,119 少し片づけたほうが いいかもしれませんね。 60 00:05:19,119 --> 00:05:22,789 《少しと言わず 盛大に片づけてほしい》 61 00:05:22,789 --> 00:05:26,626 応接室です。 あぁ 先ほどの。 62 00:05:26,626 --> 00:05:30,130 私の私室です。 あぁ 見たな。 63 00:05:30,130 --> 00:05:33,300 (ベル)来客用のトイレはこちらに。 64 00:05:33,300 --> 00:05:38,004 誰か使ってるのか? はい。 私がたまに。 65 00:05:40,640 --> 00:05:43,476 食堂と調理場になります。 66 00:05:43,476 --> 00:05:47,147 食堂と言うわりには 広さがないんだな。 67 00:05:47,147 --> 00:05:49,149 そうですね。 68 00:05:49,149 --> 00:05:52,152 もともと 広く作りすぎてしまいまして。 69 00:05:54,154 --> 00:05:57,324 しかたないので 奥を貯蔵庫に改装したんです。 70 00:05:57,324 --> 00:06:00,927 《貯蔵庫が広い!》 冷蔵機能がありますよ。 71 00:06:00,927 --> 00:06:05,599 ドラゴンの尻尾肉など モンスター産食材はそろってますし➡ 72 00:06:05,599 --> 00:06:08,268 自由に使っていただいても 大丈夫です。 73 00:06:08,268 --> 00:06:11,271 モンスター産食材…。 74 00:06:11,271 --> 00:06:14,107 それは ダンジョンの…? あっ。 75 00:06:14,107 --> 00:06:16,776 きちんと 契約で同意のもとなので➡ 76 00:06:16,776 --> 00:06:19,613 禍根はありませんよ。 77 00:06:19,613 --> 00:06:24,818 《死んだ者を食べるなら 無駄がなくむしろいいのか?》 78 00:06:26,786 --> 00:06:29,289 こちらは倉庫区画になります。 79 00:06:29,289 --> 00:06:34,294 ここ一番倉庫が 魔法触媒と道具になります。 80 00:06:34,294 --> 00:06:38,131 二番倉庫は鉱石類です。 あとは…。 81 00:06:38,131 --> 00:06:44,304 三番倉庫は使っていないのか? あっ… ん~ あ~。 82 00:06:44,304 --> 00:06:47,974 三番倉庫は 「置いておく場所」なんです。 83 00:06:47,974 --> 00:06:51,578 倉庫に物を置くのは当然だろう? フフッ…。 84 00:06:57,984 --> 00:06:59,920 これは…? 85 00:06:59,920 --> 00:07:03,590 今は必要がないけれど いつかは 必要になるかもしれないし➡ 86 00:07:03,590 --> 00:07:05,592 捨てると あとで困るかもしれないし➡ 87 00:07:05,592 --> 00:07:08,928 でも今はいらない。 そういう品を ためておく場所なんです。 88 00:07:08,928 --> 00:07:10,930 なるほど ゴミ置き場か。 89 00:07:10,930 --> 00:07:13,767 ゴミではないんです! 90 00:07:13,767 --> 00:07:16,770 これなんて すごくいい出来で作れた➡ 91 00:07:16,770 --> 00:07:18,938 ウッドゴーレムさんの腕なんですけど➡ 92 00:07:18,938 --> 00:07:21,107 関節を作りすぎてしまって…。 93 00:07:21,107 --> 00:07:23,443 でも使い道があるかもって! 94 00:07:23,443 --> 00:07:25,745 《ゴミだ!》 あとは…。 95 00:07:28,114 --> 00:07:30,116 えっ あの…。 96 00:07:30,116 --> 00:07:34,621 だいたいわかった 次に行こう。 えっ 他にも私…。 97 00:07:34,621 --> 00:07:37,123 次だ。 あっ はい。 98 00:07:37,123 --> 00:07:40,961 居住区の案内は あとはここぐらいですね。 99 00:07:40,961 --> 00:07:43,129 水晶室です。 100 00:07:43,129 --> 00:07:45,632 水晶室? 101 00:07:51,304 --> 00:07:54,974 確かに水晶だが 何をする部屋なんだ? 102 00:07:54,974 --> 00:07:57,310 水晶を使用して➡ 103 00:07:57,310 --> 00:08:00,246 設置型の魔法を 扱う部屋なんですが。 104 00:08:00,246 --> 00:08:02,248 そうですね…。 