1 00:00:02,135 --> 00:00:28,629 ♬~ 2 00:00:28,629 --> 00:00:30,597 (玲琳)ホゥ…。 3 00:00:30,597 --> 00:00:33,600 (冬雪)見事な 刺しゅうでございますね玲琳様。 4 00:00:33,600 --> 00:00:36,536 フフッ…。 5 00:00:36,536 --> 00:00:38,538 (冬雪)フフッ…。 6 00:00:38,538 --> 00:00:42,476 こよい 皆様も その美しさに 目を奪われることでしょう。 7 00:00:42,476 --> 00:00:47,147 それは さすがに褒めすぎです。 あっ…。 8 00:00:52,252 --> 00:00:54,254 コホッ コホッ コホッ…。 9 00:00:54,254 --> 00:00:58,225 ですが 根をお詰めになって 熱を出されたのでは…。 10 00:00:58,225 --> 00:01:02,262 大丈夫ですよ 冬雪。 11 00:01:02,262 --> 00:01:05,899 薬は煎じて すでに飲みましたから。 12 00:01:05,899 --> 00:01:09,570 今年の乞巧節には➨ 13 00:01:09,570 --> 00:01:13,440 すい星と流星群が 近づくそうですね。 14 00:01:13,440 --> 00:01:17,210 願い事がかなうと すてきですよね。 15 00:01:20,080 --> 00:01:35,429 ♬(お祝いの曲) 16 00:01:35,429 --> 00:01:54,247 ♬(お祝いの曲) 17 00:01:54,247 --> 00:01:56,249 (慧月)クッ クッ…。 18 00:01:56,249 --> 00:01:59,419 ご覧になって 皇太子殿下と玲琳様を。 19 00:01:59,419 --> 00:02:01,755 絵のような美男美女よねぇ。 20 00:02:01,755 --> 00:02:03,957 さすがは 殿下の胡蝶だわ。 21 00:02:03,957 --> 00:02:06,293 玲琳様が ごちょう愛を 一身に受けているのは➨ 22 00:02:06,293 --> 00:02:08,328 間違いないわね。 23 00:02:08,328 --> 00:02:11,932 皇太子のお妃候補を育てるための 雛宮なんだから➨ 24 00:02:11,932 --> 00:02:15,102 結果がわかっているなら もう散じてしまっても。 25 00:02:15,102 --> 00:02:18,105 シッ! そんなこと 鷲官長に聞かれたら…。 26 00:02:18,105 --> 00:02:22,075 それにしても 雛宮のどぶネズミが➨ 27 00:02:22,075 --> 00:02:25,579 分不相応に殿下を見つめて はしたないったら。 28 00:02:25,579 --> 00:02:29,249 慧月様ね。 目つきが卑屈で。 29 00:02:29,249 --> 00:02:33,420 相変わらず お化粧も衣装も 派手で下品よね。 30 00:02:33,420 --> 00:02:36,423 あれで 皇后陛下の次に権威がある➨ 31 00:02:36,423 --> 00:02:39,426 朱貴妃様が後見をする 雛女様なのだから➨ 32 00:02:39,426 --> 00:02:41,962 世の中って不思議だわ。 33 00:02:41,962 --> 00:02:46,433 (雅媚)皆様 流星群が ほうき星の近くに見えましてよ。 34 00:02:46,433 --> 00:02:48,635 (一同)わぁ…。 35 00:02:53,774 --> 00:02:55,742 (一同)わぁ…。 36 00:03:02,149 --> 00:03:04,184 いまいましい女…。 37 00:03:04,184 --> 00:03:06,186 消えるがいいわ! 38 00:03:09,923 --> 00:03:11,892 (悲鳴) 39 00:03:14,828 --> 00:03:16,730 キャーッ! 40 00:03:16,730 --> 00:03:36,216 ♬~ 41 00:03:44,257 --> 00:03:47,094 ここは…。 42 00:03:47,094 --> 00:03:50,630 目覚めましたか。 43 00:03:50,630 --> 00:03:54,935 あぁ 冬雪… あっ…。 44 00:03:54,935 --> 00:03:58,405 あなた様に なれなれしく呼ばれる 筋合いはございません。 45 00:03:58,405 --> 00:04:01,808 朱慧月様。 