1 00:00:06,340 --> 00:00:10,094 東洋の着物か 美しいな 2 00:00:10,219 --> 00:00:11,054 だが… 3 00:00:12,513 --> 00:00:14,557 私が血染めにしてやろう 4 00:00:15,892 --> 00:00:18,811 な… 何だ? この魔力は 5 00:00:19,020 --> 00:00:20,521 ハッ… 6 00:00:21,564 --> 00:00:25,151 戦場が凍りつく圧倒的な魔力 7 00:00:26,152 --> 00:00:29,405 こいつがウワサのスプリガン12… 8 00:00:30,323 --> 00:00:34,660 前髪がランディと同じだ いじめがいがありそう 9 00:00:35,161 --> 00:00:36,496 ハッ… 10 00:00:38,539 --> 00:00:39,999 いつの間に… 11 00:02:11,966 --> 00:02:16,846 ンンッ… ここは… 12 00:02:17,597 --> 00:02:20,433 医務室よ うん? 13 00:02:23,477 --> 00:02:27,190 ごめん マスターが それだけは外すなって 14 00:02:27,315 --> 00:02:31,444 まあ でも 後ろ手は かわいそうだから 前にしといたよ 15 00:02:32,111 --> 00:02:33,237 マリンは? 16 00:02:33,362 --> 00:02:36,199 “合格”の人? 牢にいる 17 00:02:36,616 --> 00:02:40,203 びっくりしたよ あんた 首絞められてんだもん 18 00:02:40,786 --> 00:02:44,707 窒息寸前のところを この子らが助けたんだよ 19 00:02:44,832 --> 00:02:46,334 感謝しな 20 00:02:54,884 --> 00:02:56,260 なんで助けたの? 21 00:02:56,385 --> 00:02:58,763 なんでって… あんたには いろいろと― 22 00:02:58,888 --> 00:03:01,766 聞きたいことがあるからに 決まってんだろう 23 00:03:01,891 --> 00:03:03,601 何も話すことはない 24 00:03:03,851 --> 00:03:08,022 そうだとしても 私たちは 誰の死も望んでない 25 00:03:08,147 --> 00:03:09,649 たとえ敵でもね 26 00:03:09,774 --> 00:03:11,734 でも 拷問する気でしょう? 27 00:03:11,859 --> 00:03:13,486 そんなことしないよ 28 00:03:13,778 --> 00:03:16,489 されたいのか? カナ! 29 00:03:17,281 --> 00:03:19,909 一緒にお風呂に入った仲じゃない 30 00:03:20,034 --> 00:03:23,246 あんた なんか悪い人に見えないんだ 31 00:03:27,208 --> 00:03:29,377 レイラのこと 聞きたいの? 32 00:03:29,710 --> 00:03:30,378 あっ… 33 00:03:31,420 --> 00:03:32,922 条件がある 34 00:03:33,464 --> 00:03:36,509 これ外して ルーシィと2人だけにして 35 00:03:37,051 --> 00:03:38,594 調子に乗ってんじゃないよ! 36 00:03:38,719 --> 00:03:40,471 大丈夫 あっ… 37 00:03:40,596 --> 00:03:42,014 大丈夫だよ カナ 38 00:03:43,099 --> 00:03:46,269 いいだろう ここは任せた 39 00:03:46,811 --> 00:03:50,273 拘束は解くけど 魔封石は外さないよ 40 00:03:50,398 --> 00:03:52,942 何かあったら 大声で叫ぶんだ 41 00:04:00,491 --> 00:04:05,579 私の名前はブランディッシュ・μ 母の名はグラミー 42 00:04:05,705 --> 00:04:09,417 あんたの母 レイラの 使用人のひとりだった 43 00:04:09,709 --> 00:04:10,584 ハッ… 44 00:04:11,377 --> 00:04:14,255 レイラは 星霊魔導士を引退するとき― 45 00:04:14,380 --> 00:04:19,218 自分が所持していた3つの鍵を 3人の使用人に託した 46 00:04:19,552 --> 00:04:23,597 カプリコーンの鍵はゾルディオに キャンサーの鍵はスペットに 47 00:04:23,889 --> 00:04:25,099 スペットさん? 