1 00:00:43,170 --> 00:00:45,840 (保健の先生)給食 食べたら すぐに走っちゃ 駄目よ。➡ 2 00:00:45,840 --> 00:00:48,170 おなか 痛くなるの 当たり前でしょ。 3 00:00:48,170 --> 00:00:49,840 (敬一郎)はい…。 4 00:00:49,840 --> 00:00:52,180 (保健の先生) 少し休んでれば 治るわよ。➡ 5 00:00:52,180 --> 00:00:54,850 担任の先生に 言ってくるから 休んでて。 6 00:00:54,850 --> 00:00:56,450 うん…。 7 00:00:58,720 --> 00:01:01,720 (ドアの開閉音) 8 00:01:03,860 --> 00:01:12,860 ♬~ 9 00:01:12,860 --> 00:01:15,160 あっ!? うわっ! 10 00:01:18,540 --> 00:01:21,870 わあ~!! 11 00:01:21,870 --> 00:01:26,740 ♬(オープニングテーマ) 12 00:01:26,740 --> 00:01:39,220 ♬~ 13 00:01:39,220 --> 00:01:46,830 ♬~ 14 00:01:46,830 --> 00:02:06,850 ♬~ 15 00:02:06,850 --> 00:02:26,870 ♬~ 16 00:02:26,870 --> 00:02:29,770 ♬~ 17 00:02:29,770 --> 00:02:44,820 ♬~ 18 00:02:44,820 --> 00:02:49,820 ♬~ 19 00:03:57,500 --> 00:03:59,430 (シャッター音) 20 00:03:59,430 --> 00:04:01,370 (ハジメ)あそこか? うん…。 21 00:04:01,370 --> 00:04:04,370 じっと 僕を見てて すごく 怖かった。 22 00:04:04,370 --> 00:04:07,840 (さつき)誰かが ベランダで いたずらしてたんじゃないの? 23 00:04:07,840 --> 00:04:11,510 そんなことないよ! 大人の女の人だった。 24 00:04:11,510 --> 00:04:14,350 (レオ) それ きっと 呪いの看護婦ですよ。 25 00:04:14,350 --> 00:04:16,380 「呪いの看護婦」? 26 00:04:16,380 --> 00:04:19,180 そう… 病気の人に 取りついて➡ 27 00:04:19,180 --> 00:04:22,520 そのまま あの世に 連れていってしまうという…。➡ 28 00:04:22,520 --> 00:04:27,860 昔 うちの学校で 急病になって 保健室に運ばれた 児童がいて➡ 29 00:04:27,860 --> 00:04:32,460 そこに 呪いの看護婦が現れ その子は そのまま…。 30 00:04:32,460 --> 00:04:34,400 えっ! じゃあ 僕…。 31 00:04:34,400 --> 00:04:37,340 (ハジメ)ビビるな! お前 ピンピンしてるじゃねえか。 32 00:04:37,340 --> 00:04:39,140 あっ そうか。 33 00:04:39,140 --> 00:04:41,440 (ハジメ)まっ 古い話ですが。 34 00:04:42,470 --> 00:04:49,150 ♬~ 35 00:04:49,150 --> 00:04:52,050 私 そんなお化け 信じない。 (一同)えっ? 36 00:04:52,050 --> 00:04:55,050 敬一郎 帰るわよ。 えっ でも…。 37 00:04:56,020 --> 00:04:58,490 お姉ちゃん 僕 見たんだよ! 38 00:04:58,490 --> 00:05:01,830 看護婦のお化けなんて いるわけないわ。 39 00:05:01,830 --> 00:05:04,130 (ハジメ)何だ? あいつ。 40 00:05:08,170 --> 00:05:10,100 (ドアの開く音) 41 00:05:10,100 --> 00:05:13,500 ねえ 今晩 ハンバーグとギョーザ どっちがいい? 42 00:05:13,500 --> 00:05:16,900 (天の邪鬼)ギョーザ。 あんたに 聞いてないわよ。 43 00:05:17,840 --> 00:05:21,180 あれ? もう カーテン 閉めてるの? 44 00:05:21,180 --> 00:05:24,520 だって また のぞいてたら怖いもん。 