1 00:00:09,342 --> 00:00:11,469 (ギルガメッシュ) 悪あがきを! 2 00:00:11,594 --> 00:00:12,971 (セイバー・衛宮(えみや)士郎(しろう)) うわあー! 3 00:00:17,892 --> 00:00:21,688 (ギルガメッシュ) ううっ うっ うわあっ… 4 00:00:28,820 --> 00:00:31,531 (セイバー) 星が出たら あの人の… 5 00:00:32,282 --> 00:00:34,659 士郎のあしたを占おうか 6 00:00:38,371 --> 00:00:43,251 これでは まるで物語に聞く 恋する少女ではないか 7 00:00:45,128 --> 00:00:47,422 (遠坂(とおさか)凛(りん)) セイバー 士郎 知らない? 8 00:00:47,881 --> 00:00:48,757 (セイバー) 凛 9 00:00:49,048 --> 00:00:51,217 士郎 どこにいるか知らない? 10 00:00:51,384 --> 00:00:53,052 イリヤの熱が上がってるの 11 00:00:55,555 --> 00:01:00,560 ♪~ 12 00:02:20,473 --> 00:02:25,478 ~♪ 13 00:02:26,396 --> 00:02:28,982 (凛) あの子 そろそろ限界よ 14 00:02:30,191 --> 00:02:34,612 聖杯戦争って儀式が終わらない限り 元には戻らない 15 00:02:34,946 --> 00:02:35,738 (セイバー) 限界とは? 16 00:02:36,030 --> 00:02:38,741 まだ 辛うじて 容量が空いているけれど― 17 00:02:39,200 --> 00:02:43,454 満ちてしまえば 一番不要な 人間としての機能を捨てるしかない 18 00:02:44,414 --> 00:02:47,250 イリヤは聖杯戦争が 進めば進むほど― 19 00:02:47,375 --> 00:02:49,627 壊れていくように 作られてるのよ 20 00:02:50,962 --> 00:02:52,797 あっ… ああ いいの 21 00:02:52,922 --> 00:02:55,466 今のは 分からないように 言ったんだから 22 00:02:55,675 --> 00:02:58,469 それより ランサーのマスターのことだけど 23 00:02:58,887 --> 00:02:59,971 判明したのですか? 24 00:03:00,555 --> 00:03:01,389 うん 25 00:03:02,640 --> 00:03:05,184 (凛) そいつのねぐらに 行ってきたんだけど… 26 00:03:09,355 --> 00:03:14,360 そこにあったのは血の痕と 令呪(れいじゅ)が剥ぎ取られた左腕だけ 27 00:03:15,445 --> 00:03:18,740 ランサーのマスターは とっくに やられてたのよ 28 00:03:18,865 --> 00:03:21,784 では すでにランサーも いないのですか? 29 00:03:22,118 --> 00:03:25,121 士郎を襲った後 他のサーヴァントに倒されたと? 30 00:03:26,831 --> 00:03:30,293 部屋の中の血痕は もっと古いものだった 31 00:03:30,793 --> 00:03:33,880 ランサーのマスターが殺されたのは ずっと前 32 00:03:34,130 --> 00:03:35,131 どういうことか分かる? 33 00:03:35,840 --> 00:03:38,593 何者かが ランサーのマスターの 令呪を奪い― 34 00:03:38,718 --> 00:03:40,762 ランサーと再契約した 35 00:03:41,512 --> 00:03:42,138 しかし 凛… 36 00:03:42,639 --> 00:03:45,767 そう 残るマスターは 私と士郎だけなのに 37 00:03:45,892 --> 00:03:47,644 ランサーは消えていない 38 00:03:47,894 --> 00:03:51,064 …とすると本来マスターじゃない どっかの魔術師が― 39 00:03:51,189 --> 00:03:53,149 マスターになってるって ことだけど… 40 00:03:53,942 --> 00:03:57,153 令呪の移植は マスターか サーヴァントにしかできない 41 00:03:58,071 --> 00:04:00,698 (セイバー) いかに優れた魔術師が 令呪を奪おうと 42 00:04:00,823 --> 00:04:02,450 マスターには なれません 43 00:04:02,575 --> 00:04:04,369 (凛) じゃあ もう1つ教えて 44 00:04:04,494 --> 00:04:06,329 聖杯が消えてなくなっても 45 00:04:06,454 --> 00:04:09,540 令呪が残っていて かつ サーヴァントがいれば― 46 00:04:09,666 --> 00:04:11,542 ずっとマスターでいられるの? 