1 00:00:06,073 --> 00:00:08,075 (清佳)フフッ…。 2 00:00:16,483 --> 00:00:18,752 (尭明)あの女は どんな顔で➨ 3 00:00:18,752 --> 00:00:20,754 この場にやってくるのだろうな? 4 00:00:20,754 --> 00:00:25,125 雛宮の全員から嫌われ 敵意を向けられ➨ 5 00:00:25,125 --> 00:00:28,428 後見の朱貴妃からは 欠席を促されたというのに➨ 6 00:00:28,428 --> 00:00:30,764 それでも出席を強行する。 7 00:00:30,764 --> 00:00:33,734 何か ございましたか? 8 00:00:35,769 --> 00:00:40,107 今朝方 見舞いに行ったとき 玲琳が泣いていた。 9 00:00:40,107 --> 00:00:43,744 ⸨慧月:私 悲しゅうございます。 10 00:00:43,744 --> 00:00:48,415 おにい様の目を喜ばせたい ただそればかりを思い➨ 11 00:00:48,415 --> 00:00:51,752 精進してまいりましたのに! 12 00:00:51,752 --> 00:00:58,091 うっ うっ… うぅ…⸩ 13 00:00:58,091 --> 00:01:01,461 気丈な彼女が泣くところを 初めて見た。 14 00:01:01,461 --> 00:01:03,730 初めて…。 あぁ。 15 00:01:06,099 --> 00:01:08,068 さようでございましたか。 16 00:01:10,070 --> 00:01:14,441 《俺が内側に入れた女は 玲琳だけ。 17 00:01:14,441 --> 00:01:17,811 だが… 彼女は本当に➨ 18 00:01:17,811 --> 00:01:21,181 自分が愛した 黄玲琳なのだろうか》 19 00:01:26,420 --> 00:01:29,122 ご懸念の朱慧月が参りました。 20 00:01:29,122 --> 00:01:33,393 付き添いの女官は 一人しか確保できなかったようで。 21 00:01:35,529 --> 00:01:39,199 (玲琳)儀に遅参して 申し訳ございません。 22 00:01:45,739 --> 00:01:50,143 皆様 ごきげんようございます。 23 00:03:34,047 --> 00:03:36,383 (ざわめき) 24 00:03:36,383 --> 00:03:41,054 《ウフフ。 最高にきれいでしょう? 25 00:03:41,054 --> 00:03:45,058 私の女官!》 26 00:03:45,058 --> 00:03:48,395 胸を張る 視線は先。 胸を張る…。 27 00:03:48,395 --> 00:03:51,732 《もちろん 私も頑張りましたけれど。 28 00:03:51,732 --> 00:03:55,769 昼も夜も忘れて 大好きな刺しゅうをして➨ 29 00:03:55,769 --> 00:03:59,072 もろもろのお手入れに 没頭した3日間。 30 00:03:59,072 --> 00:04:03,410 なんと 充実した日々だったのでしょうか。 31 00:04:03,410 --> 00:04:06,713 しかも 慧月様の肌は! 32 00:04:06,713 --> 00:04:10,383 どれだけ紅を重ねても 全っ然荒れないのです!》 33 00:04:10,383 --> 00:04:12,419 あっ…。 34 00:04:12,419 --> 00:04:14,421 《はしゃいでばかりでは いけません。 35 00:04:14,421 --> 00:04:20,393 今日の目的は 清佳様に このカンザシをお返しすること》 36 00:04:22,829 --> 00:04:26,733 雛女様 お席が…。 うん。 37 00:04:26,733 --> 00:04:33,373 《う~ん 朱慧月は欠席 と 決めつけられているようですね》 38 00:04:33,373 --> 00:04:35,408 清佳様。 39 00:04:35,408 --> 00:04:40,781 私と女官の席がないように お見受けするのですが。 40 00:04:40,781 --> 00:04:42,816 あら。 41 00:04:42,816 --> 00:04:45,385 朱貴妃様から 欠席を勧められておきながら➨ 42 00:04:45,385 --> 00:04:47,387 参上なさるほど➨ 43 00:04:47,387 --> 00:04:51,458 面の皮が厚くていらっしゃるとは 思いませんでしたの。 