1 00:00:08,425 --> 00:00:13,263 (ギルガメッシュ) ほう 聖杯を目の前にして 契約を切るというのか 2 00:00:13,638 --> 00:00:15,265 (ランサー) 英霊なんて連中はな― 3 00:00:16,181 --> 00:00:19,269 もともと二度目の生なんぞに 興味はねえんだよ! 4 00:00:19,769 --> 00:00:20,770 フッ 5 00:00:30,947 --> 00:00:36,953 (遠坂(とおさか)凛(りん)) ハア ハア ハア… 6 00:00:38,663 --> 00:00:43,084 ハア ハア ハア… 7 00:00:43,293 --> 00:00:44,419 (チャイム) 8 00:00:46,129 --> 00:00:47,172 士郎(しろう)? 9 00:00:48,381 --> 00:00:49,007 帰ってきたの? 10 00:00:50,884 --> 00:00:53,178 (戸が開く音) (凛)あっ… 11 00:00:57,599 --> 00:01:02,604 ♪~ 12 00:02:22,475 --> 00:02:27,480 ~♪ 13 00:02:31,651 --> 00:02:33,111 (衛宮(えみや)士郎・セイバー) あっ… 14 00:02:39,367 --> 00:02:40,326 遠坂! 15 00:02:49,002 --> 00:02:50,420 (凛) やっと帰ってきた 16 00:02:50,837 --> 00:02:52,881 (士郎)遠坂… (セイバー)凛! 17 00:02:53,298 --> 00:02:54,424 (凛) 遅いから… 18 00:02:55,049 --> 00:02:58,928 もうちょっとで… 寝ちゃうとこだったじゃない 19 00:02:59,345 --> 00:03:00,680 (士郎) しゃべるな! 20 00:03:02,807 --> 00:03:04,434 セイバー タオルと洗面器 21 00:03:06,352 --> 00:03:09,063 ハア ハア ハア 22 00:03:10,273 --> 00:03:11,065 包帯… 23 00:03:12,442 --> 00:03:14,027 (凛)いい (戸が開く音) 24 00:03:14,152 --> 00:03:17,071 (凛) 手当ては… 自分で… したから… 25 00:03:18,072 --> 00:03:22,076 ごめん 私… イリヤを守れなかった… 26 00:03:22,410 --> 00:03:23,536 イリヤ… 27 00:03:24,037 --> 00:03:25,580 やって来たのは言峰(ことみね)か? 28 00:03:26,539 --> 00:03:27,081 (凛) あっ… 29 00:03:28,207 --> 00:03:29,292 かはっ 30 00:03:29,918 --> 00:03:31,044 (凛) やられたわ 31 00:03:31,920 --> 00:03:32,587 まさか 32 00:03:33,755 --> 00:03:37,342 綺礼(きれい)が7人目の マスターだったなんてね… 33 00:03:38,843 --> 00:03:40,887 (士郎) いい 話は後で 34 00:03:41,012 --> 00:03:45,600 その前に… 伝えておかないと ダメっぽい 35 00:03:46,059 --> 00:03:47,602 いい? 士郎 36 00:03:47,727 --> 00:03:51,189 これが最後の助言だから きちんと聞きなさい 37 00:03:53,024 --> 00:03:54,567 まず1つ目 38 00:03:55,610 --> 00:03:58,238 綺礼の目的はイリヤよ 39 00:03:59,030 --> 00:04:00,907 たぶん 最初からあの子を― 40 00:04:01,032 --> 00:04:03,826 聖杯の器に するつもりだったんでしょうね 41 00:04:04,369 --> 00:04:06,037 イリヤを器に? 42 00:04:06,746 --> 00:04:09,916 正確には あの子の心臓ね 43 00:04:10,750 --> 00:04:14,837 魔術師っていうのは 魔術回路を持った人間だけど 44 00:04:15,338 --> 00:04:19,425 イリヤは魔術回路を 人間にした子なの 45 00:04:19,550 --> 00:04:20,843 (士郎) いけにえか… 46 00:04:21,177 --> 00:04:24,847 キャスターが お前や桜(さくら)を そうしようとしたように… 47 00:04:25,848 --> 00:04:28,226 (凛) サーヴァントが 残り1人になるまでは 48 00:04:28,351 --> 