1 00:00:00,543 --> 00:00:03,921 (莉莉(りーりー)) 慧月(けいげつ)様 お迎えに上がりました 2 00:00:04,839 --> 00:00:07,174 (玲琳(れいりん))無地の洗朱(あらいしゅ)色の衣 3 00:00:07,758 --> 00:00:09,677 朱(しゅ)家づきの方ですね 4 00:00:09,760 --> 00:00:11,887 下級女官の方かしら 5 00:00:12,513 --> 00:00:14,598 (莉莉)貴妃様からのご命令で 6 00:00:14,682 --> 00:00:17,601 あなた様の部屋替えを 手伝うこととなりました 7 00:00:17,685 --> 00:00:18,894 (玲琳:慧月の声)部屋替え? 8 00:00:19,478 --> 00:00:21,897 後宮を このように騒がせた者に 9 00:00:21,981 --> 00:00:23,315 たとえ 無罪であれ 10 00:00:23,399 --> 00:00:26,277 これまでどおりの待遇は できないとのことです 11 00:00:26,360 --> 00:00:30,448 (玲琳:慧月の声)分かりました よろしくお願いいたします 12 00:00:30,531 --> 00:00:32,283 えっと あなたは… 13 00:00:33,284 --> 00:00:34,618 (莉莉)ハァ… 14 00:00:34,702 --> 00:00:36,287 莉莉でございます 15 00:00:36,370 --> 00:00:37,788 莉莉 16 00:00:37,872 --> 00:00:40,958 (莉莉)この1年 おそばで お仕えしてまいりましたが 17 00:00:41,041 --> 00:00:43,919 あなた様には その程度の認識でございましょうね 18 00:00:44,754 --> 00:00:45,588 あっ! 19 00:00:45,671 --> 00:00:47,965 (玲琳)側仕(そばづか)えの方でしたのね! 20 00:00:48,048 --> 00:00:50,509 もう少し わたくしが本物かどうか 21 00:00:50,593 --> 00:00:53,596 疑ってくださってもいいのですよ 22 00:00:54,513 --> 00:00:58,851 ♪~ 23 00:02:18,681 --> 00:02:23,936 ~♪ 24 00:02:28,023 --> 00:02:30,693 (玲琳)ここが朱駒宮(しゅくぐう)… 25 00:02:30,776 --> 00:02:33,320 詠(えい)国を代表する五家 26 00:02:33,404 --> 00:02:38,909 中でも南領を治め 炎を奉ってきた朱家の方々 27 00:02:38,993 --> 00:02:42,454 華やかで 力強く 彩られていますね 28 00:02:43,455 --> 00:02:45,875 (玲琳:慧月の声) あら? 莉莉 あの… 29 00:02:45,958 --> 00:02:47,710 朱貴妃様に ご挨拶を… 30 00:02:47,793 --> 00:02:48,878 (莉莉)貴妃様からは 31 00:02:48,961 --> 00:02:51,547 謹慎せよと 通達をいただいております 32 00:02:51,630 --> 00:02:53,424 そんな… 33 00:02:53,507 --> 00:02:55,217 (玲琳)妃(きさき)と雛女(ひめ)は 34 00:02:55,301 --> 00:02:59,680 後宮において 母と子にも等しい縁を結ぶはず 35 00:02:59,763 --> 00:03:04,268 伯母様でしたら まずは話を聞こうとなさるのに 36 00:03:04,351 --> 00:03:07,938 もっとも わたくしが罪を犯していたら 37 00:03:08,022 --> 00:03:12,192 自らの手で わたくしの首を 落とされるでしょうけど 38 00:03:12,943 --> 00:03:16,322 朱貴妃様は 実は冷淡な方でいらっしゃる? 39 00:03:16,989 --> 00:03:17,823 でも… 40 00:03:19,199 --> 00:03:21,911 虫すら慈しまれる あの方が 41 00:03:21,994 --> 00:03:25,456 冷たいお心根だとは とても思えませんが… 42 00:03:27,791 --> 00:03:29,335 (中級女官たち)フフフフッ (玲琳:慧月の声)ん? 43 00:03:29,418 --> 00:03:30,920 (中級女官)ああ 臭いこと 44 00:03:31,003 --> 00:03:33,088 (中級女官) ネズミが2匹 這(は)っているもの 45 00:03:33,172 --> 00:03:35,716 黒ネズミと赤ネズミ 46 00:03:35,799 --> 00:03:38,719 (玲琳)中級女官の方々が雛女に… 47 00:03:38,802 --> 00:03:41,388 黄麒宮(こうきぐう)では 道を歩いているだけで 48 00:03:41,472 --> 00:03:43,557 皆 親しく話しかけてくれたのに 49 00:03:43,641 --> 00:03:45,976 (翠玉)玲琳様! (珊瑚)お熱 下がりましたね! 50 00:03:46,060 --> 00:03:47,978 (珠蘭) たくさん食べてくださいませ! 51 00:03:48,646 --> 00:03:52,191 (玲琳)あら? あまりに 日常だったから流していたけれど 52 00:03:52,274 --> 00:03:54,526 あれも少々 異常だったのでは? 53 00:03:54,610 --> 00:03:57,446 もっと自立したいですね 54 00:03:57,529 --> 00:03:59,657 夢の自助努力生活! 