1 00:00:40,807 --> 00:00:43,310 (雫)よしよし こんなもんやね。 2 00:00:43,310 --> 00:00:45,312 (厳)おい。 3 00:00:48,148 --> 00:00:50,150 厳さん! 4 00:00:50,150 --> 00:00:54,154 どうです? だんだん早く キレイに 張れるようになってきましたよ! 5 00:00:54,154 --> 00:00:56,323 ふん… 悪くない。 6 00:00:56,323 --> 00:00:58,659 そうでしょう そうでしょう! 7 00:00:58,659 --> 00:01:01,995 よし それじゃあ 焚き火するぞ! 8 00:01:01,995 --> 00:01:05,832 えっ? (厳)ほら こっち来い! 9 00:01:05,832 --> 00:01:07,834 は… はい! 10 00:02:50,804 --> 00:02:52,806 (厳)というわけで 今日は➡ 11 00:02:52,806 --> 00:02:54,808 焚き火のいろはを 叩き込んでやる! 12 00:02:54,808 --> 00:02:56,810 《雫:ち… 近い》 13 00:02:56,810 --> 00:02:59,646 ここは直火がいけるからな。 とりあえず 直火で…。 14 00:02:59,646 --> 00:03:01,982 し… 師匠! あん? 15 00:03:01,982 --> 00:03:05,152 あたし 買ったんです! 焚き火台! 16 00:03:05,152 --> 00:03:07,821 今日は ぜひ使ってみたくて! 17 00:03:07,821 --> 00:03:09,990 い… いいですかね? 18 00:03:09,990 --> 00:03:11,992 《厳:手に入れた ギアを➡ 19 00:03:11,992 --> 00:03:14,995 早く使ってみたくて 仕方がないってか。 20 00:03:14,995 --> 00:03:16,997 その気持ち…。 21 00:03:16,997 --> 00:03:19,499 わかる~!》 22 00:03:19,499 --> 00:03:21,501 (厳)いいだろう 好きにしろ。 23 00:03:21,501 --> 00:03:25,172 ここは 大きな砂利も多くて 安定性に不安がある。 24 00:03:25,172 --> 00:03:28,375 軽くならしてから置けよ。 はい! 25 00:03:30,343 --> 00:03:32,946 (雫)どうです? あたしの焚き火台! 26 00:03:32,946 --> 00:03:34,948 お~ これにしたか! 27 00:03:34,948 --> 00:03:36,950 いいでしょう! 28 00:03:36,950 --> 00:03:40,620 この ハートがかわいいんです! 29 00:03:40,620 --> 00:03:42,789 《厳:よくわからん…》 30 00:03:42,789 --> 00:03:47,127 一応聞くが お前 これまで 火熾しの経験は? 31 00:03:47,127 --> 00:03:49,629 あ… ありません。 32 00:03:49,629 --> 00:03:51,631 (厳)だと思ったよ。 33 00:03:51,631 --> 00:03:55,135 でもでも! ちゃんと事前に調べてますよ!! 34 00:03:55,135 --> 00:03:58,305 よし。 なら とりあえず ひとりでやってみろ。 35 00:03:58,305 --> 00:04:00,307 え~!? 今日は➡ 36 00:04:00,307 --> 00:04:02,642 みっちり 教えてくれるんじゃ ないんですか!? 37 00:04:02,642 --> 00:04:06,480 忘れたのか? ソロってのは そういうもんだ。 38 00:04:06,480 --> 00:04:10,317 甘えず 投げ出さず…。 39 00:04:10,317 --> 00:04:13,987 自分だけで何とかする…。 40 00:04:13,987 --> 00:04:15,989 そういうことだ。 41 00:04:15,989 --> 00:04:18,825 わ… わかりました やってみます! 42 00:04:18,825 --> 00:04:20,827 おう 頑張れ。 43 00:04:20,827 --> 00:04:24,498 見ててやるからよ。 44 00:04:24,498 --> 00:04:26,500 はい! 45 00:04:26,500 --> 00:04:29,836 <多くのキャンプ場では 薪を買うことができる。 46 00:04:29,836 --> 00:04:34,274 針葉樹の薪の相場は 束 500円ほどだ> 47 00:04:34,274 --> 00:04:39,446 《雫:買ってきたこの薪を 焚き火台へ入れて…。 