00:04:29,978 道は開かない 49 00:04:30,311 --> 00:04:35,775 綺礼だって 器になるイリヤを どうにかしようなんて考えないはず 50 00:04:37,568 --> 00:04:39,070 2つ目 51 00:04:39,404 --> 00:04:41,864 綺礼は柳洞寺(りゅうどうじ)にいると思う 52 00:04:42,532 --> 00:04:47,370 聖杯の降霊場所として あそこ以上の所はないもの 53 00:04:48,913 --> 00:04:50,373 じゃあ 最後 54 00:04:51,082 --> 00:04:53,876 あなたじゃ 綺礼には かなわない 55 00:04:54,502 --> 00:04:56,421 それでも戦う? 56 00:04:56,838 --> 00:05:00,174 (士郎) 俺は あいつと 決着をつけなくちゃいけない 57 00:05:00,300 --> 00:05:04,012 10年前の生き残り あの孤児たちの1人として 58 00:05:04,137 --> 00:05:07,390 そして衛宮切嗣(きりつぐ)の息子として 59 00:05:11,269 --> 00:05:11,894 (凛) そう 60 00:05:12,812 --> 00:05:15,231 なら… うっ… 61 00:05:16,107 --> 00:05:17,400 これ あげる 62 00:05:18,735 --> 00:05:19,902 アゾット剣ですね 63 00:05:20,820 --> 00:05:23,906 剣の形をした魔術用の杖 64 00:05:24,324 --> 00:05:29,412 魔術師として 一人前になった時 もらえる儀式用の短剣よ 65 00:05:34,167 --> 00:05:37,295 宝石に比べれば 微々たるものだけど 66 00:05:37,712 --> 00:05:40,882 それでも気が向いたら 魔力を込めてた 67 00:05:41,340 --> 00:05:44,635 “レスト”って叫んで ありったけの魔力を流し込めば― 68 00:05:44,761 --> 00:05:46,220 発動するわ 69 00:05:46,345 --> 00:05:47,513 いいのか? 70 00:05:47,638 --> 00:05:49,015 いいのよ 71 00:05:49,140 --> 00:05:52,268 勝てないって分かって 最後まで隠しとおしたんだから 72 00:05:52,393 --> 00:05:53,686 あんたが使って 73 00:05:55,396 --> 00:06:00,026 もう いいかな いい加減 眠くて眠くて… 74 00:06:01,277 --> 00:06:04,030 ああ 寝ろ寝ろ 朝になったら起こしてやる 75 00:06:04,864 --> 00:06:07,241 そしたら 腹いっぱい メシ食わしてやる 76 00:06:07,450 --> 00:06:10,161 フッ… 最後に 77 00:06:10,286 --> 00:06:12,497 これは忠告じゃなくて命令 78 00:06:13,039 --> 00:06:16,375 士郎 やるからには 死んでも勝ちなさい 79 00:06:16,501 --> 00:06:20,963 私が起きた時 くたばってたら 許さないから… 80 00:06:26,803 --> 00:06:28,012 (セイバー) それは本気ですか? 81 00:06:28,513 --> 00:06:30,932 もともと 鞘(さや)は セイバーのものだろ 82 00:06:31,057 --> 00:06:32,934 セイバーに返すのが当然だ 83 00:06:33,059 --> 00:06:36,896 (セイバー) 確かに 鞘が戻れば 私の魔力は上がります 84 00:06:37,188 --> 00:06:40,024 ですが ギルガメッシュに 勝てる保証は… 85 00:06:40,358 --> 00:06:43,820 それに 鞘を摘出してしまったら 士郎は… 86 00:06:43,945 --> 00:06:48,116 (士郎) ああ 傷を負っても もう回復することはない 87 00:06:48,282 --> 00:06:51,369 けど 今まで 自分でも気づかないうちに 88 00:06:51,494 --> 00:06:53,454 この体に頼りすぎていた 89 00:06:53,579 --> 00:06:57,041 人は殺されれば死ぬ それが当たり前なんだ 90 00:07:00,169 --> 00:07:01,462 分かりました 91 00:07:01,712 --> 00:07:04,257 マスター あなたの心をお借りします 92 00:07:04,757 --> 00:07:06,509 急いでくれ 時間がない 93 00:07:08,886 --> 00:07:11,514 (セイバー) それでは始めます 準備は いいですか? 