1 00:00:34,568 --> 00:00:36,570 皇后陛下が お倒れです。 2 00:00:36,570 --> 00:00:38,572 伝染病か? (玲琳) いいえ。 3 00:00:40,574 --> 00:00:43,076 きっと呪いです。 4 00:00:45,078 --> 00:00:47,915 《慧月様にかけられた 蟲毒の呪い…。 5 00:00:47,915 --> 00:00:52,753 それが 今度は おばさまに 降りかかっているのだとしたら》 6 00:00:52,753 --> 00:00:55,756 ((貴妃様の 真の 目的はね➡ 7 00:00:55,756 --> 00:00:57,758 おそらく)) 8 00:00:57,758 --> 00:01:01,094 《あのとき 慧月様が言いたかったことは➡ 9 00:01:01,094 --> 00:01:06,433 おそらく 皇后陛下の暗殺》 10 00:01:06,433 --> 00:01:11,271 ((最初は計画を邪魔するあなたを 排除したかったんだと思うわ)) 11 00:01:11,271 --> 00:01:15,275 《計画を邪魔するというのは きっと➡ 12 00:01:15,275 --> 00:01:18,111 私が にわを薬草畑に変えたり➡ 13 00:01:18,111 --> 00:01:21,782 害虫を実験のネズミの餌にしたりと➡ 14 00:01:21,782 --> 00:01:25,452 黄麒宮を清らかに保っていたから。 15 00:01:25,452 --> 00:01:27,955 知らずに 蟲毒が発動できない状況を➡ 16 00:01:27,955 --> 00:01:30,457 作り出していたのでしょう。 17 00:01:30,457 --> 00:01:32,893 だから 排除したかった。 18 00:01:32,893 --> 00:01:36,897 そして 慧月様と私を入れ替えさせて➡ 19 00:01:36,897 --> 00:01:39,232 2人とも死に追い込む。 20 00:01:39,232 --> 00:01:42,235 それが 朱貴妃様の筋書き。 21 00:01:42,235 --> 00:01:47,908 そこまで手をかけてでも おばさまの命を奪おうとしている。 22 00:01:47,908 --> 00:01:51,244 なんとしても止めなくては…》 23 00:01:51,244 --> 00:01:54,247 朱慧月。 なぜ 呪いなどと言う? 24 00:01:54,247 --> 00:01:56,249 伝染病なら➡ 25 00:01:56,249 --> 00:01:59,586 陛下より先に雛女付きの女官が り患するはずです。 26 00:01:59,586 --> 00:02:03,757 確かに。 更に 黄家の雛女の症状には➡ 27 00:02:03,757 --> 00:02:06,259 破魔の弓の弦音が 効いたのですよね? 28 00:02:06,259 --> 00:02:08,595 それこそが病ではなく➡ 29 00:02:08,595 --> 00:02:11,932 呪いであることの 証左ではありませんか。 30 00:02:11,932 --> 00:02:15,102 殿下 お願いでございます。 31 00:02:15,102 --> 00:02:20,107 私に 今一度 破魔の弓をお貸しくださいませ。 32 00:04:01,575 --> 00:04:04,578 何を言っている。 また弓を引くつもりか? 33 00:04:04,578 --> 00:04:08,181 はい。 破魔の弓で呪いをはらいます。 34 00:04:10,250 --> 00:04:12,919 駄目だ。 お前は休んでいろ。 35 00:04:12,919 --> 00:04:14,921 なぜでございます! 36 00:04:14,921 --> 00:04:20,427 私も正直 呪いや迷信の類いは 信じておりませんでしたが➡ 37 00:04:20,427 --> 00:04:22,929 今は違います。 38 00:04:22,929 --> 00:04:25,432 この世に呪いはあるし➡ 39 00:04:25,432 --> 00:04:27,601 奇跡も起こるのです。 40 00:04:27,601 --> 00:04:30,937 お願いでございます。 破魔の弓を…。 41 00:04:30,937 --> 00:04:32,873 (尭明)くどいぞ。 