105 00:08:02,248 --> 00:08:05,251 まず そちらの箱の中から➡ 106 00:08:05,251 --> 00:08:07,420 好きな石を選んで 持ってきてください。 107 00:08:07,420 --> 00:08:10,423 今やってしまいましょう。 石? 108 00:08:14,094 --> 00:08:16,596 いや これは…。 109 00:08:16,596 --> 00:08:18,598 宝石!? 110 00:08:18,598 --> 00:08:22,435 (ベル)はい そうですね。 (クレイ)そうですねって…。 111 00:08:22,435 --> 00:08:26,239 《宝石がこんなに… あっ》 112 00:08:36,282 --> 00:08:39,285 あれは これか…。 113 00:08:39,285 --> 00:08:41,788 見覚えありますよね? 114 00:08:41,788 --> 00:08:44,791 これをモンスターに 渡していたというわけか。 115 00:08:44,791 --> 00:08:46,793 少し違います。 116 00:08:46,793 --> 00:08:51,631 その石は魔法の触媒なんです。 触媒? 117 00:08:51,631 --> 00:08:55,468 モンスターを雇用しているという お話はしましたよね? 118 00:08:55,468 --> 00:08:57,637 あぁ それが? 119 00:08:57,637 --> 00:09:00,407 クレイさんは これまで➡ 120 00:09:00,407 --> 00:09:03,910 どれだけのモンスターを殺しましたか? あっ…。 121 00:09:03,910 --> 00:09:07,247 《そうか ダンジョン探索は命懸けだ。 122 00:09:07,247 --> 00:09:10,917 一瞬の油断で モンスターに殺される。 だがそれは➡ 123 00:09:10,917 --> 00:09:14,587 「私が死なないなら モンスターが殺される」ということ。 124 00:09:14,587 --> 00:09:17,257 モンスターとて命懸けだった。 125 00:09:17,257 --> 00:09:20,260 当たり前の話なのに失念していた。 126 00:09:20,260 --> 00:09:22,429 そう考えれば…。 127 00:09:22,429 --> 00:09:27,600 例えば 私一人の相手にすら かなりの数のモンスターが必要になる。 128 00:09:27,600 --> 00:09:30,770 一体ごと個別に 雇用しているというのなら➡ 129 00:09:30,770 --> 00:09:33,440 毎回 補充など無理だ。 130 00:09:33,440 --> 00:09:35,442 なら…》 131 00:09:35,442 --> 00:09:37,444 蘇生か? 132 00:09:37,444 --> 00:09:40,613 惜しいです。 蘇生とは違いまして。 133 00:09:40,613 --> 00:09:44,617 (ベル)水晶を使った魔法で 体を複製して➡ 134 00:09:44,617 --> 00:09:47,287 本来の体は石に封じるんです。 135 00:09:47,287 --> 00:09:51,124 意識の宿る石は 複製の体に埋め込みます。 136 00:09:51,124 --> 00:09:55,962 このダンジョン専用の かりそめの体を 作るという感じですね。 137 00:09:55,962 --> 00:10:01,301 複製が死ぬと 石の封が解けて 本来の体に戻ります。 138 00:10:01,301 --> 00:10:04,637 モンスター宿舎側に 開封の陣がありまして➡ 139 00:10:04,637 --> 00:10:07,307 そこに転送されます。 140 00:10:07,307 --> 00:10:11,478 封の解けた石は用済みなので その場に残ります。 141 00:10:11,478 --> 00:10:15,815 使い捨てですね。 宝石を石ころ扱い…。 142 00:10:15,815 --> 00:10:20,987 つまり ダンジョンの中にかぎり 命を保証するということか。 143 00:10:20,987 --> 00:10:24,824 そういうことです。 気に入った石はありましたか? 144 00:10:24,824 --> 00:10:27,994 私にも… か。 アハハ…。 145 00:10:27,994 --> 00:10:30,497 これもお仕事と 考えてください。 146 00:10:30,497 --> 00:10:33,833 クレイさんは確かに腕がありますが➡ 147 00:10:33,833 --> 00:10:37,670 今後 10階のモンスターとも 触れ合う必要が出ます。 148 00:10:37,670 --> 00:10:42,842 何かあってからでは遅いですから。 《10階…。 