94 00:07:11,639 --> 00:07:14,016 (士郎) いいぞ 遠慮なくやってくれ 95 00:07:25,570 --> 00:07:29,824 (士郎) 聖剣の鞘は 今 俺の体に溶け込んでいる 96 00:07:30,158 --> 00:07:34,412 それを 1つの場所に集め 以前の姿に戻せばいい 97 00:07:35,621 --> 00:07:36,789 イメージしろ 98 00:07:37,457 --> 00:07:39,667 イメージしろ 彼女の姿を 99 00:07:46,382 --> 00:07:47,675 セイバー! 100 00:07:50,553 --> 00:07:56,559 うっ ハア ハア ハア… 101 00:07:56,726 --> 00:07:58,102 すごい… 102 00:08:06,444 --> 00:08:08,404 (セイバー) 魔力の密度が高い 103 00:08:08,696 --> 00:08:12,700 10年前と同じです おそらく 上ではもう… 104 00:08:12,825 --> 00:08:17,205 聖杯の召喚が始まっているか それとも もう終わったか 105 00:08:18,080 --> 00:08:21,417 どっちにせよ ランサーは ギルガメッシュに敗れたってことか 106 00:08:23,544 --> 00:08:25,254 セイバーは ギルガメッシュの相手を頼む 107 00:08:26,672 --> 00:08:28,257 俺は言峰を討つ 108 00:08:33,011 --> 00:08:35,264 (士郎) お互いの戦いに手は出さない 109 00:08:35,389 --> 00:08:38,768 どちらかが相手を倒せば 聖杯は 奴らの手に入らない 110 00:08:39,309 --> 00:08:40,645 それで終わりだ 111 00:08:40,770 --> 00:08:45,274 (セイバー) ええ 今回だけは 私は自分の戦いに専念します 112 00:08:45,858 --> 00:08:49,862 それに言峰は… あなたが倒すべき敵だ 113 00:08:51,113 --> 00:08:52,573 (士郎) この戦い… 114 00:08:52,698 --> 00:08:55,743 どちらの勝利に終わろうと セイバーは消える 115 00:08:56,744 --> 00:08:58,871 この世界から消滅して― 116 00:08:58,996 --> 00:09:02,250 彼女が 本来いるべき 正しい時間に帰るんだ 117 00:09:10,466 --> 00:09:12,093 今なら まだ戻れる 118 00:09:12,635 --> 00:09:16,597 セイバーを失わずに済む方法を 見つけられるかもしれない 119 00:09:18,099 --> 00:09:18,849 (セイバー) 士郎 120 00:09:25,606 --> 00:09:26,315 セイバー 121 00:09:35,241 --> 00:09:35,825 (士郎) 行こう 122 00:09:36,367 --> 00:09:38,077 最後の戦いだ 123 00:09:49,255 --> 00:09:52,383 待ちわびたぞ セイバー 124 00:09:54,719 --> 00:09:56,429 頃合いもよい 125 00:09:56,929 --> 00:09:59,765 聖杯も ようやく 穴が開いたところだ 126 00:09:59,890 --> 00:10:02,518 この呪いこそが聖杯の中身 127 00:10:03,060 --> 00:10:06,856 我らサーヴァントを この世にとどめる第三要素 128 00:10:07,189 --> 00:10:09,984 10年前 お前が 俺に浴びせたものだ 129 00:10:10,484 --> 00:10:14,155 ギルガメッシュ あなたの目的は何だ? 130 00:10:14,405 --> 00:10:15,489 何を望む? 131 00:10:16,198 --> 00:10:18,909 望みなどないと言っただろう 132 00:10:19,910 --> 00:10:22,663 俺の関心は お前だけだ 133 00:10:29,045 --> 00:10:31,380 今まで ずっと考えていたぞ 134 00:10:32,006 --> 00:10:37,053 嫌がるお前を どう組み伏せ 呪いを飲ませるか 135 00:10:37,178 --> 00:10:41,140 泣き叫ぶ顔を踏みつけ その腹が身ごもるほどの泥を飲ませ 136 00:10:41,265 --> 00:10:44,143 耐えきれず 俺の足下にすがりつく 137 00:10:45,394 --> 00:10:47,647 その汚れきった姿をな 138 00:10:48,105 --> 00:10:51,567 ならば その身が 同じ末路をたどろうと 139 00:10:52,401 --> 00:10:54,111 異論は ないな? 140 00:10:55,655 --> 00:10:58,991 俺には勝てないと知ったうえで なお その気合 141 00:10:59,116 --> 00:11:02,662 宴を飾るには ふさわしいが そこの雑種 142 00:11:03,663 --> 00:11:06,666 言峰に用があるのなら 早々に消えろ 143 00:11:16,550 --> 00:11:18,052 ゆくぞ ギルガメッシュ! 