1 00:00:17,380 --> 00:00:20,560 〈ジルコマは 集落の長を コマインに任せ— 2 00:00:20,960 --> 00:00:25,730 自らは志願する者たちと共に フリードニアをあとにした 3 00:00:26,160 --> 00:00:28,400 去る者は郷愁捨てがたく— 4 00:00:28,800 --> 00:00:31,910 力をもってしても 国を奪い返そうとし— 5 00:00:32,420 --> 00:00:34,740 見送る者は郷愁を胸に— 6 00:00:35,080 --> 00:00:39,900 異国の地で国が平和な姿を 取り戻すことを夢見た 7 00:00:41,560 --> 00:00:47,180 別れは悲しいものではあったが それが彼らの選択であった〉 8 00:02:23,780 --> 00:02:26,230 (エクセル)皆さん 揃っているようですね 9 00:02:26,780 --> 00:02:28,900 あぁ このメガネですか? 10 00:02:29,340 --> 00:02:32,400 度は入っておりません 気分が出るからです 11 00:02:32,820 --> 00:02:35,570 (アイーシャ)気分の問題ですか? はい 12 00:02:35,700 --> 00:02:38,740 なぜなら 今日 皆さんに 集まってもらったのは— 13 00:02:38,940 --> 00:02:42,910 「第1回 花嫁育成講座」を 受けてもらうためです 14 00:02:42,910 --> 00:02:44,400 (みんな)うぅ… 15 00:02:44,760 --> 00:02:50,300 そして 講師はもちろん 私 エクセル・ウォルターが務めます! 16 00:02:52,360 --> 00:02:56,090 前々からこのような機会を 設けたいと思っていたのですが— 17 00:02:56,440 --> 00:02:58,930 陛下も 「いつ産んでも大丈夫だろう」と— 18 00:02:58,930 --> 00:03:02,270 おっしゃったと聞き ちょうどいいと思った次第です 19 00:03:02,270 --> 00:03:05,870 いずれ皆さんも 母親になるのですから 20 00:03:05,870 --> 00:03:09,540 ご存じのように 先々代の王の死後— 21 00:03:09,540 --> 00:03:11,710 エルフリーデン王国は— 22 00:03:11,710 --> 00:03:15,210 王位継承権を巡って 王族たちが争い— 23 00:03:15,210 --> 00:03:17,880 内戦寸前にまでなりました 24 00:03:17,880 --> 00:03:19,880 ソーマ陛下の御代では— 25 00:03:19,880 --> 00:03:22,390 あのようなことは起きないと 信じています 26 00:03:22,390 --> 00:03:25,390 ですが! 安心してはいけません! 27 00:03:25,390 --> 00:03:30,060 王と妃の間 あるいは 妃と妃の間に隙があれば— 28 00:03:30,060 --> 00:03:34,060 そこに つけいろうとする者が 必ず出てきます! 29 00:03:34,060 --> 00:03:36,900 この国のためにも あなたたちには— 30 00:03:36,900 --> 00:03:41,740 円満な夫婦関係を 築いてもらう必要があります 31 00:03:41,740 --> 00:03:45,580 そのための花嫁育成講座なのです 32 00:03:45,580 --> 00:03:50,080 (リーシア)あの… なんで ウォルター公が講義するんですか? 33 00:03:50,080 --> 00:03:52,080 フフッ 34 00:03:52,080 --> 00:03:54,590 私はこれでも500年 生きています 35 00:03:54,590 --> 00:03:58,090 幾名かの殿方と 恋に落ちましたが— 36 00:03:58,090 --> 00:04:02,090 その方々とは死別以外で 別れたことはありません 37 00:04:02,090 --> 00:04:06,030 毎回きっちりと 1人は子どもを産んでいますし 38 00:04:06,030 --> 00:04:11,370 そんな私があなたたちに 妃として いえ 一人の女として— 39 00:04:11,370 --> 00:04:14,710 愛した男と 添い遂げられる方法を教えます 40 00:04:14,710 --> 00:04:16,710 妻としてのあり方— 41 00:04:16,710 --> 00:04:19,710 殿方の心理といった 精神的なものから— 42 00:04:19,710 --> 00:04:22,210 夫婦生活を円滑にするための— 43 00:04:22,210 --> 00:04:26,550 夜の「オツトメ」についてまで (みんな)うぅ… 44 00:04:26,550 --> 00:04:28,550 すでに ソーマ陛下にも— 45 00:04:28,550 --> 00:04:31,050 個別で授業を 受けてもらっていますからね 46 00:04:31,050 --> 00:04:33,060 (みんな)えっ…! 