1 00:00:02,002 --> 00:00:04,171 (ピナ)お兄さんって アリスお姉ちゃんのこと好きなの? 2 00:00:04,171 --> 00:00:07,007 (アリス)好きなの? (ユーリ)好きなの? 3 00:00:07,007 --> 00:00:10,010 (朱羽)好きなんか? (黒姫)好きなの? 4 00:00:10,010 --> 00:00:13,680 《アイン:一歩も 動けない状況になっていた。 5 00:00:13,680 --> 00:00:19,019 そう… こんな… 感じに…。 6 00:00:19,019 --> 00:00:21,521 みんなの質問に 耐えきれず➡ 7 00:00:21,521 --> 00:00:24,024 ここに 逃げ込んできたのに➡ 8 00:00:24,024 --> 00:00:27,361 なぜか 全員 ついてきたんですけどぉ!? 9 00:00:27,361 --> 00:00:31,198 余計 状況 悪化してないか… これ!?》 10 00:00:31,198 --> 00:00:33,200 (みんな)ねぇ 好きなの? 11 00:00:33,200 --> 00:00:36,703 いや あの… 俺は…。 12 00:00:36,703 --> 00:00:39,039 アインさん 逃げちゃ めっ! 13 00:00:39,039 --> 00:00:42,709 そうだ そうだ~! 答弁を 要求する~! 14 00:00:42,709 --> 00:00:45,545 (ウルスラ)やれやれ… おぬしら➡ 15 00:00:45,545 --> 00:00:48,715 あまり アインの意向を無視して 騒ぐでないわ。 16 00:00:48,715 --> 00:00:50,717 (ユーリ)むぅ~。 (ピナ)は~い。 17 00:00:50,717 --> 00:00:52,719 《助かった…。 18 00:00:52,719 --> 00:00:55,722 けど 今は 別の問題が…。 19 00:00:55,722 --> 00:00:58,392 正直 この状況は➡ 20 00:00:58,392 --> 00:01:01,361 目のやり場に困る!》 21 00:01:01,361 --> 00:01:03,864 いや… それより➡ 22 00:01:03,864 --> 00:01:06,366 ピナは なんで 膝の上に乗ってんだよ!? 23 00:01:06,366 --> 00:01:08,368 あれれ~? 24 00:01:08,368 --> 00:01:11,038 お兄さん 顔 真っ赤っか~! 25 00:01:11,038 --> 00:01:13,040 もしかして➡ 26 00:01:13,040 --> 00:01:17,511 ピナの やわらかボディーに メロメロって感じぃ~? ぐわ~っ! 27 00:01:17,511 --> 00:01:20,681 よかった~ アインさんが 顔 真っ赤なの➡ 28 00:01:20,681 --> 00:01:23,350 風邪かと思って 心配しちゃった。 29 00:01:23,350 --> 00:01:27,854 ユーリお姉ちゃんの 天然っぷりは 尊敬に値する。 30 00:01:27,854 --> 00:01:31,858 ふぃ~ これが サウナっちゅうやつか! 31 00:01:31,858 --> 00:01:34,194 ぎょうさん 汗 出て 気持ちええわぁ。 32 00:01:34,194 --> 00:01:36,396 ウフフ。 33 00:01:36,396 --> 00:01:41,902 も… もう 無理だ… 俺 外に… ごめん。 34 00:01:41,902 --> 00:01:44,071 んっ? ハァ… ハァ…。 35 00:01:44,071 --> 00:01:48,075 アリス!? おい 大丈夫か!? もう 出たほうが…。 36 00:01:48,075 --> 00:01:51,078 大丈夫… ここにいたい。 37 00:01:51,078 --> 00:01:53,080 私… だって➡ 38 00:01:53,080 --> 00:01:55,749 みんなと 同じように できる…。 39 00:01:55,749 --> 00:01:57,751 そんな 無理しなくても…。 40 00:01:57,751 --> 00:01:59,987 無理… じゃない…。 41 00:01:59,987 --> 00:02:03,156 私… 私は➡ 42 00:02:03,156 --> 00:02:06,660 これからも ずっと ずっと➡ 43 00:02:06,660 --> 00:02:09,496 そばにいたいって思ってる…。 44 00:02:09,496 --> 00:02:11,665 アリス…。 45 00:02:11,665 --> 00:02:14,334 (ピナ)やった~! 46 00:02:14,334 --> 00:02:18,005 それって これからも 一緒に 冒険できるってことだよね! 47 00:02:18,005 --> 00:02:21,174 私も 姉さまと いたいです! 