144 00:11:18,511 --> 00:11:19,762 フッ… 145 00:11:22,807 --> 00:11:24,558 うわあーっ! 146 00:11:25,518 --> 00:11:27,269 (剣を打ち合う音) (士郎)あっ… 147 00:11:28,229 --> 00:11:29,188 くっ… 148 00:11:43,119 --> 00:11:43,744 あっ! 149 00:11:45,246 --> 00:11:48,499 (言峰綺礼) よく来たな 衛宮士郎 150 00:11:48,624 --> 00:11:52,420 最後まで残った ただ1人のマスター 151 00:11:53,754 --> 00:11:54,922 言峰… 152 00:11:55,297 --> 00:11:55,923 (セイバー) たあーっ! 153 00:11:57,258 --> 00:11:58,634 (ギルガメッシュ)フッ (セイバー)うっ! 154 00:12:03,097 --> 00:12:04,432 (士郎) イリヤを下ろせ! 155 00:12:04,932 --> 00:12:07,852 それは できない相談だな 156 00:12:08,436 --> 00:12:13,023 聖杯は現れたが その穴は まだ不安定だ 157 00:12:13,816 --> 00:12:19,155 接点である彼女には 命の続く限り耐えてもらわねば― 158 00:12:19,280 --> 00:12:22,032 私の望みは かなわない 159 00:12:22,741 --> 00:12:26,454 フフッ これは聖杯より あふれる力 160 00:12:26,579 --> 00:12:30,124 際限なく あふれ出し 災厄を巻き起こす 161 00:12:30,624 --> 00:12:33,127 この中に あらゆる悪性 162 00:12:33,252 --> 00:12:37,214 人の世を分け隔てなく 呪うものが入っている 163 00:12:37,965 --> 00:12:40,718 かつて アインツベルンを 始めとする― 164 00:12:40,843 --> 00:12:42,887 3つの家系が結びつき― 165 00:12:43,012 --> 00:12:46,182 聖杯の召喚システムを作り上げた 166 00:12:46,307 --> 00:12:50,853 だが… いまだ 聖杯の完成を 見た者はいない 167 00:12:51,437 --> 00:12:53,814 ある時は召喚に失敗し 168 00:12:53,939 --> 00:12:58,360 ある時は お前の父がしたように 聖杯は破壊された 169 00:12:58,944 --> 00:13:03,324 こうまで完全な形で 聖杯が姿を現すのは… 170 00:13:03,449 --> 00:13:04,867 初めてのことだ 171 00:13:05,451 --> 00:13:08,787 なぜ そんな災厄を この世に呼び出そうとする? 172 00:13:09,371 --> 00:13:11,874 (言峰) 強いて言えば娯楽だよ 173 00:13:12,124 --> 00:13:15,628 人間が生み出す娯楽など 二次的なものだ 174 00:13:15,753 --> 00:13:18,422 すべて唾棄(だき)すべき不純物にすぎん 175 00:13:19,548 --> 00:13:24,637 人間は死の瞬間にこそ価値がある 176 00:13:24,762 --> 00:13:26,931 生存という助走距離をもって― 177 00:13:27,056 --> 00:13:31,727 高く跳び 空に届き 尊く輝くもの… 178 00:13:32,186 --> 00:13:35,606 その瞬きこそが私の望みだ 179 00:13:39,360 --> 00:13:42,571 お前たちが平穏を糧にするように 180 00:13:42,780 --> 00:13:46,825 この身は星の光を食べて 生きている 181 00:13:47,493 --> 00:13:50,871 10年前の火災は悪くなかった 182 00:13:51,997 --> 00:13:53,916 あのような地獄にこそ― 183 00:13:54,041 --> 00:13:59,129 魂のさく裂 人における最高のきらめきがある 184 00:13:59,421 --> 00:14:00,130 くっ… 185 00:14:00,881 --> 00:14:03,884 無念のまま朽ちる人間の叫びは― 186 00:14:04,009 --> 00:14:06,512 胸に迫るものがあっただろ? 