1 00:00:06,172 --> 00:00:07,841 (猟犬のほえ声) 2 00:00:10,051 --> 00:00:12,470 (雷鳴) 3 00:00:12,679 --> 00:00:16,140 (ロクサーヌ) 1人の青年が もうすぐ死ぬだろう 4 00:00:16,766 --> 00:00:20,020 その死が 全ての始まり 5 00:00:20,270 --> 00:00:24,399 世界は石となり 転がり始める 6 00:00:24,691 --> 00:00:26,818 (男性) ああっ 我々はどうすれば… 7 00:00:26,943 --> 00:00:29,237 (男性) お教えください ロクサーヌ様 8 00:00:29,654 --> 00:00:35,535 大きな箱を用意し それを みなもに浮かべよ 9 00:00:35,660 --> 00:00:36,578 そして… 10 00:00:37,620 --> 00:00:41,332 11匹の野兎(のうさぎ)を走らせろ! 11 00:00:43,293 --> 00:00:45,962 (雷鳴) 12 00:00:46,463 --> 00:00:51,468 ♪~ 13 00:02:10,922 --> 00:02:15,927 ~♪ 14 00:02:20,306 --> 00:02:24,602 (ヴィクトリカのあくび) 15 00:02:26,646 --> 00:02:28,273 (一弥(かずや)) フランス スイス― 16 00:02:28,398 --> 00:02:29,607 イタリアと接する― 17 00:02:29,732 --> 00:02:32,652 ヨーロッパの小国 ソヴュール王国 18 00:02:33,486 --> 00:02:35,905 アルプス山脈の ふもとに構えられた― 19 00:02:36,030 --> 00:02:38,491 聖マルグリット学園 20 00:02:39,033 --> 00:02:41,995 貴族の子弟のための 教育機関として― 21 00:02:42,120 --> 00:02:45,540 王国に名をとどろかす 名門学園 22 00:02:47,750 --> 00:02:49,669 僕は ここの生徒 23 00:02:49,794 --> 00:02:50,628 名前は… 24 00:02:50,795 --> 00:02:52,380 (生徒)うっ… “黒い死神”! 25 00:02:52,505 --> 00:02:56,509 (生徒たちのざわめき) 26 00:02:58,678 --> 00:03:01,598 (一弥)そう “黒い死神” 27 00:03:01,723 --> 00:03:02,974 (一弥)ふう… 28 00:03:04,642 --> 00:03:08,563 (生徒)見て 全ての闇を吸い込んだ 真っ黒な瞳 29 00:03:09,230 --> 00:03:11,941 (生徒) きっと おなかの中も真っ黒なのよ 30 00:03:13,776 --> 00:03:15,028 歩きやすいや 31 00:03:15,153 --> 00:03:17,155 (始業の鐘の音) 32 00:03:17,155 --> 00:03:20,325 (始業の鐘の音) 33 00:03:17,155 --> 00:03:20,325 (泰博(やすひろ)) “一弥 異国での暮らしはどうだ” 34 00:03:21,784 --> 00:03:26,998 “先の世界大戦終結後 君が 優秀な成績を認められ―” 35 00:03:27,123 --> 00:03:29,334 “同盟国である ソヴュールの地に―” 36 00:03:29,500 --> 00:03:32,086 “留学生として 受け入れられたこと―” 37 00:03:32,420 --> 00:03:36,382 “父君をはじめ 私たち家族は 誇りに思っている” 38 00:03:36,507 --> 00:03:37,342 (セシル)ん? 39 00:03:37,759 --> 00:03:42,347 (泰博)“一弥 1日も早く 一人前の男になって 戻ってこい” 40 00:03:42,764 --> 00:03:46,851 “立身出世 そして 国のためになる男になってな” 41 00:03:46,976 --> 00:03:48,728 “長兄より” 42 00:03:48,853 --> 00:03:50,063 はぁ… 43 00:03:50,772 --> 00:03:51,606 うっ! 44 00:03:51,940 --> 00:03:54,025 (セシル) 怪談を読めばいいと思うの! 45 00:03:55,443 --> 00:03:56,402 (一弥)へ? 46 00:03:57,278 --> 00:03:58,655 (セシル)この学園には… 47 00:03:58,780 --> 00:04:02,533 ううん この国には 怪談がたくさんあってね 48 00:04:02,659 --> 00:04:05,745 政治の世界にだって オカルト省があるぐらい― 49 00:04:05,870 --> 00:04:09,040 みーんな 怪談が大好きなのよ 50 00:04:09,165 --> 00:04:12,460 “黒い死神”も その1つなんですね セシル先生 51 00:04:12,585 --> 00:04:15,713 ああ 正しくは“春来たる死神” 52 00:04:15,838 --> 00:04:19,676 “黒い”は 久城(くじょう)君のために つけられた 名誉なる冠よ 53 00:04:20,134 --> 00:04:21,344 (一弥)名誉って… 54 00:04:21,469 --> 00:04:22,887 お… うわっ! 55 00:04:23,012 --> 00:04:26,766 共通の話題があれば お友達も たくさん作れるわ! 56 00:04:26,891 --> 00:04:30,144 100人作って みんなでアルプス山脈に― 57 00:04:30,270 --> 00:04:33,064 登りましょう! 