1 00:02:02,970 --> 00:02:05,970 (歌声) 2 00:02:05,970 --> 00:02:11,980 (拍手) 3 00:02:11,980 --> 00:02:21,990 (歌声) 4 00:02:21,990 --> 00:02:32,000 ♩~ 5 00:02:32,000 --> 00:02:34,000 (フランツ)お… おい! 6 00:02:34,000 --> 00:02:40,000 (歌声) 7 00:02:40,000 --> 00:02:46,340 ♩~ 8 00:02:46,340 --> 00:02:48,350 (アルベール)伯爵! 9 00:02:48,350 --> 00:02:50,350 (クリスト伯爵)アルベール。 10 00:02:50,350 --> 00:02:53,520 どうなさったのですか? 少々 気分が…。 11 00:02:53,520 --> 00:03:00,020 エデは 人混みに慣れぬもので… どうか お気遣いなく。 12 00:03:00,020 --> 00:03:02,130 また お会いしましょう。 13 00:03:02,130 --> 00:03:15,030 (歌声) 14 00:03:19,980 --> 00:03:24,280 戻ろうぜ なぁ…。 15 00:03:28,320 --> 00:03:32,160 エデさんは 何を見たんだろう? 16 00:03:32,160 --> 00:03:35,160 あのとき 彼女は…。 17 00:03:35,160 --> 00:03:46,000 ♩~ 18 00:03:46,000 --> 00:03:50,170 (クリスト伯爵)見たか? あの男を…。 19 00:03:50,170 --> 00:03:59,020 (歌声) 20 00:03:59,020 --> 00:04:01,950 (マクシミリアン) いいなずけが いらっしゃると→ 21 00:04:01,950 --> 00:04:05,960 聞きました。 22 00:04:05,960 --> 00:04:08,290 (ヴァランティーヌ)はい…。 23 00:04:08,290 --> 00:04:11,960 (マクシミリアン)幸せ ですか? 24 00:04:11,960 --> 00:04:14,970 えっ? 自分は→ 25 00:04:14,970 --> 00:04:20,470 今夜の自分を 抑えられそうにありません。 26 00:04:20,470 --> 00:04:23,140 すみません。 27 00:04:23,140 --> 00:04:25,640 失礼します。 28 00:04:25,640 --> 00:04:28,980 (アルベール)大丈夫かな? エデさん…。 29 00:04:28,980 --> 00:04:32,150 伯爵の愛人のことなんか ほっとけ! 30 00:04:32,150 --> 00:04:34,990 彼女は そんなんじゃない。 フー。 31 00:04:34,990 --> 00:04:37,320 伯爵は 彼女を大切にしてる。 32 00:04:37,320 --> 00:04:39,660 飼い犬を かわいがるようなもんさ。 33 00:04:39,660 --> 00:04:42,660 伯爵を そこらの連中と 一緒にするな! 34 00:04:42,660 --> 00:04:46,500 伯爵とエデさんは その→ 35 00:04:46,500 --> 00:04:49,670 自立した 大人の関係で→ 36 00:04:49,670 --> 00:04:51,670 お互いを 大切に思っていて…。 37 00:04:51,670 --> 00:04:55,340 人のことは いい お前は どうなんだ? 38 00:04:55,340 --> 00:04:59,010 ユージェニーのことは? 39 00:04:59,010 --> 00:05:02,110 お前に 言われたくない。 40 00:05:02,110 --> 00:05:05,780 貴族は 愛のためではなく→ 41 00:05:05,780 --> 00:05:09,290 金と名誉のために結婚する か…。 42 00:05:09,290 --> 00:05:13,960 アイツに言われたこと まだ 気にしてんのか? 43 00:05:13,960 --> 00:05:16,790 当たってるよ 悔しいけど。 44 00:05:16,790 --> 00:05:19,800 そんなもんだろ 結婚なんて。 45 00:05:19,800 --> 00:05:24,970 俺だって したくてするわけじゃ…あっ。 46 00:05:24,970 --> 00:05:26,970 あっ! フランツ・デピネー男爵! 47 00:05:26,970 --> 00:05:28,970 話がある! 48 00:05:37,650 --> 00:05:40,480 どうして 彼女と一緒に いてやらないんですか? 