46 00:04:01,808 --> 00:04:03,844 はい? 47 00:04:03,844 --> 00:04:08,081 我らが愛する胡蝶 玲琳様を傷つけた その罪➨ 48 00:04:08,081 --> 00:04:10,450 命をもってあがないませ。 49 00:04:10,450 --> 00:04:14,287 いえ あの 冬雪 私は…。 50 00:04:14,287 --> 00:04:16,456 えっ? 51 00:04:19,259 --> 00:04:22,295 慧月… 様? 52 00:04:22,295 --> 00:04:25,632 もしかして あのとき…。 53 00:04:25,632 --> 00:04:32,105 《私と慧月様の体が 入れ替わってしまった?》 54 00:04:32,105 --> 00:04:35,175 そんな…。 55 00:06:19,112 --> 00:06:21,748 冬雪。 あの➨ 56 00:06:21,748 --> 00:06:23,750 信じて もらえないかもしれませんが➨ 57 00:06:23,750 --> 00:06:25,752 私は あっ…。 58 00:06:25,752 --> 00:06:28,154 《玲琳… なのです。 59 00:06:28,154 --> 00:06:30,423 中身が入れ替わってしまって…。 60 00:06:30,423 --> 00:06:32,592 どういうことです? 61 00:06:32,592 --> 00:06:36,062 釈明の言葉が 何一つ声にならない!》 62 00:06:36,062 --> 00:06:40,967 フン! 言い訳すら満足に話せぬなど 滑稽だこと。 63 00:06:40,967 --> 00:06:44,070 《どうしたら 私が玲琳であることを➨ 64 00:06:44,070 --> 00:06:46,239 伝えられるのでしょう》 65 00:06:46,239 --> 00:06:48,742 あっ そうだわ 冬雪! 66 00:06:48,742 --> 00:06:51,611 あなた 甘味が好きですよね。 67 00:06:51,611 --> 00:06:53,647 特に好きなのが月餅。 68 00:06:53,647 --> 00:06:57,250 あんは花豆。 魚はアジが いちばん好き。 69 00:06:57,250 --> 00:07:00,587 弟が一人。 私と同い年で。 70 00:07:00,587 --> 00:07:04,758 だから 雛宮で 私に仕え始めてくれてすぐ➨ 71 00:07:04,758 --> 00:07:07,093 自分のことを どうか姉と思ってと…。 72 00:07:07,093 --> 00:07:09,129 お黙り。 あっ…。 73 00:07:09,129 --> 00:07:11,398 この性根の腐りきった悪女め。 74 00:07:11,398 --> 00:07:13,566 冬雪…。 75 00:07:13,566 --> 00:07:16,937 数日前に 玲琳様の日記が盗まれたことは➨ 76 00:07:16,937 --> 00:07:18,972 すでに承知している。 77 00:07:18,972 --> 00:07:23,076 《えっ!? 私 日記なんて 書いたこともないですけれど!?》 78 00:07:23,076 --> 00:07:27,580 玲琳様は全身を打ち 熱にうなされながらも➨ 79 00:07:27,580 --> 00:07:29,916 我らに告白なさったのだ。 80 00:07:29,916 --> 00:07:31,885 まさかと思うが➨ 81 00:07:31,885 --> 00:07:34,888 悪用されるかもしれないと 案じられてな。 82 00:07:34,888 --> 00:07:37,724 その懸念どおりにお前は…。 83 00:07:37,724 --> 00:07:42,595 日記を読んで 言動をまねれば 玲琳様になれるとでも思ったか!? 84 00:07:42,595 --> 00:07:45,732 勘違いも甚だしい! えぇ!? 85 00:07:45,732 --> 00:07:47,734 《本人ですのに!》 86 00:07:47,734 --> 00:07:50,737 だいたい 可れんで聡明で 慈愛深く➨ 87 00:07:50,737 --> 00:07:54,374 地上に舞い降りた天女のような 玲琳様をねたむこと自体➨ 88 00:07:54,374 --> 00:07:56,376 おこがましいというのに! 89 00:07:56,376 --> 00:07:59,045 て 天女…。 90 00:07:59,045 --> 00:08:02,215 さすがに それは言い過ぎなのでは…。 91 00:08:02,215 --> 00:08:04,384 清らかなる玲琳様を 愚弄する気か! 