45 00:05:24,520 --> 00:05:27,420 そんなの いないって 言ってるでしょ。 46 00:05:27,420 --> 00:05:31,790 もう いいよ! どうせ お姉ちゃん 信じてくれないんだから。 47 00:05:31,790 --> 00:05:35,460 イヒヒヒヒ! どうした? 怖いか? 48 00:05:35,460 --> 00:05:38,360 えぇ? 怖いか? 何よ! 49 00:05:38,360 --> 00:05:40,330 無理やり 否定しようとするやつほど➡ 50 00:05:40,330 --> 00:05:43,330 後で ひどい目に遭うもんなんだぜ。 51 00:05:43,330 --> 00:05:47,470 じゃあ ほんとにいるって 証拠を出しなさいよ! 証拠を! 52 00:05:47,470 --> 00:05:50,810 そんなもん オバケ日記 見りゃ 一発だろうが。 53 00:05:50,810 --> 00:05:53,710 私が いないって言ったら いないの。 54 00:05:53,710 --> 00:05:55,680 何だ? むきになって。 55 00:05:55,680 --> 00:05:57,680 何か あんのかよ? 56 00:05:59,480 --> 00:06:03,350 別に! で どっち? ハンバーグとギョーザ。 57 00:06:03,350 --> 00:06:07,160 だから ギョーザ。 あんたに 聞いてない! 58 00:06:07,160 --> 00:06:10,460 (礼一郎)ただいま! おかえりなさ~い! 59 00:06:13,030 --> 00:06:15,500 (礼一郎)親子で 給食を食べる会。 60 00:06:15,500 --> 00:06:18,170 保護者の皆様 ぜひとも ご参加ください。 61 00:06:18,170 --> 00:06:20,840 日時は 来週の金曜日。 62 00:06:20,840 --> 00:06:22,770 あっ これ 平日だ。 63 00:06:22,770 --> 00:06:27,180 そうなの。 だから 無理しなくていいよ。 64 00:06:27,180 --> 00:06:30,510 いや 有給がたまってるから 何とかなるよ。 65 00:06:30,510 --> 00:06:32,120 ほんと? 66 00:06:32,120 --> 00:06:34,450 パパ 来なくていい。 (さつき・礼一郎)えっ? 67 00:06:34,450 --> 00:06:36,790 敬一郎 何 言ってるの? 68 00:06:36,790 --> 00:06:40,460 僕 パパじゃ やだ。 (礼一郎)どうしたんだ? 69 00:06:40,460 --> 00:06:43,790 金曜日だから みんなは ママが来るんだ。 70 00:06:43,790 --> 00:06:47,470 僕のうちだけ パパなんて やだ。 敬一郎! 71 00:06:47,470 --> 00:06:50,370 ママじゃなきゃ やだ! パパは 来なくていい! 72 00:06:50,370 --> 00:06:53,340 何てこと言うの! 待ちなさい! 73 00:06:53,340 --> 00:06:56,810 さつき いいよ。 でも…。 74 00:06:56,810 --> 00:06:58,740 まだ 7つなんだ。 75 00:06:58,740 --> 00:07:01,480 ママのことを 分かっているようでいて➡ 76 00:07:01,480 --> 00:07:03,480 そうじゃないのさ。 77 00:07:07,350 --> 00:07:10,820 それにしても さつきのギョーザ うまいな~!➡ 78 00:07:10,820 --> 00:07:13,490 ママのギョーザと おんなじ味がするよ。 79 00:07:13,490 --> 00:07:33,440 ♬~ 80 00:07:33,440 --> 00:07:46,460 ♬~ 81 00:07:46,460 --> 00:07:48,160 (礼一郎)フゥー…。 82 00:07:56,130 --> 00:07:58,800 (佳耶子)《おいしい?》 