47 00:04:11,793 --> 00:04:13,294 (セイバー) そうですね 48 00:04:13,419 --> 00:04:15,380 令呪とサーヴァントが 残っていれば― 49 00:04:15,505 --> 00:04:19,842 聖杯戦争が終わっても その魔術師はマスターとして… 50 00:04:21,344 --> 00:04:25,431 では ランサーのマスターを殺し ランサーと再契約したのは… 51 00:04:25,807 --> 00:04:28,851 ええ それ以外ないと思う 52 00:04:29,102 --> 00:04:32,146 そう考えると ランサーの行動も納得いくわ 53 00:04:33,064 --> 00:04:35,233 自分の正体がバレるのも気にせず 54 00:04:35,858 --> 00:04:39,112 あいつは平気で他のサーヴァントに ちょっかい出してた 55 00:04:39,237 --> 00:04:44,200 (セイバー) 確かに 宝具を見せた相手は 倒すのがサーヴァントの定石なのに 56 00:04:44,325 --> 00:04:47,120 (凛) 敵を探るのが あいつの役割だったのよ 57 00:04:47,287 --> 00:04:51,708 ランサーのマスターには もう1人 戦闘用のサーヴァントがいた 58 00:04:52,458 --> 00:04:55,545 …にしてもランサーほどの奴を 下調べに使うなんて 59 00:04:55,670 --> 00:04:57,046 どんなマスターよ 一体 60 00:04:57,547 --> 00:05:00,008 凛 士郎は今 どこに? 61 00:05:00,133 --> 00:05:02,135 知らないから聞いたんじゃない 62 00:05:02,260 --> 00:05:04,053 あっ… まさか綺礼(きれい)のとこ? 63 00:05:05,096 --> 00:05:06,306 あの教会に!? 64 00:05:10,393 --> 00:05:12,103 (セイバー) 空気が よどんでいる 65 00:05:12,312 --> 00:05:15,356 あの教会は 聖なる場所などではない 66 00:05:15,940 --> 00:05:16,816 あの よどみ 67 00:05:17,108 --> 00:05:20,028 あれは柳洞寺(りゅうどうじ)と同じ 死のよどみだ 68 00:05:20,361 --> 00:05:22,822 そんな所に 今 士郎がいる? 69 00:05:22,947 --> 00:05:24,282 たった1人で… 70 00:05:35,001 --> 00:05:35,543 あっ… 71 00:05:38,129 --> 00:05:38,671 士郎! 72 00:05:41,132 --> 00:05:41,674 (ランサー) よお 73 00:05:44,677 --> 00:05:46,012 うわー! 74 00:05:56,564 --> 00:05:57,440 (ランサー) ハハハ… 75 00:05:58,191 --> 00:06:01,694 なに そいつの胸を 串刺しにしたのは2度目でね 76 00:06:02,403 --> 00:06:05,865 今度は生き返らねえように 念を入れてやったってわけだ 77 00:06:05,990 --> 00:06:08,409 (セイバー) 貴様 士郎にゲイ・ボルグを? 78 00:06:08,534 --> 00:06:12,789 (ランサー) 心臓は外したさ だが呪いは そのままだ 79 00:06:12,914 --> 00:06:17,210 この槍(やり)で 付けられた傷は 決して癒されることはない 80 00:06:18,544 --> 00:06:19,462 (セイバー) やあっ! 81 00:06:24,884 --> 00:06:29,013 貴様が最後に残ってくれて うれしいぜ セイバー 82 00:06:29,597 --> 00:06:30,515 てやあー! 83 00:06:30,723 --> 00:06:32,016 だあーっ! 84 00:06:37,105 --> 00:06:37,939 (爆発音) 85 00:06:39,315 --> 00:06:39,398 (士郎) 俺には できない 86 00:06:39,398 --> 00:06:40,942 (士郎) 俺には できない 87 00:06:39,398 --> 00:06:40,942 (子供の声) 88 00:06:40,942 --> 00:06:42,318 (子供の声) 89 00:06:42,318 --> 00:06:43,444 (子供の声) 90 00:06:42,318 --> 00:06:43,444 ダメだ… 91 00:06:43,444 --> 00:06:43,861 (子供の声) 92 00:06:43,861 --> 00:06:45,404 (子供の声) 93 00:06:43,861 --> 00:06:45,404 俺には お前たちを救えない 94 00:06:45,404 --> 00:06:46,280 俺には お前たちを救えない 95 00:06:50,952 --> 00:06:53,871 (士郎) だ… 誰だ? うっ… 96 00:06:55,623 --> 00:06:56,707 (ランサー) ううっ 97 00:06:58,292 --> 00:06:59,836 (ランサー)ふうっ (セイバー)やあー! 98 00:06:59,961 --> 00:07:01,796 (言峰(ことみね)綺礼) そこまでだ セイバー 99 00:07:09,095 --> 00:07:11,556 剣を収めるがいい 100 00:07:13,224 --> 00:07:13,808 (士郎) うっ… 101 00:07:15,893 --> 00:07:17,812 (言峰) セイバーがこの男を― 102 00:07:17,937 --> 00:07:21,816 引き取りに来ただけというのならば 引き渡そう 103 00:07:22,817 --> 00:07:27,321 私の役割は聖杯の持ち主を 見極めることだ 104 00:07:28,698 --> 00:07:33,327 望むなら 今ここで 聖杯を与えてやってもよい 105 00:07:33,744 --> 00:07:37,331 あれは残り1人になるまで 現れないんじゃなかったのかよ 106 00:07:37,790 --> 00:07:40,293 (言峰) だが 器は別だ 107 00:07:40,626 --> 00:07:43,754 器は形あるものとして用意され 108 00:07:43,880 --> 00:07:48,301 聖杯召喚の時まで 力を流し込まれていく 109 00:07:49,594 --> 00:07:53,222 残るサーヴァントが 2人だけという状況なら― 110 00:07:53,347 --> 00:07:56,350 すでに完成に近づいていよう 111 00:07:56,559 --> 00:08:01,063 聖杯は いけにえの血で 満つる時を待っている 112 00:08:01,189 --> 00:08:06,152 ふさわしい人間がいるのなら 喜んで聖杯を譲る 113 00:08:06,694 --> 00:08:10,573 そのために 衛宮士郎… 114 00:08:11,491 --> 00:08:12,283 (士郎) ううっ 115 00:08:12,408 --> 00:08:15,995 まずは お前の言葉を聞きたいのだ 116 00:08:16,204 --> 00:08:18,664 10年前のあの日― 117 00:08:18,789 --> 00:08:22,376 お前は本当に 何も恨まなかったのか? 118 00:08:23,961 --> 00:08:26,088 (士郎) 10年… 前? 119 00:08:33,554 --> 00:08:34,680 やめろ 120 00:08:34,889 --> 00:08:37,642 今さら そんな… やめろ 121 00:08:40,102 --> 00:08:43,147 炎の中で がれきの下で 122 00:08:43,773 --> 00:08:45,983 みんなが助けを求めてた 123 00:08:46,651 --> 00:08:48,736 俺は それを無視して歩いた 124 00:08:49,070 --> 00:08:51,364 ただ自分の助けを求めて 125 00:08:52,323 --> 00:08:55,243 (女性たち) 待って~ 助けて~ 126 