92 00:08:04,384 --> 00:08:07,887 この どぶネズミが! はい どぶネズミです! 93 00:08:07,887 --> 00:08:11,057 《い 勢いにのまれて 復唱してしまいました! 94 00:08:11,057 --> 00:08:13,059 どうしましょう。 95 00:08:13,059 --> 00:08:15,061 忠誠心が強すぎて➨ 96 00:08:15,061 --> 00:08:17,564 主人の危機に 気付いてくれません》 97 00:08:17,564 --> 00:08:21,868 これから 容疑者のお前は 後宮のおきてにのっとり➨ 98 00:08:21,868 --> 00:08:23,903 獣尋の儀にかけられる。 99 00:08:23,903 --> 00:08:26,039 獣尋の儀? 100 00:08:26,039 --> 00:08:30,443 飢えた獣と同じおりに入れ 生き延びられれば無罪➨ 101 00:08:30,443 --> 00:08:33,980 死ねば有罪とする儀式だ。 102 00:08:33,980 --> 00:08:37,717 それには 被害者の玲琳様も 立ち会わねばならぬ。 103 00:08:37,717 --> 00:08:41,388 だが 汚らわしい血が 飛び散るさまは不快であるし➨ 104 00:08:41,388 --> 00:08:45,892 見たくないとのこと。 繊細かつ慈愛深きご発言だ。 105 00:08:45,892 --> 00:08:50,296 その感想って それで適切なのでしょうか。 106 00:08:50,296 --> 00:08:53,566 (冬雪)よって これは 玲琳様からの慈悲である。 107 00:08:53,566 --> 00:08:56,236 飲むがいい。 108 00:08:56,236 --> 00:08:58,238 《毒薬…》 109 00:08:58,238 --> 00:09:00,907 (冬雪)看守には すでに話を通してある。 110 00:09:00,907 --> 00:09:03,410 このろうそくが消えるまでに➨ 111 00:09:03,410 --> 00:09:06,813 己が罪を省み自害なさいませ。 112 00:09:06,813 --> 00:09:09,582 冬雪…。 113 00:09:09,582 --> 00:09:12,886 (扉の閉まる音) 114 00:09:15,588 --> 00:09:21,861 私を傷つけた罪で 私が死ぬのですか? 115 00:09:23,897 --> 00:09:29,068 ウフフフフフフ! いい気味だこと。 116 00:09:29,068 --> 00:09:31,438 えっ? 雛宮の地下ろうは➨ 117 00:09:31,438 --> 00:09:34,073 ネズミや虫がはい回って➨ 118 00:09:34,073 --> 00:09:37,510 普通の女は 数刻で正気を失うそうだし➨ 119 00:09:37,510 --> 00:09:40,080 早く楽になったらいかが? 120 00:09:40,080 --> 00:09:42,082 あっ! はっ…。 121 00:09:44,117 --> 00:09:46,086 あっ…。 122 00:09:51,191 --> 00:09:53,159 あっ…。 123 00:09:55,562 --> 00:09:57,530 フフッ…。 124 00:09:59,566 --> 00:10:01,568 驚いて? 125 00:10:01,568 --> 00:10:05,071 我ら朱家は火の眷属。 126 00:10:05,071 --> 00:10:07,740 中でも私は特別で➨ 127 00:10:07,740 --> 00:10:11,744 念を込めれば 炎に姿を伝えることもできるの。 128 00:10:11,744 --> 00:10:14,614 朱家… ということは➨ 129 00:10:14,614 --> 00:10:18,585 やはり あなた様が 慧月様でいらっしゃるのですね? 130 00:10:18,585 --> 00:10:20,587 そうよ。 131 00:10:20,587 --> 00:10:25,058 そして 入れ替わって あなたは朱慧月になったの。 132 00:10:25,058 --> 00:10:29,496 それも 私の禁術で。 禁術で…。 133 00:10:29,496 --> 00:10:34,567 いまや 黄玲琳を殺害しようとした 大悪女よ。 134 00:10:34,567 --> 00:10:36,569 なぜ こんなことを…。 135 00:10:36,569 --> 00:10:39,739 フン 正すためよ。 136 00:10:39,739 --> 00:10:42,742 正す? そうよ。 