47 00:04:33,060 --> 00:04:36,060 さて 戦においても 夫婦間においても— 48 00:04:36,060 --> 00:04:38,560 まず重要視されるのは情報です 49 00:04:38,560 --> 00:04:42,730 (アイーシャ)「敵を知り己を知れば 百戦危うからず」— 50 00:04:42,730 --> 00:04:45,570 と陛下も常々おっしゃっています 51 00:04:45,570 --> 00:04:48,240 そうです 相手が自分を— 52 00:04:48,240 --> 00:04:50,410 どんなふうに 見ているのかがわかれば— 53 00:04:50,410 --> 00:04:53,080 どう振る舞うべきなのかが 見えてきます 54 00:04:53,080 --> 00:04:55,750 ときには 相手の意表を突いて— 55 00:04:55,750 --> 00:04:59,080 ギャップを演出するのも マンネリ対策になります 56 00:04:59,080 --> 00:05:04,760 相手を知り己を知れば 夫婦仲も危うからずです 57 00:05:04,760 --> 00:05:06,690 (みんな)あっ…? 58 00:05:06,690 --> 00:05:11,190 陛下には座学のあとに 幻惑の魔導士を呼び— 59 00:05:11,190 --> 00:05:14,530 こっそりと 自白用の魔法をかけました 60 00:05:14,530 --> 00:05:18,370 このノートは そのときに 陛下から聞き出したことが— 61 00:05:18,370 --> 00:05:20,700 記されています (みんな)あっ… 62 00:05:20,700 --> 00:05:22,700 ウフフ… 63 00:05:24,710 --> 00:05:28,050 それでは ソーマ陛下が あなたたちを各々— 64 00:05:28,050 --> 00:05:31,050 どんなふうに見ているのか お話ししましょう 65 00:05:31,050 --> 00:05:33,050 (ロロア)うぅ… 66 00:05:33,050 --> 00:05:35,050 (エクセル)ロロアさん にゃっ!? 67 00:05:35,050 --> 00:05:37,220 まずはロロアさんの評価から いきましょう 68 00:05:37,220 --> 00:05:39,220 な なんでうちなん!? 69 00:05:39,220 --> 00:05:41,390 特に意味はありませんが— 70 00:05:41,390 --> 00:05:45,060 陛下と出会ったのが 新しい方からにしようかと 71 00:05:45,060 --> 00:05:49,400 そりゃ… こん中やったら うちがいちばん新参やけど 72 00:05:49,400 --> 00:05:52,900 まぁ トリに回されるよりマシか (3人)うっ! 73 00:05:52,900 --> 00:05:56,410 では… 陛下曰く 74 00:05:56,410 --> 00:06:00,410 ((ロロアさんについて どう思ってますか? 75 00:06:00,410 --> 00:06:05,350 (ソーマ)ロロアは 明るくて 人懐っこいところが好きだな 76 00:06:05,350 --> 00:06:10,350 ちょっと腹黒なところもあるけど そんなところもチャームポイントだ 77 00:06:10,350 --> 00:06:13,860 リーシアたちを姉と慕っているのも ほほ笑ましい 78 00:06:13,860 --> 00:06:17,530 それに商売の才能が ずば抜けている 79 00:06:17,530 --> 00:06:21,530 婚約者になってくれたことに 本当に感謝している)) 80 00:06:21,530 --> 00:06:24,200 うぅ… 81 00:06:24,200 --> 00:06:27,700 メ… メッチャ恥ずかしいわ~ 82 