1 00:00:01,418 --> 00:00:06,423 ♪~ 2 00:01:25,919 --> 00:01:30,924 ~♪ 3 00:01:35,220 --> 00:01:37,555 (リヴァイアサン) “我が栄誉と言ってよいものは―” 4 00:01:37,889 --> 00:01:41,518 “あの王宮で 青いバラを作ってみせた夜―” 5 00:01:42,227 --> 00:01:45,021 “あれから2年間のみであった” 6 00:02:01,412 --> 00:02:02,831 (ココ)やはり… 7 00:02:03,915 --> 00:02:07,502 やはり お顔を見せては くださらないのですね 8 00:02:07,627 --> 00:02:11,923 (リヴァイアサン) 今 あなたの前にいる我こそが真実 9 00:02:12,423 --> 00:02:14,676 我が心に偽りはない 10 00:02:14,801 --> 00:02:16,928 いとしき人 ココ・ローズよ 11 00:02:17,053 --> 00:02:18,096 ああ… 12 00:02:18,221 --> 00:02:19,597 (ドアが開く音) (ココ)あっ 13 00:02:20,098 --> 00:02:21,599 マスグレーブ男爵! 14 00:02:22,809 --> 00:02:24,602 (リヴァイアサン)何か用かな? 15 00:02:27,355 --> 00:02:30,483 (リヴァイアサン) “数日後 裁判が行われた” 16 00:02:30,692 --> 00:02:32,277 (マスグレーブ)続いての証人 17 00:02:32,402 --> 00:02:34,904 科学アカデミー ジュピター・ロジェ 18 00:02:36,156 --> 00:02:38,825 (リヴァイアサン) “錬金術は 存在しえるか否か” 19 00:02:39,367 --> 00:02:42,370 “オカルト省の学者が証拠を提示” 20 00:02:42,495 --> 00:02:45,498 “科学アカデミーの学者が 斬り捨てていく” 21 00:02:45,623 --> 00:02:49,878 “それは 我を失脚させるための ワナであった” 22 00:02:51,254 --> 00:02:52,630 (リヴァイアサン)茶番だな… 23 00:02:52,797 --> 00:02:55,008 (マスグレーブ) チャンスをやろう リヴァイアサン 24 00:02:55,133 --> 00:02:57,552 今ここで金(きん)を作って見せろ 25 00:02:57,677 --> 00:03:01,347 これは ルパート・ド・ジレ国王陛下の― 26 00:03:01,472 --> 00:03:02,640 ご命令である 27 00:03:03,808 --> 00:03:05,226 (リヴァイアサン)なるほど 28 00:03:05,643 --> 00:03:09,397 我を追放し その手で 金を生み出そうというわけか 29 00:03:09,522 --> 00:03:11,065 な… 何を言う! 30 00:03:11,190 --> 00:03:13,443 (リヴァイアサン) 陛下も ご同様かな? 31 00:03:16,529 --> 00:03:17,488 (ルパート)仮面を… 仮面を取ってくれないか? 32 00:03:17,488 --> 00:03:18,907 (ルパート)仮面を… 仮面を取ってくれないか? 33 00:03:17,488 --> 00:03:18,907 (ココ)あっ… (マスグレーブ)うう… 34 00:03:18,907 --> 00:03:19,866 (ルパート)仮面を… 仮面を取ってくれないか? 35 00:03:20,241 --> 00:03:21,159 (リヴァイアサン)はっ… 36 00:03:21,618 --> 00:03:23,620 (ルパート)金など どうでもよい 37 00:03:23,745 --> 00:03:26,372 私はただ 恐ろしいのだ 38 00:03:26,497 --> 00:03:29,542 お前は悪魔か? 人間か? 39 00:03:29,876 --> 00:03:32,545 私は何か えたいの知れぬものと― 40 00:03:32,670 --> 00:03:34,047 契約を結んで しまったのではないか… 41 00:03:34,047 --> 00:03:35,632 契約を結んで しまったのではないか… 42 00:03:34,047 --> 00:03:35,632 (リヴァイアサン) うっ… は… 43 00:03:36,090 --> 00:03:38,009 (リヴァイアサン)く… 来るな! 44 00:03:38,468 --> 00:03:43,806 (ルパート) 頼む 顔を… お前の仮面を… 45 00:03:44,098 --> 00:03:45,850 (リヴァイアサン)よせ 触るな! 46 00:03:45,975 --> 00:03:47,477 (どよめき) (ルパート)うわ… ああ… 47 00:03:49,646 --> 00:03:50,480 (ココ)ああ! 48 00:03:50,605 --> 00:03:52,065 (ルパート)ああ… あ! 49 00:04:03,159 --> 00:04:04,953 (イアン)父上から聞きました 50 00:04:05,245 --> 00:04:09,082 錬金術は存在しないと 結論が出されたと 51 00:04:09,207 --> 00:04:10,667 愚かなことを… 52 00:04:10,792 --> 00:04:14,170 (リヴァイアサン) イアン 汝(なんじ)が気に病むことではない 53 00:04:15,296 --> 00:04:18,132 私に 錬金術を教えてください! 