1 00:00:04,638 --> 00:00:11,144 (ユーリ)あ あの アインさん お お願いがあります。 2 00:00:11,144 --> 00:00:13,146 (アイン)んっ? 3 00:00:13,146 --> 00:00:15,549 わ 私に チューしてください! 4 00:00:17,484 --> 00:00:22,155 ユ ユーリさん? じょ… 冗談は ほどほどに…。 5 00:00:22,155 --> 00:00:24,157 冗談じゃないです! 6 00:00:24,157 --> 00:00:27,995 精霊と守り手で行う 契約の儀式なんです! 7 00:00:27,995 --> 00:00:32,332 (ウルスラ)ひじょ~に遺憾じゃが 必要なんじゃい。 うわ! 8 00:00:32,332 --> 00:00:35,502 今までのおぬしは 守り手見習いのようなものでの…。 9 00:00:35,502 --> 00:00:39,673 ユーリとおぬしをつなぐパスは 不安定な状態だったのじゃ。 10 00:00:39,673 --> 00:00:42,843 ゆえに おぬしが受け取る魔力量が➡ 11 00:00:42,843 --> 00:00:46,513 強すぎたり弱すぎたりして 魔力酔いをせぬよう➡ 12 00:00:46,513 --> 00:00:49,016 ユーリに 負担がかかっておったのじゃ。 13 00:00:49,016 --> 00:00:51,618 《そ そうだったのか》 14 00:00:53,687 --> 00:00:56,857 今まで 負担をかけてごめんな ユーリ。 15 00:00:56,857 --> 00:00:59,359 いえ 大丈夫です。 16 00:00:59,359 --> 00:01:01,628 守り手として覚醒し➡ 17 00:01:01,628 --> 00:01:04,798 おぬしとユーリの間に パスが確立された今➡ 18 00:01:04,798 --> 00:01:08,969 その不安定なパスを 強固にするため 儀式が必要なんじゃ。 19 00:01:08,969 --> 00:01:12,139 《ま まぁ 契約のキスっていっても➡ 20 00:01:12,139 --> 00:01:15,642 騎士が忠誠を誓う 儀礼みたいな感じなのかな?》 21 00:01:15,642 --> 00:01:19,146 そうと決まれば 早速… って➡ 22 00:01:19,146 --> 00:01:21,815 約2名 近すぎるんだが。 23 00:01:21,815 --> 00:01:25,152 (ピナ)私たちのことは気にせず さっさと ブチュッてやっちゃって。 24 00:01:25,152 --> 00:01:28,822 (黒姫)えぇ どうぞ ごゆっくり。 25 00:01:28,822 --> 00:01:31,658 いやいや こんなに見られてる前で? 26 00:01:31,658 --> 00:01:36,663 ピナ 黒姫様 アインが困っておる 勘弁してやってくれ。 27 00:01:36,663 --> 00:01:41,001 あら~ ウルスラちゃんがそう言うなら しかたありませんね。 28 00:01:41,001 --> 00:01:44,504 え~ 大事な娘が 他人にキスされるのに➡ 29 00:01:44,504 --> 00:01:46,673 冷静すぎない? なんで~? 30 00:01:46,673 --> 00:01:49,343 あやつは 他人ではないからよい。 31 00:01:49,343 --> 00:01:51,511 じゃが キスまでじゃ。 32 00:01:51,511 --> 00:01:53,614 それ以上は 殺す。 33 00:01:57,351 --> 00:02:00,787 え~っと じゃあ その… ユーリ。 34 00:02:00,787 --> 00:02:05,959 は はい あの アインさん… 初めてだから 痛くしないで。 35 00:02:05,959 --> 00:02:07,961 んっ。 36 00:02:07,961 --> 00:02:09,963 えっ…。 37 00:02:09,963 --> 00:02:13,967 《えっ? え~!! 手の甲にキスするんじゃないの!?》 38 00:02:13,967 --> 00:02:15,969 (ユーリ)んっ…。 39 00:02:15,969 --> 00:02:18,138 《マウス トゥ マウス!?》 40 00:02:18,138 --> 00:02:20,807 チュー。 《アイン:い いや これは儀式なんだ。 41 00:02:20,807 --> 00:02:22,976 必要なんだ。 42 00:02:22,976 --> 00:02:26,313 やる! 俺はやるぞ! 43 00:02:26,313 --> 00:02:28,482 うお~!!》 44 00:02:28,482 --> 00:02:30,584 おっ! んっ!? 45 00:02:36,156 --> 00:02:38,825 《レ レベルアップした~!》 