あっ! 42 00:04:32,873 --> 00:04:36,710 何度も言わせるな。 破魔の弓は お前には貸せない。 43 00:04:36,710 --> 00:04:40,213 どうすれば 私を信じていただけるのです! 44 00:04:40,213 --> 00:04:46,720 《この女は 確実に変わり始めている… だが》 45 00:04:46,720 --> 00:04:49,890 今のお前は神器を扱うに値しない。 46 00:04:49,890 --> 00:04:55,395 ただ 母上の病をはらいたいと 申し出たことは覚えておこう。 47 00:04:55,395 --> 00:05:00,233 いずれ…。 ならば もう結構でございます。 48 00:05:00,233 --> 00:05:02,235 うっ…。 49 00:05:02,235 --> 00:05:07,407 獣尋の儀でも 中元節の儀でも そして今も。 50 00:05:07,407 --> 00:05:10,577 私は殿下に話を聞いてほしい 信じてほしいと➡ 51 00:05:10,577 --> 00:05:15,415 そう申し上げてまいりました。 52 00:05:15,415 --> 00:05:20,120 ですが 三度とも 殿下はかなえてくださらなかった。 53 00:05:22,255 --> 00:05:25,659 ならば もう結構でございます。 54 00:05:27,594 --> 00:05:31,932 《こうなったら 慧月様に 入れ替わりを解除していただき➡ 55 00:05:31,932 --> 00:05:36,870 元の体に戻って 弓を引きたいと願い出るしか…》 56 00:05:36,870 --> 00:05:38,872 おい 何をしに行く。 57 00:05:38,872 --> 00:05:42,042 もう 殿下に許可を願い出ることは いたしません。 58 00:05:42,042 --> 00:05:44,044 好きにさせていただきます。 59 00:05:46,546 --> 00:05:48,548 ハッ!? 60 00:05:48,548 --> 00:05:50,550 (莉莉)どこに行くんですか 雛女!? 61 00:05:50,550 --> 00:05:53,386 失礼します! 62 00:05:53,386 --> 00:05:56,556 行かせてよいのですか? 63 00:05:56,556 --> 00:05:59,059 ひとまず 弓を守ります。 64 00:05:59,059 --> 00:06:01,061 あぁ…。 65 00:06:04,397 --> 00:06:07,734 《真実を映すという紫龍泉…。 66 00:06:07,734 --> 00:06:10,237 みなもに映った姿は…》 67 00:06:14,908 --> 00:06:16,910 《まさか…》 68 00:06:16,910 --> 00:06:19,079 ((お願いでございます。 69 00:06:19,079 --> 00:06:23,750 少しの間でいい 私の話をお聞きくださいませ。 70 00:06:23,750 --> 00:06:28,088 名君との呼び声高く 優しき おにい様なら…)) 71 00:06:28,088 --> 00:06:32,425 《あのとき 玲琳しか使わぬ呼称を…》 72 00:06:32,425 --> 00:06:37,030 ((この世に呪いはあるし 奇跡も起こるのです)) 73 00:06:37,030 --> 00:06:39,199 《いつからだ? 74 00:06:39,199 --> 00:06:42,535 入れ替わった… そうとしか思えない。 75 00:06:42,535 --> 00:06:46,206 あの乞巧節の夜に 入れ替わったのだとしたら…。 76 00:06:46,206 --> 00:06:49,709 俺は 彼女に何をした。 77 00:06:49,709 --> 00:06:51,878 何と言った!? 78 00:06:51,878 --> 00:06:56,716 ろうに追いやり 獣と同じ檻に入れ 悪女とののしり➡ 79 00:06:56,716 --> 00:06:59,386 女官に襲われても放置して…》 80 00:06:59,386 --> 00:07:03,723 ((私は殿下に話を聞いてほしい 信じてほしいと➡ 81 00:07:03,723 --> 00:07:06,726 そう申し上げてまいりました)) 82 00:07:06,726 --> 00:07:11,731 《なにより その正体を見抜けなかった!》 