久城君! 58 00:04:33,189 --> 00:04:34,274 (一弥)はあ… 59 00:04:38,569 --> 00:04:40,280 (一弥)共通の話題 60 00:04:41,239 --> 00:04:43,199 怪談か… 61 00:04:45,618 --> 00:04:46,786 (一弥)なになに… 62 00:04:47,495 --> 00:04:52,041 “嵐の夜に現れる幽霊船 Queen Berry号” 63 00:04:52,166 --> 00:04:57,130 “死者のはらわたから金(きん)を生み出す 錬金術師 リヴァイアサン” 64 00:04:57,255 --> 00:04:59,716 どれも物騒だなあ… ん? 65 00:05:00,591 --> 00:05:04,721 人の言葉を語る 頭脳明晰なる灰色狼(はいいろおおかみ) 66 00:05:05,346 --> 00:05:06,848 しゃべる狼か 67 00:05:06,973 --> 00:05:10,101 フッ これなら ちょっと仲良くなってみたいかも 68 00:05:10,226 --> 00:05:11,227 ん? 69 00:05:12,478 --> 00:05:14,022 これは? 70 00:05:14,939 --> 00:05:15,898 ん… 71 00:05:19,235 --> 00:05:20,903 金色の… 72 00:05:21,946 --> 00:05:24,240 ハッ ハッ ハッ ハッ… 73 00:05:30,163 --> 00:05:32,248 ハァ ハァ ハァ… 74 00:05:34,459 --> 00:05:36,627 ハッ ハッ ハッ ハッ… 75 00:05:41,382 --> 00:05:45,011 ハァ ハァ ハァ ハァ… 76 00:05:48,806 --> 00:05:52,185 ハァ ハァ ハァ… 77 00:05:52,310 --> 00:05:53,811 ハァ… あっ 78 00:05:58,983 --> 00:06:00,109 あ… 79 00:06:01,152 --> 00:06:01,986 ん? 80 00:06:07,366 --> 00:06:09,368 人… 形? 81 00:06:11,788 --> 00:06:13,498 (ヴィクトリカ)やっと来たか 82 00:06:13,706 --> 00:06:14,624 (一弥)えっ 83 00:06:14,749 --> 00:06:17,251 (ヴィクトリカ) 遅いぞ “春来たる死神” 84 00:06:17,543 --> 00:06:21,631 えっ ど… どうして 君 僕のことを? 85 00:06:21,839 --> 00:06:24,592 (ヴィクトリカ) 銀のつぼから立ち上った未来は― 86 00:06:24,717 --> 00:06:27,261 魔法の鏡に映し出される 87 00:06:27,512 --> 00:06:32,391 占いによると 君はまた ここを訪れるようだ 88 00:06:32,850 --> 00:06:35,478 明日 昼の鐘を聞く頃に 89 00:06:35,603 --> 00:06:37,897 (一弥) ちょ… ちょっと待って どうして… 90 00:06:39,065 --> 00:06:41,442 君は選ばれたのだ 91 00:06:42,151 --> 00:06:46,405 私の退屈を埋めるための 欠片(かけら)の1つに 92 00:06:46,948 --> 00:06:47,907 あ… 93 00:06:48,032 --> 00:06:51,077 ああ… あーっ! 94 00:06:51,494 --> 00:06:52,578 (一弥)人形に― 95 00:06:52,703 --> 00:06:57,458 人形に 未来を占われたーっ! 96 00:06:59,669 --> 00:07:01,045 (犬の遠ぼえ) 97 00:07:01,045 --> 00:07:02,964 (犬の遠ぼえ) 98 00:07:01,045 --> 00:07:02,964 (一弥)まるで奇妙な夢だ 99 00:07:03,756 --> 00:07:06,300 図書館の上に植物園 100 00:07:06,968 --> 00:07:10,805 不思議な言葉を口にする 不思議な女の子 101 00:07:11,097 --> 00:07:13,808 ああ! それは ヴィクトリカさんね 102 00:07:14,058 --> 00:07:14,892 (一弥)はあ… 103 00:07:15,017 --> 00:07:17,854 (セシル)すごい! 早速 お友達ができたのね! 104 00:07:17,979 --> 00:07:20,648 彼女 久城君のクラスメートよ 105 00:07:20,773 --> 00:07:22,024 (一弥)えっ? 106 00:07:22,275 --> 00:07:25,319 教室に いつも 1つ 席が空いてるでしょう? 107 00:07:25,445 --> 00:07:27,530 ああ! ちょうどいいわ 108 00:07:27,655 --> 00:07:29,657 久城君 彼女にプリント 持っていって! 109 00:07:29,657 --> 00:07:30,700 久城君 彼女にプリント 持っていって! 110 00:07:29,657 --> 00:07:30,700 (一弥)うわっ 111 00:07:31,200 --> 00:07:32,577 (セシル)それじゃねー! 112 00:07:32,785 --> 00:07:34,537 ううっ ちょっと待ってください! 