137 00:10:42,742 --> 00:10:44,744 だって不公平じゃない。 138 00:10:44,744 --> 00:10:47,413 あなたばかりが恵まれて。 139 00:10:47,413 --> 00:10:51,918 後宮で最も力のある 皇后陛下のめいとして生まれ➨ 140 00:10:51,918 --> 00:10:56,723 尭明殿下に ちょう愛され 女官たちにも慕われ…。 141 00:10:56,723 --> 00:10:59,726 それに引き換え私は…。 142 00:10:59,726 --> 00:11:02,896 優しいけれど無力な朱貴妃様。 143 00:11:02,896 --> 00:11:05,565 意地悪な女官たち。 144 00:11:05,565 --> 00:11:09,569 殿下の気を引くには足らぬ容姿…。 145 00:11:09,569 --> 00:11:11,738 うんざりして生きてきたの。 146 00:11:11,738 --> 00:11:16,576 あなた 嫌われたことなんて ないでしょう!? 147 00:11:16,576 --> 00:11:20,747 侮られたことも 冷遇されたことも。 148 00:11:20,747 --> 00:11:25,251 常に守られて… 愛されて…。 149 00:11:25,251 --> 00:11:28,054 許せないわ!! 150 00:11:28,054 --> 00:11:31,724 ハァハァ…。 151 00:11:31,724 --> 00:11:37,096 だからね あなたには とびきり惨めになってほしいの。 152 00:11:37,096 --> 00:11:39,732 そうそう その体はね➨ 153 00:11:39,732 --> 00:11:43,169 入れ替わりに関する言葉は 表現できないよう➨ 154 00:11:43,169 --> 00:11:45,238 術をかけてあるの。 155 00:11:45,238 --> 00:11:48,908 《それで先ほど 声が出なかったのですね》 156 00:11:48,908 --> 00:11:51,778 日記の盗難もでっち上げたし➨ 157 00:11:51,778 --> 00:11:58,251 だから… あなたは決して 自分の正体を証明できない。 158 00:11:58,251 --> 00:12:02,622 ああもう はかなげだなんて 聞こえはいいけど➨ 159 00:12:02,622 --> 00:12:05,158 この体 虚弱なだけじゃない! 160 00:12:05,158 --> 00:12:07,727 打ち身くらいで熱出して! 161 00:12:07,727 --> 00:12:10,063 ハァハァ…。 162 00:12:10,063 --> 00:12:13,066 あの… 横になってはいかがです? 163 00:12:13,066 --> 00:12:16,936 そういうときは 太い血管の近くを 冷やしてですね…。 164 00:12:16,936 --> 00:12:18,972 うるさいわね! 165 00:12:18,972 --> 00:12:22,075 あなた 自分の置かれている状況が わかっているの!? 166 00:12:22,075 --> 00:12:24,544 あなたは もうすぐ死ぬのよ! 167 00:12:27,213 --> 00:12:29,716 フン… いいこと教えてあげる。 168 00:12:29,716 --> 00:12:32,218 毒をあおっても➨ 169 00:12:32,218 --> 00:12:35,888 自死した卑きょう者は 儀式の場に引きずり出され➨ 170 00:12:35,888 --> 00:12:38,558 死体に石を投げられる。 171 00:12:38,558 --> 00:12:43,429 あなたは 観衆の侮蔑と嘲笑にまみれて➨ 172 00:12:43,429 --> 00:12:47,367 みじめに 死ぬのよ。 173 00:12:47,367 --> 00:12:50,069 さようなら 黄玲琳。 174 00:12:50,069 --> 00:12:52,939 薄汚いネズミに囲まれ➨ 175 00:12:52,939 --> 00:12:56,476 せいぜい死の足音に おびえて過ごすといいわ。 176 00:12:56,476 --> 00:12:58,378 あっ 慧月様➨ 177 00:12:58,378 --> 00:13:00,546 よく効く熱冷ましが…。 フーッ。 178 00:13:06,386 --> 00:13:08,788 禁術…。 179 00:13:08,788 --> 00:13:10,723 初めて見ました。 180 00:13:10,723 --> 00:13:14,060 まだ使える方がいるんですね。 