00:08:55,368 --> 00:08:57,662 (士郎) どうせ 自分には助けられない 127 00:08:57,954 --> 00:08:59,872 だから 立ち止まらなかった 128 00:09:00,665 --> 00:09:04,001 たくさんの死にかけた人たちの声を 無視して走った 129 00:09:04,961 --> 00:09:09,423 そこまでしたからには 自分は生きなければウソだと思った 130 00:09:11,050 --> 00:09:14,845 その望みは1人だけ… 131 00:09:15,263 --> 00:09:17,265 他の人は みんな死んだ 132 00:09:19,517 --> 00:09:22,103 俺は必死に切嗣(きりつぐ)の後を追った 133 00:09:23,062 --> 00:09:26,857 誰かを救う正義の味方に憧れた 134 00:09:27,650 --> 00:09:32,863 空っぽになった心で それでも 前に進まなければ― 135 00:09:33,197 --> 00:09:35,866 胸を張って前に進まなければ― 136 00:09:36,075 --> 00:09:39,245 死んでいった人たちに 許されないと思った 137 00:09:40,621 --> 00:09:46,043 10年前の あの出来事を なかったことにできるなら 138 00:09:46,168 --> 00:09:48,629 また やり直せるとしたら… 139 00:09:49,005 --> 00:09:51,549 お前は聖杯を欲するだろう? 140 00:09:53,759 --> 00:09:56,220 さあ 答えよ 141 00:09:56,345 --> 00:10:00,725 お前が望むのなら 聖杯を与えよう 142 00:10:03,936 --> 00:10:06,480 (士郎) 要らない そんなもの 143 00:10:08,649 --> 00:10:11,110 (士郎) たとえ 過去をやり直せるとしても 144 00:10:11,235 --> 00:10:13,821 あの涙も あの記憶も 145 00:10:14,030 --> 00:10:17,158 胸をえぐった あの 現実の冷たさも 146 00:10:18,909 --> 00:10:22,955 多くの死と 悲しみに耐えて みんなが乗り越えてきた歳月を 147 00:10:23,122 --> 00:10:25,166 無意味なものに しちゃいけないんだ 148 00:10:26,208 --> 00:10:30,504 その痛みを抱えて 前に進むことだけが― 149 00:10:30,630 --> 00:10:33,215 唯一 失われたものを 残す道じゃないのか? 150 00:10:35,051 --> 00:10:37,094 俺が彼らの死に縛られ 151 00:10:37,219 --> 00:10:39,847 切嗣の思い出に 守られているように 152 00:10:40,306 --> 00:10:42,141 思いが礎となって― 153 00:10:42,266 --> 00:10:45,186 今を生きる人間を 変えていくと信じている 154 00:10:46,354 --> 00:10:50,024 どんなに痛んでも 癒やされない傷であっても 155 00:10:50,316 --> 00:10:53,736 この道は 間違ってないって 信じてる 156 00:10:55,780 --> 00:10:57,698 そうか つまり… 157 00:10:58,366 --> 00:11:00,618 聖杯なんて要らない 158 00:11:00,951 --> 00:11:03,788 俺は 置き去りにしてきた もののためにも― 159 00:11:03,913 --> 00:11:06,499 自分を曲げることは できない 160 00:11:18,803 --> 00:11:20,846 (言峰) お前はどうだ? セイバー 161 00:11:21,430 --> 00:11:26,394 よもや 衛宮士郎のようなエゴは かざすまい 162 00:11:26,644 --> 00:11:28,062 それは… 163 00:11:38,864 --> 00:11:40,449 (言峰) セイバー 164 00:11:40,783 --> 00:11:43,244 己がマスターを殺せ 165 00:11:43,786 --> 00:11:46,247 それで お前の望みはかなう 166 00:11:46,497 --> 00:11:48,874 私の… 望み… 167 