48 00:04:26,100 --> 00:04:30,855 そして 私の母 グラミーは アクエリアスの鍵を託された 49 00:04:31,897 --> 00:04:35,901 私の母はレイラのことを とても尊敬していた 50 00:04:36,027 --> 00:04:38,321 アクエリアスの鍵もね― 51 00:04:38,446 --> 00:04:41,824 それはそれは大事に 毎日 磨いていたのよ 52 00:04:42,908 --> 00:04:47,496 なのに… なのに 裏切られたの レイラに 53 00:04:48,414 --> 00:04:50,875 ママが何を… 54 00:04:51,292 --> 00:04:55,504 あんた アクエリアスの鍵は どこで手に入れたの? 55 00:04:55,629 --> 00:04:57,631 ママから… 56 00:04:57,757 --> 00:05:00,259 私の母が受け継いだ物を― 57 00:05:00,384 --> 00:05:03,095 なんで あなたのママから 渡されたと思う? 58 00:05:03,220 --> 00:05:03,888 ンッ… 59 00:05:04,472 --> 00:05:10,019 レイラはね 鍵を取り返すために 私の母を殺したのよ 60 00:05:10,353 --> 00:05:14,648 ハッ… そんなことあるわけ… 61 00:05:15,274 --> 00:05:17,693 だから あんたは甘いの 62 00:05:18,194 --> 00:05:21,447 自分の見えてる世界しか 信じてない! 63 00:05:21,614 --> 00:05:22,907 ウワッ! 64 00:05:24,617 --> 00:05:25,368 ンッ… 65 00:05:25,493 --> 00:05:28,996 すぐに人を信用しちゃう甘さもね 66 00:05:29,413 --> 00:05:30,873 やめ… ンッ… 67 00:05:31,248 --> 00:05:33,751 ンッ… ンンッ… 68 00:05:33,876 --> 00:05:38,089 あんたに恨みはないけど 私は こうするしかないの 69 00:05:38,672 --> 00:05:40,091 ンンッ… 70 00:05:40,257 --> 00:05:42,093 ンンッ… ンッ… 71 00:05:42,885 --> 00:05:47,848 母さんの無念 あんたの命でしか晴らせない 72 00:05:49,183 --> 00:05:52,103 ごめんね 死んで 73 00:05:52,269 --> 00:05:54,605 ンンッ… ンンッ… 74 00:05:58,859 --> 00:05:59,777 ンンッ… 75 00:06:03,114 --> 00:06:04,031 あっ… 76 00:06:04,198 --> 00:06:05,282 ウッ! 77 00:06:08,035 --> 00:06:11,163 私の鍵が何だって? 78 00:06:11,288 --> 00:06:12,790 アクエリアス… 79 00:06:13,082 --> 00:06:14,542 アア… 80 00:06:15,793 --> 00:06:18,546 久しいな ルーシィ 81 00:06:19,255 --> 00:06:22,550 ンッ… ンンッ… 82 00:06:22,842 --> 00:06:26,178 ウワ〜ン! アクエリアス! 83 00:06:29,265 --> 00:06:33,436 フフッ… 帰ってきたんだね アクエリアス 84 00:06:34,019 --> 00:06:36,313 いいや そうじゃない 85 00:06:36,981 --> 00:06:40,317 私の鍵が壊れてから1年がたち― 86 00:06:40,443 --> 00:06:45,364 新たな宝瓶宮の鍵が この世界のどこかに生まれた 87 00:06:45,489 --> 00:06:47,783 それを記念してって わけじゃないが― 88 00:06:47,908 --> 00:06:52,580 星霊王が一時的に この世界との扉を開いてくれた 89 00:06:53,164 --> 00:06:55,207 だから あまり時間はないんだ 90 00:06:55,458 --> 00:06:56,542 えっ… 91 00:06:57,585 --> 00:07:01,964 でも こうして もう一度 会えただけで 私… 92 00:07:02,298 --> 00:07:05,217 お前も久しぶりだな ブランディッシュ 93 00:07:05,843 --> 00:07:07,219 アア… 94 00:07:07,678 --> 00:07:08,846 知り合い? 95 00:07:08,971 --> 00:07:14,018 ヤツが言ってたろう? 