1 00:00:01,693 --> 00:00:04,654 (雷鳴) 2 00:00:04,780 --> 00:00:09,534 (一弥(かずや))殺された占い師 ロクサーヌ宛の招待状 3 00:00:10,702 --> 00:00:12,704 “箱庭の夕べ” 4 00:00:13,997 --> 00:00:17,209 思わず盛り上がって ここまで来ちゃったけど― 5 00:00:17,334 --> 00:00:19,795 本当に よかったのかな? 6 00:00:20,837 --> 00:00:25,342 案内してくれた人も 出航前に どこかへ行っちゃったし… 7 00:00:26,843 --> 00:00:29,387 (一弥) ちょっ ちょっと ヴィクトリカ 8 00:00:32,849 --> 00:00:34,142 (ヴィクトリカ)何だね 久城(くじょう) 9 00:00:34,267 --> 00:00:38,230 1人だけ ズルいよ 僕だって おなかすいてるのに 10 00:00:38,355 --> 00:00:39,648 (ヴィクトリカ)我々は… (一弥)ん? 11 00:00:40,107 --> 00:00:43,902 (ヴィクトリカ)ロクサーヌ宛の 招待状で やってきたのだからね 12 00:00:44,444 --> 00:00:46,738 ディナーも1人分しかない 13 00:00:46,863 --> 00:00:49,908 はぁ… もういいよ 14 00:00:50,033 --> 00:00:52,577 何か 別のものを食べるから 15 00:00:52,702 --> 00:00:54,121 君 お菓子か何か― 16 00:00:54,246 --> 00:00:55,705 持ってきてない? (ヴィクトリカ)むっ… 17 00:00:56,581 --> 00:00:57,582 (一弥)あっ… 18 00:00:57,707 --> 00:00:59,876 私の頭脳が導き出した― 19 00:01:00,043 --> 00:01:01,378 必要な道具たち 20 00:01:02,003 --> 00:01:03,505 その中に あったのだよ 21 00:01:04,297 --> 00:01:06,174 非常食セットもね 22 00:01:06,299 --> 00:01:07,050 あっ 23 00:01:07,425 --> 00:01:10,929 それらは全て 学園に置かれたままだ 24 00:01:11,388 --> 00:01:14,141 君の へ理屈の犠牲になってな 25 00:01:14,266 --> 00:01:15,559 自業自得だよ 君 26 00:01:15,809 --> 00:01:16,852 うっ… 27 00:01:17,269 --> 00:01:20,105 へ理屈って… 君に言われても! 28 00:01:20,230 --> 00:01:21,565 むぐっ! うっ むっ… 29 00:01:21,690 --> 00:01:24,568 へ理屈こきに パンならやろう 30 00:01:24,693 --> 00:01:27,988 (一弥)んんっ… むぐむぐ 31 00:01:28,655 --> 00:01:29,698 あっ 32 00:01:30,657 --> 00:01:31,992 おいしい 33 00:01:32,492 --> 00:01:37,497 ♪~ 34 00:02:56,952 --> 00:03:01,957 ~♪ 35 00:03:05,710 --> 00:03:11,716 (足音) 36 00:03:14,427 --> 00:03:17,430 (ヴィクトリカの寝息) 37 00:03:23,019 --> 00:03:24,104 (泰博(やすひろ))一弥! 38 00:03:25,981 --> 00:03:28,692 (泰博)一弥! 立ち上がれ 一弥! 39 00:03:28,817 --> 00:03:31,277 (一弥)ううっ… うっ 40 00:03:32,112 --> 00:03:35,031 (泰博)日本男児たるもの 身につけるべきは― 41 00:03:35,615 --> 00:03:37,659 弱い者を守るための力 42 00:03:37,784 --> 00:03:38,535 ううっ 43 00:03:38,785 --> 00:03:40,787 (泰博)帝国軍人の三男だろう! 44 00:03:40,912 --> 00:03:43,081 起き上がるんだ 一弥! 45 00:03:43,206 --> 00:03:45,542 (泰博)一弥! (一弥)うう… うっ! 46 00:03:45,667 --> 00:03:47,085 (ヴィクトリカ)おい 君 47 00:03:47,210 --> 00:03:50,714 仕切り屋で へ理屈こきの 留学生の人 48 00:03:51,381 --> 00:03:52,590 (ヴィクトリカ)起きたまえ 49 00:03:52,716 --> 00:03:54,926 (一弥) ううっ… 言われなくたって― 50 00:03:55,051 --> 00:03:56,720 起きるよ! 51 00:03:57,304 --> 00:03:59,014 あっ あれ? 52 00:03:59,889 --> 00:04:01,683 ここは どこ? 53 00:04:01,808 --> 00:04:04,477 (ヴィクトリカ) 食事に 一服盛られていたようだ 54 00:04:04,602 --> 00:04:08,356 目覚めたら このラウンジに 全員 移されていた 55 00:04:08,481 --> 00:04:09,441 (一弥)えっ? (モーリス)うっ… 56 00:04:09,566 --> 00:04:11,026 (一弥)あっ (モーリス)うう… 57 00:04:11,151 --> 00:04:13,903 (男性) ここは… ここは どこだ? 58 00:04:14,029 --> 00:04:15,739 (ジュリィ)あっ 開かない! (一同)ん? 59 00:04:16,114 --> 00:04:20,577 (ジュリィの力み声) 60 00:04:20,702 --> 00:04:23,121 もう! 