54 00:04:18,257 --> 00:04:21,928 あなたの術を使い 父上を説得してみせます! 55 00:04:25,765 --> 00:04:26,808 あっ 56 00:04:29,227 --> 00:04:31,562 (走る足音) 57 00:04:33,022 --> 00:04:33,856 (従者)はっ! 58 00:04:33,982 --> 00:04:34,857 (従者たちのどよめき) 59 00:04:34,983 --> 00:04:37,110 (リヴァイアサン) 溶かした金を飲ませたのだ 60 00:04:39,404 --> 00:04:40,613 (従者)き… 貴様! 61 00:04:40,738 --> 00:04:41,990 (従者)連行しろ! 62 00:04:42,115 --> 00:04:43,950 (リヴァイアサン) この部屋のどこに金がある? 63 00:04:44,075 --> 00:04:45,368 (従者たちのどよめき) 64 00:04:45,493 --> 00:04:47,662 (リヴァイアサン) マスグレーブに尋ねてみよ 65 00:04:47,787 --> 00:04:50,039 錬金術が存在しないなら― 66 00:04:50,498 --> 00:04:54,669 お前の息子を殺した金は どこから出てきたのかと 67 00:04:55,712 --> 00:04:57,297 誰も我を裁けまい! 68 00:04:57,964 --> 00:05:00,091 誰も! 誰もだ! 69 00:05:00,216 --> 00:05:06,222 (リヴァイアサンの笑い声) 70 00:05:08,057 --> 00:05:12,061 (鐘の音) 71 00:05:20,570 --> 00:05:23,197 (リヴァイアサン)許せ… イアン 72 00:05:23,698 --> 00:05:26,659 (ヴィクトリカ) 怒りと絶望に我を忘れたか 73 00:05:26,868 --> 00:05:28,995 まさに愚者だな 74 00:05:29,370 --> 00:05:30,663 (足音) あ… 75 00:05:32,206 --> 00:05:33,249 (リヴァイアサン)イアン… 76 00:05:33,374 --> 00:05:35,960 (アルベール) お会いしたかった リヴァイアサン 77 00:05:36,127 --> 00:05:36,961 うっ… 78 00:05:40,256 --> 00:05:42,550 僕の名はアルベール 79 00:05:42,884 --> 00:05:45,595 あなたを守るために来ました 80 00:05:49,265 --> 00:05:50,933 (リヴァイアサン) 我を守ると言ったな 81 00:05:51,642 --> 00:05:53,102 一体 何から? 82 00:05:53,227 --> 00:05:55,063 (アルベール)国王たちから 83 00:05:55,313 --> 00:05:56,814 我がオカルト省も― 84 00:05:56,939 --> 00:06:00,234 本来 国王に逆らってまで 協力することはできません 85 00:06:00,818 --> 00:06:03,196 ですが 僕は個人的にでも― 86 00:06:03,321 --> 00:06:05,948 あなたを助けたいと 思っているのです 87 00:06:06,074 --> 00:06:08,409 もちろん 条件はありますが 88 00:06:08,534 --> 00:06:11,245 (リヴァイアサン) フッ 汝も金が欲しいのか? 89 00:06:11,370 --> 00:06:14,207 いりませんよ そんな悪趣味なもの 90 00:06:14,332 --> 00:06:15,166 (リヴァイアサン)なっ… 91 00:06:15,500 --> 00:06:18,795 僕はただ 嵐の準備がしたいのです 92 00:06:19,295 --> 00:06:20,171 (リヴァイアサン)嵐? 93 00:06:20,797 --> 00:06:22,006 (ヴィクトリカ)一度目のな 94 00:06:22,423 --> 00:06:25,593 (アルベール) かつてない大きな嵐が来ます 95 00:06:25,718 --> 00:06:28,888 そのことに 国王は 気づいていないのです 96 00:06:29,597 --> 00:06:30,765 (リヴァイアサン)何のことだ? 