1 00:00:01,835 --> 00:00:04,171 <スカーレットが消えた…> 2 00:00:04,171 --> 00:00:07,741 <閣下とお会いした日から もう2日…> 3 00:00:08,842 --> 00:00:13,213 <あの時 力を使ったせいで いなくなったのかと思っていたけど…> 4 00:00:14,181 --> 00:00:16,149 <きっと そうじゃない> 5 00:00:17,184 --> 00:00:19,186 <これは俗に言う> 6 00:00:19,186 --> 00:00:21,688 <愛想を尽かされてしまった… っていうこと?> 7 00:00:21,688 --> 00:00:23,690 (足音) 8 00:00:23,690 --> 00:00:25,759 ⚟コンスタンス・グレイル 面会だ 9 00:00:25,759 --> 00:00:28,028 んっ… 10 00:00:28,028 --> 00:00:30,097 この親不孝者が 11 00:00:30,097 --> 00:00:34,034 う… 想像してみるがいい 12 00:00:34,034 --> 00:00:38,105 ある日 突然 娘が連行されたと聞かされて➡ 13 00:00:38,105 --> 00:00:40,374 慌てて 王都に戻ってみれば➡ 14 00:00:40,374 --> 00:00:42,709 処刑が決まっていたんだぞ 15 00:00:42,709 --> 00:00:44,711 ご… ごめんなさい 16 00:00:44,711 --> 00:00:46,713 はぁ… 17 00:00:46,713 --> 00:00:48,782 一体 何が起きているんだ 18 00:00:50,217 --> 00:00:52,686 ⚟父さま うん? 19 00:00:53,720 --> 00:00:56,723 私を勘当してください 20 00:00:56,723 --> 00:00:59,059 なっ… 21 00:00:59,059 --> 00:01:02,663 もしも 私のせいで 家族にも累が及んだら… 22 00:01:02,663 --> 00:01:06,333 ⚟私は王宮のことは よく分からない んっ… 23 00:01:06,333 --> 00:01:12,172 今 この国で何が起きているのかも知らない だが➡ 24 00:01:12,172 --> 00:01:14,841 娘を守るために 戦うことくらいは➡ 25 00:01:14,841 --> 00:01:17,177 できると思うんだ 26 00:01:17,177 --> 00:01:19,513 そんな むちゃです 27 00:01:19,513 --> 00:01:21,515 いいかい コンスタンス 28 00:01:21,515 --> 00:01:24,851 人を動かすのは 同じ人間なんだ 29 00:01:24,851 --> 00:01:26,820 いつの時代でも 30 00:01:27,921 --> 00:01:31,391 ⚟私達には 私達のやり方がある 31 00:01:32,526 --> 00:01:35,529 「汝 誠実たれ」だよ 32 00:01:35,529 --> 00:01:37,497 あっ… 33 00:01:38,532 --> 00:01:41,201 お前が元気そうで よかったよ 34 00:01:50,744 --> 00:01:53,013 ⚟わあ! ⚟いいな~ 35 00:01:53,013 --> 00:01:55,482 どうぞ ⚟ありがとう! 36 00:01:56,516 --> 00:01:58,485 あっ… 37 00:02:00,454 --> 00:02:03,790 私に何の用? ショシャンナ 38 00:02:03,790 --> 00:02:07,627 見張りを交代させて なぜ? 39 00:02:07,627 --> 00:02:10,130 乱暴だから 40 00:02:10,130 --> 00:02:12,466 《(鉄格子を蹴る音)》 《うっ…》 41 00:02:12,466 --> 00:02:16,803 ⚟反抗的な態度をとったら 何をされるか分からない 42 00:02:16,803 --> 00:02:19,473 はぁ…➡ 43 00:02:19,473 --> 00:02:21,541 仕方ないわね… 44 00:02:21,541 --> 00:02:26,113 (足音) 45 00:02:27,314 --> 00:02:30,317 (マンホールのフタを外す) 46 00:02:30,317 --> 00:02:34,821 (足音) 47 00:02:34,821 --> 00:02:36,823 ん… 48 00:02:36,823 --> 00:02:40,894 ⚟キリキ・キリクク ⚟ね… 寝転んで治めよ… 49 00:02:40,894 --> 00:02:42,896 下がっていてちょうだい 50 00:02:42,896 --> 00:02:44,865 ん… 51 00:02:47,167 --> 00:02:50,504 ルチア達に 何かご用でしょうか? 