187 00:14:06,929 --> 00:14:09,139 いびつな形ではあるが 188 00:14:09,265 --> 00:14:12,268 私ほど人間を愛している者はいない 189 00:14:13,018 --> 00:14:18,941 故に… 私ほど 聖杯にふさわしい人間もいまい 190 00:14:19,066 --> 00:14:21,735 (士郎) そうか よく分かった 191 00:14:22,403 --> 00:14:24,905 お前は俺たちとは 違うんだってな! 192 00:14:36,208 --> 00:14:39,253 (ギルガメッシュ) やれやれ これでは前回の焼き直しだな 193 00:14:39,879 --> 00:14:41,755 よもや 無策というわけではあるまい 194 00:14:42,131 --> 00:14:43,257 うっ… だあ! 195 00:14:47,052 --> 00:14:48,304 ほう… 196 00:14:49,638 --> 00:14:51,223 ふっ てやっ! 197 00:14:52,474 --> 00:14:56,228 (言峰) お前の生きた年数と 私の生きた年数では― 198 00:14:56,353 --> 00:14:57,980 大きな開きがある 199 00:14:58,272 --> 00:15:00,482 何かで掛け算でもしない限り 200 00:15:01,191 --> 00:15:01,817 うっ 201 00:15:03,986 --> 00:15:05,779 (叫び声) 202 00:15:06,447 --> 00:15:08,282 (言峰) 埋められる差ではあるまい 203 00:15:08,741 --> 00:15:11,410 故に命を懸けろ 204 00:15:11,619 --> 00:15:15,331 あるいは この身に届くやもしれん 205 00:15:20,878 --> 00:15:22,546 (セイバー) ハア ハア… 206 00:15:22,671 --> 00:15:24,506 (ギルガメッシュ) 懲りぬ女よ 207 00:15:25,215 --> 00:15:30,095 お前は俺には勝てぬし あの小僧は言峰には勝てん 208 00:15:30,679 --> 00:15:32,848 お前が聖杯に挑んでいれば 209 00:15:32,973 --> 00:15:35,935 この戦いは お前の勝利だったろうに… 210 00:15:36,060 --> 00:15:37,603 配役を誤ったな 211 00:15:37,937 --> 00:15:40,105 (セイバー) これが正しい選択だ 212 00:15:40,272 --> 00:15:42,107 私は貴様になど負けぬし― 213 00:15:42,816 --> 00:15:45,110 士郎は あのような男に 負けはしない 214 00:15:45,611 --> 00:15:50,616 どうやら決定的な敗北でなければ 納得がいかないと見える 215 00:15:51,533 --> 00:15:52,493 うまく よけろ 216 00:15:53,744 --> 00:15:57,998 なあに 運がよければ 手足を串刺す程度であろう 217 00:15:58,207 --> 00:15:58,749 うっ! 218 00:16:00,501 --> 00:16:04,254 うわっ くっ うっ… 219 00:16:04,380 --> 00:16:05,172 (倒れた音) 220 00:16:06,256 --> 00:16:10,636 (セイバー) ハア ハア ハア… 221 00:16:10,761 --> 00:16:11,845 くっ うっ… 222 00:16:11,971 --> 00:16:15,516 (ギルガメッシュ) そろそろ力の差を 思い知らせてやろう 223 00:16:15,683 --> 00:16:16,475 我が剣(つるぎ)― 224 00:16:17,351 --> 00:16:19,061 エアによってな 225 00:16:26,610 --> 00:16:27,903 エヌマ… 226 00:16:31,532 --> 00:16:32,950 あっ エクス… 227 00:16:36,453 --> 00:16:38,539 (セイバー)カリバー! (ギルガメッシュ)エリシュ! 228 