55 00:03:59,740 --> 00:04:01,909 (莉莉)新たな部屋は こちらでございます 56 00:04:01,992 --> 00:04:02,826 あ… 57 00:04:06,705 --> 00:04:08,832 こちら… 58 00:04:08,916 --> 00:04:11,835 (莉莉)元は 食料庫であった場所でございます 59 00:04:11,919 --> 00:04:13,837 もっとも 廃棄された今では 60 00:04:13,921 --> 00:04:17,341 虫や菌の温床となっている 場所でございますが 61 00:04:17,925 --> 00:04:20,552 (玲琳)あの道の向こうは藍(らん)家 62 00:04:20,636 --> 00:04:24,556 つまり ここは 朱駒宮の最果ての地 63 00:04:24,640 --> 00:04:26,850 追放されたのですね 64 00:04:27,559 --> 00:04:30,354 (玲琳:慧月の声) ここに住むのですか? 65 00:04:30,437 --> 00:04:32,064 (莉莉)ああ そうだよ 66 00:04:32,147 --> 00:04:33,607 (玲琳:慧月の声)あ… 莉莉? 67 00:04:34,358 --> 00:04:37,194 どうせ あんたは 殺そうとしたんだろ 68 00:04:37,277 --> 00:04:39,571 そんな大バカ女だから こんなところに 69 00:04:39,655 --> 00:04:40,781 追いやられたんじゃ ないか 70 00:04:40,864 --> 00:04:42,866 こんな廃屋で世話をしろ? 71 00:04:42,950 --> 00:04:45,536 あたしまで 死ねと言われてんのと一緒だ! 72 00:04:45,619 --> 00:04:47,204 何 驚いてんだよ 73 00:04:47,287 --> 00:04:49,915 あたしのことを 卑しい踊り子の娘だからって 74 00:04:49,999 --> 00:04:51,959 さんざんバカにしてきたくせに! 75 00:04:52,042 --> 00:04:54,545 (慧月)どんなに取り繕っても 76 00:04:54,628 --> 00:04:56,797 男を誘う母親の血は消えないわね 77 00:04:56,797 --> 00:04:58,632 男を誘う母親の血は消えないわね 78 00:04:56,797 --> 00:04:58,632 (女官たちの笑い声) 79 00:04:59,591 --> 00:05:01,719 (莉莉)いざ本性を見せたら おびえるなんて 80 00:05:01,802 --> 00:05:03,512 おかしいじゃないか! 81 00:05:05,055 --> 00:05:08,809 (玲琳)琥珀(こはく)色の瞳 赤みの強い髪 82 00:05:08,892 --> 00:05:11,687 下町の住人のような話し方 83 00:05:12,187 --> 00:05:16,483 恐らく 朱家のどなたかが 移民の踊り子に… 84 00:05:17,067 --> 00:05:19,278 それが 側つき女官なのに 85 00:05:19,361 --> 00:05:24,033 最下位の洗朱色の衣しか 与えられない理由なのですね 86 00:05:24,116 --> 00:05:26,452 こうなったら もう遠慮なんかしない 87 00:05:26,535 --> 00:05:28,787 あたしには 女官部屋だって残ってるんだ 88 00:05:28,871 --> 00:05:30,330 ここに泊まらないし 89 00:05:30,414 --> 00:05:33,083 掃除も洗濯も全部 あんた1人で どうぞ 90 00:05:33,167 --> 00:05:34,460 (玲琳:慧月の声)えっ 1人で… 91 00:05:34,543 --> 00:05:36,295 (莉莉)虐げられてきた女官たちも 92 00:05:36,378 --> 00:05:38,547 誰一人 協力なんか しないだろうしね 93 00:05:39,214 --> 00:05:41,050 7日後の中元節(ちゅうげんせつ)の儀も 94 00:05:41,133 --> 00:05:43,510 あんたは出なくていいって 朱貴妃様は仰せだ 95 00:05:43,594 --> 00:05:45,179 ごゆっくり 96 00:05:54,104 --> 00:05:57,107 (玲琳:慧月の声) ここで暮らすのですか? 97 00:05:57,608 --> 00:05:59,276 こんな… 98 00:05:59,359 --> 00:06:01,403 すてきな場所で? 99 00:06:01,487 --> 00:06:03,405 一面の草むら 100 00:06:03,489 --> 00:06:05,407 豊かな土 101 00:06:05,491 --> 00:06:06,658 そして… 102 00:06:07,242 --> 00:06:08,827 自由! 103 00:06:10,245 --> 00:06:11,455 アハッ… 104 00:06:11,538 --> 00:06:15,000 好きなだけ薬草を育てて 実験して 寝て 105 00:06:15,084 --> 00:06:17,669 思いきり騒いでも いいのですね 106 00:06:23,509 --> 00:06:26,345 (玲琳)子供の頃から体が弱くて 107 00:06:26,428 --> 00:06:30,182 皆に心配をかけていた わたくしですが 108 00:06:30,265 --> 00:06:33,435 (絹秀(けんしゅう))玲琳 何事も根性だぞ 109 00:06:34,019 --> 00:06:36,230 (玲琳)黄(こう)家とは土の眷属(けんぞく) 110 00:06:36,313 --> 00:06:41,777 自らの足で地に立つことを誇り 困難を愛する者たちと 111 00:06:41,860 --> 00:06:44,071 伯母様も おっしゃっていましたし 112 00:06:44,655 --> 00:06:47,825 (玲琳:慧月の声) よし 根性で頑張ります! 