113 00:07:34,662 --> 00:07:35,913 (鐘の音) (一弥)ん? 114 00:07:37,832 --> 00:07:42,670 (鐘の音) (一弥)“昼の鐘を聞く頃に…” 115 00:07:43,838 --> 00:07:46,674 (一弥)ハァ ハァ ハァ… 116 00:07:46,799 --> 00:07:47,550 あっ? 117 00:07:48,050 --> 00:07:51,679 (ヴィクトリカ)ん~ ん~ 118 00:07:52,346 --> 00:07:53,181 えっ 119 00:07:53,514 --> 00:07:56,434 (ヴィクトリカ)ん~ (一弥)お… おっ 120 00:07:57,143 --> 00:07:58,144 ん? 121 00:07:58,644 --> 00:08:00,480 (ヴィクトリカ)やっと来たか 122 00:08:00,605 --> 00:08:02,190 な… 何してるの? 123 00:08:02,440 --> 00:08:05,651 (ヴィクトリカ)君の到着が 思ったより遅かったのでな 124 00:08:05,776 --> 00:08:07,403 退屈していたところだ 125 00:08:07,904 --> 00:08:10,239 君 占い師なの? 126 00:08:10,364 --> 00:08:11,449 なぜ? 127 00:08:11,574 --> 00:08:14,452 僕が来ることを知ってたみたいで 128 00:08:14,577 --> 00:08:17,079 知恵の泉が教えてくれたのだ 129 00:08:17,205 --> 00:08:18,414 知恵の泉? 130 00:08:19,040 --> 00:08:22,919 黒髪の生徒が この春から うろつくようになった 131 00:08:23,044 --> 00:08:25,171 その見慣れぬ不吉な容姿から― 132 00:08:25,296 --> 00:08:28,174 この学園に伝わる “春来たる死神”を― 133 00:08:28,299 --> 00:08:29,800 想起されることだろう 134 00:08:30,301 --> 00:08:32,053 不吉な容姿って! 135 00:08:32,178 --> 00:08:33,804 君 名前は? 136 00:08:33,929 --> 00:08:36,057 久城… 一弥だけど 137 00:08:36,182 --> 00:08:37,600 そして 久城 138 00:08:37,725 --> 00:08:41,938 君のように クソ真面目で 融通の利かない秀才は きっと― 139 00:08:42,063 --> 00:08:45,650 その出典を調べるため ここへ やってくるはずだと 140 00:08:45,775 --> 00:08:47,860 よく分かったけど… 141 00:08:47,985 --> 00:08:50,363 釈然としないなあ 142 00:08:51,072 --> 00:08:55,493 (一弥)何だろう 昨日とは 印象が違う感じだな 143 00:08:56,160 --> 00:08:57,495 それに… 144 00:08:58,120 --> 00:08:59,247 (一弥)ほら 145 00:08:59,372 --> 00:09:02,291 あんまり回るから ネックレスが 後ろに行っちゃったよ 146 00:09:02,416 --> 00:09:04,502 (ヴィクトリカ)うっ… 触るな! (一弥)えっ? 147 00:09:05,253 --> 00:09:06,963 (ヴィクトリカ)は… 148 00:09:07,380 --> 00:09:08,548 これは― 149 00:09:09,257 --> 00:09:10,508 大切なものだ 150 00:09:11,133 --> 00:09:12,343 とても 151 00:09:13,052 --> 00:09:14,262 とても… 152 00:09:15,054 --> 00:09:17,014 (物音) (一弥)あっ 153 00:09:20,851 --> 00:09:22,853 (エレベーターの到着音) 154 00:09:28,568 --> 00:09:29,694 はっ! 155 00:09:29,819 --> 00:09:30,653 (一弥)なんて… 156 00:09:30,778 --> 00:09:32,196 (グレヴィール)やあ 157 00:09:32,488 --> 00:09:35,116 (一弥)なんて独創的な髪形! 158 00:09:36,075 --> 00:09:37,827 グレヴィールか 159 00:09:37,952 --> 00:09:39,161 知り合いなの? 160 00:09:39,787 --> 00:09:43,541 (グレヴィール) ああー 今日は とてもいい陽気だ 161 00:09:43,666 --> 00:09:47,420 ふむ こんな所に 黒い毛並みの子リスもいる 162 00:09:47,545 --> 00:09:48,879 ここはひとつ 長ーいポエムでも 子リスに口ずさんでみようか 163 00:09:48,879 --> 00:09:50,298 ここはひとつ 長ーいポエムでも 子リスに口ずさんでみようか 164 00:09:48,879 --> 00:09:50,298 (一弥)ん? 165 00:09:50,298 --> 00:09:50,423 ここはひとつ 長ーいポエムでも 子リスに口ずさんでみようか 166 00:09:50,423 --> 00:09:52,717 ここはひとつ 長ーいポエムでも 子リスに口ずさんでみようか 167 00:09:50,423 --> 00:09:52,717 んっ… むっ! 168 00:09:53,217 --> 00:09:55,386 昨夜 ある村の屋敷で― 169 00:09:55,511 --> 00:09:59,348 老婆… 占い師ロクサーヌが 殺害された 170 00:09:59,724 --> 00:10:01,851 ええっ 何をいきなり? 