83 00:07:11,731 --> 00:07:16,236 ((ならば もう結構でございます)) 84 00:07:16,236 --> 00:07:20,640 クッ… 玲琳!! 85 00:07:30,083 --> 00:07:32,686 やっと追いついた… ハァ…。 86 00:07:32,686 --> 00:07:36,022 なんで そんな足速いんですか… ハァ…。 87 00:07:36,022 --> 00:07:39,025 莉莉! いいところへ来てくれました! 88 00:07:39,025 --> 00:07:42,862 たいへん申し訳ないのですが そこへ屈んでくれます? 89 00:07:42,862 --> 00:07:46,366 嫌です! 絶対ろくでもないこと 考えてるでしょ! 90 00:07:46,366 --> 00:07:49,369 塀を ちょっぴり 越えたいだけですから。 91 00:07:49,369 --> 00:07:51,538 そういうのを ろくでもないって言うんだよ! 92 00:07:51,538 --> 00:07:53,540 不法侵入だぞ!? 93 00:07:53,540 --> 00:07:55,709 けれど かの方に➡ 94 00:07:55,709 --> 00:07:58,545 一刻も早く お会いしなければならないのです。 95 00:07:58,545 --> 00:08:04,217 そうだとしても そんな格好じゃ とても皇后陛下には会えませんよ。 96 00:08:04,217 --> 00:08:06,219 陛下ではありません。 97 00:08:06,219 --> 00:08:11,391 えっ? もしかして 朱慧月 ですか? はい。 98 00:08:11,391 --> 00:08:13,560 会ってどうするんです? 99 00:08:13,560 --> 00:08:16,062 まさか あんた…。 100 00:08:16,062 --> 00:08:19,666 私が今の私でなくなっても…。 101 00:08:21,735 --> 00:08:24,904 莉莉 また会いに行ってよいですか? 102 00:08:24,904 --> 00:08:26,906 (莉莉)嫌です。 あっ…。 103 00:08:26,906 --> 00:08:30,243 そんなの… 嫌です。 104 00:08:30,243 --> 00:08:34,347 あんたは 私の初めての主人なんです。 105 00:08:34,347 --> 00:08:40,687 でも 黄玲琳に戻ってしまったら もう…。 106 00:08:40,687 --> 00:08:44,190 なめてもらっては困ります。 107 00:08:44,190 --> 00:08:49,029 黄家の情はね それはもう おも~いのでございます。 108 00:08:49,029 --> 00:08:51,030 はい? 109 00:08:51,030 --> 00:08:54,367 莉莉はもう 私の内側の人間なのです。 110 00:08:54,367 --> 00:08:56,703 この縁を ここで断ち切ったりなんて➡ 111 00:08:56,703 --> 00:08:58,872 決してしません。 112 00:08:58,872 --> 00:09:01,040 雛女様…。 113 00:09:01,040 --> 00:09:04,210 私は内側に入れた人間を➡ 114 00:09:04,210 --> 00:09:09,716 なんとしても 何者からも 守ってみせるつもりです。 115 00:09:09,716 --> 00:09:13,386 あなたも 皇后陛下も。 116 00:09:13,386 --> 00:09:16,589 あと もうお一方も。 117 00:09:25,231 --> 00:09:28,067 あんた お人よしが過ぎますよ。 118 00:09:28,067 --> 00:09:30,570 それか 人を見る目が全然ない。 119 00:09:30,570 --> 00:09:32,839 あんたになら ひざまずいてもいいとは➡ 120 00:09:32,839 --> 00:09:37,177 思いましたけど まさか塀越えのためになんてね。 121 00:09:37,177 --> 00:09:39,846 ありがとうございます 莉莉。 122 00:09:39,846 --> 00:09:42,849 (莉莉)私の背骨 折らないでくださいよ。 