48 00:04:39,446 --> 00:04:43,116 何度か キャンプして あたしも学びました。 49 00:04:43,116 --> 00:04:45,952 自分で 変に ハードルを上げちゃダメ! 50 00:04:45,952 --> 00:04:48,288 素直に 着火剤を使います。 51 00:04:48,288 --> 00:04:50,390 いざ!》 52 00:04:54,628 --> 00:04:57,464 なんだ 意外と簡単じゃん! 53 00:04:57,464 --> 00:05:00,133 《雫:ん? あれ? 54 00:05:00,133 --> 00:05:02,969 あれ~? 55 00:05:02,969 --> 00:05:05,472 なんが悪かったっちゃろ》 56 00:05:07,474 --> 00:05:09,476 《雫:忘れとった。 57 00:05:09,476 --> 00:05:11,478 薪は 細いのから 入れんばとやった。 58 00:05:11,478 --> 00:05:13,480 もう一度!》 59 00:05:13,480 --> 00:05:15,482 んん…。 60 00:05:19,486 --> 00:05:22,489 《雫:んん? 薪の入れすぎ? 61 00:05:22,489 --> 00:05:25,492 空気の通りの悪かとか…。 62 00:05:25,492 --> 00:05:28,161 こいで どがんやろ》 63 00:05:28,161 --> 00:05:30,163 こいで! 64 00:05:30,163 --> 00:05:32,365 こいで! こいで! 65 00:05:34,267 --> 00:05:37,103 《雫:着火剤 使いきった…》 66 00:05:37,103 --> 00:05:40,273 もう少しだったんだけどな。 67 00:05:40,273 --> 00:05:43,610 そうですよね! もうちょっとと思ったとに! 68 00:05:43,610 --> 00:05:45,612 悔しい! 69 00:05:45,612 --> 00:05:48,615 って なんか食うとる!! 70 00:05:48,615 --> 00:05:52,118 だって 遅ぇんだもん。 71 00:05:52,118 --> 00:05:55,789 はぁ…。 細い薪を 選んだつもりなんだろうが➡ 72 00:05:55,789 --> 00:05:58,458 まだ太いんだよ。 73 00:05:58,458 --> 00:06:02,963 着火剤をもっと多く使えば 火は持続したと思うが➡ 74 00:06:02,963 --> 00:06:04,965 このままじゃ熱量が足りん。 75 00:06:04,965 --> 00:06:07,467 熱量ですか? 76 00:06:07,467 --> 00:06:09,469 焚き火に必要なのは➡ 77 00:06:09,469 --> 00:06:13,139 薪に しっかり熱を持たせ 着火させることだ。 78 00:06:13,139 --> 00:06:16,142 ここは ちゃんとした メカニズムの工程がある。 79 00:06:16,142 --> 00:06:19,980 木材に含まれた水分が 蒸発していくところまでが➡ 80 00:06:19,980 --> 00:06:22,649 第一段階だ。 第一? 81 00:06:22,649 --> 00:06:25,652 (厳)ここを なるべく スムーズにするためにも➡ 82 00:06:25,652 --> 00:06:29,155 薪は より乾燥したものを 使ったほうがいい。 83 00:06:29,155 --> 00:06:31,157 (厳)水分の蒸発が終われば➡ 84 00:06:31,157 --> 00:06:35,428 木材は より加熱されて 200℃ほどで 熱分解が始まり➡ 85 00:06:35,428 --> 00:06:40,767 250℃の引火点を超えたあたりで 急速に 可燃性ガスを出す。 86 00:06:40,767 --> 00:06:43,603 ここに至るまでが 第二段階だが➡ 87 00:06:43,603 --> 00:06:46,439 まだしっかり 着火したわけじゃない。 88 00:06:46,439 --> 00:06:50,110 じゃあ ちゃんと 火を点けるためには? 89 00:06:50,110 --> 00:06:54,281 第三段階の 430℃から500℃➡ 90 00:06:54,281 --> 00:06:56,950 発火点まで持っていく必要がある。 91 00:06:56,950 --> 00:06:59,619 (厳)お前が 最初にやらかした失敗は➡ 92 00:06:59,619 --> 00:07:04,291 お前自身 気づいていたように 薪が大きすぎたことだな。 93 00:07:04,291 --> 00:07:08,128 (厳)乾燥している表面部こそ 引火点に達したものの➡ 94 00:07:08,128 --> 00:07:11,464 薪の中心までは まだまだ熱が届かない。 