49 00:05:40,480 --> 00:05:42,990 君には 関係ないだろ? 50 00:05:42,990 --> 00:05:46,990 愛していないのですか!? 51 00:05:46,990 --> 00:05:48,990 好きだよ。 52 00:05:48,990 --> 00:05:51,330 女の子の1人としてね。 53 00:05:51,330 --> 00:05:54,000 な… なんてことを…! 54 00:05:54,000 --> 00:05:56,500 (アルベール) なっ… ちょっと マクシミリアン! 55 00:05:56,500 --> 00:05:58,840 ここは 俺に任せろ なっ! 56 00:05:58,840 --> 00:06:02,270 いいなずけなら 本気で 彼女を愛するべきだ!! 57 00:06:02,270 --> 00:06:05,440 はぁ…。 (ドアを閉める音) 58 00:06:05,440 --> 00:06:07,610 あんな言い方って…。 59 00:06:07,610 --> 00:06:11,280 正直に 言ったまでさ。 適当すぎるんだよ。 60 00:06:11,280 --> 00:06:15,290 いつものことだけど…。 61 00:06:15,290 --> 00:06:17,950 って 俺もか…。 62 00:06:17,950 --> 00:06:22,960 アイツみたいに 誰かを本気で 好きになったことなんて…。 63 00:06:22,960 --> 00:06:28,970 アルベール 人を愛するって どういうことなんだろうな。 64 00:06:28,970 --> 00:06:32,070 やっかいなことだ…。 65 00:06:38,980 --> 00:06:43,310 この件は お前に任せた。 66 00:06:43,310 --> 00:06:45,320 って おい! 67 00:06:45,320 --> 00:06:47,620 待てよ! あっ! (ドアの開閉音) 68 00:06:55,660 --> 00:06:57,660 行くぞ! 69 00:07:01,930 --> 00:07:03,930 やっぱ やめる…。 70 00:07:03,930 --> 00:07:05,940 なに 言ってんだよ 今更! 71 00:07:05,940 --> 00:07:08,940 打ち合わせどおりにやれば うまくいくって! 72 00:07:08,940 --> 00:07:11,940 まず 君が 彼女を褒める! 73 00:07:11,940 --> 00:07:15,280 褒める? 何を? 74 00:07:15,280 --> 00:07:19,080 なんでもいいんだよ 服でもメークでもさあ…。 75 00:07:23,120 --> 00:07:25,620 ヴィルフォール首席判事。 76 00:07:25,620 --> 00:07:28,290 (アルベール)ヴァランティーヌの父上だ。 77 00:07:28,290 --> 00:07:30,290 怖そうだろ? 78 00:07:30,290 --> 00:07:32,960 あの人の手に かかったら コソ泥でも死刑だ。 79 00:07:32,960 --> 00:07:34,960 えっ!? 80 00:07:40,140 --> 00:07:42,470 (アルベール)あれが ヴァランティーヌの母上。 81 00:07:42,470 --> 00:07:45,480 血は つながってないけどね。 82 00:07:45,480 --> 00:07:48,480 (エロイーズ)エドワール 早くいらっしゃい! 83 00:07:48,480 --> 00:07:50,480 (エドワール)嫌だ 嫌だ 嫌だ! (アルベール)弟の エドワール。 84 00:07:50,480 --> 00:07:53,320 ヴァランティーヌとは 腹違いだ。 嫌だ! 85 00:07:53,320 --> 00:07:58,150 ほ~ら すてきな お馬さんでしょう? 86 00:07:58,150 --> 00:08:01,260 お馬 嫌い! あっ ごめんなさい。 87 00:08:01,260 --> 00:08:03,930 ホント わがままで お恥ずかしいわ。 88 00:08:03,930 --> 00:08:06,600 (ヴィクトリア)ヴァランティーヌは? あの子は→ 89 00:08:06,600 --> 00:08:09,600 家にいるほうが 性に合うみたいで…。 90 00:08:09,600 --> 00:08:11,940 ヴァランティーヌも嫌い! 91 00:08:11,940 --> 00:08:16,940 (ヴィクトリアとエロイーズの笑い声) 92 00:08:23,950 --> 00:08:25,950 (ベルッチオ)そろそろ来ます。 