44 00:04:51,458 --> 00:04:54,694 丈夫な皮膚を お持ちのようですし➨ 45 00:04:54,694 --> 00:04:57,397 床のどこかに座られてはいかが? 46 00:04:57,397 --> 00:04:59,399 (笑い声) 47 00:04:59,399 --> 00:05:02,736 クッ… んっ? 48 00:05:02,736 --> 00:05:07,040 まあ… 丈夫と言われてしまいました。 49 00:05:07,040 --> 00:05:09,042 あっ あぁ…。 50 00:05:12,712 --> 00:05:16,383 金清佳よ。 はい。 51 00:05:16,383 --> 00:05:19,753 予期せぬ参加者であれ 丁重に遇するのが➨ 52 00:05:19,753 --> 00:05:23,790 主催を務める金家の 腕の見せ所と思うが。 53 00:05:23,790 --> 00:05:26,393 (尭明)急ぎ椅子を持て。 はい。 54 00:05:26,393 --> 00:05:29,062 ご配慮痛み入ります 殿下。 55 00:05:29,062 --> 00:05:31,731 ですが 私➨ 56 00:05:31,731 --> 00:05:34,734 こちらで結構でございますわ。 57 00:05:34,734 --> 00:05:37,704 なんだと? なんですって? 58 00:05:39,739 --> 00:05:44,377 雛女様… なんで この局面で 喜んでるんですか。 59 00:05:44,377 --> 00:05:47,047 だって 莉莉 丈夫ですって。 60 00:05:47,047 --> 00:05:49,382 ウフフ…。 ん~? 61 00:05:49,382 --> 00:05:54,054 《朱慧月が こちらの挑発に まるで動じないなんて➨ 62 00:05:54,054 --> 00:05:56,723 どういうことですの? 63 00:05:56,723 --> 00:06:03,363 それに… こんなに 美しい女だったかしら?》 64 00:06:03,363 --> 00:06:06,066 あっ…。 (ざわめき) 65 00:06:06,066 --> 00:06:09,369 《いけない…。 私は主催者ですのよ。 66 00:06:09,369 --> 00:06:12,439 進行を おろそかにしてはなりませんわ》 67 00:06:12,439 --> 00:06:16,743 それでは 皆様おそろいになりましたので➨ 68 00:06:16,743 --> 00:06:22,415 豊穣を願い 中元節の儀を開始いたします。 69 00:06:22,415 --> 00:06:33,393 ♬~ 70 00:06:35,729 --> 00:06:39,099 (清佳)続いて 奉納の舞を➨ 71 00:06:39,099 --> 00:06:42,068 玄歌吹様から お願いいたします。 72 00:06:50,043 --> 00:06:54,080 (歌吹)では 来たるべき秋の日に➨ 73 00:06:54,080 --> 00:06:57,350 豊穣の女神が ほほ笑むことを祈って。 74 00:06:59,486 --> 00:07:06,393 ♬~ 75 00:07:06,393 --> 00:07:08,395 《清佳:フン…。 76 00:07:08,395 --> 00:07:11,064 硬質な鈴の音が➨ 77 00:07:11,064 --> 00:07:14,401 楽器というよりは まるで武器のようですこと》 78 00:07:14,401 --> 00:07:19,072 ♬~ 79 00:07:19,072 --> 00:07:24,077 (拍手) 80 00:07:24,077 --> 00:07:29,049 《まあ 無難な舞は 一番手には適任でしたわね》 81 00:07:32,752 --> 00:07:35,121 《清佳:うまく舞えた者には➨ 82 00:07:35,121 --> 00:07:39,125 観客から褒賞を与えられるのが 慣習ですけれど…》 83 00:07:41,394 --> 00:07:47,067 《さて 身一つで蔵に追いやられた 朱慧月は➨ 84 00:07:47,067 --> 00:07:50,036 どうするのかしら》 85 00:07:50,036 --> 00:07:52,339 莉莉。 はい。 86 00:07:56,042 --> 00:07:58,712 素晴らしい舞でございました。 87 00:07:58,712 --> 00:08:01,081 《くす玉!》 88 00:08:01,081 --> 00:08:03,083 あっ…。 89 00:08:03,083 --> 00:08:05,652 (一同)おぉ…。 