52 00:02:50,504 --> 00:02:55,175 忠告をしに来たのよ 勇敢なお嬢さんに➡ 53 00:02:55,175 --> 00:02:59,179 死にたくなければ 余計なことはしないことね 54 00:02:59,179 --> 00:03:02,616 優しいんですわね ⚟優しい? 55 00:03:02,616 --> 00:03:06,453 ⚟ええ ショシャンナもあなたも 56 00:03:06,453 --> 00:03:09,790 私は命じられれば あなたを殺すわよ 57 00:03:09,790 --> 00:03:13,293 ええ だから 来てくださったんでしょう? 58 00:03:13,293 --> 00:03:16,363 そんな命令が下されないように➡ 59 00:03:16,363 --> 00:03:18,832 ルチアが殺されないように 60 00:03:23,804 --> 00:03:26,273 あっ… チッ…! 61 00:03:30,310 --> 00:03:32,312 信じられない! 62 00:03:32,312 --> 00:03:35,816 コニーが ファリスの王子を誘拐だなんて!➡ 63 00:03:35,816 --> 00:03:39,152 しかも 公開処刑ですって!? 64 00:03:39,152 --> 00:03:41,154 ねえ ミレーヌ 65 00:03:41,154 --> 00:03:43,657 スカーレット・カスティエルが 処刑されたあと 66 00:03:43,657 --> 00:03:46,660 公開処刑が廃止になったでしょう? 67 00:03:46,660 --> 00:03:48,662 あれは どうしてか知っている? 68 00:03:48,662 --> 00:03:52,999 ああ… 確か 市民団体が動いたのよね 69 00:03:52,999 --> 00:03:55,335 すみれの会って言ったかしら 70 00:03:55,335 --> 00:03:58,405 すみれの会ね ありがとう ミレーヌ 71 00:03:58,405 --> 00:04:00,340 えっ どこに行くの? 72 00:04:00,340 --> 00:04:03,777 もちろん コニーを助けに行くのよ➡ 73 00:04:03,777 --> 00:04:07,781 何もしないで嘆いているだけなんて 冗談じゃない 74 00:04:07,781 --> 00:04:10,784 だったら 行動を起こさなくちゃ! 75 00:04:10,784 --> 00:04:15,288 あら それは結構な心がけね 76 00:04:15,288 --> 00:04:17,257 フフッ… 77 00:04:18,291 --> 00:04:20,460 ふ~む… 78 00:04:22,129 --> 00:04:24,131 (風の音) 79 00:04:24,131 --> 00:04:26,133 ん? 80 00:04:26,133 --> 00:04:29,136 フッ… ⚟そういう小芝居は結構よ 81 00:04:29,136 --> 00:04:31,138 あっ… 82 00:04:31,138 --> 00:04:34,207 見えているんでしょう? 初めから… 83 00:04:34,207 --> 00:04:37,811 そうね きっと グラン・メリル=アンで会った時から 84 00:04:37,811 --> 00:04:41,181 お前は私の存在に気づいていたはずよ 85 00:04:42,149 --> 00:04:48,989 でなきゃ 子爵令嬢の婚約破棄なんかに 手を煩わせるわけないもの➡ 86 00:04:48,989 --> 00:04:53,493 私 とっても記憶力がいいのよ 87 00:04:53,493 --> 00:04:56,329 《⚟おお なんと おいたわしい…》 88 00:04:56,329 --> 00:05:01,101 《あなたの下僕に 何かお手伝いできることはありますかな?》 89 00:05:01,101 --> 00:05:03,103 《目障りよ うせなさい》 90 00:05:03,103 --> 00:05:05,105 《ああっ…➡》 91 00:05:05,105 --> 00:05:07,941 《はぁ… 残念です 気が向いたら いつでも➡》 92 00:05:07,941 --> 00:05:10,443 《この下僕めに お申し付けください》 93 00:05:10,443 --> 00:05:13,113 《ええ 気が向いたらね》 94 00:05:14,281 --> 00:05:18,351 10年かかったけれど やっと気が向いたわ 95 00:05:18,351 --> 00:05:20,353 だから… 96 00:05:20,353 --> 00:05:23,623 お前の力を貸しなさい 97 00:05:23,623 --> 00:05:25,592 それで… 98 00:05:26,626 --> 00:05:31,298 この豚めは 一体 何をすれば よろしいのでしょうか? 