1 00:00:01,793 --> 00:00:05,714 (黄(こう)冬雪(とうせつ))やはり… あなた様が玲琳(れいりん)様なのですね 2 00:00:06,423 --> 00:00:08,591 その止血布(しけつふ)の巻き方 3 00:00:09,175 --> 00:00:10,593 {\an8}ほほ笑み方 4 00:00:11,094 --> 00:00:13,638 {\an8}困ると頬に 手を お当てになる癖 5 00:00:13,722 --> 00:00:14,305 {\an8}(黄(こう)玲琳(れいりん):朱(しゅ)慧月(けいげつ)の姿) あっ… 6 00:00:14,305 --> 00:00:14,806 {\an8}(黄(こう)玲琳(れいりん):朱(しゅ)慧月(けいげつ)の姿) あっ… 7 00:00:14,305 --> 00:00:14,806 (冬雪)やはりそうなのですね! 8 00:00:14,806 --> 00:00:16,224 (冬雪)やはりそうなのですね! 9 00:00:16,307 --> 00:00:18,351 (玲琳)わっ わたくしは… 10 00:00:18,435 --> 00:00:18,977 うっ… 11 00:00:19,060 --> 00:00:20,103 (冬雪)ううっ… 12 00:00:21,187 --> 00:00:23,231 申し訳ございません! 13 00:00:24,274 --> 00:00:25,233 (玲琳)冬雪(とうせつ) 14 00:00:25,817 --> 00:00:27,902 顔を上げてくださいませ 15 00:00:27,986 --> 00:00:28,737 (冬雪)いいえ 16 00:00:29,362 --> 00:00:33,366 この冬雪 玲琳様に 合わせる顔など ありませぬ! 17 00:00:35,243 --> 00:00:36,119 {\an8}分かりました 18 00:00:37,037 --> 00:00:40,373 では わたくしが かがみましょう 19 00:00:40,457 --> 00:00:41,249 (冬雪)あっ… 20 00:00:41,332 --> 00:00:43,752 あ… ああ… 21 00:00:44,419 --> 00:00:46,421 これぞ 玲琳様 22 00:00:46,504 --> 00:00:48,798 わたくしは 7日もの間 23 00:00:48,882 --> 00:00:52,719 なぜ 朱(しゅ)慧月(けいげつ)なんかを 玲琳様と思い込んでいたのか 24 00:00:52,802 --> 00:00:58,975 (冬雪の泣き声) 25 00:00:59,559 --> 00:01:01,561 ♪~ 26 00:02:26,938 --> 00:02:28,940 {\an8}~♪ 27 00:02:30,692 --> 00:02:34,195 (玲琳)冬雪は どうして気付いたのですか? 28 00:02:34,279 --> 00:02:36,573 (冬雪) お恥ずかしながら つい先ほど 29 00:02:36,656 --> 00:02:39,075 かの女が目覚めたとき 30 00:02:39,158 --> 00:02:43,204 蓄積されていた違和感が ふつふつと あふれ出しまして… 31 00:02:43,288 --> 00:02:47,208 (珠蘭)玲琳様! ああ 本当に よかった 32 00:02:47,292 --> 00:02:49,460 (珊瑚)どれだけ 気をもみましたことか 33 00:02:49,544 --> 00:02:53,673 (翠玉)朱慧月の破魔(はま)の弓にすら すがる思いでした 34 00:02:53,756 --> 00:02:55,884 (朱(しゅ)慧月(けいげつ):玲琳の姿)朱慧月? 35 00:02:55,967 --> 00:02:56,676 (珠蘭)はい 36 00:02:56,759 --> 00:03:01,097 (珠蘭)玲琳様のためにと言って 夜通しで弓を引いたのですわ 37 00:03:01,181 --> 00:03:01,931 ハッ… 38 00:03:02,015 --> 00:03:05,643 (珊瑚)最初は 何を たくらんでいるのかと思いましたが 39 00:03:05,727 --> 00:03:09,939 朱家(しゅけ)とは相性の悪いはずの 玄家(げんけ)の弓を引き続けて 40 00:03:10,023 --> 00:03:11,983 意外な一面を かいま見た思いです 41 00:03:11,983 --> 00:03:12,942 意外な一面を かいま見た思いです 42 00:03:11,983 --> 00:03:12,942 {\an8}(慧月)くっ… 43 00:03:13,026 --> 00:03:15,153 (慧月) わたくしは だまされないわ! 44 00:03:15,236 --> 00:03:16,154 (珠蘭たち)あっ… 45 00:03:16,237 --> 00:03:18,907 (慧月)あなたたちも だまされてはいけませんわ 46 00:03:18,990 --> 00:03:21,659 あの女は… 朱慧月は 47 00:03:21,743 --> 00:03:24,162 自分勝手な雛宮一(すうぐういち)の悪女で 48 00:03:24,245 --> 00:03:25,788 {\an8}どぶネズミなのよ! 49 00:03:25,872 --> 00:03:27,290 ハア ハア… 50 00:03:27,373 --> 00:03:31,294 (冬雪)雛女(ひめ)様 少し錯乱しておいでのご様子 51 00:03:31,377 --> 00:03:34,172 鎮静の薬湯(やくとう)をお持ちいたしました 52 00:03:34,255 --> 00:03:38,009 ただ これは朱慧月が煎じたもの 53 00:03:38,092 --> 00:03:41,596 薬師(くすし)が毒見して 問題ないとのことでしたが 54 00:03:41,679 --> 00:03:42,555 お嫌なら… 55 00:03:42,639 --> 00:03:43,806 ハッ… 56 00:03:43,890 --> 00:03:46,768 い… いいえ 頂くわ 57 00:03:53,399 --> 00:03:54,400 (珠蘭たち)あっ… 58 00:03:57,779 --> 00:03:59,364 (慧月)ハア… (扉が閉まる音) 59 00:04:01,449 --> 00:04:03,368 -(冬雪)お前は誰だ -(慧月)ハッ… 60 00:04:03,451 --> 00:04:06,704 (慧月) な… 何を言っているの? 