私の鍵は一度 ヤツの母に渡った 96 00:07:14,143 --> 00:07:18,230 いやぁ 昔は よく一緒に遊んだな ブランディッシュ 97 00:07:18,689 --> 00:07:19,982 ンンッ… 98 00:07:20,149 --> 00:07:23,486 おい! こらぁ! 反応ねえのかよ クソガキ! 99 00:07:23,611 --> 00:07:26,113 ご… ごめんなさい ご主人さま 100 00:07:26,238 --> 00:07:28,365 ご主人… えっ… ええっ? 101 00:07:28,616 --> 00:07:30,993 ひねくれた女になりやがって 102 00:07:31,118 --> 00:07:34,038 そんなんじゃ男はできねえぞ うん? 103 00:07:34,163 --> 00:07:34,872 ふぁい… 104 00:07:35,039 --> 00:07:36,624 アア… 105 00:07:36,916 --> 00:07:39,668 久しぶりに犬のマネが見たいなぁ 106 00:07:39,793 --> 00:07:41,754 ワン! ワンワーン! 107 00:07:41,879 --> 00:07:43,547 よ〜し いい子だ 108 00:07:43,672 --> 00:07:45,633 ご主人さま! ワン! 109 00:07:45,799 --> 00:07:47,635 だが 許さん! 110 00:07:47,760 --> 00:07:49,637 ありがとうございますワン! 111 00:07:51,013 --> 00:07:53,390 どうしよう ついていけない 112 00:07:53,641 --> 00:07:57,561 お前の主人である私の主人が ルーシィだ 113 00:07:57,686 --> 00:08:00,898 つまり どういうことかは 分かるな? ブランディッシュ 114 00:08:02,066 --> 00:08:04,276 たとえ そうだとしても― 115 00:08:04,401 --> 00:08:08,656 私は 母を殺したレイラを 許すことはできません 116 00:08:08,864 --> 00:08:11,659 ルーシィはレイラじゃないだろう 117 00:08:11,784 --> 00:08:15,412 それに レイラは グラミーを 殺したりなんかしていないよ 118 00:08:15,788 --> 00:08:16,539 ハッ… 119 00:08:16,914 --> 00:08:20,751 こっちに来たのは その真実を語るためだ 120 00:08:20,876 --> 00:08:23,796 いや “見せるため”だな 121 00:08:28,425 --> 00:08:30,803 なに? これ 人魚? 122 00:08:31,720 --> 00:08:34,056 …てか ここ どこ〜? 123 00:08:34,514 --> 00:08:40,144 ここは星の記憶 星霊たちの紡ぐ記憶のアーカイブ 124 00:08:40,271 --> 00:08:43,190 夢の中とでも 思ってもらえればいいが― 125 00:08:43,315 --> 00:08:46,735 ここで映し出されるものは 全て真実 126 00:08:47,236 --> 00:08:48,320 ついてこい 127 00:08:48,821 --> 00:08:50,322 アア… 128 00:08:53,492 --> 00:08:55,327 誰か見えてきた 129 00:08:58,080 --> 00:09:00,708 あれは アンナ・ハートフィリア 130 00:09:00,833 --> 00:09:04,712 ルーシィの先祖であり 偉大な星霊魔導士だった 131 00:09:05,170 --> 00:09:06,213 アア… 132 00:09:06,630 --> 00:09:08,215 400年前だ 133 00:09:08,340 --> 00:09:12,595 黒魔導士とドラゴンと 星霊魔導士によって― 134 00:09:12,720 --> 00:09:14,597 ある計画が実行された 135 00:09:15,222 --> 00:09:17,558 ゼレフ? 