149 00:10:42,842 --> 00:10:46,679 9階で 「あれ」… 確かに。 150 00:10:46,679 --> 00:10:50,350 10階は今の私には難しそうだ》 151 00:10:50,350 --> 00:10:55,021 もっと… 強くならないとな。 152 00:10:55,021 --> 00:11:00,293 (ベル)深層に雇っている方々は 修練目的も多いんですよ。 153 00:11:00,293 --> 00:11:04,631 手合わせ相手には 困らないと思います。 154 00:11:04,631 --> 00:11:07,467 なれますよ 強く。 155 00:11:07,467 --> 00:11:09,969 んっ…。 156 00:11:12,639 --> 00:11:15,642 それは楽しみだ。 157 00:11:15,642 --> 00:11:19,312 では この陣の中に。 158 00:11:19,312 --> 00:11:21,648 ここか。 です。 159 00:11:21,648 --> 00:11:24,817 目を閉じてください。 160 00:11:24,817 --> 00:11:26,819 起動。 161 00:11:28,821 --> 00:11:30,990 投影。 162 00:11:30,990 --> 00:11:33,092 解析。 163 00:11:38,998 --> 00:11:42,502 (ベル)複製。 164 00:11:42,502 --> 00:11:44,504 ふ… あっ。 165 00:11:44,504 --> 00:11:47,006 んっ? 何か問題が? 166 00:11:47,006 --> 00:11:49,008 (ベル)あ… いえ…。 167 00:11:49,008 --> 00:11:51,010 封。 168 00:11:51,010 --> 00:12:00,286 ♪~ 169 00:12:00,286 --> 00:12:02,288 連結。 170 00:12:09,295 --> 00:12:11,297 解放。 171 00:12:17,136 --> 00:12:21,307 終わったのか? はい お疲れさまでした。 172 00:12:21,307 --> 00:12:25,311 それで あの… すみません。 173 00:12:25,311 --> 00:12:28,314 んっ? いや こちらこそ。 174 00:12:28,314 --> 00:12:32,151 足元が光った気がした ところまでは覚えているのだが➡ 175 00:12:32,151 --> 00:12:36,823 知らぬ間に支えてもら…。 176 00:12:36,823 --> 00:12:38,825 ウッ!? 177 00:12:38,825 --> 00:12:41,828 (クレイ)なっ えっ… まっ…。 (ベル)ククク クレイさん! 178 00:12:41,828 --> 00:12:43,830 えっと 服! こちらに! 179 00:12:43,830 --> 00:12:47,333 その… モンスターは基本 裸ですので➡ 180 00:12:47,333 --> 00:12:51,170 服などの複製はできないことを 失念していました。 181 00:12:51,170 --> 00:12:53,339 申し訳ありません。 182 00:12:53,339 --> 00:12:55,341 んっ… もういい。 183 00:12:55,341 --> 00:12:57,510 次からは 気をつけてくれるんだろう? 184 00:12:57,510 --> 00:13:00,113 ふっ… ふ… はい! 185 00:13:04,284 --> 00:13:06,953 (クレイ)転送陣か 便利だな。 186 00:13:06,953 --> 00:13:10,123 (ベル)1階まで 階段を使うと大変ですし➡ 187 00:13:10,123 --> 00:13:12,292 時間もかかりますから。 188 00:13:12,292 --> 00:13:16,796 (ランガド)あぁ それはそこでいい。 これは2番に。 3個だ。 189 00:13:16,796 --> 00:13:19,298 ランガドさん。 おう 嬢ちゃんか。 190 00:13:19,298 --> 00:13:23,136 珍しいな… って ソイツは? 191 00:13:23,136 --> 00:13:25,138 探索者のクレイさんです。 192 00:13:25,138 --> 00:13:28,474 今日から うちで働いていただく ことになりましたので➡ 193 00:13:28,474 --> 00:13:32,812 顔見せにと思って。 クレイだ。 よろしく頼む。 194 00:13:32,812 --> 00:13:37,317 ランガドだ。 1階から4階までを だいたい任されている。 195 00:13:37,317 --> 00:13:40,319 アンタ 見たことあるな。 