冬雪 61 00:04:06,788 --> 00:04:08,623 わたくしは 黄(こう)玲琳… 62 00:04:08,706 --> 00:04:10,124 ひっ… うう! 63 00:04:10,208 --> 00:04:10,959 {\an8}ハッ… 64 00:04:11,542 --> 00:04:14,963 我が至上のお方の名をかたるな! 偽者め! 65 00:04:15,046 --> 00:04:17,173 我が最愛の雛女は 66 00:04:17,257 --> 00:04:19,509 “ちくしょう”などと 決して言わない! 67 00:04:20,093 --> 00:04:22,387 {\an8}ちくしょう… 68 00:04:22,470 --> 00:04:23,888 (慧月)あっ ああ… 69 00:04:23,972 --> 00:04:26,391 (冬雪)他家の雛女を 決して おとしめない! 70 00:04:26,474 --> 00:04:29,811 ましてや 悪女とまで おとしめた人物から 71 00:04:29,894 --> 00:04:31,020 施しなど受けない! 72 00:04:31,104 --> 00:04:32,271 ひっ… 73 00:04:32,939 --> 00:04:34,107 (冬雪)今 思えば 74 00:04:34,190 --> 00:04:36,651 乞巧節(きっこうせつ)のころから おかしかったのだ 75 00:04:36,734 --> 00:04:40,279 玲琳様のお体に 居座っているお前は 76 00:04:40,363 --> 00:04:42,532 朱慧月だな 77 00:04:43,700 --> 00:04:44,784 {\an8}(慧月)くうう… 78 00:04:45,827 --> 00:04:50,290 (玲琳)それで かの方は 素直に事情を話されたのですか? 79 00:04:50,373 --> 00:04:51,582 (冬雪)はい 80 00:04:51,666 --> 00:04:54,794 お二人の入れ替わりは 禁術の結果だと 81 00:04:55,545 --> 00:04:59,298 全て 快く話されました 82 00:04:59,382 --> 00:05:02,051 (玲琳)さては 脅しましたね 83 00:05:02,135 --> 00:05:05,805 (玲琳)あ… 莉莉(りーりー)は驚かないのですか? 84 00:05:05,888 --> 00:05:09,475 (莉莉(りーりー))まあ… 前から もしかしてと思ってたんで 85 00:05:09,559 --> 00:05:12,145 (莉莉) “殿下の胡蝶(こちょう)”と名高い方が 86 00:05:12,228 --> 00:05:16,149 まさか こんな ちょっと あれな方 だったのは驚きですけど 87 00:05:16,232 --> 00:05:18,234 ちょっと あれ… 88 00:05:18,317 --> 00:05:19,444 -(冬雪)んん… -(莉莉)ん? 89 00:05:19,527 --> 00:05:20,987 (莉莉)アハハ… 90 00:05:21,070 --> 00:05:23,531 (玲琳)では なぜ 今まで何も? 91 00:05:23,614 --> 00:05:24,741 (莉莉)ん… 92 00:05:26,075 --> 00:05:27,744 尋ねてしまったら 93 00:05:27,827 --> 00:05:30,038 この不思議なご縁が 94 00:05:30,121 --> 00:05:32,999 あんたの存在ごと 消えちゃう気がして 95 00:05:33,082 --> 00:05:34,667 だから… 96 00:05:34,751 --> 00:05:36,753 あっ… 莉莉 97 00:05:37,336 --> 00:05:39,630 雛女様は なぜ わたくしどもに 98 00:05:39,714 --> 00:05:42,175 救いを求めて くださらなかったのですか? 99 00:05:42,675 --> 00:05:44,385 (玲琳)それは… あっ… 100 00:05:45,094 --> 00:05:47,388 (冬雪) もしや なんらかの口封じを? 101 00:05:47,472 --> 00:05:50,892 朱慧月め どこまでも卑劣な 102 00:05:50,975 --> 00:05:54,020 ハッ! まさか あのときも… 103 00:05:54,604 --> 00:05:56,773 (玲琳) 信じてもらえないかもしれませんが 104 00:05:56,856 --> 00:05:59,108 わたくしは… あっ… 105 00:05:59,609 --> 00:06:02,570 (冬雪) 御身(おんみ)を見抜けなかったばかりか 106 00:06:02,653 --> 00:06:04,781 罵って 毒を渡し… 107 00:06:05,281 --> 00:06:08,576 わたくしの愚かさは万死に値します 108 00:06:08,659 --> 00:06:10,620 でもね 冬雪 109 00:06:10,703 --> 00:06:14,540 わたくしは この状況に感謝しているのです 110 00:06:14,624 --> 00:06:15,750 (冬雪)感謝? 111 00:06:17,168 --> 00:06:21,964 (玲琳)この7日間は まるで宝物のような日々でした 112 00:06:22,048 --> 00:06:24,217 (玲琳) 今まで経験できなかったことに 113 00:06:24,300 --> 00:06:25,968 たくさん挑んで 114 00:06:26,052 --> 00:06:28,721 たくさん触れられたのですから 115 00:06:28,805 --> 00:06:32,225 できることなら 大ごとにせず終わりたいの 116 00:06:32,308 --> 00:06:34,852 雛女様が たとえ そう おっしゃられても 117 00:06:34,936 --> 00:06:36,479 わたくしは 118 00:06:36,562 --> 00:06:38,606 やはり あの女を許せません 119 00:06:38,689 --> 00:06:42,610 大ごとになろうとも 朱慧月を断罪させた後(のち) 120 00:06:42,693 --> 00:06:44,570 すぐにでも自害を! 