48 00:02:21,174 --> 00:02:24,177 《そうだよな… せっかく 会えた家族と➡ 49 00:02:24,177 --> 00:02:26,179 一緒にいたいと思うよな》 50 00:02:26,179 --> 00:02:28,181 (朱羽)あちゃ~! 51 00:02:28,181 --> 00:02:31,184 アリス アンタの 一大告白➡ 52 00:02:31,184 --> 00:02:34,187 アインちゃんに 正しく 伝わってへん気ぃするわ…。 53 00:02:34,187 --> 00:02:36,356 ウフッ。 54 00:02:36,356 --> 00:02:39,026 (アイン)ウルスラ! アリスの精霊核の加工➡ 55 00:02:39,026 --> 00:02:41,528 よろしく頼む! うむ。 56 00:02:41,528 --> 00:02:44,031 (朱羽)おお! そんなら これも。 57 00:02:44,031 --> 00:02:46,366 うちの 賢者の石や。 58 00:02:46,366 --> 00:02:49,870 アリスの おかんとして うちも 力 貸すで。 59 00:02:49,870 --> 00:02:53,540 転移して 直接 手助けしたりはできんけど➡ 60 00:02:53,540 --> 00:02:56,376 能力は 役立つはずや。 61 00:02:56,376 --> 00:02:59,579 ほれ しゃがめ アイン。 (アイン)おう! 62 00:03:04,017 --> 00:03:07,854 アインくん… これからも よろ…。 63 00:03:07,854 --> 00:03:09,823 あっ! 64 00:03:16,696 --> 00:03:20,033 ほ… 本で見たのより…。 65 00:03:20,033 --> 00:03:22,035 ワァーオ! あら。 66 00:03:22,035 --> 00:03:25,038 なんや もっと おもろいもんやと思っとったわ。 67 00:03:25,038 --> 00:03:28,008 ヒャーッ! フッ。 68 00:05:10,977 --> 00:05:14,014 (アイン)ん~ さて 次は どうす…。 69 00:05:14,014 --> 00:05:16,516 (ミーガン)アイン! ミーガンさん!? 70 00:05:16,516 --> 00:05:19,019 (ミーガン)おっ? また たくましくなったな。 71 00:05:19,019 --> 00:05:23,023 (ジャスパー)ふむ 確かに 成長しているね 少年。 72 00:05:23,023 --> 00:05:26,026 だが いつだって 私の胸に飛び込んで➡ 73 00:05:26,026 --> 00:05:28,695 甘えてくれて構わないのだよ。 74 00:05:28,695 --> 00:05:32,532 なんですか? これ。 75 00:05:32,532 --> 00:05:35,168 (ジャスパー)今日は ギルド経由で➡ 76 00:05:35,168 --> 00:05:37,537 国王から じきじきに 依頼が来てね。 77 00:05:37,537 --> 00:05:40,373 国王様が 俺に? ああ。 78 00:05:40,373 --> 00:05:42,709 (ジャスパー) 君は 魔族を知ってるかい? 79 00:05:42,709 --> 00:05:44,711 魔族…。 80 00:05:44,711 --> 00:05:49,549 ((ファルコ:我は 魔貴族五等爵が男爵 疾風のファルコ!)) 81 00:05:49,549 --> 00:05:52,552 ええ…。 魔族は 何世紀も前に➡ 82 00:05:52,552 --> 00:05:54,888 勇者が 次元の壁を作って➡ 83 00:05:54,888 --> 00:05:57,557 人間界から 追放したとされている。 84 00:05:57,557 --> 00:06:00,126 だが 最近 ここ レーシック領で➡ 85 00:06:00,126 --> 00:06:03,129 頻繁に 魔族が 現れるようになったんだ。 86 00:06:03,129 --> 00:06:06,466 そこで 暴れる魔族を 退治してほしいというのが➡ 87 00:06:06,466 --> 00:06:08,969 今回の依頼だ。 これ以上➡ 88 00:06:08,969 --> 00:06:11,471 被害を 増やすわけにはいかないからな。 89 00:06:11,471 --> 00:06:14,975 それに 並の冒険者では 魔族と戦えない。 90 00:06:14,975 --> 00:06:19,980 君にしか できない依頼なんだよ 少年。 91 00:06:19,980 --> 00:06:22,482 (アイン)みんな 聞いてくれ。 92 00:06:22,482 --> 00:06:25,485 レーシック領の人たちを 助けたいと思う。 93 00:06:25,485 --> 00:06:29,322 アイン わしらの目的は 別にあるじゃろ? 94 00:06:29,322 --> 00:06:31,324 なぜ 他人を助ける? 95 00:06:31,324 --> 00:06:34,661 初めて会ったとき ユーリとウルスラは➡ 96 00:06:34,661 --> 00:06:39,165 他人の俺を 助けてくれたじゃないか。 