00:11:50,376 --> 00:11:53,254 (セイバー) 自分より 王にふさわしい人物は他にいて 168 00:11:53,754 --> 00:11:57,758 その人物ならば 平和な国を 長く築けたのではないか 169 00:12:00,010 --> 00:12:02,304 もう一度 選定をやり直したい 170 00:12:02,596 --> 00:12:07,101 聖杯の力でなかったことにすれば あの滅びもきっと… 171 00:12:08,561 --> 00:12:11,981 (士郎) この道は 間違ってないって 信じている 172 00:12:14,567 --> 00:12:16,527 (セイバー) ああ そうだった… 173 00:12:16,986 --> 00:12:21,782 私は王としての責務を 全うすると誓って剣を抜いたのだ 174 00:12:22,616 --> 00:12:25,911 多くのものを捨て 民のために戦った 175 00:12:26,579 --> 00:12:28,789 そこに後悔はない 176 00:12:29,832 --> 00:12:32,084 己の一生を誇れるのなら 177 00:12:32,209 --> 00:12:34,962 その結果が たとえ滅びであったとしても 178 00:12:35,337 --> 00:12:37,965 やり直しなど 求めてはならなかった 179 00:12:39,925 --> 00:12:41,802 王は国を守った 180 00:12:42,303 --> 00:12:46,891 けれど 国は王を守らなかった ただ それだけ 181 00:12:47,808 --> 00:12:49,477 結果は無残だったけれど 182 00:12:49,602 --> 00:12:52,229 その過程に 一点の曇りもないのなら― 183 00:12:52,521 --> 00:12:54,607 求める必要などなかった 184 00:12:56,025 --> 00:13:00,070 それを 手に入れるために 多くのものをこぼしてきて 185 00:13:00,196 --> 00:13:03,449 それでも 最後まで守ったものがある 186 00:13:04,158 --> 00:13:07,536 ああ… それを胸に秘めたまま 187 00:13:07,953 --> 00:13:10,414 せめて かなわなかった この夢を― 188 00:13:10,706 --> 00:13:12,541 最後まで見届けよう 189 00:13:15,085 --> 00:13:18,714 聖杯は欲しい けれど士郎は殺せない 190 00:13:19,173 --> 00:13:20,216 フウ… 191 00:13:20,883 --> 00:13:22,384 分からぬか? 下郎 192 00:13:22,510 --> 00:13:26,222 そのようなものより 私は士郎が欲しいと言ったのだ 193 00:13:27,014 --> 00:13:29,934 聖杯が私を汚すものならば 要らない 194 00:13:30,184 --> 00:13:33,979 私が欲しかったものは もうすべて そろっていたのだから 195 00:13:34,522 --> 00:13:37,775 士郎 私の手に触れてください 196 00:13:47,576 --> 00:13:49,703 力が戻った 197 00:13:50,871 --> 00:13:52,414 セイバー これは? 198 00:13:52,748 --> 00:13:55,918 ゲイ・ボルグの呪いも 今の士郎には通じません 199 00:13:56,293 --> 00:14:00,047 ハア… ちっ! お前たちはつまらない 200 00:14:01,298 --> 00:14:03,926 では… ここで死んでもらおう 201 00:14:04,885 --> 00:14:05,427 (指を鳴らす音) 202 00:14:07,805 --> 00:14:09,098 (言峰) 紹介しておこう 203 00:14:10,766 --> 00:14:16,105 前回の聖杯戦争で 私のパートナーだった英霊だ 204 00:14:16,522 --> 00:14:18,107 あっ… お前は! 205 00:14:19,650 --> 00:14:20,442 フッ… 206 00:14:22,194 --> 00:14:24,113 何だ? このような場所で 207 00:14:24,405 --> 00:14:28,033 しかも邪魔者を交えて 決着をつけるのか? 