95 00:07:11,464 --> 00:07:15,302 とにかく熱を上げやすい環境を 作るのが重要だ。 96 00:07:15,302 --> 00:07:17,804 そして こっちにも 気づいていたようだが➡ 97 00:07:17,804 --> 00:07:22,142 薪の量が多すぎると 熱エネルギーは 分散しちまう。 98 00:07:22,142 --> 00:07:27,314 (厳)空気の取り入れが足りなきゃ 火に必要な酸素も足んなくなる。 99 00:07:27,314 --> 00:07:31,151 (厳)とりあえず より細い薪を使うことが大事だ。 100 00:07:31,151 --> 00:07:35,588 すでにある薪を ナイフや斧で割って 更に細かくしてもいいが➡ 101 00:07:35,588 --> 00:07:38,091 まあ ここは手っ取り早く➡ 102 00:07:38,091 --> 00:07:40,927 山からいい感じの拾ってこい。 103 00:07:40,927 --> 00:07:44,931 (厳)それと 着火剤がわりに スギの葉も集めてくるんだ。 104 00:07:44,931 --> 00:07:46,933 スギや松の枯れ葉は➡ 105 00:07:46,933 --> 00:07:50,937 油分も多く 燃えやすいから よく覚えとけ。 106 00:07:50,937 --> 00:07:53,606 <他にも天然の着火剤として➡ 107 00:07:53,606 --> 00:07:57,110 松ぼっくりや シラカバの樹皮 ススキなどが使える。 108 00:07:57,110 --> 00:08:00,914 拾っていいか キャンプ場に確認すると良い> 109 00:08:03,283 --> 00:08:05,285 なんだよ その顔は。 110 00:08:05,285 --> 00:08:08,121 いっ いや 急に いろいろ教えてくれたんで➡ 111 00:08:08,121 --> 00:08:10,123 ビックリしちゃって! 112 00:08:10,123 --> 00:08:13,126 今日は 焚き火のいろはを 教えるって言ったろ。 113 00:08:13,126 --> 00:08:16,963 で… でも 今まで ずっと突き放されてたのに…。 114 00:08:16,963 --> 00:08:20,467 失敗も 経験のうちだからな。 115 00:08:20,467 --> 00:08:23,470 (厳)失敗の理由を探していくんだ。 116 00:08:23,470 --> 00:08:25,972 (厳)失敗を重ねれば ヤキモキするが…。 117 00:08:25,972 --> 00:08:28,675 楽しかったろ? 118 00:08:30,643 --> 00:08:32,746 あ…。 119 00:08:32,746 --> 00:08:34,748 失敗も自己責任。 120 00:08:34,748 --> 00:08:37,584 逆に言えば いくら失敗したところで➡ 121 00:08:37,584 --> 00:08:40,420 被害を被るのは自分だけだ。 122 00:08:40,420 --> 00:08:43,256 誰に責められることもない。 123 00:08:43,256 --> 00:08:47,260 ソロは そこも自由だ。 124 00:08:47,260 --> 00:08:51,431 失敗を楽しむ。 こんな贅沢ないだろう? 125 00:08:51,431 --> 00:08:55,268 (厳)いくらでも失敗しろ。 どれだけ時間をかけてもいい。 126 00:08:55,268 --> 00:09:00,440 満足いくまで 失敗しろ。 127 00:09:00,440 --> 00:09:03,943 (厳)そして 限界だと思ったら…。 128 00:09:03,943 --> 00:09:05,945 んん。 129 00:09:05,945 --> 00:09:07,947 俺が助けてやる。 130 00:09:07,947 --> 00:09:10,450 これは ソロキャンプでも➡ 131 00:09:10,450 --> 00:09:14,854 ふたりソロキャンプ… だからな。 132 00:09:18,291 --> 00:09:21,461 うぇ~! おっ おい なんだよ! 133 00:09:21,461 --> 00:09:26,633 だって 厳さんが優しいから…。 134 00:09:26,633 --> 00:09:29,302 うう…。 135 00:09:29,302 --> 00:09:31,971 フフッ。 はぁ? 136 00:09:31,971 --> 00:09:38,244 俺は ただ お前を 一人前の ソロキャンパーにだな…。 137 00:09:38,244 --> 00:09:40,747 フフフ…。 