1 00:00:02,000 --> 00:00:04,000 (扉の開く音) 2 00:00:28,140 --> 00:00:30,860 (ソーマ)直接 顔を合わせるのは 初めてだな 3 00:00:31,380 --> 00:00:33,530 暫定国王の ソーマ・カズヤだ 4 00:00:34,180 --> 00:00:38,700 (ゲオルグ)お初にお目にかかります ゲオルグ・カーマインにございます 5 00:00:39,320 --> 00:00:42,040 こたびの戦勝 おめでとうございます 6 00:00:42,740 --> 00:00:45,340 顔を上げてくれ 話しづらい 7 00:02:28,760 --> 00:02:33,360 地下牢の生活はどうだ? 案外 快適ですな 8 00:02:34,380 --> 00:02:37,360 平和なものです 平和か… 9 00:02:37,980 --> 00:02:39,840 ずいぶんと身勝手だな 10 00:02:41,420 --> 00:02:43,200 リーシアに会ってやらないのか? 11 00:02:43,760 --> 00:02:48,370 姫さまから何かお言葉が? いや リーシアは何も 12 00:02:49,120 --> 00:02:50,920 では 拙者は— 13 00:02:50,980 --> 00:02:55,150 姫さまが面会を求められたときの 言葉を繰り返すのみ 14 00:02:55,680 --> 00:03:00,150 もうすぐ王妃となられるお方が 咎人を気にかけるとは何事か! 15 00:03:04,520 --> 00:03:07,990 そうは言うがな… リーシアはあんな性格じゃないか 16 00:03:08,520 --> 00:03:10,330 その言葉を重く受け止めて— 17 00:03:10,680 --> 00:03:13,000 俺の前でもアンタの話題はしないし— 18 00:03:13,480 --> 00:03:17,220 気を紛らわせるかのように 自分の仕事に打ち込んでいる 19 00:03:19,060 --> 00:03:22,880 気丈には振る舞っているけど 平気じゃないはずだ 20 00:03:23,480 --> 00:03:25,010 姫さまとの決別は— 21 00:03:25,440 --> 00:03:28,180 最終勧告のときに 済ませております 22 00:03:28,760 --> 00:03:30,680 もはや言葉は不要 23 00:03:31,420 --> 00:03:35,600 《リーシアのために拒絶か まったく この頑固オヤジめ》 24 00:03:36,660 --> 00:03:39,190 拙者からも お尋ねしたいことがございます 25 00:03:39,960 --> 00:03:40,680 なんだ? 26 00:03:41,190 --> 00:03:45,530 我らに付き従い 反逆した兵達は どうなされましたか? 27 00:03:46,020 --> 00:03:50,440 兵達はアミドニア戦の功をもって 罪を不問とした 28 00:03:51,920 --> 00:03:52,800 バルガス家は? 29 00:03:53,480 --> 00:03:57,810 罪を問うのは カストール カルラ 両名のみとした 30 00:03:58,680 --> 00:04:00,650 バルガス公領は廃止したが— 31 00:04:01,020 --> 00:04:06,150 嫡男カルルに家名を継がせ 紅竜城邑のみ領有を許した 32 00:04:06,660 --> 00:04:10,160 カストール カルラ親子の 処遇はいかに? 33 00:04:10,760 --> 00:04:14,490 両名は後日 俺が直接裁くことになっている 34 00:04:14,940 --> 00:04:18,000 では 貴族たちは? 家名を廃し— 35 00:04:18,000 --> 00:04:20,000 領地や財産を没収したうえで— 36 00:04:20,540 --> 00:04:22,000 処刑した 37 00:04:22,260 --> 00:04:24,000 実行犯は公開で 38 00:04:24,000 --> 00:04:26,670 連座する形になった者は非公開でな 39 00:04:27,220 --> 00:04:28,670 よき判断かと 40 00:04:29,420 --> 00:04:31,840 お前のように きちんと縁を切っていれば— 41 00:04:32,360 --> 00:04:35,340 無関係な親族を 巻き込むこともなかったろうが 42 00:04:37,350 --> 00:04:41,520 王法に従えば 反逆罪は三親等まで極刑 43 00:04:41,960 --> 00:04:43,520 致し方ありません 44 00:04:44,280 --> 00:04:49,030 不正 賄賂 アミドニアへの内通 領地での悪行 45 00:04:49,520 --> 00:04:52,300 腐った一族は根絶やしにするが吉 46 00:04:52,740 --> 00:04:56,800 連座制って 身内を止めなかった 責任を問うものだろう? 