1 00:00:02,002 --> 00:00:04,671 ロマノフ 万歳! ミンチェスター皇帝 万歳! 2 00:00:04,671 --> 00:00:06,874 ブリチア 万歳! 3 00:00:13,347 --> 00:00:15,349 (エリーゼ)あっ…。 4 00:00:21,021 --> 00:00:24,691 侯爵様と共にいる あの美しいレディーは? 5 00:00:24,691 --> 00:00:27,194 レディー エリーゼではありませんか? 6 00:00:27,194 --> 00:00:29,363 ああ あの方が…。 7 00:00:29,363 --> 00:00:33,867 今日 祝辞のあとに 陛下が あれを発表されるらしいが…。 8 00:00:38,205 --> 00:00:40,207 (ユリエン)んっ…。 9 00:02:21,174 --> 00:02:34,354 ♬~ 10 00:02:34,354 --> 00:02:37,691 《ハァ… 早く帰って 勉強したい。 11 00:02:37,691 --> 00:02:40,193 医師試験も もうすぐなのに…。 12 00:02:40,193 --> 00:02:44,364 でも 陛下の誕生祭出席は 貴族の義務。 13 00:02:44,364 --> 00:02:48,368 あっ! そういえば 彼は来ているのかしら?》 14 00:02:52,039 --> 00:02:54,374 ⦅ウフフフッ! もう!⦆ 《エリーゼ:ミハイル…。 15 00:02:54,374 --> 00:02:58,712 1度目の人生での 唯一の友達》 16 00:02:58,712 --> 00:03:00,914 ⦅んっ? (足音) 17 00:03:08,822 --> 00:03:12,159 あっ…。 18 00:03:12,159 --> 00:03:14,161 んっ!⦆ 19 00:03:19,499 --> 00:03:21,668 《エリーゼ:それにしても 不思議よね。 20 00:03:21,668 --> 00:03:26,173 いちばん近くに感じたい人とは すれ違い➡ 21 00:03:26,173 --> 00:03:31,078 遠ざけないといけなかった彼と いちばんの友達だったなんて》 22 00:03:34,514 --> 00:03:38,852 《この国の抱える争いは 外国との衝突だけじゃない。 23 00:03:38,852 --> 00:03:40,854 国内でも…。 24 00:03:40,854 --> 00:03:43,356 お父様を筆頭とする 王族派…》 25 00:03:46,193 --> 00:03:50,530 《エリーゼ:それに敵対する 第3王子を掲げる 貴族派。 26 00:03:50,530 --> 00:03:53,533 その筆頭といえる チャイルド家》 27 00:03:53,533 --> 00:03:57,037 (ユリエン)久しぶりね クロレンス姫君。 あっ! 28 00:03:57,037 --> 00:04:00,474 チャイルド姫君…。 29 00:04:00,474 --> 00:04:05,145 名前を覚えていてくださるなんて 実に光栄だわ。 30 00:04:05,145 --> 00:04:07,481 《そうだった。 31 00:04:07,481 --> 00:04:12,986 王族派と貴族派で 家同士が 犬猿の仲なのは 当然だけど➡ 32 00:04:12,986 --> 00:04:16,156 私たちが いちばん ぶつかったのは…。 33 00:04:16,156 --> 00:04:19,993 彼女も 皇太子に 熱い思いを寄せていたから》 34 00:04:19,993 --> 00:04:22,496 ⦅エリーゼ/ユリエン:う~ん!⦆ 35 00:04:22,496 --> 00:04:26,833 《今 思うと あんなに ぶつからなくてもよかったのに》 36 00:04:26,833 --> 00:04:29,503 (ユリエン)何を ぼ~っとしてるのよ! あっ! 37 00:04:29,503 --> 00:04:31,671 んっ! あっ その…。 38 00:04:31,671 --> 00:04:35,008 昔のことを 少々 思い出してしまって。 39 00:04:35,008 --> 00:04:37,344 昔のこと? ああ! 40 00:04:37,344 --> 00:04:42,349 姫君が 私の席に こっそり かえるを置いたことかしら? 41 00:04:42,349 --> 00:04:47,020 それとも 去年のうたげで 私の靴を 池に落としたこと? 42 00:04:47,020 --> 00:04:49,022 それとも…。 