1 00:00:05,548 --> 00:00:06,466 えっ? 2 00:00:07,592 --> 00:00:08,968 なんだと? 3 00:00:10,011 --> 00:00:13,473 私はドラゴンの女王だった 4 00:00:14,682 --> 00:00:18,144 話は 今から約400年前に遡る 5 00:00:18,269 --> 00:00:22,982 このイシュガルに ドラグノフという王国があった 6 00:02:03,249 --> 00:02:06,878 また 西の大陸で人間が襲われたらしい 7 00:02:07,336 --> 00:02:08,420 ドラゴンにか? 8 00:02:08,545 --> 00:02:10,006 うん? 9 00:02:10,673 --> 00:02:12,717 西の ドラゴンどもには— 10 00:02:12,842 --> 00:02:15,678 知性というものが ないらしいからな 11 00:02:15,803 --> 00:02:18,764 け… 賢竜 ベルセリオンさま 12 00:02:18,890 --> 00:02:21,601 視察から 戻られたのですね 13 00:02:21,726 --> 00:02:24,353 うむ… 西は想像以上に— 14 00:02:24,478 --> 00:02:26,522 やっかいなことに なっておるのぅ 15 00:02:27,690 --> 00:02:29,192 アイリーンはおるかね? 16 00:02:29,317 --> 00:02:32,528 はっ! 女王さまなら中庭のほうに 17 00:03:06,479 --> 00:03:07,813 アイリーン 18 00:03:08,648 --> 00:03:12,068 ベルセリオン 戻りましたの? 19 00:03:12,193 --> 00:03:13,402 あっ… 20 00:03:13,986 --> 00:03:16,072 顔色が すぐれませんわね 21 00:03:16,197 --> 00:03:17,323 うむ… 22 00:03:18,157 --> 00:03:21,285 西のドラゴンは人を食い尽くす 23 00:03:21,661 --> 00:03:24,997 やがて 我々の住むイシュガルにも 来るだろう 24 00:03:25,122 --> 00:03:27,833 もはや止められんかもしれん 25 00:03:28,542 --> 00:03:31,337 ドラゴンが人を食らうなど… 26 00:03:31,963 --> 00:03:36,592 イシュガルでは そんな思想自体があってはならぬ 27 00:03:37,343 --> 00:03:40,554 我々は人間と共に歩んできた 28 00:03:40,888 --> 00:03:42,139 ええ 29 00:03:42,265 --> 00:03:46,811 人間も ドラゴンの知識と力と共に 歩んできたのです 30 00:03:46,936 --> 00:03:50,356 本来 人とドラゴンは 共存できるというのに 31 00:03:52,400 --> 00:03:55,486 西のドラゴンの思想が 海を渡ってきたら— 32 00:03:55,820 --> 00:03:59,365 人とドラゴンの関係は 壊れてしまうのでしょうか? 33 00:03:59,699 --> 00:04:01,659 そんなことはさせんよ 34 00:04:03,577 --> 00:04:06,372 人間は 我々が守る 35 00:04:07,206 --> 00:04:08,291 ハァ… 36 00:04:10,543 --> 00:04:16,172 これが のちに “竜王祭”と呼ばれる戦争の始まり 37 00:04:18,049 --> 00:04:23,180 そう ドラゴンの優しさから 始まった戦争だった 38 00:04:30,354 --> 00:04:32,273 アア… 39 00:04:32,815 --> 00:04:34,150 アア… 40 00:04:35,318 --> 00:04:39,113 400年前だと? その姿で? 41 00:04:39,238 --> 00:04:41,490 その辺は おいおい話す 42 00:04:42,825 --> 00:04:47,038 面白くなるのは ここからよ エルザ 43 00:04:48,456 --> 00:04:53,502 それに 滅竜魔導士の おチビちゃんにとってもね 44 00:04:53,627 --> 00:04:54,545 えっ? 45 00:04:55,254 --> 00:04:57,089 私の国は代々— 46 00:04:57,214 --> 00:05:01,427 人とドラゴンが共存し 共に歩んできた国 47 00:05:02,511 --> 00:05:06,057 イシュガルには そんな国が いくつもあった時代だった 48 00:05:23,491 --> 00:05:24,575 ンッ! 49 00:05:30,247 --> 00:05:31,832 おお〜! 50 00:05:31,957 --> 00:05:34,585 木の棒で 鉄の剣が折れちまった! 51 00:05:34,710 --> 00:05:36,587 女王さま これは一体… 52 00:05:37,296 --> 00:05:41,801 これは付加術 “エンチャント”といいます 53 00:05:41,926 --> 00:05:47,348 木の棒に鉄以上の硬度を与え 一時的に能力を高めているのです 54 00:05:47,681 --> 00:05:48,891 すげえ! 55 00:05:49,016 --> 00:05:51,852 これで ドラゴンたちを強くできますね! 