00:16:43,627 --> 00:16:46,672 (言峰) 私は お前に期待していた 229 00:16:47,506 --> 00:16:50,926 お前が衛宮切嗣の息子と分かり 230 00:16:51,051 --> 00:16:55,264 内面まで似通っていると 知った時の喜びなど― 231 00:16:55,723 --> 00:16:57,224 分かるまい 232 00:16:57,558 --> 00:17:00,728 10年前に かなわなかった望み 233 00:17:01,520 --> 00:17:03,981 衛宮切嗣という男に 234 00:17:04,106 --> 00:17:08,694 こうして もう一度 引導を渡せるとは思わなかった 235 00:17:08,819 --> 00:17:12,321 (士郎) 何だってそう 親父(おやじ)を目の敵にするんだ? 236 00:17:13,449 --> 00:17:16,035 近親憎悪というやつだ 237 00:17:16,160 --> 00:17:19,329 切嗣の行為はすべて かんに障った 238 00:17:19,788 --> 00:17:24,292 ちょうど お前が私に 嫌悪感を抱くのと変わらない 239 00:17:24,417 --> 00:17:26,837 親父が お前と似ているだと? 240 00:17:27,296 --> 00:17:28,589 ふざけるな! 241 00:17:30,174 --> 00:17:32,342 (言峰) お前には そう見えるだろう 242 00:17:32,468 --> 00:17:37,681 何しろ奴は 私を見逃すほどの 善人だったからな 243 00:17:37,806 --> 00:17:41,310 あの大火災を引き起こした私を 倒しただけで 244 00:17:41,435 --> 00:17:43,312 命までは取らなかった 245 00:17:44,271 --> 00:17:48,317 だが 私にとっても それは不快な事実だった 246 00:17:48,859 --> 00:17:52,196 あれほど冷酷な魔術師だった男が 247 00:17:52,321 --> 00:17:55,282 私を助けたということがな 248 00:17:55,532 --> 00:17:56,658 だが… 249 00:17:57,117 --> 00:18:00,621 奴の犯した真の過ちは それではない 250 00:18:01,205 --> 00:18:03,207 聖杯を壊しただけで― 251 00:18:03,332 --> 00:18:05,876 この戦いが終わったと 思い込んだことだ 252 00:18:06,919 --> 00:18:08,879 故に お前に何も伝えず― 253 00:18:09,296 --> 00:18:12,132 この呪いに犯されたまま 人生を終えた 254 00:18:12,841 --> 00:18:16,512 その果てに 数年足らずで 命を落とした 255 00:18:17,387 --> 00:18:20,557 自分は聖杯戦争を 終わらせたのだという― 256 00:18:20,682 --> 00:18:23,602 勘違いの達成感を 抱いたままでな 257 00:18:24,394 --> 00:18:26,146 それじゃ 親父を殺したのは… 258 00:18:26,563 --> 00:18:28,148 この私だ 259 00:18:28,565 --> 00:18:29,650 うう… 260 00:18:35,948 --> 00:18:37,825 ここまでだな セイバー 261 00:18:40,327 --> 00:18:43,038 (言峰) 切嗣の最後は どうだったのだ? 262 00:18:44,289 --> 00:18:46,834 息子であるお前に 責任を押しつけ― 263 00:18:47,709 --> 00:18:50,671 何やら満足して逝ったわけか? 264 00:18:59,721 --> 00:19:01,181 褒美だ 265 00:19:01,598 --> 00:19:03,851 切嗣と同じ末路をたどれ 266 00:19:04,017 --> 00:19:05,185 てめえ… 267 00:19:06,728 --> 00:19:08,313 アンリマユ 268 00:19:08,605 --> 00:19:11,191 この世 すべての悪を 受けるがいい! 269 00:19:14,278 --> 00:19:16,530 (士郎の叫び声) 270 00:19:19,575 --> 00:19:22,536 (ギルガメッシュ) 向こうの戦いも ケリがついたようだ 271 00:19:23,287 --> 00:19:24,705 お前なら分かろう? 