1 00:00:20,020 --> 00:00:23,023 (アイン)鑑定。 2 00:00:23,023 --> 00:00:25,025 うっ… いって~! 3 00:00:25,025 --> 00:00:28,362 (ウルスラ)さてと… これで デスベアのアビリティも 得たわけじゃ。 4 00:00:28,362 --> 00:00:30,864 おぬしも 少しは 自信がついたじゃろ。 5 00:00:30,864 --> 00:00:34,535 あとは モンスターを倒しながら 地上を 目指すだけじゃな。 6 00:00:34,535 --> 00:00:36,536 えっ… ってことは…。 7 00:00:36,536 --> 00:00:40,040 訓練は これで しまい… ということじゃ。 8 00:02:25,012 --> 00:02:27,014 おい 小僧 泣いて喜べ。 9 00:02:27,014 --> 00:02:30,851 ユーリから 貴様へのプレゼントを 預かっておる。 10 00:02:30,851 --> 00:02:33,520 《プ… プレゼント 渡す顔じゃねぇ…》 11 00:02:33,520 --> 00:02:37,190 (ウルスラ)世界樹の精霊核 残り すべてじゃ。 12 00:02:37,190 --> 00:02:39,359 精霊核って… たしか> 13 00:02:39,359 --> 00:02:41,361 俺の義眼に 使ってるやつだよな? 14 00:02:41,361 --> 00:02:43,363 そうじゃ これで 貴様に> 15 00:02:43,363 --> 00:02:46,033 新しい義眼を 作ってやるわい。 えっ!? 16 00:02:46,033 --> 00:02:48,702 それって ユーリの力の源なんだろ? 17 00:02:48,702 --> 00:02:50,704 ただでさえ 分けてもらってるのに> 18 00:02:50,704 --> 00:02:53,206 残り全部なんて もらえないよ。 19 00:02:53,206 --> 00:02:55,208 (ウルスラ)勘違いするでないわ! 20 00:02:55,208 --> 00:02:57,210 あくまで 貸すだけじゃ。 21 00:02:57,210 --> 00:02:59,713 おぬしが死ねば 精霊核が戻ってくるよう> 22 00:02:59,713 --> 00:03:01,715 まじないを かけてあるでな。 23 00:03:01,715 --> 00:03:03,717 移植手術をするから 目を閉じよ。 24 00:03:03,717 --> 00:03:05,719 わ わかったよ…。 25 00:03:11,224 --> 00:03:13,226 (ウルスラ)終わったぞ。 26 00:03:13,226 --> 00:03:15,395 あまり 変わらないような…。 27 00:03:15,395 --> 00:03:19,166 時間がたてば 進化した 精霊の義眼… いや> 28 00:03:19,166 --> 00:03:22,502 精霊神の義眼の すばらしい性能に> 29 00:03:22,502 --> 00:03:25,672 感謝のあまり 涙を流しまくるだろうよ。 30 00:03:25,672 --> 00:03:28,341 精霊神の義眼!? 31 00:03:28,341 --> 00:03:30,343 ユーリも ありがとな! 32 00:03:30,343 --> 00:03:32,345 俺に 力を貸してくれて> 33 00:03:32,345 --> 00:03:35,515 って あれ? ユーリは? 34 00:03:35,515 --> 00:03:38,018 (ユーリ)はい ここに…。 35 00:03:38,018 --> 00:03:41,188 えっ… えっ!? 今 どこから出てきたんだ ユーリ!? 36 00:03:41,188 --> 00:03:45,358 アインさんの 目の中から… です。 (アイン)へっ? 37 00:03:45,358 --> 00:03:48,028 精霊核すべてが 移植された今> 38 00:03:48,028 --> 00:03:50,697 おぬしの目は 世界樹と 同じということじゃ。 39 00:03:50,697 --> 00:03:54,534 よって ユーリは おぬしの目に 宿ることができる。 40 00:03:54,534 --> 00:03:57,871 喜べ! ユーリが おぬしに ついてきてくれるそうじゃ! 41 00:03:57,871 --> 00:04:00,040 私 回復できます! 42 00:04:00,040 --> 00:04:04,044 世界樹の雫 使い放題! お役 立ちまくりです! 43 00:04:04,044 --> 00:04:07,047 い いや 俺は うれしいけど> 44 00:04:07,047 --> 00:04:09,049 ウルスラは それでいいのか? 45 00:04:09,049 --> 00:04:11,051 い…。 うぐっ! 46 00:04:11,051 --> 00:04:14,054 いいわけあるかい! わしの 大事な娘を> 47 00:04:14,054 --> 00:04:17,991 どこぞの 馬の骨とも知らぬ人間に 預けたくないわい! 48 00:04:17,991 --> 00:04:19,993 じゃあ なんで…。 49 00:04:19,993 --> 00:04:22,996 ユーリは… この地に生まれてから ずっと> 50 00:04:22,996 --> 00:04:24,998 わしと 2人ぼっちじゃ。 