90 00:08:10,123 --> 00:08:14,394 《清佳:本来 くす玉は 初夏の節句に使われるべきもの。 91 00:08:14,394 --> 00:08:19,399 でも 夏を司る朱家の雛女としては 妥当ですし➨ 92 00:08:19,399 --> 00:08:24,037 何よりも 緻密な刺しゅうが美しい…》 93 00:08:24,037 --> 00:08:26,072 クッ…。 94 00:08:26,072 --> 00:08:28,742 《清佳:いつも気の利かない どぶネズミの割には➨ 95 00:08:28,742 --> 00:08:31,378 心憎い品ですわね。 96 00:08:31,378 --> 00:08:37,050 でも それが最後まで続くかしら》 97 00:08:37,050 --> 00:08:40,387 (清佳)続きまして 藍芳春様。 98 00:08:40,387 --> 00:08:44,090 お願いいたします。 はい。 99 00:08:44,090 --> 00:08:49,496 それでは そのう… 来たるべき秋の日に➨ 100 00:08:49,496 --> 00:08:53,466 豊穣の女神がほほ笑むことを 祈って…。 101 00:08:58,104 --> 00:09:03,376 《ふ~ん 拙いなりに 鍛錬は重ねた様子。 102 00:09:03,376 --> 00:09:06,379 動きに迷いがありませんわね》 103 00:09:09,416 --> 00:09:12,085 (拍手) 104 00:09:12,085 --> 00:09:14,354 (一同)フフフ…。 (拍手) 105 00:09:20,059 --> 00:09:22,062 フッ…。 106 00:09:22,062 --> 00:09:26,399 《清佳:ですが しょせん 小娘の舞》 107 00:09:26,399 --> 00:09:29,402 次は私ですわね。 108 00:09:29,402 --> 00:09:36,409 (ざわめき) 109 00:09:36,409 --> 00:09:43,750 《ウフッ… 本物の舞を 皆様に見せて差し上げるわ》 110 00:09:43,750 --> 00:09:47,754 それでは 来たるべき秋の日に➨ 111 00:09:47,754 --> 00:09:51,724 豊穣の女神が ほほ笑むことを祈って。 112 00:09:53,726 --> 00:10:15,715 ♬~ 113 00:10:15,715 --> 00:10:25,125 (拍手) 114 00:10:25,125 --> 00:10:27,393 素晴らしい舞であった。 115 00:10:27,393 --> 00:10:30,396 ありがとうございます。 116 00:10:30,396 --> 00:10:32,365 フフッ。 117 00:10:35,802 --> 00:10:39,072 こちらは 尭明殿下から。 118 00:10:39,072 --> 00:10:42,041 こちらは 淑妃様からでございます。 119 00:10:45,078 --> 00:10:48,481 皆様から 盛大な お褒めの品を頂戴し➨ 120 00:10:48,481 --> 00:10:51,384 誠に うれしゅうございますわ。 121 00:10:51,384 --> 00:10:55,054 《皇太子殿下からも 褒賞を得た舞に➨ 122 00:10:55,054 --> 00:10:57,390 くす玉程度では侮辱ですわよ。 123 00:10:57,390 --> 00:11:03,463 さあ どう出るおつもりかしら 朱慧月?》 124 00:11:03,463 --> 00:11:06,733 たいへん美しい舞でございました。 125 00:11:06,733 --> 00:11:09,068 それに引き換え➨ 126 00:11:09,068 --> 00:11:11,738 あまりに ささやかではございますが➨ 127 00:11:11,738 --> 00:11:14,107 どうぞ。 128 00:11:16,409 --> 00:11:20,079 こちらを お収めくださいませ。 129 00:11:29,389 --> 00:11:33,092 《莉莉:金清佳様は どう出るだろう》 130 00:11:35,061 --> 00:11:37,063 いかがでしょうか? 131 00:11:37,063 --> 00:11:39,098 豊穣の女神のように➨ 132 00:11:39,098 --> 00:11:42,101 豊かな心をお持ちの 清佳様ならば➨ 133 00:11:42,101 --> 00:11:45,538 何もおっしゃらず 収めていただけるものと➨ 134 00:11:45,538 --> 00:11:47,407 思っておりますが。 