123 00:09:42,849 --> 00:09:45,685 フフ… 最善を尽くします。 124 00:09:45,685 --> 00:09:50,523 1 2 3で踏みますから こらえてくださいね。 はい。 125 00:09:50,523 --> 00:09:52,525 それと➡ 126 00:09:52,525 --> 00:09:56,129 黄家の藤黄の衣に ご興味はありますか? 127 00:09:58,698 --> 00:10:00,700 もちろん…。 128 00:10:00,700 --> 00:10:04,704 あるに決まってるじゃないですか。 129 00:10:04,704 --> 00:10:08,908 では それをお土産に あなたに会いにまいりますね。 130 00:10:11,711 --> 00:10:14,047 えいっ! 131 00:10:14,047 --> 00:10:17,050 1 2 3! 132 00:10:19,052 --> 00:10:21,054 あっ! 133 00:10:21,054 --> 00:10:25,158 莉莉 後ほど 必ず会いにまいります! 134 00:10:29,395 --> 00:10:33,066 どうか… うまくいきますように。 135 00:10:33,066 --> 00:10:36,569 あっ…。 (足音) 136 00:10:36,569 --> 00:10:40,240 ハァハァ… 開門せよ! 137 00:10:40,240 --> 00:10:42,575 殿下! どうかおやめください。 138 00:10:42,575 --> 00:10:44,577 黄麒宮には 封札が貼られております! 139 00:10:44,577 --> 00:10:46,579 万が一御身に➡ 140 00:10:46,579 --> 00:10:49,082 病の気がうつるようなことが あってはなりません。 141 00:10:49,082 --> 00:10:51,251 どうか本宮へお戻りを! 142 00:10:51,251 --> 00:10:53,253 お前たちは下がっていろ。 143 00:10:53,253 --> 00:10:55,255 皇太子としてではなく➡ 144 00:10:55,255 --> 00:10:58,091 非公式に 様子を確かめに来ただけだ。 145 00:10:58,091 --> 00:11:02,595 今 この宮の中には 母上とおそらく…。 146 00:11:04,597 --> 00:11:08,101 開けてくれ! 今すぐにだ! 147 00:11:08,101 --> 00:11:10,270 ここに向かったのだろう!? 148 00:11:10,270 --> 00:11:12,605 玲琳!! 149 00:11:12,605 --> 00:11:14,941 《ここに向かった!? 150 00:11:14,941 --> 00:11:18,444 入れ替わりが 知られてしまったのか? 151 00:11:18,444 --> 00:11:20,446 実の息子とはいえ➡ 152 00:11:20,446 --> 00:11:25,118 皇太子殿下を 病の続く黄麒宮が 出迎えるとは思えない。 153 00:11:25,118 --> 00:11:28,454 もし殿下が引き返してきたら➡ 154 00:11:28,454 --> 00:11:32,125 なんとか私がごまかさないと!》 155 00:11:32,125 --> 00:11:35,628 ハァハァハァ…。 156 00:11:44,237 --> 00:11:46,439 んっ? 157 00:11:49,075 --> 00:11:52,579 ハァハァハァ…。 158 00:12:00,086 --> 00:12:03,089 雅媚…。 159 00:12:03,089 --> 00:12:05,758 《寒い…。 160 00:12:05,758 --> 00:12:09,095 まるで あの冬のようだ…。 161 00:12:09,095 --> 00:12:14,267 20年前 わらわと同時期に妊娠した 雅媚は➡ 162 00:12:14,267 --> 00:12:17,270 予定より早く産気づき…。 163 00:12:17,270 --> 00:12:19,606 皆が雅媚を見舞うなか➡ 164 00:12:19,606 --> 00:12:23,943 わらわは 一度とて 会いには行かなかった。 165 00:12:23,943 --> 00:12:26,112 どの面を下げて行ける。 