何なのよ! 61 00:04:23,788 --> 00:04:25,373 (一弥)あっ… うっ 62 00:04:25,957 --> 00:04:28,793 だっ! つう… 63 00:04:28,918 --> 00:04:29,878 何だよ 64 00:04:30,003 --> 00:04:32,172 (ヴィクトリカ) 久城 おかしなことがある 65 00:04:32,297 --> 00:04:33,048 何? 66 00:04:33,673 --> 00:04:37,469 (ヴィクトリカ)先ほどまで 食堂には 9人の人間がいた 67 00:04:37,594 --> 00:04:40,513 私たちを入れて 11人だ 68 00:04:40,638 --> 00:04:43,308 しかし 今 12人いる 69 00:04:43,683 --> 00:04:44,517 えっ? 70 00:04:45,185 --> 00:04:47,520 1人 増えているのだよ 71 00:04:51,983 --> 00:04:54,986 (一弥)ホントだ 12人いる 72 00:04:55,278 --> 00:04:58,406 (ヴィクトリカ)つまり 食堂にいなかった人間が― 73 00:04:58,531 --> 00:05:00,700 この中に紛れ込んでいる 74 00:05:00,825 --> 00:05:04,621 眠った私たちを ここに 移動させたのは そいつなのだよ 75 00:05:05,330 --> 00:05:06,706 (一弥)どうして そんなことを? 76 00:05:06,831 --> 00:05:08,500 (男性)箱庭が… (一弥)ん? 77 00:05:08,875 --> 00:05:11,753 (男性) そのようだな なら 野兎(のうさぎ)は― 78 00:05:12,170 --> 00:05:13,755 あの子供たちか 79 00:05:15,340 --> 00:05:17,509 (一弥)うーん 80 00:05:17,967 --> 00:05:19,260 あっ… ん? 81 00:05:20,470 --> 00:05:21,679 あれは… 82 00:05:22,972 --> 00:05:25,016 Queen Berry号か 83 00:05:26,267 --> 00:05:28,603 見覚えがある気が するんだよなあ 84 00:05:28,728 --> 00:05:30,063 (モーリス)それに触るな! (一弥)わっ! 85 00:05:30,897 --> 00:05:32,148 なっ… 86 00:05:33,274 --> 00:05:34,567 (どよめき) 87 00:05:34,692 --> 00:05:36,361 (一弥)ああ… 88 00:05:36,986 --> 00:05:39,864 (ジュリィ)あっ… (男性)やっぱり この船は… 89 00:05:40,115 --> 00:05:42,534 (男性)ああ 間違いない 90 00:05:43,451 --> 00:05:44,953 (ヴィクトリカ)大丈夫か? 久城 91 00:05:45,078 --> 00:05:46,955 (一弥)思い出した (ヴィクトリカ)え? 92 00:05:47,831 --> 00:05:51,459 図書館で読んだんだ 怪談… 93 00:05:51,793 --> 00:05:54,295 (雷鳴) 94 00:05:54,420 --> 00:05:58,925 (一弥)10年前に沈んだ船 Queen Berry号 95 00:05:59,050 --> 00:06:01,719 死者の魂は浮かばれず― 96 00:06:01,845 --> 00:06:06,474 嵐の夜になると現れ 生者を誘い込み― 97 00:06:06,599 --> 00:06:08,351 いけにえとして沈める… 98 00:06:10,937 --> 00:06:13,106 ワッハッハッハッ… 99 00:06:13,231 --> 00:06:15,775 な… 何だよ その反応は! 100 00:06:15,900 --> 00:06:19,028 冗談を言っていると思って 笑ってやったのだが 101 00:06:19,154 --> 00:06:20,822 あのねえ 僕は真面目に… 102 00:06:20,947 --> 00:06:21,698 あっ 103 00:06:22,115 --> 00:06:23,449 うっ 停電? 104 00:06:23,449 --> 00:06:24,075 うっ 停電? 105 00:06:23,449 --> 00:06:24,075 (男性)どうした? おい 明かりを! 106 00:06:24,075 --> 00:06:24,200 (男性)どうした? おい 明かりを! 107 00:06:24,200 --> 00:06:26,202 (男性)どうした? おい 明かりを! 108 00:06:24,200 --> 00:06:26,202 ヴィ… ヴィクトリカ? 109 00:06:26,327 --> 00:06:26,661 (男性)早く! おい! 110 00:06:26,661 --> 00:06:27,203 (男性)早く! おい! 111 00:06:26,661 --> 00:06:27,203 ヴィクトリカ どこ? 112 00:06:27,203 --> 00:06:27,328 ヴィクトリカ どこ? 113 00:06:27,328 --> 00:06:28,454 ヴィクトリカ どこ? 114 00:06:27,328 --> 00:06:28,454 (男性) 明かりをつけろ 115 00:06:32,333 --> 00:06:33,543 は… ううっ 116 00:06:33,751 --> 00:06:35,753 ヴィクトリカー! 