47 00:04:57,700 --> 00:05:01,470 三親等って多くないか? しかたありますまい 48 00:05:01,980 --> 00:05:06,140 人間族や獣人族ばかりでなく 長命な種族もいます 49 00:05:06,600 --> 00:05:09,900 そのため 連座の範囲が広くなったのです 50 00:05:10,940 --> 00:05:13,560 だからって関係ない人間が 死に過ぎだろう! 51 00:05:14,540 --> 00:05:19,660 ハクヤと必死で駆けずり回って ギリギリ二親等までに法を改正した 52 00:05:20,160 --> 00:05:22,830 それと13歳以下の 刑執行は免除し— 53 00:05:23,340 --> 00:05:26,830 孤児院や教会に預けることにするのが 精一杯だった 54 00:05:29,400 --> 00:05:32,170 お優しいご配慮です ハッ… 55 00:05:33,060 --> 00:05:36,340 陛下は人の命を奪うのが おつらいですか? 56 00:05:36,760 --> 00:05:38,510 つらくないわけがないだろう! 57 00:05:38,860 --> 00:05:41,510 命令一つで いくつもの命が消える! 58 00:05:41,900 --> 00:05:44,520 そんな責任感に 押し潰されそうになる 59 00:05:44,800 --> 00:05:47,520 俺は半年前まで 一般人だったんだぞ! 60 00:05:48,160 --> 00:05:51,040 姫さまから手紙で 聞き及んでおります 61 00:05:52,380 --> 00:05:54,790 姫さまは ソーマ陛下こそが— 62 00:05:54,880 --> 00:05:57,800 王の中の王であると 絶賛しておりました 63 00:05:58,240 --> 00:06:00,800 全身全霊でもって支えたい と 64 00:06:01,300 --> 00:06:03,970 リーシアはよく支えてくれている 65 00:06:04,900 --> 00:06:06,640 そんなリーシアを— 66 00:06:07,120 --> 00:06:09,700 悲しませるような 決断をしなくてはならない 67 00:06:11,060 --> 00:06:12,480 アンタを… 68 00:06:13,640 --> 00:06:15,480 殺さなくちゃいけないんだ 69 00:06:17,300 --> 00:06:19,400 アンタの計画は見事だった 70 00:06:20,120 --> 00:06:22,320 不正貴族を一か所に集め— 71 00:06:22,320 --> 00:06:25,520 隠し資金もろとも一網打尽にする 72 00:06:26,180 --> 00:06:28,480 国のために最善の策だろう 73 00:06:28,840 --> 00:06:32,660 だけど これは公表できない計画だ 74 00:06:33,220 --> 00:06:36,500 もとより 公表を前提としておりませぬ 75 00:06:37,060 --> 00:06:39,340 陛下と拙者が 裏で繋がっていたなど— 76 00:06:39,660 --> 00:06:43,520 あの戦いで死んだ兵の遺族が 納得しないことは必定 77 00:06:43,560 --> 00:06:44,640 クッ… 78 00:06:45,340 --> 00:06:48,320 公表できない以上 アンタの扱いは— 79 00:06:48,320 --> 00:06:50,780 不正貴族と 同じにしなくてはならない 80 00:06:51,220 --> 00:06:53,660 もとより すべて承知 81 00:06:55,040 --> 00:06:57,140 アンタは本当にバカだ! 82 00:06:57,880 --> 00:06:59,420 すべて承知のうえで— 83 00:06:59,520 --> 00:07:01,790 文字どおり墓場まで 持っていこうってんだろ! 