93 00:08:34,960 --> 00:08:46,800 ♩~ 94 00:08:46,800 --> 00:08:48,800 あっ…。 95 00:08:50,970 --> 00:08:55,150 何でもないわ おじい様。 (ヴァロワ)お嬢様。 96 00:08:55,150 --> 00:08:59,050 (ヴァロワ)アルベール・ド・ モルセール子爵様がお見えです。 97 00:09:02,090 --> 00:09:04,090 やあ! 98 00:09:08,930 --> 00:09:12,600 ゆうべは…。 99 00:09:12,600 --> 00:09:17,930 彼 何か 話があるらしいよ。 100 00:09:17,930 --> 00:09:21,440 ほら。 あっ あの…! 101 00:09:21,440 --> 00:09:25,610 すみません 私 おじい様の お食事の支度を…。 102 00:09:25,610 --> 00:09:28,610 あっ ああ ちょっ あの…! 103 00:09:28,610 --> 00:09:32,280 あなたを! あなたを→ 104 00:09:32,280 --> 00:09:34,950 愛してしまいました!! 105 00:09:34,950 --> 00:09:36,950 あぁ…。 106 00:09:36,950 --> 00:09:38,960 好きです!! 107 00:09:38,960 --> 00:09:43,630 あ~ もう 段取り メチャメチャだよ! 108 00:09:43,630 --> 00:09:46,300 もう いい まずは 俺が話すから→ 109 00:09:46,300 --> 00:09:49,300 君は 向こう 行ってろ! 110 00:09:49,300 --> 00:09:51,970 好きです! わかったから! 111 00:09:51,970 --> 00:09:53,970 (ドアを閉める音) 112 00:09:53,970 --> 00:09:57,970 驚かして ごめん こんなはずじゃ…。 113 00:09:57,970 --> 00:10:00,480 からかっておいでなんですね。 114 00:10:00,480 --> 00:10:03,980 違う 真面目な話だ! 115 00:10:03,980 --> 00:10:07,320 いきなり 何なんですか? 116 00:10:07,320 --> 00:10:09,820 マクシミリアンは 本気なんだ。 117 00:10:09,820 --> 00:10:14,160 ちょっと あの… 表現が 不器用だけど…。 118 00:10:14,160 --> 00:10:16,990 そんな話 聞きたくありません。 119 00:10:16,990 --> 00:10:18,990 私は…。 120 00:10:22,000 --> 00:10:26,500 フランツの気持ちは 聞いてある。 121 00:10:26,500 --> 00:10:31,340 フランツには 親が決めた いいなずけ以上の気持ちは→ 122 00:10:31,340 --> 00:10:34,010 ないそうだ。 123 00:10:34,010 --> 00:10:38,010 でも 君だって そうだろ? 124 00:10:38,010 --> 00:10:41,680 だから 彼は 君の好きなようにすればいいって。 125 00:10:41,680 --> 00:10:43,690 爵位は ないけど→ 126 00:10:43,690 --> 00:10:47,860 マクシミリアンは 立派な軍人だし まっすぐな男だ。 127 00:10:47,860 --> 00:10:51,030 そして 何より 君のことを 深く愛してる。 128 00:10:51,030 --> 00:10:53,360 きっと 君のことを幸せに…。 129 00:10:53,360 --> 00:10:56,370 帰ってください! 130 00:10:56,370 --> 00:11:00,970 みんな… みんな 勝手です…。 131 00:11:00,970 --> 00:11:03,640 ヴァランティーヌ…。 132 00:11:03,640 --> 00:11:05,640 出てって! 133 00:11:12,480 --> 00:11:16,320 (ヴィルフォール)判決を 言い渡す。 134 00:11:16,320 --> 00:11:20,990 被告を 窃盗 ならびに 貴族に対する 侮辱の罪で→ 135 00:11:20,990 --> 00:11:22,990 死刑に処す。 136 00:11:22,990 --> 00:11:24,990 情状酌量を! 