46 00:02:38,825 --> 00:02:41,661 (アイン)あ あの ユーリ…。 (ユーリ)あぁ あぁ…。 47 00:02:41,661 --> 00:02:47,167 幸せすぎて 天に昇る~! しっかりしろ ユーリ! 48 00:02:47,167 --> 00:02:49,870 (アイン)ユーリ!! (ユーリ)うひょ~!! 49 00:04:29,970 --> 00:04:33,473 (雷鳴) 50 00:04:36,309 --> 00:04:40,647 (ファルコ)これは これは。 ごきげんよう エキドナ殿。 51 00:04:40,647 --> 00:04:44,151 我が館へ ようこそ おいでくださいました。 52 00:04:44,151 --> 00:04:46,820 (エキドナ)ごきげんよう ファルコ男爵。 53 00:04:46,820 --> 00:04:49,823 それで 本日は何のご用で? 54 00:04:49,823 --> 00:04:53,026 今日は 魔王様からの 勅令を持ってきたの。 55 00:04:54,995 --> 00:04:59,666 (エキドナ)あなたに この少年を殺せとのご命令よ。 56 00:04:59,666 --> 00:05:02,102 いくら 魔王様の命令とはいえ➡ 57 00:05:02,102 --> 00:05:06,773 かような猿1匹ごときに なぜ 私が直接…。 58 00:05:06,773 --> 00:05:09,776 あら こう見えても この男➡ 59 00:05:09,776 --> 00:05:14,281 古竜ベヒーモスを 単身撃破した実力の持ち主よ。 60 00:05:14,281 --> 00:05:17,784 ハッ! 古竜種など 所詮は モンスターたちの中で➡ 61 00:05:17,784 --> 00:05:20,120 頭一つ抜けているだけ。 62 00:05:20,120 --> 00:05:23,957 我々魔族には 到底及ばぬ 雑魚ではありませんか。 63 00:05:23,957 --> 00:05:27,961 すばらしい自信ね 私 強い人好きよ。 64 00:05:27,961 --> 00:05:33,633 だからこそ 魔王様も私も 強いあなただけが頼りなのよ。 65 00:05:33,633 --> 00:05:35,802 ほう ほう… ほう~! 66 00:05:35,802 --> 00:05:40,807 これは あなたにしか頼めない とっても重要な任務なの。 67 00:05:40,807 --> 00:05:43,810 ならば このファルコめに お任せください! 68 00:05:43,810 --> 00:05:46,313 見事討ち取ってみせましょう! 69 00:05:46,313 --> 00:05:48,315 フフッ。 70 00:05:48,315 --> 00:05:52,485 魔王様の命により 人間界への道を我が前に開け。 71 00:05:52,485 --> 00:05:55,288 ゲート! ヒャッ! 72 00:05:58,325 --> 00:06:00,427 《我がアビリティは疾風! 73 00:06:00,427 --> 00:06:03,096 目にも留まらぬ 直線の飛翔が可能。 74 00:06:03,096 --> 00:06:07,267 この速さは 魔貴族の中でも随一よ!》 75 00:06:07,267 --> 00:06:09,269 んっ! 76 00:06:09,269 --> 00:06:11,972 アイツが 竜殺しの猿か。 77 00:06:13,940 --> 00:06:18,612 我は 魔貴族五等爵が男爵 疾風のファルコ。 78 00:06:18,612 --> 00:06:21,615 貴様の命をもらい受け…。 (アイン)あ~ ストップ ストップ。 79 00:06:21,615 --> 00:06:24,618 みんな寝てるから静かに頼む。 80 00:06:24,618 --> 00:06:28,622 ク~ッ 猿ごときが この私に ナメた態度を! 81 00:06:28,622 --> 00:06:30,624 《疾風! 82 00:06:30,624 --> 00:06:33,960 楽には殺さん この爪で じわじわと肉をそいでやる!》 83 00:06:33,960 --> 00:06:36,129 ぶへ~!! 84 00:06:36,129 --> 00:06:40,967 このファルコ男爵の… 高速の一撃を…。 85 00:06:40,967 --> 00:06:43,136 (アイン)男爵? 86 00:06:43,136 --> 00:06:45,805 貴族のいちばん下っ端だっけ? 87 00:06:45,805 --> 00:06:47,807 螺旋弾。 88 00:06:47,807 --> 00:06:49,809 ぐわ~!! 89 00:06:49,809 --> 00:06:52,479 《圧倒的…。 90 00:06:52,479 --> 00:06:57,484 この異常な強さ… その目のおかげか…》 91 00:07:00,921 --> 00:07:04,591 アビリティ疾風を鑑定っと。 