171 00:10:02,143 --> 00:10:05,980 占い師は 屋敷に インド人の下男 アラブ人のメイドと― 172 00:10:06,105 --> 00:10:07,773 3人で住んでいた 173 00:10:07,898 --> 00:10:12,403 そこに孫娘が訪ねてきた昨晩 事件は起こった 174 00:10:12,528 --> 00:10:15,906 なぜ 下男がインド人で メイドがアラブ人なのだ? 175 00:10:16,032 --> 00:10:19,201 異国情緒のある使用人が 好きだった占い師は― 176 00:10:19,327 --> 00:10:22,872 ヒンズー語とかアラビア語も 日常会話ぐらいできる 177 00:10:23,289 --> 00:10:26,959 ああ! メイドは アラビア語しか分からないようだ 178 00:10:27,084 --> 00:10:31,005 えーと… この人 もしかして 刑事さんとか? 179 00:10:31,505 --> 00:10:33,883 (ヴィクトリカ) グレヴィール・ド・ブロワ警部だ 180 00:10:34,008 --> 00:10:36,677 ソヴュールでは それなりに 名の知れた 奇妙な頭髪の持ち主だ 181 00:10:36,677 --> 00:10:38,763 ソヴュールでは それなりに 名の知れた 奇妙な頭髪の持ち主だ 182 00:10:36,677 --> 00:10:38,763 (グレヴィール) うっ… むむっ 183 00:10:39,680 --> 00:10:41,515 事件直前 占い師は― 184 00:10:41,807 --> 00:10:44,268 自分の部屋でくつろいでいた 185 00:10:45,603 --> 00:10:47,355 下男は その窓の下で― 186 00:10:47,480 --> 00:10:51,484 庭に放した野兎を 飼育小屋に戻していた 187 00:10:51,901 --> 00:10:53,152 野兎… 188 00:10:53,277 --> 00:10:56,489 この占い師は たくさんの野兎を飼っていた 189 00:10:56,614 --> 00:11:00,201 時々 猟犬に かみ殺させたりしていたらしい 190 00:11:00,326 --> 00:11:03,621 むっ… ああ 話を戻そう! むくな子リスよ! 191 00:11:04,080 --> 00:11:08,125 あの 僕をだしにして 彼女に話しかけてます? 192 00:11:08,501 --> 00:11:10,795 その夜 銃声が響き― 193 00:11:10,920 --> 00:11:14,048 みんな 驚いて 屋敷の廊下に集まった 194 00:11:14,799 --> 00:11:16,801 (グレヴィール) ドアには 鍵がかかっていた 195 00:11:17,259 --> 00:11:19,804 メイドが 何かを呼びかけたが 応えはない 196 00:11:20,721 --> 00:11:22,681 下男が ドアを壊そうと 提案したが― 197 00:11:23,099 --> 00:11:25,184 孫娘が反対した 198 00:11:25,518 --> 00:11:28,062 婆さんが死んだら 自分の屋敷になるんだから― 199 00:11:28,187 --> 00:11:31,857 壊さないでくれという 罰(ばち)当たりな理由だ 200 00:11:32,400 --> 00:11:35,653 しかし メイドは 孫娘の言葉が 分からなかったため― 201 00:11:36,028 --> 00:11:39,573 隣の部屋から 護身用のピストルを持ってくると… 202 00:11:42,368 --> 00:11:45,788 そして 開かれたドアの その向こう側には… 203 00:11:48,958 --> 00:11:51,794 左目を撃ち抜かれた占い師が 204 00:11:52,586 --> 00:11:56,424 窓は 内側から鍵がかけられ 凶器も見つからない 205 00:11:56,841 --> 00:11:58,592 さあ 子リスよ 206 00:11:58,717 --> 00:12:01,262 お前ならば どんな答えを出すだろう? 207 00:12:01,387 --> 00:12:03,139 どうして 僕に聞くんですか? 208 00:12:03,264 --> 00:12:04,432 (ヴィクトリカのあくび) (2人)ん? 209 00:12:05,683 --> 00:12:07,935 何だ そんなことか 210 00:12:08,185 --> 00:12:08,936 えっ 211 00:12:09,353 --> 00:12:12,773 混沌(カオス)の欠片は 全て そろっている 212 00:12:13,649 --> 00:12:15,693 ここで 再構成してやろう 213 00:12:16,068 --> 00:12:17,194 (グレヴィール)うむ 214 00:12:17,653 --> 00:12:19,280 本当にいい陽気だ! 215 00:12:19,280 --> 00:12:20,698 本当にいい陽気だ! 216 00:12:19,280 --> 00:12:20,698 (一弥)んん~? 217 00:12:20,698 --> 00:12:21,949 (一弥)んん~? 218 00:12:23,576 --> 00:12:25,453 (一弥)再構成って? 219 00:12:26,203 --> 00:12:29,081 この世の混沌(カオス)から受け取った 欠片たちを― 220 00:12:30,458 --> 00:12:33,711 私の中にある知恵の泉を使い― 221 00:12:33,836 --> 00:12:37,089 真実として 構成し直すのだ 222 00:12:43,012 --> 00:12:45,681 それって 事件を解決するってこと? 