51 00:04:24,998 --> 00:04:29,669 友達は 誰ひとりおらず いつも 寂しがっておった…。 52 00:04:29,669 --> 00:04:32,005 だが おぬしになら> 53 00:04:32,005 --> 00:04:34,674 この子を 預けてやれると思ったんじゃ。 54 00:04:34,674 --> 00:04:39,012 おぬしは 心底 アホウじゃが 善人の魂を 持っておる。 55 00:04:39,012 --> 00:04:44,184 その目で ユーリに 広い世界を 見せてやってくれ。 56 00:04:44,184 --> 00:04:46,853 ウルスラ…。 57 00:04:46,853 --> 00:04:51,858 わかった 大事な娘さん… 俺に 預からせてくれ! 58 00:04:51,858 --> 00:04:55,862 フン… その言葉と覚悟 ゆめゆめ 忘れるなよ? 59 00:04:55,862 --> 00:04:59,366 小僧 せん別じゃ 手を出せ。 60 00:05:03,537 --> 00:05:06,206 おっ!? な なんだ これ!? 61 00:05:06,206 --> 00:05:09,876 おぬしの手に 無限収納の魔法を付与した。 62 00:05:09,876 --> 00:05:14,047 念じれば 物体を 制限なく 紋章の中に収納できる。 63 00:05:14,047 --> 00:05:17,484 ほれ 早速 これを収納しておけ。 64 00:05:17,484 --> 00:05:20,487 (アイン)これは…。 (ウルスラ)ユーリが 材料を提供し> 65 00:05:20,487 --> 00:05:23,657 わしが こしらえた 精霊の剣じゃ。 66 00:05:23,657 --> 00:05:26,660 えっ それも くれるのか!? ああ。 67 00:05:26,660 --> 00:05:29,329 だが その前に…。 68 00:05:29,329 --> 00:05:33,166 ギャーッ! いてぇ~!! か 回復します! 69 00:05:33,166 --> 00:05:37,671 次に この 賢者の石を…。 70 00:05:37,671 --> 00:05:41,675 むぐぐっ!? ほ~れ 飲み込め~! 71 00:05:46,012 --> 00:05:50,016 ウ ウルスラ!? 俺の右目に なに したんだ!? 72 00:05:50,016 --> 00:05:52,686 わしの意識と リンクできるようにした。 73 00:05:52,686 --> 00:05:56,356 これで いつでも会話できるし おぬしが見るものすべて> 74 00:05:56,356 --> 00:05:58,858 わしも 見ることが できるようになったのじゃよ。 75 00:05:58,858 --> 00:06:01,361 えっ… つまり それって…。 76 00:06:01,361 --> 00:06:04,698 おぬしが ユーリと 過剰に 仲よくせぬよう> 77 00:06:04,698 --> 00:06:08,368 監視しとるからな。 《や… やりづれぇ!》 78 00:06:08,368 --> 00:06:11,371 (アイン)これで 準備は万全。 79 00:06:11,371 --> 00:06:15,542 あとは 地上に脱出するだけだ。 80 00:06:15,542 --> 00:06:20,146 そういえば ユーリは 地上に出て 何か やりたいことはないのか? 81 00:06:20,146 --> 00:06:22,482 やりたいこと? ああ。 82 00:06:22,482 --> 00:06:25,318 今までの 恩返しがしたいんだ! 83 00:06:25,318 --> 00:06:27,988 家族に 会いたいです。 84 00:06:27,988 --> 00:06:30,991 家族? ウルスラ以外の? 85 00:06:30,991 --> 00:06:34,160 お姉ちゃんや 妹たちに 会いたくて…。 86 00:06:34,160 --> 00:06:38,999 もともと 世界樹は ひとつの 大きな樹であった。 87 00:06:38,999 --> 00:06:41,835 そこから 枝と精霊核を 九つに分け> 88 00:06:41,835 --> 00:06:44,337 各地のダンジョンに 隠されたのじゃ。 89 00:06:44,337 --> 00:06:47,507 なるほど… 昔は 他の世界樹たちと> 90 00:06:47,507 --> 00:06:50,510 一緒に暮らしてたんだな。 91 00:06:50,510 --> 00:06:54,514 よっしゃ わかった! それじゃあ…。 92 00:06:54,514 --> 00:06:59,352 世界中を回って ユーリの家族を 探しにいこう! 93 00:06:59,352 --> 00:07:04,024 い… いいの? 迷惑じゃない? 94 00:07:04,024 --> 00:07:08,528 まさか! 俺も ユーリの家族に 会ってみたいしな! 95 00:07:08,528 --> 00:07:11,531 さあ 全員に 会いにいこうぜ! 96 00:07:11,531 --> 00:07:14,034 アインさん ありがとう! 