皇帝? 136 00:09:17,975 --> 00:09:22,730 アクノロギアを倒すための戦士を 未来に送る計画だ 137 00:09:22,855 --> 00:09:26,483 未来の旅に使われた魔法が エクリプス 138 00:09:26,609 --> 00:09:29,320 そう 星霊魔法のひとつだ 139 00:09:29,945 --> 00:09:33,657 アンナが その扉を開き ハートフィリア家は代々― 140 00:09:33,782 --> 00:09:36,577 その扉がつながるのを 見守ってきたんだ 141 00:09:37,161 --> 00:09:38,537 どういうこと? 142 00:09:38,662 --> 00:09:44,877 本来 エクリプスは 入り口と出口に 2人の星霊魔導士が必要なんだ 143 00:09:45,294 --> 00:09:47,588 この場合の出口とは未来 144 00:09:47,713 --> 00:09:53,469 つまり ハートフィリア家は 扉が開く時を何百年も待ち続けた 145 00:09:53,844 --> 00:09:57,765 そして レイラの代に その扉が開いたのだ 146 00:09:57,890 --> 00:09:58,932 ママ! 147 00:09:59,058 --> 00:10:04,396 扉をつなげるためには 黄道十二門の鍵が全て必要だった 148 00:10:04,813 --> 00:10:08,442 しかし アラキタシアへ渡った グラミーにだけは― 149 00:10:08,567 --> 00:10:12,696 連絡がつかず 私の鍵だけが そろわなかった 150 00:10:13,697 --> 00:10:19,203 レイラは 足りない分の魔力を 自分の生命力で補ったんだ 151 00:10:19,328 --> 00:10:20,663 そんな… 152 00:10:21,038 --> 00:10:24,833 結果 扉を つなげることには成功したが― 153 00:10:24,958 --> 00:10:30,756 もともと体が弱いのも重なり 重度の魔力欠乏症に陥ってしまった 154 00:10:30,881 --> 00:10:35,469 その話がグラミーの耳に届いたのは 7日後だった 155 00:10:36,011 --> 00:10:41,934 レイラさま 本当に… 本当に申し訳ありませんでした 156 00:10:42,059 --> 00:10:46,689 いいえ 気にすることは ありませんよ グラミー 157 00:10:47,314 --> 00:10:51,527 この鍵は 私が持つのに ふさわしくありません 158 00:10:51,652 --> 00:10:53,696 どうか レイラさまの手に… 159 00:10:54,238 --> 00:10:57,950 私には もう星霊魔法は使えません 160 00:10:58,200 --> 00:11:00,869 でしたら ルーシィさまに… 161 00:11:00,994 --> 00:11:05,457 レイラさまに似て きっと 立派な星霊魔導士になるでしょう 162 00:11:05,833 --> 00:11:07,209 アア… 163 00:11:07,960 --> 00:11:11,964 私の家に古くから伝わる エクリプスの開放が― 164 00:11:12,089 --> 00:11:17,928 私の代で終わって良かったわ あの子には自由に生きてほしい 165 00:11:18,679 --> 00:11:21,640 そういえば ブランディッシュは元気かしら? 166 00:11:21,765 --> 00:11:23,976 ええ それは もう 167 00:11:24,101 --> 00:11:28,230 アクエリアスがいなくなったら 寂しがるでしょうがね 168 00:11:28,605 --> 00:11:31,400 ルーシィと同じくらいの年でしたね 169 00:11:31,525 --> 00:11:34,319 ええ 今度 お連れします 170 00:11:35,154 --> 00:11:37,906 友達になれるといいですね 171 00:11:38,031 --> 00:11:39,450 なれますとも 172 00:11:40,033 --> 00:11:41,452 ンンッ… 173 00:11:42,661 --> 00:11:43,954 アア… 174 00:11:45,080 --> 00:11:47,124 私たちみたいにですか? 