《うん!》 83 00:07:58,800 --> 00:08:01,470 (佳耶子)《敬一郎は リンゴジュース 好きね》 84 00:08:01,470 --> 00:08:03,140 《うん!》 85 00:08:03,140 --> 00:08:05,480 《赤ちゃんのころから 好きだったもんね》 86 00:08:05,480 --> 00:08:08,150 《うん!》 87 00:08:08,150 --> 00:08:09,850 《ハァー…》 88 00:08:10,820 --> 00:08:12,480 《ねえ ママ》 89 00:08:12,480 --> 00:08:14,150 《な~に?》 90 00:08:14,150 --> 00:08:16,450 《どっか 行っちゃう?》 《えっ?》 91 00:08:19,020 --> 00:08:22,830 《う~ん…》 《どこにも行っちゃ 駄目だよ。➡ 92 00:08:22,830 --> 00:08:24,830 指切りげんまんしよう!》 93 00:08:26,500 --> 00:08:28,200 《うん》 94 00:08:31,100 --> 00:08:32,800 《あっ!》 95 00:08:36,770 --> 00:08:38,440 《ママ どこ行くの?➡ 96 00:08:38,440 --> 00:08:41,110 やだ! やだ! 行っちゃ やだ!➡ 97 00:08:41,110 --> 00:08:44,450 あっ 待って! 待ってよ~!➡ 98 00:08:44,450 --> 00:08:46,380 あっ…!➡ 99 00:08:46,380 --> 00:08:48,080 うわっ…》 100 00:08:49,320 --> 00:08:51,020 《うわ~!》 101 00:08:52,790 --> 00:08:55,130 《ママ~!➡ 102 00:08:55,130 --> 00:08:58,430 やだよ! 行かないで~!》 103 00:09:02,470 --> 00:09:04,140 うわっ! 104 00:09:04,140 --> 00:09:06,800 ハァ ハァ ハァ…。 105 00:09:06,800 --> 00:09:11,140 ううっ… ママ! ママ~! 106 00:09:11,140 --> 00:09:12,810 どうしたの? 107 00:09:12,810 --> 00:09:14,750 ママが いなくなっちゃったんだ。 108 00:09:14,750 --> 00:09:17,680 あの お化けが 連れていっちゃったんだよ。 109 00:09:17,680 --> 00:09:21,150 しっかりしなさい! 夢を見ただけよ。 110 00:09:21,150 --> 00:09:25,490 会いたいよ。 ママに 会いたいよ…。 111 00:09:25,490 --> 00:09:28,490 (泣き声) 112 00:09:29,830 --> 00:09:33,100 ママ ママって しばらく 泣いたら 寝ちゃうんだけど➡ 113 00:09:33,100 --> 00:09:35,430 3回も 起きたのよ。 114 00:09:35,430 --> 00:09:39,100 (礼一郎)じゃあ さつきも あまり 眠れなかったんじゃないのか? 115 00:09:39,100 --> 00:09:41,100 私は 平気。 116 00:09:43,440 --> 00:09:48,110 パパ 敬一郎に 何て言えばいいのかな? 117 00:09:48,110 --> 00:09:50,410 私 分かんないよ。 118 00:09:58,120 --> 00:10:03,990 (風の音) 119 00:10:03,990 --> 00:10:05,690 あっ…。 120 00:10:10,130 --> 00:10:12,470 あっ…。 121 00:10:12,470 --> 00:10:14,170 あっ! 122 00:10:17,140 --> 00:10:20,040 お待たせ~! 帰ろう。 123 00:10:20,040 --> 00:10:22,480 お姉ちゃん! 出た! 124 00:10:22,480 --> 00:10:24,420 えっ? また 出たんだ! 125 00:10:24,420 --> 00:10:26,350 見て あそこ! 126 00:10:26,350 --> 00:10:28,350 あれ? 127 00:10:28,350 --> 00:10:31,090 (桃子)誰も いませんわね。 128 00:10:31,090 --> 00:10:33,020 そんな…。 129 00:10:33,020 --> 00:10:36,960 ほんとに いたんだよ! (桃子)何かの 見間違いじゃあ…。 130 00:10:36,960 --> 00:10:39,430 見たんだってば! 131 00:10:39,430 --> 00:10:42,100 お姉ちゃん…。 