97 00:06:31,599 --> 00:06:32,475 (アルベール)戦争です (ヴィクトリカ)戦争だ 98 00:06:33,935 --> 00:06:38,773 (アルベール) それも 人類がいまだかつて 経験したことのない大きな 99 00:06:38,898 --> 00:06:41,859 世界が2つに分かれて戦うのです 100 00:06:42,693 --> 00:06:44,028 あらゆる街が― 101 00:06:44,821 --> 00:06:48,991 海が 空が 戦いの舞台となるでしょう 102 00:06:49,659 --> 00:06:52,286 そして 多くの血が流れ― 103 00:06:52,620 --> 00:06:54,747 ある国は消滅する 104 00:06:59,669 --> 00:07:02,839 嵐の後(のち) 世界は変わるでしょう 105 00:07:02,964 --> 00:07:06,926 新しいルールに支配された 新時代が来る 106 00:07:07,677 --> 00:07:09,512 守らなければなりません 107 00:07:09,762 --> 00:07:12,098 我らの歴史を! 知識を! 108 00:07:12,723 --> 00:07:14,767 いにしえの力を! 109 00:07:15,518 --> 00:07:18,354 (リヴァイアサン) 我に何をしろというのだ? 110 00:07:18,479 --> 00:07:20,398 お前を利用するつもりだ 111 00:07:20,690 --> 00:07:23,484 戦う力を作ってほしいのです 112 00:07:23,609 --> 00:07:28,114 古きヨーロッパを ソヴュールを 新しき力から守るために! 113 00:07:29,073 --> 00:07:30,366 (リヴァイアサン)何を作れと? 114 00:07:31,993 --> 00:07:34,871 死をも恐れぬ人工の戦士… 115 00:07:35,329 --> 00:07:38,624 人造人間 ホムンクルス! 116 00:07:38,916 --> 00:07:40,209 (リヴァイアサン)ううっ… 117 00:07:43,087 --> 00:07:45,256 (ヴィクトリカ)嵐のための道具 118 00:07:45,381 --> 00:07:48,634 時計塔に捕らわれた 孤独な怪物 119 00:07:48,759 --> 00:07:52,972 あの牢獄の中を 今も一人 さまよっている 120 00:07:54,682 --> 00:07:56,184 お前もか… 121 00:07:57,518 --> 00:07:58,561 あっ 122 00:07:58,686 --> 00:07:59,645 (一弥(かずや))僕は― 123 00:07:59,937 --> 00:08:01,856 あなたを知っている 124 00:08:02,648 --> 00:08:04,400 ブライアン・ロスコー 125 00:08:05,234 --> 00:08:08,529 灰色狼(はいいろおおかみ)の村で あなたのことを聞いた 126 00:08:09,363 --> 00:08:11,407 あなたは何者なの? 127 00:08:11,532 --> 00:08:15,369 ヴィクトリカや 彼女のお母さんとは 一体…!? 128 00:08:16,537 --> 00:08:18,623 (ロスコー) 君は あいつの何なのだ? 129 00:08:19,457 --> 00:08:21,584 僕? 僕は― 130 00:08:22,502 --> 00:08:23,920 ヴィクトリカの友達だ! 131 00:08:24,879 --> 00:08:28,174 友達? フッ… フフフ 132 00:08:28,299 --> 00:08:30,301 (一弥)何がおかしい! 133 00:08:30,426 --> 00:08:34,597 (ロスコー)灰色狼に 人間の友などできやしない 134 00:08:34,722 --> 00:08:37,558 灰色狼が 人間に心を許すこともない 135 00:08:37,683 --> 00:08:39,143 そんなことない! 136 00:08:39,393 --> 00:08:43,188 人もまた 灰色狼を恐れるばかり 137 00:08:43,313 --> 00:08:44,732 近づいてくるのは― 138 00:08:44,857 --> 00:08:48,069 その力を 利用しようとする者ばかりだ 139 00:08:54,867 --> 00:08:56,452 (コルデリア)ヴィクトリカ… 140 00:08:58,329 --> 00:08:59,205 くっ! 141 00:09:00,289 --> 00:09:05,169 (ロスコー)一度目の嵐の時 あの美しき怪物は生まれた 142 00:09:05,878 --> 00:09:09,090 二度目の嵐のため 計画的にな 143 00:09:09,298 --> 00:09:10,841 ん… 嵐? 144 00:09:12,134 --> 