223 00:12:45,806 --> 00:12:49,810 (グレヴィール)ふむ まあ 私にも犯人は分かってるがね 224 00:12:49,935 --> 00:12:51,979 怪しいのは 窓の下にいた下男… 225 00:12:52,188 --> 00:12:54,482 犯人はメイドだよ グレヴィール 226 00:12:54,815 --> 00:12:57,485 うっ! んっ ん~! 227 00:12:57,902 --> 00:12:59,278 (一弥)うわっ! あっ! (グレヴィール)何だ 君! 228 00:12:59,403 --> 00:13:00,279 それは どういうことだ! 229 00:13:00,404 --> 00:13:02,156 (一弥)だから 僕に聞かれても! 230 00:13:02,281 --> 00:13:05,951 メイドのアラビア語を 理解できるのは 占い師だけだ 231 00:13:06,076 --> 00:13:06,911 (一弥・グレヴィール)え? 232 00:13:07,036 --> 00:13:10,247 メイドは ドアをたたき アラビア語で叫んだ 233 00:13:10,372 --> 00:13:13,375 返事がないので 隣の部屋のピストルを持ち出し― 234 00:13:13,501 --> 00:13:14,835 鍵を撃ち壊した 235 00:13:15,085 --> 00:13:17,087 (ヴィクトリカ)そうだな? (2人)うん うん 236 00:13:17,254 --> 00:13:20,549 その時 メイドは何を叫んだのか… 237 00:13:21,050 --> 00:13:22,092 恐らくは… 238 00:13:22,593 --> 00:13:25,221 (ヴィクトリカ)“ご主人様は 命を狙われています” 239 00:13:25,346 --> 00:13:27,556 “さっきの銃声を聞きましたね?” 240 00:13:27,681 --> 00:13:29,808 “窓から離れて ドアの近くへ” 241 00:13:29,934 --> 00:13:31,936 (2人)えっ… ええ? 242 00:13:32,144 --> 00:13:34,104 つまりだね メイドは― 243 00:13:34,230 --> 00:13:37,441 占い師が まだ生きていることを 知っていたのだよ 244 00:13:37,816 --> 00:13:40,444 アラビア語で叫んで 占い師をだまし― 245 00:13:40,819 --> 00:13:44,448 安全だからとドアの前に呼び 鍵ごと… 246 00:13:45,407 --> 00:13:47,451 占い師を撃った 247 00:13:48,285 --> 00:13:50,246 左目を撃ち抜かれていたのは― 248 00:13:50,371 --> 00:13:54,416 恐らく 占い師が鍵穴から 外をのぞこうとしたからなのだ 249 00:13:55,626 --> 00:13:56,794 (銃声) 250 00:13:58,546 --> 00:13:59,797 (グレヴィール)ちょっと待て 251 00:13:59,964 --> 00:14:03,300 では 1発目の銃声は いつどこで撃ったのだ? 子リス 252 00:14:03,425 --> 00:14:05,594 (一弥)んんっ… 警部さん! 253 00:14:05,719 --> 00:14:08,556 僕は 子リスじゃなくて 久城一弥です! 254 00:14:08,681 --> 00:14:11,559 (ヴィクトリカ)1発目は 隣の部屋で撃ったのだろう 255 00:14:11,725 --> 00:14:16,063 占い師をおびえさせ 屋敷の人々を呼び寄せるために 256 00:14:16,397 --> 00:14:20,860 調べてみるといい まだ新しい銃創が見つかるはずだ 257 00:14:21,610 --> 00:14:22,570 なるほど 258 00:14:22,987 --> 00:14:26,323 うむ さーて 署に戻る時間だ 259 00:14:26,907 --> 00:14:28,534 いい気分転換になった 260 00:14:28,659 --> 00:14:30,703 犯人の動機の謎は… 261 00:14:30,828 --> 00:14:31,829 (グレヴィール)ん? 262 00:14:33,831 --> 00:14:37,626 1発目の弾丸で 何を撃ったかに 隠されているはずだよ 263 00:14:37,751 --> 00:14:40,379 なっ… どういうことだ! 264 00:14:41,046 --> 00:14:43,591 ああっ! はっ… あっ あっ ああーっ! 265 00:14:43,716 --> 00:14:44,800 (一弥)行っちゃった 266 00:14:44,925 --> 00:14:46,886 (あくび) 267 00:14:47,011 --> 00:14:49,680 一瞬で終わってしまった 268 00:14:49,805 --> 00:14:53,976 また 退屈がやってきた… 269 00:14:54,476 --> 00:14:57,062 ねえ 君は何者なんだい? 270 00:14:57,187 --> 00:15:00,774 あの警部さん 君のことを頼りにしてる… 271 00:15:00,900 --> 00:15:01,901 のかな? 272 00:15:02,026 --> 00:15:04,737 でも 何だか 気にしてるみたいだし 273 00:15:05,779 --> 00:15:07,907 私のことが知りたければ… 274 00:15:08,616 --> 00:15:10,326 知りたければ? 275 00:15:11,160 --> 00:15:12,328 踊れ 276 00:15:13,037 --> 00:15:15,414 えっ? どうして 踊りなんて 277 00:15:18,000 --> 00:15:19,168 なんて… 278 00:15:22,838 --> 00:15:23,672 あっ はい 279 00:15:24,840 --> 00:15:28,844 (一弥の鼻歌) 280 00:15:28,969 --> 00:15:30,804 それは 何という踊りだ? 