いいから 早く拾ってこい! 138 00:09:40,747 --> 00:09:42,749 は… はい! 139 00:09:44,751 --> 00:09:48,421 《雫:厳さんの口から 初めて ちゃんと聞いた気がする。 140 00:09:48,421 --> 00:09:51,825 ふふっ ふたりソロキャンプだって!》 141 00:10:03,770 --> 00:10:08,074 見てください。 たくさん採ってきましたよ! 142 00:10:13,446 --> 00:10:16,115 ふむ よく乾いているな。 143 00:10:16,115 --> 00:10:18,117 こんなもんでいいだろう。 144 00:10:18,117 --> 00:10:21,788 まあ必要なのは焚き付け分だしな。 よかった! 145 00:10:21,788 --> 00:10:24,791 え えと… 焚き付けっていうと➡ 146 00:10:24,791 --> 00:10:28,628 火を点ける時に使うやつ… でしたっけ? 147 00:10:28,628 --> 00:10:31,798 そうだ。 その考え方で合ってる。 148 00:10:31,798 --> 00:10:35,969 今回は 天然の着火剤である スギの葉に火を点けてから➡ 149 00:10:35,969 --> 00:10:38,805 乾いた小枝を燃やして火を育て➡ 150 00:10:38,805 --> 00:10:42,141 薪に着火させる準備段階を作る。 151 00:10:42,141 --> 00:10:44,144 これが焚き付けだ。 152 00:10:44,144 --> 00:10:46,145 ファイヤースターター…。 153 00:10:46,145 --> 00:10:49,315 いわゆる 火打石の要領で 火を点ける場合には➡ 154 00:10:49,315 --> 00:10:52,152 もう少し 細かい段階を踏んでいく。 155 00:10:52,152 --> 00:10:57,157 ほぐした麻の糸や ガマの穂なんかの より簡単に火が点くもの…。 156 00:10:57,157 --> 00:10:59,159 これを 火口という。 157 00:10:59,159 --> 00:11:04,998 削り方で 焚き付けと 火口の 両方を担う フェザースティックもある。 158 00:11:04,998 --> 00:11:06,100 いつか ちゃんと教えてやるから➡ 159 00:11:06,100 --> 00:11:09,335 今は難しく考えなくていいぞ。 160 00:11:09,335 --> 00:11:11,337 は… はい。 161 00:11:11,337 --> 00:11:14,674 焚き付けの枝も揃ってるし➡ 162 00:11:14,674 --> 00:11:16,676 買ってきた薪も スギっぽいな。 163 00:11:16,676 --> 00:11:20,847 針葉樹なら 要点を押さえれば 大きく失敗しないだろ。 164 00:11:20,847 --> 00:11:23,850 (雫)針葉樹? 165 00:11:23,850 --> 00:11:26,519 そうですか。 166 00:11:26,519 --> 00:11:28,521 それにしても 厳さんって➡ 167 00:11:28,521 --> 00:11:31,024 細かいとこまで 本当に詳しいですね。 168 00:11:31,024 --> 00:11:34,460 熟練キャンパーさんって 皆さん そんな感じなんですか? 169 00:11:34,460 --> 00:11:36,796 いや それは どうだろうな。 170 00:11:36,796 --> 00:11:40,967 もっと感覚的にやってる人が 多いと思うが…。 171 00:11:40,967 --> 00:11:44,470 まあとにかく 失敗を踏まえて もう一度やってみろ。 172 00:11:44,470 --> 00:11:46,472 はい! 173 00:11:48,975 --> 00:11:50,977 よ~し…。 174 00:11:50,977 --> 00:11:52,979 《雫:はじめは太い薪を使わず➡ 175 00:11:52,979 --> 00:11:55,315 火の点きやすい小枝から。 176 00:11:55,315 --> 00:11:57,817 空気が入りやすいよう➡ 177 00:11:57,817 --> 00:12:00,987 密集して入れすぎないよう 気をつける。 178 00:12:00,987 --> 00:12:03,990 まずは 着火剤となる スギの葉を置いて➡ 179 00:12:03,990 --> 00:12:07,827 焚き付けとなる小枝を適度に…。 180 00:12:07,827 --> 00:12:10,930 いざ 着火!》 181 00:12:14,667 --> 00:12:17,003 むむむ…。 