56 00:05:52,186 --> 00:05:54,355 この戦争 勝てるぞ! 57 00:05:54,647 --> 00:05:56,857 勝てるぞ! これなら勝てる! 58 00:06:12,289 --> 00:06:16,043 しかし 戦況は芳しくなかった 59 00:06:16,460 --> 00:06:20,131 西のドラゴンの物量に加え イシュガルでも— 60 00:06:20,256 --> 00:06:24,176 人との共存を望まぬドラゴンが 敵対したせいもあった 61 00:06:43,195 --> 00:06:44,655 アイリーン 62 00:06:45,573 --> 00:06:47,074 ベルセリオン 63 00:06:47,199 --> 00:06:49,160 ハッ… あっ… 64 00:06:50,870 --> 00:06:54,832 負ける そう …ですか 65 00:06:55,249 --> 00:06:59,670 人間を守りたいという気持ちは 今でも変わらぬ 66 00:07:00,379 --> 00:07:05,676 たとえ どれだけの同胞を失っても これだけは… 67 00:07:06,385 --> 00:07:10,181 なぜ あなたは そこまでして人間を? 68 00:07:10,723 --> 00:07:15,352 昔 命を助けられた話は しただろう 69 00:07:15,853 --> 00:07:18,314 今は亡き先代にだ 70 00:07:18,439 --> 00:07:22,193 いいえ その恩には十分に報いたと思います 71 00:07:23,027 --> 00:07:29,200 私に仕え 人のために戦い それでも あなたは なぜ… 72 00:07:29,742 --> 00:07:31,452 アイリーン… 73 00:07:32,119 --> 00:07:36,373 お前を守りきるまで 恩を返せたとは思えない 74 00:07:36,499 --> 00:07:38,709 私は生涯を懸けて… 75 00:07:40,085 --> 00:07:42,213 ベルセリオン うん? 76 00:07:43,088 --> 00:07:45,716 私にも戦わせてください 77 00:07:46,008 --> 00:07:48,469 アア… 何をバカなことを 78 00:07:48,594 --> 00:07:51,764 敵は人間ではない ドラゴンだ 79 00:07:51,889 --> 00:07:56,227 人の力では 何人 束になろうと ドラゴンには勝てん 80 00:07:57,770 --> 00:08:00,731 ある秘術を思いついたのです 81 00:08:01,398 --> 00:08:02,358 ンッ… 82 00:08:03,609 --> 00:08:09,031 あなたの… ドラゴンの力を 私に付加できないでしょうか? 83 00:08:09,156 --> 00:08:14,745 アア… ドラゴンの力を人間に? 84 00:08:16,455 --> 00:08:18,958 悪しきドラゴンと戦う力 85 00:08:19,458 --> 00:08:23,671 滅竜魔導士 ドラゴンスレイヤー 86 00:08:28,842 --> 00:08:30,135 えっ? 87 00:08:30,761 --> 00:08:34,473 お前が編み出した魔法 …だと? 88 00:08:34,807 --> 00:08:35,641 そうよ 89 00:08:36,850 --> 00:08:40,396 私は滅竜魔導士の母 90 00:09:15,014 --> 00:09:18,601 ンンッ… 全然 体温が戻らない 91 00:09:18,726 --> 00:09:21,020 頑張って ナツ 92 00:09:21,895 --> 00:09:25,274 ナツ… ねえ 目を覚まして 93 00:09:25,524 --> 00:09:28,277 ンンッ… ナツ! 94 00:09:43,334 --> 00:09:45,461 うん? オッ? 95 00:09:45,961 --> 00:09:47,963 滅竜魔法を編み出したのは— 96 00:09:48,088 --> 00:09:52,468 アイリーンさんという人なんだって アンナさんが言ってました 97 00:09:52,885 --> 00:09:55,346 ウェンディ! いつの間に! 98 00:09:55,471 --> 00:09:56,555 うん? 99 00:09:56,889 --> 00:09:59,475 心の中で いちいち驚くなよ 100 00:09:59,933 --> 00:10:02,811 ンンッ… さっきから みんなしてよ… 101 00:10:03,479 --> 00:10:04,480 俺が死にそうな原因— 102 00:10:04,605 --> 00:10:07,232 教えてくれるんじゃ なかったのかよ!? 