117 00:06:37,630 --> 00:06:40,925 (ヴィクトリカ) 君 何をしているのかね 118 00:06:41,217 --> 00:06:42,051 (一弥)え? 119 00:06:43,011 --> 00:06:45,847 ああ… あっ いや その 120 00:06:45,972 --> 00:06:47,307 (ジュリィ)キャーッ! (一弥)ん? 121 00:06:47,724 --> 00:06:50,727 (ジュリィ)あっ… (モーリス)おお これは 122 00:06:50,852 --> 00:06:55,106 (ネッド)こ… こんな文字 さっきまで なかったはずだぞ 123 00:06:56,232 --> 00:06:57,859 “あれから10年…” 124 00:06:59,152 --> 00:07:00,278 “早いものだ” 125 00:07:00,737 --> 00:07:03,198 “今度は 貴様たちの番だ” 126 00:07:04,115 --> 00:07:06,159 “箱は用意された” 127 00:07:06,618 --> 00:07:07,869 “さあ” 128 00:07:09,537 --> 00:07:11,164 “野兎よ” 129 00:07:11,539 --> 00:07:12,540 “走れ!” 130 00:07:12,665 --> 00:07:14,250 (男性)ううっ うわあっ! 131 00:07:15,418 --> 00:07:17,253 (男性)“箱庭の夕べ…” 132 00:07:17,378 --> 00:07:19,047 (男性)“野兎” (一弥)えっ? 133 00:07:19,506 --> 00:07:23,343 (男性)野兎走りを 楽しめるんじゃなかったんだ 134 00:07:23,468 --> 00:07:26,888 私たちこそが 野兎だったんだ! 135 00:07:27,013 --> 00:07:29,015 うっ ううっ! あっ! 136 00:07:29,140 --> 00:07:31,267 殺される! あの子供たちに! 137 00:07:31,392 --> 00:07:33,770 無駄よ! そのドアには鍵が… 138 00:07:33,895 --> 00:07:35,188 (男性)うっ う… 139 00:07:36,397 --> 00:07:37,065 なっ… 140 00:07:38,816 --> 00:07:41,110 (ジュリィ)キャーッ! 141 00:07:41,236 --> 00:07:43,655 (男性) あっ あのドアは もう安全だ! 142 00:07:43,780 --> 00:07:46,324 に… 逃げるんだ ワナは解除された! 143 00:07:46,449 --> 00:07:47,575 (男性)よし 行こう! 144 00:07:47,825 --> 00:07:50,578 (男性)急げ 船に殺されるぞ! 145 00:07:50,995 --> 00:07:53,331 (ネッド) 君たち! 君たちも急がないと 146 00:07:53,456 --> 00:07:54,791 (一弥)あっ はい! 147 00:07:54,916 --> 00:07:55,959 うっ… 148 00:07:57,669 --> 00:07:58,670 ううっ 149 00:07:58,795 --> 00:08:01,130 だ… 大丈夫だよ ヴィクトリカ 150 00:08:01,256 --> 00:08:02,715 僕の 後ろを… 151 00:08:04,676 --> 00:08:06,344 ヴィクトリカ? 152 00:08:07,845 --> 00:08:13,268 (一弥)死んでる人を前にしても 何とも思ってないみたいな… 153 00:08:14,394 --> 00:08:16,271 あっ ま… 待って! 154 00:08:17,897 --> 00:08:21,901 (走る足音) 155 00:08:22,944 --> 00:08:23,778 (ネッドたち)あっ 156 00:08:24,237 --> 00:08:25,738 (ネッド)救命ボートを使うのか? 157 00:08:26,155 --> 00:08:28,032 (一弥) こんな荒れた海に ボートなんて! 158 00:08:28,491 --> 00:08:29,450 危ないってば! 159 00:08:29,909 --> 00:08:31,244 (ネッド)おい おっさん! 160 00:08:31,369 --> 00:08:35,540 は… 放せ! この船に残れば 野兎になる! 161 00:08:35,915 --> 00:08:37,000 (男性)もう下ろすぞ! 162 00:08:37,125 --> 00:08:39,168 お… おい! 待ってくれ! 163 00:08:39,711 --> 00:08:41,588 私を置いていかないでくれー! 164 00:08:41,838 --> 00:08:44,507 (ジュリィ)はっ… (一弥)うっ なんてムチャな! 165 00:08:44,632 --> 00:08:45,383 ああっ! 166 00:08:50,221 --> 00:08:53,558 (男性たち)うわあっ! あっ あっ… うおっ! 167 00:08:54,142 --> 00:08:55,977 おお… 168 00:08:56,102 --> 00:08:57,854 (男性)うわあっ! 169 00:09:00,148 --> 00:09:00,982 (一弥)ううっ! 170 00:09:01,107 --> 00:09:03,860 (モーリス)ああ… (ネッド)バカ… 171 00:09:04,569 --> 00:09:07,530 バカ野郎ー! 