92 00:07:04,591 --> 00:07:07,093 にしても 結局 何だったんだ? 93 00:07:07,093 --> 00:07:09,262 俺を殺しに来たってことは➡ 94 00:07:09,262 --> 00:07:12,432 ユーリたちを狙ってるわけじゃ ないんだろうけど。 95 00:07:12,432 --> 00:07:14,768 アインさん 大丈夫? 96 00:07:14,768 --> 00:07:17,437 (ピナ)なになに 何事? 97 00:07:17,437 --> 00:07:20,940 起こしちゃったか ごめんな。 98 00:07:20,940 --> 00:07:24,778 いや~ お兄さんってば 完全な守り手になって➡ 99 00:07:24,778 --> 00:07:26,780 更に強くなったみたいだね~。 100 00:07:26,780 --> 00:07:29,783 もう ウルスラママのサポートなしでも 戦えてるし➡ 101 00:07:29,783 --> 00:07:32,952 ウルスラママよりも 強くなってたりして~。 102 00:07:32,952 --> 00:07:34,954 (ウルスラ)ふっ! (アイン)えっ! うっ! 103 00:07:34,954 --> 00:07:37,290 まだまだ わしのほうが上じゃい。 (アイン)アダダダダ… ギブ! ギブ~! 104 00:07:37,290 --> 00:07:39,292 お母さん 落ち着いて! 105 00:07:45,632 --> 00:07:47,634 (クラウディア)勇者様! 106 00:07:47,634 --> 00:07:51,137 クラウディア。 (クラウディア)勇者様が お城にいらっしゃるなんて➡ 107 00:07:51,137 --> 00:07:53,139 珍しいですわね! 108 00:07:53,139 --> 00:07:56,142 今日は 禁書庫に用があってさ。 109 00:07:56,142 --> 00:07:58,144 《アイン:禁書庫とは➡ 110 00:07:58,144 --> 00:08:01,915 王家のみが閲覧可能な書物が 収められている 大図書館だ。 111 00:08:01,915 --> 00:08:04,918 王様にもらった 銀時計のおかげで➡ 112 00:08:04,918 --> 00:08:08,254 これまで入れなかった場所にも 入れるようになった》 113 00:08:08,254 --> 00:08:12,592 (アイン)ここが 禁書庫の入り口…。 114 00:08:12,592 --> 00:08:15,095 ごめんなさい 勇者様。 115 00:08:15,095 --> 00:08:19,265 約定により 王と司書 両名から許可を得た者以外➡ 116 00:08:19,265 --> 00:08:23,103 立ち入れません。 ご案内できるのはここまでです。 117 00:08:23,103 --> 00:08:26,606 大丈夫だよ。 ありがとう クラウディア。 118 00:08:26,606 --> 00:08:28,608 でも 王様の許可はあるけど➡ 119 00:08:28,608 --> 00:08:30,944 司書の許可は どうしたらもらえるんだ? 120 00:08:30,944 --> 00:08:33,446 (クラウディア)扉をくぐって いただければ わかりますわ。 121 00:08:33,446 --> 00:08:37,117 司書が許可しないかぎり 室内には入れないのです。 122 00:08:37,117 --> 00:08:39,519 わかった やってみる。 123 00:08:42,622 --> 00:08:44,624 失礼しま~す。 124 00:08:44,624 --> 00:08:47,627 あっ 入れたってことは 許可してもらえたのか。 125 00:08:47,627 --> 00:08:51,798 ユーリもおいでよ。 はい。 126 00:08:51,798 --> 00:08:54,634 キャッ! ユーリ どうした!? 127 00:08:54,634 --> 00:08:57,137 わ わからないです。 128 00:08:57,137 --> 00:09:00,073 何か見えない壁にはじかれて…。 129 00:09:00,073 --> 00:09:02,742 急に小僧とのリンクが切れたぞ。 130 00:09:02,742 --> 00:09:04,911 いったい 何があったんじゃ。 131 00:09:04,911 --> 00:09:07,247 ウルスラ こっち側に転移できないのか? 132 00:09:07,247 --> 00:09:10,417 さっきから やってみてはおるんじゃが…。 133 00:09:10,417 --> 00:09:14,587 どうやら 人間以外をはじく 強力な結界が張られておる。 134 00:09:14,587 --> 00:09:17,257 《ウルスラですら通れない 結界だって? 