84 00:07:01,790 --> 00:07:03,700 この頑固者! 85 00:07:04,800 --> 00:07:06,500 ハァッ… 86 00:07:07,980 --> 00:07:11,760 なぁ… 本当に この道しかなかったのか? 87 00:07:12,600 --> 00:07:14,970 これがアンタの望みなのか? 88 00:07:15,280 --> 00:07:17,980 汚名まで被って 不正貴族と心中して— 89 00:07:18,200 --> 00:07:21,460 それで… アンタは満足なのか!? 90 00:07:22,920 --> 00:07:25,320 なんだよ そのすました顔は! 91 00:07:25,460 --> 00:07:28,650 んんっ! 時間をかけて— 92 00:07:28,780 --> 00:07:31,660 不正貴族を粛正していく 道だってあっただろ! 93 00:07:32,080 --> 00:07:33,660 カストールのこともそうだ! 94 00:07:34,240 --> 00:07:37,000 アンタは何か 考えがあってのことだと信じて— 95 00:07:37,440 --> 00:07:41,100 最後までアンタとの友誼につきあい 反逆者になった! 96 00:07:42,560 --> 00:07:46,840 任せたい仕事があったのに その予定が狂ったじゃないか! 97 00:07:47,320 --> 00:07:50,940 そりゃ一度に すべて片づいたのは大きいよ! 98 00:07:51,160 --> 00:07:53,260 この国の風通しもよくなったし— 99 00:07:53,320 --> 00:07:55,300 俺やハクヤの株も上がった 100 00:07:55,610 --> 00:07:58,620 だけど アンタを失うんじゃ 意味がないだろ! 101 00:07:59,020 --> 00:08:02,080 人材を失うことが どんなに痛手かわかってるのか! 102 00:08:02,720 --> 00:08:06,450 答えろ ゲオルグ これで本当に満足なのか! 103 00:08:10,380 --> 00:08:12,420 無論です うっ… 104 00:08:13,420 --> 00:08:15,300 我が身と同じく— 105 00:08:15,600 --> 00:08:19,640 あとは老い朽ち果てるのみと 思われた大木の根本から— 106 00:08:19,920 --> 00:08:22,640 新しい芽が 伸びてきているのならば— 107 00:08:23,320 --> 00:08:26,640 その芽が健やかに 伸びることを祈るのみ 108 00:08:26,960 --> 00:08:30,980 その結果 大木が倒れることになってもか? 109 00:08:31,760 --> 00:08:35,490 次世代のたくましさを 感じることができる愉悦— 110 00:08:36,300 --> 00:08:38,420 陛下もやがてわかりましょう 111 00:08:39,400 --> 00:08:43,790 姫さまとの間に 子どもが生まれるころには必ず 112 00:08:48,760 --> 00:08:50,100 ハァ… 113 00:08:50,760 --> 00:08:54,440 これは全部 アンタ一人で考えたことなのか? 114 00:08:55,260 --> 00:08:56,940 どういう意味でしょうか? 115 00:08:57,440 --> 00:09:00,110 アンタの俺への評価は妙に高い 116 00:09:00,640 --> 00:09:02,600 今回の計画だけじゃない 117 00:09:02,960 --> 00:09:06,120 娘のように大事に思っている リーシアだけじゃなく— 118 00:09:06,580 --> 00:09:08,790 王国の未来も託そうとしている 119 00:09:09,640 --> 00:09:11,620 どう考えてもおかしいだろう 120 00:09:12,120 --> 00:09:14,290 その忠誠心は どこからきてるんだ? 121 00:09:15,000 --> 00:09:18,800 姫さまからの手紙で あなたの非凡な才を知った… 122 00:09:19,640 --> 00:09:22,800 では不服ですか? あぁ 不服だ 123 00:09:23,140 --> 00:09:25,970 そんなことで忠誠心を抱けるか 124 00:09:26,620 --> 00:09:31,310 アンタが殉じるとしたら エルフリーデン王家のためだ 125 00:09:32,360 --> 00:09:36,200 今回の計画は 「あの人」の指示なのか? 