00:09:14,095 (セルジウス) これから何年後(のち)か― 145 00:09:14,470 --> 00:09:19,141 世界を揺るがす 大きな風が吹くであろう 146 00:09:20,851 --> 00:09:23,604 (ロスコー) 確かに あれは我が同胞の子だ 147 00:09:23,729 --> 00:09:27,525 だが この国を動かす 貴族の子でもある 148 00:09:27,650 --> 00:09:30,069 所詮 ヤツらの道具にすぎない 149 00:09:30,069 --> 00:09:30,903 所詮 ヤツらの道具にすぎない 150 00:09:30,069 --> 00:09:30,903 (一弥)いっ… 151 00:09:31,404 --> 00:09:33,823 ヴィクトリカに 何かしようっていうのか? 152 00:09:33,948 --> 00:09:35,199 (ロスコー) だとしたら どうする? 153 00:09:35,449 --> 00:09:36,701 僕が守る! 154 00:09:36,993 --> 00:09:38,077 守れるかな? 155 00:09:40,705 --> 00:09:41,956 うっ! 156 00:09:42,582 --> 00:09:44,417 えい! えい! 157 00:09:44,875 --> 00:09:45,960 ううっ! 158 00:09:46,419 --> 00:09:47,253 うっ! 159 00:09:49,714 --> 00:09:53,259 うっ う… ううっ… 160 00:09:54,844 --> 00:09:57,346 とんだナイトが いたものだ 161 00:09:58,723 --> 00:10:01,017 (一弥)ヴィクトリカは 道具なんかじゃない 162 00:10:01,142 --> 00:10:02,018 (ロスコー)ん? 163 00:10:02,685 --> 00:10:06,272 (一弥) 怪物でも… 灰色狼でも… ない 164 00:10:12,987 --> 00:10:14,322 僕の友達だ! 165 00:10:17,241 --> 00:10:18,284 ううっ… 166 00:10:20,828 --> 00:10:21,787 フッ… 167 00:10:22,330 --> 00:10:24,582 既に事は動きだしている 168 00:10:24,707 --> 00:10:27,543 え!? 待って! どういう意味? 169 00:10:30,046 --> 00:10:31,255 気をつけろ 170 00:10:31,380 --> 00:10:33,674 ブロワ侯爵は 気まぐれな男だ 171 00:10:33,799 --> 00:10:34,675 (一弥)え? 172 00:10:34,800 --> 00:10:35,718 (指を鳴らす音) 173 00:10:37,136 --> 00:10:38,137 (一弥)え? 174 00:10:40,598 --> 00:10:42,266 消えた? 175 00:10:45,186 --> 00:10:49,523 (一弥)ブロワ侯爵って ヴィクトリカのお父さん? 176 00:10:50,566 --> 00:10:55,279 何かが起きようとしている ヴィクトリカの周りで… 177 00:10:57,239 --> 00:10:58,324 ヴィクトリカ! 178 00:10:58,699 --> 00:10:59,575 何だ? 179 00:10:59,742 --> 00:11:00,701 (一弥)あ… 180 00:11:01,160 --> 00:11:02,870 ヴィ… ヴィクトリカ? 181 00:11:02,995 --> 00:11:05,122 いや “何だ?”って その… 182 00:11:05,247 --> 00:11:07,583 は… 発声練習 183 00:11:07,708 --> 00:11:08,376 ヴィ ク ト リ カ 184 00:11:08,376 --> 00:11:11,212 ヴィ ク ト リ カ 185 00:11:08,376 --> 00:11:11,212 (ヴィクトリカ) 君は おかしな男だな 186 00:11:11,754 --> 00:11:13,756 き… 君こそ 何してるのさ? 187 00:11:13,881 --> 00:11:15,883 (ヴィクトリカ) 謎を解きに来たに決まっている 188 00:11:16,008 --> 00:11:16,842 え!? 189 00:11:21,597 --> 00:11:23,891 リヴァイアサンの謎が 解けたんだね? 190 00:11:24,016 --> 00:11:26,227 混沌(カオス)の欠片(かけら)はそろった 191 00:11:26,352 --> 00:11:27,853 言語化してほしいかね? 