166 00:12:26,112 --> 00:12:31,117 雅媚の皇子は死に わらわの子は生きているのに…》 167 00:12:34,887 --> 00:12:38,224 ((麗雅:誠に おめでとうございます。 168 00:12:38,224 --> 00:12:43,730 殿下が お生まれになった際 都中に龍気がとどろいたとか。 169 00:12:43,730 --> 00:12:46,733 あらゆる陽の気を お集めになって➡ 170 00:12:46,733 --> 00:12:50,236 この世に 現れたのでございますねぇ。 171 00:12:50,236 --> 00:12:53,072 朱貴妃様は 残念でございましたが➡ 172 00:12:53,072 --> 00:12:58,077 大輪の花は 間引かれた花の 犠牲の上に咲き➡ 173 00:12:58,077 --> 00:13:02,915 王者とは幾多のしかばねの上に 玉座を敷くもの。 174 00:13:02,915 --> 00:13:05,084 尭明殿下には➡ 175 00:13:05,084 --> 00:13:10,089 死した皇子様からいただいた 天命も備わっているでしょう。 176 00:13:10,089 --> 00:13:15,762 朱貴妃様は殿下を我が子として かわいがればよいですわね。 177 00:13:15,762 --> 00:13:19,932 あっ… まさか お前 朱貴妃にもそう言ったのか? 178 00:13:19,932 --> 00:13:24,270 あら なぜお怒りになるのです? 179 00:13:24,270 --> 00:13:27,607 龍気に恵まれた尊き皇子と➡ 180 00:13:27,607 --> 00:13:32,445 皇子に恵まれた皇后陛下を たたえただけですわ。 181 00:13:32,445 --> 00:13:37,216 ですが 朱貴妃様ったら お心が狭いのですわねぇ。 182 00:13:37,216 --> 00:13:40,386 今にも 皇后陛下を呪いそうな形相で➡ 183 00:13:40,386 --> 00:13:42,555 怒っていましたわ。 184 00:13:42,555 --> 00:13:45,391 そうそう 皇后陛下だけが➡ 185 00:13:45,391 --> 00:13:48,895 お見舞いに来ていないことも 教えて差し上げたら➡ 186 00:13:48,895 --> 00:13:53,566 お怒りのあまり 枕を床にたたきつけてましてよ。 187 00:13:53,566 --> 00:13:56,736 枕をたたきつけた? 188 00:13:56,736 --> 00:14:02,075 《ずっと床にあった雅媚が 身を起こし腕を振り上げた?》 189 00:14:02,075 --> 00:14:06,913 あの美しい顔をゆがめて 陛下をののしって➡ 190 00:14:06,913 --> 00:14:11,250 まっこと不敬なことで ございますよねぇ~! 191 00:14:11,250 --> 00:14:13,586 そう か…)) 192 00:14:13,586 --> 00:14:15,922 《絹秀:その瞬間➡ 193 00:14:15,922 --> 00:14:19,092 雅媚に必要なものはなにか悟った。 194 00:14:19,092 --> 00:14:21,427 怒りの矛先…。 195 00:14:21,427 --> 00:14:25,098 絶望の淵から立ち上がるのに 必要だったのは➡ 196 00:14:25,098 --> 00:14:30,937 慰めなどではなく 全身を燃やす恨みの炎…。 197 00:14:30,937 --> 00:14:34,874 雅媚よ 針を持ち わらわを刺すがいい。 198 00:14:34,874 --> 00:14:37,877 その手を休めてはならぬ。 199 00:14:37,877 --> 00:14:40,713 恨みを杖に立ち上がるのだ。 200 00:14:40,713 --> 00:14:44,717 いつの日か 傷が癒えるそのときまで…》 201 00:14:47,553 --> 00:14:49,555 ((《絹秀:なぁ 雅媚よ➡ 202 00:14:49,555 --> 00:14:54,060 恨みの図案は まだ刺し終わらぬか?》 