126 00:09:37,580 --> 00:09:40,150 黙秘します 答えてくれ 127 00:09:40,680 --> 00:09:44,850 あの人は… アンタは いったい何を知ってるんだ? 128 00:09:47,720 --> 00:09:49,660 どうしても答えてくれないんだな 129 00:09:50,300 --> 00:09:52,330 いずれ時期がきましたら— 130 00:09:52,700 --> 00:09:55,030 あのお方の口から語られましょう 131 00:09:57,170 --> 00:09:59,170 ハァ… 132 00:10:09,800 --> 00:10:11,350 毒酒だ 133 00:10:11,350 --> 00:10:15,190 その形がどうあれ 国に殉じようとしている男を— 134 00:10:15,540 --> 00:10:19,190 公開処刑にするのは忍びない かたじけない 135 00:10:20,020 --> 00:10:22,190 アンタに殉じようとしている 者たちにも— 136 00:10:22,640 --> 00:10:24,700 これを薦めている んっ? 137 00:10:25,640 --> 00:10:27,370 拙者に殉じる? 138 00:10:27,740 --> 00:10:32,540 副将のベオウルフをはじめとする 陸軍上層部の何人かが— 139 00:10:32,820 --> 00:10:36,870 アンタと同等の刑を 科してほしいと申し出ている 140 00:10:37,620 --> 00:10:39,570 まったく死にたがりどもが… 141 00:10:48,180 --> 00:10:52,990 陛下 どうか姫さまのこと よろしくお頼み申し上げる 142 00:10:53,440 --> 00:10:57,660 リーシアはもう 俺にとっては かけがえのない家族だ 143 00:10:58,260 --> 00:11:00,500 家族は何があっても守る 144 00:11:01,020 --> 00:11:03,330 この信念だけは 変えるつもりはない 145 00:11:04,320 --> 00:11:06,670 それを聞いて安心しました 146 00:11:07,640 --> 00:11:11,900 エルフリーデン王国の栄光と 陛下と姫さまの幸福を— 147 00:11:12,580 --> 00:11:15,350 草場の陰より祈っております 148 00:11:16,100 --> 00:11:18,650 しからば… 御免 149 00:11:23,620 --> 00:11:25,020 ハァ… 150 00:11:30,480 --> 00:11:34,100 (瓶の転がる音) 151 00:11:39,370 --> 00:11:41,370 (扉の開く音) 152 00:11:49,050 --> 00:11:51,350 ゲオルグが死んだよ 153 00:11:53,820 --> 00:11:56,120 (リーシア)そう… 154 00:12:07,500 --> 00:12:10,670 (ハクヤ)ありがとうございます ジャンヌ殿 155 00:12:10,670 --> 00:12:13,840 わざわざグリフォン騎兵まで 使っていただいて 156 00:12:13,840 --> 00:12:15,840 [スピーカー](ジャンヌ)これがあれば— 157 00:12:15,840 --> 00:12:18,680 王国と帝国は いつでも 連携を取ることができます 158 00:12:18,680 --> 00:12:22,010 [スピーカー]急ぐのは当然でしょう フフッ… 159 00:12:22,010 --> 00:12:24,020 [スピーカー]そちらからの提案を— 160 00:12:24,020 --> 00:12:26,850 姉上はすべて 快諾してくださいました 161 00:12:26,850 --> 00:12:29,350 [スピーカー]あんな姉上は 初めて見ましたね 162 00:12:29,350 --> 00:12:34,360 よほど うれしかったのでしょう うれしかった… ですか? 163 00:12:34,360 --> 00:12:38,030 自分と価値観を共有できる 言うなれば— 