137 00:11:24,990 --> 00:11:29,000 (ヴィルフォール)同情の余地は ない! はぁ…。 138 00:11:29,000 --> 00:11:33,000 王国の秩序を乱す ゴミどもが! 139 00:11:42,010 --> 00:11:46,010 (悲鳴) 140 00:11:50,020 --> 00:11:52,020 面会だ。 141 00:11:54,020 --> 00:11:57,520 (バティスタン) よお シャバが恋しくねえか? 142 00:12:00,530 --> 00:12:02,970 (ヴィクトリア)ヴァランティーヌとは うまくいってるの? 143 00:12:02,970 --> 00:12:04,970 (エロイーズ)えっ? 144 00:12:04,970 --> 00:12:08,470 彼女に つらく当たってるって 聞いたわよ。 145 00:12:08,470 --> 00:12:10,970 いったい 誰が そんな!? 146 00:12:10,970 --> 00:12:13,310 うわさよ。 147 00:12:13,310 --> 00:12:17,480 私は あの子に 十分 気を遣ってるつもりよ。 148 00:12:17,480 --> 00:12:21,580 前の奥様の娘だからってそんな…。 149 00:12:24,990 --> 00:12:28,160 ちょっと… スピードが 出過ぎてるんじゃない? 150 00:12:28,160 --> 00:12:32,160 それが 奥様… 馬が 馬が! 151 00:12:32,160 --> 00:12:35,330 言うことを聞きません! 152 00:12:35,330 --> 00:12:37,330 キャー! 153 00:12:40,340 --> 00:12:44,010 うわぁ~!! 154 00:12:44,010 --> 00:12:47,010 (ムチの音) 155 00:12:47,010 --> 00:12:49,010 (いななき) 156 00:13:01,460 --> 00:13:05,300 (クリスト伯爵)ご無事でしたか? 157 00:13:05,300 --> 00:13:09,000 まあ モンテ・クリスト伯爵! 158 00:13:10,970 --> 00:13:14,970 おかげで 命拾いしましたわ。 159 00:13:14,970 --> 00:13:19,980 折よく 馬の扱いに たけた者が 居合わせて よかった。 160 00:13:19,980 --> 00:13:21,980 変な顔! 161 00:13:21,980 --> 00:13:25,320 お前 宇宙人か? 162 00:13:25,320 --> 00:13:28,320 やんちゃで 困りますわ! 163 00:13:28,320 --> 00:13:32,320 好奇心は 賢さの証しです。 164 00:13:32,320 --> 00:13:34,660 まだ お名前を…。 165 00:13:34,660 --> 00:13:37,990 (ヴィクトリア)こちら モンテ・クリスト伯爵。 166 00:13:37,990 --> 00:13:42,330 宅とは 家族同様の おつきあいですわ。 167 00:13:42,330 --> 00:13:46,340 亡きプリンスの 桟敷を 買い取られたとか? 168 00:13:46,340 --> 00:13:49,010 お恥ずかしい。 169 00:13:49,010 --> 00:13:52,340 私は 目立つことは 好まないのですが→ 170 00:13:52,340 --> 00:13:54,680 他に 席がなかったもので。 171 00:13:54,680 --> 00:13:59,350 こちらは ヴィルフォール首席判事の 奥様のエロイーズ。 172 00:13:59,350 --> 00:14:03,950 さしずめ パリの守護神の奥方ですな。 173 00:14:03,950 --> 00:14:08,960 お上手ですのね。 174 00:14:08,960 --> 00:14:10,960 馬は まだ 気が立っているようです。 175 00:14:10,960 --> 00:14:13,960 イー! お宅まで 送らせましょう。 176 00:14:15,970 --> 00:14:19,970 ヴィルフォールの奥様は よろしければ 私が…。 177 00:14:19,970 --> 00:14:22,810 まあ…。 178 00:14:22,810 --> 00:14:27,010 あんな彼女 初めて見た。 179 00:14:32,320 --> 00:14:34,980 奥様のお帰りだ! 180 00:14:34,980 --> 00:14:38,650 マクシミリアン ちょっと! 181 00:14:38,650 --> 00:14:41,990 (エロイーズ) ヴァロワ! お客様に お茶の支度を。 