203 00:14:54,060 --> 00:14:56,062 うっ! 204 00:14:56,062 --> 00:14:59,565 あっ… うっ…)) 205 00:15:07,240 --> 00:15:11,944 《お前の恨みは 深まるばかりなのか…》 206 00:15:21,087 --> 00:15:24,590 ハァハァハァ…。 陛下! どうぞ お気を確かに! 207 00:15:24,590 --> 00:15:26,592 ハッ! 208 00:15:29,595 --> 00:15:32,198 陛下! グッ…。 209 00:15:34,200 --> 00:15:36,202 《おばさま…》 210 00:15:36,202 --> 00:15:39,705 誰か氷のうを! いえ 足を温めるのですわ! 211 00:15:39,705 --> 00:15:42,708 落ち着きなさいませ。 (3人)ハッ…。 212 00:15:42,708 --> 00:15:47,713 大地を司る黄麒宮の者が そのように浮ついてはなりません。 213 00:15:50,216 --> 00:15:53,886 朱慧月様!? 他家の者がなぜ!? 214 00:15:53,886 --> 00:15:56,055 鷲官に突き出しますよ。 215 00:15:56,055 --> 00:15:58,858 (冬雪)お待ちくださいませ 皆様。 (3人)あっ…。 216 00:16:02,728 --> 00:16:04,730 冬雪様…。 217 00:16:07,400 --> 00:16:11,571 このお方は 大切な雛女君なのですから。 218 00:16:11,571 --> 00:16:15,241 この方の献身は 破魔の弓でも明らかなこと。 219 00:16:15,241 --> 00:16:20,079 陛下の急を知って たまらず 駆けつけてくださったのでしょう。 220 00:16:20,079 --> 00:16:25,585 《おばさま… 私が必ずお助けいたします。 221 00:16:25,585 --> 00:16:28,254 私の何を懸けてでも。 222 00:16:28,254 --> 00:16:31,757 大丈夫。 絶対に大丈夫》 223 00:16:31,757 --> 00:16:36,696 冬雪 筆頭女官殿 ありがとうございます。 224 00:16:36,696 --> 00:16:41,868 とはいえ 他家の者が失礼いたしました。 225 00:16:41,868 --> 00:16:47,540 皆様 皇后陛下は忍耐強く 病魔と闘っておいでです。 226 00:16:47,540 --> 00:16:51,544 どうか皆様も 本分を果たされますよう。 227 00:16:53,546 --> 00:16:55,548 お見送りいたします。 228 00:16:58,551 --> 00:17:01,721 冬雪 陛下の呼気が弱っていました。 229 00:17:01,721 --> 00:17:05,224 薬で空気の道を 広げてあげてください。 230 00:17:05,224 --> 00:17:08,060 ですが 粉薬など飲めぬご様子で…。 231 00:17:08,060 --> 00:17:10,229 経皮で効くものがあります。 232 00:17:10,229 --> 00:17:15,568 氷室に置いた53番の軟こうを 胸と背に塗れば。 はっ! 233 00:17:15,568 --> 00:17:19,739 おう吐が続くようなら 脱水症状の対策として➡ 234 00:17:19,739 --> 00:17:24,577 塩と砂糖を混ぜた水を綿に浸して 口を湿らせて。 235 00:17:24,577 --> 00:17:26,746 承知いたしました。 236 00:17:26,746 --> 00:17:29,916 あなた様が来てくださって よかった。 237 00:17:29,916 --> 00:17:32,218 どれだけ心強いか…。 238 00:17:34,186 --> 00:17:38,524 ごめんなさい 冬雪。 本当に…。 239 00:17:38,524 --> 00:17:40,693 でも もう少し。 240 00:17:40,693 --> 00:17:43,863 あとは私がなんとかしますから。 241 00:17:43,863 --> 00:17:46,065 それまで陛下をお願いします。 242 00:17:49,535 --> 00:17:51,537 はい。 243 00:17:53,873 --> 00:17:58,544 《私は なんと傲慢で 独り善がりだったのでしょう。 