97 00:07:14,034 --> 00:07:17,971 そうと決まったら まずは 脱出だ! 98 00:07:17,971 --> 00:07:19,973 はい! 99 00:07:25,979 --> 00:07:29,649 さて どっちに行けばいいのやら…。 100 00:07:29,649 --> 00:07:33,486 (ウルスラ)そこは 左じゃ。 わっ! ウルスラ!? 通信か! 101 00:07:33,486 --> 00:07:35,989 (ウルスラ)脱出ルートを 鑑定しておいた。 102 00:07:35,989 --> 00:07:38,658 矢印どおりに進めば 迷うことは ないわい。 103 00:07:38,658 --> 00:07:41,661 えっ!? それから 敵が 接近しておるぞ。 104 00:07:41,661 --> 00:07:45,165 相手は ヴァイパー。 巨大な毒蛇で あらゆる…。 105 00:07:45,165 --> 00:07:47,667 ちょ… 待て待て ウルスラ! 106 00:07:47,667 --> 00:07:50,170 そんなことまで 精霊神の義眼は 鑑定できるのか!? 107 00:07:50,170 --> 00:07:52,172 (ウルスラ)無論じゃ。 108 00:07:52,172 --> 00:07:54,674 とっとと 戦う準備を整えんかい! 109 00:07:54,674 --> 00:07:57,177 負けたら 殺すぞ! はいはい…。 110 00:07:57,177 --> 00:08:04,017 《俺の知らない 眼の使い方を サポートしてくれるのは 心強いな》 111 00:08:04,017 --> 00:08:09,189 (アイン)なんか Sランクも 簡単に 倒せるようになってきたなぁ。 112 00:08:09,189 --> 00:08:11,691 (ウルスラ)そうやって 調子に乗っとる間に> 113 00:08:11,691 --> 00:08:14,027 アビリティを 鑑定しておいてやったぞ。 114 00:08:14,027 --> 00:08:16,696 えっ!? ちょ 待…。 あらゆる状態異常に> 115 00:08:16,696 --> 00:08:20,133 耐性を持てる 耐性・全状態異常と> 116 00:08:20,133 --> 00:08:22,469 触れたものを溶かす 溶解毒じゃ。 117 00:08:22,469 --> 00:08:25,805 うっ! まだ 心の準備が~! 118 00:08:25,805 --> 00:08:29,476 いった~ くない…。 119 00:08:29,476 --> 00:08:32,312 あれ? 鑑定後の頭痛は? 120 00:08:32,312 --> 00:08:34,814 私が 治療しました! 121 00:08:34,814 --> 00:08:38,985 えっ… これからは 頭痛に苦しむこともないのか!? 122 00:08:38,985 --> 00:08:40,987 ほんっと ありがとな! 123 00:08:40,987 --> 00:08:44,991 俺 ユーリに出会えたことを 感謝するよ。 124 00:08:47,994 --> 00:08:50,497 ヤバそうな 扉だな…。 125 00:08:50,497 --> 00:08:54,501 (ウルスラ)だが ここを通らねば 地上には たどりつけぬ。 126 00:08:54,501 --> 00:08:57,003 よいか? ダンジョンには それぞれ> 127 00:08:57,003 --> 00:08:59,506 ボスモンスター と呼ばれる 主が おるのじゃ。 128 00:08:59,506 --> 00:09:02,342 ダンジョンは 人を食らう生き物じゃ。 129 00:09:02,342 --> 00:09:05,011 そして 生き物には 心臓が存在する。 130 00:09:05,011 --> 00:09:07,514 それが 迷宮核じゃ。 131 00:09:07,514 --> 00:09:10,517 しかし 心臓を たやすく壊されては困る。 132 00:09:10,517 --> 00:09:13,686 ゆえに 守り手が必要となる。 133 00:09:13,686 --> 00:09:17,290 ボスモンスターは 迷宮核の守護者 ってわけか…。 134 00:09:17,290 --> 00:09:21,795 さよう。 主を倒さぬかぎり 出口への扉は開かん。 135 00:09:21,795 --> 00:09:25,298 そして 主は 例外なく… 強い。 136 00:09:25,298 --> 00:09:28,134 《俺は ユーリたちのおかげで> 137 00:09:28,134 --> 00:09:31,304 Sランクモンスターを 倒せるくらい 強くなれた。 138 00:09:31,304 --> 00:09:35,642 けど ボスモンスターの強さは その比じゃないはずだ…。 139 00:09:35,642 --> 00:09:39,979 もし… もし 負けたら 俺は…》 140 00:09:39,979 --> 00:09:42,816 (ユーリ)大丈夫 です! 141 00:09:42,816 --> 00:09:46,820 アインさんなら 大丈夫です! 142 00:09:46,820 --> 00:09:48,988 ユーリ…。 143 00:09:48,988 --> 00:09:52,659 (ウルスラ)フンッ とっとと倒して 地上に行くぞ アホウ。 144 00:09:52,659 --> 00:09:54,661 ウルスラ…。 