99 00:05:31,298 --> 00:05:33,266 ネズミ探しよ 100 00:05:37,304 --> 00:05:39,372 ⚟テオフィルス殿下 101 00:05:39,372 --> 00:05:42,809 ケンダル・レヴァイン外交官が お見えです 102 00:05:42,809 --> 00:05:48,315 何? ヤツはアデルバイドへ 使節として赴いていたのではなかったか? 103 00:05:48,315 --> 00:05:52,152 それが 火急のご用件とのことで… 104 00:05:52,152 --> 00:05:54,421 そうか… 通せ 105 00:05:57,157 --> 00:05:59,226 久しいな ケンダルよ 106 00:05:59,226 --> 00:06:01,928 一体 どうしたというのだ? 107 00:06:01,928 --> 00:06:03,930 恐れながら… 108 00:06:03,930 --> 00:06:06,433 ユリシーズ殿下を拐かしたのは 109 00:06:06,433 --> 00:06:10,103 アデルバイドではなく ダェグ・ガルスです 110 00:06:10,103 --> 00:06:12,772 そして 第二殿下のロドリック様が 111 00:06:12,772 --> 00:06:17,110 ダェグ・ガルスと手を組んでおります 何? 112 00:06:17,110 --> 00:06:19,179 ⚟なんでも 組織の人間は➡ 113 00:06:19,179 --> 00:06:23,116 体のどこかに太陽の入れ墨があるとか 114 00:06:23,116 --> 00:06:25,085 入れ墨… 115 00:06:30,790 --> 00:06:32,792 まさか ロドリックめが… 116 00:06:32,792 --> 00:06:36,863 貴様は 一体 どこで その情報を仕入れてきた? 117 00:06:36,863 --> 00:06:41,134 第三殿下 アレクサンドラ様にございます 118 00:06:43,303 --> 00:06:46,373 ⚟本来であれば 近いうちにエンリケ殿下から 119 00:06:46,373 --> 00:06:49,809 ご慈悲をいただく予定だったのですが 120 00:06:49,809 --> 00:06:51,811 ご慈悲? 121 00:06:51,811 --> 00:06:55,649 ええ 我々が神から言葉を賜るには 122 00:06:55,649 --> 00:06:59,486 敬虔な方々からの実弾が必要なのですよ 123 00:06:59,486 --> 00:07:02,656 祈りなどではなく… ね 124 00:07:02,656 --> 00:07:05,925 兄上が そんなことをなさるとは思えぬ 125 00:07:05,925 --> 00:07:07,894 貴殿の勘違いだろう 126 00:07:08,995 --> 00:07:12,766 なるほど これは失礼いたしました 127 00:07:14,267 --> 00:07:17,103 ところで… 何だ? 128 00:07:17,103 --> 00:07:22,776 ジョアン殿下ご自身は 神の御手を必要とされているのでしょうか? 129 00:07:22,776 --> 00:07:24,744 それは… 130 00:07:27,113 --> 00:07:29,115 あ… 131 00:07:29,115 --> 00:07:31,117 ふむ… 132 00:07:31,117 --> 00:07:33,119 ⚟これは失礼 おっ? 133 00:07:33,119 --> 00:07:35,121 お取り込み中でしたか? 134 00:07:35,121 --> 00:07:37,624 いや お引き取りいただくところだ 135 00:07:37,624 --> 00:07:40,694 ええと あなた様は… 136 00:07:40,694 --> 00:07:46,299 ルーファス・メイ 先日から 副財務総監を務めさせていただいております 137 00:07:46,299 --> 00:07:49,369 おや あなたがそうでしたか… 138 00:07:49,369 --> 00:07:53,640 我が教会にいらしていただいたことは ありましたかな? 139 00:07:53,640 --> 00:07:57,978 あいにく 着任したばかりなもので いずれぜひ 140 00:07:57,978 --> 00:08:00,647 おお それは ぜひとも 141 00:08:02,315 --> 00:08:04,317 はっ… 142 00:08:04,317 --> 00:08:06,319 おおっ… うっ! 143 00:08:06,319 --> 00:08:09,322 おや 失礼 静電気でしょうか 144 00:08:09,322 --> 00:08:13,193 それとも… 女神の戯れか 145 00:08:14,828 --> 00:08:17,664 お前 痛みを感じないの? 