135 00:09:17,257 --> 00:09:19,592 気を引き締めないとな…》 136 00:09:19,592 --> 00:09:21,594 とりあえず 俺一人で行ってみるよ。 137 00:09:21,594 --> 00:09:24,597 一人だけ大変… ごめんね。 138 00:09:24,597 --> 00:09:26,766 やりたいことを しているだけだから➡ 139 00:09:26,766 --> 00:09:29,469 気にしなくていいよ。 行ってくる。 140 00:09:32,105 --> 00:09:34,107 あっ。 141 00:09:34,107 --> 00:09:36,609 うわ これ 全部本か。 142 00:09:36,609 --> 00:09:40,313 この中から手がかりを探すのって かなり無謀なんじゃ…。 143 00:09:42,449 --> 00:09:44,951 んっ? 何か落ちて…。 144 00:09:44,951 --> 00:09:47,454 お 女の子!? 145 00:09:50,123 --> 00:09:53,126 うっ! 146 00:09:53,126 --> 00:09:56,129 あっぶねえ… 大丈夫か? 147 00:09:59,299 --> 00:10:01,301 (アイン)あっ。 148 00:10:04,304 --> 00:10:06,306 ありがとう。 149 00:10:06,306 --> 00:10:10,310 《耳真っ赤だ~! てれてるのかな? かわいい…》 150 00:10:12,645 --> 00:10:16,316 えっと 俺はアイン 君は? 151 00:10:16,316 --> 00:10:18,651 (アリス)アリス。 152 00:10:18,651 --> 00:10:21,654 アリスか 急に落ちてきたから驚いたよ。 153 00:10:21,654 --> 00:10:23,823 いったい どうしたんだ? 154 00:10:23,823 --> 00:10:26,659 本読んでて 気付いたら落ちてた。 155 00:10:26,659 --> 00:10:30,063 《え~ どれだけ夢中だったんだ…》 156 00:10:32,832 --> 00:10:34,834 おぉ! 157 00:10:34,834 --> 00:10:37,170 元の場所に戻しただけ。 158 00:10:37,170 --> 00:10:42,175 私 ここの司書だから 本の場所 全部把握してる。 159 00:10:42,175 --> 00:10:44,177 全部!? すごいな! 160 00:10:44,177 --> 00:10:46,179 というか アリスが司書さんだったのか。 161 00:10:46,179 --> 00:10:48,348 (アリス)うん。 162 00:10:48,348 --> 00:10:50,517 ありがとな アリス。 163 00:10:50,517 --> 00:10:52,685 ありがとう? なんで? 164 00:10:52,685 --> 00:10:56,356 えっ? だって 司書である アリスの許可がないと➡ 165 00:10:56,356 --> 00:10:58,691 ここに入れないんだろう? 166 00:10:58,691 --> 00:11:02,128 君は どうしてここに来たの? 167 00:11:02,128 --> 00:11:04,964 隠しダンジョンについて 調べに来たんだ。 168 00:11:04,964 --> 00:11:07,467 調べて どうするの? 169 00:11:07,467 --> 00:11:11,804 どうって… 俺の…。 170 00:11:11,804 --> 00:11:16,142 俺の大事な人を 家族にまた会わせてあげたいんだ。 171 00:11:16,142 --> 00:11:19,145 そう。 172 00:11:22,982 --> 00:11:25,985 んっ? あっ。 173 00:11:25,985 --> 00:11:30,490 それに 隠しダンジョンの情報載ってる 読んでみれば。 174 00:11:30,490 --> 00:11:33,826 本当か!? ありがとう アリス! 175 00:11:33,826 --> 00:11:36,663 べつに…。 176 00:11:36,663 --> 00:11:39,666 それじゃあ 早速…。 (アリス)ユーリ 元気? 177 00:11:39,666 --> 00:11:42,669 えっ なんで ユーリの名前知って…。 178 00:11:42,669 --> 00:11:46,172 君の左目にあるの ユーリの精霊核でしょ? 179 00:11:46,172 --> 00:11:48,841 わかるよ。 だって➡ 180 00:11:48,841 --> 00:11:53,046 私も世界樹の精霊だから。 181 00:11:55,014 --> 00:11:57,350 アリスからもらった本に 載ってたけど➡ 182 00:11:57,350 --> 00:12:00,620 ここも隠しダンジョンじゃなかったか。 