175 00:11:47,249 --> 00:11:50,502 そんな… レイラさま めっそうもない 176 00:11:50,627 --> 00:11:55,716 いいえ あなたは私の友達ですよ グラミー 177 00:11:56,633 --> 00:11:58,218 レイラさま… 178 00:12:08,437 --> 00:12:10,189 アッ… アア… 179 00:12:11,607 --> 00:12:13,358 アア… 180 00:12:14,026 --> 00:12:15,944 ハッ… お母さん! 181 00:12:16,528 --> 00:12:21,033 お前のせいで レイラさまが… 182 00:12:21,158 --> 00:12:25,204 お前の… ゾルディオ …さん? 183 00:12:25,913 --> 00:12:28,332 やめて! アア… 184 00:12:30,667 --> 00:12:35,088 ええ… 私のせいですとも 185 00:12:35,923 --> 00:12:37,591 当然の報いよね 186 00:12:38,175 --> 00:12:41,470 よくもレイラさまを… 187 00:12:42,763 --> 00:12:45,974 お願いします ゾルディオさん 188 00:12:46,892 --> 00:12:52,606 娘には… ブランディッシュには 手を出さないで 189 00:12:52,898 --> 00:12:57,444 私の命と引き換えに お願いしてるの 190 00:12:58,362 --> 00:12:59,738 分かってくれる? 191 00:12:59,988 --> 00:13:01,365 アア… 192 00:13:01,490 --> 00:13:02,491 アアッ! 193 00:13:02,950 --> 00:13:05,953 お母さーん! 194 00:13:10,040 --> 00:13:11,083 あっ… 195 00:13:12,000 --> 00:13:16,713 私たち 今からでも 友達になれないかな? 196 00:13:17,506 --> 00:13:18,799 ママたちみたいに 197 00:13:20,425 --> 00:13:22,594 ルーシィ ひとつ大事なことを… 198 00:13:23,053 --> 00:13:24,847 助けてー! 199 00:13:25,013 --> 00:13:26,598 ハッ… ハッピー? 200 00:13:26,974 --> 00:13:30,602 ナツが急に 動かなくなっちゃったんだ 201 00:13:30,727 --> 00:13:32,980 誰か助けてよ! 202 00:13:39,695 --> 00:13:42,739 何事だい? 騒々しいねえ 203 00:13:43,073 --> 00:13:48,787 ナツがゼレフと戦って それで いったん退却したんだ 204 00:13:48,912 --> 00:13:52,624 そしたら 急にナツが… 205 00:13:53,125 --> 00:13:55,878 ナツ! どうしたの? しっかり! 206 00:13:56,295 --> 00:13:59,214 あれ? なんで あんたが ここに? 207 00:13:59,339 --> 00:14:01,383 今は それどころじゃないだろう 208 00:14:03,635 --> 00:14:04,845 あっ… 209 00:14:05,429 --> 00:14:07,389 心臓の音がしない 210 00:14:07,723 --> 00:14:10,100 ナツ! ナツ! 211 00:14:13,103 --> 00:14:14,897 そんな… 212 00:14:15,689 --> 00:14:17,691 どきな! あっ… 213 00:14:19,985 --> 00:14:23,614 この子は いつも 無理ばかりする子だからね 214 00:14:25,032 --> 00:14:28,368 長年の 魔力のオーバーヒートが原因で― 215 00:14:28,493 --> 00:14:31,079 アンチエーテルナノ腫瘍が できちまったんだ 216 00:14:33,457 --> 00:14:35,000 何だい? それ 217 00:14:35,667 --> 00:14:38,837 体の中に悪性の塊ができてるんだ 218 00:14:38,962 --> 00:14:41,632 取り除かないと 本当に死んじまうよ 219 00:14:42,174 --> 00:14:44,051 どうやって取り除くの? 