00:06:27,700 --> 00:06:30,540 また 陛下に「ロロアさんに対して— 83 00:06:30,540 --> 00:06:33,210 思うことはないか」 と尋ねた際には— 84 00:06:33,210 --> 00:06:36,050 「彼女の父君を 討ってしまったことが— 85 00:06:36,050 --> 00:06:38,880 気になっている」と答えています あっ… 86 00:06:38,880 --> 00:06:41,720 ((戦だったとはいえ— 87 00:06:41,720 --> 00:06:45,890 俺は彼女にとって 親の仇になるだろう 88 00:06:45,890 --> 00:06:49,890 ロロアは父親とは 心が離れていたって言うけど— 89 00:06:49,890 --> 00:06:53,560 本当は俺に嫁ぐのは 嫌だったら…)) 90 00:06:53,560 --> 00:06:58,570 「とか考えてしまうときがある」 あぁ… 91 00:06:58,570 --> 00:07:00,570 ア… アホちゃうか! 92 00:07:00,570 --> 00:07:04,740 ダーリンのアホ! んなもん全部 織り込み済みや! 93 00:07:04,740 --> 00:07:08,350 うちはうちの意志でダーリンと 一緒にいたいと思っとるのに— 94 00:07:08,350 --> 00:07:10,680 なんでそんなこと言うねん! あっ… 95 00:07:10,680 --> 00:07:13,180 うっ… 96 00:07:13,180 --> 00:07:16,690 う~っ… ロロア 97 00:07:16,690 --> 00:07:19,190 うぅ~ シア姉~ 98 00:07:19,190 --> 00:07:23,860 わかってる ソーマにはあとで説教しないとね 99 00:07:23,860 --> 00:07:28,370 ロロアさん 陛下がそんなふうに考えるのも— 100 00:07:28,370 --> 00:07:31,370 あなたのことが大事で 大好きだからです 101 00:07:31,370 --> 00:07:36,040 それはわかっていますね? うん… 102 00:07:36,040 --> 00:07:40,040 せやから気持ちが 伝わってへんのが悔しい反面— 103 00:07:40,040 --> 00:07:43,880 ダーリンがうちのこと大事に 思ってくれとるんがわかって— 104 00:07:43,880 --> 00:07:45,880 ちょっとうれしかってん 105 00:07:45,880 --> 00:07:49,720 それがわかっているなら あなたたちは大丈夫でしょう 106 00:07:49,720 --> 00:07:52,420 次にジュナ (ジュナ)はい! 107 00:07:54,890 --> 00:07:59,230 ((きれい 美しい これに尽きる 108 00:07:59,230 --> 00:08:03,230 その容姿だけではなく 心根もだ 109 00:08:03,230 --> 00:08:05,670 仲間の中ではいつも— 110 00:08:05,670 --> 00:08:09,170 一歩引いた場所から 全体を見てくれている気がする 111 00:08:09,170 --> 00:08:14,340 まさに完璧な女性だ 誰にも渡したくない)) 112 00:08:14,340 --> 00:08:17,350 陛下がそのようなことを… 113 00:08:17,350 --> 00:08:23,020 「ジュナに対して思うことはないか」 という質問に対しては— 114 00:08:23,020 --> 00:08:27,690 「たまに甘えてくれると 年下冥利に尽きるんだけどな」— 115 00:08:27,690 --> 00:08:29,690 だそうです 116 00:08:29,690 --> 00:08:33,030 私と陛下は 同い歳だったはずなのですが 117 00:08:33,030 --> 00:08:37,370 そうよ 2人とも19歳のはず フッ… 118 00:08:37,370 --> 00:08:40,700 陛下もあとで 気付いたことですが— 119 00:08:40,700 --> 00:08:45,880 なんでも陛下の世界では 1年は365日だそうです 120 00:08:45,880 --> 00:08:51,050 ここでは384日なので その差分の関係で— 121 00:08:51,050 --> 00:08:56,220 あなたはソーマ陛下のいた世界では 1歳ほど年上になるようです 122 00:08:56,220 --> 00:08:59,890 私は1つ年上だったのですか… 123 00:08:59,890 --> 00:09:02,230 まさか! 