183 00:12:00,620 --> 00:12:05,124 あの アリス姉様が 渡す本を 間違えるとは思えないけど。 184 00:12:05,124 --> 00:12:08,127 確かに。 本ばっか読んでるからね~。 185 00:12:08,127 --> 00:12:10,797 それなら あとで また禁書庫に行って➡ 186 00:12:10,797 --> 00:12:12,799 直接 聞いてみるか。 187 00:12:12,799 --> 00:12:15,468 すぐ会わせられなくて ごめんな。 188 00:12:15,468 --> 00:12:19,973 でも 必ず何とかするから もう少しだけ待っててほしい。 189 00:12:19,973 --> 00:12:22,475 うん。 はい アインさん。 190 00:12:22,475 --> 00:12:24,811 私 信じてますから。 191 00:12:24,811 --> 00:12:28,314 (朱羽)なんや また千里眼で あの子のこと見とったんか。 192 00:12:28,314 --> 00:12:30,316 母さん。 193 00:12:30,316 --> 00:12:34,320 (朱羽)なんで ここのダンジョンが 載っとる本を渡さんかったんや? 194 00:12:34,320 --> 00:12:36,489 ユーリちゃんたちに会いたいやろう。 195 00:12:36,489 --> 00:12:38,992 外とつながるのが怖い。 196 00:12:38,992 --> 00:12:45,164 私は 戦う力を持ってないから 千里眼で見ることしかできない。 197 00:12:45,164 --> 00:12:48,167 それに 外には たくさん人間がいる。 198 00:12:48,167 --> 00:12:50,336 人間は嫌い。 199 00:12:50,336 --> 00:12:53,339 エキドナ姉さんを殺したのも 人間だった。 200 00:12:53,339 --> 00:12:55,341 でも アインちゃんは➡ 201 00:12:55,341 --> 00:12:57,677 そういう人間とは ちゃうんやないか? 202 00:12:57,677 --> 00:13:02,115 それでも まだ完全に信用できへんのか? 203 00:13:02,115 --> 00:13:04,784 (アイン)アリスが世界樹の精霊!? 204 00:13:04,784 --> 00:13:06,786 それって ホント…。 (朱羽)あ~! 205 00:13:06,786 --> 00:13:10,456 お客さん来とるなら うちにも教えてや アリス! 206 00:13:10,456 --> 00:13:13,960 お茶の一つも出さずに この子はも~! 207 00:13:13,960 --> 00:13:18,131 えと… アリスの守り手… か? せやで! 208 00:13:18,131 --> 00:13:24,303 うちは アリスの守り手で 朱雀の娘 朱羽や。 よろしゅうな。 209 00:13:24,303 --> 00:13:27,307 俺はアイン よろしく。 アインちゃん! 210 00:13:27,307 --> 00:13:30,309 うちの子と仲よおしてくれて ありがとうな! 211 00:13:30,309 --> 00:13:34,313 こんなに うれしそうな顔見たんは 久しぶりやで~。 えっ? 212 00:13:34,313 --> 00:13:37,483 《うれしそう? どこらへんが!?》 213 00:13:37,483 --> 00:13:40,653 それにしても アリスが精霊だったとはな。 214 00:13:40,653 --> 00:13:42,655 外で ユーリやピナが待って…。 215 00:13:42,655 --> 00:13:44,657 あ~ そりゃ無理やで。 216 00:13:44,657 --> 00:13:46,659 無理? どうして? 217 00:13:46,659 --> 00:13:49,829 アインちゃん ここは 王城の中にあるんやなくて➡ 218 00:13:49,829 --> 00:13:53,166 まったく別の隠しダンジョンの中に 存在しとるんや。 219 00:13:53,166 --> 00:13:56,336 その隠しダンジョンと王城の間を ゲートでつなぎ➡ 220 00:13:56,336 --> 00:13:59,005 転移できるようにしとる。 221 00:13:59,005 --> 00:14:03,109 うちらのゲートは特殊でな まず 人間しか通れへん。 222 00:14:03,109 --> 00:14:07,280 そん中でも 王とアリスが 認めた子しか通れへんっていう➡ 223 00:14:07,280 --> 00:14:09,282 強力な制約がかかっとる。 