43 00:04:49,022 --> 00:04:51,691 ⦅んっ…。 44 00:04:51,691 --> 00:04:54,694 あら 申し訳ありませんわ。 45 00:04:54,694 --> 00:04:58,031 目の前に 虫がいたような気がして⦆ 46 00:04:58,031 --> 00:05:02,135 《むっ… 昔の私って…》 47 00:05:02,135 --> 00:05:05,472 姫君に対し 大変 失礼なまねをしてしまい➡ 48 00:05:05,472 --> 00:05:07,641 申し訳ありませんでした! 49 00:05:07,641 --> 00:05:09,976 今更 謝罪したところで 当時の不快感が➡ 50 00:05:09,976 --> 00:05:12,312 なくなることではありませんが…。 51 00:05:12,312 --> 00:05:14,314 どうか お許しください! 52 00:05:14,314 --> 00:05:18,151 なっ! なっ… 何よ? 急に。 からかってるの? 53 00:05:18,151 --> 00:05:20,820 いいえ。 自分の身勝手な行為に➡ 54 00:05:20,820 --> 00:05:23,323 改めて気付いただけにございます。 55 00:05:23,323 --> 00:05:29,663 フゥ… もう結構よ 頭を上げて。 56 00:05:29,663 --> 00:05:33,500 今日の姫君は いつもと 様子が違うのね。 57 00:05:33,500 --> 00:05:37,003 あっ… えっ? 58 00:05:37,003 --> 00:05:39,339 皇太子殿下の入場です! 59 00:05:39,339 --> 00:05:41,341 (エリーゼ/ユリエン)あっ…。 60 00:05:41,341 --> 00:05:45,011 うたげを好まれない皇太子様が こんなに早く。 61 00:05:45,011 --> 00:05:47,514 一体 どうしたのかしら? 62 00:05:47,514 --> 00:05:49,816 やはり あの発表の件か? 63 00:05:53,019 --> 00:05:55,021 うん? 64 00:05:57,524 --> 00:06:02,295 《あっ 私を見てる? まさかね》 65 00:06:02,295 --> 00:06:04,297 殿下が…。 えっ? 66 00:06:06,299 --> 00:06:11,471 殿下が 私を… 見てくださっている。 67 00:06:11,471 --> 00:06:13,640 あっ…。 68 00:06:13,640 --> 00:06:16,142 あっ ハァ…。 69 00:06:16,142 --> 00:06:18,979 あっ! 姫君? 姫君! 70 00:06:18,979 --> 00:06:22,983 あっ…。 あっ すごい熱ではありませんか! 71 00:06:22,983 --> 00:06:27,153 失礼。 姫君 早く 横になったほうが…。 72 00:06:27,153 --> 00:06:31,825 誕生祭の出席は 貴族の義務。 73 00:06:31,825 --> 00:06:35,495 それに 殿下と同じ場所に いられる時間は➡ 74 00:06:35,495 --> 00:06:38,331 何物にも代え難いわ。 75 00:06:38,331 --> 00:06:42,836 《政治的立場のせいで 姫君と殿下の間には➡ 76 00:06:42,836 --> 00:06:46,172 ロミオとジュリエットよりも深い溝がある。 77 00:06:46,172 --> 00:06:49,843 それでも 殿下のことを思って…。 78 00:06:49,843 --> 00:06:52,345 ひたむきさと気高さ。 79 00:06:52,345 --> 00:06:55,181 それを持つ方こそ 皇太子妃に…。 80 00:06:55,181 --> 00:06:59,352 ゆくゆくは 帝国の母になるのに ふさわしいのでは…》 81 00:06:59,352 --> 00:07:01,288 んっ…。 (クリス)エリーゼ! 82 00:07:01,288 --> 00:07:04,958 あっ! 捜したよ。 83 00:07:04,958 --> 00:07:07,961 チャイルド家とは 関わらないほうがいい。 84 00:07:07,961 --> 00:07:10,630 行こう。 んっ…。 85 00:07:10,630 --> 00:07:14,834 見ろよ あれ。 へぇ~ いいな。 ああ。 86 00:07:20,307 --> 00:07:23,009 《リンデン:何を そんなに見ておるのだ?》 