145 00:09:54,661 --> 00:09:57,163 《そうだ… 俺は もう> 146 00:09:57,163 --> 00:10:00,333 ただ 必死に逃げて 死ぬのを 待つだけだった。 147 00:10:00,333 --> 00:10:03,002 ゴミ拾いの アインじゃない。 148 00:10:03,002 --> 00:10:07,006 世界樹の 加護を受けた 鑑定士 アインなんだ!》 149 00:10:11,010 --> 00:10:15,348 (アイン)あれが このダンジョンの心臓… 迷宮核! 150 00:10:15,348 --> 00:10:17,350 なんだ!? 151 00:10:17,350 --> 00:10:20,053 (アイン)これは… 召喚魔法陣!? 152 00:10:24,691 --> 00:10:29,195 (咆哮) 153 00:10:29,195 --> 00:10:34,367 《でかい… これが… ボスモンスター!》 154 00:10:34,367 --> 00:10:37,570 危ないから ユーリは 目の中に! はい! 155 00:10:40,039 --> 00:10:44,210 勝つ! (ウルスラ)体格差が ありすぎるからな> 156 00:10:44,210 --> 00:10:47,213 まずは 懐に入り込め。 了解! 157 00:10:50,717 --> 00:10:53,219 (ウルスラ) 2秒後に来る。 衝撃に備えよ。 158 00:10:53,219 --> 00:10:56,389 やってやる! 159 00:10:56,389 --> 00:10:58,725 金剛力! 160 00:10:58,725 --> 00:11:00,727 (咆哮) 161 00:11:00,727 --> 00:11:03,062 《おいおい なんだよ これ…。 162 00:11:03,062 --> 00:11:06,232 まるで… 隕石かよ!》 163 00:11:06,232 --> 00:11:08,735 (咆哮) 164 00:11:08,735 --> 00:11:12,739 うら~っ!! 165 00:11:12,739 --> 00:11:15,742 (ユーリ)回復します! すまん ユーリ! 166 00:11:15,742 --> 00:11:19,679 《昔の俺なら ビビって 腰 抜かしてたかもな…。 167 00:11:19,679 --> 00:11:23,016 でも 今は違う!》 168 00:11:23,016 --> 00:11:25,018 溶解毒! 169 00:11:27,020 --> 00:11:32,192 (うめき声) 170 00:11:32,192 --> 00:11:34,193 やったか!? 171 00:11:36,863 --> 00:11:40,166 (咆哮) 172 00:11:47,874 --> 00:11:52,045 っぶねえ… クソッ そう簡単には 勝てねえよな…。 173 00:11:52,045 --> 00:11:54,047 (ウルスラ)ならば 小僧> 174 00:11:54,047 --> 00:11:57,383 おぬしに教えた 極大魔法の使用を 許可する。 175 00:11:57,383 --> 00:12:00,386 いいのか!? おぬしの 今の魔力量なら> 176 00:12:00,386 --> 00:12:03,389 極大魔法でも 一発は 撃てるはずじゃ。 177 00:12:03,389 --> 00:12:05,725 倒れても ユーリが回復してくれる。 178 00:12:05,725 --> 00:12:09,062 存分に 力を振るえ。 わかった! 179 00:12:09,062 --> 00:12:18,171 /~ 180 00:12:18,171 --> 00:12:20,173 遅い! 181 00:12:20,173 --> 00:12:22,175 ふんっ! 182 00:12:25,678 --> 00:12:28,381 煉獄業火球! 183 00:12:31,517 --> 00:12:34,520 (叫び声) 184 00:12:44,530 --> 00:12:48,534 俺… 勝った… のか? 185 00:12:48,534 --> 00:12:51,204 すごい! すごいです! 186 00:12:51,204 --> 00:12:53,706 あんな大きいの倒して すごい! 187 00:12:53,706 --> 00:12:56,042 ホントに 倒せるなんて…。 188 00:12:56,042 --> 00:13:00,713 《俺1人じゃ 絶対に 無理だった…》 189 00:13:00,713 --> 00:13:02,715 ありがとな! 190 00:13:02,715 --> 00:13:05,385 ユーリのおかげだ! ふにゃ~! 191 00:13:05,385 --> 00:13:07,720 小僧? 192 00:13:07,720 --> 00:13:11,057 さっさと ゴーレムを 鑑定したらどうだ? んっ? 193 00:13:11,057 --> 00:13:13,059 おっと そうだった…。 194 00:13:13,059 --> 00:13:15,061 (ウルスラ) おい 小僧> 195 00:13:15,061 --> 00:13:17,163 まだ 鑑定すべきものが 残っておるぞ。 196 00:13:17,163 --> 00:13:19,165 えっ? 197 00:13:19,165 --> 00:13:22,335 あそこにある 迷宮核じゃ。 