146 00:08:17,664 --> 00:08:20,734 まさか ただ あなたから与えられる痛みは 147 00:08:20,734 --> 00:08:24,204 全て 至上の喜びだというだけです 148 00:08:25,338 --> 00:08:29,342 ⚟それで 何か気になることでもあったのですか? 149 00:08:29,342 --> 00:08:34,314 あの男 握手の時でも 手袋を外さなかったでしょう? 150 00:08:35,348 --> 00:08:37,417 《おおっ…》 《うっ!》 151 00:08:37,417 --> 00:08:41,187 ⚟あったわよ 手首に太陽の入れ墨 152 00:08:42,355 --> 00:08:45,425 ⚟ルーファス・メイ あいつがネズミよ➡ 153 00:08:45,425 --> 00:08:48,361 すぐに素性を調べ上げて 154 00:08:48,361 --> 00:08:51,364 仰せのとおりに 我が君 155 00:08:51,364 --> 00:08:54,868 このくらいなら 平気なのね うん? 156 00:08:54,868 --> 00:08:58,371 いつもは あの力を使うと眠くなるのよ 157 00:08:58,371 --> 00:09:01,541 さっきは 威力を抑えたから平気だったようね 158 00:09:01,541 --> 00:09:04,811 なるほど… ああいった現象を起こすには 159 00:09:04,811 --> 00:09:08,148 かなりの力を消耗するのです 160 00:09:08,148 --> 00:09:11,151 何で お前に そんなことが分かるのよ? 161 00:09:11,151 --> 00:09:15,655 これでも 女神の寵愛を受ける身ですからね 162 00:09:15,655 --> 00:09:21,494 ところで スカーレット様が この世におられる目的は 復讐ですかな? 163 00:09:21,494 --> 00:09:23,496 当たり前でしょう 164 00:09:23,496 --> 00:09:25,999 ⚟ふむ それは今もでしょうか? 165 00:09:25,999 --> 00:09:28,067 何ですって? 166 00:09:28,067 --> 00:09:33,840 今 この場にいるスカーレット様は 復讐のために動かれているのですか? 167 00:09:33,840 --> 00:09:35,842 それとも… 168 00:09:35,842 --> 00:09:39,012 コンスタンス・グレイルを助けるため? 169 00:09:40,346 --> 00:09:42,849 復讐に決まっているじゃないの 170 00:09:42,849 --> 00:09:48,688 そうですか 肉体を失った魂が 現世に とどまり続けるには 171 00:09:48,688 --> 00:09:54,027 強い感情や目的が必要だと 私は考えています 172 00:09:54,027 --> 00:09:58,998 だから きっと ご自分の復讐が果たされたと感じたら… 173 00:10:00,100 --> 00:10:03,369 あなたは神の御許に戻られる 174 00:10:04,471 --> 00:10:06,473 あっ… 175 00:10:06,473 --> 00:10:08,441 フンッ… 176 00:10:11,744 --> 00:10:15,181 ⚟どうか 処刑に反対する署名をお願いします! 177 00:10:15,181 --> 00:10:18,685 コンスタンス・グレイルは無実なんです 178 00:10:18,685 --> 00:10:23,756 ⚟頼む どうか 力を… 貸してくれ 179 00:10:25,358 --> 00:10:29,863 お願いします 友である コンスタンス・グレイルを救うには 180 00:10:29,863 --> 00:10:34,534 この場にいる良識ある方々の 助けが必要なのです! 181 00:10:35,535 --> 00:10:41,040 ⚟どういうことなの? 絶対に王宮へ入れるなと命じた反対署名に 182 00:10:41,040 --> 00:10:45,712 平民ばかりか 貴族達までが 名を連ねてるなんて… 183 00:10:46,713 --> 00:10:49,215 それに この本➡ 184 00:10:49,215 --> 00:10:55,188 外国の新進気鋭作家って触れ込みだけど アダム・ヒックス? 185 00:10:56,556 --> 00:10:58,558 アメリア・ホッブスじゃない! 