192 00:11:27,978 --> 00:11:28,813 (一弥)もちろん! 193 00:11:29,522 --> 00:11:30,981 しかたがない 194 00:11:31,107 --> 00:11:34,527 ついでに いもりと とんがり頭も 呼んできたまえ 195 00:11:34,652 --> 00:11:35,820 (一弥)うん 196 00:11:38,864 --> 00:11:42,701 (ヴィクトリカ)時計塔の怪談が 広まった理由は2つある 197 00:11:43,285 --> 00:11:45,830 1つは 20年以上前― 198 00:11:45,955 --> 00:11:49,875 実際に怪しげな錬金術師が 存在していたこと 199 00:11:50,000 --> 00:11:51,460 そして もう1つは― 200 00:11:51,585 --> 00:11:53,712 君たちが感じている 感覚のせいだ 201 00:11:53,838 --> 00:11:54,713 (グレヴィール・一弥)え? 202 00:11:54,922 --> 00:11:55,965 (ヴィクトリカ)見たまえ 203 00:11:56,090 --> 00:11:56,966 (一弥)それって… 204 00:11:57,800 --> 00:12:01,720 (ヴィクトリカ) この建物を調べていた大工に 測量を頼んだのだ 205 00:12:03,013 --> 00:12:05,975 青いラインが 本来あるべき姿 206 00:12:06,100 --> 00:12:09,437 そして 黒いラインは 実際の時計塔だ 207 00:12:09,562 --> 00:12:12,398 おかしな感覚の原因は これだ 208 00:12:12,898 --> 00:12:15,734 この建物は ゆがんで 造られているのだよ 209 00:12:15,860 --> 00:12:16,735 (3人)あ… 210 00:12:17,069 --> 00:12:20,573 (ヴィクトリカ) 例えば 廊下の床は少し傾き― 211 00:12:20,698 --> 00:12:24,118 まっすぐ伸びていると見せかけ 少しずつ蛇行している 212 00:12:24,785 --> 00:12:28,956 階段も一段一段 高さが微妙に変えられているのだ 213 00:12:29,331 --> 00:12:33,002 (アブリル) そっか だから あの時… 214 00:12:34,086 --> 00:12:37,256 (一弥) でも どうして こんな建物を? 215 00:12:37,381 --> 00:12:38,215 (ヴィクトリカ)君は墓地で― 216 00:12:38,340 --> 00:12:42,303 プロテスタントたちをかくまう 隠し部屋の話を聞いていたね 217 00:12:42,428 --> 00:12:44,221 (一弥)うん… あっ 218 00:12:45,514 --> 00:12:50,269 塔をゆがめて建設したのは 隠し部屋を造るためにだよ 219 00:12:50,394 --> 00:12:53,063 そして それは図面によると… 220 00:12:55,274 --> 00:12:56,150 (3人)あっ 221 00:12:59,069 --> 00:13:00,654 (ヴィクトリカ) この学園は そもそも― 222 00:13:00,779 --> 00:13:03,866 “ソヴュールの秘密の武器庫” と呼ばれ― 223 00:13:03,991 --> 00:13:08,537 表沙汰にはできない さまざまな物事を隠してきた場所だ 224 00:13:08,662 --> 00:13:11,248 隠し部屋くらい 不思議なことではない 225 00:13:11,916 --> 00:13:14,668 じゃあ ここに 何かが隠されているの? 226 00:13:15,544 --> 00:13:19,298 (グレヴィール) ヴィクトリカ お前… 227 00:13:19,924 --> 00:13:21,509 久城(くじょう) 歌いたまえ 228 00:13:23,052 --> 00:13:24,553 (一弥)え? 何を? 229 00:13:24,678 --> 00:13:26,347 (ヴィクトリカ) あのアフリカ人の歌だ 230 00:13:26,472 --> 00:13:28,641 えっ やだよ どうして… (ヴィクトリカ)ふんっ 231 00:13:28,766 --> 00:13:30,726 イッタ! タッ タッ 232 00:13:30,851 --> 00:13:33,187 ターッ タッ タッ 233 00:13:33,312 --> 00:13:35,564 分かった 分かったよ~ 234 00:13:35,856 --> 00:13:37,525 (ヴィクトリカ)よろしい 235 00:13:38,567 --> 00:13:39,443 はぁ… 236 00:13:41,654 --> 00:13:42,488 (息を吸う音) 237 00:13:42,613 --> 00:13:49,578 ♪「アフリカ人の歌」 238 00:14:03,592 --> 00:14:10,558 ♪~ 239 00:14:30,202 --> 00:14:31,328 フ~… 240 00:14:31,453 --> 00:14:33,247 こ… これっきりだよ! 