172 00:09:09,824 --> 00:09:12,160 だから 警告してあげたのに 173 00:09:13,786 --> 00:09:14,996 (ヴィクトリカ)終わったな 174 00:09:15,121 --> 00:09:15,955 えっ? 175 00:09:19,459 --> 00:09:22,253 (一弥) こんなに多くの人が死んでも― 176 00:09:22,462 --> 00:09:24,088 ヴィクトリカは… 177 00:09:26,424 --> 00:09:28,259 僕は 思い出していた 178 00:09:29,302 --> 00:09:31,512 植物園のヴィクトリカ 179 00:09:31,929 --> 00:09:34,182 人形のようなヴィクトリカ 180 00:09:35,016 --> 00:09:38,561 不思議な 不思議な… 181 00:09:40,063 --> 00:09:43,650 ヴィクトリカ 君は… 182 00:09:45,809 --> 00:09:47,061 (フランス人の少女)ヒューイ! 183 00:09:48,979 --> 00:09:49,813 (アレックス)ダメだ 184 00:09:50,981 --> 00:09:52,024 死んでる 185 00:09:54,235 --> 00:09:55,069 (フランス人の少女)ううっ 186 00:09:55,194 --> 00:09:59,490 (リィ)ああっ あっ ああ… 187 00:09:59,615 --> 00:10:00,699 ああーっ! 188 00:10:00,824 --> 00:10:03,077 (ジュリィ)キャーッ! 189 00:10:05,329 --> 00:10:06,872 もうイヤ! 190 00:10:06,997 --> 00:10:07,998 (モーリス)うおっ! (ネッド)こいつは… 191 00:10:13,712 --> 00:10:15,798 ちょっと甲板に出てる間に 192 00:10:15,923 --> 00:10:17,299 (ネッド)おい (一弥)ん? 193 00:10:17,800 --> 00:10:19,426 死体は どこだ? 194 00:10:20,386 --> 00:10:21,512 消えてる! 195 00:10:21,637 --> 00:10:23,347 (モーリス)幽霊だ (一弥)え? 196 00:10:23,555 --> 00:10:27,268 ああ あいつらが… 野兎が戻ってきたんだー! 197 00:10:27,393 --> 00:10:29,144 (モーリス)うわっ! (一弥)あっ 大丈夫ですか 198 00:10:32,606 --> 00:10:33,440 (一弥)どうぞ 199 00:10:34,858 --> 00:10:37,945 (モーリス) すまない 取り乱してしまった 200 00:10:40,781 --> 00:10:42,616 はぁ… 201 00:10:43,284 --> 00:10:45,202 私は モーリスだ 202 00:10:45,327 --> 00:10:48,247 ソヴュールの外務省で働いている 203 00:10:48,372 --> 00:10:49,206 君たちは? 204 00:10:50,249 --> 00:10:51,959 (ジュリィ)ジュリィ・ガイルよ 205 00:10:52,084 --> 00:10:54,044 職業は… なし 206 00:10:55,462 --> 00:10:58,048 父が炭鉱を所有してるわ 207 00:10:58,507 --> 00:11:01,635 (ネッド) 俺は ネッド・バクスター 208 00:11:01,760 --> 00:11:04,471 イギリスで舞台俳優をしている 209 00:11:04,596 --> 00:11:06,432 ちょうど 来月の公演では― 210 00:11:08,183 --> 00:11:09,852 殺人者の役だ 211 00:11:09,977 --> 00:11:12,229 (ジュリィ) ま… まさか あんたが! 212 00:11:12,354 --> 00:11:13,355 違うって! 213 00:11:13,480 --> 00:11:14,898 (一弥)あっ あの… 214 00:11:15,357 --> 00:11:18,569 日本から来ました 久城一弥です 215 00:11:18,694 --> 00:11:20,404 えーと 彼女は… 216 00:11:20,821 --> 00:11:22,614 彼女は ヴィクトリカ 217 00:11:22,740 --> 00:11:24,616 ヴィクトリカ… 218 00:11:24,742 --> 00:11:27,786 失礼 どこかで お会いしましたかな? 219 00:11:27,911 --> 00:11:31,415 モーリス 君は この船に乗った若者たちに― 220 00:11:31,749 --> 00:11:34,543 全てを説明すべきではないのかね 221 00:11:34,835 --> 00:11:37,588 えっ そ… それは どういう… 222 00:11:37,713 --> 00:11:40,049 (ヴィクトリカ)あの模型 (モーリス)えっ? 223 00:11:40,382 --> 00:11:41,633 (ヴィクトリカ)私の友人が― 224 00:11:41,759 --> 00:11:43,677 あの模型に触れようとした時― 225 00:11:44,053 --> 00:11:45,554 君は警告していたが― 226 00:11:46,263 --> 00:11:48,307 なぜ その仕掛けを知っていたのだ 227 00:11:48,432 --> 00:11:50,559 (モーリス)えっ あ… 228 00:11:53,187 --> 00:11:57,066 そうだ 私はこの船を知っている 229 00:11:57,483 --> 00:12:00,069 なぜなら この船は― 230 00:12:00,360 --> 00:12:06,450 10年前 1914年に この地中海に沈んだ― 231 00:12:06,575 --> 00:12:09,411 Queen Berry号 そのものだからだ! 