196 00:13:40,319 --> 00:13:43,489 たしか… パーティーを組まない➡ 197 00:13:43,489 --> 00:13:47,160 いつも一人の 「友達がいないさん」だろう? 198 00:13:47,160 --> 00:13:50,330 《クレイ:んっ? 失礼なことを言われたぞ》 199 00:13:50,330 --> 00:13:52,332 邪推だな。 200 00:13:52,332 --> 00:13:54,834 ダンジョンは お友達と入るものではないし➡ 201 00:13:54,834 --> 00:13:57,003 私は一人がいちばん力を➡ 202 00:13:57,003 --> 00:13:59,172 発揮できるから そうしてるだけだ。 203 00:13:59,172 --> 00:14:02,942 確かに 友達はいないが。 204 00:14:02,942 --> 00:14:04,944 (ランガド)事実かよ。 205 00:14:20,960 --> 00:14:24,797 せっかくの宝箱なのに 薬草とかな~。 206 00:14:24,797 --> 00:14:29,135 まぁ まだ1階ですし。 そうだけどさ~。 207 00:14:29,135 --> 00:14:31,838 まっ でも連携も大丈夫そうだな。 208 00:14:39,145 --> 00:14:41,147 《今!》 209 00:14:47,153 --> 00:14:49,155 んっ!? 210 00:14:49,155 --> 00:14:51,157 んっ どうした? 211 00:14:51,157 --> 00:14:54,660 今 風吹いた? 気のせいじゃね? 212 00:14:54,660 --> 00:14:58,998 いや 確かに吹いた 前からだ。 マジか。 213 00:14:58,998 --> 00:15:01,434 なんかいるってことか。 214 00:15:01,434 --> 00:15:04,036 警戒しよう。 あぁ。 215 00:15:07,607 --> 00:15:12,111 ん~っ…。 216 00:15:12,111 --> 00:15:15,782 ((ランガド:手伝い!? はい! クレイさんが➡ 217 00:15:15,782 --> 00:15:19,952 「体がなまってしまうので もっと 働きたい」と言っていまして。 218 00:15:19,952 --> 00:15:23,456 別にいらんが。 そう言わずに! 219 00:15:23,456 --> 00:15:26,959 その… クレイさんも 来てくださったことですし➡ 220 00:15:26,959 --> 00:15:30,963 せっかくなので 制御室を 片づけようと思いまして! 221 00:15:30,963 --> 00:15:34,133 その間 クレイさんが 暇になってしまう…。 まるで➡ 222 00:15:34,133 --> 00:15:37,804 片づけられるみたいな言い方だな。 なっ…! 223 00:15:37,804 --> 00:15:42,809 とにかく頼みましたからね! はぁ~あ) 224 00:15:45,144 --> 00:15:47,146 [](クレイ)3番 完了。 あっ。 225 00:15:47,146 --> 00:15:49,649 🔊(ランガド)あ… あぁ。 226 00:15:49,649 --> 00:15:53,653 🔊6 8 9が空いた。 了解。 227 00:15:53,653 --> 00:15:55,822 《今 3番にいて➡ 228 00:15:55,822 --> 00:15:59,826 6 8 9の補充。 近いのは…》 229 00:15:59,826 --> 00:16:03,029 9番に向かう。 🔊頼んだ。 230 00:16:06,265 --> 00:16:09,268 9番 完了。 231 00:16:09,268 --> 00:16:11,604 8番 完了。 232 00:16:11,604 --> 00:16:13,606 2と4だ。 233 00:16:13,606 --> 00:16:16,776 (クレイ)了解。 2に向かう。 頼んだ。 234 00:16:16,776 --> 00:16:20,279 んっ… いやいや…。 235 00:16:20,279 --> 00:16:23,282 (クレイ)ありえん? 236 00:16:23,282 --> 00:16:27,787 確かに地下1階は 油断しとる 腑抜けた探索者ばかりだ。 237 00:16:27,787 --> 00:16:30,122 だが その分 数が多い。 238 00:16:30,122 --> 00:16:32,291 誰にも見つからずに すれ違いながら➡ 239 00:16:32,291 --> 00:16:34,293 宝箱を補充するなんて➡ 240 00:16:34,293 --> 00:16:36,629 至難の業だ。 あぁ。 241 00:16:36,629 --> 00:16:40,132 言い鍛錬になったぞ。 違う。 そうじゃない。 