113 00:06:48,784 --> 00:06:50,452 (文昂(ぶんこう))鷲官長(しゅうかんちょう) 114 00:06:50,536 --> 00:06:53,330 獣尋(じゅうじん)の儀で無罪になったとはいえ 115 00:06:53,413 --> 00:06:54,540 朱 慧月のために 116 00:06:54,623 --> 00:06:57,584 我々が監査に行く必要って あります? 117 00:06:57,668 --> 00:07:00,087 (辰宇(しんう))殿下が 心配なさっているからだ 118 00:07:00,671 --> 00:07:03,590 (尭明(ぎょうめい))今後 再び玲琳を害すことのなきよう 119 00:07:04,174 --> 00:07:05,843 警戒を怠るな 120 00:07:05,926 --> 00:07:08,137 そういうことですか 121 00:07:08,220 --> 00:07:10,848 殿下は玲琳様命だからな… 122 00:07:12,933 --> 00:07:14,852 お… おお… 123 00:07:14,935 --> 00:07:16,186 (辰宇)しかし 124 00:07:16,270 --> 00:07:18,897 朱家は こんな場所に 雛女を追いやったというのか 125 00:07:18,981 --> 00:07:21,233 (文昂)フン… いい気味ですよ 126 00:07:21,316 --> 00:07:24,111 宦官(かんがん)は 決して 雛女を傷つけてはならない 127 00:07:24,194 --> 00:07:28,740 その掟(おきて)を かさに着た彼女に どれだけ皆 苦しめられたか 128 00:07:28,824 --> 00:07:31,451 …で 今は あの子が苦しめられている 129 00:07:31,535 --> 00:07:32,995 本人は 元の部屋で 130 00:07:33,078 --> 00:07:35,873 “出ていきたくなーい”って まだ騒いでるのでは? 131 00:07:35,956 --> 00:07:37,457 僕 賭けてもいいですよ 132 00:07:37,541 --> 00:07:38,375 ん? 133 00:07:38,458 --> 00:07:39,626 (文昂)え? (玲琳:慧月の声)まあ! 134 00:07:39,710 --> 00:07:43,005 鷲官長様ならびに文昂様 135 00:07:43,088 --> 00:07:45,340 ご機嫌麗しゅうございます 136 00:07:45,424 --> 00:07:47,342 (文昂)朱 慧月? 137 00:07:47,426 --> 00:07:49,261 え? いえ… 138 00:07:49,344 --> 00:07:52,514 あっ はい そうですね 139 00:07:52,598 --> 00:07:54,766 一体 ここで何を… 140 00:07:54,850 --> 00:07:57,186 ご覧のとおり 草むしりを 141 00:07:57,269 --> 00:08:01,273 こちらで快適に過ごせるように 整備しようと思い立ちまして 142 00:08:01,356 --> 00:08:03,400 側仕えの女官は どうした 143 00:08:03,483 --> 00:08:06,904 え… えーと… そうですね 144 00:08:06,987 --> 00:08:08,780 所用で出かけております 145 00:08:08,864 --> 00:08:10,908 見放されたんですね 146 00:08:10,991 --> 00:08:11,867 (玲琳:慧月の声)ん? 147 00:08:11,950 --> 00:08:14,912 お二方に お茶でも ご用意できたらいいのですが 148 00:08:14,995 --> 00:08:17,289 あいにく このような いでたちですし… 149 00:08:17,372 --> 00:08:18,207 お茶? 150 00:08:18,290 --> 00:08:21,293 鷲官長になら まだしも 宦官相手に お茶? 151 00:08:21,376 --> 00:08:22,669 (玲琳:慧月の声) お忙しいお二方を 152 00:08:22,753 --> 00:08:25,881 お引き止めするのも 心苦しゅうございますので 153 00:08:25,964 --> 00:08:29,176 これにて失礼させていただきます 154 00:08:29,259 --> 00:08:32,179 何か用立ててほしいものは あるか 155 00:08:33,055 --> 00:08:35,432 用立ててほしいもの? 156 00:08:35,515 --> 00:08:38,852 いえ 鷲官長様たちのお力を 借りてしまっては 157 00:08:38,936 --> 00:08:40,771 せっかくの醍醐味(だいごみ)が台なしに… 158 00:08:40,854 --> 00:08:43,273 (辰宇)醍醐味? (玲琳:慧月の声)あ… いえ! 159 00:08:43,857 --> 00:08:48,445 ただ もし 鷲官長様の優しさに 甘えてよいとのことでしたら… 160 00:08:48,528 --> 00:08:49,947 ほら 来た 161 00:08:50,030 --> 00:08:53,575 この一連のしおらしいふるまいは 演技ですよ 162 00:08:53,659 --> 00:08:55,619 がっつり要求してきますよ 163 00:08:53,659 --> 00:08:55,619 (玲琳・慧月の声) いや しかし… 164 00:08:55,702 --> 00:08:58,705 女官か金か 朱貴妃様へのとりなしか… 165 00:08:58,789 --> 00:09:00,749 塩を賜れます? 