陛下は年上の女性は— 124 00:09:02,230 --> 00:09:04,900 嫌とかじゃありませんよね? うっ… 125 00:09:04,900 --> 00:09:08,670 安心なさい ソーマ陛下はこうも言っています 126 00:09:08,670 --> 00:09:10,670 「俺のいた国には— 127 00:09:10,670 --> 00:09:14,670 “一つ年上の女房は カネのワラジを履いてでも探せ”— 128 00:09:14,670 --> 00:09:17,670 ということわざがある」とのことです 129 00:09:17,670 --> 00:09:19,680 よかったです! 130 00:09:19,680 --> 00:09:21,680 フゥ… 131 00:09:21,680 --> 00:09:23,680 次はアイーシャさん はっ… はい! 132 00:09:23,680 --> 00:09:27,880 アイーシャさんに対する ソーマ陛下の評価は… 133 00:09:29,850 --> 00:09:31,860 あ… あの… 134 00:09:31,860 --> 00:09:34,690 なぜ そこで黙るのですか? そのぅ… 135 00:09:34,690 --> 00:09:37,190 「ペットっぽい」 なんですと!? 136 00:09:37,190 --> 00:09:40,030 ((クゥーン… ハッハッ… ワン!)) 137 00:09:40,030 --> 00:09:42,030 えぇ…? 138 00:09:42,030 --> 00:09:46,540 そうですね ジュナ殿まで! 私は愛犬ですか!? 139 00:09:46,540 --> 00:09:51,210 ((アイーシャは強く気高く 美しい戦士だ 140 00:09:51,210 --> 00:09:55,550 その武勇は この国随一と 言ってもいいだろう 141 00:09:55,550 --> 00:09:58,880 そんなアイーシャが そばにいてくれるのは心強い 142 00:09:58,880 --> 00:10:02,390 はずなんだけど… あっ? 143 00:10:02,390 --> 00:10:06,390 放っておけないところが あるんだよなぁ 144 00:10:06,390 --> 00:10:09,390 逆に守ってやりたくなる というか)) 145 00:10:09,390 --> 00:10:11,390 うぅ… 146 00:10:11,390 --> 00:10:14,230 わぁっ! 護衛としては失格です~! 147 00:10:14,230 --> 00:10:17,070 (ロロア)アイ姉 お手 ワン… 148 00:10:17,070 --> 00:10:19,740 わっ!? アイーシャ かわいい 149 00:10:19,740 --> 00:10:25,080 私でも守ってあげたくなります えっ… あ… そうですか 150 00:10:25,080 --> 00:10:27,580 (咳払い) 151 00:10:27,580 --> 00:10:30,750 最後に リーシア姫に対してですが 152 00:10:30,750 --> 00:10:34,250 これは「リーシア姫に対して 思うところはないか」— 153 00:10:34,250 --> 00:10:36,920 という質問の答えから 言うべきでしょうね 154 00:10:36,920 --> 00:10:40,420 えっ? どうして私だけ その質問から? 155 00:10:40,420 --> 00:10:44,090 フフッ リーシア姫に対する評価も— 156 00:10:44,090 --> 00:10:47,430 この質問の答えに 集約されていると思います 157 00:10:47,430 --> 00:10:50,600 陛下は たったひと言 こうおっしゃりました 158 00:10:50,600 --> 00:10:53,600 「ない」 あっ… 159 00:10:53,600 --> 00:10:56,940 《ない? なんにも? 160 00:10:56,940 --> 00:11:00,940 他のみんなには 何かしら 思うところがあったじゃない 161 00:11:00,940 --> 00:11:04,450 それなのに 私には「ない」だなんて》 162 00:11:04,450 --> 00:11:07,720 陛下は こうおっしゃられました 163 00:11:07,720 --> 00:11:12,060 「いちばん大事な気持ちは 直接伝えたい」と 164 00:11:12,060 --> 00:11:17,060 あっ… (ロロア)なんやろな~ 165 00:11:17,060 --> 00:11:20,560 シア姉ばっかり ずるい気がするわ えっ 166 00:11:20,560 --> 00:11:23,730 一人だけ特別なんて羨ましいです 167 00:11:23,730 --> 00:11:27,400 痛っ… ちょっとみんな 痛いって 168 00:11:27,400 --> 00:11:29,410 もう! ジュナさんまで! 