242 00:16:40,132 --> 00:16:44,470 《なるほど。 納得できないということか》 243 00:16:44,470 --> 00:16:47,473 そうだな…。 244 00:16:49,976 --> 00:16:51,978 ハッ!? 245 00:16:51,978 --> 00:16:53,980 消え…。 ドワーフの視界は➡ 246 00:16:53,980 --> 00:16:57,483 人間族と違って横に狭く縦に広い。 247 00:16:57,483 --> 00:17:01,420 だから まばたき程度でも こうなる。 248 00:17:01,420 --> 00:17:04,257 もちろん 多人数相手だ。 249 00:17:04,257 --> 00:17:07,426 こんな素人一人なんて 簡単な話じゃない。 250 00:17:07,426 --> 00:17:12,932 無理なこともある。 素人って… 傷つくなぁ オイ。 251 00:17:12,932 --> 00:17:15,434 無理な場合は あえて見つかる。 252 00:17:15,434 --> 00:17:17,770 だめじゃねえか。 聞け。 253 00:17:17,770 --> 00:17:20,606 予想外の物が視界に入ったとき➡ 254 00:17:20,606 --> 00:17:23,609 大半の者は 意識的に もう一度見直す。 255 00:17:23,609 --> 00:17:26,112 そちらに見つからなければいい。 256 00:17:26,112 --> 00:17:29,315 ウーン 何言ってるのかわからねえな。 257 00:17:31,284 --> 00:17:34,954 行くぞ。 おいおい いくら俺でも目の前で。 258 00:17:34,954 --> 00:17:36,956 あれ? いない。 259 00:17:36,956 --> 00:17:39,125 あっ! こういうことだ。 260 00:17:39,125 --> 00:17:42,962 達人ってなぁ恐ろしいもんだな。 261 00:17:42,962 --> 00:17:44,964 っと… どうした? 262 00:17:44,964 --> 00:17:46,966 (ゴーレムの声) 263 00:17:46,966 --> 00:17:49,135 おっと そうか すまん。 (ゴーレムの声) 264 00:17:49,135 --> 00:17:51,971 どうした? 2階の宝箱の➡ 265 00:17:51,971 --> 00:17:55,975 補充在庫が足らなくなりそうだ。 見誤ったな…。 266 00:17:55,975 --> 00:17:58,477 どうするんだ? そうだな…。 267 00:17:58,477 --> 00:18:02,248 3階に余裕があるから そっちから一時的に補充しよう。 268 00:18:02,248 --> 00:18:06,419 内容は同じなのか? 違うが。 まぁサービスでいいだろう。 269 00:18:06,419 --> 00:18:10,256 といっても移動には ちょい時間がかかるな。 270 00:18:10,256 --> 00:18:14,093 ウーン…。 私は何をすればいい? 271 00:18:14,093 --> 00:18:19,265 持てる範囲でいい。 急ぎで在庫を運んでもらえるか? 272 00:18:19,265 --> 00:18:21,434 お前さんなら早いだろう。 273 00:18:21,434 --> 00:18:25,771 最低限あれば その間に チビどもがなんとかできる。 274 00:18:25,771 --> 00:18:28,274 (ランガド)業務用階段はこっちだ。 275 00:18:28,274 --> 00:18:31,944 チビどもは吹き抜けから落下して 移動するが➡ 276 00:18:31,944 --> 00:18:36,782 アンタはさすがに…。 なるほど。 階段より落下か。 277 00:18:36,782 --> 00:18:40,486 地下3階なら そのほうが早い。 どこだ? 278 00:18:45,124 --> 00:18:49,295 本気で行く気か? 壁があるから大丈夫だ。 279 00:18:49,295 --> 00:18:53,799 この高さで落ちれば死ぬぞ? いくら蘇生するからって。 280 00:18:53,799 --> 00:18:58,804 ダンジョンでのミスが死なのは当たり前だ つまらんことは言うな。 281 00:18:58,804 --> 00:19:00,806 すぐ戻る。 おっ! 282 00:19:03,576 --> 00:19:06,579 《なるほど あれが地下2階か。 283 00:19:06,579 --> 00:19:09,982 3階は… 次だな》 284 00:19:18,090 --> 00:19:22,495 ランガドさんに頼まれて 2階用の在庫を取りに来た。 285 00:19:24,430 --> 00:19:26,766 これか。 286 00:19:26,766 --> 00:19:29,769 何個あればいい? 