166 00:09:00,832 --> 00:09:01,750 塩? 167 00:09:01,833 --> 00:09:02,834 それだけ? 168 00:09:02,918 --> 00:09:04,753 大変 幸運なことに 169 00:09:04,836 --> 00:09:07,756 雨水も芋も 確保できそうなのですが 170 00:09:07,839 --> 00:09:09,174 塩は さすがに 171 00:09:09,258 --> 00:09:12,344 一朝一夕には 精製できそうになくて 172 00:09:12,427 --> 00:09:14,846 (辰宇・文昂)あ… ああ… 173 00:09:15,764 --> 00:09:18,850 (文昂)あれは 本当に朱 慧月ですか? 174 00:09:18,934 --> 00:09:20,852 (辰宇)獣尋の儀のあと 175 00:09:20,936 --> 00:09:23,981 本人も 以前の自分とは 違うとは言っていたが 176 00:09:24,064 --> 00:09:26,316 牢(ろう)で大いに反省でもしたのだろう 177 00:09:26,400 --> 00:09:29,736 (文昂) へ~ 地下牢の力は偉大ですね 178 00:09:30,445 --> 00:09:31,613 さて 文昂 179 00:09:31,697 --> 00:09:33,699 お前は賭けに敗れたわけだが… 180 00:09:33,782 --> 00:09:34,783 (文昂)へ? 181 00:09:35,450 --> 00:09:38,120 (莉莉) お願いでございます 尚食長(しょうしょくちょう)様 182 00:09:38,203 --> 00:09:41,081 慧月様とわたくし 2人分の食料をどうか… 183 00:09:41,164 --> 00:09:43,709 (尚食長) だから 朱家の恥さらしの雛女と 184 00:09:43,792 --> 00:09:47,421 踊り子の娘に与える食料なんて ないって言ってるでしょ 185 00:09:47,504 --> 00:09:49,339 邪魔よ おどき 186 00:09:49,423 --> 00:09:50,507 (莉莉)ちくしょう 187 00:09:51,133 --> 00:09:54,511 朱 慧月に 世話はしないと 啖呵(たんか)を切ったけど 188 00:09:54,594 --> 00:09:56,513 食料を手に入れられなきゃ 189 00:09:56,596 --> 00:09:58,974 飢え死にするのは あたしも一緒だ 190 00:09:59,057 --> 00:10:01,768 朱駒宮からの助けを 期待できないなら 191 00:10:01,852 --> 00:10:03,937 他の宮に頼み込むしかない 192 00:10:04,021 --> 00:10:04,855 (雅容(がよう))もし 193 00:10:04,938 --> 00:10:06,106 (莉莉)ハッ… 194 00:10:07,357 --> 00:10:09,276 白練(しろねり)色… 195 00:10:09,359 --> 00:10:13,780 金(きん)家の上級女官が あたしに なんで 声をかけるんだ 196 00:10:13,864 --> 00:10:17,117 何用でございましょうか 白練様 197 00:10:17,200 --> 00:10:21,038 (雅容)じきに日が暮れるゆえ 用件だけ述べましょ 198 00:10:21,621 --> 00:10:25,417 哀れな洗朱よ 金家の女官になる気はなくて? 199 00:10:25,500 --> 00:10:26,376 (莉莉)え… 200 00:10:26,460 --> 00:10:30,380 (雅容)朱 慧月に対する処分は 聞いています 201 00:10:30,464 --> 00:10:32,924 あなたも それに巻き込まれたのでしょ? 202 00:10:33,008 --> 00:10:35,135 踊り子の娘とはいえ 203 00:10:35,218 --> 00:10:38,013 望んで生まれついたわけでは ないでしょうに 204 00:10:38,096 --> 00:10:39,806 哀れですこと 205 00:10:40,432 --> 00:10:43,643 我が雛女 聡明(そうめい)なる金 清佳(せいか)様は 206 00:10:43,727 --> 00:10:45,645 心を痛めておいでです 207 00:10:45,729 --> 00:10:47,189 金 清佳様が? 208 00:10:49,524 --> 00:10:55,197 (雅容)なので あることを条件に お前に白鼠(しろねず)の衣を与えましょ 209 00:10:56,073 --> 00:11:00,202 (莉莉)白鼠を? 金家の中級女官が まとう色だぞ 210 00:11:00,285 --> 00:11:03,372 じょ… 条件とは 何でございましょう 211 00:11:03,455 --> 00:11:04,873 (雅容)フフッ 212 00:11:04,956 --> 00:11:07,417 簡単なことです 213 00:11:07,501 --> 00:11:12,381 お前の主人 朱 慧月を いたぶってくれればよいのです 214 00:11:12,464 --> 00:11:13,673 え? 215 00:11:16,051 --> 00:11:19,930 (莉莉)なぜ 他家が 玲琳様のあだ討ちのようなことを? 