97 00:06:39,165 --> 00:06:45,171 力が及ばない敵への 恐怖と絶望が 俺は 誰よりも わかるんだ。 98 00:06:45,171 --> 00:06:47,841 ずっと そういう思いをしてきたから…。 99 00:06:47,841 --> 00:06:52,012 それに あのとき 助けてもらったからこそ➡ 100 00:06:52,012 --> 00:06:54,014 今の俺がいる。 101 00:06:54,014 --> 00:06:59,185 だから 今度は 誰かにとっての ユーリやウルスラになりたい。 102 00:06:59,185 --> 00:07:02,155 私も 同じ気持ちです アインさん! 103 00:07:02,155 --> 00:07:04,658 一緒に 困っている人を助けましょう! 104 00:07:04,658 --> 00:07:07,994 いいんじゃないの~! あーくんに 賛成よ。 105 00:07:07,994 --> 00:07:10,163 アインくんが そうしたいなら。 106 00:07:10,163 --> 00:07:12,999 ウルスラ…。 フッ…。 107 00:07:12,999 --> 00:07:17,671 ユーリが やりたいのなら 反対する道理も あるまい。 108 00:07:17,671 --> 00:07:22,042 ジャスパー ミーガンさん その依頼 受けるよ。 109 00:07:24,678 --> 00:07:28,014 レーシック領の魔族を➡ 110 00:07:28,014 --> 00:07:29,983 倒してみせる! 111 00:07:34,020 --> 00:07:37,190 (ミア)ねぇ お父ちゃん おなか減った~。 112 00:07:37,190 --> 00:07:40,193 もう少しの辛抱だよ ミア。 113 00:07:40,193 --> 00:07:42,195 今から おなかいっぱい➡ 114 00:07:42,195 --> 00:07:45,031 おいしい物を食べられる所に 行くんだからね。 115 00:07:45,031 --> 00:07:47,367 (ミア)本当!? やった~! 116 00:07:47,367 --> 00:07:52,038 それって お母ちゃんのいる 天国みたいな所だね! 117 00:07:52,038 --> 00:07:54,007 そうだね…。 118 00:07:58,378 --> 00:08:00,847 (ミア)ここなの? 119 00:08:03,450 --> 00:08:06,619 皆の者 ヒュドラ様が お見えになるぞ。 120 00:08:06,619 --> 00:08:09,122 平伏せよ~! 121 00:08:09,122 --> 00:08:11,458 (ミア)えっ? ヒュドラ様って? 122 00:08:11,458 --> 00:08:14,461 村を守ってくれる 蛇の神様だよ。 123 00:08:14,461 --> 00:08:16,963 (ミア)神様? 124 00:08:20,467 --> 00:08:24,471 さあ… 早く イケニエを…。 125 00:08:24,471 --> 00:08:27,974 ミア 行っておいで。 126 00:08:27,974 --> 00:08:32,312 あの神様が ミアを 天国に連れていってくれるからね。 127 00:08:32,312 --> 00:08:34,314 うん わかった! 128 00:08:34,314 --> 00:08:37,317 俺は… 今は 一緒に行けないけど➡ 129 00:08:37,317 --> 00:08:42,489 すぐに追いつくから お母ちゃんと 待っててね。 130 00:08:42,489 --> 00:08:45,325 お母ちゃんが 天国に行ったとき➡ 131 00:08:45,325 --> 00:08:49,162 お父ちゃん 毎日 泣いてばかりだったでしょ。 132 00:08:49,162 --> 00:08:54,000 でも… ミアが 天国に行っても 泣いちゃだめだよ…。 133 00:08:54,000 --> 00:08:56,002 もう ミアは➡ 134 00:08:56,002 --> 00:09:00,306 お父ちゃんの涙 拭いてあげられないんだからね! 135 00:09:00,306 --> 00:09:04,144 ミア お前… わかって…。 136 00:09:04,144 --> 00:09:06,146 じゃあね…。 137 00:09:06,146 --> 00:09:09,816 遅いぞ 人間ども! 138 00:09:09,816 --> 00:09:13,486 ようやく来たと思ったら これっぽっちかぁ? 139 00:09:13,486 --> 00:09:15,655 あら やだぁ おいしそう! 140 00:09:15,655 --> 00:09:17,657 飢餓空腹。 141 00:09:17,657 --> 00:09:20,493 ひっ… ヒュ… ヒュドラ様➡ 142 00:09:20,493 --> 00:09:23,663 どうか ミアを 天国に連れていっ…。 