87 00:07:26,146 --> 00:07:28,648 《リンデン:うたげだけ 楽しめばよいものを》 88 00:07:28,648 --> 00:07:32,319 (リンデン)フゥ…。 (レン)殿下。 んっ? 89 00:07:32,319 --> 00:07:35,822 何か お気に召さないことでも おありでしょうか? 90 00:07:35,822 --> 00:07:38,825 いや なんでもない。 91 00:07:38,825 --> 00:07:41,661 まさか 殿下のお気に障るような者など➡ 92 00:07:41,661 --> 00:07:45,832 おりましたか? 私が すぐに解決して差し上げます。 93 00:07:45,832 --> 00:07:48,668 《鈍感なのは 遺伝なのか? 94 00:07:48,668 --> 00:07:52,872 そなたの妹のせいだというのに…。 んっ?》 95 00:08:01,781 --> 00:08:04,951 《あっ… ダンスなんてしたら 熱が…》 96 00:08:04,951 --> 00:08:07,620 《あっ! あんなに見つめて…。 97 00:08:07,620 --> 00:08:10,957 ダンスに興味があるのか? んっ?》 98 00:08:10,957 --> 00:08:14,627 お1人ですか? あっ あの…。 99 00:08:14,627 --> 00:08:18,631 お美しいレディー 私と一緒に 踊っていただけませんか? 100 00:08:21,801 --> 00:08:26,639 《特別な理由がないかぎり 断ることは 失礼に値する。 101 00:08:26,639 --> 00:08:28,641 でも…》 102 00:08:28,641 --> 00:08:33,480 本当に 美しいな。 ああ。 さあ レディー。 103 00:08:33,480 --> 00:08:36,483 んっ あっ…。 104 00:08:36,483 --> 00:08:38,485 んっ…。 105 00:08:42,489 --> 00:08:44,491 (リンデン)待て。 あっ! 106 00:08:49,662 --> 00:08:52,332 (男性たち)あっ 殿下! 107 00:08:52,332 --> 00:08:55,001 レディー エリーゼ。 108 00:08:55,001 --> 00:08:57,170 私と踊ってくれるか? 109 00:08:57,170 --> 00:08:59,172 えっ? 110 00:09:05,612 --> 00:09:10,950 殿下 どうして ダンスに 誘ってくださったのですか? 111 00:09:10,950 --> 00:09:14,120 気まぐれだ。 そうですか。 112 00:09:14,120 --> 00:09:19,025 《そうよね。 殿下が 私と踊りたいわけがない》 113 00:09:20,960 --> 00:09:24,631 んっ? 誘ったら いけなかったのか? 114 00:09:24,631 --> 00:09:28,635 いえ 困っていたので 助かりました。 115 00:09:28,635 --> 00:09:33,640 そなたの助けになったのなら それでよい。 116 00:09:33,640 --> 00:09:35,642 あの 殿下が…。 117 00:09:35,642 --> 00:09:39,813 近頃は 踊っている姿など お見せにならなかったのに。 118 00:09:39,813 --> 00:09:42,649 殿下の踊りは 昔から有名だけど➡ 119 00:09:42,649 --> 00:09:44,984 あの姫君も なかなかね。 120 00:09:44,984 --> 00:09:47,320 まだ お若いのに 立派だわ。 121 00:09:47,320 --> 00:09:49,823 お互いの呼吸も ぴったりだ。 122 00:09:49,823 --> 00:09:54,327 やはり 今日 発表されるという 殿下の婚約者というのは…。 123 00:09:54,327 --> 00:09:58,031 うん! きっと レディー エリーゼでしょうね。 124 00:10:01,000 --> 00:10:05,171 《昔は この難しいリードに ついていくために➡ 125 00:10:05,171 --> 00:10:07,173 必死に努力したっけ》 126 00:10:10,510 --> 00:10:12,679 《エリーゼ:初めて 殿下と踊った日➡ 127 00:10:12,679 --> 00:10:17,517 リードに合わせられず たくさん 恥をかいたのが 悔しくて》 128 00:10:17,517 --> 00:10:21,187 ⦅フン…⦆ 129 00:10:21,187 --> 00:10:23,690 《エリーゼ:足が すり切れるほど 練習した》 130 00:10:27,026 --> 00:10:30,029 《それが生かされるのが 今日だなんて…。 