132 00:10:42,100 --> 00:10:46,770 桃子ちゃんの言うとおりよ。 敬一郎 昨日 あんまり寝てないし。 133 00:10:46,770 --> 00:10:48,710 寝ぼけてなんか ないよ! 134 00:10:48,710 --> 00:10:50,640 じゃあ うそ ついてる。 135 00:10:50,640 --> 00:10:54,450 えっ… うそじゃないよ。 136 00:10:54,450 --> 00:10:56,850 お姉ちゃんのバカ! 137 00:10:59,120 --> 00:11:01,120 (桃子)さつきちゃん…。 138 00:11:05,990 --> 00:11:08,790 (ハジメの母)あらっ さつきちゃん。 こんにちは。 139 00:11:08,790 --> 00:11:13,130 休みなのに 偉いね~。 パパ 今日も お仕事なの。 140 00:11:13,130 --> 00:11:16,470 そう ハジメのやつも 休みの日ぐらい➡ 141 00:11:16,470 --> 00:11:18,800 うちの手伝いしてくれりゃあ いいんだけど。 142 00:11:18,800 --> 00:11:22,140 敬一郎! お昼 何 食べる? 143 00:11:22,140 --> 00:11:24,840 ん? 144 00:11:27,010 --> 00:11:30,010 どこ 行ったのかしら? 145 00:11:30,010 --> 00:11:31,820 あっ…。 146 00:11:31,820 --> 00:11:42,160 ♬~ 147 00:11:42,160 --> 00:11:46,030 《載ってませんように 載ってませんように…。➡ 148 00:11:46,030 --> 00:11:49,030 絶対 載ってない 載ってるわけない》 149 00:11:51,170 --> 00:11:52,870 あっ…。 150 00:11:54,510 --> 00:11:56,840 《うそ…》 151 00:11:56,840 --> 00:12:00,510 「呪いの看護婦を 保健室で霊眠させた。➡ 152 00:12:00,510 --> 00:12:02,180 霊眠方法は…」 153 00:12:02,180 --> 00:12:04,520 (佳耶子)「『患者さんの病気は もう 治りました』と➡ 154 00:12:04,520 --> 00:12:06,520 2回 唱えること」 155 00:12:07,420 --> 00:12:09,390 (佳耶子)「でも 呪いの看護婦は➡ 156 00:12:09,390 --> 00:12:13,860 実は 死神だって言う人もいる。 こんな簡単な方法で➡ 157 00:12:13,860 --> 00:12:17,860 本当に 霊眠させることが できたのか 少し 心配」 158 00:12:18,730 --> 00:12:22,730 《もしかして その死神が また現れて 敬一郎を…》 159 00:12:23,870 --> 00:12:25,470 敬一郎! 160 00:12:29,740 --> 00:12:32,140 チッ! 狭っ苦しい。 161 00:12:32,140 --> 00:12:33,810 隠れてて。 162 00:12:33,810 --> 00:12:35,410 おおっ。 163 00:14:03,830 --> 00:14:07,710 ごめんね 桃子ちゃん 何だか 1人じゃ心細くて。 164 00:14:07,710 --> 00:14:09,710 それより 敬一郎君➡ 165 00:14:09,710 --> 00:14:12,840 本当に 聖ロザリオ病院に 行ったんですか? 166 00:14:12,840 --> 00:14:14,780 うん… 間違いないと思う。 167 00:14:14,780 --> 00:14:16,710 ママが 入院してたころ➡ 168 00:14:16,710 --> 00:14:19,010 休みの日に行くのを 楽しみにしてたから。 169 00:14:20,520 --> 00:14:22,850 桃子ちゃん ママから 何か聞いてない? 170 00:14:22,850 --> 00:14:25,520 呪いの看護婦のこと。 えっ? 171 00:14:25,520 --> 00:14:29,390 ママは 子供のころ 呪いの看護婦を 霊眠させてるの。 172 00:14:29,390 --> 00:14:33,400 でも どういうわけか また現れて 敬一郎を狙ってるみたいなの。 173 00:14:33,400 --> 00:14:35,200 (桃子)まあ…。 