281 00:15:30,930 --> 00:15:33,599 (一弥)ふっ ふっ… 盆踊りだよ 282 00:15:33,724 --> 00:15:35,851 (一弥の鼻歌) 283 00:15:35,976 --> 00:15:39,647 (一弥)ふう… 昨日は 3番まで踊ったのに― 284 00:15:40,105 --> 00:15:42,066 結局 教えてくれないなんて 285 00:15:42,691 --> 00:15:44,652 ひどいよ ヴィクトリカ 286 00:15:46,278 --> 00:15:47,321 (ゾフィ)久城君 (一弥)ん? 287 00:15:47,655 --> 00:15:49,156 食べてる? 288 00:15:49,281 --> 00:15:51,241 (一弥)ああっ! んんっ! (ゾフィ)あっ… 289 00:15:51,367 --> 00:15:53,202 ど… どうしたの? (一弥)ううーっ 290 00:15:54,036 --> 00:15:56,705 “またしてもお手柄 ブロワ警部” 291 00:15:57,414 --> 00:16:01,710 “占い師ロクサーヌ射殺事件を 見事 解決”!? 292 00:16:03,003 --> 00:16:05,255 (一弥)どういうことですか! 293 00:16:05,381 --> 00:16:06,215 (グレヴィール)君は? 294 00:16:06,674 --> 00:16:09,969 (一弥)孫娘から 感謝のキスと 豪華なヨットが贈られたって! 295 00:16:10,302 --> 00:16:12,429 ああー それか 296 00:16:12,554 --> 00:16:16,350 あのキスは ねだったわけじゃない 無理やりに されたのだ 297 00:16:16,475 --> 00:16:17,893 (一弥)キスじゃない! (グレヴィール)え? 298 00:16:18,018 --> 00:16:20,604 豪華ヨットと遺族の感謝の念です! 299 00:16:20,729 --> 00:16:21,605 あれは もともと― 300 00:16:21,730 --> 00:16:24,066 あなたじゃなく 贈られるべき相手は ヴィク… 301 00:16:24,191 --> 00:16:25,109 (グレヴィール)ふんっ! 302 00:16:28,320 --> 00:16:32,449 (一弥)んん… んーっ 303 00:16:32,574 --> 00:16:35,494 ああ もう 分かった 分かった 304 00:16:35,619 --> 00:16:38,080 君のその情熱には負けたよ 305 00:16:38,580 --> 00:16:39,581 はぁ… 306 00:16:39,707 --> 00:16:43,335 週末のヨット遊びの計画に 君たちも招待しよう 307 00:16:43,752 --> 00:16:45,129 当たり前です! 308 00:16:45,254 --> 00:16:47,297 (グレヴィール) 当たり前であるものか 309 00:16:47,423 --> 00:16:50,926 彼女… ヴィクトリカの 外出許可の特例は― 310 00:16:51,051 --> 00:16:54,513 この私の働きかけがなければ 下りないのだよ 311 00:16:54,638 --> 00:16:56,473 (一弥)ヴィクトリカの外出許可? (グレヴィール)うっ… 312 00:16:56,890 --> 00:16:58,851 いやあ ハハッ 何でもない 313 00:16:58,976 --> 00:17:00,227 では 週末に 314 00:17:01,437 --> 00:17:03,731 (ヴィクトリカ) それで グレヴィールと約束を? 315 00:17:03,981 --> 00:17:06,692 うん 手柄を横取りするなんて― 316 00:17:06,817 --> 00:17:09,486 そんな不正は許されないからね 317 00:17:09,611 --> 00:17:11,905 とりあえずは 暫定的勝利! 318 00:17:12,031 --> 00:17:13,031 (ヴィクトリカ)久城 (一弥)ん? 319 00:17:13,156 --> 00:17:14,992 貴重な週末をだね 320 00:17:15,117 --> 00:17:17,411 グレヴィールと共に過ごしてだね 321 00:17:17,536 --> 00:17:19,246 君 楽しいのか? 322 00:17:19,663 --> 00:17:20,998 楽しくないよ 323 00:17:21,123 --> 00:17:24,042 それに あんな変わった頭の人と 一緒に歩くのは― 324 00:17:24,167 --> 00:17:26,045 恥ずかしいし… あっ! 325 00:17:27,087 --> 00:17:29,381 どうして こうなったんだっけ? 326 00:17:29,840 --> 00:17:33,302 私としても 君に聞きたいところではあるが 327 00:17:33,427 --> 00:17:35,304 しかし そうか… 328 00:17:37,056 --> 00:17:39,266 では 出られるのか― 329 00:17:39,391 --> 00:17:41,226 この牢獄を 330 00:17:43,771 --> 00:17:45,230 (ヴィクトリカ)旅行の支度をする 331 00:17:45,355 --> 00:17:47,483 えっ 今から? 332 00:17:47,608 --> 00:17:50,402 だって 週末まで まだ何日もあるよ? 