220 00:14:44,927 --> 00:14:47,930 これを治せる医者は イシュガルにはいない 221 00:14:48,221 --> 00:14:49,181 アア… 222 00:14:49,306 --> 00:14:51,934 ウェンディは? シェリアも? 223 00:14:52,059 --> 00:14:53,977 あの子たちにも不可能だ 224 00:14:54,102 --> 00:14:55,479 じゃ どうすれば… 225 00:14:56,480 --> 00:14:58,315 すまないねえ… 226 00:14:59,691 --> 00:15:02,527 ウソでしょう? ナツ… 227 00:15:03,362 --> 00:15:06,365 返事してよ ナツ… 228 00:15:09,493 --> 00:15:10,494 ンッ… 229 00:15:12,996 --> 00:15:15,791 これ… 外してくれる? 230 00:15:16,166 --> 00:15:17,000 えっ? 231 00:15:17,626 --> 00:15:21,964 私の魔法は どんな物の大きさも変えられる 232 00:15:22,089 --> 00:15:28,011 その腫瘍の正確な位置が分かれば 消滅させるくらいに小さくできる 233 00:15:29,179 --> 00:15:30,389 本当? 234 00:15:30,889 --> 00:15:34,518 お願い… ナツを助けて! 235 00:15:37,896 --> 00:15:39,398 まったく… 236 00:15:39,898 --> 00:15:44,194 勝手に飛び出していったと思ったら 病気になって帰ってくるとは… 237 00:15:44,319 --> 00:15:46,571 そんなにカリカリするんじゃないよ 238 00:15:46,697 --> 00:15:48,657 お前に言われたくないわい! 239 00:15:49,449 --> 00:15:51,576 けど もう大丈夫だよ 240 00:15:51,702 --> 00:15:55,914 すごい魔法だね あのブランディッシュって子の魔法 241 00:15:56,206 --> 00:15:59,918 まさか敵に塩を送られるとはな 242 00:16:01,044 --> 00:16:03,922 敵 …なのかい? あの子 243 00:16:04,673 --> 00:16:07,676 戦いが終わるまでは何とも言えん 244 00:16:08,552 --> 00:16:12,431 私は捕虜でしょう? 牢に戻してくれる? 245 00:16:12,556 --> 00:16:15,642 あっ… でも 上着は欲しいかな 246 00:16:16,476 --> 00:16:20,272 …だとさ よく分からん娘じゃ 247 00:16:27,112 --> 00:16:28,947 ナツのこと ありがとう 248 00:16:29,072 --> 00:16:31,783 本当に ありがとうございます 249 00:16:33,869 --> 00:16:36,204 牢に戻ることなかったのに 250 00:16:36,329 --> 00:16:38,415 戦争中でしょう 251 00:16:38,540 --> 00:16:41,543 そんな甘い考えじゃ 命を落とすわよ 252 00:16:42,169 --> 00:16:45,881 私は あんたの友達になる つもりないし 253 00:16:46,006 --> 00:16:47,299 放っておいてくれる? 254 00:16:47,674 --> 00:16:48,800 ンッ… 255 00:16:51,386 --> 00:16:54,139 ンッ… 時間が必要だ 256 00:16:54,264 --> 00:16:55,682 アクエリアス… 257 00:16:56,099 --> 00:16:59,186 また いつか会おう ブランディッシュ 258 00:16:59,561 --> 00:17:01,813 返事! はい… 259 00:17:02,147 --> 00:17:04,440 チッ… フッ… 260 00:17:06,610 --> 00:17:10,072 そういえば さっき 言いそびれたんだが… 261 00:17:10,197 --> 00:17:11,073 