135 00:11:47,407 --> 00:11:52,545 《うん つまり 主人としての度量を示すなら…》 136 00:11:52,545 --> 00:11:54,847 ⸨雅容:カンザシを 受け取ったときから➨ 137 00:11:54,847 --> 00:11:59,085 お前の命は もう私の手の中にあるの⸩ 138 00:11:59,085 --> 00:12:06,125 《何も言わず どう喝材料の返却を 受け入れろってことね》 139 00:12:06,125 --> 00:12:10,129 あらまぁ ずいぶん見事な品ですこと。 140 00:12:10,129 --> 00:12:14,100 莉莉 例の女官を捜しましょう。 うん…。 141 00:12:14,100 --> 00:12:17,136 《雅容様は どこにいるんだろう》 142 00:12:17,136 --> 00:12:20,773 女官たちを虐げる日々を 過ごしていたのではなくて? 143 00:12:20,773 --> 00:12:24,744 これまでのように。 まあ 恐ろしい! 144 00:12:24,744 --> 00:12:27,113 この方? 145 00:12:27,113 --> 00:12:31,117 およしなさい。 あっ… ですが 清佳様。 146 00:12:31,117 --> 00:12:34,754 それならなぜ こんな立派な品を 手に入れられたのでしょう。 147 00:12:34,754 --> 00:12:38,124 この方? 違います。 148 00:12:38,124 --> 00:12:41,427 もしや 盗んだのではございませんか? 149 00:12:41,427 --> 00:12:45,431 以前 誰かがカンザシをなくしたと 嘆いていたのを➨ 150 00:12:45,431 --> 00:12:48,101 聞いたことがございます。 151 00:12:48,101 --> 00:12:52,472 人間 追い詰められたら 何をするかわかりませんものね。 152 00:12:52,472 --> 00:12:55,074 そば付きの女官も たった一人で。 153 00:12:55,074 --> 00:12:58,544 相当みじめな 生活だったはずですわ。 154 00:12:58,544 --> 00:13:00,747 しかも その女官➨ 155 00:13:00,747 --> 00:13:05,118 よく見たら 踊り子の娘ではないの。 156 00:13:05,118 --> 00:13:09,155 いかにも品性卑しい 色好きそうな顔ですわ。 157 00:13:09,155 --> 00:13:12,425 フン…。 きっと彼女に盗ませたのでは? 158 00:13:12,425 --> 00:13:14,761 そこのあなた。 あっ! あっ…。 159 00:13:14,761 --> 00:13:21,434 今 私の女官をおとしめるような 発言があったように思うのですが。 160 00:13:21,434 --> 00:13:23,870 《ひえっ またあの怖い顔!》 161 00:13:23,870 --> 00:13:28,808 清佳様。 私 感想を述べただけですのに…。 162 00:13:28,808 --> 00:13:31,177 そうした感想の述べ方が➨ 163 00:13:31,177 --> 00:13:34,480 金家流だと思われて よいということですね。 164 00:13:36,449 --> 00:13:40,119 清佳様。 せん越ながら申し上げます。 165 00:13:40,119 --> 00:13:45,792 雛宮において 雛女と女官は 強き絆で結ばれるべきもの。 166 00:13:45,792 --> 00:13:49,162 女官に 不行き届きな点があったなら➨ 167 00:13:49,162 --> 00:13:51,164 雛女のあなた様から➨ 168 00:13:51,164 --> 00:13:54,400 何かひと言あってしかるべき ものではないでしょうか。 169 00:13:54,400 --> 00:13:56,402 (雅媚)おやめなさい 慧月。 170 00:13:56,402 --> 00:13:59,405 (ざわめき) 171 00:13:59,405 --> 00:14:02,442 恥を知りなさい。 172 00:14:02,442 --> 00:14:06,746 まあ。 朱貴妃様が お珍しい…。 173 00:14:06,746 --> 00:14:09,449 (雅媚)厚顔にも儀式に参じ➨ 174 00:14:09,449 --> 00:14:12,452 あまつさえ その儀式の進行を妨げて➨ 175 00:14:12,452 --> 00:14:14,821 他家にケンカを売るなど➨ 176 00:14:14,821 --> 00:14:18,758 私の顔に どれだけ泥を塗れば 気が済むのです? 