216 00:11:20,013 --> 00:11:21,681 (雅容)よくって 217 00:11:21,765 --> 00:11:24,267 玲琳様は殿下の胡蝶(こちょう) 218 00:11:24,351 --> 00:11:26,436 殿下の寵愛(ちょうあい)を得たいならば 219 00:11:26,520 --> 00:11:29,648 進んで 玲琳様に 忠誠を誓えばいいのです 220 00:11:29,731 --> 00:11:35,654 (莉莉)つまり朱 慧月を弾圧して 金家が黄 玲琳派であると演出する 221 00:11:35,737 --> 00:11:38,448 金家は詠国経済の要 222 00:11:38,532 --> 00:11:40,617 商人肌であろう金 清佳は 223 00:11:40,700 --> 00:11:43,286 あえて2番目の雛女の座を 狙うのか 224 00:11:43,370 --> 00:11:48,583 でも いきすぎた制裁をすれば 鷲官長様に とがめられるのでは? 225 00:11:48,667 --> 00:11:50,043 (雅容)フフッ 226 00:11:50,127 --> 00:11:53,797 廃屋に追いやった あなたたちが 何を言うのだか 227 00:11:53,880 --> 00:11:56,383 わたくしは金家の雅容 228 00:11:56,466 --> 00:11:58,135 明日から この時間 229 00:11:58,218 --> 00:12:01,012 ここで朱 慧月の様子を 報告するたびに 230 00:12:01,096 --> 00:12:03,265 褒美を与えましょ 231 00:12:08,186 --> 00:12:11,273 あなたには こちらのほうが いいかしら 232 00:12:12,858 --> 00:12:13,775 あ… 233 00:12:16,611 --> 00:12:17,737 米? 234 00:12:17,821 --> 00:12:19,865 (雅容)フフッ 235 00:12:19,948 --> 00:12:22,742 明日は倍 用意しましょ 236 00:12:22,826 --> 00:12:24,411 受け取りますね? 237 00:12:27,205 --> 00:12:30,041 (莉莉)別に これは 悪いことなんかじゃない 238 00:12:30,125 --> 00:12:31,626 生きるためなんだ 239 00:12:33,795 --> 00:12:34,838 はい 240 00:12:37,048 --> 00:12:39,426 (莉莉)朱 慧月は きっと今頃 241 00:12:39,509 --> 00:12:42,220 草と虫に囲まれて 泣き崩れているはず 242 00:12:42,929 --> 00:12:44,973 そういえば“目つきが悪い”と 243 00:12:45,056 --> 00:12:47,267 冬の庭に追い出されたことも あったっけ 244 00:12:47,350 --> 00:12:49,478 (慧月)フッ… フフフッ 245 00:12:51,062 --> 00:12:53,565 (莉莉) 土に額をすりつけて わびるなら 246 00:12:53,648 --> 00:12:55,233 ひと口 分けてやろう 247 00:12:55,817 --> 00:12:59,529 これまでの分をまとめて ほえ面 かかせてやる 248 00:13:04,826 --> 00:13:05,952 ん? 249 00:13:06,036 --> 00:13:08,163 あっ おかえりなさい 250 00:13:08,246 --> 00:13:10,457 莉莉 帰ってきてくれたのですね 251 00:13:10,540 --> 00:13:13,001 ちょうど 芋を揚げ終えたところです 252 00:13:13,084 --> 00:13:16,004 あとね 油菜も さっと炒めてみました 253 00:13:16,087 --> 00:13:18,089 ささっ 熱いうちに いただきましょう 254 00:13:18,173 --> 00:13:18,840 (莉莉)は? 255 00:13:18,840 --> 00:13:19,174 (莉莉)は? 256 00:13:18,840 --> 00:13:19,174 そして 見てください 257 00:13:19,174 --> 00:13:20,842 そして 見てください 258 00:13:20,926 --> 00:13:22,719 お庭の整備が 半分 終わりましたの 259 00:13:22,802 --> 00:13:25,347 多種多様な実が 交じっていましたので 260 00:13:25,430 --> 00:13:26,932 科目ごとに仕分けて 261 00:13:27,015 --> 00:13:29,309 芋 ニラ ウリ それから… 262 00:13:29,392 --> 00:13:30,393 (莉莉)ちょっと待て! 263 00:13:30,477 --> 00:13:33,313 なんで 廃墟(はいきょ)から 芋やら ウリやら出てくるんだよ 264 00:13:33,396 --> 00:13:35,398 あんた 禁術でも使ったわけ? 265 00:13:35,482 --> 00:13:37,651 まあ 莉莉ったら 266 00:13:37,734 --> 00:13:40,570 わたくしには 禁術なんて使えませんわ 267 00:13:40,654 --> 00:13:43,532 すばらしい幸運が重なったのです 268 00:13:43,615 --> 00:13:46,201 ここは 元食料庫だったのでしょう? 