224 00:14:09,282 --> 00:14:11,451 この場所には 歴史や機密➡ 225 00:14:11,451 --> 00:14:13,953 この国のすべてが 収められとってな➡ 226 00:14:13,953 --> 00:14:17,957 ここを守る術の魔力を 世界樹が提供する代わりに➡ 227 00:14:17,957 --> 00:14:20,460 うちらが 本を読めるっちゅう 寸法や。 228 00:14:20,460 --> 00:14:24,130 けど 仮にアリスやユーリちゃんが ゲートを通ろうとしたら➡ 229 00:14:24,130 --> 00:14:27,800 いにしえより続く契約が ほごになる。 230 00:14:27,800 --> 00:14:30,803 つまり 契約を破らずに ユーリちゃんたちと会うには➡ 231 00:14:30,803 --> 00:14:33,473 禁書庫がある 隠しダンジョンを見つけ出し➡ 232 00:14:33,473 --> 00:14:35,975 直接やって来るしか ないっちゅうことや。 233 00:14:35,975 --> 00:14:38,978 それなら 逆に 俺がアリスを連れて➡ 234 00:14:38,978 --> 00:14:42,315 このダンジョンから出るってのは どうだ? 235 00:14:42,315 --> 00:14:44,484 そら難しいわ。 236 00:14:44,484 --> 00:14:49,155 うちの子は もやしっ子やさかい 体力がもたへんわ。 237 00:14:49,155 --> 00:14:52,158 そもそも アリスの意思で 出たいと思わんかったら➡ 238 00:14:52,158 --> 00:14:54,494 意味あらへんしな。 239 00:14:54,494 --> 00:14:56,829 あっ…。 240 00:14:56,829 --> 00:15:01,534 なあ アリスは ユーリやピナたちに 会いたくないか? 241 00:15:03,770 --> 00:15:06,105 ごめん 会いたいに決まってるよな。 242 00:15:06,105 --> 00:15:09,942 でも 怖いんだな。 あっ…。 243 00:15:09,942 --> 00:15:14,947 新しい世界へ一歩踏み出すのって すごく怖いよな。 244 00:15:14,947 --> 00:15:18,951 わかるよ 俺も怖かったから…。 245 00:15:18,951 --> 00:15:22,955 でも ユーリやウルスラ みんながいてくれたから➡ 246 00:15:22,955 --> 00:15:26,459 俺は 勇気を 振り絞ることができたんだ。 247 00:15:26,459 --> 00:15:29,629 もし アリスが その一歩を 踏み出したいと思ったなら➡ 248 00:15:29,629 --> 00:15:31,964 俺が全力で支える。 249 00:15:31,964 --> 00:15:33,966 モンスターは 全部 俺が倒す。 250 00:15:33,966 --> 00:15:36,135 ゆっくりでもかまわない。 251 00:15:36,135 --> 00:15:39,138 俺が 必ず無事に ユーリたちのところへ連れて行く。 252 00:15:39,138 --> 00:15:44,343 だから 俺を信じて ついてきてくれないか アリス! 253 00:15:46,646 --> 00:15:48,981 ま まぁ いきなり 信じろって言われても➡ 254 00:15:48,981 --> 00:15:50,983 難しいよな。 255 00:15:50,983 --> 00:15:52,985 けど 大丈夫。 256 00:15:52,985 --> 00:15:56,656 俺が必ず 禁書庫の場所 見つけてみせるからさ。 257 00:15:56,656 --> 00:16:00,259 じゃあ 早速 この本に載ってる 隠しダンジョンに行ってくる。 258 00:16:00,259 --> 00:16:02,428 ありがとな。 あっ…。 259 00:16:02,428 --> 00:16:04,430 また明日! 260 00:16:04,430 --> 00:16:07,533 また… 明日。 261 00:16:09,602 --> 00:16:11,604 なあ アリス➡ 262 00:16:11,604 --> 00:16:15,107 アンタが嫌なら ここを出る必要はないんやで。 263 00:16:15,107 --> 00:16:19,278 あの子が見つけるのを 待つっちゅうのも手や。 264 00:16:19,278 --> 00:16:22,448 けど 好きなんやろ? あの子のこと。 265 00:16:22,448 --> 00:16:25,952 アンタは ホンマに顔に出やすいからな。 266 00:16:28,120 --> 00:16:31,958 《何回も本で読んだことがある。 267 00:16:31,958 --> 00:16:36,295 彼を見ると ドキドキして 幸福感で胸が苦しくなる。 268 00:16:36,295 --> 00:16:41,300 モノクロだった世界が 鮮やかな色へと変わっていく。 