181 00:13:14,060 --> 00:13:16,062 ハァ…。 182 00:13:16,062 --> 00:13:23,169 《慧月様に嫌われるようなことを 私 そんなに…。 183 00:13:23,169 --> 00:13:27,240 あら? 熱が ない?》 184 00:13:27,240 --> 00:13:29,776 膝が震えない。 185 00:13:29,776 --> 00:13:32,378 腕がしびれない。 186 00:13:32,378 --> 00:13:34,714 息… 上がっていない。 187 00:13:34,714 --> 00:13:36,716 脈は…。 188 00:13:36,716 --> 00:13:38,885 推定60! 189 00:13:38,885 --> 00:13:41,220 《なんということでしょう! 190 00:13:41,220 --> 00:13:43,556 油断すれば すぐに発熱して➨ 191 00:13:43,556 --> 00:13:46,225 気絶するというのが 私でしたのに! 192 00:13:46,225 --> 00:13:50,096 ここ数年は 薬草実験で調合を模索し➨ 193 00:13:50,096 --> 00:13:52,899 体の鍛錬によって 重症化する前に➨ 194 00:13:52,899 --> 00:13:55,234 回復できるようには なりましたが…。 195 00:13:55,234 --> 00:13:57,603 でも 慧月様は…》 196 00:14:01,874 --> 00:14:03,876 すごいです! 197 00:14:03,876 --> 00:14:07,580 なんて健康な体でしょう! うらやましい! 198 00:14:07,580 --> 00:14:11,050 入れ替わりってすてき! 199 00:14:11,050 --> 00:14:15,054 《い いえいえ! やはり親から賜った体ですもの。 200 00:14:15,054 --> 00:14:19,692 果てる日まで 責任を持って 私の体で生きねば》 201 00:14:19,692 --> 00:14:23,229 あら ネズミさん こんにちは。 202 00:14:23,229 --> 00:14:26,899 実験では いつもお世話になっています。 203 00:14:26,899 --> 00:14:29,669 あっ 便所虫さん発見です! 204 00:14:31,738 --> 00:14:34,707 取りましたよ! ネズミさんのご飯です! 205 00:14:36,809 --> 00:14:38,911 《ここで ネズミに囲まれ➨ 206 00:14:38,911 --> 00:14:43,549 死の足音におびえて過ごせと 言われてしまったけど➨ 207 00:14:43,549 --> 00:14:48,054 それって 割と 楽勝の部類なのでは?》 208 00:14:50,056 --> 00:14:53,126 (ネズミの鳴き声) 209 00:14:57,096 --> 00:14:59,232 (辰宇)ハァ…。 210 00:14:59,232 --> 00:15:01,400 獣尋の儀か…。 211 00:15:01,400 --> 00:15:04,237 一思いに殺してやれば まだよいものを。 212 00:15:04,237 --> 00:15:09,442 皇太子殿下のおな~り~! 213 00:15:20,119 --> 00:15:22,255 (尭明)これより獣尋の儀を始める。 214 00:15:22,255 --> 00:15:24,791 朱慧月に同情し➨ 215 00:15:24,791 --> 00:15:27,660 獅子に餌を与えて なだめたい者はいるか? 216 00:15:31,898 --> 00:15:35,268 (雅媚)無実であれば 食われることはございません。 217 00:15:35,268 --> 00:15:37,870 罪を犯したのならば➨ 218 00:15:37,870 --> 00:15:41,541 もはや朱家とは 関わりのない者でございます。 219 00:15:41,541 --> 00:15:45,745 朱慧月をここへ。 220 00:15:45,745 --> 00:15:48,080 愚かな悪女の面を 拝んでやりましょう。 221 00:15:48,080 --> 00:15:51,050 あの女なら さぞ惨めな命乞いを。 222 00:16:05,064 --> 00:16:07,033 はせ参じました。 223 00:16:09,101 --> 00:16:11,103 邪悪なる朱慧月よ。 224 00:16:11,103 --> 00:16:13,139 お前は我が胡蝶➨ 225 00:16:13,139 --> 00:16:15,775 天女にも比すべき 清らかなる黄玲琳を➨ 226 00:16:15,775 --> 00:16:17,777 高楼から突き飛ばした。 