241 00:14:33,372 --> 00:14:36,834 男子たるもの 人前で歌ったり 踊ったりするなんて… 242 00:14:36,959 --> 00:14:37,793 黙れ 243 00:14:37,918 --> 00:14:41,839 口を閉じて 何か言いたげな 悲しい顔でもしていたまえ 244 00:14:43,340 --> 00:14:47,011 この歌に いくつかの混沌(カオス)が 浮遊していた 245 00:14:47,136 --> 00:14:47,970 “金”… 246 00:14:48,095 --> 00:14:52,850 そして アフリカ人たちは なぜ“叫んで”“消えた”のか? 247 00:14:53,642 --> 00:14:56,186 この村で アフリカ人たちが死んだのは― 248 00:14:56,312 --> 00:14:58,731 1873年のことだったね? 249 00:14:58,856 --> 00:15:00,107 え… ええ 250 00:15:00,232 --> 00:15:03,068 (ヴィクトリカ) その年は 新大陸に続き― 251 00:15:03,193 --> 00:15:06,488 アフリカ大陸でゴールドラッシュが 始まった年だよ 252 00:15:06,614 --> 00:15:07,489 (3人)あっ! 253 00:15:08,240 --> 00:15:11,577 (ヴィクトリカ) ソヴュール王国も植民地を持っていた 254 00:15:11,702 --> 00:15:14,413 当時の国王は アフリカ人たちを使い― 255 00:15:14,747 --> 00:15:17,666 秘密裏に金を国内に運ばせた 256 00:15:18,542 --> 00:15:21,670 そして 口封じのために… 257 00:15:27,760 --> 00:15:31,221 しかし翌年 王は急に死を遂げた 258 00:15:31,931 --> 00:15:36,727 混乱の中 金の秘密を知る者は いなくなってしまった 259 00:15:37,603 --> 00:15:39,647 彼一人を残して… 260 00:15:39,980 --> 00:15:40,981 彼って? 261 00:15:41,106 --> 00:15:44,360 (ヴィクトリカ) 長い間 彼は姿を消していた 262 00:15:44,485 --> 00:15:48,072 だが 20数年後 再び現れた 263 00:15:48,614 --> 00:15:51,909 謎めいた仮面の錬金術師として… 264 00:15:52,034 --> 00:15:53,118 リヴァイアサン! 265 00:15:53,243 --> 00:15:56,872 でも 彼の錬金術は ウソだって言ってたわよね? 266 00:15:57,831 --> 00:15:58,707 久城 267 00:15:58,832 --> 00:16:02,878 私が賢者の石について語ったことを 覚えているかね? 268 00:16:03,879 --> 00:16:08,050 錬金術師の持っている 力を秘めた石のことだよね 269 00:16:08,175 --> 00:16:09,218 その色は? 270 00:16:09,677 --> 00:16:13,097 確か ザクロのような濃い赤色 271 00:16:13,305 --> 00:16:16,100 この部屋に そのような赤があるかね? 272 00:16:17,685 --> 00:16:19,895 あっ ああ… あっ! 273 00:16:21,271 --> 00:16:24,233 (ヴィクトリカ)錬金術の知識を 持っている者ならば― 274 00:16:24,358 --> 00:16:26,568 あの花に目が行くに違いない 275 00:16:27,820 --> 00:16:31,115 死んだ者たちは 全員よそ者だった 276 00:16:31,782 --> 00:16:35,953 リヴァイアサンの錬金術の秘密を 求めてきた者たちだろう 277 00:16:37,788 --> 00:16:40,332 触るな! アブリル・ブラッドリー! 278 00:16:40,457 --> 00:16:41,375 (アブリル)どうして? 279 00:16:41,500 --> 00:16:42,876 毒が仕込まれている 280 00:16:43,002 --> 00:16:43,877 (グレヴィール・アブリル・一弥) ええっ!? 281 00:16:46,588 --> 00:16:49,174 リヴァイアサンが仕掛けたのだ 282 00:16:49,883 --> 00:16:53,137 錬金術と己の正体を隠すために 283 00:16:53,262 --> 00:16:54,138 (一弥)正体? 284 00:16:59,393 --> 00:17:00,769 (グレヴィール・アブリル・一弥) ああ! 285 00:17:00,894 --> 00:17:01,770 いくぞ 286 00:17:10,112 --> 00:17:11,280 (グレヴィール・アブリル・一弥) ああ… 287 00:17:14,950 --> 00:17:16,201 (一弥)ああ! (グレヴィール)これは… 288 00:17:18,787 --> 00:17:21,040 (ヴィクトリカ) 見つけたぞ リヴァイアサン 289 00:17:21,874 --> 00:17:24,042 汝 悔しいかね? 