232 00:12:09,536 --> 00:12:11,163 (雷鳴) 233 00:12:12,081 --> 00:12:13,707 (モーリス) この船には かつて― 234 00:12:13,832 --> 00:12:17,336 “野兎”と呼ばれる 子供たちが乗せられた 235 00:12:17,586 --> 00:12:22,466 髪の色も 瞳の色も そして操る言葉も違う― 236 00:12:22,841 --> 00:12:26,220 国籍の異なる 11人の少年少女が… 237 00:12:27,679 --> 00:12:31,642 大人たちの ある思惑によって 選ばれた彼らは― 238 00:12:31,767 --> 00:12:35,771 この Queen Berry号で 一夜を過ごした 239 00:12:37,731 --> 00:12:41,693 夜が明けて 私は上司から命じられ― 240 00:12:41,819 --> 00:12:43,695 この船を調査した 241 00:12:43,821 --> 00:12:44,822 すると… 242 00:12:46,323 --> 00:12:47,407 子供たちは? 243 00:12:47,533 --> 00:12:48,951 (モーリス)死んでいたよ 244 00:12:49,243 --> 00:12:51,829 殺し合ったんだ 自分たちで 245 00:12:51,954 --> 00:12:52,955 (ネッド)くっ… 246 00:12:53,705 --> 00:12:56,125 その“ある思惑”って 何なんだよ! 247 00:12:56,625 --> 00:12:57,668 (ネッド)なんで 子供たちが! (モーリス)ううっ 248 00:12:57,793 --> 00:13:00,629 私は 遺体回収をしただけだ! 249 00:13:00,754 --> 00:13:02,464 詳しくは知らん! 250 00:13:02,589 --> 00:13:04,049 (ネッド)チッ! (モーリス)うわあっ! 251 00:13:04,174 --> 00:13:07,177 でも どうして殺し合ったりなんて 252 00:13:07,302 --> 00:13:09,012 それも分からない 253 00:13:09,471 --> 00:13:12,391 証拠を抱いたまま 浸水は進み― 254 00:13:12,516 --> 00:13:14,309 この船は沈んだ 255 00:13:14,434 --> 00:13:18,522 君の知る怪談は ここから来ているのだよ 久城 256 00:13:18,647 --> 00:13:19,398 えっ!? 257 00:13:19,857 --> 00:13:22,401 幽霊船 Queen Berry号 258 00:13:22,526 --> 00:13:26,572 死者の魂が 難破船を海上におしあげる 259 00:13:26,697 --> 00:13:27,656 あ… 260 00:13:27,948 --> 00:13:30,409 (モーリス) あれから ちょうど10年 261 00:13:30,534 --> 00:13:33,078 彼らに死をもたらした 大人たちが― 262 00:13:33,203 --> 00:13:35,956 こうして集められ 死んでいった 263 00:13:36,081 --> 00:13:39,209 フッ フフフ… もう おしまいだ 264 00:13:39,334 --> 00:13:40,919 我々も死ぬのだ 265 00:13:43,172 --> 00:13:44,423 ワッハッハッハッ… 266 00:13:44,673 --> 00:13:47,259 (一弥)えっ また その笑い!? 267 00:13:47,384 --> 00:13:49,678 な… 何だ! 何がおかしい! 268 00:13:49,803 --> 00:13:53,140 (ヴィクトリカ)フン また 冗談に合わせてやったのだが 269 00:13:53,265 --> 00:13:55,017 冗談? 私はな! 270 00:13:55,142 --> 00:13:56,727 (ヴィクトリカ)君 思うかね? (モーリス)うっ 271 00:13:57,561 --> 00:14:00,230 幽霊に招待状が書けるとでも 272 00:14:00,522 --> 00:14:02,232 (モーリス)うっ… (一弥)確かに 273 00:14:02,357 --> 00:14:06,945 だだ… だが この船は 確かに 海底に沈んだのだ 274 00:14:07,070 --> 00:14:10,157 (ヴィクトリカ)君たち 鼻を使ってみてはくれないか 275 00:14:10,282 --> 00:14:11,450 (一同)えっ? 276 00:14:11,825 --> 00:14:13,327 (においを嗅ぐ音) 277 00:14:13,452 --> 00:14:15,245 あっ このにおい… 278 00:14:15,746 --> 00:14:18,373 塗りたての… ペンキのにおい 279 00:14:18,499 --> 00:14:21,001 (ヴィクトリカ) そして このぶどう酒 280 00:14:21,835 --> 00:14:25,714 ラベルによれば 1890年 281 00:14:26,215 --> 00:14:31,053 30年以上も前に醸造された ソヴュール産のワインだ 282 00:14:31,720 --> 00:14:36,141 しかし 色合いは鮮やかで 香りもまだ若い 283 00:14:36,266 --> 00:14:37,518 (一弥)どういうこと? 