103 00:10:07,358 --> 00:10:08,317 知るかよ! 104 00:10:09,109 --> 00:10:12,905 俺は てめえが 自分で思い出すための道しるべだ 105 00:10:13,030 --> 00:10:15,824 もう すぐそこですよ ナツさん 106 00:10:17,201 --> 00:10:18,327 ンンッ… 107 00:10:25,334 --> 00:10:28,337 ナツ… ナツ〜… 108 00:10:29,713 --> 00:10:30,839 ハッ… 109 00:10:31,507 --> 00:10:36,929 人にドラゴンと戦える力を 与える作戦は成功したと言えよう 110 00:10:37,304 --> 00:10:42,851 多くの滅竜魔導士が誕生し 戦況は こちら側に有利に傾いた 111 00:10:48,524 --> 00:10:49,858 オオーッ! 112 00:10:50,401 --> 00:10:51,360 ハアッ! 113 00:10:51,860 --> 00:10:52,861 ハアッ! 114 00:10:53,445 --> 00:10:59,368 だが その大いなる力は 人間の体をむしばみ始めた 115 00:11:00,577 --> 00:11:03,664 力を抑えきれず 凶暴化する者 116 00:11:04,289 --> 00:11:05,124 ウウ… 117 00:11:05,249 --> 00:11:11,380 ドラゴンの視力と人間の三半規管の 認識のズレによる極度の酔い 118 00:11:13,549 --> 00:11:14,675 そして… 119 00:11:17,511 --> 00:11:20,389 あの… ア… アイリーンさま 120 00:11:20,931 --> 00:11:24,393 その… お顔が… えっ? 121 00:11:25,811 --> 00:11:30,149 人間の体内で成長する竜の種 122 00:11:33,026 --> 00:11:36,238 それは 人をドラゴンへと変える— 123 00:11:36,822 --> 00:11:39,158 滅竜魔導士の最期 124 00:11:44,496 --> 00:11:49,251 このとき 私の腹の中には そなたがいたのよ 125 00:11:51,128 --> 00:11:52,337 エルザ 126 00:12:03,098 --> 00:12:04,308 エルザ 127 00:12:05,434 --> 00:12:08,103 お前の父は隣国の将軍だった 128 00:12:09,521 --> 00:12:14,735 人間同士で領土争いをしてたころの 政略結婚というやつだ 129 00:12:25,537 --> 00:12:27,080 無事か? アイリーン 130 00:12:27,206 --> 00:12:28,123 はい! 131 00:12:28,290 --> 00:12:30,125 ハッ… 132 00:12:30,584 --> 00:12:31,502 ンッ! 133 00:12:32,836 --> 00:12:37,424 何度 見ても すさまじいものだな 滅竜の力とは 134 00:12:39,092 --> 00:12:41,428 ハッ… あれは… 135 00:12:41,762 --> 00:12:44,139 ウウ… 無念… 136 00:12:44,264 --> 00:12:46,600 もはや ここまでか… 137 00:12:46,725 --> 00:12:47,935 ベルセリオン! 138 00:12:48,101 --> 00:12:50,270 ウウ… アイリーン… 139 00:12:50,395 --> 00:12:52,940 お前を守りきれなかった… 140 00:12:53,065 --> 00:12:57,277 人とドラゴンの共存を… 141 00:13:10,541 --> 00:13:14,044 彼とは いくつもの戦場を共に駆け— 142 00:13:14,336 --> 00:13:16,880 ベルセリオンの最期も共に看取った 143 00:13:19,925 --> 00:13:26,390 戦争は アクノロギアの登場により 勝ち負けもなく終結した 144 00:13:27,474 --> 00:13:30,978 数え切れないほどの死者を あざ笑うかのように— 145 00:13:31,562 --> 00:13:33,897 アクノロギア1人が勝ったの 146 00:13:37,818 --> 00:13:39,236 アア… 147 00:13:40,862 --> 00:13:41,863 ンッ… 148 00:13:42,781 --> 00:13:44,116 フフッ… 149 00:13:46,368 --> 00:13:49,538 そして 終戦から1週間 150 00:13:50,247 --> 00:13:52,040 寄るな! バケモノ! 151 00:13:52,666 --> 00:13:53,792 斬るぞ! 152 00:13:53,917 --> 00:13:56,044 私です アイリーンです 153 00:13:56,378 --> 00:14:00,674 この顔も きっと治ります! だから… 154 00:14:01,258 --> 00:14:04,052 こやつも アクノロギアのようになるぞ! 155 00:14:04,177 --> 00:14:05,554 アア… 156 00:14:06,388 --> 00:14:10,100 なりません! 