290 00:17:24,835 --> 00:17:27,838 愚者よ 私は知っている 291 00:17:29,631 --> 00:17:33,594 お前の仮面の下の素顔を! 292 00:17:35,512 --> 00:17:38,640 どうだ? 汝 参ったか? 293 00:17:38,974 --> 00:17:40,976 まいっ… まっ… 294 00:17:41,310 --> 00:17:43,145 んっ… おおっ! 295 00:17:46,565 --> 00:17:47,566 むっ… 296 00:17:48,108 --> 00:17:48,984 (せき払い) 297 00:17:50,027 --> 00:17:52,071 私は知っている 298 00:17:55,991 --> 00:17:56,825 (グレヴィール・アブリル)ああ… 299 00:17:56,950 --> 00:17:58,410 アフリカ人だったのか!? 300 00:18:00,746 --> 00:18:06,043 50年前 墓地に現れた 見えない幽霊の正体は― 301 00:18:06,418 --> 00:18:07,294 彼だ 302 00:18:11,298 --> 00:18:12,299 (走る足音) 303 00:18:12,299 --> 00:18:14,343 (走る足音) 304 00:18:12,299 --> 00:18:14,343 アフリカ人の少年の姿は― 305 00:18:14,343 --> 00:18:14,468 (走る足音) 306 00:18:14,468 --> 00:18:16,261 (走る足音) 307 00:18:14,468 --> 00:18:16,261 闇夜に紛れ 見えなかったのだろう 308 00:18:16,261 --> 00:18:17,387 闇夜に紛れ 見えなかったのだろう 309 00:18:17,930 --> 00:18:19,389 分かっているぞ 310 00:18:19,515 --> 00:18:23,477 お前は 隠された金の在りかを知る 唯一の存在 311 00:18:23,602 --> 00:18:28,899 その金を使い 錬金術師のフリをし 国王に近づいた 312 00:18:29,733 --> 00:18:31,026 それは なぜか? 313 00:18:32,361 --> 00:18:35,239 お前は 祖国を守りたかったのだ 314 00:18:35,989 --> 00:18:37,407 王を動かし― 315 00:18:37,533 --> 00:18:41,703 異国の植民地支配から 愛する故郷を救おうとした 316 00:18:42,955 --> 00:18:47,918 そして 志半ばで倒れた 317 00:18:49,878 --> 00:18:53,382 全ては はるか昔の話 318 00:18:59,429 --> 00:19:01,932 夢… 幻だ 319 00:19:02,599 --> 00:19:03,767 (骨が折れる音) 320 00:19:03,934 --> 00:19:04,768 あっ! (グレヴィール)うっ… 321 00:19:05,018 --> 00:19:07,896 うっ… ヴィクトリカ! 322 00:19:15,654 --> 00:19:16,530 大丈夫? 323 00:19:17,281 --> 00:19:18,115 (一弥)うん 324 00:19:19,741 --> 00:19:21,326 さらばだ 325 00:19:23,078 --> 00:19:25,205 黒きモンストルよ 326 00:19:32,671 --> 00:19:34,339 (リヴァイアサン)ここまでか… 327 00:19:35,340 --> 00:19:36,383 (アルベール)リヴァイアサン! 328 00:19:37,801 --> 00:19:39,386 どこだ? 出てきてくれ! 329 00:19:39,887 --> 00:19:41,388 あなたが必要なんだ 330 00:19:41,555 --> 00:19:44,641 戦士を! ホムンクルスを! 331 00:19:45,267 --> 00:19:50,063 (リヴァイアサン)フフ… 我に そのようなことができるものか 332 00:19:50,189 --> 00:19:52,065 アルベールよ… 333 00:19:52,983 --> 00:19:57,154 力が欲しければ 女に産ませるがいい 334 00:19:57,863 --> 00:20:00,490 特別な力を持つ女に… 335 00:20:00,616 --> 00:20:03,410 アルベール・ド・ブロワよ 336 00:20:05,537 --> 00:20:10,250 リヴァイアサ~ン! 337 00:20:13,420 --> 00:20:17,132 (足音) 338 00:20:18,842 --> 00:20:21,386 (グレヴィール) 取り壊しが 決まったそうだ 339 00:20:21,595 --> 00:20:22,721 (ヴィクトリカ) そうか 340 00:20:25,015 --> 00:20:27,309 (グレヴィール) お前は どこまで知っている? 