174 00:14:35,200 --> 00:14:37,530 どうして 敬一郎の所にばかり 出てくるのか➡ 175 00:14:37,530 --> 00:14:40,530 私 それが 心配で…。 176 00:14:41,810 --> 00:14:45,680 (桃子)さつきちゃん オバケ日記を見たんですね。 177 00:14:45,680 --> 00:14:47,680 でも どうして? 178 00:14:47,680 --> 00:14:51,820 あんなに 呪いの看護婦なんて いないって言ってたのに。 179 00:14:51,820 --> 00:14:54,150 嫌だったの…。 180 00:14:54,150 --> 00:14:58,450 病院とか 看護婦さんとか 思い出したくなかったの。 181 00:15:00,820 --> 00:15:02,420 《あっ…》 182 00:15:03,490 --> 00:15:07,360 思い出したくないの だから…。 183 00:15:07,360 --> 00:15:09,360 さつきちゃん…。 184 00:15:20,840 --> 00:15:22,440 あっ…。 185 00:15:30,520 --> 00:15:32,460 (桃子) そういえば 入院していたころ➡ 186 00:15:32,460 --> 00:15:34,860 こんな うわさがありました。 187 00:15:34,860 --> 00:15:38,200 夜になると 看護婦さんの巡回が あるんですけど➡ 188 00:15:38,200 --> 00:15:40,130 その巡回が終わった後に➡ 189 00:15:40,130 --> 00:15:43,470 もう1人 看護婦さんが 病室に来るって。➡ 190 00:15:43,470 --> 00:15:46,800 そして その看護婦さんの やって来た病室では➡ 191 00:15:46,800 --> 00:15:51,480 必ず 容体が急変して 死んでしまう患者さんが出るって。 192 00:15:51,480 --> 00:15:59,820 ♬~ 193 00:15:59,820 --> 00:16:02,490 (桃子)私 とても 怖かったんです。 194 00:16:02,490 --> 00:16:06,190 でも あるとき こう言ってくれた人がいたんです。 195 00:16:10,160 --> 00:16:11,830 《キャッ!》 196 00:16:11,830 --> 00:16:14,730 《ごめんなさい。 びっくりさせちゃったのね》 197 00:16:14,730 --> 00:16:16,500 《ああ いえ…》 198 00:16:16,500 --> 00:16:19,200 《大丈夫? 手が震えてる》 199 00:16:20,370 --> 00:16:22,170 《あっ…》 200 00:16:22,170 --> 00:16:24,170 《ウフフ 止まった》 201 00:16:26,510 --> 00:16:29,410 (佳耶子)《夜の病院って 気味が悪いもんね》 202 00:16:29,410 --> 00:16:32,380 (桃子)《ええ… 最近 変な うわさもあるし。➡ 203 00:16:32,380 --> 00:16:35,190 喉が渇いて ジュースを 買いに来たんですけど➡ 204 00:16:35,190 --> 00:16:37,120 何だか 怖くなってしまって》 205 00:16:37,120 --> 00:16:41,120 《そう。 でもね もう 大丈夫よ》 206 00:16:45,460 --> 00:16:48,800 《あっ… リンゴジュース 好きなの?》 207 00:16:48,800 --> 00:16:51,470 《えっ… まあ どちらかというと》 208 00:16:51,470 --> 00:16:53,800 (佳耶子) 《うちの息子も 大好きなの》 209 00:16:53,800 --> 00:16:55,740 (桃子)《そうなんですか》 210 00:16:55,740 --> 00:16:59,140 (桃子)そのとき 初めて 佳耶子さんと出会ったんです。➡ 211 00:16:59,140 --> 00:17:01,810 笑顔のすてきな方でしたわ。➡ 212 00:17:01,810 --> 00:17:04,720 その翌日から あの看護婦さんの うわさが➡ 213 00:17:04,720 --> 00:17:06,680 ぱったりと やんだんです。 