164 00:12:38,030 --> 00:12:42,030 理解者を得たようなものですから なるほど 165 00:12:42,030 --> 00:12:44,040 [スピーカー]こうなってくると— 166 00:12:44,040 --> 00:12:47,870 早急に姉上とソーマ殿の放送会談を 実現したいものです 167 00:12:47,870 --> 00:12:49,870 えぇ 必ず 168 00:12:49,870 --> 00:12:52,640 [スピーカー]ところでハクヤ殿の 後ろに— 169 00:12:52,640 --> 00:12:56,650 たくさんの書物が見えるのですが あぁ 170 00:12:56,650 --> 00:13:00,650 ヴァンから賠償金の担保として 借りている書物ですよ 171 00:13:00,650 --> 00:13:04,660 返還する前に書き写したいものも 多いですからね 172 00:13:04,660 --> 00:13:08,490 ついさっきまで 分類作業をしていたところです 173 00:13:08,490 --> 00:13:12,000 ハクヤ殿自ら 整理されているのですか? 174 00:13:12,000 --> 00:13:15,500 本がお好きなんですね ハッ… 175 00:13:15,500 --> 00:13:18,500 失礼 書物には目がないものでして 176 00:13:18,500 --> 00:13:22,340 ならば帝国書庫の 司書長の職を用意すれば— 177 00:13:22,340 --> 00:13:24,680 我が国に来ていただけますか? 178 00:13:24,680 --> 00:13:27,350 あぁ それは魅力的ですね 179 00:13:27,350 --> 00:13:31,020 前ならば 一も二もなく 飛びついていたでしょう 180 00:13:31,020 --> 00:13:33,180 [スピーカー]やっぱりだめですか 181 00:13:33,180 --> 00:13:37,020 (ハクヤ)今は陛下たちと共に 時代を進めたいと思います 182 00:13:37,020 --> 00:13:40,690 そして いずれ後進が育てば引退して— 183 00:13:40,690 --> 00:13:44,030 この時代を記す 歴史家になりたいと思います 184 00:13:44,030 --> 00:13:46,030 [スピーカー]楽隠居ですか 185 00:13:46,030 --> 00:13:49,370 [スピーカー]今の時代では 贅沢な生き方かもしれませんね 186 00:13:49,370 --> 00:13:51,300 おっしゃるとおり 187 00:13:51,300 --> 00:13:55,600 引退して楽隠居になるには この時代は厳しすぎますね 188 00:13:57,640 --> 00:13:59,640 おや もうこんな時間 189 00:13:59,640 --> 00:14:01,810 [スピーカー]ハクヤ殿と お話ししてると— 190 00:14:01,810 --> 00:14:04,150 時間がたつのも忘れてしまいます 191 00:14:04,150 --> 00:14:07,850 こちらこそ 楽しい時間を ありがとうございました 192 00:14:11,160 --> 00:14:13,160 フゥ… 193 00:14:18,660 --> 00:14:21,330 ハクヤ様 首尾は? 194 00:14:21,330 --> 00:14:24,500 順調です しかし… んっ? 195 00:14:24,500 --> 00:14:28,840 それが… どうにも うまく運びすぎている気がします 196 00:14:28,840 --> 00:14:32,180 まるで我々とは別の— 197 00:14:32,180 --> 00:14:35,350 何者かの意思が 働いているかのような 198 00:14:35,350 --> 00:14:38,850 何者かの意思… 199 00:14:44,020 --> 00:14:46,320 これも違う 200 00:14:49,960 --> 00:14:54,970 《やはり アミドニア公王家の系譜に 関する本は あれだけなのか》 201 00:14:54,970 --> 00:14:56,970 あっ 202 00:14:56,970 --> 00:14:58,970 んっ…? 