341 00:20:27,893 --> 00:20:30,938 (ヴィクトリカ) 私には知恵の泉がある 342 00:20:31,688 --> 00:20:33,857 (グレヴィール) 父上はリヴァイアサンに頼り― 343 00:20:33,982 --> 00:20:36,944 ホムンクルスの軍隊を つくろうとした 344 00:20:37,069 --> 00:20:39,321 (ヴィクトリカ)しかし 失敗した 345 00:20:39,446 --> 00:20:41,573 そして 私を産ませた 346 00:20:41,698 --> 00:20:44,201 一匹の灰色狼に… 347 00:20:45,577 --> 00:20:48,747 私もリヴァイアサンも 同じなのだよ 348 00:20:48,872 --> 00:20:51,250 嵐のための道具… 349 00:20:51,375 --> 00:20:54,544 私がこの学園に 閉じ込められているのは― 350 00:20:54,670 --> 00:20:56,880 ここが秘密の武器庫だから 351 00:20:57,756 --> 00:21:02,052 だが父上も いつまで お前をここに置いておくか… 352 00:21:02,678 --> 00:21:04,012 あるいは もう… 353 00:21:07,933 --> 00:21:09,142 (ヴィクトリカ)うっ… 354 00:21:11,144 --> 00:21:13,021 (一弥)あっ いたいた! (ヴィクトリカ)あっ 355 00:21:13,272 --> 00:21:15,107 ヴィクトリカ! 356 00:21:15,482 --> 00:21:16,817 捜したよ 357 00:21:16,942 --> 00:21:19,653 まったく すぐどこかに 行っちゃうんだから 358 00:21:20,487 --> 00:21:24,283 君と出会ってから どれほど捜し回ったか分からないよ 359 00:21:24,408 --> 00:21:27,995 そのうち見失っちゃっても 知らないからね 360 00:21:28,704 --> 00:21:30,622 (ヴィクトリカ) そうなのか? 久城… 361 00:21:30,747 --> 00:21:31,665 ん? 362 00:21:32,374 --> 00:21:35,168 君は 私を見つけられないのか? 363 00:21:35,377 --> 00:21:36,336 あっ… 364 00:21:36,670 --> 00:21:37,713 (ロスコー)守れるかな? 365 00:21:38,422 --> 00:21:43,552 その大きな風によって 2人は 離れ離れになることだろう 366 00:21:43,677 --> 00:21:44,886 (鐘の音) 367 00:21:50,017 --> 00:21:55,480 (セルジウス) しかし 心はずっと離れまい 368 00:22:00,068 --> 00:22:01,403 (一弥)大丈夫だよ 369 00:22:01,528 --> 00:22:05,365 ほら いつもこうやって 君を必ず見つけるだろ? 370 00:22:07,284 --> 00:22:08,410 (鐘の音) 371 00:22:08,535 --> 00:22:09,828 フフ 372 00:22:11,371 --> 00:22:13,373 (一弥)さあ 行こう 373 00:22:17,377 --> 00:22:18,879 (リヴァイアサン) 〝いつの日か―〞 374 00:22:19,004 --> 00:22:21,381 〝この本を 手に取る者よ〞 375 00:22:21,965 --> 00:22:24,301 〝我が魂の双子よ〞 376 00:22:24,676 --> 00:22:25,635 〝どうか 我を―〞 377 00:22:25,761 --> 00:22:27,679 〝見つけ出して くれたまえ〞 378 00:22:28,388 --> 00:22:32,100 “この牢獄から この孤独から―” 379 00:22:33,101 --> 00:22:35,187 “我を救いたまえ” 380 00:22:36,354 --> 00:22:41,359 ♪~ 381 00:23:59,437 --> 00:24:04,442 ~♪ 382 00:24:06,862 --> 00:24:11,449 (一弥)お~い ヴィクトリカ~! いないの? 383 00:24:11,825 --> 00:24:13,493 どうせまた どこかに隠れて… 384 00:24:14,828 --> 00:24:15,954 えっ いないの? 385 00:24:16,997 --> 00:24:17,998 ヴィクトリカ! 386 00:24:18,874 --> 00:24:20,834 本当にいないの?