1 -1:56:28,500 --> -1:56:28,840 《アルベール 助けて…。 2 -1:56:28,840 --> -1:56:30,830 アルベール!》 3 00:02:08,470 --> 00:02:12,480 坊ちゃま ダングラール様から こちらが。 4 00:02:16,140 --> 00:02:18,490 (ルノー)バカな…。 5 00:02:18,490 --> 00:02:22,990 (アルベール)どうした? あっ ユージェニーが明日→ 6 00:02:22,990 --> 00:02:25,990 結婚の調印を交わす… と。 7 00:02:25,990 --> 00:02:28,820 あっ! よほど 財政が→ 8 00:02:28,820 --> 00:02:32,330 行き詰まってるんだろうな こんなにも娘の結婚を→ 9 00:02:32,330 --> 00:02:34,540 急がせるなんて…。 10 00:02:42,170 --> 00:02:44,579 《ユージェニー》 11 00:02:54,190 --> 00:02:56,350 こんなもの! 12 00:02:56,350 --> 00:02:59,860 (アンドレア)フッハハハハ 嫌だなぁ。 13 00:02:59,860 --> 00:03:04,360 身分を失った途端 誇りまで失ったとみえる。 14 00:03:07,810 --> 00:03:12,130 どう言われようが かまわない ここは通してもらう。 15 00:03:12,130 --> 00:03:15,480 あいにく 姫は ご機嫌ナナメでねぇ。 16 00:03:15,480 --> 00:03:18,480 まっ 僕も このとおり フッ。 17 00:03:18,480 --> 00:03:21,810 お前 ユージェニーに何を! 18 00:03:21,810 --> 00:03:26,480 当然だろ? 僕らは 夫婦となる間柄だ。 19 00:03:26,480 --> 00:03:29,330 もっとも 激しい抵抗にはあったがね。 20 00:03:29,330 --> 00:03:32,320 貴様! 安心したまえ。 21 00:03:32,320 --> 00:03:35,160 力ずくなんて 野蛮なことはしなかった。 22 00:03:35,160 --> 00:03:40,509 なにしろ この僕と結婚すれば 一族の生活を守れるだけでなく→ 23 00:03:40,509 --> 00:03:45,330 モルセール いや モンデゴ一家をもってな具合に→ 24 00:03:45,330 --> 00:03:50,180 君の名をちらつかせた途端 おとなしくなってくれてねぇ。 25 00:03:50,180 --> 00:03:53,350 君には礼を言わなきゃなぁ。 26 00:03:53,350 --> 00:03:57,020 僕らの神聖なるキューピッド様だ。 27 00:03:57,020 --> 00:04:03,820 フハハッ ハハハハッ ハハハハッ…。 28 00:04:10,800 --> 00:04:14,470 (クリスト伯爵)明日の件 ぬかりはないな? 29 00:04:14,470 --> 00:04:17,640 カヴァルカンティの動きは…。 30 00:04:17,640 --> 00:04:20,480 (ベルッチオ)すべて 計画どおりでございます。 31 00:04:20,480 --> 00:04:24,140 どうか ご心配なさらず お休みください。 32 00:04:24,140 --> 00:04:28,810 よし 下がれ。 はい。 33 00:04:28,810 --> 00:04:32,120 (ドアの開閉音) 34 00:04:35,490 --> 00:04:38,820 うっ うぅ…。 35 00:04:38,820 --> 00:04:42,830 (クリスト伯爵)うぅ…。 伯爵…。 36 00:04:42,830 --> 00:05:07,120 ♩~ 37 00:05:07,120 --> 00:05:12,529 恥辱と絶望 それこそが…。 38 00:05:16,620 --> 00:05:20,140 僕の愛してやまない父と母→ 39 00:05:20,140 --> 00:05:23,640 そして 妹へのプレゼントだ。 40 00:05:23,640 --> 00:05:31,140 フフフ フハハハハ ハハハハハ…。 41 00:05:39,150 --> 00:05:41,559 《ユージェニー》 42 00:05:58,170 --> 00:06:02,450 お嬢様 とても お美しくてらっしゃいますわ。 43 00:06:02,450 --> 00:06:04,940 (ユージェニー)なぜ? はい? 44 00:06:04,940 --> 00:06:08,780 私は なんのために こんなドレスを着ているの? 45 00:06:08,780 --> 00:06:14,460 まぁ まぁ 今日のところは お身内だけの調印式 とはいえ→ 46 00:06:14,460 --> 00:06:17,290 やはり 正装で 出席されたほうが…。 47 00:06:17,290 --> 00:06:21,630 あなたとは 子どものころから 話が合わなかった。 