131 00:10:30,029 --> 00:10:33,333 あっ! それより チャイルド姫君は?》 132 00:10:36,202 --> 00:10:39,205 《あっ… 遠くて わからない》 133 00:10:39,205 --> 00:10:41,908 んっ? んっ…。 134 00:10:45,378 --> 00:10:48,047 (リンデン)んっ! えっ 殿下? 135 00:10:48,047 --> 00:10:50,049 あっ…。 136 00:10:50,049 --> 00:10:53,052 《もしかして 姫君のほうへ リードしてくださってる?》 137 00:11:00,660 --> 00:11:03,997 ハァ…。 うっ…。 138 00:11:03,997 --> 00:11:08,001 うっ… うぅ…。 (エリーゼ)姫君! 139 00:11:08,001 --> 00:11:12,505 あっ…。 熱があるのに 無理をしてはいけません! 140 00:11:12,505 --> 00:11:15,174 もう 今日は 帰って休まれたほうが…。 141 00:11:15,174 --> 00:11:18,845 いいえ 誕生祭を欠席したとあっては➡ 142 00:11:18,845 --> 00:11:20,847 家名に傷が付きます。 143 00:11:20,847 --> 00:11:23,349 姫君! 144 00:11:23,349 --> 00:11:25,652 (リンデン)ならば ついてこい。 (2人)あっ…。 145 00:11:29,522 --> 00:11:34,861 でっ… 殿下! あっ…。 フッ 参りましょう 姫君。 146 00:11:34,861 --> 00:11:37,063 えっ… ええ。 147 00:11:40,033 --> 00:11:44,370 ハァ…。 殿下 ここは? 148 00:11:44,370 --> 00:11:47,707 皇族専用の 休憩ラウンジだ。 149 00:11:47,707 --> 00:11:51,044 しばらく ここで休むといい。 あっ…。 150 00:11:51,044 --> 00:11:54,047 おっ… 畏れ多いことにございます。 151 00:11:54,047 --> 00:11:57,717 誕生祭への出席が 貴族の義務ならば➡ 152 00:11:57,717 --> 00:12:01,321 その助けをするのが 王族の務めだ。 153 00:12:01,321 --> 00:12:05,658 陛下の祝辞まで 体を休めておけ。 154 00:12:05,658 --> 00:12:07,660 殿下…。 155 00:12:07,660 --> 00:12:09,662 ああ…。 あっ! 156 00:12:09,662 --> 00:12:11,831 んっ? 157 00:12:11,831 --> 00:12:15,335 フッ… お心のままに。 158 00:12:15,335 --> 00:12:18,671 んっ…。 159 00:12:18,671 --> 00:12:23,376 《姫君 恋心が けなげすぎます》 160 00:12:27,513 --> 00:12:30,516 (エリーゼ)お心遣い 感謝いたします。 161 00:12:30,516 --> 00:12:32,685 もし お許しを頂けるなら➡ 162 00:12:32,685 --> 00:12:35,355 私も こちらに とどまりたいのですが…。 163 00:12:35,355 --> 00:12:38,858 かまわぬが。 ありがとうございます。 164 00:12:38,858 --> 00:12:41,861 姫君のそばで 看病させていただきます。 165 00:12:41,861 --> 00:12:46,866 そなたは 誰に対しても そうなのだな。 166 00:12:46,866 --> 00:12:48,868 えっ? 167 00:12:48,868 --> 00:12:54,707 もし 他のロマノフ家の者が来たら 私の名前を出すように。 168 00:12:54,707 --> 00:12:56,709 あっ… はい 殿下。 169 00:13:03,983 --> 00:13:06,486 (寝息) 170 00:13:06,486 --> 00:13:08,988 んっ…。 