269 00:13:46,284 --> 00:13:49,496 捨てられた食料が ひそかに芽吹いていたのですわ 270 00:13:49,579 --> 00:13:50,455 はあ? 271 00:13:50,539 --> 00:13:53,875 (玲琳:慧月の声) 木を奉る藍家との境でもありますし 272 00:13:53,959 --> 00:13:57,837 植物を育む気に 満ちているのかもしれませんね 273 00:13:57,921 --> 00:14:00,507 本当に楽園のような場所です 274 00:14:00,590 --> 00:14:01,716 (莉莉)そんな… 275 00:14:01,800 --> 00:14:05,345 だって ここは 恐ろしい 菌やら虫が湧くというウワサで… 276 00:14:05,428 --> 00:14:07,222 菌… そう 菌! 277 00:14:07,305 --> 00:14:10,684 黒穂菌(くろぼきん)が また すばらしい働きをしてくれまして 278 00:14:10,767 --> 00:14:14,437 ご覧ください 真菰(まこも)が 立派な菰角(こもづの)になっていますの! 279 00:14:14,521 --> 00:14:16,773 本当に ありがたい 280 00:14:16,856 --> 00:14:20,235 ああ… これまで 書物で ため込んでいた知識を 281 00:14:20,318 --> 00:14:22,821 次々 実践する機会に恵まれて 282 00:14:22,904 --> 00:14:25,031 なんと幸せ者なのでしょう 283 00:14:25,115 --> 00:14:28,368 ああ 尽きせぬ体力よ… 284 00:14:28,451 --> 00:14:29,494 (玲琳:慧月の声)芋! (莉莉)え? 285 00:14:29,578 --> 00:14:30,704 (玲琳:慧月の声) 早く食べましょう 286 00:14:30,787 --> 00:14:34,374 わたくし これでもかと 油を使って塩を振ったお料理を 287 00:14:34,457 --> 00:14:37,752 胸焼けも気にせず頬張るのが 夢だったのです 288 00:14:40,338 --> 00:14:42,132 あ… ああ… 289 00:14:42,215 --> 00:14:45,635 てか 塩や油を どうやって手に入れたんだ? 290 00:14:45,719 --> 00:14:46,636 (玲琳:慧月の声)ああ… 291 00:14:46,720 --> 00:14:49,598 親切な鷲官長様たちに賜りました 292 00:14:49,681 --> 00:14:50,640 (莉莉)マジで? 293 00:14:50,724 --> 00:14:51,558 はい 294 00:14:51,641 --> 00:14:55,895 塩はね いざとなれば 涙であえればとも思ったのですが 295 00:14:55,979 --> 00:15:00,025 たっぷり振りかけてみたかったので ここは甘えて正解でしたね! 296 00:15:00,108 --> 00:15:02,777 (莉莉)いや そのたくましい発想 どこから来たの? 297 00:15:03,403 --> 00:15:05,739 こいつ どうしちゃったんだよ 298 00:15:05,822 --> 00:15:07,782 まるで別人じゃないか 299 00:15:08,700 --> 00:15:11,995 あんた 本当に朱 慧月だよな? 300 00:15:12,078 --> 00:15:15,332 何か たくらんでいるなら 洗いざらい吐きなよ 301 00:15:16,875 --> 00:15:19,544 (玲琳:慧月の声) 乞巧節(きっこうせつ)の夜を最後に 302 00:15:19,628 --> 00:15:23,048 わたくし すっかり別人になったのです 303 00:15:23,131 --> 00:15:26,092 今 わたくしの口から お話しできるのは 304 00:15:26,176 --> 00:15:28,136 これだけのようですわ 305 00:15:29,804 --> 00:15:32,223 ほら 莉莉 あーん 306 00:15:42,442 --> 00:15:43,985 たまらないですね 307 00:15:44,069 --> 00:15:45,195 幸せ 308 00:15:45,278 --> 00:15:48,698 油のにおいを嗅ぎ続けても 倒れないなんて! 309 00:15:48,782 --> 00:15:49,282 いくらでも食べられます 310 00:15:49,282 --> 00:15:50,450 いくらでも食べられます 311 00:15:49,282 --> 00:15:50,450 (莉莉)強い… 312 00:15:51,034 --> 00:15:52,327 (玲琳・慧月の声) いいえ 飲める 313 00:15:51,034 --> 00:15:52,327 あたし この女を 絶望させることなんてできるの? 314 00:15:52,327 --> 00:15:52,410 あたし この女を 絶望させることなんてできるの? 315 00:15:52,410 --> 00:15:54,954 あたし この女を 絶望させることなんてできるの? 316 00:15:52,410 --> 00:15:54,954 わたくし 芋揚げを飲める! 317 00:15:54,954 --> 00:15:56,623 あたし この女を 絶望させることなんてできるの? 318 00:15:57,666 --> 00:16:04,047 (慧月:玲琳の声) ハァ ハァ ハァ ハァ… 319 00:16:04,130 --> 00:16:05,090 (翠玉)玲琳様 320 00:16:05,173 --> 00:16:08,635 何か ご入り用のものは ございますでしょうか 321 00:16:08,718 --> 00:16:12,555 (慧月:玲琳の声)いいえ どうぞ気になさらないでちょうだい 322 00:16:12,639 --> 00:16:15,892 玲琳様の我慢強さは 美点でございますが 323 00:16:15,975 --> 00:16:19,145 頼ってもらわねば わたくしどもも切のうございます 324 00:16:19,229 --> 00:16:21,147 (珊瑚)どうか わずかな異変であっても 325 00:16:21,231 --> 00:16:23,400 遠慮なく