203 00:14:58,970 --> 00:15:01,970 あ… ハッハッハ 204 00:15:01,970 --> 00:15:05,140 ブロンズラグーン… なるほど 205 00:15:05,140 --> 00:15:09,480 アミドニアに才人無きにあらず ですね 206 00:15:09,480 --> 00:15:11,480 (ロロア)ベーッ 207 00:15:11,480 --> 00:15:13,480 (コルベール)ハァ… 208 00:15:13,480 --> 00:15:18,160 さっきも申しましたが 外出はだめですよ ロロア様 209 00:15:18,160 --> 00:15:21,330 ウッ… 背中に目でもあるんかいな? 210 00:15:21,330 --> 00:15:24,830 せやかて ずっと籠もってるのも 飽きてきたわ 211 00:15:24,830 --> 00:15:28,330 フゥ… ロロア様が おっしゃったんじゃないですか 212 00:15:28,330 --> 00:15:32,000 ヴァンの情勢が決まるまでは 動けないって 213 00:15:32,000 --> 00:15:36,340 わかっとるわ せやけど 退屈で退屈で 214 00:15:36,340 --> 00:15:40,010 (コルベール)だったらアミドニアの 未来でも考えててください 215 00:15:40,010 --> 00:15:42,510 (ロロア)アミドニアの未来… 216 00:15:42,510 --> 00:15:46,850 ちゅうことは未来の旦那はんかぁ んっ? 217 00:15:46,850 --> 00:15:48,850 エヘヘヘ ウッ 218 00:15:48,850 --> 00:15:52,960 《ロロア様を将来 伴侶とされる方には— 219 00:15:52,960 --> 00:15:55,460 同情しますよ》 220 00:15:55,460 --> 00:15:58,960 (マルクス)グレイヴ・マグナ殿 221 00:15:58,960 --> 00:16:02,130 貴殿の忠義 まことに大儀であった 222 00:16:02,130 --> 00:16:04,140 その忠義に報いるため— 223 00:16:04,140 --> 00:16:10,640 ランデル及び その周辺領土を与える (グレイヴ)ははっ ありがたき幸せ 224 00:16:10,640 --> 00:16:12,810 (マルクス)なお 暫定ではあるが— 225 00:16:12,810 --> 00:16:17,650 元陸軍大将 ゲオルグ・カーマインの 権限を一部与える 226 00:16:17,650 --> 00:16:21,990 国防軍への再編までの間 陸軍をまとめよ 227 00:16:21,990 --> 00:16:25,660 (グレイヴ)ははっ 必ずや 陛下のご期待に沿えますよう— 228 00:16:25,660 --> 00:16:27,660 励みましょう 229 00:16:27,660 --> 00:16:30,660 アイーシャ・ウドガルド殿 230 00:16:30,660 --> 00:16:34,660 (アイーシャ)あっ… あ… あ? んっ 231 00:16:36,670 --> 00:16:41,170 アイーシャ・ウドガルド殿には 正式に… あっ? 232 00:16:41,170 --> 00:16:46,180 正式に 国王直属護衛士という 官職を与える 233 00:16:46,180 --> 00:16:48,180 ははっ! 234 00:16:48,180 --> 00:16:51,680 神護の森 ボーダン・ウドガルド殿 235 00:16:54,290 --> 00:16:59,790 貴殿らも災害復興でつらい中 よくぞ援軍を派遣してくれた 236 00:16:59,790 --> 00:17:03,460 (ボーダン)なんの 我らダークエルフ族が受けた恩義に— 237 00:17:03,460 --> 00:17:05,460 報いたにすぎません 238 00:17:05,460 --> 00:17:08,630 こちらとしては 援軍に感謝したいのだ 239 00:17:08,630 --> 00:17:11,330 望みがあったら なんなりと言ってくれ 240 00:17:13,300 --> 00:17:16,310 でしたら 陛下に一つ お願いがございます 241 00:17:16,310 --> 00:17:18,310 んっ? 242 00:17:18,310 --> 00:17:21,480 どうか娘をもらってやっては くださいませんか 243 00:17:21,480 --> 00:17:23,480 へっ? なっ!? 244 00:17:23,480 --> 00:17:25,480 父上!? 245 00:17:25,480 --> 00:17:27,490 (みんな)あっ なんと! どうか— 246 00:17:27,490 --> 00:17:29,490 娶ってやっていただけませんか 247 00:17:29,490 --> 00:17:31,660 あ… アイーシャ殿でしたら— 248 00:17:31,660 --> 00:17:34,830 第二正妃として 迎えることも可能です 249 00:17:34,830 --> 00:17:39,830 そ… それが… 貴殿にとって褒美となるのか? 