121 00:06:44,654 --> 00:06:45,696 それは許しません 122 00:06:47,031 --> 00:06:48,032 (冬雪)ですが… 123 00:06:48,116 --> 00:06:48,950 (玲琳)ダメです 124 00:06:49,033 --> 00:06:52,328 死ぬよりも 健康に生きるほうが 125 00:06:52,411 --> 00:06:54,330 何倍も難しいのです 126 00:06:54,413 --> 00:06:55,832 ああ… 127 00:06:55,915 --> 00:06:57,959 贖罪(しょくざい)を願うなら 128 00:06:58,042 --> 00:07:02,088 その手段に安易な死など 選ばないでくださいませ 129 00:07:02,171 --> 00:07:03,548 (冬雪)ですが… 130 00:07:03,631 --> 00:07:07,093 それでは あまりにも 申し訳が立ちませぬ 131 00:07:08,678 --> 00:07:12,223 (玲琳)分かりました 冬雪 では こうしましょう 132 00:07:12,932 --> 00:07:16,727 かの方と あなた自身を 害することを禁じます 133 00:07:17,270 --> 00:07:20,231 殿下や陛下に真実を告げることも 134 00:07:20,314 --> 00:07:21,357 (冬雪)あ… 135 00:07:21,440 --> 00:07:24,360 わたくしと同じ目に遭ってください 136 00:07:24,444 --> 00:07:28,614 それをもって 冬雪 あなたへの罰とします 137 00:07:28,698 --> 00:07:31,451 そんな… 甘すぎます 138 00:07:31,534 --> 00:07:34,287 (玲琳) 主人と同じ苦境を味わうのですよ 139 00:07:34,370 --> 00:07:36,372 どこが甘いものですか 140 00:07:36,456 --> 00:07:37,623 ですが… 141 00:07:37,707 --> 00:07:41,294 (玲琳)かの方は 一命を取り留めたとはいえ 142 00:07:41,377 --> 00:07:43,546 雛宮は厳しい場所です 143 00:07:44,046 --> 00:07:46,424 あなたを信頼するからこそ 144 00:07:46,507 --> 00:07:49,427 黄麒宮(こうきぐう)にとどまり 守ってもらいたいの 145 00:07:50,595 --> 00:07:52,221 承知しました 146 00:07:52,305 --> 00:07:55,433 ご下命とあらば最善を尽くします 147 00:07:58,019 --> 00:08:01,439 だますような形になってしまって ごめんなさい 148 00:08:02,273 --> 00:08:03,441 (莉莉)黄玲琳様 149 00:08:03,524 --> 00:08:07,320 朱駒宮(しゅくぐう)の人間として おわび申し上げます 150 00:08:07,403 --> 00:08:09,989 (玲琳)莉莉… やめてください 151 00:08:10,072 --> 00:08:12,825 どうか 今までのように 接してください 152 00:08:13,492 --> 00:08:15,661 あなたが気さくでいてくれなければ 153 00:08:15,745 --> 00:08:17,663 わたくしは ここでの生活を 154 00:08:17,747 --> 00:08:20,500 こんなには 楽しめなかったのですから 155 00:08:20,583 --> 00:08:21,334 でも… 156 00:08:21,417 --> 00:08:26,088 (玲琳)いずれ ここでの暮らしも 終わってしまうことでしょう 157 00:08:26,172 --> 00:08:29,217 ですから せめて それまでは 158 00:08:34,764 --> 00:08:35,723 (莉莉)フッ… 159 00:08:35,806 --> 00:08:38,351 まっ 正直 “殿下の胡蝶”が 160 00:08:38,434 --> 00:08:41,437 こんな芋好きで鍛錬好きの 変人と知っては 161 00:08:41,520 --> 00:08:43,356 敬意を払おうにもねえ 162 00:08:43,439 --> 00:08:46,234 (玲琳)まあ 莉莉 あんまりですわ 163 00:08:46,317 --> 00:08:49,237 ちょっと… 信じられない 164 00:08:49,320 --> 00:08:50,988 真っ青じゃないか 165 00:08:51,072 --> 00:08:52,740 そりゃそうだよ 166 00:08:52,823 --> 00:08:55,534 あんなに むちゃしまくって 気絶した人間が 167 00:08:55,618 --> 00:08:58,496 すぐに平然と 起き上がれるはずないじゃないか 168 00:08:58,579 --> 00:09:00,039 いいから寝ろ! 169 00:09:00,122 --> 00:09:02,291 (玲琳)莉莉 大げさですわ 170 00:09:02,375 --> 00:09:03,000 (莉莉)うるさい! 171 00:09:03,084 --> 00:09:06,629 とにかく あんたは この寝台から 一歩も動くな 172 00:09:06,712 --> 00:09:08,673 ならば せめて刺繍(ししゅう)でも… 173 00:09:08,756 --> 00:09:09,507 縫うな! 174 00:09:09,590 --> 00:09:11,509 編むな! 何もするな! 