244 00:17:58,544 --> 00:18:02,882 本来なら黄麒宮 二番目の地位にある黄玲琳が➡ 245 00:18:02,882 --> 00:18:05,051 指揮を執るべき場面だったのに…。 246 00:18:05,051 --> 00:18:08,888 体を入れ替えられても さして焦らず➡ 247 00:18:08,888 --> 00:18:13,559 それどころか のんきに 健康な体を喜んでいました。 248 00:18:13,559 --> 00:18:19,398 夢のようだった入れ替わり生活は もうおしまい。 249 00:18:19,398 --> 00:18:24,904 慧月様 あなた様の意に沿わずとも 体を戻していただきます。 250 00:18:24,904 --> 00:18:28,407 そして あなた様も含めて➡ 251 00:18:28,407 --> 00:18:32,912 全て この事態を私が 丸く収めてみせます!》 252 00:18:35,014 --> 00:18:37,516 雛女様。 ヒッ!? 253 00:18:37,516 --> 00:18:41,020 私でございます。 扉をお開けくださいませ。 254 00:18:43,022 --> 00:18:47,026 あなたなの? 他には誰かいて? 255 00:18:47,026 --> 00:18:50,363 いいえ 私一人でございます。 256 00:18:50,363 --> 00:18:52,665 ハァ…。 257 00:19:08,881 --> 00:19:12,885 《乞巧節から9日ぶり…》 258 00:19:12,885 --> 00:19:17,723 ようやく 慧月様と直接お会いできました。 259 00:19:17,723 --> 00:19:19,892 単刀直入に申し上げます。 260 00:19:19,892 --> 00:19:23,596 入れ替わりを今 解消してくださいませ。 261 00:19:25,564 --> 00:19:30,569 本当は慧月様の望むかぎり 時間をかけたかったのですが➡ 262 00:19:30,569 --> 00:19:33,672 状況が変わりました。 あっ…。 263 00:19:33,672 --> 00:19:36,842 皇后陛下が 蟲毒でお倒れになったのです。 264 00:19:36,842 --> 00:19:39,178 あっ! なので➡ 265 00:19:39,178 --> 00:19:43,182 私は元の姿に急ぎ戻って 救いたいのです。 266 00:19:43,182 --> 00:19:45,351 そう だったの…。 267 00:19:45,351 --> 00:19:49,355 じゃあ やっぱり 朱貴妃様の真の目的は➡ 268 00:19:49,355 --> 00:19:51,857 皇后陛下の暗殺だったのね。 269 00:19:51,857 --> 00:19:56,362 ですから 私は 一刻も早く破魔の弓を引いて➡ 270 00:19:56,362 --> 00:19:58,531 呪いをはらいたいのです。 271 00:19:58,531 --> 00:20:03,035 ですが 殿下は 朱慧月に弓を貸してくださらない。 272 00:20:03,035 --> 00:20:06,205 だから 今すぐ元の体に戻って➡ 273 00:20:06,205 --> 00:20:09,875 陛下のめいとして 弓を貸していただきたいのです! 274 00:20:09,875 --> 00:20:13,546 あっ! ちょっと! なんなのその血は!? 275 00:20:13,546 --> 00:20:17,716 あっ… お体を傷つけてしまって 申し訳ございません! 276 00:20:17,716 --> 00:20:21,053 少しばかり 弓を引き過ぎてしまって…。 277 00:20:21,053 --> 00:20:25,057 そもそも なんで あなたが引くの? 278 00:20:25,057 --> 00:20:28,227 えっ? そんなの 武官にやらせればいいでしょう。 279 00:20:28,227 --> 00:20:33,899 たしか 神器は玄家の管轄だし 鷲官長も玄家の血筋。 280 00:20:33,899 --> 00:20:38,404 彼に引いてもらったほうが 弦音もさえるのではなくて? 281 00:20:38,404 --> 00:20:41,407 慧月様…。 なによ。 282 00:20:41,407 --> 00:20:45,578 そ そのとおりですね。 