333 00:17:50,569 --> 00:17:52,154 (一弥)いくら何でも… (ヴィクトリカ)むっ… 334 00:17:53,614 --> 00:17:54,782 (一弥)あっ 待って 335 00:17:55,365 --> 00:17:56,533 勝手に乗ったら… 336 00:17:56,909 --> 00:18:00,913 (ヴィクトリカ)これは 教職員と 私用のエレベーターなのだよ 337 00:18:01,038 --> 00:18:03,415 君は つらい つらい思いをして― 338 00:18:03,540 --> 00:18:05,292 ももを だるーくしながら― 339 00:18:05,417 --> 00:18:07,795 えっちらおっちら 階段を下りたまえ 340 00:18:08,212 --> 00:18:09,338 あっ… 341 00:18:13,383 --> 00:18:14,718 あっ… うーっ 342 00:18:14,843 --> 00:18:19,348 ヴィクトリカー! 343 00:18:24,061 --> 00:18:26,980 (一弥) それで ヨットの1泊旅行に― 344 00:18:27,106 --> 00:18:29,691 どうして こんな大荷物なんだよ 345 00:18:29,817 --> 00:18:33,904 これはだな 私のこの頭脳が 英知を尽くして考えた― 346 00:18:34,029 --> 00:18:37,407 旅行に 最低限必要な持ち物なのだ 347 00:18:38,033 --> 00:18:40,494 (一弥)こんな大荷物 持てるの? 348 00:18:40,619 --> 00:18:43,330 もちろん 久城 君が持つのだ 349 00:18:44,414 --> 00:18:46,083 (一弥)むっ (ヴィクトリカ)なっ… 350 00:18:46,208 --> 00:18:49,169 君! 勝手に人の荷物… (一弥)コンパス? 351 00:18:49,294 --> 00:18:50,963 こんなの ヨットにあるって 352 00:18:51,421 --> 00:18:53,257 (一弥)救命胴衣もいらない (ヴィクトリカ)むっ… 353 00:18:53,382 --> 00:18:55,300 (一弥)着替えの山も1着でいいし (ヴィクトリカ)むむっ… 354 00:18:55,717 --> 00:18:58,137 えっ なんで食器セット? 355 00:18:58,262 --> 00:18:59,721 これ お菓子? 356 00:18:59,847 --> 00:19:01,056 椅子? 357 00:19:01,181 --> 00:19:02,558 君 難民なの? 358 00:19:02,683 --> 00:19:06,061 (ヴィクトリカ)んんーっ 必要だったら 必要なのだ! 359 00:19:06,186 --> 00:19:09,773 (汽笛) 360 00:19:09,898 --> 00:19:12,609 (一弥) もう いつまで すねてるんだよ 361 00:19:13,068 --> 00:19:15,237 しかたないじゃないか 362 00:19:15,654 --> 00:19:16,655 ん? 363 00:19:17,197 --> 00:19:19,116 (ヴィクトリカ)わあ… 364 00:19:22,119 --> 00:19:25,330 (一弥)まるで 初めて機関車に乗った人みたいだ 365 00:19:25,998 --> 00:19:26,832 フフ 366 00:19:28,625 --> 00:19:32,462 (一弥)こうして見ると やっぱり 人形みたいだな 367 00:19:32,629 --> 00:19:33,463 (ヴィクトリカ)ん? 368 00:19:37,509 --> 00:19:38,969 何をしている 369 00:19:39,094 --> 00:19:41,597 あっ… ああ えっ えーと… 370 00:19:41,722 --> 00:19:45,184 あ… 日本の遊びで こういうのがあるんだよ 371 00:19:45,309 --> 00:19:49,229 (汽笛) 372 00:19:50,189 --> 00:19:51,190 あっ 373 00:19:51,481 --> 00:19:53,442 うわあ… 374 00:20:00,365 --> 00:20:01,491 あれは何だ? 375 00:20:01,950 --> 00:20:03,493 (一弥)アイスクリーム屋だよ 376 00:20:04,077 --> 00:20:04,995 あれは? 377 00:20:05,329 --> 00:20:06,872 (一弥)新聞売り 378 00:20:07,331 --> 00:20:09,416 (一弥)ねえ そろそろ行くよ (ヴィクトリカ)わあ… 379 00:20:09,541 --> 00:20:10,834 (指笛) 380 00:20:10,959 --> 00:20:12,419 (ヴィクトリカ)あ… 381 00:20:16,298 --> 00:20:17,132 (一弥)さあ 乗って 382 00:20:17,257 --> 00:20:19,718 (ヴィクトリカ)魔法か? それとも 彼は君のしもべか? 383 00:20:19,843 --> 00:20:20,677 (一弥・御者)えっ 384 00:20:21,511 --> 00:20:25,140 (一弥)ねえ ヴィクトリカ 君 あんまり外出したことないの? 