227 00:16:17,777 --> 00:16:20,279 その瞬間を見た者はいないが➨ 228 00:16:20,279 --> 00:16:23,282 前後の状況から お前の害意は明らかである。 229 00:16:23,282 --> 00:16:25,418 罪を認めるか。 230 00:16:25,418 --> 00:16:28,421 いいえ。 231 00:16:28,421 --> 00:16:33,226 あの あらゆる点で 合っていないと申しますか➨ 232 00:16:33,226 --> 00:16:35,928 私にかかる形容詞も含めて…。 233 00:16:35,928 --> 00:16:39,298 なんだと? 罪を認めぬばかりか➨ 234 00:16:39,298 --> 00:16:41,601 己のことを善良だとでも申すか。 235 00:16:41,601 --> 00:16:48,574 あぁ いえ そういうことではなく 私は 玲… クッ…。 236 00:16:48,574 --> 00:16:53,412 《やっぱり 入れ替わりに関する 言葉は出ませんね》 237 00:16:53,412 --> 00:16:56,582 堂々とした態度で一瞬見直したが。 238 00:16:56,582 --> 00:16:59,585 みっともない 言葉も出ないのね。 239 00:16:59,585 --> 00:17:01,587 しょせんは どぶネズミ。 240 00:17:01,587 --> 00:17:03,990 フフッ…。 241 00:17:03,990 --> 00:17:07,226 ハァ… まあいい。 242 00:17:07,226 --> 00:17:09,595 そのための獣尋の儀だ。 243 00:17:09,595 --> 00:17:11,764 だが ぬかずいてわびるならば➨ 244 00:17:11,764 --> 00:17:15,134 心の臓を貫くことで 獣尋の儀に代えよう。 245 00:17:17,169 --> 00:17:19,138 んっ…。 246 00:17:21,574 --> 00:17:23,576 お願いでございます。 247 00:17:23,576 --> 00:17:27,914 少しの間でいい 私の話をお聞きくださいませ。 248 00:17:27,914 --> 00:17:32,218 名君との呼び声高く 優しき おにい様なら…。 249 00:17:32,218 --> 00:17:34,220 黙れ。 250 00:17:34,220 --> 00:17:36,889 私を そう呼んでいい者は➨ 251 00:17:36,889 --> 00:17:40,393 天地において 玲琳ただ一人。 フフッ…。 252 00:17:40,393 --> 00:17:43,262 お前は 玲琳の日記を盗んだそうだな! 253 00:17:43,262 --> 00:17:45,398 彼女のように振る舞えば➨ 254 00:17:45,398 --> 00:17:48,067 私のちょうを 受けられるとでも思ったか! 255 00:17:48,067 --> 00:17:50,736 この悪女め! はい 悪女です! 256 00:17:50,736 --> 00:17:54,573 《あぁ またつい… 復唱してしまいました!》 257 00:17:54,573 --> 00:17:57,643 朱慧月をおりへ。 258 00:17:59,745 --> 00:18:09,589 (うなり声) 259 00:18:09,589 --> 00:18:12,725 (辰宇)おい。 えっ? 260 00:18:12,725 --> 00:18:15,261 獣尋の儀は すでに始まっているぞ。 261 00:18:15,261 --> 00:18:17,730 あぁ そうですね。 262 00:18:17,730 --> 00:18:19,765 わかっているのか? 263 00:18:19,765 --> 00:18:22,735 飢えた獣と 同じおりに入れられているんだぞ。 264 00:18:22,735 --> 00:18:25,071 そうですね…。 265 00:18:25,071 --> 00:18:29,375 この牙で貫かれたら 死んでしまいますよね。 266 00:18:32,445 --> 00:18:34,613 (辰宇)死が怖くないのか? 267 00:18:34,613 --> 00:18:36,916 慣れておりますので。 268 00:18:36,916 --> 00:18:38,918 なんだと? 269 00:18:38,918 --> 00:18:41,587 死んでしまうまでは➨ 270 00:18:41,587 --> 00:18:43,956 生きているということで ございます。 