182 00:14:41,990 --> 00:14:45,160 (クリスト伯爵) どうか おかまいなく 奥様。 183 00:14:45,160 --> 00:14:47,160 あっ。 184 00:14:47,160 --> 00:14:49,500 エロイーズ と お呼びください。 185 00:14:49,500 --> 00:14:52,000 伯爵…。 186 00:14:56,670 --> 00:14:59,340 ヴァランティーヌ お客様よ! 187 00:14:59,340 --> 00:15:03,610 お嬢様は ご気分が すぐれないとのことでございます。 188 00:15:03,610 --> 00:15:05,950 もう ホントにもう…。 189 00:15:05,950 --> 00:15:09,950 ヴァランティーヌ! お客様に ご挨拶もできないの!? 190 00:15:09,950 --> 00:15:13,620 (エロイーズ)ヴァランティーヌ!! 191 00:15:13,620 --> 00:15:16,960 彼女は とてつもなく不幸だ。 192 00:15:16,960 --> 00:15:18,960 かもね。 193 00:15:18,960 --> 00:15:20,960 自分には わかる。 194 00:15:20,960 --> 00:15:24,300 彼女の 本当の心は 自由を求めている。 195 00:15:24,300 --> 00:15:27,640 でも その気持ちから 目をそらしているんだ。 196 00:15:27,640 --> 00:15:29,640 そうかもね。 197 00:15:29,640 --> 00:15:31,640 彼女は 繊細で傷つきやすい! 198 00:15:31,640 --> 00:15:34,810 君には その魂の叫びが 聞こえないのか!? 199 00:15:34,810 --> 00:15:36,810 聞こえてるさ。 200 00:15:36,810 --> 00:15:38,980 みんな 勝手よ って。 201 00:15:38,980 --> 00:15:44,280 俺も 君も どいつもこいつも。 202 00:15:46,320 --> 00:15:50,490 あの子ったら いつも こうして 私を困らせますの。 203 00:15:50,490 --> 00:15:55,830 亡くなった母親に似たのか 病弱で 引きこもりがちで…。 204 00:15:55,830 --> 00:16:02,440 社交的に育てようと 私も 努力しているのですが…。 205 00:16:02,440 --> 00:16:05,440 きっと 早死にするって ママ 言ってたよね! 206 00:16:05,440 --> 00:16:09,110 エドワール! もう バカなことばっかり! 207 00:16:09,110 --> 00:16:13,620 でも この子も ふびんなんです。 208 00:16:13,620 --> 00:16:17,290 ヴァランティーヌは おじい様の ノワルティエ卿と→ 209 00:16:17,290 --> 00:16:20,790 母方の サン・メラン侯爵家の遺産を 相続しますが→ 210 00:16:20,790 --> 00:16:24,130 この子には 何もありませんの。 211 00:16:24,130 --> 00:16:26,460 お気の毒に…。 212 00:16:26,460 --> 00:16:28,460 たとえ 血がつながらなくとも→ 213 00:16:28,460 --> 00:16:33,800 きょうだいは等しく 幸せになるべきです。 214 00:16:33,800 --> 00:16:35,810 フフフ。 215 00:16:35,810 --> 00:16:40,140 あっ コイツ 吸血鬼みたい! エドワール 怒りますよ! 216 00:16:40,140 --> 00:16:43,480 吸血鬼 吸血鬼! 217 00:16:43,480 --> 00:16:46,320 青い顔した吸血鬼! 218 00:16:46,320 --> 00:16:48,480 ホントに 失礼な子で…。 219 00:16:48,480 --> 00:16:51,650 いや かわいいお子さんです。 220 00:16:51,650 --> 00:16:56,990 おわびに 私の秘密の場所を ご覧に入れましょうか? 221 00:16:56,990 --> 00:16:59,000 ほお? 222 00:16:59,000 --> 00:17:02,300 ほんの ささやかな隠れ家ですが。 223 00:17:04,270 --> 00:17:07,940 彼女のことが 心配なんだ…。 224 00:17:07,940 --> 00:17:10,610 だけど 今 自分には何も…。 