なに? 262 00:17:11,698 --> 00:17:14,743 私の鍵が再生したと言っただろう 263 00:17:14,868 --> 00:17:15,577 うん 264 00:17:15,702 --> 00:17:18,830 その鍵は この世界のどこかにある 265 00:17:19,371 --> 00:17:23,502 このイシュガルかもしれない アラキタシアかもしれない 266 00:17:23,627 --> 00:17:26,713 もしくは それ以外の大陸かも 267 00:17:27,589 --> 00:17:31,093 私からは場所のヒントも 何も言えない 268 00:17:32,052 --> 00:17:33,470 分かってる 269 00:17:33,595 --> 00:17:37,849 必ず私が見つける 私の親友だもん 270 00:17:38,558 --> 00:17:40,268 ありがとう 271 00:17:40,393 --> 00:17:43,605 そのときを楽しみにしてるよ 272 00:17:49,444 --> 00:17:52,155 戦いが終わったら やりてえことあるしな 273 00:17:52,280 --> 00:17:53,281 あい! 274 00:17:55,534 --> 00:17:57,452 私にも それができた 275 00:17:59,538 --> 00:18:00,956 負けられない 276 00:18:03,750 --> 00:18:06,670 南部 ハルジオン解放戦 277 00:18:06,920 --> 00:18:10,715 アルバレス軍 ディマリア隊と ワール隊の兵力に― 278 00:18:10,841 --> 00:18:17,430 蛇姫の鱗と人魚の踵の連合軍は 後退せざるをえない状況だった 279 00:18:19,224 --> 00:18:21,268 なんという物量なんだ… 280 00:18:21,935 --> 00:18:24,771 町に近づくことすら できないなんて… 281 00:18:24,896 --> 00:18:28,900 しかし この町は絶対に取り返さねばならん 282 00:18:29,025 --> 00:18:33,155 でないと 海からも 敵の増援が送り込まれてくるからな 283 00:18:34,156 --> 00:18:39,411 ここで負けるわけにはいかない ウェンディがいてくれたら… 284 00:18:45,333 --> 00:18:47,878 カグラちゃん 大丈夫? 285 00:18:49,629 --> 00:18:50,547 フッ… 286 00:18:51,923 --> 00:18:52,799 これは… 287 00:18:52,966 --> 00:18:54,801 おお… 288 00:18:55,302 --> 00:18:58,054 ンンッ… やめろ! 見るな! 289 00:18:58,221 --> 00:19:00,307 アア… いい格好 290 00:19:00,473 --> 00:19:03,476 おお… おのれ! 291 00:19:04,728 --> 00:19:08,064 ヘヘヘッ… 大丈夫 …ではない 292 00:19:08,190 --> 00:19:08,982 …だよね 293 00:19:09,107 --> 00:19:12,485 なに いやらしい目で 見てるんだい! まったく! 294 00:19:12,819 --> 00:19:14,404 あのとき… うん? 295 00:19:14,779 --> 00:19:18,617 切られたとき ヤツは全く動かなかった 296 00:19:18,825 --> 00:19:20,744 距離も離れていたのに― 297 00:19:20,869 --> 00:19:24,164 一瞬で 私の服は バラバラに切り刻まれていた 298 00:19:24,623 --> 00:19:28,627 こっそり 遠距離攻撃系の魔法を 使ったんじゃないかい? 299 00:19:28,752 --> 00:19:31,796 ありえる! 