182 00:12:17,003 --> 00:12:19,205 《厳:俺も焚き火やろ》 183 00:12:24,844 --> 00:12:29,182 《雫:次は細めの薪を 少しだけ入れて。 184 00:12:29,182 --> 00:12:31,851 んん?》 185 00:12:31,851 --> 00:12:34,120 むむむ…。 186 00:12:34,120 --> 00:12:36,623 まだ ちょっと湿気ってるのかな? 187 00:12:36,623 --> 00:12:38,625 ほれ。 188 00:12:38,625 --> 00:12:40,793 (雫)あっ 火吹き棒! 189 00:12:40,793 --> 00:12:43,463 貸してやる。 190 00:12:43,463 --> 00:12:46,466 ん。 ありがとうございます! 191 00:12:46,466 --> 00:12:50,870 火の中心に 長く吹き付ける感じだ。 192 00:12:55,808 --> 00:12:57,810 おおっ! 193 00:13:00,313 --> 00:13:02,315 おお~。 194 00:13:04,317 --> 00:13:07,820 アハハ…。 ちょっと 火吹き棒 戻してくれ。 195 00:13:07,820 --> 00:13:09,822 あっ はい! 196 00:13:12,825 --> 00:13:14,827 はっ! 197 00:13:14,827 --> 00:13:16,829 なんだよ? いえ…。 198 00:13:22,502 --> 00:13:25,672 中学生か あたしは~! 199 00:13:25,672 --> 00:13:29,676 んががががっ!! どうした? 200 00:13:29,676 --> 00:13:33,980 《雫:気を取り直して ちょっと太めの薪を…》 201 00:13:37,784 --> 00:13:41,954 や… やっぱちょっと早かっ…。 202 00:13:41,954 --> 00:13:44,457 おお こいは…。 203 00:13:44,457 --> 00:13:47,360 はぁ~! アハハ…。 204 00:13:49,796 --> 00:13:51,798 やった~! 205 00:13:51,798 --> 00:13:54,634 ひとりで焚き火できましたよ~! 206 00:13:54,634 --> 00:13:56,636 ありがとう 厳さん! 207 00:13:56,636 --> 00:13:58,638 おめでとう あたし! ちょっ…。 208 00:13:58,638 --> 00:14:00,640 ちょっと落ち着け! 209 00:14:09,482 --> 00:14:14,487 んん…。 とにかく 第一ステップは クリアだな。 210 00:14:14,487 --> 00:14:16,489 よくやった。 211 00:14:16,489 --> 00:14:18,491 はい! 212 00:14:18,491 --> 00:14:21,494 だが 焚き火は まだまだ奥が深いぞ。 213 00:14:21,494 --> 00:14:25,498 一度できれば 次も スムーズに… とはいかない。 214 00:14:25,498 --> 00:14:27,834 だからこそ おもしろいんだが…。 215 00:14:27,834 --> 00:14:31,003 まあ これから 少しずつ覚えていくといいさ。 216 00:14:31,003 --> 00:14:32,939 な… なるほど! 217 00:14:32,939 --> 00:14:35,942 んん…。 218 00:14:35,942 --> 00:14:38,945 また いろいろ 教えてやってもいいからよ。 219 00:14:38,945 --> 00:14:42,148 はい! よろしくお願いしますね 師匠! 220 00:14:49,622 --> 00:14:54,794 おっと そろそろ ご飯を準備しなくちゃ。 221 00:14:54,794 --> 00:14:58,965 (雫)ちょっと時間かかりますけど 焦らず待っててください! 222 00:14:58,965 --> 00:15:00,967 お~ 肉か! 223 00:15:00,967 --> 00:15:02,969 何 作るんだ? 224 00:15:02,969 --> 00:15:06,305 ふっふっふ。 今日はですね…。 225 00:15:06,305 --> 00:15:08,307 シュラスコです! 226 00:15:08,307 --> 00:15:11,477 シュラスコっていうと… あれだよな? 227 00:15:11,477 --> 00:15:13,479 たしか ブラジルの…。 228 00:15:13,479 --> 00:15:17,650 ええ。 むこうの言葉で バーベキューって意味らしいですよ。 