私はドラゴンを愛しています 157 00:14:10,809 --> 00:14:12,102 ンンッ… 158 00:14:12,728 --> 00:14:16,106 ならば 人類の敵だ えっ? 159 00:14:16,690 --> 00:14:20,861 ひっ捕らえよ! この醜い竜女を幽閉せよ! 160 00:14:21,528 --> 00:14:25,449 やめてください! おなかの中には あなたの子が… 161 00:14:25,574 --> 00:14:28,243 なっ… なんだって? 162 00:14:28,368 --> 00:14:31,872 それじゃ まさか… 将軍の子も… 163 00:14:31,997 --> 00:14:33,206 ンンッ… 164 00:14:34,082 --> 00:14:36,877 俺にバケモノの子供はいない! 165 00:14:37,419 --> 00:14:38,545 ハッ… 166 00:14:47,971 --> 00:14:52,517 それからの私の人生は 惨めなものだった 167 00:14:53,310 --> 00:14:57,522 拷問 暴力 辱め 168 00:15:00,817 --> 00:15:02,027 そして… 169 00:15:12,079 --> 00:15:13,538 安心して 170 00:15:14,456 --> 00:15:19,044 必ず… 必ず あなただけは守るわ 171 00:15:23,674 --> 00:15:24,549 ハッ… 172 00:15:25,217 --> 00:15:29,554 竜女 貴様の処刑の日時が決まった 173 00:15:30,055 --> 00:15:34,935 どうか… どうか おなかの子供だけは… 174 00:15:36,144 --> 00:15:41,191 たわ言は いいかげんにしろ! 3年も生まれぬ子などいるものか! 175 00:15:41,566 --> 00:15:44,820 これは… 魔法をかけてあるのです! 176 00:15:44,945 --> 00:15:46,697 こんな場所じゃ産めません! 177 00:15:47,364 --> 00:15:48,699 子などおらぬ! 178 00:15:49,324 --> 00:15:51,910 今すぐ腹を裂いて 確かめてやろうか!? 179 00:15:52,035 --> 00:15:52,953 ハッ… 180 00:15:53,120 --> 00:15:55,956 イヤ! やめて! お願い! 181 00:15:56,790 --> 00:15:59,960 やめてー! ハッ… ンッ… 182 00:16:04,464 --> 00:16:06,883 ハァハァ… 183 00:16:07,050 --> 00:16:10,679 アア… 見ろ アクノロギアと同じだ 184 00:16:10,804 --> 00:16:12,597 人類の敵! 185 00:16:12,723 --> 00:16:14,391 ハァハァ… 186 00:16:15,308 --> 00:16:17,644 アア… アア… バケモノ! 187 00:16:21,314 --> 00:16:23,608 な… 何の音だ? 188 00:16:23,734 --> 00:16:24,901 牢のほうだ 189 00:16:25,610 --> 00:16:29,406 大変だ! ラング将軍が! 急げ! 190 00:16:31,783 --> 00:16:33,410 ハッ… 191 00:16:36,079 --> 00:16:37,414 ウワッ! 192 00:16:37,539 --> 00:16:40,417 竜女か!? 193 00:16:41,168 --> 00:16:44,212 ドラゴン? あの竜女か? 194 00:16:44,337 --> 00:16:46,423 よくもラング将軍を! 195 00:16:59,853 --> 00:17:01,438 私は人間だ… 196 00:17:02,564 --> 00:17:04,440 私は人間だ 197 00:17:05,609 --> 00:17:09,446 こんな体はイヤだ… 人間に戻りたい 198 00:17:11,073 --> 00:17:14,451 誰か… 助けて… 199 00:17:22,958 --> 00:17:26,588 そして 数百年が過ぎた 200 00:17:26,880 --> 00:17:30,467 エルザ お前が腹の中にいたまま… 201 00:17:31,718 --> 00:17:38,350 人けのない山奥で 我が体の呪いを 解く方法を探し続けた 202 00:17:42,104 --> 00:17:43,480 そんなある日… 203 00:17:47,484 --> 00:17:52,030 まだドラゴンがいたなんて… 珍しいね 204 00:17:52,155 --> 00:17:52,989 誰? 205 00:17:53,782 --> 00:17:57,494 いや 君は人間かな? 