48 00:06:21,630 --> 00:06:23,790 まっ! あっ あぁ…。 49 00:06:23,790 --> 00:06:27,300 (ダングラール)おお ユージェニー すばらしいじゃないか! 50 00:06:27,300 --> 00:06:31,140 (ヴィクトリア)本当に よく似合う アンドレアも喜ぶわ。 51 00:06:31,140 --> 00:06:33,800 あっ! 52 00:06:33,800 --> 00:06:36,480 式まで1人にして。 53 00:06:36,480 --> 00:06:40,820 そ… そうね そうなさいな これから 忙しくなるものね。 54 00:06:40,820 --> 00:06:44,820 な~に 彼がいてくれれば 何の心配もいらん。 55 00:06:44,820 --> 00:06:48,110 若いのに なかなか 度胸の据わった男だ…。 56 00:06:50,830 --> 00:06:56,500 ♩(ピアノ) 57 00:06:56,500 --> 00:07:01,440 「オペラ座での あなたの演奏は たいへん印象深いものでした。 58 00:07:01,440 --> 00:07:05,440 若い才能に出会うことは 私にとって→ 59 00:07:05,440 --> 00:07:08,770 何ものにも代えがたい 喜びなのです。 60 00:07:08,770 --> 00:07:10,950 もし あなたさえ よろしければ→ 61 00:07:10,950 --> 00:07:15,110 一度 私どもの音楽院に いらっしゃいませんか? 62 00:07:15,110 --> 00:07:19,820 鍵盤楽器科主任教授 F・ダムロッシュ」。 63 00:07:32,470 --> 00:07:34,970 (ボーシャン)ダングラール氏も やってくれる。 64 00:07:34,970 --> 00:07:39,800 (ボーシャン)株主どもを呼び 我々に 娘の結婚を取材させることで→ 65 00:07:39,800 --> 00:07:43,140 ダングラール家 安泰なりと 知らしめる魂胆だ。 66 00:07:43,140 --> 00:07:45,820 (ドプレー)実際 あのカヴァルカンティ公の財産を→ 67 00:07:45,820 --> 00:07:49,990 手にするわけだからな さて アルベールがどう出るか。 68 00:07:49,990 --> 00:07:52,150 (ボーシャン)来るだろうか? 69 00:07:52,150 --> 00:07:56,160 来る アイツは もう貴族じゃない。 70 00:07:56,160 --> 00:07:58,559 自由なんだ。 71 00:08:05,260 --> 00:08:07,460 あっ! 72 00:08:12,110 --> 00:08:15,110 (ペッポ)アルベール! 73 00:08:15,110 --> 00:08:18,110 ごめんなさい。 74 00:08:18,110 --> 00:08:22,780 私… 父のように 私を育ててくれたお頭に→ 75 00:08:22,780 --> 00:08:25,460 逆らえなかった…。 76 00:08:25,460 --> 00:08:28,120 許してとは言わないわ。 77 00:08:28,120 --> 00:08:31,130 でも 何か力にならせて! 78 00:08:31,130 --> 00:08:36,120 よしてくれ もう振り回されるのは たくさんだ! 79 00:08:36,120 --> 00:08:38,530 あっ! 80 00:08:46,140 --> 00:08:49,140 あなたが愛する人を 救いたいように→ 81 00:08:49,140 --> 00:08:52,150 私も愛する人の力になりたい。 82 00:08:57,490 --> 00:09:00,480 おお 花嫁のおでましだ。 83 00:09:08,760 --> 00:09:15,770 (シャッター音) 84 00:09:25,120 --> 00:09:28,010 ユージェニー。 ハッ! 85 00:09:35,780 --> 00:09:38,080 ほう。 86 00:09:56,470 --> 00:10:00,780 ユージェニー 今日という日を 待ちわびていたよ。 87 00:10:02,820 --> 00:10:04,820 ゴホン。 88 00:10:04,820 --> 00:10:07,820 では 早速。 (木槌を打つ音) 89 00:10:07,820 --> 00:10:12,490 それでは皆様 これより ユージェニー・ド・ダングラールと→ 90 00:10:12,490 --> 00:10:16,830 アンドレア・カヴァルカンティの 結婚の誓約を行います。 91 00:10:16,830 --> 00:10:20,340 まず 新郎アンドレア。 はい。 92 00:10:20,340 --> 00:10:27,000 あなたは 自身の所有する土地 債権 株 その他財産すべてを→ 93 00:10:27,000 --> 00:10:30,010 新婦であるユージェニーと 共有することに→ 94 00:10:30,010 --> 00:10:34,020 異議はありませんか? ありません。 