229 00:15:17,650 --> 00:15:20,153 じっくり 焼かなきゃいけないんで➡ 230 00:15:20,153 --> 00:15:23,489 ここからは 薪から 炭に切り替えていこうかと。 231 00:15:23,489 --> 00:15:25,491 ん いいんじゃねえか? 232 00:15:25,491 --> 00:15:27,493 針葉樹は火持ち悪いしな。 233 00:15:27,493 --> 00:15:30,163 さっきも ちょっと 気になったんですけど➡ 234 00:15:30,163 --> 00:15:33,099 樹によって そんなに違いがあるんですか? 235 00:15:33,099 --> 00:15:38,104 もちろんだ。 針葉樹と広葉樹の メリットと デメリットを教えてやろう。 236 00:15:38,104 --> 00:15:42,442 <針葉樹には スギや ヒノキなどが分類される。 237 00:15:42,442 --> 00:15:45,111 密度が低く やわらかくて軽い。 238 00:15:45,111 --> 00:15:48,114 そして 空気や油を多く含んでいる。 239 00:15:48,114 --> 00:15:51,784 乾燥しやすく 着火力に優れていて安価だが➡ 240 00:15:51,784 --> 00:15:55,288 燃え尽きるのが早く 煙や火の粉も多い。 241 00:15:55,288 --> 00:15:59,458 広葉樹には クヌギや ナラなどが 分類される。 242 00:15:59,458 --> 00:16:02,128 密度が高く 堅くて重い。 243 00:16:02,128 --> 00:16:05,298 煙や火の粉は少なくて 火持ちがよく➡ 244 00:16:05,298 --> 00:16:07,967 長時間の焚き火に向いている> 245 00:16:07,967 --> 00:16:10,970 そのかわり 針葉樹より やや高価で➡ 246 00:16:10,970 --> 00:16:14,140 薪割りは 少し難しく 火も点きにくいんだ。 247 00:16:14,140 --> 00:16:17,643 へぇ~。 どっちも一長一短なんですね。 248 00:16:17,643 --> 00:16:20,313 まさに そのとおりだ。 249 00:16:20,313 --> 00:16:22,315 焚き付けには 針葉樹➡ 250 00:16:22,315 --> 00:16:25,651 火が安定してからは 広葉樹に 切り換えるのが ベストだが➡ 251 00:16:25,651 --> 00:16:27,653 俺みたいな徒歩キャンパーが➡ 252 00:16:27,653 --> 00:16:30,823 薪を持ち歩くってのは 現実的じゃない。 253 00:16:30,823 --> 00:16:32,925 今日のあたしみたいに➡ 254 00:16:32,925 --> 00:16:35,928 現地で薪を買うか 拾うことになりますよね。 255 00:16:35,928 --> 00:16:40,099 そういえば あたしがさっき買ったやつは…。 256 00:16:40,099 --> 00:16:42,101 針葉樹だったな。 257 00:16:42,101 --> 00:16:45,104 キャンプ場で売ってるのは そっちのほうが多い。 258 00:16:45,104 --> 00:16:49,108 日本の人工林の9割以上を 占めてることもあって➡ 259 00:16:49,108 --> 00:16:52,311 入手しやすいしな。 ふむふむ! 260 00:16:57,116 --> 00:16:59,118 (雫)お待たせしました! 261 00:16:59,118 --> 00:17:03,623 (雫)豪快! ジューシー! キャンプシュラスコと 2種の特製ソースです! 262 00:17:03,623 --> 00:17:05,625 おおっ! 263 00:17:05,625 --> 00:17:09,629 どうぞ ナイフで削りながら 食べてください! 264 00:17:17,803 --> 00:17:19,805 かあ~っ! う~ん! 265 00:17:19,805 --> 00:17:21,807 (2人)うま~い! 266 00:17:21,807 --> 00:17:23,809 《厳:ジューシーな肉に➡ 267 00:17:23,809 --> 00:17:26,312 酸っぱいくらい 酸味の効いた ソースが合う! 268 00:17:26,312 --> 00:17:30,816 カロリーを楽しみつつ 口の中は さっぱり! 269 00:17:30,816 --> 00:17:33,085 こっちも使ってみるか》 270 00:17:33,085 --> 00:17:38,391 和風ソースも オススメですよ! じゃんじゃん食べてくださいね! 271 00:17:41,427 --> 00:17:44,764 名残惜しいというか まだ食べたりないな。 