283 00:20:45,578 --> 00:20:49,081 自分がなんとかせねばと 思い込んで…。 284 00:20:49,081 --> 00:20:53,419 全部 私が解決してみせると 意気込んで…。 285 00:20:53,419 --> 00:20:55,421 そんな思い込みのもと➡ 286 00:20:55,421 --> 00:20:58,757 殿下に たんかを切ってしまったのですね。 287 00:20:58,757 --> 00:21:01,594 莉莉にも見えを切って…。 288 00:21:01,594 --> 00:21:05,931 これが いわゆる空回りというもの…。 289 00:21:05,931 --> 00:21:09,935 急になによ!? 申し訳ございません 慧月様…。 290 00:21:09,935 --> 00:21:12,772 人生最大規模の羞恥心で➡ 291 00:21:12,772 --> 00:21:17,610 身動きが取れずに いるところでございます。 292 00:21:17,610 --> 00:21:21,447 あなた 変なところで ビックリするほど打たれ弱いわね。 293 00:21:21,447 --> 00:21:23,449 うぅ…。 294 00:21:23,449 --> 00:21:27,119 だいたい 対処のしかたが生ぬるいのよ。 295 00:21:27,119 --> 00:21:30,623 呪われたから 呪いを散らすために弓を引く? 296 00:21:30,623 --> 00:21:35,728 そんなの 飛んでいる蚊を 手で一時的に追い払うのと一緒。 297 00:21:35,728 --> 00:21:39,565 なんの解決にもなっていないわ。 えっ? 298 00:21:39,565 --> 00:21:43,068 呪われたなら呪いで返さなきゃ。 299 00:21:43,068 --> 00:21:46,739 呪いで返すということは➡ 300 00:21:46,739 --> 00:21:51,076 この場合 朱貴妃様を 害することになるのでは? 301 00:21:51,076 --> 00:21:53,913 慧月様は それでよいのですか? 302 00:21:53,913 --> 00:21:58,918 呪いというのはそういうものよ。 303 00:21:58,918 --> 00:22:03,589 とはいえ 毒をもって毒を制すならば まず➡ 304 00:22:03,589 --> 00:22:08,427 蟲毒を作るための虫から 集めなくてはならないのだけど➡ 305 00:22:08,427 --> 00:22:12,264 それじゃ 完成まで数日かかってしまうわね。 306 00:22:12,264 --> 00:22:15,100 あのぅ…。 307 00:22:15,100 --> 00:22:18,604 共食いを生き残った 虫さんがあればよいのですか? 308 00:22:18,604 --> 00:22:23,442 えぇ でも貴妃様の蟲毒は クモのようだから➡ 309 00:22:23,442 --> 00:22:27,446 クモを捕食できるような 大型の虫が必要だけど…。 310 00:22:27,446 --> 00:22:29,448 ハッ! 311 00:22:29,448 --> 00:22:33,719 ((入れ物が足りないから クモさんとムカデさんは一緒にどうぞ。 312 00:22:33,719 --> 00:22:35,888 そんなことしたら食い合うぞ!?)) 313 00:22:35,888 --> 00:22:38,557 慧月様 まいりましょう! な なんなの!? 314 00:22:38,557 --> 00:22:42,228 ご説明は道々! 裏口から突破しますよ! 315 00:22:42,228 --> 00:22:44,230 ちょ ちょっと!? 316 00:22:46,565 --> 00:22:48,567 《気が乱れている…》 317 00:22:48,567 --> 00:22:50,569 殿下 ここは危険です! 318 00:22:50,569 --> 00:22:54,073 皇太子としてあるべき場所に 早くお戻りを! 319 00:22:54,073 --> 00:22:57,243 (2人)ハァハァハァ…。 320 00:22:57,243 --> 00:22:59,912 《おばさま 今お助けします! 321 00:22:59,912 --> 00:23:02,114 待っていてください!》