186 00:10:58,558 --> 00:11:05,565 聖女とうたわれる子爵令嬢が 身分の差を乗り越えて 王太子と結ばれる➡ 187 00:11:05,565 --> 00:11:10,336 だが 実は 彼女は 犯罪組織の一員で 188 00:11:10,336 --> 00:11:13,339 生まれは 卑しい孤児だった 189 00:11:13,339 --> 00:11:16,409 まるで どこかで見たような筋書きだな 190 00:11:16,409 --> 00:11:19,178 チッ 191 00:11:19,178 --> 00:11:23,850 あんな平凡な小娘なんかのために どうしてここまで… 192 00:11:23,850 --> 00:11:27,520 誰が何と言おうと処刑は決行する 193 00:11:27,520 --> 00:11:31,991 あのルチアという オブライエン家の養女も一緒にな 194 00:11:33,026 --> 00:11:35,695 どうした? 別に 195 00:11:35,695 --> 00:11:38,197 まったく不愉快な状況だ 196 00:11:38,197 --> 00:11:42,268 いつの間にか くだらない噂まで流れてるようだしね 197 00:11:42,268 --> 00:11:45,872 噂? 知らないのかい? 198 00:11:45,872 --> 00:11:48,341 コンスタンス・グレイルだよ 199 00:11:49,375 --> 00:11:52,445 ⚟何でも 死者の声を聞くことができて➡ 200 00:11:52,445 --> 00:11:58,051 スカーレット・カスティエルのえん罪を 晴らすために動いているとか 201 00:11:58,051 --> 00:12:00,053 (足音) 202 00:12:00,053 --> 00:12:02,055 ん? 203 00:12:02,055 --> 00:12:05,058 セシリア王太子妃!? 204 00:12:05,058 --> 00:12:08,661 あなた 死んだ人間と話せるんですって? 205 00:12:08,661 --> 00:12:10,997 そ… それは… 206 00:12:10,997 --> 00:12:12,999 嘘つき あっ… 207 00:12:12,999 --> 00:12:17,070 死んだ人間はしゃべらない だから 何も思わない 208 00:12:17,070 --> 00:12:19,339 ただ 灰になるだけ 209 00:12:20,506 --> 00:12:22,508 <⚟そうに決まってる> 210 00:12:22,508 --> 00:12:25,678 <少なくとも 私にとってはそうだった> 211 00:12:26,579 --> 00:12:30,149 <だって そんな声なんて…> 212 00:12:32,518 --> 00:12:34,487 あなたは… 213 00:12:41,194 --> 00:12:44,264 ⚟シシィ 返してきなさい! 214 00:12:44,264 --> 00:12:46,265 はあ? 何でだよ? セス 215 00:12:46,265 --> 00:12:48,868 スリは 立派な犯罪です 216 00:12:48,868 --> 00:12:51,704 私の目が こうして開いているうちは 217 00:12:51,704 --> 00:12:56,376 シシィに胸を張って歩けない生き方なんて させないからね! 218 00:12:56,376 --> 00:12:58,344 チェッ 219 00:13:00,713 --> 00:13:02,782 おーい おっさん! ん? 220 00:13:02,782 --> 00:13:05,051 ヘヘヘヘッ 221 00:13:05,051 --> 00:13:08,488 よくできました さっすが シシィね 222 00:13:08,488 --> 00:13:11,324 やめろって 223 00:13:11,324 --> 00:13:14,394 ⚟シシィ セス おかえり! 224 00:13:14,394 --> 00:13:18,831 あのね 変な人が来てるよ 変な人? 225 00:13:18,831 --> 00:13:22,168 セシリアっていう女の子を 捜してるんだって 226 00:13:22,168 --> 00:13:25,238 そりゃ 骨が折れる話だな セス 227 00:13:25,238 --> 00:13:29,842 ええ うちにだって セシリアは たくさんいるものね… 228 00:13:29,842 --> 00:13:32,912 ⚟君 セスと呼ばれていたね 229 00:13:32,912 --> 00:13:36,683 …とすると 本名は セシリアかな? 