175 00:09:11,592 --> 00:09:12,843 寝ろ! 176 00:09:13,344 --> 00:09:17,557 (玲琳)莉莉ったら 主人に対して まるで遠慮がありませんわ 177 00:09:17,640 --> 00:09:20,017 あんたが遠慮するなって 言ったんでしょ 178 00:09:20,643 --> 00:09:21,811 (玲琳)フフ… 179 00:09:22,436 --> 00:09:25,273 ありがとう 莉莉 180 00:09:26,107 --> 00:09:28,276 (莉莉)人騒がせな雛女め 181 00:09:33,864 --> 00:09:38,327 (慧月の荒い息) 182 00:09:38,411 --> 00:09:41,289 (冬雪)おのれ 禁術などと 卑怯(ひきょう)なまねを! 183 00:09:41,872 --> 00:09:42,665 (慧月)くっ… 184 00:09:42,748 --> 00:09:44,834 やりたければ やれば? 185 00:09:44,917 --> 00:09:50,172 でもね 黄玲琳の魂を 元に戻せるのは私だけなのよ 186 00:09:50,256 --> 00:09:51,257 -(冬雪)くっ… -(慧月)うっ! 187 00:09:52,591 --> 00:09:53,134 (冬雪)ハッ… 188 00:09:53,217 --> 00:09:54,135 (慧月)うっ… 189 00:09:54,969 --> 00:09:56,095 (冬雪)うっ… 190 00:09:56,178 --> 00:09:58,723 (慧月) この体が どうなってもいいの? 191 00:09:59,307 --> 00:10:00,349 (冬雪)くっ… 192 00:10:01,225 --> 00:10:03,102 我が主(あるじ)に会ってくる 193 00:10:03,602 --> 00:10:05,688 このままで済むと思うな 194 00:10:07,690 --> 00:10:08,774 (扉が閉まる音) 195 00:10:09,775 --> 00:10:11,444 (慧月)ハア… 196 00:10:12,820 --> 00:10:15,990 (慧月の荒い息) 197 00:10:16,073 --> 00:10:18,868 もう… おしまいだわ 198 00:10:18,951 --> 00:10:20,244 女官で あれだもの 199 00:10:21,120 --> 00:10:24,248 (慧月) もし 殿下が お知りになったら… 200 00:10:25,249 --> 00:10:28,252 (慧月)結局… 同じね 201 00:10:28,336 --> 00:10:31,672 誰からも愛される女と 入れ替わっても 202 00:10:31,756 --> 00:10:35,384 たった7日で 激しい敵意にさらされる 203 00:10:36,052 --> 00:10:38,012 誰も救ってなどくれない 204 00:10:41,349 --> 00:10:43,100 (玲琳)わたくし 入れ替わって 205 00:10:43,184 --> 00:10:46,187 いい思いを させていただいてばかりですし 206 00:10:46,270 --> 00:10:48,147 きちんと お話しできれば 207 00:10:48,230 --> 00:10:50,733 何か風が吹くことも あるかもしれません 208 00:10:50,816 --> 00:10:55,071 玲琳様のためにと言って 夜通しで弓を引いたのですわ 209 00:10:57,198 --> 00:10:58,824 (慧月)どうしてよ 210 00:11:01,369 --> 00:11:02,662 どうして… 211 00:11:04,121 --> 00:11:06,290 (慧月)どうして あなたは 212 00:11:06,374 --> 00:11:11,295 いつも いつまでも… 美しいのよ 213 00:11:11,879 --> 00:11:12,922 うっ… 214 00:11:15,091 --> 00:11:18,260 {\an8}あ… あああ… 215 00:11:19,637 --> 00:11:22,556 (慧月の泣き声) 216 00:11:22,640 --> 00:11:24,183 (何かが動く音) 217 00:11:24,266 --> 00:11:25,059 (慧月)ハッ! 218 00:11:25,142 --> 00:11:27,311 (何かが動く音) (慧月)あれは… 219 00:11:27,395 --> 00:11:32,316 (慧月)そういえば 夢の中で襲ってきた 無数の目玉 220 00:11:33,150 --> 00:11:36,112 あれは 恐らく 病魔の姿 221 00:11:36,195 --> 00:11:40,032 それが破魔の弓の 弦音(つるね)を聞いて消えた 222 00:11:40,616 --> 00:11:44,745 でも 病が弦音で祓(はら)えるなんて おかしい 223 00:11:45,246 --> 00:11:47,248 祓えるとしたら それは… 224 00:11:48,290 --> 00:11:49,250 呪い 225 00:11:50,126 --> 00:11:52,670 なぜ 金家(きんけ)からの贈り物に… 226 00:11:56,006 --> 00:11:57,174 (慧月)あっ! 227 00:12:00,010 --> 00:12:01,929 蟲毒(こどく)… 228 00:12:02,012 --> 00:12:07,059 (慧月)それも 病で死ぬように 呪いをかけられたもの 229 00:12:07,643 --> 00:12:11,188 まさか… だって これを作れるのは 230 00:12:11,272 --> 00:12:14,442 わたくしと あと1人だけ 231 00:12:14,525 --> 00:12:15,693 (慧月)ハッ… 232 00:12:17,278 --> 00:12:19,196 ウソでしょ 233 00:12:25,286 --> 00:12:27,538 (金(きん)麗雅(れいが))お見舞いの品ですわ 234 00:12:27,621 --> 00:12:29,707 (麗雅)どうぞ 玲琳様に 235 00:12:33,794 --> 00:12:39,425 (金(きん)清佳(せいか))玲琳様のご回復を祝う 茶会だなんて 白々しいこと 236 00:12:39,508 --> 00:12:42,970 