385 00:20:25,265 --> 00:20:26,183 (ヴィクトリカ)フンッ! 386 00:20:27,392 --> 00:20:29,645 よう 相棒! 387 00:20:31,104 --> 00:20:33,273 (一弥)あの… その格好 388 00:20:33,398 --> 00:20:37,110 (グレヴィール)いいだろう? テーマは“海の男”だよ 389 00:20:37,527 --> 00:20:39,905 そうそう 例の事件 390 00:20:40,322 --> 00:20:43,408 隣の部屋での 1発目の発砲だがね 391 00:20:43,533 --> 00:20:44,576 撃たれていたのは― 392 00:20:44,993 --> 00:20:46,453 鏡だった 393 00:20:46,578 --> 00:20:48,163 鏡? 394 00:20:48,664 --> 00:20:51,208 なるほど 魔法の鏡か 395 00:20:51,416 --> 00:20:55,170 それから 容疑者である アラブ人メイドだが… 396 00:20:55,295 --> 00:20:56,129 (ヴィクトリカ)ふむ 397 00:20:56,255 --> 00:20:58,131 美人だ 398 00:21:00,342 --> 00:21:01,885 おっほん 399 00:21:02,010 --> 00:21:05,347 そのメイドが 動機について 謎の言葉を口走った 400 00:21:05,722 --> 00:21:08,976 “これは 箱の復讐(ふくしゅう)です”と 401 00:21:09,309 --> 00:21:11,478 箱の復讐? 402 00:21:12,938 --> 00:21:14,189 (一弥)ん? 403 00:21:14,314 --> 00:21:15,732 (フラン)警部! (一弥)ん? 404 00:21:15,941 --> 00:21:17,985 (フラン)警部 大変です! 405 00:21:18,860 --> 00:21:20,779 アラブ人のメイドが逃げました! 406 00:21:20,904 --> 00:21:21,780 (グレヴィール・一弥)えっ! 407 00:21:21,905 --> 00:21:23,240 ほ… ホントか!? 408 00:21:23,615 --> 00:21:25,117 おい 久城君 409 00:21:25,242 --> 00:21:27,202 私は ここで失礼する (一弥)お… おわっ 410 00:21:27,452 --> 00:21:28,495 (グレヴィール)ヨットだが― 411 00:21:28,620 --> 00:21:30,455 乗ってもいいが 運転してはいかんぞ! 412 00:21:30,914 --> 00:21:32,833 ええっ? そんなの つまらないじゃ… 413 00:21:33,083 --> 00:21:35,377 我慢だ! それでは! 414 00:21:36,837 --> 00:21:40,173 そんな… せっかく来たのに 415 00:21:40,299 --> 00:21:42,009 ねえ ヴィクトリカ… お? 416 00:21:42,843 --> 00:21:44,469 ヴィクトリカ? 417 00:21:44,886 --> 00:21:45,887 ん? 418 00:21:46,388 --> 00:21:50,225 おーい ヴィクトリカー! 419 00:21:51,643 --> 00:21:52,477 ん? 420 00:21:53,186 --> 00:21:54,896 あっ いたいた 421 00:21:55,314 --> 00:21:56,606 (ヴィクトリカ)君… (一弥)ん? 422 00:21:57,024 --> 00:22:00,652 (ヴィクトリカ)このヨットは 占い師ロクサーヌの持ち物だったな 423 00:22:00,777 --> 00:22:01,611 (一弥)うん 424 00:22:02,112 --> 00:22:06,241 招待状のようだ ロクサーヌ宛の 425 00:22:06,992 --> 00:22:08,160 読んでみたまえ 426 00:22:08,285 --> 00:22:10,495 えっ? いいけど 427 00:22:11,079 --> 00:22:12,164 えーと… 428 00:22:12,289 --> 00:22:16,543 “この近くの海岸に停泊中の 豪華客船でのディナー” 429 00:22:16,877 --> 00:22:18,712 “箱庭の夕べ” 430 00:22:18,837 --> 00:22:19,671 んっ? 431 00:22:20,339 --> 00:22:22,424 “メインディッシュは 野兎です” 432 00:22:22,966 --> 00:22:24,092 (ヴィクトリカ)うむ 433 00:22:25,302 --> 00:22:27,929 (ヴィクトリカ) 占い師は 野兎を飼っていた 434 00:22:28,055 --> 00:22:30,682 そして “箱庭の夕べ”という名と― 435 00:22:30,974 --> 00:22:33,185 メイドの言う“箱の復讐” 436 00:22:37,189 --> 00:22:40,609 (一弥) “箱”… だよね どっちも 437 00:22:41,109 --> 00:22:42,194 どうしよう? 438 00:22:42,319 --> 00:22:43,153 (ヴィクトリカ)どうしたい? 439 00:22:43,278 --> 00:22:45,447 (汽笛) 440 00:22:45,572 --> 00:22:46,448 (一弥)行ってみようか 441 00:22:47,866 --> 00:22:50,243 (ヴィクトリカ) それでこそ 死神だ 442 00:22:51,244 --> 00:22:56,249 ♪~ 443 00:23:59,020 --> 00:24:03,984 ~♪ 444 00:24:06,903 --> 00:24:10,031 (一弥)成り行きで潜り込んだ 怪しげな豪華客船… 445 00:24:10,407 --> 00:24:13,660 って あれ? 僕の分のディナーがない! 446 00:24:14,077 --> 00:24:15,412 (ヴィクトリカ)もぐもぐ… 447 00:24:15,537 --> 00:24:21,001 ♪ 高級肉は 脂身も      う~ま~い~