95 00:10:34,020 --> 00:10:37,820 それでは 結婚誓約書へのサインを。 96 00:10:41,860 --> 00:10:44,200 では 新婦ユージェニー。 97 00:10:44,200 --> 00:10:50,529 あなたは 自身の所有する土地 債権 株 その他財産すべてを→ 98 00:10:50,529 --> 00:10:54,120 新郎と共有することに 異議はありませんか? 99 00:11:04,140 --> 00:11:06,980 ん? 100 00:11:06,980 --> 00:11:10,990 どうした ユージェニー 早く答えを。 101 00:11:10,990 --> 00:11:14,150 何か様子が変ですな。 102 00:11:14,150 --> 00:11:16,990 静粛に! 103 00:11:16,990 --> 00:11:19,490 もう一度 お聞きします。 104 00:11:19,490 --> 00:11:25,160 あなたは 自身の所有する土地 債権 株 その他財産すべてを→ 105 00:11:25,160 --> 00:11:28,830 新郎と共有することに 異議はありませんか? 106 00:11:28,830 --> 00:11:32,840 ハハハハ 申し訳ない! 107 00:11:32,840 --> 00:11:35,350 娘は極度に 緊張してしまっているようで→ 108 00:11:35,350 --> 00:11:37,519 無論 異議などございません。 109 00:11:37,519 --> 00:11:40,840 必死だな ダングラール。 ああ。 110 00:11:40,840 --> 00:11:44,340 さあ サインを ユージェニー。 111 00:12:00,790 --> 00:12:03,970 ハッ! な… なんだ!? 112 00:12:03,970 --> 00:12:06,070 あっ? あぁ? 113 00:12:08,800 --> 00:12:12,650 ハハハ 電気代が 足りませんでしたかな。 114 00:12:12,650 --> 00:12:15,150 ハハハ…。 こりゃあいい。 115 00:12:17,140 --> 00:12:19,850 《アルベール:ユージェニー》 116 00:12:36,830 --> 00:12:39,000 ハッ! 117 00:12:39,000 --> 00:12:41,170 あぁ! 118 00:12:41,170 --> 00:12:47,350 (ペッポ)かつて 中世期に君臨した ルイ16世の妻 マリー・アントワネットは→ 119 00:12:47,350 --> 00:12:51,850 結婚の調印の際 書面にインクをこぼしたとか。 120 00:12:51,850 --> 00:12:54,020 まるで そのあと押し寄せる→ 121 00:12:54,020 --> 00:12:57,120 不幸な運命を暗示するかのように。 122 00:13:01,120 --> 00:13:03,130 (ざわめき) 123 00:13:03,130 --> 00:13:05,630 おい! この染みもしかり。 124 00:13:05,630 --> 00:13:08,140 どうか お考え直しを! 125 00:13:10,470 --> 00:13:14,130 な… 何なんだ お前は! いったい 誰の差し金だ! 126 00:13:14,130 --> 00:13:16,140 さあ こちらへ。 (ペッポ)差し金も何も→ 127 00:13:16,140 --> 00:13:19,140 私はオススメしないな~ この結婚。 128 00:13:19,140 --> 00:13:22,150 ん? 待て お前 さては! 129 00:13:30,820 --> 00:13:33,160 うわっ! くっ…。 130 00:13:33,160 --> 00:13:35,170 (シャッター音) 131 00:13:35,170 --> 00:13:37,830 失礼 あまりのスクープなんでね。 132 00:13:37,830 --> 00:13:39,840 くぅ…。 133 00:13:39,840 --> 00:13:42,509 (ダングラール)よせ 貴様! それをよこせ! 134 00:13:42,509 --> 00:13:46,830 (ドプレー)ダングラールさん それどころじゃなさそうだ。 135 00:13:46,830 --> 00:13:48,840 あっ…。 136 00:13:48,840 --> 00:13:51,670 な… なぜ警察が!? 137 00:13:51,670 --> 00:13:54,020 アンドレア・カヴァルカンティ。 138 00:13:54,020 --> 00:13:57,340 詐欺罪 および 経歴詐称 窃盗 強姦→ 139 00:13:57,340 --> 00:13:59,690 その他 余罪6件において 連行する。 140 00:13:59,690 --> 00:14:03,460 へっ? バカ野郎! 