169 00:11:29,410 --> 00:11:33,410 私だってロロアたちが羨ましいわ 170 00:11:33,410 --> 00:11:35,410 んっ… そうなん? 171 00:11:35,410 --> 00:11:38,920 私だって 「こんなところが好きだ」とか— 172 00:11:38,920 --> 00:11:41,420 「誰にも渡したくない」とか 173 00:11:41,420 --> 00:11:43,420 「守りたい」とか 言われたかったもの 174 00:11:43,420 --> 00:11:45,760 そういうものかもしれませんね 175 00:11:45,760 --> 00:11:47,920 とにかく皆さん! 176 00:11:47,920 --> 00:11:50,760 いつまでも一緒に 食卓を囲みましょう! 177 00:11:50,760 --> 00:11:55,930 アイ姉 うまいことまとめたな はい! 178 00:11:55,930 --> 00:11:59,270 では ここからは— 179 00:11:59,270 --> 00:12:01,270 夫婦仲を良好にするための— 180 00:12:01,270 --> 00:12:04,770 より具体的な知識を 伝授していこうと思います 181 00:12:04,770 --> 00:12:06,880 具体的な知識? 182 00:12:06,880 --> 00:12:10,380 最初に言ったではないですか この講座では— 183 00:12:10,380 --> 00:12:14,550 精神的なものから 夜のオツトメについて教えると 184 00:12:14,550 --> 00:12:17,890 それはもう徹底的に 教えて差し上げます 185 00:12:17,890 --> 00:12:20,560 あ あの… 大母様 186 00:12:20,560 --> 00:12:23,230 他はともかく… その… 187 00:12:23,230 --> 00:12:25,900 よ 夜のオツトメについての講義は— 188 00:12:25,900 --> 00:12:28,230 絶対に受けないと いけないのでしょうか? 189 00:12:28,230 --> 00:12:32,570 ジュ ジュナ殿の言うとおりです さすがに恥ずかしくて 190 00:12:32,570 --> 00:12:36,240 うちはちょっと興味あるわ ロロア!? 191 00:12:36,240 --> 00:12:38,740 えっ シア姉は気にならんの? 192 00:12:38,740 --> 00:12:41,410 それは… その… フッ 193 00:12:41,410 --> 00:12:44,910 ちょっとは気になるんやろ? なぁなぁなぁ? 194 00:12:44,910 --> 00:12:49,250 あら このチャンスを逃してしまって いいのでしょうか? 195 00:12:49,250 --> 00:12:52,760 もし私の講義を ちゃんと最後まで受けたならば— 196 00:12:52,760 --> 00:12:57,260 修了の証しとして これを差し上げますのに 197 00:12:57,260 --> 00:13:02,600 「最重要極秘文書」? (ジュナ)「読了後 要焼却」? 198 00:13:02,600 --> 00:13:06,700 (アイーシャ)また ずいぶんと物騒な (ロロア)国家機密かいな 199 00:13:06,700 --> 00:13:10,870 ええ 最高国家機密です (みんな)えっ! 200 00:13:10,870 --> 00:13:13,210 ここにはソーマ陛下が— 201 00:13:13,210 --> 00:13:16,050 あなたたちにしてほしいあるいは— 202 00:13:16,050 --> 00:13:18,720 あなたたちと したいと思っているチョメチョメや— 203 00:13:18,720 --> 00:13:21,550 そのシチュエーションなどが 書かれています 204 00:13:21,550 --> 00:13:25,890 ねっ? 