171 00:13:08,988 --> 00:13:12,158 よかった。 吐息も安定してきている。 172 00:13:12,158 --> 00:13:14,994 んっ? (つえを突く音) 173 00:13:14,994 --> 00:13:21,000 (ハーバー)姫君方 もうすぐ 陛下のお祝辞の時間ですよ。 174 00:13:21,000 --> 00:13:24,003 《どこかで見覚えが…。 175 00:13:24,003 --> 00:13:29,676 あっ! 皇室の血筋を継いでいる 西国の大貴族…》 176 00:13:29,676 --> 00:13:36,182 ハーバー公爵夫人 私 クロレンス家の エリーゼと申します。 177 00:13:36,182 --> 00:13:39,686 お心遣い ありがとうございます。 フッ…。 178 00:13:39,686 --> 00:13:43,523 まあ クロレンスの姫君でしたか。 179 00:13:43,523 --> 00:13:46,359 あら お友達の ご看病? 180 00:13:46,359 --> 00:13:50,363 《友達… あっ…》 はい! 181 00:13:50,363 --> 00:13:52,365 そう… 具合を見て➡ 182 00:13:52,365 --> 00:13:55,868 広間に急いだほうがよろしいわよ。 183 00:13:55,868 --> 00:13:59,372 んっ… んっ…。 あっ! 184 00:13:59,372 --> 00:14:02,475 んっ… んっ…。 185 00:14:02,475 --> 00:14:04,477 あっ…。 186 00:14:04,477 --> 00:14:06,646 んっ んっ… んっ…。 187 00:14:06,646 --> 00:14:11,484 んっ… んっ… んっ…。 188 00:14:11,484 --> 00:14:15,988 フフッ 近頃 少し 脚が悪くて。 189 00:14:15,988 --> 00:14:18,825 ごきげんよう。 190 00:14:18,825 --> 00:14:24,831 《あの歩き方 恐らく パーキンソン病。 191 00:14:24,831 --> 00:14:29,168 パーキンソン病は 神経細胞の減少により➡ 192 00:14:29,168 --> 00:14:32,839 身体の運動機能が低下する疾患。 193 00:14:32,839 --> 00:14:37,844 私の記憶によれば この病気のせいで 公爵夫人は➡ 194 00:14:37,844 --> 00:14:42,348 食べ物が 気道に引っ掛かり 命を落とされた》 195 00:14:42,348 --> 00:14:45,852 (ユリエン)んっ…。 あっ! 196 00:14:45,852 --> 00:14:50,022 んっ… 姫君。 197 00:14:50,022 --> 00:14:52,525 あっ… フフッ! 198 00:14:58,030 --> 00:14:59,966 んっ…。 199 00:14:59,966 --> 00:15:03,803 陛下の祝辞に間に合いそうで よかったですね。 200 00:15:03,803 --> 00:15:07,473 きっと 姫君の 日頃の行いがよいのでしょう。 201 00:15:07,473 --> 00:15:11,477 ひっ… 姫君こそ 今日は その…。 202 00:15:11,477 --> 00:15:13,479 ありがとうございます。 203 00:15:13,479 --> 00:15:19,318 いいえ 私は 私にできることを したまでですよ 姫君。 204 00:15:19,318 --> 00:15:21,988 どうぞ ユリエンと お呼びになって。 205 00:15:21,988 --> 00:15:27,827 えっ? あっ 私のことも どうぞ エリーゼと お呼びください。 206 00:15:27,827 --> 00:15:31,831 あっ…。 今度➡ 207 00:15:31,831 --> 00:15:36,335 ぜひ お茶を ご一緒させてくださいな。 208 00:15:38,337 --> 00:15:42,341 ハハッ! はい 喜んで! ユリエン。 209 00:15:42,341 --> 00:15:44,343 フフッ! 210 00:15:51,017 --> 00:15:53,019 (ドアの開く音) 211 00:15:53,019 --> 00:16:10,136 ♬~ 212 00:16:10,136 --> 00:16:14,140 (ミンチェスター)今日という日を 皆と共に過ごせることを➡ 213 00:16:14,140 --> 00:16:16,309 至上の喜びに思う。 