208 00:14:28,742 --> 00:14:32,121 どういうことだ? そいつがお前のサーヴァントだと? 209 00:14:33,038 --> 00:14:36,292 前回の聖杯戦争 終結後― 210 00:14:36,500 --> 00:14:40,212 彼が とどまるにふさわしい 食事を用意することで― 211 00:14:40,337 --> 00:14:42,381 協力関係になった 212 00:14:42,506 --> 00:14:43,674 (ランサー) 食事… 213 00:14:43,799 --> 00:14:46,427 それが あの いけ好かねえ部屋ってわけか! 214 00:14:47,636 --> 00:14:49,263 なぜ俺に黙っていた? 215 00:14:49,930 --> 00:14:53,767 言えば 彼と 共同戦線を張ったかね? 216 00:14:54,268 --> 00:14:56,270 フッ 死んでもゴメンだ 217 00:14:56,896 --> 00:14:59,773 奴を知らないっていうのは ウソだったのか! 218 00:15:00,274 --> 00:15:05,779 “待機せよ”との指示を破り お前たちの前に姿をさらした 219 00:15:06,113 --> 00:15:09,283 あとをたどれば いずれ私に行き当たる 220 00:15:09,450 --> 00:15:13,787 故に 今後の対策を 練らなければならなかった 221 00:15:14,371 --> 00:15:14,997 フフッ… 222 00:15:15,331 --> 00:15:20,002 どうだ? 何1つ お前は謀ってはいまい 223 00:15:22,504 --> 00:15:26,008 10年前の再現になったな セイバー 224 00:15:28,302 --> 00:15:32,723 (言峰) もっとも あの時 私は切嗣に倒され 225 00:15:32,890 --> 00:15:33,515 (銃声) 226 00:15:34,600 --> 00:15:37,519 最後の場面には 立ち会えなかったが… 227 00:15:38,854 --> 00:15:41,023 追い詰められた私は― 228 00:15:41,565 --> 00:15:44,234 現れた聖杯に触れた 229 00:15:44,360 --> 00:15:45,027 それが… 230 00:15:47,363 --> 00:15:50,199 あのような結果になるとは… 231 00:15:51,533 --> 00:15:54,203 じゃあ あの火災は? 232 00:15:54,870 --> 00:15:56,997 貴様が 聖杯の力で 起こしたのか? 233 00:15:57,247 --> 00:16:03,003 私はただ あの土地から 人が消えればいいと思っただけだ 234 00:16:03,379 --> 00:16:07,007 私でなくても 聖杯は同じことをしたさ 235 00:16:07,675 --> 00:16:09,093 (セイバー) 世迷言を 236 00:16:09,385 --> 00:16:12,012 聖杯は 持ち主の願いを かなえるものではないか! 237 00:16:12,554 --> 00:16:16,308 (言峰) では 願いとは どうやって かなえるのだ? 238 00:16:16,433 --> 00:16:19,645 聖杯は巨大な兵器と同じだよ 239 00:16:19,895 --> 00:16:25,067 持ち主の願いを 破壊という手段だけでかなえる― 240 00:16:26,110 --> 00:16:28,529 純粋な力 241 00:16:29,571 --> 00:16:32,366 では 私が求めてきた聖杯とは… 242 00:16:32,783 --> 00:16:37,162 (言峰) 持ち主以外を せん滅する 呪いのつぼだ 243 00:16:37,830 --> 00:16:38,872 (セイバー) あっ… 244 00:16:39,039 --> 00:16:41,291 (言峰) ギルガメッシュ ランサー 245 00:16:41,583 --> 00:16:43,419 ゴミを始末しろ 246 00:16:47,214 --> 00:16:48,298 はあー! 247 00:16:53,262 --> 00:16:55,806 私のそばから 離れないでください 248 00:16:55,931 --> 00:16:57,016 分かった 249 00:17:04,773 --> 00:17:06,150 (ギルガメッシュ) 貴様の獲物は― 250 00:17:06,817 --> 00:17:08,652 その雑種のはずだが 251 00:17:09,153 --> 00:17:12,406 気が変わった 降ろさせてもらうぜ 252 00:17:12,531 --> 00:17:13,866 ランサー あなたは? 253 00:17:13,991 --> 00:17:15,576 勘違いするな! 