230 00:13:36,683 --> 00:13:38,751 あっ… はい 231 00:13:41,688 --> 00:13:44,190 その瞳…➡ 232 00:13:44,190 --> 00:13:46,959 バラ色に見えなくもないか… 233 00:13:48,027 --> 00:13:51,698 シスター 彼女と話がしたい 234 00:13:54,367 --> 00:14:01,207 領主様の娘は 生まれつき体が弱くて もう 長くは生きられないんですって 235 00:14:01,207 --> 00:14:05,211 だから 私が そのセシリアお嬢様に成り代わるの 236 00:14:05,211 --> 00:14:07,647 どうして セスが? 237 00:14:07,647 --> 00:14:11,984 領主様には 娼婦が産んだ隠し子がいたんですって 238 00:14:11,984 --> 00:14:15,822 その子の名前も たまたま セシリアで… 239 00:14:15,822 --> 00:14:20,326 生まれてすぐに どこかの孤児院に預けられたそうよ 240 00:14:20,326 --> 00:14:23,329 人違いだって可能性はないのかよ? 241 00:14:23,329 --> 00:14:25,331 大体 その条件なら… 242 00:14:25,331 --> 00:14:29,836 本当の落とし子かどうかは どうでもいいんだと思うわ 243 00:14:29,836 --> 00:14:32,505 たまたま 私が 条件に合ったのよ 244 00:14:32,505 --> 00:14:34,507 だからって 別に セスが… 245 00:14:34,507 --> 00:14:39,178 領主様が うちの孤児院を支援してくれるんだって 246 00:14:40,179 --> 00:14:42,248 だから 大丈夫よ 247 00:15:00,032 --> 00:15:02,034 マザー・ナタリー!➡ 248 00:15:02,034 --> 00:15:05,204 リア! ビート! みんな! 249 00:15:05,204 --> 00:15:08,641 うっ! うう… クソッ 250 00:15:08,641 --> 00:15:11,310 ⚟シシィ… 251 00:15:11,310 --> 00:15:13,312 セス! 252 00:15:13,312 --> 00:15:16,149 よかった 生きてた 253 00:15:16,149 --> 00:15:18,151 何で ここに? 254 00:15:18,151 --> 00:15:22,488 私のせいだ 私がバカだったんだ… 255 00:15:22,488 --> 00:15:24,824 どういうことだ? 256 00:15:24,824 --> 00:15:30,329 リュゼ子爵は 身代わりを知ってる人間を 生かしておくつもりなんてなかった 257 00:15:30,329 --> 00:15:33,399 私が もっと早く気づいてれば… 258 00:15:33,399 --> 00:15:36,068 セスのせいじゃねえだろ! 259 00:15:37,170 --> 00:15:39,672 歩けるか? みんなは? 260 00:15:39,672 --> 00:15:44,744 みんな 殺されてた 死体がなかったのは シシィだけで… 261 00:15:44,744 --> 00:15:47,180 ⚟おい まだ 生きてるヤツがいるぞ! 262 00:15:47,180 --> 00:15:50,183 あっ 裏から逃げるぞ! 263 00:15:50,183 --> 00:15:52,151 うっ… 264 00:15:57,256 --> 00:15:59,258 ⚟どこだ!? ⚟奥に行くぞ! 265 00:15:59,258 --> 00:16:01,227 あっ… ⚟おおっ… 266 00:16:07,533 --> 00:16:11,037 えいっ! うわっ! あっ うっ ううっ… 267 00:16:11,037 --> 00:16:13,039 ううっ! 268 00:16:13,039 --> 00:16:15,541 セス! 269 00:16:15,541 --> 00:16:18,044 先に行って 助けを呼んできて! 270 00:16:18,044 --> 00:16:20,046 何 言ってんだ! セスも… 271 00:16:20,046 --> 00:16:24,717 姿を見られたからには あいつらは どこまでも追ってくる!➡ 272 00:16:24,717 --> 00:16:26,786 私なら大丈夫だから… 273 00:16:26,786 --> 00:16:29,155 セス! 行け! 274 00:16:33,226 --> 00:16:36,295 あっ ああ ああっ… 275 00:16:43,069 --> 00:16:49,408 苦労して捜してきた手駒を こうも たやすく壊されるとはね 276 00:16:49,408 --> 00:16:51,410 ⚟屋敷にいるはずの娘が➡ 277 00:16:51,410 --> 00:16:55,481 まさか 孤児院にいるとは 思わなかったんでしょ 278 00:16:55,481 --> 00:16:58,918 リュゼ子爵の独断で動くから こうなるんだ 279 00:16:58,918 --> 00:17:01,988 あの手の貴族なんて そんなものだ (物音) 280 00:17:01,988 --> 00:17:06,459 ん? おや 生き残りがいたのか 281 00:17:07,693 --> 00:17:11,531 ⚟名は? ⚟シシィ 282 00:17:11,531 --> 00:17:13,599 ああ…➡ 283 00:17:13,599 --> 00:17:16,535 女か あっ… 284 00:17:16,535 --> 00:17:21,541 シシィというのは セシリアの愛称でもあったな➡ 285 00:17:21,541 --> 00:17:25,378 それに 見事なバラ色の瞳をしている 286 00:17:25,378 --> 00:17:27,713 リュゼ家に特有のものだ 287 00:17:27,713 --> 00:17:31,784 少年だと思って見落としたか… 288 00:17:31,784 --> 00:17:38,724 あの子は 何か隠している気配があったが… なるほど 君のことだったとは 289 00:17:38,724 --> 00:17:42,061 <あっ! 俺を守るために セスは…> 290 00:17:42,061 --> 00:17:45,564 くっ… <あの領主に…!> 291 00:17:45,564 --> 00:17:48,234 リュゼ子爵が憎いかい? 292 00:17:48,234 --> 00:17:52,905 なら 復讐をさせてあげようか? 293 00:17:52,905 --> 00:17:56,409 ふく… しゅう… 294 00:17:56,409 --> 00:18:00,079 君が 我々の言うとおりに動くなら 295 00:18:00,079 --> 00:18:04,050 あのゲスを じっくりとなぶらせてあげるよ 296 00:18:05,251 --> 00:18:08,087 君は 君の心に従えばいい 297 00:18:08,087 --> 00:18:12,024 憎いんだろ? 許せないんだろ? 298 00:18:12,024 --> 00:18:15,027 なら いっそ 壊してしまえばいい 299 00:18:15,027 --> 00:18:17,296 この国ごとね 300 00:18:20,032 --> 00:18:22,535 《⚟よくできました さっすが シシィね》 301 00:18:22,535 --> 00:18:24,537 《⚟やめろって》 302 00:18:24,537 --> 00:18:27,039 《⚟私のせいだ 私がバカだったんだ》 303 00:18:27,039 --> 00:18:29,709 《⚟セスのせいじゃねえだろ!》 304 00:18:33,045 --> 00:18:36,549 《⚟私が セシリアお嬢様に成り代わるの》 305 00:18:36,549 --> 00:18:38,517 あっ! 306 00:18:43,055 --> 00:18:48,728 <もう 誰の声も聞きたくはない> 307 00:18:48,728 --> 00:18:52,198 ⚟ああ そういえば 決めたよ 308 00:18:53,232 --> 00:18:55,901 決めたって 何を? 309 00:18:55,901 --> 00:19:00,973 言っただろ オブライエンの子供を殺す日だよ 310 00:19:00,973 --> 00:19:03,976 せっかくだから コンスタンス・グレイルの処刑と 311 00:19:03,976 --> 00:19:06,846 同じ日にしようと思ってね➡ 312 00:19:06,846 --> 00:19:10,516 あさってだ そう 313 00:19:12,184 --> 00:19:14,854 ルーファスの方は 何か分かったの? 314 00:19:14,854 --> 00:19:21,193 どうやら 本物のルーファス・メイは 10年ほど前に亡くなっているようですね 315 00:19:21,193 --> 00:19:26,032 あまり裕福でない貴族の末っ子で 素行が悪かったために 316 00:19:26,032 --> 00:19:30,369 勘当同然に 家を追い出されて 王都に来たそうです 317 00:19:30,369 --> 00:19:36,342 10年前… なるほど その時に入れ代わったということね 318 00:19:39,445 --> 00:19:44,050 少し休め ろくに寝てないだろ お前 319 00:19:44,050 --> 00:19:46,118 問題ない (ノック) 320 00:19:46,118 --> 00:19:48,120 あっ… 321 00:19:48,120 --> 00:19:51,123 おや お取り込み中だったかな? 322 00:19:51,123 --> 00:19:53,392 ⚟いや 構わない 323 00:19:54,727 --> 00:19:59,065 前にも話したが ファリスのアレクサンドラ第三殿下は 324 00:19:59,065 --> 00:20:01,067 反戦派なんだ 325 00:20:01,067 --> 00:20:05,137 彼女が 次の王になるのが 理想的だと思わないか? 