272 00:19:25,455 --> 00:19:29,835 言峰は極大の呪いを 聖杯から直接呼び出した 273 00:19:30,127 --> 00:19:33,255 お前のマスターは もはや この世におるまい 274 00:19:33,380 --> 00:19:34,715 (セイバー) そんなことはない 275 00:19:35,382 --> 00:19:37,509 士郎は まだ生きている 276 00:19:38,594 --> 00:19:41,847 うっ… 士郎とのつながりを感じる 277 00:19:43,140 --> 00:19:45,726 じきに聖杯は あふれ出す 278 00:19:46,185 --> 00:19:48,228 (ギルガメッシュ)喜べ セイバー (セイバー)ううっ 279 00:19:48,979 --> 00:19:53,066 (ギルガメッシュ) あの呪いを浴びれば お前も俺と同じになれる 280 00:19:53,609 --> 00:19:56,987 この世で肉を持ち 第二の生を おう歌できよう 281 00:19:57,446 --> 00:19:59,781 あなたは あれを浴びたのか? 282 00:19:59,907 --> 00:20:02,242 ならば あなたもすでに… 283 00:20:03,410 --> 00:20:06,788 あの程度の呪いを飲み干せなくて 何が英雄か! 284 00:20:06,914 --> 00:20:08,040 (セイバー) ううっ 285 00:20:09,833 --> 00:20:12,127 この世のすべての悪? 286 00:20:12,336 --> 00:20:15,297 俺を染めたければ その3倍は持ってこい! 287 00:20:16,757 --> 00:20:21,303 英雄とは己が視界に入る すべての人間を背負う者 288 00:20:21,511 --> 00:20:24,765 この世のすべてなど とうの昔に背負っている! 289 00:20:26,683 --> 00:20:27,768 うっ ううっ 290 00:20:28,101 --> 00:20:30,020 (ギルガメッシュ) 泥を飲ませるのはいいが― 291 00:20:30,145 --> 00:20:32,856 それで自我を失われては 楽しみがない 292 00:20:33,774 --> 00:20:36,360 今のうちに 婚姻を決めておくか? 293 00:20:36,485 --> 00:20:37,277 くっ… 294 00:20:38,320 --> 00:20:41,615 手荒く扱われるのは 趣味ではないか? 295 00:20:41,740 --> 00:20:43,033 ならば慣れておけ 296 00:20:43,659 --> 00:20:47,037 俺は気の向くままに奪い 食らうだけだ 297 00:20:47,704 --> 00:20:50,082 私は誰のものにもならない 298 00:20:50,207 --> 00:20:52,542 私は女である前に王なのだから 299 00:20:53,085 --> 00:20:56,463 王にとって 国とは 己のものにすぎない 300 00:20:56,672 --> 00:21:02,552 何もかも支配できぬのならば 王などという超越者は不要なのだ 301 00:21:02,970 --> 00:21:05,555 そんなことだから アーサー王よ 302 00:21:06,098 --> 00:21:08,558 お前は国によって滅ぼされたのだ 303 00:21:09,017 --> 00:21:10,310 ああ そのとおりだ 304 00:21:10,936 --> 00:21:12,145 だが 英雄王よ 305 00:21:12,271 --> 00:21:15,190 そんなことだから 貴様は国を滅ぼしたのだ 306 00:21:15,315 --> 00:21:15,857 うっ! 307 00:21:16,149 --> 00:21:17,734 ふっ! ぐわっ 308 00:21:27,577 --> 00:21:31,331 (ギルガメッシュ) どうやら本格的に しつけられたいらしいな 309 00:21:36,211 --> 00:21:37,504 正気か? 310 00:21:42,926 --> 00:21:46,430 貴様の宝具は 俺の宝具には通用せん 311 00:21:47,431 --> 00:21:50,809 先刻 その身で 思い知ったはずではないのか? 312 00:21:51,476 --> 00:21:53,312 ならば手加減はなしだ 313 00:21:54,938 --> 00:21:57,774 消えろ 目障りだ 女! 314 00:22:02,696 --> 00:22:03,363 うわあーっ! 315 00:22:03,488 --> 00:22:05,824 エヌマ・エリシュ! 316 00:22:10,662 --> 00:22:15,667 ♪~ 317 00:23:35,413 --> 00:23:40,418 ~♪