284 00:14:38,227 --> 00:14:40,729 このワインの醸造元はだね 285 00:14:40,854 --> 00:14:45,734 1914年の夏に開戦された 世界大戦の戦火で― 286 00:14:45,859 --> 00:14:47,277 焼け落ちている 287 00:14:47,736 --> 00:14:50,072 もう このワインは手に入らない 288 00:14:50,197 --> 00:14:51,949 それじゃあ ラベルは? 289 00:14:52,074 --> 00:14:54,493 (ヴィクトリカ) 恐らく 貼り替えたのだろう 290 00:14:54,618 --> 00:14:56,912 なぜ わざわざ そんなことを? 291 00:14:57,037 --> 00:14:58,622 (ヴィクトリカ)決まってる 292 00:14:58,747 --> 00:15:01,708 この船を 完璧なレプリカにするためだ 293 00:15:01,833 --> 00:15:04,795 し… しかし あの壁の血文字は? 294 00:15:04,920 --> 00:15:06,755 水浸しの このラウンジは? 295 00:15:06,880 --> 00:15:09,550 死体は どこに消えたんだ! 296 00:15:10,634 --> 00:15:11,969 (ヴィクトリカ)ふむ 297 00:15:12,094 --> 00:15:14,221 言葉を重ねるより― 298 00:15:14,346 --> 00:15:19,601 君たちの目に見えるように 混沌(カオス)を再構成してやろう 299 00:15:22,187 --> 00:15:24,648 船の甲板から戻ってきた時― 300 00:15:24,773 --> 00:15:27,693 当然のように 今いた部屋に入ったが― 301 00:15:27,818 --> 00:15:29,194 それは なぜだ? 302 00:15:29,319 --> 00:15:31,613 (ジュリィ) だって ドアが開いていたからよ 303 00:15:31,738 --> 00:15:33,532 他の部屋は閉まっていたから 304 00:15:33,657 --> 00:15:35,075 (ヴィクトリカ)そのとおり 305 00:15:35,200 --> 00:15:36,451 (ヴィクトリカ)では 久城 (一弥)ん? 306 00:15:36,577 --> 00:15:39,496 (ヴィクトリカ) あの扉を開けてみてくれたまえ 307 00:15:42,708 --> 00:15:43,792 (一弥)ん… 308 00:15:44,751 --> 00:15:47,504 はっ! ああ… 309 00:15:47,629 --> 00:15:49,756 (ジュリィ)どうしたの? (一弥)ねえ― 310 00:15:50,549 --> 00:15:53,802 ここにも さっきのラウンジが あるんだけど 311 00:15:55,554 --> 00:15:58,682 (ヴィクトリカ)我々が 最初にいたのは こちらの部屋だ 312 00:15:59,349 --> 00:16:02,144 これは簡単なトリックだったのだよ 313 00:16:02,477 --> 00:16:05,230 そして この壁の文字も 314 00:16:05,355 --> 00:16:09,943 私が 混沌(カオス)を再構成した結果 導き出した答え 315 00:16:10,068 --> 00:16:11,653 それが これだ 316 00:16:12,779 --> 00:16:14,072 壁… 紙? 317 00:16:14,197 --> 00:16:15,240 なんと… 318 00:16:15,365 --> 00:16:16,491 (口笛) 319 00:16:16,992 --> 00:16:19,620 (ヴィクトリカ)あらかじめ 書かれていた文字の上から― 320 00:16:19,745 --> 00:16:22,456 貼られた壁紙を 一気に はがすには― 321 00:16:22,581 --> 00:16:26,376 あれくらいの停電の時間があれば 十分ではないかね 322 00:16:26,501 --> 00:16:29,087 (ジュリィ) 何だ 分かってみれば簡単ね 323 00:16:29,212 --> 00:16:32,215 すごい! やっぱり すごいよ ヴィクトリカ 324 00:16:32,341 --> 00:16:34,009 (ヴィクトリカ)シッ (一弥)ん? 325 00:16:35,844 --> 00:16:36,762 水音… 326 00:16:42,643 --> 00:16:44,645 はっ 浸水だ! 327 00:16:44,770 --> 00:16:46,355 (一弥)ええっ? (モーリス)無線室へ行って― 328 00:16:46,480 --> 00:16:47,689 助けを呼ぼう! 329 00:16:47,814 --> 00:16:49,733 (一弥)ああ… ん… 330 00:16:49,858 --> 00:16:51,693 (モーリス)何 モタモタしてる! (一弥)あっ 331 00:16:51,860 --> 00:16:53,779 船と一緒に沈みたいのか! 332 00:16:56,365 --> 00:16:58,367 この船が Queen Berry号なら― 333 00:16:58,492 --> 00:17:02,412 無線室に向かうには 構造上 一度 下まで下りねばならない! 334 00:17:02,829 --> 00:17:06,333 (ジュリィ)もう! この船 どうして こんな面倒な造りなの! 335 00:17:07,501 --> 00:17:09,461 (一弥)はっ エレベーターです! 