198 00:13:22,335 --> 00:13:25,838 これを鑑定して どうな…。 199 00:13:25,838 --> 00:13:28,841 ウ ウルスラ!? なんで ここに!? 200 00:13:28,841 --> 00:13:31,678 おぬしの左目は 今や 世界樹と等しい。 201 00:13:31,678 --> 00:13:33,846 よって おぬしのそばにかぎって> 202 00:13:33,846 --> 00:13:36,516 わしは 転移することができるのじゃ。 203 00:13:36,516 --> 00:13:40,019 なるほどな… どうやら 迷宮核は> 204 00:13:40,019 --> 00:13:42,855 精霊核と 同じものであるらしいのぅ。 205 00:13:42,855 --> 00:13:45,191 同じ? どういうことだ? 206 00:13:45,191 --> 00:13:50,029 ズバリ 迷宮核で おぬしの目を 強化できる ということじゃ。 207 00:13:50,029 --> 00:13:54,367 《ただでさえ 高性能な目が 更に 進化!?》 208 00:13:54,367 --> 00:13:58,037 どうする? わしなら すぐに 強化してやれるが。 209 00:13:58,037 --> 00:14:00,640 た… 頼む! やってくれ! 210 00:14:11,217 --> 00:14:14,053 おお! レベル2に 上がった! 211 00:14:14,053 --> 00:14:16,222 今後も ボスモンスターを倒して> 212 00:14:16,222 --> 00:14:21,227 迷宮核を取り込んでいけば 更に 強化していけるということじゃ。 213 00:14:26,332 --> 00:14:29,001 わっ! 勝手に閉まったぞ!? 214 00:14:29,001 --> 00:14:31,671 これって もう 戻れないってことか? 215 00:14:31,671 --> 00:14:34,841 おそらく 迷宮核が 失われたために> 216 00:14:34,841 --> 00:14:38,010 世界樹へと続くルートが 封鎖されたのじゃ。 217 00:14:38,010 --> 00:14:41,681 今頃 おぬしが落ちた穴も 閉じられておるであろう。 218 00:14:41,681 --> 00:14:43,683 (アイン)えっ… ってことは…。 219 00:14:43,683 --> 00:14:47,186 これで もう 世界樹のもとへ やってくる者は> 220 00:14:47,186 --> 00:14:50,356 誰も いなくなった… ということじゃな。 221 00:14:50,356 --> 00:14:53,192 ユーリも 今後 静かに暮らすことができる。 222 00:14:53,192 --> 00:14:55,528 安心したわい。 (アイン)そっか> 223 00:14:55,528 --> 00:14:59,198 それなら 思い残すことなく 地上に出られるな。 224 00:14:59,198 --> 00:15:02,034 行こう ユーリ! ウルスラ! 225 00:15:02,034 --> 00:15:04,036 はい! 226 00:15:13,045 --> 00:15:17,984 聞いたぜ お前が遭遇した敵 マジで ヤバかったらしいな。 227 00:15:17,984 --> 00:15:20,653 その話 本当なのかよ? ゾイド。 228 00:15:20,653 --> 00:15:23,656 (ゾイド) ああ… あそこは マジでやめとけ。 229 00:15:25,658 --> 00:15:28,494 なにしろ ヘル・ハウンドが ウジャウジャ いるからな…。 230 00:15:28,494 --> 00:15:30,496 行くなら 死を覚悟しろ。 231 00:15:30,496 --> 00:15:32,999 よく そんなとこから戻れたなぁ。 232 00:15:32,999 --> 00:15:36,002 アインがさ… 言ったんだ。 233 00:15:36,002 --> 00:15:40,006 ここは 俺に任せて 先に行け ってよ…。 234 00:15:40,006 --> 00:15:42,008 えぇ!? あの ゴミ拾いが!? 235 00:15:42,008 --> 00:15:44,010 そんな名で 呼ぶんじゃねえ! 236 00:15:44,010 --> 00:15:47,346 アインは 勇敢なヤツだ。 237 00:15:47,346 --> 00:15:51,017 仲間をかばい 盾になってくれたんだから…。 238 00:15:51,017 --> 00:15:54,520 すまん…。 気の毒だったな…。 239 00:15:54,520 --> 00:15:57,523 《まっ ウソだけど。 240 00:15:57,523 --> 00:16:00,693 あのときの 真実を知ってるのは 俺たちだけだ。 241 00:16:00,693 --> 00:16:03,529 死人に口なし ってな。 242 00:16:03,529 --> 00:16:05,698 こうやって 英雄になれて> 243 00:16:05,698 --> 00:16:08,701 あいつも 天国で 喜んでるだろうよ》 244 00:16:08,701 --> 00:16:13,372 すまねえ アイン! お前の犠牲は 絶対に 忘れねえからな! 