持ってる武器はフェイクでさ 300 00:19:32,339 --> 00:19:37,344 殺気や敵意のこもった攻撃が迫れば 察知する自信がある 301 00:19:37,677 --> 00:19:43,433 だが ヤツは わずかな動きも 魔法を使う気配も見せなかった 302 00:19:44,184 --> 00:19:47,229 確かに あんたほどの魔導士が― 303 00:19:47,354 --> 00:19:50,357 切られたことにも 気づかないなんて妙だね 304 00:19:50,482 --> 00:19:53,193 でも それじゃ どうやって… 305 00:19:53,944 --> 00:19:56,571 あれは ただの攻撃魔法ではない 306 00:19:56,696 --> 00:20:00,784 正体は分からぬが 何か もっと異常なものだ 307 00:20:01,868 --> 00:20:03,453 北部戦線 308 00:20:03,578 --> 00:20:06,456 剣咬の虎と 青い天馬連合は― 309 00:20:06,831 --> 00:20:10,919 アルバレス軍 ブラッドマンの猛威に一時撤退 310 00:20:11,920 --> 00:20:13,922 こっちの被害が大きすぎる 311 00:20:14,464 --> 00:20:16,841 敵の数が多すぎるんですよ 312 00:20:16,967 --> 00:20:18,885 フローも そう思う 313 00:20:19,010 --> 00:20:21,596 しかし ここを食い止めねば… 314 00:20:21,721 --> 00:20:25,600 はい あのような敵が 町に なだれ込んできたら― 315 00:20:25,725 --> 00:20:27,936 戦線は崩壊してしまいます 316 00:20:28,270 --> 00:20:32,524 剣咬の虎のせいで 戦いに負けたなんてことになったら 317 00:20:32,649 --> 00:20:34,943 ナツさんに顔向けできねえな 318 00:20:35,193 --> 00:20:38,196 俺もガジルに どやされるのは ごめんだ 319 00:20:38,530 --> 00:20:40,615 程なく加勢も来るでしょう 320 00:20:40,991 --> 00:20:43,827 それまでは 僕らで なんとか支えなければ 321 00:20:43,952 --> 00:20:45,996 フローも そう思う 322 00:20:46,496 --> 00:20:50,500 よし! 態勢を立て直して 反撃開始だ! 323 00:20:52,085 --> 00:20:56,464 そして 東部では ひとつの戦いの決着がついていた 324 00:20:57,507 --> 00:20:59,217 なんだよ! 325 00:20:59,342 --> 00:21:04,097 俺1人に このザマか? 聖十の称号が泣いてるな 326 00:21:04,556 --> 00:21:06,808 ゴ… ゴッドセレナ… 327 00:21:06,933 --> 00:21:09,352 ヤツ1人にやられるとは… 328 00:21:09,561 --> 00:21:13,523 アラキタシアへ渡ってからの 魔力の増強… 329 00:21:13,648 --> 00:21:15,358 これほどか… 330 00:21:15,734 --> 00:21:20,363 無念… 聖十の責務を全うできぬとは… 331 00:21:21,406 --> 00:21:26,870 メイビス… もう一度 お前の笑顔が見たかった 332 00:21:26,953 --> 00:21:28,246 ああ? 333 00:21:29,581 --> 00:21:31,416 メイビス… 334 00:21:33,376 --> 00:21:34,836 まずは あんたから― 335 00:21:34,961 --> 00:21:38,006 とどめを刺してやるよ ウォーロッド 336 00:21:38,131 --> 00:21:40,008 ゴッドバイバイ 337 00:21:41,009 --> 00:21:47,015 ユーリ プレヒト わしも お前らのもとに… 338 00:23:20,900 --> 00:23:23,695 フィオーレの東方では イシュガルの四天王が― 339 00:23:24,070 --> 00:23:28,700 ゴッドセレナ1人によって倒され 戦いは終局へ向かっていく 340 00:23:29,325 --> 00:23:32,871 同じころ 妖精の尻尾の 援軍部隊として ガジルや― 341 00:23:33,037 --> 00:23:37,000 エルザ ラクサスたちが それぞれの地へ向かっていた 342 00:23:37,125 --> 00:23:40,587 彼らに立ち止まるという 選択肢はない 343 00:23:41,421 --> 00:23:42,255 次回… 344 00:23:44,799 --> 00:23:48,803 帰る家を守るため 妖精たちは走り続ける