病弱な玲琳様を批判するのが 目的のくせに 237 00:12:43,053 --> 00:12:45,473 (麗雅)まあ ご覧になって 238 00:12:45,556 --> 00:12:48,726 金鳳花(きんぽうげ)の なんと愛らしいこと 239 00:12:48,809 --> 00:12:52,605 ですが 少し しおれておりますわね 240 00:12:52,688 --> 00:12:56,775 (藍(らん)芳林(ほうりん))かの黄色の花は あまりに繊細ですもの 241 00:12:56,859 --> 00:12:59,987 豪奢(ごうしゃ)な花瓶に挿されても すぐ枯れてしまうのなら 242 00:13:00,070 --> 00:13:02,490 かえって哀れですわね 243 00:13:02,573 --> 00:13:04,992 (芳林・麗雅)オホホホホッ 244 00:13:05,075 --> 00:13:09,663 (清佳)朱慧月 どぶネズミのあなたがいたことで 245 00:13:09,747 --> 00:13:12,082 1つだけ いいことがありましたわ 246 00:13:12,583 --> 00:13:14,251 泥臭いあなたがいれば 247 00:13:14,335 --> 00:13:17,755 あさましい女の放つ腐臭は 目立たない 248 00:13:18,923 --> 00:13:22,593 (朱(しゅ)雅媚(がび))玲琳様のご回復を お祈りいたします 249 00:13:26,597 --> 00:13:27,515 (黄(こう)絹秀(けんしゅう))朱貴妃(しゅきひ) 250 00:13:28,224 --> 00:13:29,767 (絹秀)どうした? その足は 251 00:13:30,768 --> 00:13:32,770 (雅媚) 大したことではございません 252 00:13:35,356 --> 00:13:36,899 {\an8}(絹秀)皆の者 253 00:13:36,982 --> 00:13:39,151 {\an8}今日は 我が雛女 玲琳のために 254 00:13:39,235 --> 00:13:40,945 {\an8}手間を取らせたな 255 00:13:41,028 --> 00:13:41,779 {\an8}礼を言う 256 00:13:41,862 --> 00:13:45,449 (玄(げん)歌吹(かすい))玲琳様は その後 いかがお過ごしでしょうか? 257 00:13:45,533 --> 00:13:49,078 (藍(らん)芳春(ほうしゅん))意識を取り戻したとは お聞きしているのですが 258 00:13:49,161 --> 00:13:50,788 (絹秀)心配をかけたな 259 00:13:50,871 --> 00:13:53,499 玲琳は 既に回復したのだが 260 00:13:53,582 --> 00:13:57,503 まだ 過保護な女官たちに 禁足(なんきん)されていてな 261 00:13:57,586 --> 00:13:58,796 あまり案ずるな 262 00:13:58,879 --> 00:14:02,049 (麗雅)まあ 安心いたしましたわ 263 00:14:02,132 --> 00:14:07,304 ですが こうも病弱ですと 心配ですわねえ 264 00:14:07,388 --> 00:14:09,431 雛女は やがて 妃(きさき)になって 265 00:14:09,515 --> 00:14:13,143 陛下をお慰めし 子をもうけなければならないのに 266 00:14:13,143 --> 00:14:14,061 陛下をお慰めし 子をもうけなければならないのに 267 00:14:13,143 --> 00:14:14,061 {\an8}(歌吹)あっ… 268 00:14:14,144 --> 00:14:14,645 果たして 玲琳様に そのような ご体力があるのか 269 00:14:14,645 --> 00:14:16,063 果たして 玲琳様に そのような ご体力があるのか 270 00:14:14,645 --> 00:14:16,063 {\an8}(芳春)うう… 271 00:14:16,063 --> 00:14:17,648 果たして 玲琳様に そのような ご体力があるのか 272 00:14:17,648 --> 00:14:18,148 果たして 玲琳様に そのような ご体力があるのか 273 00:14:17,648 --> 00:14:18,148 {\an8}(清佳)叔母様! 274 00:14:18,148 --> 00:14:18,691 {\an8}(清佳)叔母様! 275 00:14:18,774 --> 00:14:20,317 -(絹秀)金淑妃(きんしゅくひ) -(清佳)あっ… 276 00:14:20,401 --> 00:14:22,403 陛下が おっしゃっていたぞ 277 00:14:22,486 --> 00:14:25,322 お前は相手として申し分ないが 278 00:14:25,406 --> 00:14:28,200 声が大きいのには難儀すると 279 00:14:28,284 --> 00:14:29,577 (芳林のせきこみ) 280 00:14:29,660 --> 00:14:30,828 まっ… なっ… 281 00:14:30,911 --> 00:14:33,581 真っ昼間から なんという下世話な 282 00:14:33,664 --> 00:14:34,957 はあ? 283 00:14:35,040 --> 00:14:38,627 妾(わらわ)は 碁の手合わせの話を しただけだぞ 284 00:14:38,711 --> 00:14:41,130 お前こそ 何 いやらしいことを考えておる? 285 00:14:41,130 --> 00:14:41,964 お前こそ 何 いやらしいことを考えておる? 