269 00:16:41,300 --> 00:16:43,970 この気持ちは…》 270 00:16:43,970 --> 00:16:46,305 本を読むんもええけどな➡ 271 00:16:46,305 --> 00:16:48,808 読んでるだけじゃ 得られんもんってのもある。 272 00:16:48,808 --> 00:16:53,145 今 アリスが感じとるんも それやないかな。 273 00:16:53,145 --> 00:16:57,984 アインちゃんのこと 信じてみてもええんとちゃうか。 274 00:16:57,984 --> 00:17:02,255 大丈夫 何かあったら いつでも帰ってきいや。 275 00:17:02,255 --> 00:17:05,591 何があっても うちはアリスの味方やで。 276 00:17:05,591 --> 00:17:10,096 なんてったって うちは アンタのオカンなんやからな。 277 00:17:12,932 --> 00:17:17,103 (アイン)アリス 朱羽 いるか? 278 00:17:17,103 --> 00:17:20,006 聞きたいことがあって 来たんだけど。 279 00:17:22,441 --> 00:17:26,445 ほれ 勇気を振り絞って 一歩踏み出すときや。 280 00:17:26,445 --> 00:17:29,448 行っといで アリス。 281 00:17:33,786 --> 00:17:39,292 アインくん 私 あなたを信じる。 282 00:17:39,292 --> 00:17:41,494 私を外に連れて行ってください! 283 00:17:45,965 --> 00:17:48,301 えっ…。 ちょっと ごめんな。 284 00:17:48,301 --> 00:17:51,304 わっ! 285 00:17:51,304 --> 00:17:54,140 ありがとう 俺を信じてくれて。 286 00:17:54,140 --> 00:17:56,542 一緒に行こう 外の世界へ! 287 00:17:59,312 --> 00:18:02,081 (朱羽)アリスの精霊核や。 288 00:18:02,081 --> 00:18:04,917 これがないと ここを離れられへんからな。 289 00:18:04,917 --> 00:18:07,253 ありがとう 朱羽。 290 00:18:07,253 --> 00:18:10,556 ほんで うちは 転移魔法が使えんさかい…。 291 00:18:12,758 --> 00:18:15,094 分身を アンタに託すで。 292 00:18:15,094 --> 00:18:17,096 一緒に連れてってや。 293 00:18:17,096 --> 00:18:19,265 すごいな 分身か。 294 00:18:19,265 --> 00:18:22,601 よし それじゃあ 改めて…。 295 00:18:22,601 --> 00:18:25,004 家族に会いに行こう! 296 00:18:28,608 --> 00:18:32,111 《脱出を目指す俺たちだったが…。 297 00:18:32,111 --> 00:18:35,614 アリスの体力のなさは 想像を超えていた》 298 00:18:37,617 --> 00:18:40,119 《アイン:ウルスラのサポートは 期待できない》 299 00:18:45,791 --> 00:18:49,295 《アイン:俺が しっかりしないと!》 300 00:18:49,295 --> 00:18:51,297 って お茶会か! 301 00:18:51,297 --> 00:18:53,799 (剣のぶつかる音) 302 00:18:53,799 --> 00:19:01,907 ♬~ 303 00:19:01,907 --> 00:19:04,243 《純粋な剣技の応酬なら 押し負ける。 304 00:19:04,243 --> 00:19:06,245 ならば!》 305 00:19:06,245 --> 00:19:08,247 おりゃ! 306 00:19:08,247 --> 00:19:15,755 ♬~ 307 00:19:15,755 --> 00:19:17,757 電光石火! 308 00:19:20,593 --> 00:19:22,595 は~。 309 00:19:22,595 --> 00:19:26,599 斬撃拡張と居合抜きを鑑定っと。 310 00:19:26,599 --> 00:19:29,602 いや~ 強いっちゅうんは わかっとったけど➡ 311 00:19:29,602 --> 00:19:31,771 ここまでとはな~ んっ? 312 00:19:31,771 --> 00:19:35,274 あっ どうしたんだ? アリス。 313 00:19:37,610 --> 00:19:41,447 アンタが どっこもケガしてへんか 心配しとるんよ。 314 00:19:41,447 --> 00:19:44,784 俺は大丈夫だよ。 心配してくれて ありがとう。 315 00:19:44,784 --> 00:19:47,286 あっ…。 