245 00:16:13,372 --> 00:16:15,708 (アイン)誰が 死んだって? 246 00:16:15,708 --> 00:16:17,977 誰って そりゃ…。 247 00:16:17,977 --> 00:16:20,146 アイン!? 248 00:16:20,146 --> 00:16:22,315 なんで テメエが生きてやがる!? 249 00:16:22,315 --> 00:16:24,484 死 死んだはずだろうが!? 250 00:16:24,484 --> 00:16:26,486 見てのとおりだよ。 251 00:16:26,486 --> 00:16:28,487 バカな! あそこから どうやって…。 252 00:16:28,487 --> 00:16:30,656 モンスターを倒しながら 歩いて…。 253 00:16:30,656 --> 00:16:32,658 ウソつくんじゃねえ! 254 00:16:32,658 --> 00:16:36,996 テメエが あんなバケモノ 倒せるわけねえだろうが! 255 00:16:36,996 --> 00:16:39,999 お おい ゾイド? ああっ!? 256 00:16:39,999 --> 00:16:43,503 お前… 命の恩人が 帰ってきてくれたのに> 257 00:16:43,503 --> 00:16:45,505 なんで 喜ばないんだよ? 258 00:16:45,505 --> 00:16:49,342 命の恩人? 259 00:16:49,342 --> 00:16:52,845 俺は ゾイドとジョリーンに パラライズを かけられて> 260 00:16:52,845 --> 00:16:55,014 ヘル・ハウンドの おとりにされたんだぞ。 261 00:16:55,014 --> 00:16:58,684 どういうことだよ!? お前 ウソついてたのか!? 262 00:16:58,684 --> 00:17:01,854 ち… 違… 俺を おとしめるために ウソを…。 263 00:17:01,854 --> 00:17:05,358 助けた相手を なんで おとしめる必要があるんだよ!? 264 00:17:05,358 --> 00:17:08,861 あ… ああ… 俺は…。 最低野郎! 265 00:17:08,861 --> 00:17:11,364 人殺しめ! この クズ! なに 考えてんだ! 266 00:17:11,364 --> 00:17:14,367 人でなし! 出ていけ! (アイン)もういいよ! 267 00:17:14,367 --> 00:17:17,303 なんだかんだで 俺は 生きてるんだしさ…。 268 00:17:17,303 --> 00:17:19,472 《役立たずで のけ者だった俺を> 269 00:17:19,472 --> 00:17:22,808 仲間にしてくれたのは ゾイドだけだった…。 270 00:17:22,808 --> 00:17:25,978 それに… 置き去りにされたことで> 271 00:17:25,978 --> 00:17:30,149 俺は ユーリとウルスラに会えたんだ》 272 00:17:30,149 --> 00:17:33,152 今まで ありがとう。 273 00:17:35,154 --> 00:17:38,157 殺されかけたのに ありがとう って…。 274 00:17:38,157 --> 00:17:40,660 アインのヤツ 雰囲気 変わったな…。 275 00:17:40,660 --> 00:17:45,064 あれが あの アインか? まるで 別人だ…。 276 00:17:52,004 --> 00:17:54,006 《アイン:俺は 王都近くのダンジョンで> 277 00:17:54,006 --> 00:17:57,343 ボスモンスターを倒して アビリティを得た》 278 00:17:57,343 --> 00:17:59,512 すげえ! また 進化したぞ! 279 00:17:59,512 --> 00:18:03,015 これで どんな文字も読めるのか。 280 00:18:03,015 --> 00:18:05,184 (アイン)あそこも ハズレだったなぁ。 281 00:18:05,184 --> 00:18:08,020 世界樹のある ダンジョンじゃなかったし…。 282 00:18:08,020 --> 00:18:11,023 (ウルスラ)そう簡単に 見つかるわけなかろうて。 283 00:18:11,023 --> 00:18:13,693 世界樹は この世界を 支える樹じゃ。 284 00:18:13,693 --> 00:18:16,529 おいそれと 見つかってもらっては困るわい。 285 00:18:16,529 --> 00:18:18,464 ごめんな ユーリ。 286 00:18:18,464 --> 00:18:20,967 家族に会わせてあげるの 時間が かかりそうだ。 287 00:18:20,967 --> 00:18:25,137 アインさん 気にしないで。 ゆっくりで大丈夫です。 288 00:18:25,137 --> 00:18:29,141 わがまま言ってるの 私のほう…。 (クラウディア)キャー! 289 00:18:29,141 --> 00:18:31,310 なんだ!? どうやら この先で> 290 00:18:31,310 --> 00:18:33,813 馬車が モンスターに 襲われておるようじゃな。 