254 00:17:15,784 --> 00:17:18,037 貴様に肩入れしているわけじゃねえ 255 00:17:18,162 --> 00:17:20,664 俺は 俺の信条に― 256 00:17:20,998 --> 00:17:22,666 肩入れしているだけだー! 257 00:17:23,667 --> 00:17:28,672 ほう 聖杯を目の前にして 契約を切るというのか 258 00:17:29,048 --> 00:17:30,674 英霊なんて連中はな― 259 00:17:31,592 --> 00:17:34,678 もともと二度目の生なんぞに 興味はねえんだよ! 260 00:17:35,095 --> 00:17:36,055 てやっ! 261 00:17:36,305 --> 00:17:39,183 ランサー いくらあなたでも 1対1では… 262 00:17:40,267 --> 00:17:42,102 (ランサー) いいから さっさと失せろ! 263 00:17:42,227 --> 00:17:44,772 かばった程度で 仲間意識持ちやがって 264 00:17:46,065 --> 00:17:49,860 これだから 育ちのいい 騎士王様は気にくわねえ 265 00:17:51,195 --> 00:17:52,362 ご武運を… 266 00:17:53,322 --> 00:17:58,535 (ギルガメッシュ) 実はな 俺もこのような決着は 好みではなかった 267 00:17:59,328 --> 00:18:02,039 貴様が やらなければ 俺がやっていた 268 00:18:02,498 --> 00:18:04,541 (ランサー) セイバーを 逃がすつもりだったってのか? 269 00:18:05,250 --> 00:18:07,836 あの女は俺のものだからな 270 00:18:07,961 --> 00:18:10,798 だが 聖杯を呼ぶ 儀式の完成には― 271 00:18:11,298 --> 00:18:14,676 あと1人 サーヴァントに 死んでもらわねばならぬ 272 00:18:14,968 --> 00:18:18,180 (ランサー) ちっ てめえ 初めからそのつもりで… 273 00:18:18,388 --> 00:18:19,389 フッ… 274 00:18:22,851 --> 00:18:25,479 (セイバー) 士郎 傷を見せてください 275 00:18:25,604 --> 00:18:26,939 (士郎) う… うん 276 00:18:28,816 --> 00:18:30,150 ううっ ふっ うっ 277 00:18:31,485 --> 00:18:32,444 うわあ! 278 00:18:33,070 --> 00:18:35,781 失礼します 少し痛みますが… 279 00:18:36,073 --> 00:18:36,907 (士郎) うっ… 280 00:18:40,160 --> 00:18:40,994 うっ… 281 00:18:58,428 --> 00:18:59,888 ハア… 282 00:19:00,222 --> 00:19:01,098 フッ… 283 00:19:22,536 --> 00:19:25,247 痛みが… 消えた 284 00:19:27,040 --> 00:19:31,003 鞘(さや)に魔力を補充しました まもなく傷は癒えるでしょう 285 00:19:31,170 --> 00:19:34,882 鞘… もしかして鞘って エクスカリバーの? 