214 00:16:16,309 --> 00:16:21,147 未来への希望を 見いだすことができると➡ 215 00:16:21,147 --> 00:16:24,817 私は信じている。 216 00:16:24,817 --> 00:16:30,823 そして この国の平和と 皆の幸せを祈っている。 217 00:16:30,823 --> 00:16:34,660 (拍手) 218 00:16:34,660 --> 00:16:39,999 さて 今日は 皆に伝えたいことがある。 219 00:16:39,999 --> 00:16:46,172 皇太子である リンデン・ド・ロマノフの婚約者についてだ。 220 00:16:46,172 --> 00:16:52,011 しかし 1つ 発表に際して 考慮できていなかった点がある。 221 00:16:52,011 --> 00:16:56,682 それは 私が婚約者に決めたレディーが➡ 222 00:16:56,682 --> 00:17:00,786 まだ 成人を迎えていない という点だ。 223 00:17:00,786 --> 00:17:05,291 《発表? まさか そんな…》 224 00:17:05,291 --> 00:17:10,296 もちろん 成人前の婚約は 礼法上 問題ないが➡ 225 00:17:10,296 --> 00:17:14,300 その姫君と 個人的に 約束を交わし➡ 226 00:17:14,300 --> 00:17:18,471 発表は 成人後に延期する ということになった。 227 00:17:18,471 --> 00:17:20,473 んっ…。 228 00:17:20,473 --> 00:17:25,311 なので 婚約発表は➡ 229 00:17:25,311 --> 00:17:28,648 クロレンス姫君が 成人を迎える日まで➡ 230 00:17:28,648 --> 00:17:32,151 延期したいと思う。 あっ! 231 00:17:32,151 --> 00:17:36,155 やはり レディー エリーゼか! ぴったりだわ! 232 00:17:36,155 --> 00:17:39,492 《一体 どうなってるの? 233 00:17:39,492 --> 00:17:42,161 私の名前を出すなんて! 234 00:17:42,161 --> 00:17:46,332 これじゃあ 私が 皇太子の 婚約者だって発表したのと➡ 235 00:17:46,332 --> 00:17:48,334 同じじゃない!》 236 00:17:48,334 --> 00:17:51,003 あっ…。 237 00:17:51,003 --> 00:17:55,808 それでは 引き続き 楽しい時間を過ごしてくれ。 238 00:18:07,787 --> 00:18:11,290 あっ… ハァ…。 239 00:18:11,290 --> 00:18:14,293 あっ…。 (ミハイル)おっと…。 240 00:18:14,293 --> 00:18:16,996 あっ ミハイル殿下。 241 00:18:18,965 --> 00:18:23,135 シーッ! 僕が ここにいるのは ないしょだよ。 242 00:18:23,135 --> 00:18:25,137 はっ… はい。 243 00:18:33,312 --> 00:18:37,617 へぇ~ あれが 兄さんの婚約者になる子か。 244 00:18:40,319 --> 00:18:42,321 あっ…。 245 00:18:44,323 --> 00:18:46,659 ⦅地獄で 罪を償え⦆ 246 00:18:46,659 --> 00:18:49,161 あっ! んっ…。 247 00:18:59,672 --> 00:19:03,776 エリーゼを呼んでおいてくれ。 (ベント)はっ! 248 00:19:03,776 --> 00:19:09,615 お主の提案した試練に 姫も さぞかし 困惑しておるだろう。 249 00:19:09,615 --> 00:19:12,618 聞きたいこともあるはずだ。 250 00:19:12,618 --> 00:19:14,620 仰せのままに。 251 00:19:19,625 --> 00:19:22,528 姫 お茶は いいのかな? 252 00:19:25,464 --> 00:19:29,468 陛下 せんえつながら 許可を頂けるのであれば➡ 253 00:19:29,468 --> 00:19:32,138 1つ お尋ねしてもよろしいですか? 254 00:19:32,138 --> 00:19:35,474 話してみなさい。 255 00:19:35,474 --> 00:19:39,979 以前 お話しした賭けは どうなりましたか? 