272 00:17:44,764 --> 00:17:48,267 ふっふっふ。 まだまだ終わりませんよ。 273 00:17:48,267 --> 00:17:51,871 次の料理も そろそろ いい塩梅です! 274 00:17:54,106 --> 00:17:58,311 赤いんげん豆の ごろごろ フェイジョアーダのおつまみです! 275 00:18:01,280 --> 00:18:04,283 (2人)うんまぁ~! 276 00:18:04,283 --> 00:18:06,285 あんま俺は 食ったことない感じだが➡ 277 00:18:06,285 --> 00:18:08,287 なんて名前だっけ? 278 00:18:08,287 --> 00:18:12,291 フェイジョアーダです。 これも ブラジル料理なんですよ! 279 00:18:14,293 --> 00:18:17,797 《厳:ほう これも ブラジルってか!》 280 00:18:19,799 --> 00:18:21,801 はぁ~ うめえ。 281 00:18:23,803 --> 00:18:26,472 エヘヘ…。 282 00:18:26,472 --> 00:18:28,641 な… なんだよ。 283 00:18:28,641 --> 00:18:33,079 いや 作りがいがあるな~って。 ふん。 284 00:18:33,079 --> 00:18:35,081 この春から 調理師の学校に➡ 285 00:18:35,081 --> 00:18:37,917 行こうと思った きっかけも そこなんです。 286 00:18:37,917 --> 00:18:40,920 (雫)おいしそうに 食べてもらえると➡ 287 00:18:40,920 --> 00:18:43,422 やっぱり うれしいんですよね! 288 00:18:43,422 --> 00:18:47,093 それも 自分のす…。 289 00:18:47,093 --> 00:18:49,095 す? 290 00:18:49,095 --> 00:18:51,097 あ…。 291 00:18:57,269 --> 00:19:01,107 ふん ふふん…。 292 00:19:01,107 --> 00:19:03,776 朝から 焚き火か? おおっ!? 293 00:19:03,776 --> 00:19:06,112 おっ おはようございます 厳さん。 294 00:19:06,112 --> 00:19:09,782 朝ごはんついでに 焚き火の復習しようかと。 295 00:19:09,782 --> 00:19:13,119 朝露で湿ってて 何度も失敗しちゃいましたが。 296 00:19:13,119 --> 00:19:16,288 ん…。 まあ でも ちゃんとついてるな。 297 00:19:16,288 --> 00:19:20,626 湿気対策をしてない薪で ここまでやれたのは上出来だ。 298 00:19:20,626 --> 00:19:22,795 えっ 対策? 299 00:19:22,795 --> 00:19:26,632 (厳)前日のうちに 薪を地面から離すんだ。 300 00:19:26,632 --> 00:19:28,634 地面からの湿気を防げる。 301 00:19:28,634 --> 00:19:31,971 寝る前に チェアの上に 置いておくだけでも違うぞ。 302 00:19:31,971 --> 00:19:37,076 ログキャリーっていう薪を置く台を 使えば 言うことなしだが…。 303 00:19:37,076 --> 00:19:40,413 (厳)あと 薪は 湿るのも外側からだ。 304 00:19:40,413 --> 00:19:43,416 薪を割り 比較的 乾いている中心から➡ 305 00:19:43,416 --> 00:19:45,418 火を点けるのもいい。 306 00:19:45,418 --> 00:19:47,420 薪割りかぁ。 307 00:19:47,420 --> 00:19:49,422 (厳)これからも 焚き火をやるなら➡ 308 00:19:49,422 --> 00:19:53,092 ナイフや斧 鉈なんかがあると 便利だな。 309 00:19:53,092 --> 00:19:56,595 むむむ… 欲しくなってきちゃったかも! 310 00:19:56,595 --> 00:20:02,101 それと いったん火が点いたら 薪を乾燥させつつ使うんだ。 311 00:20:02,101 --> 00:20:05,938 焚き火台に立てかけたり 下に置くと 熱で乾くだろ? 312 00:20:05,938 --> 00:20:07,940 なるほど! 313 00:20:07,940 --> 00:20:09,942 さて 腹減ったな。 314 00:20:09,942 --> 00:20:12,778 朝飯でも食うか。 あの! 315 00:20:12,778 --> 00:20:16,282 厳さんのぶんもあるんで 一緒にどうです? 