214 00:17:06,680 --> 00:17:11,490 もしかすると 佳耶子さん 病院に 出没していた 呪いの看護婦を➡ 215 00:17:11,490 --> 00:17:14,390 霊眠させたのかもしれませんわ。 216 00:17:14,390 --> 00:17:17,360 でも あのときの 佳耶子さん➡ 217 00:17:17,360 --> 00:17:21,160 一瞬 とても 寂しそうな顔を してたんです。➡ 218 00:17:21,160 --> 00:17:23,500 なぜ あんなに 寂しそうだったのか➡ 219 00:17:23,500 --> 00:17:26,500 今でも よく 分からないのですけれど…。 220 00:17:33,840 --> 00:17:36,750 ママ やっぱり いないね。 221 00:17:36,750 --> 00:17:40,650 (笑い声) 222 00:17:40,650 --> 00:17:42,250 《わ~!》 223 00:17:44,120 --> 00:17:47,790 カーヤ ママね 最後に お見舞いに来たとき➡ 224 00:17:47,790 --> 00:17:51,130 リンゴジュースを買ってきてって 言ったんだ。 225 00:17:51,130 --> 00:17:54,130 僕 買いに行った。 そしたら…。 226 00:18:01,470 --> 00:18:04,810 《どうしよう… ううっ…》 227 00:18:04,810 --> 00:18:06,740 (女の子)《どうしたの?》 228 00:18:06,740 --> 00:18:11,480 《お金は入れられたの。 でも ボタン 押せないの。➡ 229 00:18:11,480 --> 00:18:13,420 届かないの》 230 00:18:13,420 --> 00:18:15,350 (女の子) 《どれが 欲しいのかしら?》 231 00:18:15,350 --> 00:18:17,350 《リンゴジュース》 232 00:18:17,350 --> 00:18:20,820 (女の子)《はい》 《あっ!》 233 00:18:20,820 --> 00:18:22,760 《どうも ありがとう!》 234 00:18:22,760 --> 00:18:25,160 (女の子)《どういたしまして》 235 00:18:25,160 --> 00:18:28,860 買うのに もたもたしちゃって 戻ってきたら…。 236 00:18:31,030 --> 00:18:33,500 お姉ちゃんが 外にいて➡ 237 00:18:33,500 --> 00:18:37,200 お医者さんや パパの声だけが 中から 聞こえてて…。 238 00:18:39,180 --> 00:18:42,450 ママ そのまま いなくなっちゃった。 239 00:18:42,450 --> 00:18:44,110 言うな。 240 00:18:44,110 --> 00:18:47,990 僕 その リンゴジュース 1人で飲んだんだ。 241 00:18:47,990 --> 00:18:50,450 それ以上 言うな! 242 00:18:50,450 --> 00:18:52,450 ううっ…。 243 00:19:01,470 --> 00:19:05,140 ♬~ 244 00:19:05,140 --> 00:19:07,470 ん? 245 00:19:07,470 --> 00:19:10,170 カーヤ おなか すいちゃったね。 246 00:19:11,340 --> 00:19:13,340 あっ… カーヤ? 247 00:19:13,340 --> 00:19:26,490 ♬~ 248 00:19:26,490 --> 00:19:29,160 (看護師) 病院内は 走らないでください! 249 00:19:29,160 --> 00:19:32,830 すみません! 1年生くらいの 男の子 見ませんでしたか? 250 00:19:32,830 --> 00:19:34,770 (看護師)さあ? そうですか どうも。 251 00:19:34,770 --> 00:19:36,770 (看護師)あっ 走らないで! 252 00:19:41,640 --> 00:19:43,640 あっ あっ… ああっ! 253 00:19:46,780 --> 00:19:48,710 ママ… 助けて…。 254 00:19:48,710 --> 00:19:51,450 敬一郎! お姉ちゃん…。 255 00:19:51,450 --> 00:19:53,120 あっ! 256 00:19:53,120 --> 00:19:55,120 お姉ちゃん 助けて! 257 00:19:56,790 --> 00:20:00,790 敬一郎に 指一本 触れたら 私が 許さないんだから! 