250 00:17:39,830 --> 00:17:46,330 男親としては複雑ですが あれもそう望んでいるようです 251 00:17:48,340 --> 00:17:50,340 うぅ~ あぁ… 252 00:17:53,110 --> 00:17:55,610 うぅ~ 《アイーシャはかわいい 253 00:17:55,610 --> 00:18:01,620 娶りたいか娶りたくないかと 言われれば娶りたいが…》 254 00:18:01,620 --> 00:18:03,950 フッ… あっ 255 00:18:03,950 --> 00:18:06,960 あっ… 256 00:18:06,960 --> 00:18:09,630 ハァ… ソーマ 257 00:18:09,630 --> 00:18:12,460 ちゃんとアイーシャを娶りなさい えっ? 258 00:18:12,460 --> 00:18:14,630 リーシアはそれでいいのか? 259 00:18:14,630 --> 00:18:16,630 ソーマは王なのよ 260 00:18:16,630 --> 00:18:20,300 これから大貴族の娘や 他国の姫を— 261 00:18:20,300 --> 00:18:22,970 娶らなければならない 場合がくるかもしれないわ 262 00:18:22,970 --> 00:18:25,980 そのときのために 上位の正妃を— 263 00:18:25,980 --> 00:18:28,650 気心の知れた者で 固めておきたいのよ 264 00:18:28,650 --> 00:18:31,980 あ… いや でもなぁ… 265 00:18:31,980 --> 00:18:35,150 ソーマって 国を懸けた 決断はできるのに— 266 00:18:35,150 --> 00:18:38,490 女性関係は優柔不断なのね うぅ… 267 00:18:38,490 --> 00:18:40,490 まったくもう 268 00:18:40,490 --> 00:18:43,330 エヘヘヘ アイーシャ あっ はい! 269 00:18:43,330 --> 00:18:46,330 第一正妃の座を 譲るつもりはないわ 270 00:18:46,330 --> 00:18:48,330 第二正妃でもいい? 271 00:18:48,330 --> 00:18:52,600 いいなら 私は何も言わない むしろ歓迎するわ 272 00:18:52,600 --> 00:18:54,610 ひゃっ ひゃい! 273 00:18:54,610 --> 00:18:56,610 それで陛下のおそばにいられるなら! 274 00:18:56,610 --> 00:19:01,450 うぅ… あ… 275 00:19:01,450 --> 00:19:04,450 アイーシャ… その… 276 00:19:04,450 --> 00:19:06,450 嫁にきてくれるか? 277 00:19:06,450 --> 00:19:10,450 あ… はい! 喜んで! 278 00:19:10,450 --> 00:19:14,630 (どよめきと拍手) 279 00:19:14,630 --> 00:19:16,830 (エクセル)あっ 280 00:19:19,960 --> 00:19:21,970 (マルクス)ジュナ・ドーマ殿 281 00:19:21,970 --> 00:19:25,970 ジュナ・ドーマ殿には… (ジュナ)陛下! 私の功は… 282 00:19:25,970 --> 00:19:28,140 (エクセル)少しよろしいでしょうか あっ… 283 00:19:28,140 --> 00:19:30,140 (ソーマたち)あっ…? 