286 00:19:35,215 --> 00:19:37,843 はい かつて失った鞘です 287 00:19:38,010 --> 00:19:40,888 士郎 それは今 あなたの中にある 288 00:19:42,764 --> 00:19:45,767 (セイバー) 魔術師として未熟だった士郎が 私を呼ぶには 289 00:19:46,226 --> 00:19:49,396 それを補って余りある 接点がなければならない 290 00:19:49,897 --> 00:19:52,524 それがエクスカリバーの 鞘だったのです 291 00:19:54,776 --> 00:19:57,529 何だって そんな物が俺の中に… 292 00:19:57,738 --> 00:20:00,365 おそらく 切嗣の仕業でしょう 293 00:20:00,490 --> 00:20:01,033 (士郎) 親父が? 294 00:20:01,450 --> 00:20:02,701 (セイバー) 前回の戦いで― 295 00:20:02,826 --> 00:20:06,788 切嗣は聖剣の鞘を触媒に 私を召喚した 296 00:20:07,372 --> 00:20:11,210 聖剣の鞘は 持ち主の傷を癒やす宝具です 297 00:20:11,460 --> 00:20:13,545 切嗣は それを私に返すより― 298 00:20:13,670 --> 00:20:16,548 自身が持っていたほうが 有利と判断したのでしょう 299 00:20:16,840 --> 00:20:18,050 じゃあ 親父も― 300 00:20:18,175 --> 00:20:21,553 今の俺と 同じような状態で 勝ち残ったってわけか 301 00:20:22,763 --> 00:20:24,556 そして戦いが終わり 302 00:20:25,057 --> 00:20:28,560 切嗣は焼け跡で 死にかけている子供を見つけた 303 00:20:29,770 --> 00:20:33,065 その子供を救う手段は 1つしかなかった 304 00:20:34,149 --> 00:20:39,029 “持ち主を癒やす聖剣の鞘” 切嗣は それを植えつけることで 305 00:20:39,154 --> 00:20:41,073 死にかけた命を救ったのです 306 00:20:42,699 --> 00:20:46,119 それが あなたの 治癒能力の源です 307 00:20:46,286 --> 00:20:47,371 すまん… 308 00:20:48,038 --> 00:20:50,082 お前の鞘を こんなことに使って… 309 00:20:50,207 --> 00:20:51,291 いいえ 310 00:20:51,917 --> 00:20:54,962 それに 私は うれしかったのです 311 00:20:55,504 --> 00:20:57,881 何も守れなかった私でも― 312 00:20:58,465 --> 00:21:02,511 士郎 あなたの命を 救えていたのですから 313 00:21:05,264 --> 00:21:07,307 (セイバー) 切嗣が正しかった 314 00:21:07,766 --> 00:21:09,935 聖杯は 私が 必要とするものではない 315 00:21:11,228 --> 00:21:14,022 切嗣は それに 気づいていたのでしょう 316 00:21:14,273 --> 00:21:16,441 やり直しなんて できないのだと 317 00:21:17,359 --> 00:21:22,114 それなのに 私は今まで 自分を偽り続けてきたのです 318 00:21:22,656 --> 00:21:24,032 (士郎) セイバー 319 00:21:26,618 --> 00:21:28,787 (セイバー)ありがとう (士郎)えっ? 320 00:21:29,371 --> 00:21:33,458 (セイバー) あなたのおかげで ようやく取るべき道が分かりました 321 00:21:34,001 --> 00:21:36,586 あの聖杯も この私も… 322 00:21:37,129 --> 00:21:38,964 あり得てはいけない 夢だったのです 323 00:21:39,715 --> 00:21:43,510 それでも どうか許してほしい 324 00:21:44,678 --> 00:21:46,346 間違えた望み 325 00:21:46,596 --> 00:21:48,890 かなえられない日々では あったけど― 326 00:21:49,099 --> 00:21:54,062 この弱さは ある少女が見た 一時の夢だったのだと 327 00:21:57,691 --> 00:21:58,859 セイバー 328 00:21:59,318 --> 00:22:00,527 聖杯を壊そう 329 00:22:03,697 --> 00:22:04,656 はい 330 00:22:05,574 --> 00:22:10,037 あなたなら そう決断すると 信じていました マスター 331 00:22:10,662 --> 00:22:15,667 ♪~ 332 00:23:35,455 --> 00:23:40,460 ~♪