316 00:20:16,282 --> 00:20:20,953 (雫)できました! アウトドア風 カショーホケンチです! 317 00:20:20,953 --> 00:20:25,958 カショー… なに? カショーホケンチ。 318 00:20:25,958 --> 00:20:28,294 カショーホは犬 ケンチは熱い。 319 00:20:28,294 --> 00:20:31,297 熱い犬。 つまり ホットドッグ。 320 00:20:31,297 --> 00:20:33,299 ブラジル屋台の定番です! 321 00:20:36,635 --> 00:20:38,637 (2人)うまぁ…。 322 00:20:43,642 --> 00:20:45,644 はふぅ。 323 00:20:45,644 --> 00:20:48,814 なんとなく ブラジル料理づくしに なりましたけど➡ 324 00:20:48,814 --> 00:20:51,484 これはこれで おもしろかったですね。 325 00:20:51,484 --> 00:20:57,156 時には 目的や テーマを決めて 臨むのも キャンプの楽しみ方だ。 326 00:20:57,156 --> 00:21:01,160 お前が食事を ブラジル料理で統一したように…。 327 00:21:01,160 --> 00:21:04,330 厳さんが焚き火を あたしに教えることを➡ 328 00:21:04,330 --> 00:21:07,166 目標にしたように… ですね! 329 00:21:07,166 --> 00:21:09,168 そういうことだ。 330 00:21:09,168 --> 00:21:11,170 エヘヘヘ。 331 00:21:11,170 --> 00:21:15,674 あらかじめ テーマを 決めておくのって アリですよね! 332 00:21:15,674 --> 00:21:18,677 あたし 次の ふたりソロキャンプにむけて➡ 333 00:21:18,677 --> 00:21:20,679 アイデアを練っておきます! 334 00:21:20,679 --> 00:21:24,850 おう… 俺のほうも 何かしら考えといてやるよ。 335 00:21:24,850 --> 00:21:26,852 そのかわり…。 336 00:21:26,852 --> 00:21:29,855 飯は… 期待してるからな。 337 00:21:32,691 --> 00:21:34,894 はい! 338 00:21:38,297 --> 00:21:41,300 炭や 燃えカスの 処分のしかたは わかるか? 339 00:21:41,300 --> 00:21:44,637 (雫)キャンプ場に 灰捨て場があれば そこに捨てて➡ 340 00:21:44,637 --> 00:21:46,972 なければ持って帰るんですよね? 341 00:21:46,972 --> 00:21:50,643 (厳)そうだ。 炭は土に還ることがない。 342 00:21:50,643 --> 00:21:52,645 処分には注意が必要だぞ。 343 00:21:52,645 --> 00:21:56,482 熱が残ってたら また 燃えちまったりして危険だしな。 344 00:21:56,482 --> 00:21:59,819 一番楽なのは 燃え尽きさせることなんだが。 345 00:21:59,819 --> 00:22:02,988 水をかけたりしちゃ ダメなんですか? 346 00:22:02,988 --> 00:22:05,491 (厳)ダメとまでは言わないが➡ 347 00:22:05,491 --> 00:22:08,828 熱い水蒸気が出て 火傷する恐れがあるし➡ 348 00:22:08,828 --> 00:22:11,330 焚き火台が変形するかもだぞ? 349 00:22:11,330 --> 00:22:13,332 (厳)それと 今回は➡ 350 00:22:13,332 --> 00:22:15,334 小枝だけだったから すぐ燃え尽きたが➡ 351 00:22:15,334 --> 00:22:17,336 朝から しっかり焚き火をするのは➡ 352 00:22:17,336 --> 00:22:20,506 しばらく控えたほうが… かもな。 353 00:22:20,506 --> 00:22:23,842 最後は ちゃんと地面をならして キレイにすること。 354 00:22:23,842 --> 00:22:25,844 持ち帰った燃えカスは➡ 355 00:22:25,844 --> 00:22:27,847 だいたい可燃ごみで 捨てられるが➡ 356 00:22:27,847 --> 00:22:29,849 自治体によって決まりがある。 357 00:22:29,849 --> 00:22:31,851 事前に調べておけよ。 358 00:22:31,851 --> 00:22:33,786 はい わかりました! 359 00:22:33,786 --> 00:22:35,788 (2人)フフ…。