336 00:17:09,711 --> 00:17:11,088 (ネッド)やめろ! (一弥)えっ? 337 00:17:16,218 --> 00:17:17,844 階段を探しましょう! 338 00:17:20,430 --> 00:17:22,808 (一同)ハァ ハァ ハァ… 339 00:17:22,933 --> 00:17:23,934 (一弥)ん? 340 00:17:24,059 --> 00:17:26,478 (一弥)ヴィクトリカ ほら (ヴィクトリカ)あっ… 341 00:17:29,731 --> 00:17:31,733 それは 何だね? 342 00:17:31,858 --> 00:17:34,736 えっ だって いろいろ危険だから 343 00:17:35,237 --> 00:17:36,113 手… 344 00:17:36,238 --> 00:17:38,490 (ヴィクトリカ)むっ んん… 345 00:17:39,074 --> 00:17:40,742 久城 私はだね! 346 00:17:41,243 --> 00:17:44,246 君に仕切られると なぜか とても腹が立つのだよ! 347 00:17:44,371 --> 00:17:46,581 (一弥) し… 心配してるだけじゃないか! 348 00:17:46,707 --> 00:17:50,669 何だよ その言い方! この負けず嫌いの偏屈人間! 349 00:17:50,836 --> 00:17:51,837 (ヴィクトリカ)何を! 350 00:17:53,422 --> 00:17:55,006 ん? あっ…! 351 00:17:55,757 --> 00:17:58,552 (一弥)つう… あっ!? 352 00:17:59,636 --> 00:18:02,556 (一弥) こんな所にも ワナがあるなんて 353 00:18:02,973 --> 00:18:06,184 おい みんな! この先に階段を見つけたぞ! 354 00:18:18,780 --> 00:18:20,323 (ジュリィ)優しいのね 少年 355 00:18:20,449 --> 00:18:21,283 (一弥)え? 356 00:18:21,700 --> 00:18:25,579 さっきだって その女の子をかばって 一生懸命に 357 00:18:25,912 --> 00:18:28,081 ぼ… 僕は 別に… 358 00:18:28,206 --> 00:18:31,376 フフッ 男の子 男の子 359 00:18:31,501 --> 00:18:32,836 (一弥)ん? あっ… 360 00:18:35,881 --> 00:18:38,508 (一弥) 手つなぐの 嫌がってたのに 361 00:18:38,633 --> 00:18:40,093 行くぞ 久城 362 00:18:40,218 --> 00:18:41,178 (一弥)ああ うん 363 00:18:41,303 --> 00:18:44,931 あっ… ああ… ああ… 364 00:18:46,558 --> 00:18:47,392 終わりだ 365 00:18:47,768 --> 00:18:49,478 もう終わりだ 366 00:18:49,603 --> 00:18:50,937 さあ 367 00:18:51,062 --> 00:18:53,190 (ジュリィ)早く行きましょう! (モーリス)えっ? 368 00:18:53,523 --> 00:18:55,525 急げば まだ間に合うはずよ! 369 00:18:55,942 --> 00:18:56,777 早く! 370 00:18:57,611 --> 00:18:58,945 ああ 371 00:19:00,989 --> 00:19:02,657 (一弥)あっ 乗って (ヴィクトリカ)えっ? 372 00:19:05,452 --> 00:19:08,371 早く 早くして 急いでるんだよ 373 00:19:11,917 --> 00:19:13,502 ん… ううっ 374 00:19:13,627 --> 00:19:17,047 ヴィクトリカ く… 首 絞まるから 375 00:19:17,172 --> 00:19:18,423 (ヴィクトリカ)我慢したまえ 376 00:19:18,548 --> 00:19:20,717 やだよ 死んじゃうよ 377 00:19:21,134 --> 00:19:24,012 (ヴィクトリカ) 自ら背負った… 重荷だ 378 00:19:26,681 --> 00:19:28,016 (一弥)重荷? 379 00:19:28,975 --> 00:19:33,730 重荷どころか スーツケースを持つより 楽チンだ 380 00:19:34,314 --> 00:19:38,068 女の子って こんなに軽いのか… 381 00:19:39,069 --> 00:19:39,903 あ… 382 00:19:43,532 --> 00:19:48,662 (一弥)ヴィクトリカ 君 もしかして 怖いんじゃ… 383 00:19:49,162 --> 00:19:50,163 何だね 384 00:19:51,957 --> 00:19:53,208 いや 385 00:19:54,584 --> 00:19:56,044 (一弥)そうだよ 386 00:19:56,670 --> 00:20:01,424 どんなに頭がよくたって どんなに偏屈だからって― 387 00:20:02,008 --> 00:20:04,761 ヴィクトリカは 女の子 388 00:20:05,554 --> 00:20:08,515 小さな 小さな… 389 00:20:09,641 --> 00:20:13,270 もともと 旅行に連れ出したのは 僕なんだ 390 00:20:13,812 --> 00:20:14,771 なのに… 391 00:20:15,814 --> 00:20:18,775 (泰博)日本男児たるもの 身につけるべきは― 392 00:20:19,192 --> 00:20:21,486 弱い者を守るための力 393 00:20:21,611 --> 00:20:22,696 ううっ 394 00:20:24,739 --> 00:20:27,492 見て! ここから 船首側に出られるみたい 395 00:20:27,617 --> 00:20:29,286 (モーリス)ああっ ダメだ! 396 00:20:29,619 --> 00:20:32,330 このままでは 野兎になってしまうんだ! 