最高国家機密でしょう? (みんな)あぁ… 205 00:13:25,890 --> 00:13:27,890 (みんな)え~っ!? 206 00:13:27,890 --> 00:13:30,890 ソーマ陛下の ふだんは自制し— 207 00:13:30,890 --> 00:13:34,400 胸の内に秘めている あなたたちへの欲望が— 208 00:13:34,400 --> 00:13:37,400 赤裸々に綴られているわけですね 209 00:13:37,400 --> 00:13:41,740 それではオツトメ講座を始めましょう 210 00:13:41,740 --> 00:13:50,080 ♩~ 211 00:13:50,080 --> 00:13:53,380 (みんな)いや~ん! 212 00:14:06,030 --> 00:14:08,030 (ノック) 213 00:14:08,030 --> 00:14:11,330 (マリア)どうぞ (ジャンヌ)失礼します 214 00:14:17,540 --> 00:14:21,040 (ジャンヌ)奴隷商の件について ご報告があります 215 00:14:21,040 --> 00:14:23,880 ムゥ… んっ 216 00:14:23,880 --> 00:14:27,380 んっ んっ あっ… 217 00:14:30,220 --> 00:14:33,720 で どうなの? 奴隷商は はい 218 00:14:33,720 --> 00:14:35,890 ソーマ殿のご提案どおり— 219 00:14:35,890 --> 00:14:40,060 帝国でも奴隷商に 認可制度を始めようと思います 220 00:14:40,060 --> 00:14:42,400 さすがソーマ殿よね 221 00:14:42,400 --> 00:14:45,900 いきなり廃止せず 奴隷商を公務員化して— 222 00:14:45,900 --> 00:14:49,070 さらに奴隷の教育水準を上げるなんて 223 00:14:49,070 --> 00:14:51,570 簡単には思いつかないわ 224 00:14:51,570 --> 00:14:53,580 陛下ではなく— 225 00:14:53,580 --> 00:14:56,410 市井の奴隷商の発案だと 聞き及んでいます 226 00:14:56,410 --> 00:15:00,420 まぁ 相変わらず 人材に恵まれていること 227 00:15:00,420 --> 00:15:02,420 そうですね 228 00:15:02,420 --> 00:15:06,520 しかし フリードニアでも実際に起きたように— 229 00:15:06,520 --> 00:15:10,360 認可からもれた奴隷商が 乱暴を働き— 230 00:15:10,360 --> 00:15:12,700 人をさらう可能性があります 231 00:15:12,700 --> 00:15:16,200 それには十分に気をつけないと はい 232 00:15:16,200 --> 00:15:20,040 認可の際には そこにも留意したいと思います 233 00:15:20,040 --> 00:15:23,040 それにしても ソーマ殿は— 234 00:15:23,040 --> 00:15:25,880 これからどのような 国作りをするのかしら 235 00:15:25,880 --> 00:15:30,210 もっともっと すばらしい国の 姿を想像してるんでしょうね 236 00:15:30,210 --> 00:15:34,050 姉上は ソーマ殿にご執心ですね 237 00:15:34,050 --> 00:15:36,050 もちろんよ 238 00:15:36,050 --> 00:15:39,720 でもフリードニアの国作りは あくまでも参考 239 00:15:39,720 --> 00:15:41,890 私たちは私たちで— 240 00:15:41,890 --> 00:15:44,590 盤石な国家を 作らなければならないの 241 00:15:48,060 --> 00:15:50,070 承知いたしました 242 00:15:50,070 --> 00:15:53,900 これからもハクヤ殿と 密に連絡を取りたいと思います 243 00:15:53,900 --> 00:15:56,910 えぇ お願いするわね 244 00:15:56,910 --> 00:16:00,080 で どうなの? はっ? 245 00:16:00,080 --> 00:16:02,080 ハクヤ殿のことよ 246 00:16:02,080 --> 00:16:05,680 あっ? あっ! なっ なな なんにもありませんよ!? 