225 00:17:10,610 --> 00:17:16,780 (クリスト伯爵とエロイーズの笑い声) 226 00:17:16,780 --> 00:17:18,780 どうした? シッ。 227 00:17:22,950 --> 00:17:26,960 (クリスト伯爵) 温室が隠れ家とは すばらしい。 228 00:17:26,960 --> 00:17:29,630 お恥ずかしいです。 229 00:17:29,630 --> 00:17:33,960 草花だけが 私の友達なのかもしれません。 230 00:17:33,960 --> 00:17:37,970 ベラドンナ マンドラゴラ ダチュラ。 231 00:17:37,970 --> 00:17:43,310 奥様の お好みの花には 魅力的な共通点がある。 232 00:17:43,310 --> 00:17:47,980 何でしょう? 皆 美しい花の陰に→ 233 00:17:47,980 --> 00:17:51,980 毒を隠している。 234 00:17:51,980 --> 00:17:54,480 気付きませんでしたわ。 235 00:17:54,480 --> 00:17:56,490 おい! 236 00:17:56,490 --> 00:18:01,090 (エロイーズ)園芸好きが高じて 植物学にも 興味を…。 237 00:18:01,090 --> 00:18:03,930 女の身で お恥ずかしいですわ。 238 00:18:03,930 --> 00:18:09,100 もしや 毒物にも ご関心がおありで? 239 00:18:09,100 --> 00:18:12,270 そんな 恐ろしいこと…。 240 00:18:12,270 --> 00:18:15,440 恐ろしい? なぜです? 241 00:18:15,440 --> 00:18:18,110 毒物学と薬学は 表裏一体。 242 00:18:18,110 --> 00:18:20,280 そして また→ 243 00:18:20,280 --> 00:18:24,450 毒物ほど 人を魅了するものは ありません。 244 00:18:24,450 --> 00:18:26,780 違いますか? 245 00:18:26,780 --> 00:18:29,950 たちまちにして 人の命を奪う毒。 246 00:18:29,950 --> 00:18:35,960 穏やかに効いて 痕跡を まったく残さぬ毒。 247 00:18:35,960 --> 00:18:38,460 どれほど多くの毒殺事件が→ 248 00:18:38,460 --> 00:18:43,630 人知れず 闇に葬られていることか…。 249 00:18:43,630 --> 00:18:45,640 もうひとつ…。 ハッ! 250 00:18:45,640 --> 00:18:50,640 毒にみいられた人は 美しい。 251 00:18:50,640 --> 00:18:57,310 おい のぞき見なんて 紳士のすることじゃな…。 252 00:18:57,310 --> 00:19:02,420 これは俗に ボルジア家の指輪と 呼ばれる細工物です。 253 00:19:02,420 --> 00:19:07,090 さ その石を 押してごらんなさい。 254 00:19:07,090 --> 00:19:15,260 ルクレチア・ボルジアは これを使って 多くの人々を 葬り去ったとか…。 255 00:19:15,260 --> 00:19:19,270 その中には 彼女の夫も…。 256 00:19:19,270 --> 00:19:22,940 その指輪は 奥様のもの…。 257 00:19:22,940 --> 00:19:25,440 うれしい…。 258 00:19:25,440 --> 00:19:29,440 ほんの お近づきのしるしです…。 259 00:19:49,470 --> 00:19:51,970 おじい様…。 260 00:19:53,970 --> 00:19:57,970 もう どこか遠くに行ってしまいたい…。 261 00:19:57,970 --> 00:20:02,980 誰も 私を知らない遠いところへ…。 262 00:20:02,980 --> 00:20:15,320 ♩~ 263 00:20:15,320 --> 00:20:18,990 やっかいなことだ…。 264 00:20:18,990 --> 00:20:25,500 ♩~ 265 00:20:25,500 --> 00:20:28,500 (バティスタン)ベネデット 左手を見ろ。 266 00:20:28,500 --> 00:20:33,010 アルベール・ド・モルセール子爵だ。 267 00:20:33,010 --> 00:20:35,010 (アンドレア)フン…。 268 00:20:35,010 --> 00:21:38,010 ♩~