お伝えくださいませね 326 00:16:23,483 --> 00:16:27,028 (慧月:玲琳の声) もう… 心配性な皆様 327 00:16:27,112 --> 00:16:29,280 大丈夫よ 下がってちょうだい 328 00:16:33,159 --> 00:16:36,371 (慧月)心配され 甘やかされるというのは 329 00:16:36,454 --> 00:16:38,415 なんと心地よいの 330 00:16:38,498 --> 00:16:41,918 これぞ わたくしが求めていたもの 331 00:16:42,001 --> 00:16:44,295 これだけ大切にされたなら 332 00:16:44,379 --> 00:16:45,505 ドブネズミだって 333 00:16:45,588 --> 00:16:49,426 優雅で繊細な蝶に なろうというものよ 334 00:16:49,509 --> 00:16:53,179 大体 無理な話だったのよ 335 00:16:53,263 --> 00:16:55,932 ちょっと禁術ができるだけの 田舎娘が 336 00:16:56,015 --> 00:16:59,561 雛宮(すうぐう)で殿下の寵愛を 争おうだなんて 337 00:17:00,520 --> 00:17:05,024 1年前 術士崩れの父と 朱家末席の母は 338 00:17:05,108 --> 00:17:08,278 借金を重ねたあげくに自殺 339 00:17:09,070 --> 00:17:11,573 本家の侍女となった わたくしは… 340 00:17:13,324 --> 00:17:15,452 (雅媚(がび))その年で両親を… 341 00:17:15,535 --> 00:17:18,204 なんと哀れですこと 342 00:17:19,080 --> 00:17:22,667 (慧月)偶然 里帰りをしていた 朱貴妃様に見初められ 343 00:17:22,751 --> 00:17:24,711 雛女に指名されたけど… 344 00:17:24,794 --> 00:17:29,674 適性もなく 哀れみの心をもって選ばれただけ 345 00:17:29,758 --> 00:17:32,343 幸運は そこまでだった 346 00:17:32,427 --> 00:17:36,639 女官たちから蔑まれても 貴妃様は オロオロするばかり 347 00:17:36,723 --> 00:17:40,226 雛宮の他の雛女たちからも 嘲笑(ちょうしょう)されて… 348 00:17:40,310 --> 00:17:43,980 でも あの女だけは違った 349 00:17:44,063 --> 00:17:49,319 美しく聡明で 人格まで完璧な女 350 00:17:49,402 --> 00:17:50,737 だからこそ憎い 351 00:17:51,446 --> 00:17:53,490 そんなもの ヘドが出る! 352 00:17:54,365 --> 00:17:55,992 (翠玉)玲琳様 (慧月:玲琳の声)あ… 353 00:17:56,075 --> 00:17:58,536 (翠玉)殿下が お見舞いにいらっしゃいました 354 00:17:59,621 --> 00:18:03,374 (慧月) 黄 玲琳 あなたが悪いのよ 355 00:18:03,958 --> 00:18:07,879 わたくしが殿下を奪ってあげる 356 00:18:08,630 --> 00:18:09,756 (尭明)玲琳 357 00:18:09,839 --> 00:18:13,134 獣尋の儀では不安な思いをさせて すまなかったな 358 00:18:13,218 --> 00:18:16,346 わたくしは大丈夫でございます 359 00:18:16,429 --> 00:18:20,058 お従兄(にい)様に ご心配を おかけしてしまうことだけが 360 00:18:20,141 --> 00:18:22,393 心苦しゅうございます 361 00:18:23,520 --> 00:18:25,897 甘えてくれるとは珍しいな 362 00:18:26,439 --> 00:18:30,193 (慧月)ああ なんて気分がいいの 363 00:18:31,236 --> 00:18:35,406 今 思えば あの女が死ななくて よかったわ 364 00:18:35,490 --> 00:18:39,911 万が一 入れ替わりが露見しても 人質にすればいい 365 00:18:39,994 --> 00:18:43,414 元の体に戻せるのは わたくしだけなのだから 366 00:18:44,415 --> 00:18:48,002 それにしても 虚弱すぎるわ この体 367 00:18:48,086 --> 00:18:49,921 (冬雪(とうせつ))玲琳様 失礼します 368 00:18:50,004 --> 00:18:52,173 (慧月:玲琳の声) どうかして? 冬雪 369 00:18:52,257 --> 00:18:55,009 (冬雪)はい 玲琳様が熱を出されてから 370 00:18:55,093 --> 00:18:56,845 もう2日となりますゆえ 371 00:18:56,928 --> 00:18:58,680 鍛錬の品を お届けに 372 00:18:59,347 --> 00:19:00,181 は? 373 00:19:00,265 --> 00:19:02,058 夜を徹しての刺繍(ししゅう) 374 00:19:02,141 --> 00:19:06,437 写経百本打 舞踏稽古 各種楽器練習 375 00:19:06,521 --> 00:19:08,690 それとも 基礎体力作り 376 00:19:08,773 --> 00:19:11,442 今宵(こよい)は どれになさいましょう 377 00:19:11,526 --> 00:19:13,778 (慧月)何を言っているの? 