291 00:18:33,813 --> 00:18:36,482 た 助けてあげなきゃ! お おう! 292 00:18:36,482 --> 00:18:38,484 ユーリは 目の中へ! 293 00:18:40,486 --> 00:18:42,488 ウギャー! 294 00:18:42,488 --> 00:18:44,490 フン! 295 00:18:50,663 --> 00:18:53,566 あの 大丈夫ですか? 296 00:18:59,005 --> 00:19:02,341 ケガは ないか? 297 00:19:02,341 --> 00:19:05,344 (クラウディア)み… 見つけた… 私の…。 えっ? 298 00:19:05,344 --> 00:19:07,847 私の勇者さま~! 299 00:19:07,847 --> 00:19:10,182 ゆ… 勇者!? 300 00:19:10,182 --> 00:19:13,185 あ あの この子の お兄さんですか? 301 00:19:13,185 --> 00:19:16,022 なんとかしてください! (ジャスパー)いや 少年> 302 00:19:16,022 --> 00:19:18,624 私は そのお方の兄ではない。 303 00:19:18,624 --> 00:19:22,461 私の名は ジャスパー。 商会のリーダーをしている。 304 00:19:22,461 --> 00:19:26,632 そして そのお方は この国の 第三王女> 305 00:19:26,632 --> 00:19:31,137 クラウディア・フォン・ゲータ・ニーガ様で あらせられる。 306 00:19:31,137 --> 00:19:34,140 (クラウディア)このたびは 私たちを救ってくださり> 307 00:19:34,140 --> 00:19:36,142 ありがとうございます。 308 00:19:36,142 --> 00:19:38,811 ああ いや お礼なら ユーリに…。 309 00:19:38,811 --> 00:19:41,814 クラウディア様の部下を 治療したのは ユーリですから。 310 00:19:41,814 --> 00:19:43,816 そうでしたか。 311 00:19:43,816 --> 00:19:45,985 ユーリさん ありがとうございました。 312 00:19:45,985 --> 00:19:49,655 皆さんに 後日 お礼を させていただきますね。 313 00:19:49,655 --> 00:19:52,992 フフッ そんなに かしこまらなくても構いませんわ。 314 00:19:52,992 --> 00:19:54,994 気軽に クラウディア と お呼びくださいませ。 315 00:19:54,994 --> 00:19:56,996 わかったよ。 316 00:19:56,996 --> 00:20:01,167 では 堅苦しいことは これくらいにして> 317 00:20:01,167 --> 00:20:03,335 勇者さま~! 318 00:20:03,335 --> 00:20:05,337 だ… だめ… です! 319 00:20:05,337 --> 00:20:08,007 あら どうしてですの? 320 00:20:08,007 --> 00:20:11,010 えっ… えっと… それは> 321 00:20:11,010 --> 00:20:16,515 私が… 私が> 322 00:20:16,515 --> 00:20:18,517 アインさんの> 323 00:20:18,517 --> 00:20:22,021 お… お嫁さん… だからです! 324 00:20:22,021 --> 00:20:24,023 えっ!? 325 00:20:24,023 --> 00:20:27,860 ああ それだったら 何も 問題ございませんわ。 326 00:20:27,860 --> 00:20:31,030 私は お嫁さん2号になりますので! 327 00:20:31,030 --> 00:20:33,699 あ… 諦めない… だと!? 328 00:20:33,699 --> 00:20:35,701 諦める? ウフフ! 329 00:20:35,701 --> 00:20:38,204 1人の夫に 妻が 複数いることなど> 330 00:20:38,204 --> 00:20:40,873 今日び 何も 珍しくありませんことよ。 331 00:20:40,873 --> 00:20:42,875 そ… 外の常識! 332 00:20:42,875 --> 00:20:46,212 早速 友達ができて よかったのぉ。 333 00:20:46,212 --> 00:20:48,380 まったく ついていけないや…。 334 00:20:48,380 --> 00:20:52,051 少年… 少し 相談があるんだが。 335 00:20:52,051 --> 00:20:54,053 なんだ? ジャスパー。 336 00:20:54,053 --> 00:20:57,223 私と 結婚してほしい。 337 00:20:57,223 --> 00:21:00,559 (2人)え~っ!? ど… どういうこと!? 338 00:21:00,559 --> 00:21:03,062 フフッ… 順を追って 説明するよ。 339 00:21:03,062 --> 00:21:07,900 (ジャスパー)私は 銀凰商会という ギルドのリーダーなのだよ。 340 00:21:07,900 --> 00:21:10,402 ぎ 銀凰商会だって!? 341 00:21:10,402 --> 00:21:13,739 アンタのところの商品 どこにでも置いてあるぞ!? 