316 00:19:47,286 --> 00:19:51,290 アインちゃん… ホンマもんの天然たらしやな。 317 00:19:51,290 --> 00:19:55,461 さてと ここまで来れば 地上まで もう少しだ。 318 00:19:55,461 --> 00:19:58,631 行こうか アリス 朱羽。 319 00:19:58,631 --> 00:20:00,966 そう…。 320 00:20:00,966 --> 00:20:03,135 あれ? うれしくないのか? 321 00:20:03,135 --> 00:20:06,472 ここ出たら アインちゃんに おんぶしてもらえんくなるんが➡ 322 00:20:06,472 --> 00:20:08,641 さみしいと思っとるんやろ? 323 00:20:08,641 --> 00:20:12,645 そんなの 言ってくれれば いつでもするよ。 324 00:20:12,645 --> 00:20:14,647 本当? 325 00:20:14,647 --> 00:20:17,817 えっ う うん。 326 00:20:17,817 --> 00:20:19,985 そう…。 327 00:20:19,985 --> 00:20:22,321 うちの子が ラブコメしとる~! 328 00:20:22,321 --> 00:20:25,491 年中無休で仏頂面しとった うちの子が~! 329 00:20:25,491 --> 00:20:29,161 オカンは ホンマうれしい! 330 00:20:29,161 --> 00:20:33,065 ぶわ~!! 朱羽!! 331 00:20:36,168 --> 00:20:38,671 久しぶり… ユーリ ピナ。 332 00:20:38,671 --> 00:20:41,507 姉様! 久しぶりです! 333 00:20:41,507 --> 00:20:44,009 アリスお姉ちゃん 元気? 334 00:20:44,009 --> 00:20:46,011 ユーリ熱い どいて。 335 00:20:46,011 --> 00:20:50,015 嫌です~ もっと 姉様を 補給させてください~! 336 00:20:50,015 --> 00:20:52,351 お~ 黒ちゃん 元気しとった? 337 00:20:52,351 --> 00:20:55,554 えぇ 朱ちゃんも 元気そうで何より。 338 00:20:57,523 --> 00:21:01,460 ウルスラちゃんも 調子どや? は はい おかげさまで…。 339 00:21:01,460 --> 00:21:05,131 なんや 硬なる必要ないで。 《出た! 守り手序列!》 340 00:21:05,131 --> 00:21:08,134 エヘヘッ みんなが うれしそうで 俺も うれしい…。 341 00:21:08,134 --> 00:21:10,136 うおっ! ありがとう アインさん! 342 00:21:10,136 --> 00:21:12,138 姉様に会わせてくれて! 343 00:21:12,138 --> 00:21:14,974 あっ! 344 00:21:14,974 --> 00:21:20,146 おやおや~? アリスお姉ちゃん もしかして…。 345 00:21:20,146 --> 00:21:23,048 お兄さん 大好き~! おぉ! 346 00:21:24,984 --> 00:21:27,653 (アイン)ピ ピナ 急にどうしたんだよ。 347 00:21:27,653 --> 00:21:32,324 急じゃないも~ん 私 お兄さん大好きだも~ん。 348 00:21:32,324 --> 00:21:37,163 今なら まだ お兄さんの右腕はフリーだよ~。 349 00:21:37,163 --> 00:21:39,165 あっ…。 あっ! 350 00:21:39,165 --> 00:21:41,167 ユーリ 行きま…。 351 00:21:41,167 --> 00:21:43,836 ア アリス!? 352 00:21:43,836 --> 00:21:46,338 あれ~? アリスお姉ちゃん➡ 353 00:21:46,338 --> 00:21:49,175 お兄さんに抱きついて どうしたのかな~? 354 00:21:49,175 --> 00:21:53,012 もしかして お兄さんのこと ユーリお姉ちゃんにも私にも➡ 355 00:21:53,012 --> 00:21:56,348 取られたくないって 思っちゃったかな~? 356 00:21:56,348 --> 00:21:59,185 ピナ あんまり イジめ…。 357 00:21:59,185 --> 00:22:02,788 あ~! お兄さんが アリスお姉ちゃんをかばった~! 358 00:22:02,788 --> 00:22:05,958 お兄さんって アリスお姉ちゃんが好きなの? 359 00:22:05,958 --> 00:22:08,794 (4人)えっ!? 360 00:22:08,794 --> 00:22:10,796 好きなの!? 361 00:22:10,796 --> 00:22:14,300 《な なに この状況!》