397 00:20:32,455 --> 00:20:33,707 しっかりしろよ 398 00:20:33,832 --> 00:20:36,293 そうならないために 無線室に行くんだろ 399 00:20:36,418 --> 00:20:38,420 助けが来なかったら どうするんだ! 400 00:20:38,628 --> 00:20:40,630 死ぬぐらいなら 殺してやる! 401 00:20:40,755 --> 00:20:41,923 (ジュリィ)キャッ 402 00:20:42,591 --> 00:20:45,218 何なの 急に! ちょっと 待ちなさい! 403 00:20:46,011 --> 00:20:47,178 (モーリス)ううっ! ううっ! 404 00:20:47,721 --> 00:20:50,473 おっさん! お前 いいかげんにしろよな! 405 00:20:51,391 --> 00:20:52,225 (モーリス)ふっ… 406 00:20:52,475 --> 00:20:54,227 (ジュリィ)ああっ (ネッド)なっ… おい 407 00:20:54,686 --> 00:20:55,812 (モーリス)この船には― 408 00:20:55,937 --> 00:20:58,273 たくさんの武器が 隠されているんだよ 409 00:20:58,398 --> 00:21:03,570 引き出し 花瓶の中 カーペットの下 あちこちにな! 410 00:21:03,695 --> 00:21:05,113 (ジュリィ)何のために!? 411 00:21:05,238 --> 00:21:07,240 (モーリス) 殺し合わせるためにだよ! 412 00:21:07,657 --> 00:21:10,118 野兎同士が猟犬に たきつけられ― 413 00:21:10,243 --> 00:21:12,370 互いを信じられなくなり― 414 00:21:12,495 --> 00:21:15,916 武器を見つけ 互いを傷つけ合った! 415 00:21:16,041 --> 00:21:17,250 (ジュリィ)猟犬? 416 00:21:17,459 --> 00:21:20,253 さあ 誰が野兎だ? 417 00:21:20,670 --> 00:21:22,339 野兎は 死んだんだろ? 418 00:21:22,464 --> 00:21:23,590 (モーリス)うるさい! (一弥)あっ 419 00:21:24,215 --> 00:21:25,967 (モーリス) 生き残ったヤツらもいた 420 00:21:26,092 --> 00:21:29,471 そいつらは 今ならちょうど お前らぐらいだ! 421 00:21:29,596 --> 00:21:33,642 つうか もう 何が何だか 私には分からん! 422 00:21:33,767 --> 00:21:37,938 だから 全員殺して この船から私だけ逃げるのだ! 423 00:21:38,146 --> 00:21:39,189 (一弥)うっ… 424 00:21:40,482 --> 00:21:44,110 モーリスさん! ヴィクトリカは 関係ないじゃないですか! 425 00:21:44,319 --> 00:21:48,239 関係? そんなの関係ない! 426 00:21:48,365 --> 00:21:49,824 愚かな… 427 00:21:51,868 --> 00:21:54,079 (一弥)さ… させない 428 00:21:54,829 --> 00:21:57,707 そ… そんなことは― 429 00:21:57,832 --> 00:21:59,584 絶対にさせない! 430 00:22:01,211 --> 00:22:05,006 久城… 君 何をしているのかね? 431 00:22:06,466 --> 00:22:08,385 (一弥)僕が誘ったんだ 432 00:22:09,636 --> 00:22:11,596 帝国軍人の三男として― 433 00:22:12,472 --> 00:22:15,517 ヴィクトリカを 生きて帰さないといけない 434 00:22:15,809 --> 00:22:17,602 僕には その責任があるんだ! 435 00:22:17,769 --> 00:22:18,895 あっ… 436 00:22:19,020 --> 00:22:23,316 (モーリス)フッフッ フフフ… そうか そうか 437 00:22:23,733 --> 00:22:25,985 お前が野兎か 438 00:22:26,111 --> 00:22:28,905 ならば 死ねー! 439 00:22:29,322 --> 00:22:30,490 うっ… くっ! 440 00:22:30,615 --> 00:22:32,617 (銃声) 441 00:22:34,619 --> 00:22:39,624 ♪~ 442 00:23:57,660 --> 00:24:02,665 ~♪ 443 00:24:05,543 --> 00:24:07,504 (一弥)野兎に 猟犬? 444 00:24:08,296 --> 00:24:11,007 ああ もう よく分からない! 445 00:24:11,382 --> 00:24:13,384 (ヴィクトリカ) よく分からないのは 久城― 446 00:24:13,510 --> 00:24:14,469 君も同じだ 447 00:24:15,720 --> 00:24:19,015 なぜ 出会ったばかりの 私に そこまで…