271 00:18:43,956 --> 00:18:49,295 同じく かまれるまでは かまれていないということ。 272 00:18:49,295 --> 00:18:54,166 かまれる前から痛がっていては 体力が持ちませんでしょう? 273 00:18:56,202 --> 00:18:58,104 獣が襲わないだなんて…。 274 00:18:58,104 --> 00:19:00,406 朱慧月は無罪ということ? 275 00:19:00,406 --> 00:19:04,110 確かに突き飛ばした瞬間を 見た者はいませんけど…。 276 00:19:04,110 --> 00:19:07,613 でも食べられてないから… どういうこと? 277 00:19:07,613 --> 00:19:10,916 彼女がやったんじゃないの? 無罪なんてことあるのかしら? 278 00:19:10,916 --> 00:19:13,085 これでは らちが明かない。 279 00:19:13,085 --> 00:19:15,087 獣を突いて刺激しろ。 280 00:19:15,087 --> 00:19:17,757 ですが それでは儀式の厳正さが。 281 00:19:17,757 --> 00:19:20,793 鷲官長 俺は突けと言った。 282 00:19:20,793 --> 00:19:24,263 先ほど 玲琳を愚弄した分だ。 283 00:19:24,263 --> 00:19:26,265 御意。 284 00:19:29,769 --> 00:19:32,938 (うなり声) 285 00:19:32,938 --> 00:19:35,307 ぐわ~! 286 00:19:35,307 --> 00:19:38,310 ぐわ~!! 287 00:19:40,279 --> 00:19:42,448 ぐわ~! 288 00:19:42,448 --> 00:19:44,750 ハッ… ここには…。 289 00:19:44,750 --> 00:19:47,420 いけません! 落ち着いて。 290 00:19:47,420 --> 00:19:51,090 えぇ 本能的にやはり そこに向かいたくなりますよね。 291 00:19:51,090 --> 00:19:53,125 猫さんの仲間ですもの。 292 00:19:53,125 --> 00:19:55,594 それが 自然の摂理ではありますが➨ 293 00:19:55,594 --> 00:19:57,997 私なりのやり方で➨ 294 00:19:57,997 --> 00:20:00,599 責任を取らせていただきたいと 申しますか…。 295 00:20:00,599 --> 00:20:03,402 これは あなたのためでもあって…。 296 00:20:03,402 --> 00:20:06,105 もう少し 冷静になっていただければ➨ 297 00:20:06,105 --> 00:20:09,475 餌として品質に いささか問題があると…。 298 00:20:09,475 --> 00:20:11,444 ぐわ~!! あっ! 299 00:20:13,612 --> 00:20:15,915 フフフ… あっ…。 300 00:20:20,920 --> 00:20:23,122 どういうこと? 301 00:20:25,057 --> 00:20:28,094 これも 私の罪ですね…。 302 00:20:28,094 --> 00:20:32,431 ごめんなさい 獅子さん。 大丈夫ですか? 303 00:20:32,431 --> 00:20:34,967 (辰宇)毒か。 304 00:20:34,967 --> 00:20:37,069 仕込んだのか? いいえ。 305 00:20:37,069 --> 00:20:39,238 不慮の事故でございます。 306 00:20:39,238 --> 00:20:43,242 事故? ろうから連れ出される直前まで➨ 307 00:20:43,242 --> 00:20:46,212 ネズミさんたちと遊んでいたところ➨ 308 00:20:46,212 --> 00:20:49,048 毒薬を 誤って飲み込んだ子がいまして…。 309 00:20:49,048 --> 00:20:51,083 チッ…。 あっ…。 310 00:20:51,083 --> 00:20:54,720 弔いたいと思い たもとに忍ばせてきたのですが。 311 00:20:54,720 --> 00:20:58,390 まさか 獅子さんが口にするとは…。 312 00:20:58,390 --> 00:21:02,895 こんなことになり 心より反省しております。 313 00:21:02,895 --> 00:21:05,064 フン。 