放せ このぉ~! 141 00:14:03,460 --> 00:14:06,960 黙れ! このニセ貴族! ニ… ニセ貴族!? 142 00:14:06,960 --> 00:14:09,130 うるせぇ 守銭奴! 143 00:14:09,130 --> 00:14:12,640 くそっ! あと一歩のところで! 144 00:14:12,640 --> 00:14:15,300 俺の復讐は まだ 終わっちゃいねぇ! 145 00:14:15,300 --> 00:14:18,800 な… 何を言っとるんだね アンドレア!? 146 00:14:18,800 --> 00:14:21,810 (ざわめき) 147 00:14:21,810 --> 00:14:23,800 あぁ…。 148 00:14:23,800 --> 00:14:28,810 ハァ ハァ ハァ… ユージェニー 行こう 一緒に! 149 00:14:28,810 --> 00:14:54,180 ♩~ 150 00:14:54,180 --> 00:14:57,579 あっ! こっちだ! 151 00:15:04,460 --> 00:15:07,110 ここは…。 152 00:15:07,110 --> 00:15:11,960 ((アルベール:うっ うぅ うぅ…。 153 00:15:11,960 --> 00:15:14,130 (ユージェニー)あきれた。 あっ。 154 00:15:14,130 --> 00:15:17,130 あなたたち また こんなところから! 155 00:15:19,140 --> 00:15:24,540 ウフ フフフ…。 (みんな)ハハハハハ…)) 156 00:15:26,480 --> 00:15:29,310 昨日の晩 こっそり 壊しておいたんだ。 157 00:15:29,310 --> 00:15:33,650 大人サイズにね。 私 もうすっかり忘れてた。 158 00:15:33,650 --> 00:15:36,810 急ごう。 えぇ! 159 00:15:36,810 --> 00:15:39,520 あっ…。 (スカートを破る音) 160 00:15:44,830 --> 00:15:48,830 お~い お迎えにあがりましたよ。 161 00:15:48,830 --> 00:15:51,820 お姫様! ルノー! 162 00:16:05,450 --> 00:16:07,950 バイバイ。 163 00:16:10,450 --> 00:16:21,450 (鼻歌) 164 00:16:24,130 --> 00:16:28,130 (ベルッチオ)カヴァルカンティが 捕らえられた とのことです。 165 00:16:30,800 --> 00:16:33,480 ベルッチオ。 (ベルッチオ)はい。 166 00:16:33,480 --> 00:16:36,150 お前は 夢を見るか? 167 00:16:36,150 --> 00:16:38,820 は… 人並みには。 168 00:16:38,820 --> 00:16:42,480 私は もう夢を見ることもない。 169 00:16:42,480 --> 00:16:45,160 眠らないのだからな。 170 00:16:45,160 --> 00:16:50,820 そして その代わりに この金色の箱庭を作らせた。 171 00:16:50,820 --> 00:16:55,490 しかし 今や 私が私自身で いることのできる場所は→ 172 00:16:55,490 --> 00:16:57,670 この部屋だけ。 173 00:16:57,670 --> 00:17:03,440 そして 私の財産は この1杯の水だけなのだ。 174 00:17:03,440 --> 00:17:05,940 お前は どうする? 175 00:17:05,940 --> 00:17:09,270 すべてが終わった そのあとは…。 176 00:17:09,270 --> 00:17:17,450 わ… 私の夢は… 末永く あなたに お仕えすることです。 177 00:17:17,450 --> 00:17:19,960 たとえ かなわぬ夢だとしても→ 178 00:17:19,960 --> 00:17:23,630 あなた様以外に 仕える人はございません。 179 00:17:23,630 --> 00:17:29,470 すべてが終わった そのとき 私の財産は お前たちのものだ。 180 00:17:29,470 --> 00:17:33,060 自分自身の夢のために使いなさい。 181 00:17:41,800 --> 00:17:46,650 ハハハ… 破産がなんだ 金ならある! 182 00:17:46,650 --> 00:17:49,650 こうなったら 逃げて 逃げて 逃げ切ってやる! 183 00:17:49,650 --> 00:17:52,549 さあ 急げ 私は逃げ切るんだ! 184 00:17:58,160 --> 00:18:00,930 [スピーカー]まもなく ニューヨーク行き→ 185 00:18:00,930 --> 00:18:04,599 747便の搭乗手続きを 終了いたします。 