284 00:19:32,980 --> 00:19:35,810 突然の無礼をお許しください 285 00:19:35,810 --> 00:19:38,480 発言の許可を いただきたいのですが 286 00:19:38,480 --> 00:19:41,820 許可しよう ありがとうございます 287 00:19:41,820 --> 00:19:45,490 ジュナ・ドーマは 私の孫娘にございます 288 00:19:45,490 --> 00:19:48,160 しかし ジュナの父親は— 289 00:19:48,160 --> 00:19:52,660 我が都市 ラグーンシティの商家である ドーマ家に婿に出しております 290 00:19:52,660 --> 00:19:54,670 つまり— 291 00:19:54,670 --> 00:19:58,000 ジュナは平民の出なのでございます あっ… 292 00:19:58,000 --> 00:20:00,000 何が言いたいんだ? 293 00:20:00,000 --> 00:20:02,340 私… いいえ— 294 00:20:02,340 --> 00:20:06,510 カストール親子のために 自分の功を使うつもりでしょう? 295 00:20:06,510 --> 00:20:10,010 大母様 ですが… フッ… 296 00:20:10,010 --> 00:20:13,850 あなたはバルガス家とは 関わり合いのない人間 297 00:20:13,850 --> 00:20:16,850 その功は あなた自身のために使いなさい 298 00:20:16,850 --> 00:20:22,350 カストール親子の命乞いは無用 大母様… 299 00:20:24,360 --> 00:20:27,870 陛下 お願いがございます なんだろうか 300 00:20:27,870 --> 00:20:30,200 できますれば 私も— 301 00:20:30,200 --> 00:20:33,700 姫さまやアイーシャさんと共に これからも— 302 00:20:33,700 --> 00:20:36,370 あなた様のおそばで 歌いたく存じます 303 00:20:36,370 --> 00:20:38,380 へっ? 304 00:20:38,380 --> 00:20:42,550 《それって ジュナさんも 嫁にってことだよな?》 305 00:20:42,550 --> 00:20:45,550 (マルクス)陛下 ジュナ・ドーマ殿でしたら— 306 00:20:45,550 --> 00:20:48,220 側妃に いや すまないがそれはできない 307 00:20:48,220 --> 00:20:52,320 今はまだ無理だ 308 00:20:52,320 --> 00:20:55,660 (リーシア/アイーシャ)あっ… 309 00:20:55,660 --> 00:20:59,500 宝珠番組のプリマ・ローレライだぞ 310 00:20:59,500 --> 00:21:01,670 国民からの人気も高い 311 00:21:01,670 --> 00:21:04,340 そんなジュナさんとの婚約を 発表してみろ 312 00:21:04,340 --> 00:21:08,340 王都で暴動が起こるぞ (どよめき) 313 00:21:08,340 --> 00:21:11,180 少しだけ待ってもらえませんか 314 00:21:11,180 --> 00:21:15,510 番組には プリマ・ローレライとしての ジュナさんが必要です 315 00:21:15,510 --> 00:21:21,190 だから 今しばらくの間は 国民みんなの歌姫でいてください 316 00:21:21,190 --> 00:21:24,360 みんなの歌姫ですか… 317 00:21:24,360 --> 00:21:26,860 今よりも歌姫が集まり— 318 00:21:26,860 --> 00:21:30,360 路線を継承できる 人材が育った暁には— 319 00:21:30,360 --> 00:21:33,360 必ずお迎えにあがります 320 00:21:37,200 --> 00:21:40,600 その日を 心待ちにしております 陛下 321 00:23:17,000 --> 00:23:22,510 今は あの王に勢いがある その勢いに呑まれぬためにも— 322 00:23:22,510 --> 00:23:25,180 王の指示に従うよりあるまいが 323 00:23:25,180 --> 00:23:30,010 王命に従いつつ陰で密かに さよう 324 00:23:30,010 --> 00:23:35,520 表立たず尻尾は掴ませず この国を裏から操る 325 00:23:35,520 --> 00:23:39,020 (みんな)フフフ… 326 00:23:39,020 --> 00:23:41,020