286 00:14:41,130 --> 00:14:41,964 {\an8}(麗雅)ううっ… 287 00:14:41,964 --> 00:14:42,047 {\an8}(麗雅)ううっ… 288 00:14:42,047 --> 00:14:42,548 {\an8}(麗雅)ううっ… 289 00:14:42,047 --> 00:14:42,548 好き者よなあ 290 00:14:42,548 --> 00:14:43,716 好き者よなあ 291 00:14:43,799 --> 00:14:48,012 よくも皇后でありながら そのような卑しい口を… 292 00:14:48,095 --> 00:14:49,346 -(絹秀)金(きん)麗雅(れいが) -(麗雅)あっ… 293 00:14:49,430 --> 00:14:51,682 (絹秀)妾も陛下と同意見だ 294 00:14:51,682 --> 00:14:52,099 (絹秀)妾も陛下と同意見だ 295 00:14:51,682 --> 00:14:52,099 {\an8}(麗雅)あ… 296 00:14:52,099 --> 00:14:52,182 {\an8}(麗雅)あ… 297 00:14:52,182 --> 00:14:52,683 {\an8}(麗雅)あ… 298 00:14:52,182 --> 00:14:52,683 お前の声は 299 00:14:52,683 --> 00:14:53,851 お前の声は 300 00:14:54,935 --> 00:14:57,354 時々 ひどく耳に障る 301 00:14:57,438 --> 00:14:58,606 あっ… 302 00:14:58,689 --> 00:15:02,318 本人は たあいのない さえずりをしたつもりでも 303 00:15:02,401 --> 00:15:07,114 その甲高い響きが 弱った者には毒となることもあろう 304 00:15:07,197 --> 00:15:09,241 {\an8}(麗雅)うっ くうう… 305 00:15:07,197 --> 00:15:09,241 ここを見舞いの場と心得るなら 306 00:15:09,241 --> 00:15:10,075 ここを見舞いの場と心得るなら 307 00:15:10,159 --> 00:15:12,202 その不快な口をつぐめ 308 00:15:12,703 --> 00:15:14,663 野に放たれたいのか 309 00:15:16,040 --> 00:15:19,501 (清佳)淑妃が とんだ失礼を申し上げました 310 00:15:19,585 --> 00:15:22,838 金家の者として おわび申し上げます 311 00:15:22,922 --> 00:15:24,340 (麗雅)ううっ… 312 00:15:26,634 --> 00:15:28,677 フッ よかろう 313 00:15:28,761 --> 00:15:31,597 金家は しっかりした雛女に 恵まれたなあ 314 00:15:32,514 --> 00:15:33,599 (麗雅)あ… 315 00:15:33,682 --> 00:15:38,604 (絹秀)まあ 金淑妃が 妾に敬意を払えぬのも分かるがな 316 00:15:38,687 --> 00:15:40,064 {\an8}雛宮時代 317 00:15:40,147 --> 00:15:42,733 {\an8}妾が皇后になると 予想した者など 318 00:15:42,816 --> 00:15:44,610 {\an8}誰一人いなかったしな 319 00:15:44,693 --> 00:15:45,569 (歌吹)まあ… 320 00:15:45,653 --> 00:15:47,112 (芳春)そうなのですか? 321 00:15:47,196 --> 00:15:50,741 妾は最年長の雛女で かわいげもない 322 00:15:50,824 --> 00:15:54,119 女のたしなみというものには てんで興味がなく 323 00:15:54,203 --> 00:15:58,207 玄賢妃(げんけんひ)との組み手が 唯一の気晴らしだったからな 324 00:15:58,290 --> 00:15:59,124 (玄(げん)傲雪(ごうせつ))フッ… 325 00:15:59,208 --> 00:16:03,921 我らが組めば 当時の鷲官長(しゅうかんちょう)とて震えたものよ 326 00:16:04,004 --> 00:16:05,381 なあ? 傲雪(ごうせつ) 327 00:16:05,464 --> 00:16:07,633 (傲雪) フッ… さようでございますな 328 00:16:08,592 --> 00:16:11,512 (絹秀) 最も輝いていたのは朱貴妃だった 329 00:16:12,012 --> 00:16:16,892 麗しく 慈愛深く 徳に高く 奥ゆかしい 330 00:16:16,976 --> 00:16:19,603 “殿下の芙蓉(ふよう)”と たたえられてな 331 00:16:19,687 --> 00:16:21,730 過ぎたお話です 332 00:16:21,814 --> 00:16:24,775 過分なお言葉 お恥ずかしい限りですわ 333 00:16:24,858 --> 00:16:26,110 (絹秀)過分なものか 334 00:16:26,819 --> 00:16:32,366 お前のとりなしがなければ 妾は雛宮に残れたかどうか… 335 00:16:33,492 --> 00:16:34,868 (雅媚)絹秀(けんしゅう)様? 336 00:16:34,952 --> 00:16:37,621 (雅媚)そんな所で 何をなさっているのです? 337 00:16:37,705 --> 00:16:39,498 (絹秀)ここで昼寝すれば 338 00:16:39,581 --> 00:16:42,584 体調を崩して 儀式を休めると思ってな 339 00:16:42,668 --> 00:16:44,962 (雅媚)そんな理由で 危険行為を働くのは 340 00:16:45,045 --> 00:16:46,588 およしなさいませ! 341 00:16:47,464 --> 00:16:50,050 絹秀様が いくら聡明(そうめい)でも 342 00:16:50,134 --> 00:16:52,845 乞巧節で披露する刺繍が これでは 343 00:16:52,928 --> 00:16:55,764 ほかの雛女たちに侮られましょう 344 00:16:55,848 --> 00:16:57,391 悔しくはないのですか? 