314 00:21:05,064 --> 00:21:08,434 せめて 酌量の餌を与えられていれば➨ 315 00:21:08,434 --> 00:21:12,238 獅子も もう少し冷静な判断が できていたかもしれんな。 316 00:21:12,238 --> 00:21:15,741 クッ…。 317 00:21:15,741 --> 00:21:18,077 (辰宇)尭明皇太子殿下に 申し上げます。 318 00:21:18,077 --> 00:21:21,881 獣尋の儀は つつがなく完了いたしました。 319 00:21:21,881 --> 00:21:25,885 食われれば有罪 食われなければ無罪。 320 00:21:25,885 --> 00:21:30,389 よって 朱慧月の無罪を 表明いたします。 321 00:21:34,059 --> 00:21:36,061 承知した。 322 00:21:36,061 --> 00:21:38,063 そんな…。 323 00:21:38,063 --> 00:21:40,099 (尭明)朱慧月。 324 00:21:40,099 --> 00:21:43,669 お前の無罪を認め 引き続き雛宮での滞在を許す。 325 00:21:45,738 --> 00:21:47,740 だが勘違いするな。 326 00:21:47,740 --> 00:21:50,743 玲琳への愚弄について 許したわけではない。 327 00:21:50,743 --> 00:21:55,247 あら? ですが たしか 愚弄の分だとおっしゃって➨ 328 00:21:55,247 --> 00:21:58,250 鷲官長様を せかされていたような…。 329 00:21:58,250 --> 00:22:00,753 ならば 今後は許さぬ。 330 00:22:00,753 --> 00:22:02,755 黄玲琳を侮蔑する➨ 331 00:22:02,755 --> 00:22:05,057 あるいは 彼女に成り代わろうとする➨ 332 00:22:05,057 --> 00:22:10,095 不遜な行動が見られれば 今度は一思いに首をはねるぞ。 333 00:22:10,095 --> 00:22:13,732 成り代わろうとする行動…。 334 00:22:13,732 --> 00:22:16,068 (尭明)しょせん お前は悪女。 335 00:22:16,068 --> 00:22:19,104 分をわきまえた行動を取るのだな。 336 00:22:19,104 --> 00:22:21,106 はっ…。 337 00:22:24,410 --> 00:22:26,412 悪女…。 338 00:22:26,412 --> 00:22:28,414 かしこまりました。 339 00:22:28,414 --> 00:22:34,453 ふつつかな悪女ではございますが 己に見合った行動をいたします。 340 00:22:34,453 --> 00:22:36,422 フン…。 341 00:22:41,961 --> 00:22:44,597 これにて 獣尋の儀を散会とする。 342 00:22:44,597 --> 00:22:48,367 (珠蘭)玲琳様 さあ中へ。 クッ…。 343 00:22:57,142 --> 00:22:59,078 ええい 女は度胸! 344 00:22:59,078 --> 00:23:01,413 できることを するほかありません! 345 00:23:01,413 --> 00:23:03,449 声を出して いきましょう! 346 00:23:03,449 --> 00:23:05,618 獅子さん 今 胃腸薬を➨ 347 00:23:05,618 --> 00:23:09,088 もらってきますから 待っていて くださいね。 348 00:23:09,088 --> 00:23:11,423 えっ? 349 00:23:11,423 --> 00:23:13,892 お前は そんな人間だったか? 350 00:23:13,892 --> 00:23:17,096 私 別人のようですか? 351 00:23:17,096 --> 00:23:21,767 それはですね… あっ… クッ…。 352 00:23:21,767 --> 00:23:25,938 これまでの! 私ではないのです。 353 00:23:25,938 --> 00:23:29,942 とだけは お伝えできそうですね。 354 00:23:29,942 --> 00:23:32,111 (文昴)鷲官長。 355 00:23:32,111 --> 00:23:34,113 今 行く。 356 00:23:41,887 --> 00:23:44,723 慧月様。 357 00:23:44,723 --> 00:23:46,759 あっ…。 358 00:23:46,759 --> 00:23:48,727 私ですね。 359 00:23:52,364 --> 00:23:54,366 お迎えに上がりました。