378 00:19:13,862 --> 00:19:15,864 相手は病人よ 379 00:19:15,947 --> 00:19:18,157 “命の危機に瀕(ひん)している時こそ” 380 00:19:18,241 --> 00:19:21,619 “体は 最も貪欲に 知識 技術を身に着ける” 381 00:19:21,703 --> 00:19:23,413 “熱で 朦朧(もうろう)としている時こそ” 382 00:19:23,496 --> 00:19:26,374 “限界の向こう側を かいま見られるのだから” 383 00:19:26,457 --> 00:19:28,042 初めて看病した時 384 00:19:28,126 --> 00:19:31,170 こともなげに おっしゃった 玲琳様を思い出すたび 385 00:19:31,254 --> 00:19:33,840 この冬雪 身に震えが走ります! 386 00:19:33,923 --> 00:19:34,966 ハッ… 387 00:19:35,049 --> 00:19:36,676 まこと 玲琳様は 388 00:19:36,759 --> 00:19:40,763 努力を尊ぶ黄家の血を 誰よりも濃く継いだお方 389 00:19:40,847 --> 00:19:44,017 今や 皇后陛下も 巻き込むようになった鍛錬に 390 00:19:44,100 --> 00:19:45,226 付き合えますこと 391 00:19:45,310 --> 00:19:47,687 この冬雪も誇りに思います 392 00:19:47,770 --> 00:19:49,731 さあ ご随意に 393 00:19:50,523 --> 00:19:53,151 (慧月:玲琳の声) と… 冬雪 あのね 394 00:19:53,234 --> 00:19:56,446 起き上がるのも苦しいほどの 熱があるのよ 395 00:19:56,529 --> 00:19:59,157 理想的な状況ということで ございますね 396 00:19:59,240 --> 00:20:00,074 (慧月:玲琳の声)ハッ… 397 00:20:00,158 --> 00:20:02,994 は… 吐き気がしますわ 398 00:20:03,077 --> 00:20:05,371 熱が さらに上がってきたみたい 399 00:20:05,455 --> 00:20:08,791 これまでにない高みに 上れそうでございますね 400 00:20:08,875 --> 00:20:10,043 たらいを お持ちしましょう 401 00:20:10,126 --> 00:20:11,085 (慧月:玲琳の声)いいえ! 402 00:20:11,169 --> 00:20:12,462 これは… 403 00:20:13,254 --> 00:20:17,216 これは うつる病のような気がします 404 00:20:17,300 --> 00:20:18,635 下がってちょうだい 405 00:20:18,718 --> 00:20:20,386 即座に 406 00:20:20,470 --> 00:20:24,641 大切な あなたたちに 万が一のことがあっては 407 00:20:24,724 --> 00:20:27,644 わたくし 自分が許せませんもの 408 00:20:27,727 --> 00:20:29,395 玲琳様… 409 00:20:29,938 --> 00:20:33,816 なんと… これほどまでに 体調を崩されていたとは… 410 00:20:33,900 --> 00:20:35,902 すぐに薬師(くすし)を お呼びいたしましょう 411 00:20:35,985 --> 00:20:37,737 (珠蘭)どうぞ お気を確かに! 412 00:20:37,820 --> 00:20:40,031 (翠玉)わたくしどもが ついております! 413 00:20:40,114 --> 00:20:44,535 (慧月)おかしいわよ こいつら 絶対 おかしい 414 00:20:44,619 --> 00:20:46,037 黄 玲琳は 415 00:20:46,120 --> 00:20:50,667 皆に守られ 甘やかされた 繊細な胡蝶ではなかったの? 416 00:20:50,750 --> 00:20:53,461 まさか過保護に扱われているのは 417 00:20:53,544 --> 00:20:56,756 あの女が 物理的に 死ぬほど ムチャをするから 418 00:20:56,839 --> 00:20:59,676 心配せずには いられないということ? 419 00:20:59,759 --> 00:21:00,927 (雷鳴) 420 00:21:01,010 --> 00:21:04,430 (雨音) 421 00:21:05,348 --> 00:21:06,683 (慧月)わたくし 422 00:21:07,266 --> 00:21:11,312 この体で やっていけるわよね? 423 00:21:23,783 --> 00:21:26,119 (下級女官たちの笑い声) 424 00:21:26,703 --> 00:21:28,413 (下級女官)ここで何してるの? 425 00:21:28,496 --> 00:21:30,790 ネズミの寝るところは もう ないわよ 426 00:21:30,873 --> 00:21:33,126 (下級女官たちの笑い声) 427 00:21:37,755 --> 00:21:39,632 (莉莉)悔しい 428 00:21:41,718 --> 00:21:45,096 (雅容) お前に白鼠の衣を与えましょ 429 00:21:45,805 --> 00:21:50,810 お前の主人 朱 慧月を いたぶってくれればよいのです 430 00:21:52,186 --> 00:21:56,399 (莉莉)ここから抜け出せるなら 何だって やってやる 431 00:22:11,330 --> 00:22:14,917 (莉莉のすすり泣き) 432 00:22:20,006 --> 00:22:25,011 ♪~ 433 00:23:44,048 --> 00:23:49,053 ~♪