345 00:16:57,474 --> 00:16:58,976 まったく 346 00:16:59,059 --> 00:17:01,562 妾は官吏になりたかったのだ 347 00:17:01,645 --> 00:17:04,481 天下の母たる皇后なら やってもいいが 348 00:17:04,565 --> 00:17:06,650 皇后の座には雅媚(がび)がいるしな 349 00:17:06,734 --> 00:17:10,279 それは殿下が お決めになることですが… 350 00:17:10,362 --> 00:17:14,324 絹秀様が侮られるのは わたくしが嫌ですわ 351 00:17:14,408 --> 00:17:17,119 ですから これを 352 00:17:17,619 --> 00:17:18,996 ほう 353 00:17:19,079 --> 00:17:23,459 もし 幸運に恵まれ わたくしが 皇后となることがあったなら 354 00:17:23,542 --> 00:17:27,796 その右腕となる貴妃の座には 絹秀様がいてほしいですわ 355 00:17:27,880 --> 00:17:28,714 (絹秀)あ… 356 00:17:28,797 --> 00:17:32,050 ウソがなく まっすぐな あなた様が 357 00:17:32,134 --> 00:17:35,971 心が弱い わたくしには どんなに支えとなることか 358 00:17:36,055 --> 00:17:39,516 心が弱い? 冗談を 359 00:17:39,600 --> 00:17:41,977 刺繍には人柄が表れる 360 00:17:42,060 --> 00:17:45,773 これは繊細に見えるが 色使いは大胆で 361 00:17:45,856 --> 00:17:48,233 念入りに重ねて縫ってある 362 00:17:48,317 --> 00:17:53,864 何度も針で硬い布をうがった 執念と根性の持ち主ということだ 363 00:17:53,947 --> 00:17:54,990 まあ 364 00:17:55,074 --> 00:17:57,034 なんだか ひどい言われようです 365 00:17:57,117 --> 00:17:59,036 (絹秀) だが 当たっているだろう? 366 00:17:59,119 --> 00:18:00,788 お前は 一度 決めたことは 367 00:18:00,871 --> 00:18:03,874 なんとしても やりとおす 苛烈な女だ 368 00:18:03,957 --> 00:18:05,876 そこが 妾は気に入ってる 369 00:18:05,959 --> 00:18:06,919 (雅媚)フッ… 370 00:18:07,419 --> 00:18:09,546 わたくしへの評価は どうあれ 371 00:18:09,630 --> 00:18:13,050 刺繍を お役立ていただけるのなら 何よりですわ 372 00:18:13,133 --> 00:18:17,054 いや これを殿下に披露するなど もったいない 373 00:18:17,137 --> 00:18:19,306 妾の手巾(しゅきん)にする 374 00:18:21,391 --> 00:18:22,810 まあ… 375 00:18:22,893 --> 00:18:24,561 (絹秀)お前への礼は何がいい? 376 00:18:24,645 --> 00:18:26,271 刀か? 槍(やり)か? 377 00:18:26,355 --> 00:18:28,232 ああ 弓なんてどうだ? 378 00:18:28,315 --> 00:18:31,360 (雅媚) なぜ 武器しか選択肢がないのです 379 00:18:31,443 --> 00:18:32,945 敵意の表れですか? 380 00:18:33,028 --> 00:18:34,196 バカめ 381 00:18:34,279 --> 00:18:37,574 武器を授けることの意味が 分からないのか? 382 00:18:37,658 --> 00:18:40,911 たとえ すぐに駆けつけられぬほど 離れてしまっても 383 00:18:40,994 --> 00:18:44,790 その武器が自分の代わりに お前を守り続ける 384 00:18:46,041 --> 00:18:49,711 こんな最上の友情表現 ほかになかろうが 385 00:18:50,420 --> 00:18:51,713 (雅媚)あ… 386 00:18:51,797 --> 00:18:54,675 はいはい また そのようなことを 387 00:18:54,758 --> 00:18:56,927 では 気が向いたら 下さいませ 388 00:18:57,010 --> 00:18:59,805 武器の礼など いつでも かまいませんので 389 00:18:59,888 --> 00:19:01,974 来年でも来世でも結構です 390 00:19:03,433 --> 00:19:03,851 {\an8}フフッ… 391 00:19:03,851 --> 00:19:04,309 {\an8}フフッ… 392 00:19:03,851 --> 00:19:04,309 (絹秀)誰の目にも 序列が明らかだったからこそ 393 00:19:04,309 --> 00:19:07,229 (絹秀)誰の目にも 序列が明らかだったからこそ 394 00:19:07,312 --> 00:19:09,314 平和だった あの時代 395 00:19:09,815 --> 00:19:11,233 だが… 396 00:19:11,859 --> 00:19:13,610 (雅媚)殿下が伝染病? 397 00:19:13,694 --> 00:19:15,529 (鷲官長(しゅうかんちょう))嘔吐(おうと)を繰り返され 398 00:19:15,612 --> 00:19:18,740 薬師の煎じた薬も お飲みになれない状態です 399 00:19:19,491 --> 00:19:23,662 伝染のおそれがあり 雛女君たちは各宮(かくみや)にて禁足(きんそく)を 400 00:19:23,745 --> 00:19:26,331 -(麗雅)そんな… -(芳林)恐ろしいわ 401 00:19:26,832 --> 00:19:29,042 (芳林と麗雅の慌てる声) 402 00:19:29,126 --> 00:19:30,752 (傲雪)わたくしは蔵に籠(こ)もる 403 00:19:30,836 --> 00:19:34,506 感染していないと分かるまで 皆は近づかぬように 404 00:19:34,590 --> 00:19:35,257 (玄家女官)はっ 405 00:19:35,340 --> 00:19:37,718 (朱家女官)雅媚様 さあ お早く 406 00:19:38,427 --> 00:19:39,011 (3人)あっ… 407 00:19:39,094 --> 00:19:42,264 (鷲官長)絹秀様! 