326 00:20:05,137 --> 00:20:10,676 その第三殿下って 血筋も後ろ盾も大したことないし➡ 327 00:20:10,676 --> 00:20:14,680 今は ファリスで拘束されてるんだろ?➡ 328 00:20:14,680 --> 00:20:18,350 勝ち目があるとは 到底思えないんだけど 329 00:20:18,350 --> 00:20:22,421 だが 大きな後ろ盾ができたのだとしたら?➡ 330 00:20:22,421 --> 00:20:26,859 貿易協定のために メルヴィナに行ったはずのエルンスト王が➡ 331 00:20:26,859 --> 00:20:29,695 ファリスに向かったとしたら? 332 00:20:29,695 --> 00:20:33,532 何だって!? 陛下に行く理由がないだろ 333 00:20:33,532 --> 00:20:38,037 ファリス現国王のお見舞い という名目でいいんだよ 334 00:20:38,037 --> 00:20:44,110 ただし 囚われの第三殿下に招かれた という事実さえあればね 335 00:20:44,110 --> 00:20:48,881 なるほどな 勝手に情報が広まればいいわけだ 336 00:20:48,881 --> 00:20:51,884 アデルバイドと第三殿下は つながっていると? 337 00:20:51,884 --> 00:20:56,555 そのとおり 立派な後ろ盾の完成だ 338 00:20:56,555 --> 00:21:02,895 でも 第三殿下は 囚われてるんだろ? どうやって 陛下を招待するんだよ 339 00:21:02,895 --> 00:21:07,266 もしや 塔にいるのは 身代わりか? 340 00:21:08,067 --> 00:21:12,071 おいおい はったりで国を動かすってのかよ? 341 00:21:12,071 --> 00:21:16,342 それほど ファリスは この国を恐れているということさ 342 00:21:19,678 --> 00:21:24,750 <⚟どうして セシリア様は 何も答えなかったんだろう…> 343 00:21:24,750 --> 00:21:26,719 ⚟面会だ 344 00:21:29,188 --> 00:21:32,158 あなた ブレンダ? 345 00:21:36,262 --> 00:21:40,032 ⚟ええっと その… どうしたの? 346 00:21:40,032 --> 00:21:42,101 これを… 347 00:21:42,101 --> 00:21:45,704 ⚟ケイトとミレーヌが処刑反対運動を!? 348 00:21:45,704 --> 00:21:48,374 ふ… 2人だけじゃないわ 349 00:21:48,374 --> 00:21:52,211 あなたのお父様や 元婚約者のニール・ブロンソン 350 00:21:52,211 --> 00:21:55,214 それに ハームズワース子爵➡ 351 00:21:55,214 --> 00:21:58,050 もちろん アルスター伯爵もよ 352 00:21:58,050 --> 00:22:00,553 <閣下が…> 353 00:22:00,553 --> 00:22:04,323 ねえ ブレンダ 私の処刑はいつ? 354 00:22:05,324 --> 00:22:07,826 明日だって… 355 00:22:07,826 --> 00:22:09,795 そっか… 356 00:22:10,896 --> 00:22:14,166 あのね 私… 357 00:22:14,166 --> 00:22:18,003 パメラのことを告発しようと思うの えっ? 358 00:22:18,003 --> 00:22:22,074 今まで 彼女がやってきたこと 全部!➡ 359 00:22:22,074 --> 00:22:25,010 今更よね… 360 00:22:25,010 --> 00:22:29,348 ずっと… ずっと 言いたかったことがあるの➡ 361 00:22:29,348 --> 00:22:34,019 あの時 助けてくれて ありがとう 362 00:22:34,019 --> 00:22:37,089 違うのよ ブレンダ あれは… 363 00:22:37,089 --> 00:22:39,859 ⚟ううん あなたよ 364 00:22:39,859 --> 00:22:41,927 あなたの誠実さが 365 00:22:41,927 --> 00:22:44,697 私を助けてくれたのよ 366 00:22:48,200 --> 00:22:51,036 <1人じゃない> 367 00:22:51,036 --> 00:22:53,872 <みんなが 戦ってくれてるんだ> 368 00:22:53,872 --> 00:22:56,542 <絶対に諦めない> 369 00:22:56,542 --> 00:22:59,211 <だって…> 370 00:22:59,211 --> 00:23:04,049 <スカーレットなら きっと そう言うはずだから> 371 00:23:04,049 --> 00:23:15,327 ♬~