177 00:14:18,758 --> 00:14:20,760 ですが 朱貴妃様。 178 00:14:20,760 --> 00:14:23,763 命じられた謹慎は すでに終えておりますし➨ 179 00:14:23,763 --> 00:14:26,399 ケンカではなく お話し合いをしたいと➨ 180 00:14:26,399 --> 00:14:28,468 申し上げただけでございます。 181 00:14:28,468 --> 00:14:31,104 屁理屈をこねるのは およしなさい! 182 00:14:31,104 --> 00:14:34,741 あなたは もう宮にお下がりなさい。 183 00:14:34,741 --> 00:14:37,410 これ以上恥をさらす前に。 184 00:14:37,410 --> 00:14:40,713 よいですね! これは忠告です。 185 00:14:40,713 --> 00:14:43,082 承知しました。 186 00:14:43,082 --> 00:14:48,054 つまり 儀式の進行を妨げず 恥をさらさなければ➨ 187 00:14:48,054 --> 00:14:51,724 清佳様とお話を 続けてよいということですね。 188 00:14:51,724 --> 00:14:53,726 えっ? 189 00:14:53,726 --> 00:14:57,096 私 さくっと舞ってまいります。 190 00:14:57,096 --> 00:14:59,732 清佳様 お約束ください。 191 00:14:59,732 --> 00:15:03,403 私の舞が 皆様のお目汚しとならず➨ 192 00:15:03,403 --> 00:15:06,072 無事に儀式を終えることが できましたら➨ 193 00:15:06,072 --> 00:15:09,075 お話の続きをいたしましょう。 194 00:15:09,075 --> 00:15:13,346 フッ… できるものならね。 195 00:15:29,395 --> 00:15:32,398 (笑い声) 196 00:15:32,398 --> 00:15:34,400 あなたたち! 197 00:15:34,400 --> 00:15:39,038 清佳様は 小細工を好まぬ潔いお方。 198 00:15:39,038 --> 00:15:43,409 これは 不慮の事故でございましょう。 199 00:15:43,409 --> 00:15:45,778 ですが 不慮とは不吉。 200 00:15:45,778 --> 00:15:48,447 豊穣を願うための儀式で➨ 201 00:15:48,447 --> 00:15:51,083 不穏な要素など あってはなりません。 202 00:15:51,083 --> 00:15:55,087 ですので 不穏を吹き飛ばすような舞に➨ 203 00:15:55,087 --> 00:15:57,123 変更いたしましょう。 204 00:15:57,123 --> 00:15:59,692 いったい何を…。 205 00:16:04,130 --> 00:16:07,166 来たるべき秋の日に➨ 206 00:16:07,166 --> 00:16:10,169 豊穣の女神が ほほ笑むことを祈って。 207 00:16:16,809 --> 00:16:33,793 ♬~ 208 00:16:33,793 --> 00:16:35,761 えっ? 209 00:16:35,761 --> 00:16:43,769 ♬~ 210 00:16:43,769 --> 00:16:45,738 《どういうことですの? 211 00:16:45,738 --> 00:16:51,077 腰の落とし方… 手首のかしげ方…。 212 00:16:51,077 --> 00:16:56,749 あれは 鍛錬をした者にしか できない舞…。 213 00:16:56,749 --> 00:17:01,420 こんな 努力に裏打ちされた優雅さは➨ 214 00:17:01,420 --> 00:17:04,123 まるで玲琳様のような…》 215 00:17:04,123 --> 00:17:07,493 ♬~ 216 00:17:07,493 --> 00:17:11,097 《いえ それとも少し違う…。 217 00:17:11,097 --> 00:17:14,433 玲琳様の舞は どこまでも繊細。 218 00:17:14,433 --> 00:17:18,437 でも… この動きは! 219 00:17:18,437 --> 00:17:24,844 朱慧月が 今 舞っているのは…。 