143 00:09:23,663 --> 00:09:26,499 だめだ!! やっぱり 俺には 無理だ~!! 144 00:09:26,499 --> 00:09:29,002 お父ちゃん? 何を バカな! 145 00:09:29,002 --> 00:09:31,838 全員で 話し合って 決めたことだろ! 146 00:09:31,838 --> 00:09:34,507 村が 生き残るためには これしかないんだよ! 147 00:09:34,507 --> 00:09:39,179 なら 私を… 娘の代わりに 私を食べてください! 148 00:09:39,179 --> 00:09:41,681 お願いします! お願いします!! 149 00:09:41,681 --> 00:09:46,019 男 嫌い! 男は 全部 私が食うから大丈夫よ~! 150 00:09:46,019 --> 00:09:48,021 女求男否。 151 00:09:48,021 --> 00:09:52,525 あのよ~ テメエらは 俺らと約束したよなぁ? 152 00:09:52,525 --> 00:09:57,530 月に1度 女を差し出せば 村を 滅ぼしたりはしねえと。 153 00:09:57,530 --> 00:10:00,834 それを破るってんなら しかたねえなぁ! 154 00:10:00,834 --> 00:10:04,704 そんな! 早く 娘を差し出せ! 155 00:10:04,704 --> 00:10:08,374 我らを 不快にさせた罪は重い。 156 00:10:08,374 --> 00:10:11,711 よって 死刑! 157 00:10:11,711 --> 00:10:14,380 (みんな)ギャー!! 158 00:10:14,380 --> 00:10:17,550 これが… 神様? 159 00:10:17,550 --> 00:10:21,387 んじゃ いただきま~す! 160 00:10:21,387 --> 00:10:23,389 あっ…。 161 00:10:23,389 --> 00:10:26,559 誰か 助けて~!! 162 00:10:33,066 --> 00:10:36,736 神… 様? 163 00:10:36,736 --> 00:10:40,406 (ウルスラ)ヤツは ヒュドラ。 SSランクの 古竜種じゃ。 164 00:10:40,406 --> 00:10:42,909 薬毒生成 というアビリティを持ち➡ 165 00:10:42,909 --> 00:10:45,578 外皮は 常に 猛毒の粘液で覆われておる。 166 00:10:45,578 --> 00:10:47,580 (アイン)了解。 167 00:10:47,580 --> 00:10:50,416 ユーリ 頼む! (ユーリ)はい! 168 00:10:50,416 --> 00:10:54,754 (うめき声) 169 00:10:54,754 --> 00:10:56,756 あれ? 170 00:10:56,756 --> 00:10:59,592 (ミア)お父ちゃん! よかった~! 171 00:10:59,592 --> 00:11:03,830 なに!? 見ただけで 我らの毒を 浄化しただと!? 172 00:11:03,830 --> 00:11:05,832 ありえない! 173 00:11:05,832 --> 00:11:09,502 《神眼に パワーアップしてから ユーリの治癒も パワーアップしたけど➡ 174 00:11:09,502 --> 00:11:11,504 すごいな これ!》 175 00:11:11,504 --> 00:11:15,174 (アイン)ヒュドラは 俺に任せて 皆さんは 早く逃げてください! 176 00:11:15,174 --> 00:11:18,011 逃げるったって アンタ…。 177 00:11:18,011 --> 00:11:21,514 そのとおり! テメエが 何者か知らねえが➡ 178 00:11:21,514 --> 00:11:25,351 人間一匹 増えたところで 変わんねえよ。 179 00:11:25,351 --> 00:11:29,188 剣? 我らの 毒の前には無意味だ。 180 00:11:29,188 --> 00:11:31,191 試しに 抜いてみろ…。 181 00:11:34,694 --> 00:11:36,696 居合抜き。 182 00:11:38,698 --> 00:11:41,701 (みんな)え~っ!! 183 00:11:41,701 --> 00:11:43,870 あ あの人… 思い出した! 184 00:11:43,870 --> 00:11:48,541 王都で有名な 古竜殺しの英雄 アイン様だ! 185 00:11:48,541 --> 00:11:51,544 (ウルスラ)ユーリの 浄化の力を 刃に 付与させて➡ 186 00:11:51,544 --> 00:11:55,215 毒を 無効化し 剣撃を 通したのか? やるな。 187 00:11:55,215 --> 00:11:57,383 ヘヘヘ まあな! 188 00:11:57,383 --> 00:12:00,853 《って ウルスラが 素直に 俺を褒めてる~!?》 189 00:12:00,853 --> 00:12:04,190 (ウルスラ)薬毒生成と 清拭を 鑑定しておいたぞ。 