何をなさるおつもりか! 408 00:19:42,347 --> 00:19:44,391 (絹秀)看病なさるおつもりさ 409 00:19:44,975 --> 00:19:48,228 夫を最後まで守りきるのが 妻の本分だ 410 00:19:48,312 --> 00:19:51,148 側女(そばめ)として男を慰める意志はないが 411 00:19:51,231 --> 00:19:54,902 夫のために命を捨てる覚悟ならある 412 00:19:54,985 --> 00:19:56,570 (鷲官長たち)あ… 413 00:20:03,994 --> 00:20:07,748 ああ お目覚めになりましたか 殿下 414 00:20:08,498 --> 00:20:11,376 {\an8}(絹秀)皇太子は 帝位を引き継ぎ 415 00:20:11,460 --> 00:20:13,921 {\an8}雛女たちは それぞれ 后妃に任じられた 416 00:20:14,504 --> 00:20:17,925 そして 期せずして 妾は… 417 00:20:21,178 --> 00:20:22,804 -(傲雪)陛下? -(絹秀)んっ… 418 00:20:24,890 --> 00:20:26,308 まあ なんだ 419 00:20:26,391 --> 00:20:29,019 つまり 後宮の女たちの序列など 420 00:20:29,102 --> 00:20:31,021 いつ どう ひっくり返るかも分からぬ— 421 00:20:31,104 --> 00:20:32,564 儚(はかな)いものだ 422 00:20:32,648 --> 00:20:37,319 身分は どうあれ 互いへの敬意が重要ということだな 423 00:20:37,402 --> 00:20:40,447 おっしゃるとおりでございます 424 00:20:40,530 --> 00:20:41,323 あっ いえ 425 00:20:41,406 --> 00:20:44,993 皇后陛下の地位だけは 不動でございますわ 426 00:20:45,077 --> 00:20:49,039 尭明(ぎょうめい)殿下のような立派な皇子を お産みになったのは 427 00:20:49,122 --> 00:20:50,999 陛下だけですもの 428 00:20:51,083 --> 00:20:52,334 (茶器が割れる音) (麗雅)あっ… 429 00:20:53,085 --> 00:20:56,004 おおっと 手が滑ってしまった 430 00:20:56,088 --> 00:20:57,256 (清佳たち)あ… 431 00:20:57,839 --> 00:20:59,132 {\an8}(絹秀) だが 見舞いの日に 432 00:20:59,216 --> 00:21:01,593 {\an8}割れ茶碗とは縁起が悪い 433 00:21:01,677 --> 00:21:03,637 {\an8}今日は散会としようか 434 00:21:03,720 --> 00:21:07,224 あっ あの… わたくしの発言が何か… 435 00:21:07,307 --> 00:21:10,269 雛女たちよ 見舞いの礼を用意した 436 00:21:10,352 --> 00:21:13,021 好きな反物を受け取っていくとよい 437 00:21:13,605 --> 00:21:16,275 これからも玲琳を よろしく頼むぞ 438 00:21:23,365 --> 00:21:25,701 (雅媚) わたくしのためでございますか? 439 00:21:26,326 --> 00:21:27,411 (絹秀)なんのことだ 440 00:21:28,745 --> 00:21:30,998 いいえ なんでも 441 00:21:31,748 --> 00:21:34,793 あなた様は そういう方でございますね 442 00:21:40,590 --> 00:21:42,175 (絹秀)なあ 雅媚よ 443 00:21:42,259 --> 00:21:46,179 恨みの図案は まだ刺し終わらぬか? 444 00:21:47,264 --> 00:21:48,307 (絹秀)うっ! 445 00:21:48,807 --> 00:21:50,434 ぐっ… あ… 446 00:21:50,517 --> 00:21:51,643 うぐっ… 447 00:21:53,020 --> 00:21:54,187 (倒れる音) 448 00:21:55,522 --> 00:21:57,524 {\an8}♪~ 449 00:23:21,817 --> 00:23:23,819 {\an8}~♪ 450 00:23:27,364 --> 00:23:28,031 {\an8}(玲琳)ハッ… 451 00:23:28,865 --> 00:23:30,534 (玲琳) ああ すっかり寝過ごしました 452 00:23:30,534 --> 00:23:32,035 (玲琳) ああ すっかり寝過ごしました 453 00:23:30,534 --> 00:23:32,035 {\an8}(あくび) 454 00:23:32,119 --> 00:23:33,120 {\an8}(おなかが鳴る音) 455 00:23:33,120 --> 00:23:33,620 {\an8}(おなかが鳴る音) 456 00:23:33,120 --> 00:23:33,620 まあ おなかも すいている! 457 00:23:33,620 --> 00:23:35,831 まあ おなかも すいている! 458 00:23:35,914 --> 00:23:36,248 生きてるって感じ 459 00:23:36,248 --> 00:23:37,791 生きてるって感じ 460 00:23:36,248 --> 00:23:37,791 {\an8}(玲琳)はあ~ 461 00:23:39,084 --> 00:23:40,043 あら? 462 00:23:40,127 --> 00:23:43,797 お部屋が… きれい 463 00:23:43,880 --> 00:23:47,676 (莉莉) うう… 目が覚めたんですね 464 00:23:47,759 --> 00:23:49,511 よかったです 465 00:23:49,594 --> 00:23:50,929 (玲琳)莉莉?