220 00:17:24,844 --> 00:17:27,113 胡旋舞!》 221 00:17:27,113 --> 00:17:33,085 ♬~ 222 00:17:33,085 --> 00:17:36,122 《あぁ… あのひとは…》 223 00:17:36,122 --> 00:17:40,760 ♬~ 224 00:17:40,760 --> 00:17:42,762 《あの女は➨ 225 00:17:42,762 --> 00:17:44,764 誰だ》 226 00:17:44,764 --> 00:17:50,736 ♬~ 227 00:17:50,736 --> 00:17:54,106 (歓声) 228 00:17:54,106 --> 00:17:57,076 素晴らしい! お見事! 229 00:17:57,076 --> 00:18:04,550 (拍手) 230 00:18:04,550 --> 00:18:06,452 《なんだ これは…。 231 00:18:06,452 --> 00:18:10,456 なぜ こんなに胸がざわつく?》 232 00:18:17,096 --> 00:18:19,098 殿下 褒美を。 233 00:18:21,100 --> 00:18:23,502 (辰宇)殿下。 234 00:18:23,502 --> 00:18:28,207 雛宮に舞い降りた天女に これまでで最大の褒美を。 235 00:18:32,778 --> 00:18:34,780 《よかった。 236 00:18:34,780 --> 00:18:37,783 ひとまず 処分は回避できましたね》 237 00:18:39,785 --> 00:18:43,422 《莉莉に胡旋舞を 教えてもらっていたのは➨ 238 00:18:43,422 --> 00:18:46,092 我ながら幸運でした。 239 00:18:46,092 --> 00:18:49,095 ずっと憧れだったのですよね》 240 00:18:49,095 --> 00:18:51,097 (清佳)なぜ? 241 00:18:51,097 --> 00:18:53,099 なぜ あなたが➨ 242 00:18:53,099 --> 00:18:56,102 本職の踊り子でも 難しいと言われる➨ 243 00:18:56,102 --> 00:18:58,437 胡旋舞を舞えるというの? 244 00:18:58,437 --> 00:19:03,442 優秀な女官に 教えを乞うたからでございます。 245 00:19:03,442 --> 00:19:08,080 私の女官は お母君の教育がよかったために➨ 246 00:19:08,080 --> 00:19:10,449 胡旋舞もたしなみますの。 247 00:19:10,449 --> 00:19:13,119 (莉莉)うっ うぅ…。 んっ? 248 00:19:13,119 --> 00:19:17,523 《えっ 泣いている!? 私のせいですか!?》 249 00:19:17,523 --> 00:19:20,226 そういうことでしたの…。 250 00:19:22,094 --> 00:19:25,131 (清佳)素晴らしかったわ。 251 00:19:25,131 --> 00:19:27,433 ありがとうございます。 252 00:19:27,433 --> 00:19:32,438 (拍手) 253 00:19:32,438 --> 00:19:36,409 さて 無事に 奉納舞も終えましたので➨ 254 00:19:36,409 --> 00:19:39,412 話を戻すのですが…。 お待ちなさい! 255 00:19:39,412 --> 00:19:43,082 まだ誰も 褒賞の品を差し出せていなくてよ。 256 00:19:43,082 --> 00:19:46,786 拍手はいただきましたので 結構でございます。 257 00:19:46,786 --> 00:19:48,788 待ってちょうだい! 258 00:19:48,788 --> 00:19:51,123 これだけの舞を見せられたのよ。 259 00:19:51,123 --> 00:19:54,760 私たちの感動を 形にさせてくださいな! 260 00:19:54,760 --> 00:19:58,731 優れた芸術は 万人から たたえられなければなりませんわ。 261 00:19:58,731 --> 00:20:00,766 クッ…。 262 00:20:00,766 --> 00:20:03,436 《たとえ朱慧月でも》 263 00:20:03,436 --> 00:20:07,873 朱慧月よ。 はい。 264 00:20:07,873 --> 00:20:10,443 これまで見た どの舞よりも見事な➨ 265 00:20:10,443 --> 00:20:14,080 まさに豊穣の美を感じさせる 舞であった。 