190 00:12:04,190 --> 00:12:07,026 お おぉ… サンキュ。 191 00:12:07,026 --> 00:12:10,029 アイン様 ありがとうございます! 192 00:12:10,029 --> 00:12:12,031 あなたのおかげで 救われました! 193 00:12:12,031 --> 00:12:14,033 (ミア)神様 ありがとう! 194 00:12:14,033 --> 00:12:16,703 (アイン)いえ 当たり前のことを しただけですよ。 195 00:12:16,703 --> 00:12:20,073 それで ここの領主に 会いたいんだけど…。 196 00:12:23,042 --> 00:12:26,045 《なんだ? 急に 態度が…》 197 00:12:26,045 --> 00:12:28,715 助けていただいたのは 感謝します。 198 00:12:28,715 --> 00:12:33,052 もし あなたが来なければ 我々は 殺されていました…。 199 00:12:33,052 --> 00:12:36,556 けど… そのほうが 幸せだったのかも…。 200 00:12:36,556 --> 00:12:40,026 えっ? さあ 帰ろう…。 201 00:12:46,065 --> 00:12:48,067 神様! 202 00:12:48,067 --> 00:12:51,237 ミアは 助けてもらえて うれしかったよ! 203 00:12:51,237 --> 00:12:54,741 ホントのホントに うれしかったよ!! 204 00:12:54,741 --> 00:12:57,577 (泣き声) 205 00:12:57,577 --> 00:12:59,579 ありがとな。 206 00:12:59,579 --> 00:13:02,515 俺は 神様みたいに 大それたもんじゃないけど➡ 207 00:13:02,515 --> 00:13:05,518 君たちの笑顔を 守りたいって思ってるよ。 208 00:13:05,518 --> 00:13:08,988 その気持ちだけは 神様にも 負けないぜ! 209 00:13:11,524 --> 00:13:13,693 それじゃ 気をつけて帰れよ。 210 00:13:13,693 --> 00:13:16,362 うん! またね 神様! 211 00:13:19,032 --> 00:13:22,001 さて 領主に会いに行こう…。 212 00:13:24,037 --> 00:13:26,706 (アイン)ここが 領主の屋敷か…。 213 00:13:26,706 --> 00:13:29,375 (ピナ)な~んか キナ臭いね~。 214 00:13:29,375 --> 00:13:32,211 (アリス)ここだけ 不自然に 立派すぎる…。 215 00:13:32,211 --> 00:13:34,881 だな。 何があるか わからないから➡ 216 00:13:34,881 --> 00:13:37,850 みんなは 目の中に。 はい。 217 00:13:39,886 --> 00:13:42,555 すみませ~ん アインといいます。 218 00:13:42,555 --> 00:13:45,058 ギルドから 派遣されてきました。 219 00:13:45,058 --> 00:13:47,560 (ニグン)これはこれは アイン殿。 220 00:13:47,560 --> 00:13:52,398 (ニグン)かの有名な 古竜殺しの 英雄に会えて 光栄です。 221 00:13:52,398 --> 00:13:54,400 僕は ニグン。 222 00:13:54,400 --> 00:13:57,570 ニグン・フォン・レーシックと申します。 223 00:13:57,570 --> 00:13:59,739 (ニグン)どうぞ。 224 00:13:59,739 --> 00:14:01,641 僕が作った お菓子と➡ 225 00:14:01,641 --> 00:14:03,976 煎れた お茶です。 ありがとうございます。 226 00:14:03,976 --> 00:14:05,978 いただきます。 227 00:14:07,980 --> 00:14:09,982 《しょっぱ~!》 228 00:14:09,982 --> 00:14:11,984 お口に合いますか? 229 00:14:11,984 --> 00:14:14,320 お… い… しいですよ。 230 00:14:14,320 --> 00:14:17,323 その とても独創的… で。 231 00:14:17,323 --> 00:14:19,325 それは よかっ…。 232 00:14:21,327 --> 00:14:25,498 すみません… お塩と お砂糖を 間違えたみたいです…。 233 00:14:25,498 --> 00:14:27,500 《また ベタな…》 234 00:14:27,500 --> 00:14:32,004 昔から 何をやっても ドジばかりで…。 235 00:14:32,004 --> 00:14:36,175 あの 最近 領内に 現れるという魔族について➡ 236 00:14:36,175 --> 00:14:39,178 聞かせてもらえませんか? 