186 00:18:04,599 --> 00:18:08,770 [スピーカー]ご搭乗のお客様は ゲートにお集まりください。 187 00:18:08,770 --> 00:18:11,780 (アルベール)あの…。 (ユージェニー)あの…。 188 00:18:11,780 --> 00:18:14,780 ユージェニーから話せよ。 189 00:18:14,780 --> 00:18:17,470 アルベールが先に話して。 190 00:18:22,440 --> 00:18:24,610 今まで ごめん。 191 00:18:24,610 --> 00:18:28,790 俺 ずっと自分のことばかり 考えてて。 192 00:18:28,790 --> 00:18:33,780 ユージェニーの気持ち 全然 見えてなくって。 193 00:18:36,470 --> 00:18:39,290 俺 これからは何があっても→ 194 00:18:39,290 --> 00:18:42,800 どこにいても いつも ユージェニーを思う。 195 00:18:42,800 --> 00:18:48,510 アルベール 私も いつも あなたを思うわ。 196 00:18:52,150 --> 00:19:08,430 ♩~ 197 00:19:08,430 --> 00:19:13,090 [スピーカー]ニューヨーク行き747便は まもなく出発します。 198 00:19:13,090 --> 00:19:17,440 [スピーカー]ご搭乗のお客様は 4番ゲートに お急ぎください。 199 00:19:17,440 --> 00:19:20,430 アルベール。 200 00:19:20,430 --> 00:19:23,450 大丈夫だ ユージェニー。 201 00:19:23,450 --> 00:19:27,110 つらくなったら ピアノを弾いてほしい。 202 00:19:27,110 --> 00:19:31,110 俺の大好きな 君のピアノを。 203 00:19:31,110 --> 00:19:35,130 いつも あなたを思って弾くわ。 204 00:19:35,130 --> 00:19:39,450 ああ! ニューヨークのヤツらに ぶちかましてやれ! 205 00:19:39,450 --> 00:19:42,470 フフフ…。 206 00:19:42,470 --> 00:19:48,140 [スピーカー]ニューヨーク行き747便は まもなく出発いたします。 207 00:19:48,140 --> 00:19:51,810 (ルノー)無事 飛び立ったな ユージェニー。 208 00:19:51,810 --> 00:19:54,100 ああ。 209 00:19:57,800 --> 00:19:59,980 (ルノー)ユージェニーからか? 210 00:19:59,980 --> 00:20:04,150 ああ ずっと ドレスの胸に しまっててくれたらしい。 211 00:20:04,150 --> 00:20:06,490 そっか。 212 00:20:06,490 --> 00:20:08,820 ((フランツ:「親愛なるアルベールへ。 213 00:20:08,820 --> 00:20:13,160 誕生日おめでとう。 君が これを読むときは→ 214 00:20:13,160 --> 00:20:16,320 おそらく 俺はもう そばにいないだろう。 215 00:20:16,320 --> 00:20:20,840 だから プレゼントの代わりに 聞いてほしい。 216 00:20:20,840 --> 00:20:26,330 アルベール いいか 決して誰も恨むな。 217 00:20:26,330 --> 00:20:28,840 俺 思うんだ。 218 00:20:28,840 --> 00:20:32,020 愛する気持ちも 憎む気持ちも→ 219 00:20:32,020 --> 00:20:35,840 最初は人を思う気持ちから 生まれたんだ って。 220 00:20:35,840 --> 00:20:40,350 悲しいことに思いは 時として相手に届かず→ 221 00:20:40,350 --> 00:20:43,850 愛が憎しみに姿を 変えることもあるだろう。 222 00:20:43,850 --> 00:20:48,530 そんなときは 子どものころを 思い出してほしい。 223 00:20:48,530 --> 00:20:51,020 傷ついても傷ついても→ 224 00:20:51,020 --> 00:20:54,860 まっすぐにしか愛せなかった あのころを。 225 00:20:54,860 --> 00:20:59,210 どうか 生き続けてくれ アルベール。 226 00:20:59,210 --> 00:21:04,150 傷つくことを恐れず まっすぐに人を愛して。 227 00:21:04,150 --> 00:21:09,150 お前に出会えて 本当に幸せだった。 228 00:21:09,150 --> 00:21:16,480 フランツ・デピネー 永遠に アルベールの心とともに」)) 229 00:21:16,480 --> 00:21:23,480 (アルベールの泣き声) 230 00:21:28,509 --> 00:21:33,170 もう一度 あの人に会わなければ。