206 00:17:58,495 --> 00:18:00,997 それが陛下との出会いだった 207 00:18:01,873 --> 00:18:04,292 彼は魔法の天才だった 208 00:18:05,252 --> 00:18:08,463 私が数百年かけて なしえなかったことを— 209 00:18:08,755 --> 00:18:10,465 いとも簡単に… 210 00:18:19,099 --> 00:18:21,560 アア… 211 00:18:21,685 --> 00:18:24,521 に… 人間? 212 00:18:25,105 --> 00:18:26,773 人間の姿! 213 00:18:26,898 --> 00:18:29,734 アア… 私… 214 00:18:29,860 --> 00:18:31,528 人間に… 215 00:18:31,903 --> 00:18:37,033 姿だけだよ 残念だけど 君は もう… 216 00:18:37,868 --> 00:18:41,538 いいえ かまいません 私は… 217 00:18:42,205 --> 00:18:46,543 私は この姿に戻れただけで 幸せすぎて… 218 00:18:47,836 --> 00:18:49,045 フッ… 219 00:18:55,594 --> 00:18:59,556 だが その異変は すぐやって来た 220 00:19:01,433 --> 00:19:03,059 味がしない… 221 00:19:03,977 --> 00:19:05,562 食べても食べても… 222 00:19:06,521 --> 00:19:08,064 味がしない 223 00:19:08,648 --> 00:19:11,484 ウウッ… 224 00:19:13,862 --> 00:19:17,991 眠れない 眠れない 眠れない 眠れない 眠れない 眠れない… 225 00:19:20,410 --> 00:19:24,247 かゆい… 寒い… 痛い… 226 00:19:24,956 --> 00:19:26,750 何なのよ? これ 227 00:19:26,875 --> 00:19:31,004 私は 普通の人間に戻りたい… 228 00:19:32,380 --> 00:19:34,007 姿だけだよ 229 00:19:34,424 --> 00:19:36,426 君は もう… 230 00:19:37,427 --> 00:19:38,511 ンンッ… 231 00:19:39,179 --> 00:19:43,308 私は人間だ… 人間だ! 232 00:19:43,600 --> 00:19:45,227 人間だ! 233 00:19:52,651 --> 00:19:56,029 この子を 人間の子として産みたいのに 234 00:19:56,154 --> 00:19:57,572 人間の子ど… 235 00:20:01,409 --> 00:20:02,827 人間? 236 00:20:03,828 --> 00:20:08,458 私の中には… 人間がいる? 237 00:20:10,418 --> 00:20:13,838 命… 人間… 238 00:20:15,632 --> 00:20:18,927 人間の体… 239 00:20:21,554 --> 00:20:26,977 生まれてくる子に 私自身をエンチャントすれば… 240 00:20:27,978 --> 00:20:32,440 人間の体が 手に入るじゃないか 241 00:20:33,817 --> 00:20:37,904 新しい生命… 新しい体… 242 00:20:38,029 --> 00:20:40,407 新しい人生… 243 00:20:40,532 --> 00:20:44,369 私はお前 お前は私だ 244 00:20:44,703 --> 00:20:47,831 ひとつになろう 我が子よ! 245 00:20:55,130 --> 00:20:57,132 アア… 246 00:20:57,924 --> 00:21:03,596 だが 失敗した 我が子への付加術など不可能だった 247 00:21:03,722 --> 00:21:04,472 ンンッ… 248 00:21:05,140 --> 00:21:08,059 だから もう興味もなくなってな 249 00:21:08,518 --> 00:21:12,981 ゴミのように捨てたわ 小さな村の片隅に 250 00:21:16,568 --> 00:21:21,489 それがローズマリー村か 村の名など忘れたわ 251 00:21:22,657 --> 00:21:25,493 エルザさん… 大丈夫だ 252 00:21:26,369 --> 00:21:30,749 産んでくれたことには 素直に感謝せねばなるまいな 253 00:21:31,333 --> 00:21:34,753 要らないわ ゴミの感謝なんて 254 00:21:35,337 --> 00:21:38,256 自分の子に なんてことを! 255 00:21:39,007 --> 00:21:42,761 それと 捨ててくれたことに感謝する 256 00:21:43,720 --> 00:21:48,558 そのおかげで 私は 本当の家族に出会えたんだ 257 00:23:21,734 --> 00:23:26,322 産みの親であるアイリーンから 出生の秘密を聞かされたエルザ 258 00:23:26,531 --> 00:23:29,534 しかし その心に迷いはない 259 00:23:30,160 --> 00:23:33,246 大切な仲間と出会い 苦楽を共にした記憶が— 260 00:23:33,413 --> 00:23:35,707 戦うべき敵を教えてくれる 261 00:23:36,749 --> 00:23:41,671 妖精の尻尾最強の女魔導士が 今 緋色の絶望に立ち向かう 262 00:23:42,213 --> 00:23:43,214 次回… 263 00:23:45,258 --> 00:23:48,887 絆の力が 絶望を払う希望となる