魔族? 237 00:14:39,178 --> 00:14:42,014 領内で そのような者を 見たことがありません。 238 00:14:42,014 --> 00:14:45,017 えっ? ここは 魔物が 多く生息する➡ 239 00:14:45,017 --> 00:14:47,520 アビスウッドに 隣接していますので➡ 240 00:14:47,520 --> 00:14:50,523 うわさに 尾ひれが 付いたのではないでしょうか? 241 00:14:50,523 --> 00:14:54,527 では 魔物を 魔族と 見間違えたってことですか? 242 00:14:54,527 --> 00:14:58,531 はい せっかく来ていただいたのに 申し訳ありません。 243 00:14:58,531 --> 00:15:03,336 我が領地に 何も問題はなかったと そう お伝えください。 244 00:15:03,336 --> 00:15:07,173 念のため 領内の見回りを させてもらっていいですか? 245 00:15:07,173 --> 00:15:11,010 領民の皆さんは いろいろ 困ってるみたいでしたので。 246 00:15:11,010 --> 00:15:15,014 現に ここに来る途中 ヒュドラを倒してきましたし➡ 247 00:15:15,014 --> 00:15:17,850 それに 食料も…。 248 00:15:17,850 --> 00:15:21,020 ヒュドラを… 倒した? 249 00:15:21,020 --> 00:15:23,022 なんということを! 250 00:15:23,022 --> 00:15:27,193 これで また 村は 魔物の脅威に さらされることになる! 251 00:15:27,193 --> 00:15:29,529 えっ? あの村は➡ 252 00:15:29,529 --> 00:15:33,366 ヒュドラが 縄張りにしていたおかげで 他の魔物を 寄せつけない➡ 253 00:15:33,366 --> 00:15:35,535 抑止力になっていたんですよ! 254 00:15:35,535 --> 00:15:38,671 でも ヒュドラは いけにえを要求してたんですよ! 255 00:15:38,671 --> 00:15:41,541 今日だって あのまま あの子が殺されるのを➡ 256 00:15:41,541 --> 00:15:44,043 黙って見てれば よかったんですか!? 257 00:15:44,043 --> 00:15:47,713 1人の犠牲で 100人を救えるのであれば➡ 258 00:15:47,713 --> 00:15:49,715 しかたありません。 259 00:15:49,715 --> 00:15:52,218 それとも あなたが ずっと ここにいて➡ 260 00:15:52,218 --> 00:15:55,221 守ってくださるというのですか? 261 00:15:55,221 --> 00:15:57,223 アイン殿 あなたは➡ 262 00:15:57,223 --> 00:16:00,126 目の前の敵を倒して 終わりかもしれない。 263 00:16:00,126 --> 00:16:02,462 しかし 僕たちは あなたが 去ったあとも➡ 264 00:16:02,462 --> 00:16:05,131 ここで 生活していかねばなりません。 265 00:16:05,131 --> 00:16:08,634 みんな あなたのように 強くないんです。 266 00:16:08,634 --> 00:16:11,304 それに 僕は➡ 267 00:16:11,304 --> 00:16:16,142 父から継いだ このレーシック領を 守っていく責務があります。 268 00:16:16,142 --> 00:16:20,980 そのためなら 僕は なんだってする! 269 00:16:20,980 --> 00:16:24,283 すみませんが これで失礼します。 270 00:16:27,486 --> 00:16:30,656 《アイン:俺のしたことは 間違ってたのか? 271 00:16:30,656 --> 00:16:33,492 領地の事情も 知らずに…。 272 00:16:33,492 --> 00:16:37,496 けど 100人を救うために 1人を 見捨てる? 273 00:16:37,496 --> 00:16:39,499 そんなの…》 274 00:16:42,001 --> 00:16:45,505 (ユーリ)アインさん 難しいことは わかりませんが➡ 275 00:16:45,505 --> 00:16:48,341 1つだけ わかることがあります。 276 00:16:48,341 --> 00:16:52,678 アインさんは アインさんの 信じる道を 進んでください。 277 00:16:52,678 --> 00:16:55,681 きっと それが 大切なんです! 278 00:16:55,681 --> 00:16:57,683 ユーリ…。 279 00:16:59,986 --> 00:17:03,322 (ニグン)大変だ! ヒュドラが倒された! 280 00:17:03,322 --> 00:17:05,324 早く 代わりを見つけないと! 