256 00:19:39,979 --> 00:19:44,316 ⦅では 賭けをしようではないか。 257 00:19:44,316 --> 00:19:47,486 賭けにございますか? 258 00:19:47,486 --> 00:19:50,489 試験に合格し 医者になり➡ 259 00:19:50,489 --> 00:19:53,325 皇后よりも価値のある仕事が できると➡ 260 00:19:53,325 --> 00:19:56,996 証明してみせよ。 あっ! 261 00:19:56,996 --> 00:20:01,667 証明できれば そなたの思う道を行くがいい。 262 00:20:01,667 --> 00:20:05,337 だが 証明できなかった そのときは…。 263 00:20:05,337 --> 00:20:11,644 我が帝国の皇后となる未来へ 全力で 心を傾けてもらう⦆ 264 00:20:13,679 --> 00:20:16,849 《賭けの期限は 私が成人するまで。 265 00:20:16,849 --> 00:20:19,351 まだ 時間はあった。 266 00:20:19,351 --> 00:20:22,354 もしや 陛下は 賭けを なかったことに?》 267 00:20:22,354 --> 00:20:24,356 うん…。 268 00:20:26,692 --> 00:20:29,862 賭けは 当然 続いている。 269 00:20:29,862 --> 00:20:35,034 えっ? 私が 約束を破ることなどない。 270 00:20:35,034 --> 00:20:38,537 正式に 発表したわけでもないのだから➡ 271 00:20:38,537 --> 00:20:43,876 姫君が賭けに勝てば いくらでも 取り下げることはできる。 272 00:20:43,876 --> 00:20:47,546 ですが… 大丈夫なのでしょうか? 273 00:20:47,546 --> 00:20:53,052 そんなふうに 簡単に撤回するのは 陛下の威厳に関わる問題。 274 00:20:53,052 --> 00:20:57,389 陛下の威厳は そのようなことで 傷つきはいたしません。 275 00:20:57,389 --> 00:21:01,160 はい。 それは おっしゃるとおりにございます。 276 00:21:01,160 --> 00:21:05,164 姫君は 勝ったときを心配して いらっしゃるようですが➡ 277 00:21:05,164 --> 00:21:09,502 具体的方策は おありなのですか? えっ? 278 00:21:09,502 --> 00:21:14,173 皇后になるよりも 医者として 働くことに価値があると➡ 279 00:21:14,173 --> 00:21:16,175 証明するほどの功績を➡ 280 00:21:16,175 --> 00:21:18,844 どのように残すおつもりです? 281 00:21:18,844 --> 00:21:21,180 《功績? 282 00:21:21,180 --> 00:21:23,849 つまり ちょっとや そっとのことでは➡ 283 00:21:23,849 --> 00:21:26,852 絶対に認めないということね》 284 00:21:26,852 --> 00:21:31,524 私は 姫君を 実の娘のように思ってきた。 285 00:21:31,524 --> 00:21:35,194 そなたの決意を いとおしく思うと同時に➡ 286 00:21:35,194 --> 00:21:37,196 リンデンを支え➡ 287 00:21:37,196 --> 00:21:43,202 私とも 本当の親子のような関係に なってほしいと思うのだ。 288 00:21:43,202 --> 00:21:47,039 それもあって あのような発表まで してしまったんだ。 289 00:21:47,039 --> 00:21:49,708 陛下…。 290 00:21:49,708 --> 00:21:51,877 《なぜ そこまでして 私を? 291 00:21:51,877 --> 00:21:54,880 親友の娘だから? 292 00:21:54,880 --> 00:21:58,884 それとも この間の姿を見て?》 293 00:21:58,884 --> 00:22:01,153 んっ…。 294 00:22:01,153 --> 00:22:03,989 どうだろうか? あっ…。 295 00:22:03,989 --> 00:22:09,829 我々の賭けも この辺りで 終わりにしたいと思うのだが…。 296 00:22:09,829 --> 00:22:11,831 あっ…。