342 00:21:13,739 --> 00:21:17,143 フッ… 君に 知ってもらえているなら 光栄さ。 343 00:21:19,011 --> 00:21:21,013 わぁ~! 344 00:21:21,013 --> 00:21:23,682 宝石キラキラ いっぱい…。 345 00:21:23,682 --> 00:21:27,520 私は この世の あらゆる宝石を すべて保管し> 346 00:21:27,520 --> 00:21:31,524 その輝きを 永遠に残すことが 使命だと考えているんだ。 347 00:21:31,524 --> 00:21:36,028 君の左目… 精霊核だろう? 348 00:21:36,028 --> 00:21:40,032 世界樹の力の根源たる精霊核> 349 00:21:40,032 --> 00:21:42,034 その言い伝えについて 知ってるかい? 350 00:21:42,034 --> 00:21:44,370 い… 言い伝え? 351 00:21:44,370 --> 00:21:48,207 かつて 地上に現存していた 世界樹は> 352 00:21:48,207 --> 00:21:53,212 世界を 破滅に導こうとした 災禍の魔王 ミクトラン。 353 00:21:53,212 --> 00:21:57,216 それを封印するために 力を使い果たし> 354 00:21:57,216 --> 00:22:02,555 精霊核を残して 枯れてしまったと 言い伝えられている。 355 00:22:02,555 --> 00:22:05,057 魔王… ミクトラン? 356 00:22:05,057 --> 00:22:08,227 《地上にあった 世界樹が失われたのは> 357 00:22:08,227 --> 00:22:11,397 魔王ってヤツを 封印するためだったのか…》 358 00:22:11,397 --> 00:22:14,900 私は 精霊核を ずっと 探し続けていた…。 359 00:22:14,900 --> 00:22:17,670 そんな時に 現れたのが 君だ。 360 00:22:17,670 --> 00:22:19,672 私は 君の その瞳に> 361 00:22:19,672 --> 00:22:22,841 一瞬で 心を奪われてしまった。 362 00:22:22,841 --> 00:22:24,843 少年> 363 00:22:24,843 --> 00:22:29,849 未来永ごう 私に その瞳を映す許可をくれないか? 364 00:22:29,849 --> 00:22:32,017 《ち 近っ!》 365 00:22:32,017 --> 00:22:34,186 (ウルスラ) おい ちょっと こっち来い! 366 00:22:34,186 --> 00:22:36,188 ウ ウルスラ? 367 00:22:36,188 --> 00:22:38,524 ヤツの申し出を どうするつもりじゃ? 368 00:22:38,524 --> 00:22:40,526 どうって… 断るけど…。 369 00:22:40,526 --> 00:22:42,528 よく考えろ アホウ! 370 00:22:42,528 --> 00:22:45,364 あやつは 精霊核を 長年 探し続けてきた> 371 00:22:45,364 --> 00:22:50,202 なれば 世界樹の情報も かなり持っておるじゃろうて。 372 00:22:50,202 --> 00:22:55,040 おぬしが あやつと結婚すれば 金も情報も すべて 手に入る。 373 00:22:55,040 --> 00:22:59,378 隠しダンジョンを見つける確率も 高まるじゃろうなぁ…。 374 00:22:59,378 --> 00:23:02,081 《顔が 完全に 悪役のそれ!》 375 00:23:04,550 --> 00:23:08,220 その… 結婚ってのは 難しいかもだけどさ> 376 00:23:08,220 --> 00:23:10,389 友達ってことじゃ だめかな? 377 00:23:10,389 --> 00:23:13,559 まあ 今は それで構わないよ 今はね。 378 00:23:13,559 --> 00:23:15,561 ああ そうだ。 379 00:23:15,561 --> 00:23:17,496 今日から この屋敷で暮らすといい。 380 00:23:17,496 --> 00:23:21,667 いずれ ここが 君の家になるのだからね。 381 00:23:21,667 --> 00:23:25,004 ジャスパーばっかり ずるいですわ! 私も! 382 00:23:25,004 --> 00:23:27,673 わ 私も! ハッハッハ! アハハ…。 383 00:23:27,673 --> 00:23:29,675 なあ ジャスパー> 384 00:23:29,675 --> 00:23:32,511 他の精霊核について 情報を持ってないか? 385 00:23:32,511 --> 00:23:35,681 あるにはあるが 危険地帯が多くてね> 386 00:23:35,681 --> 00:23:37,683 調査も ままならないのさ。 387 00:23:37,683 --> 00:23:40,853 なら その情報 俺に教えてくれないか!? 388 00:23:40,853 --> 00:23:43,856 精霊核が 手に入るかもしれない。 389 00:23:43,856 --> 00:23:45,858 精霊核が!? 390 00:23:45,858 --> 00:23:48,060 すぐに 手配しよう!