258 00:20:03,130 --> 00:20:05,460 私だって ママに負けないんだから! 259 00:20:05,460 --> 00:20:08,370 あんたなんか 霊眠させられるんだからね! 260 00:20:08,370 --> 00:20:11,070 さつきちゃん! 霊眠の呪文を! 261 00:20:12,140 --> 00:20:16,140 「患者さんは もう 治りました! 患者さんは もう 治りました!」 262 00:20:21,810 --> 00:20:25,110 霊眠できない… どうして!? お姉ちゃん! 263 00:20:27,150 --> 00:20:29,090 どうして!? 264 00:20:29,090 --> 00:20:31,490 ≪敬一郎! えっ? 265 00:20:31,490 --> 00:20:34,830 大丈夫だ 心配すんな。 266 00:20:34,830 --> 00:20:36,490 こいつは 大丈夫なんだ。 267 00:20:36,490 --> 00:20:41,490 ただ 知らせていただけだ。 思い残すことがないようにってな。 268 00:21:05,120 --> 00:21:07,460 霊眠… したの? 269 00:21:07,460 --> 00:21:09,460 お姉ちゃん あれ! えっ…。 270 00:21:11,330 --> 00:21:14,800 あっ… これ ママの手紙! えっ? 271 00:21:14,800 --> 00:21:18,800 ママ いつ こんな手紙を…。 あっ…。 272 00:21:19,670 --> 00:21:22,140 そうだったんですね。➡ 273 00:21:22,140 --> 00:21:25,810 あの看護婦さんは 死神なんかじゃありませんわ。➡ 274 00:21:25,810 --> 00:21:27,480 もうすぐ 亡くなる人に➡ 275 00:21:27,480 --> 00:21:30,150 それを教えに 来ていただけだったんです。➡ 276 00:21:30,150 --> 00:21:32,820 家族に 最後に伝えたいことを➡ 277 00:21:32,820 --> 00:21:35,490 確かに 伝えられるようにって。➡ 278 00:21:35,490 --> 00:21:39,360 佳耶子さん あの看護婦さんに 教えられたんだと思います。➡ 279 00:21:39,360 --> 00:21:41,290 もうすぐですって…。➡ 280 00:21:41,290 --> 00:21:45,300 だから あのとき あんなに 寂しそうな顔をして…。 281 00:21:45,300 --> 00:21:47,430 《もう 大丈夫よ》 282 00:21:47,430 --> 00:21:49,100 (桃子)でも その手紙は➡ 283 00:21:49,100 --> 00:21:51,430 さつきちゃんたちに 渡らなかった。➡ 284 00:21:51,430 --> 00:21:55,110 だから あの看護婦さんは 手紙を届けるために➡ 285 00:21:55,110 --> 00:21:57,040 敬一郎君の所へ…。 286 00:21:57,040 --> 00:21:59,440 (礼一郎)敬一郎! パパ! 287 00:21:59,440 --> 00:22:01,780 (礼一郎)心配したじゃないか。 288 00:22:01,780 --> 00:22:05,780 パパ ママの手紙が見つかったの。 (礼一郎)えっ? 289 00:22:11,450 --> 00:22:13,390 (佳耶子)敬一郎へ。➡ 290 00:22:13,390 --> 00:22:17,790 ごめんね ママ 一生懸命 頑張ったの。➡ 291 00:22:17,790 --> 00:22:22,130 でも ママよりも 病気の方が 強かった。➡ 292 00:22:22,130 --> 00:22:25,800 ママは これから 遠い国へ 行きます。➡ 293 00:22:25,800 --> 00:22:31,470 そこは 手紙の届かない 宇宙の もっと向こうの遠い国。➡ 294 00:22:31,470 --> 00:22:35,810 だから もう 敬一郎に会うことはできないの。➡ 295 00:22:35,810 --> 00:22:40,680 でも その国に 一つだけ 届く物があります。➡ 296 00:22:40,680 --> 00:22:44,490 それは あなたの声。