266 00:20:14,080 --> 00:20:16,716 お前の舞をたたえるには➨ 267 00:20:16,716 --> 00:20:20,052 金細工を施した水晶でも まだ足りまい。 268 00:20:20,052 --> 00:20:25,725 後に用意させるが 今は これを収めよ。 269 00:20:25,725 --> 00:20:29,728 殿下が ご自身の品を!? まあ…。 270 00:20:29,728 --> 00:20:31,764 勘違いするな。 271 00:20:31,764 --> 00:20:34,066 これは お前自身にではなく➨ 272 00:20:34,066 --> 00:20:36,368 あくまでも 舞に対して取らせる褒賞だ。 273 00:20:38,404 --> 00:20:40,439 承知しました。 274 00:20:40,439 --> 00:20:43,709 殿下のご厚意に 天にも昇る心地でございます。 275 00:20:43,709 --> 00:20:46,712 ありがたく拝受し 今後も 更なる精進をここに誓います。 276 00:20:46,712 --> 00:20:48,747 んっ…。 277 00:20:48,747 --> 00:20:50,749 莉莉。 はい! 278 00:20:50,749 --> 00:20:54,420 それでですね 清佳様。 うっ…。 279 00:20:54,420 --> 00:20:57,089 先ほどの白練の方の 盗っ人発言なのですが…。 280 00:20:57,089 --> 00:20:59,058 ちょ… あなたね…。 281 00:20:59,058 --> 00:21:01,727 私 今回のこと以外にも…。 恐れ多くも殿下が…。 282 00:21:01,727 --> 00:21:03,763 腹に据えかねていることが ございまして。 283 00:21:03,763 --> 00:21:05,731 儀式参加の 粗品の手ぬぐいではないのよ? 284 00:21:05,731 --> 00:21:08,734 そもそもですね…。 いや… ちょっ… だから…。 285 00:21:08,734 --> 00:21:11,370 清佳様は女官の動きを どこまで 把握されているのでしょうか? 286 00:21:11,370 --> 00:21:15,074 ちょ ちょっと! もう少し離れてくださる!? 287 00:21:15,074 --> 00:21:17,710 というか あなた もっと喜びなさいよ! 288 00:21:17,710 --> 00:21:19,745 殿下に不敬でしてよ! 289 00:21:19,745 --> 00:21:24,383 私は それよりも先に発生した 不敬について話しているのです。 290 00:21:24,383 --> 00:21:26,752 よいですか 清佳様。 291 00:21:26,752 --> 00:21:29,722 まず この件を きっちりと 片付けてからでないと。 292 00:21:29,722 --> 00:21:32,424 先ほど お約束いたしましたでしょう? 293 00:21:32,424 --> 00:21:35,060 私は きちんと筋を通しましたから➨ 294 00:21:35,060 --> 00:21:38,397 次は 清佳様が 筋を通す番でございます。 295 00:21:38,397 --> 00:21:40,432 まさか このまま うやむやにしようなどと➨ 296 00:21:40,432 --> 00:21:42,468 お考えではありませんよね。 297 00:21:42,468 --> 00:21:45,504 ああもう わかった! わかりましたわよ! 298 00:21:45,504 --> 00:21:50,209 私の女官の 先ほどの発言については謝ります。 299 00:21:52,411 --> 00:21:56,081 (清佳)あなたの女官は 容色と才能に優れた➨ 300 00:21:56,081 --> 00:22:01,086 素晴らしい女性だわ。 301 00:22:01,086 --> 00:22:04,123 これでよくて? はい。 302 00:22:04,123 --> 00:22:10,095 それでは 白練の雅容様という方も この場にお呼びいただけますか? 303 00:22:10,095 --> 00:22:12,698 んっ… 雅容? 304 00:22:17,169 --> 00:22:19,438 白練の中に➨ 305 00:22:19,438 --> 00:22:22,808 雅容などという名前の者は いませんわよ? 306 00:22:22,808 --> 00:22:26,412 えっ? 307 00:22:26,412 --> 00:22:28,714 《莉莉:どういうこと…》