281 00:17:05,324 --> 00:17:09,662 ああ どうしよう! どうすればいい? シャドウ! 282 00:17:09,662 --> 00:17:11,664 (シャドウ)落ち着けよ ニグン。 283 00:17:11,664 --> 00:17:14,333 (シャドウ)ヒュドラの代わりなら いくらでもいる。 284 00:17:14,333 --> 00:17:16,335 問題は アインだ。 285 00:17:16,335 --> 00:17:18,671 アイン殿? なぜ? 286 00:17:18,671 --> 00:17:20,673 考えてみろ。 287 00:17:20,673 --> 00:17:25,511 SSランクの古竜を 殺せる人間が この世に いると思うか? 288 00:17:25,511 --> 00:17:27,513 いるわけがねえ。 289 00:17:27,513 --> 00:17:30,016 アインは 人間じゃねえのさ。 290 00:17:30,016 --> 00:17:32,351 あいつこそが 魔族なんだよ。 291 00:17:32,351 --> 00:17:35,855 そんな!? レーシック領を 守りたいなら➡ 292 00:17:35,855 --> 00:17:39,025 アインを 殺すしかない! 293 00:17:39,025 --> 00:17:42,028 殺す? そんなこと…。 294 00:17:42,028 --> 00:17:46,365 今まで 俺の言うとおりにして 間違ったことがあるか? 295 00:17:46,365 --> 00:17:49,368 俺は お前の友達だろう? ニグン。 296 00:17:49,368 --> 00:17:52,538 そんな俺を 信じられないのか? 297 00:17:52,538 --> 00:17:54,874 わかったよ シャドウ…。 298 00:17:54,874 --> 00:17:57,209 アイン殿を 殺そう! 299 00:17:57,209 --> 00:18:03,149 いつも ありがとう シャドウ! 当たり前だ。 300 00:18:03,149 --> 00:18:07,820 (シャドウ)あぁ~ これだから 心の弱い人間ってヤツは➡ 301 00:18:07,820 --> 00:18:10,323 扱いやすくて助かる。 302 00:18:10,323 --> 00:18:14,160 もう少し… もう少しだぞ ニグン…。 303 00:18:14,160 --> 00:18:18,831 もう少しで この魔貴族 シャドウ子爵様が➡ 304 00:18:18,831 --> 00:18:22,168 お前の体を 乗っ取ってやるぜぇ。 305 00:18:22,168 --> 00:18:26,138 かわいい かわいい 俺の カモちゃ~ん。 306 00:18:29,342 --> 00:18:33,179 (ピナ)ありゃ~ 郊外防壁が ボロボロだねぇ。 307 00:18:33,179 --> 00:18:37,016 (アイン)しかも 壊れたまま 何年も 放置されてるみたいだ。 308 00:18:37,016 --> 00:18:40,019 (アリス)監視塔に 駐屯兵が 1人もいない。 309 00:18:40,019 --> 00:18:42,188 (ユーリ)魔物 入り放題? 310 00:18:42,188 --> 00:18:44,523 ああ…。 311 00:18:44,523 --> 00:18:47,026 すみませ~ん。 312 00:18:47,026 --> 00:18:50,863 あの 俺は ギルドから派遣された アインといいます。 313 00:18:50,863 --> 00:18:53,032 領地や 領主のことで…。 314 00:18:53,032 --> 00:18:55,034 し… 知りません! 315 00:18:55,034 --> 00:18:58,204 《まただ… あのときと 同じ…。 316 00:18:58,204 --> 00:19:01,273 もしかして ニグンを怖がってる? 317 00:19:01,273 --> 00:19:04,777 けど… ここで 引き下がるわけにはいかない。 318 00:19:04,777 --> 00:19:08,614 じゃないと 俺は… 誰の笑顔も 守れない》 319 00:19:08,614 --> 00:19:12,118 すみません あの 少し お話を…。 320 00:19:12,118 --> 00:19:14,120 ああ アンタか。 321 00:19:14,120 --> 00:19:16,455 話すことなんて ねえよ。 322 00:19:16,455 --> 00:19:21,127 今までも 冒険者や憲兵やらが 来たけど 結局 何もできず➡ 323 00:19:21,127 --> 00:19:23,295 俺らを 見捨てて 去っていったんだ。 324 00:19:23,295 --> 00:19:25,297 どうせ アンタも そうなんだろ? 325 00:19:25,297 --> 00:19:28,634 そんなことは…。 この畑を見ろよ。 326 00:19:28,634 --> 00:19:33,639 ヒュドラが いなくなったとたん 魔物が 荒らしていきやがった…。 