➡ 297 00:22:44,490 --> 00:22:46,420 ママに会いたくなったら➡ 298 00:22:46,420 --> 00:22:50,160 心の中で ママの名前を呼びなさい。➡ 299 00:22:50,160 --> 00:22:55,500 そうすれば あなたとママの心は きっと つながるの。➡ 300 00:22:55,500 --> 00:22:58,840 それでも もし 泣きたくなったら➡ 301 00:22:58,840 --> 00:23:03,170 思いっ切り 泣いていいのよ。 我慢しなくていい。➡ 302 00:23:03,170 --> 00:23:06,840 そうしたら ママは あなたの心の中に➡ 303 00:23:06,840 --> 00:23:09,180 ハンカチを贈ります。➡ 304 00:23:09,180 --> 00:23:11,110 さつきへ。➡ 305 00:23:11,110 --> 00:23:14,050 あなたは 強くて 優しい子だけど➡ 306 00:23:14,050 --> 00:23:18,520 時々 嫌なことも我慢して 頑張ってしまうわね。➡ 307 00:23:18,520 --> 00:23:21,190 頑張るのは 悪いことじゃないけれど➡ 308 00:23:21,190 --> 00:23:24,860 自分の気持ちに 正直になるのも 大切よ。➡ 309 00:23:24,860 --> 00:23:28,730 まっすぐに 前を見て 歩いていきなさい。➡ 310 00:23:28,730 --> 00:23:33,870 そうすれば あなたの通った道が すばらしい道だったと➡ 311 00:23:33,870 --> 00:23:36,170 大人になって 気付くでしょう。 312 00:23:37,210 --> 00:23:39,140 (佳耶子)パパへ。➡ 313 00:23:39,140 --> 00:23:42,810 こんなことになってしまって ごめんなさい。➡ 314 00:23:42,810 --> 00:23:44,750 でも もし もう一度➡ 315 00:23:44,750 --> 00:23:47,480 生まれ変わってくることが できたら➡ 316 00:23:47,480 --> 00:23:51,150 私は やっぱり パパと出会いたい。➡ 317 00:23:51,150 --> 00:23:55,030 そして さつきや敬一郎と出会いたい。➡ 318 00:23:55,030 --> 00:23:57,730 その日まで どうか 待っていてください。 319 00:23:59,030 --> 00:24:01,160 (佳耶子)最後に 敬一郎。➡ 320 00:24:01,160 --> 00:24:04,860 いつか また 一緒に リンゴジュース 飲もうね。 321 00:24:09,840 --> 00:24:11,440 パパ 見て! 322 00:24:14,510 --> 00:24:18,510 届くようになったんだよ。 前は 届かなかったんだよ。 323 00:24:21,850 --> 00:24:26,150 これ 一緒に飲もう。 給食も 一緒に食べようね。 324 00:24:28,190 --> 00:24:31,890 そうだな 一緒に食べような。 325 00:24:33,860 --> 00:24:36,200 パパ! パパ! 326 00:24:36,200 --> 00:24:48,900 ♬~ 327 00:25:56,810 --> 00:26:01,680 ♬(エンディングテーマ) 328 00:26:01,680 --> 00:26:04,690 ♬~ 329 00:26:04,690 --> 00:26:22,840 ♬~ 330 00:26:22,840 --> 00:26:32,520 ♬~ 331 00:26:32,520 --> 00:26:43,460 ♬~ 332 00:26:43,460 --> 00:26:47,130 ♬~ 333 00:26:47,130 --> 00:27:01,680 ♬~ 334 00:27:01,680 --> 00:27:08,820 ♬~ 335 00:27:08,820 --> 00:27:24,820 ♬~ 336 00:27:26,170 --> 00:27:29,070 (桃子)イヤ! やめて! 337 00:27:29,070 --> 00:27:33,510 (謎の男)ハハハハ…! (桃子)放して!➡ 338 00:27:33,510 --> 00:27:35,450 イヤ! 放して! 339 00:27:35,450 --> 00:27:38,850 (謎の男) 君は 私の絵の中で 永遠に輝く。