🔊何個もは無理だろう。 287 00:19:29,769 --> 00:19:33,272 🔊1個で大丈夫だ。 わかった。 288 00:19:33,272 --> 00:19:36,275 大事を取って2個にしよう。 🔊聞けよ! 289 00:19:38,944 --> 00:19:40,946 んっ? 290 00:19:40,946 --> 00:19:46,952 あぁ階段か。 問題ない こっちのほうが早い。 291 00:19:46,952 --> 00:19:48,954 また会おう。 292 00:19:59,131 --> 00:20:04,136 すまんな 正直助かった。 いつもこんな感じなのか? 293 00:20:04,136 --> 00:20:07,973 いや いつもはもっと 全体を見ているんだが➡ 294 00:20:07,973 --> 00:20:10,976 今日は お前さんの動きが 気になってな。 295 00:20:10,976 --> 00:20:13,979 つい おろそかになってしまった。 296 00:20:13,979 --> 00:20:18,150 あ… 悪かった。 それでな。 297 00:20:18,150 --> 00:20:20,486 チビどもが お前さんみたいに➡ 298 00:20:20,486 --> 00:20:22,988 吹き抜けを 飛び上がりたいつってんだが➡ 299 00:20:22,988 --> 00:20:26,158 どう思う? 無理だ。 300 00:20:26,158 --> 00:20:29,328 んっ ん~っ。 301 00:20:29,328 --> 00:20:31,330 ん~っ…。 (クレイ)クレイだ。 302 00:20:31,330 --> 00:20:34,333 どうぞ。 303 00:20:34,333 --> 00:20:37,837 うぅ~。 304 00:20:37,837 --> 00:20:42,174 集中力を高める訓練か? 片づけてるんです! 305 00:20:42,174 --> 00:20:47,179 はぁ… 思ったより早かったですね。 306 00:20:47,179 --> 00:20:49,849 どうでしたか? あぁ。 307 00:20:49,849 --> 00:20:53,185 作業用ゴーレムが 影響を受けすぎて危ないから➡ 308 00:20:53,185 --> 00:20:57,089 しばらく来るなと言われた。 何したんですか。 309 00:20:59,024 --> 00:21:01,293 ウーン しかたないですね。 310 00:21:01,293 --> 00:21:04,130 片づけてからと 思っていたんですが…。 311 00:21:04,130 --> 00:21:08,634 ここでの仕事の説明を…。 いや 片づけが先だ。 312 00:21:08,634 --> 00:21:12,304 そんな簡単には片づきませんよ? 313 00:21:12,304 --> 00:21:14,807 私も手伝う。 どうすればいい? 314 00:21:14,807 --> 00:21:18,144 どれを捨てる? どれも捨てませんよ。 315 00:21:18,144 --> 00:21:20,646 どれを壊せばいい? 316 00:21:20,646 --> 00:21:22,648 どうして!? 317 00:21:22,648 --> 00:21:26,819 使えそうだから残すんだろう? 使えなくなれば捨てる。 318 00:21:26,819 --> 00:21:30,322 迷いも荷物も ダンジョンでは命取りになるぞ。 319 00:21:30,322 --> 00:21:33,159 探索者の心得! 320 00:21:33,159 --> 00:21:44,670 ♪~ 321 00:21:44,670 --> 00:21:47,173 (ベル)今日は このぐらいにしておきましょう。 322 00:21:47,173 --> 00:21:49,175 (クレイ)わかった。 323 00:21:49,175 --> 00:21:52,344 フーン フーン フーフフーン。 ご機嫌だな。 324 00:21:52,344 --> 00:21:57,683 ウフフフ そう見えますか? 何かあったのか? 325 00:21:57,683 --> 00:22:02,454 クレイさんに お友達がいないという 情報を得ましたので。 326 00:22:02,454 --> 00:22:05,457 そうだが…。 327 00:22:05,457 --> 00:22:09,795 実は私もいないんです。 そ そうか。 328 00:22:09,795 --> 00:22:12,298 だから お互いに➡ 329 00:22:12,298 --> 00:22:15,467 お友達一人目に なれると思いまして。 330 00:22:15,467 --> 00:22:18,070 あっ…。 331 00:22:20,639 --> 00:22:25,344 仕事の上司を友達扱いはしないが。 そんなっ!?