327 00:19:33,639 --> 00:19:35,975 もう ここは だめだ…。 328 00:19:35,975 --> 00:19:38,811 飢えて死ぬか 魔物に殺されて死ぬか➡ 329 00:19:38,811 --> 00:19:41,147 どっちが 先なんだろうな…。 330 00:19:41,147 --> 00:19:45,985 俺たちは ただ ここで 普通に 暮らしたいだけなのにな。 331 00:19:45,985 --> 00:19:47,987 もう 帰ってくれ。 332 00:19:50,990 --> 00:19:53,492 んっ? 何をするつもりだ? 333 00:19:53,492 --> 00:19:55,494 土遁! 334 00:19:58,164 --> 00:20:00,166 万能菜園➡ 335 00:20:00,166 --> 00:20:02,568 更に 万能種子! 336 00:20:07,506 --> 00:20:09,508 なんと! 337 00:20:09,508 --> 00:20:11,677 次は 壁だな。 338 00:20:11,677 --> 00:20:13,679 土遁! 339 00:20:15,681 --> 00:20:17,850 え~っ!? これで とりあえずは➡ 340 00:20:17,850 --> 00:20:20,853 地上からの 魔物の侵入は 防げるはずです。 341 00:20:20,853 --> 00:20:23,856 他に 必要なことがあれば 言ってください。 342 00:20:23,856 --> 00:20:27,359 だから どうか 諦めないでください。 343 00:20:27,359 --> 00:20:31,697 死ぬ覚悟じゃなくて もう一度 生きる覚悟を持ってください。 344 00:20:31,697 --> 00:20:37,369 俺に… 俺に あなたたちを 助けさせてください! 345 00:20:37,369 --> 00:20:40,372 プッ… ハハハハハ! 346 00:20:40,372 --> 00:20:44,376 助けさせろ… なんて 奇妙なことを 言われたのは➡ 347 00:20:44,376 --> 00:20:46,712 人生で 2度目だよ。 えっ? 348 00:20:46,712 --> 00:20:50,716 前領主 ニグン様の 親父さんにだよ。 349 00:20:50,716 --> 00:20:54,220 ((もう だめだ… いっそ ここで…。 350 00:20:54,220 --> 00:20:56,222 諦めるんじゃない! 351 00:20:56,222 --> 00:21:00,359 死んだら 私は お前たちを 助けてやれなくなるだろう! 352 00:21:00,359 --> 00:21:03,195 生きて 私に助けさせろ!)) 353 00:21:03,195 --> 00:21:07,533 ってね。 勇ましく それでいて優しくて➡ 354 00:21:07,533 --> 00:21:09,535 おもしろい人だった。 355 00:21:09,535 --> 00:21:11,871 ここが おかしくなっちまったのは➡ 356 00:21:11,871 --> 00:21:16,375 ニグン様… いや ニグンが 跡を継いでからさ。 357 00:21:16,375 --> 00:21:19,545 ちょうど そのころに ヒュドラも やってきちまって…。 358 00:21:19,545 --> 00:21:23,883 ニグンは勝手に ヒュドラと いけにえの契約を結びやがった! 359 00:21:23,883 --> 00:21:26,385 領内の防備は 縮小化。 360 00:21:26,385 --> 00:21:28,721 ギリギリまで 税収を上げて➡ 361 00:21:28,721 --> 00:21:33,559 耐えきれず 抗議に行った者は そのまま 帰ってこなかった…。 362 00:21:33,559 --> 00:21:35,561 けど アイン➡ 363 00:21:35,561 --> 00:21:39,064 アンタの おかげで もう一度 信じてみたくなったよ。 364 00:21:39,064 --> 00:21:41,333 希望ってやつをな! 365 00:21:44,069 --> 00:21:46,639 はい! 後悔させません! 366 00:21:50,576 --> 00:21:52,578 えっ…。 367 00:21:52,578 --> 00:21:54,580 (ユーリ)どうしました? アインさん。 368 00:21:54,580 --> 00:21:56,582 魔物だ…。 369 00:21:56,582 --> 00:21:59,752 それも 大群が押し寄せてくるぞ! 370 00:21:59,752 --> 00:22:01,720 (鳴き声) 371 00:22:04,490 --> 00:22:08,494 (アイン)たとえ 敵が 何千 何万いようとも➡ 372 00:22:08,494 --> 00:22:10,496 全部 倒してみせる! 373 00:22:10,496 --> 00:22:13,999 村には 指一本 触れさせない!!