247 00:16:05,680 --> 00:16:07,680 (クシャミ) 248 00:16:07,680 --> 00:16:10,850 (ハクヤ)失礼いたしました いいよ 続けてくれ 249 00:16:10,850 --> 00:16:13,360 市民の生活も安定し— 250 00:16:13,360 --> 00:16:16,530 新しい家もたくさん 建てられるようになりました 251 00:16:16,530 --> 00:16:18,530 よかった 252 00:16:18,530 --> 00:16:21,200 ですが問題が んっ? 253 00:16:21,200 --> 00:16:27,040 建材とさらに冬の暖房のために 王都周辺の木々が伐採され— 254 00:16:27,040 --> 00:16:29,710 一部 はげ山になった地域もあります 255 00:16:29,710 --> 00:16:32,040 それは盲点だったな 256 00:16:32,040 --> 00:16:35,550 留山を作るか トメヤマ…? 257 00:16:35,550 --> 00:16:37,550 俺がいた国でも— 258 00:16:37,550 --> 00:16:40,380 昔は木材が 重要な軍事物資だったから— 259 00:16:40,380 --> 00:16:44,220 法律で伐採禁止に決められた 山があったんだ 260 00:16:44,220 --> 00:16:48,390 「木一つ首一つ」っていうぐらい 厳しかったんだよ 261 00:16:48,390 --> 00:16:52,230 さすがにそれは… そこまではしないさ 262 00:16:52,230 --> 00:16:54,900 あと 不足している木材には— 263 00:16:54,900 --> 00:16:59,100 神護の森の間伐材を回そう わかりました 264 00:17:01,570 --> 00:17:04,570 コマインたち 難民はどうなった? 265 00:17:04,570 --> 00:17:07,340 ヴェネティノヴァへの移住は順調です 266 00:17:07,340 --> 00:17:10,010 住居に関する不満もないようです 267 00:17:10,010 --> 00:17:12,520 問題は仕事です 268 00:17:12,520 --> 00:17:15,520 彼らの中には狩猟民族も多く— 269 00:17:15,520 --> 00:17:19,690 いわゆる手に職がある者が 少ないのが現状です 270 00:17:19,690 --> 00:17:23,860 弓矢や槍ばかりを 作らせるわけにもいかないしな 271 00:17:23,860 --> 00:17:27,700 狩猟民族といっても 毛織物は作るだろう 272 00:17:27,700 --> 00:17:30,530 繊維産業に従事してもらおう 273 00:17:30,530 --> 00:17:33,540 それ以外の者たちの 雇用のためにも— 274 00:17:33,540 --> 00:17:36,210 もっと公共投資を しないとならないな 275 00:17:36,210 --> 00:17:38,710 幸いヴェネティノヴァには— 276 00:17:38,710 --> 00:17:41,540 まだ区画整理が進んでいない 地域があります 277 00:17:41,540 --> 00:17:43,710 難民たちの雇用のためにも— 278 00:17:43,710 --> 00:17:46,720 整備を進めます そうしてくれ 279 00:17:46,720 --> 00:17:51,050 ヴェネティノヴァはゆくゆくは 交易の中心都市になるはずだ 280 00:17:51,050 --> 00:17:53,390 教育水準も上げないと— 281 00:17:53,390 --> 00:17:57,390 整備産業だけでは 彼らの生活が立ち行かなくなる 282 00:17:57,390 --> 00:18:01,060 その点は ジンジャー殿に相談しております 283 00:18:01,060 --> 00:18:04,230 さすがハクヤだ 手回しが早い 284 00:18:04,230 --> 00:18:06,500 (ポンチョ)ハァッ… ハァ… んっ? (扉の開く音) 285 00:18:06,500 --> 00:18:09,170 (ポンチョ)ハァ… へ… 286 00:18:09,170 --> 00:18:11,170 陛下~! 287 00:18:11,170 --> 00:18:13,180 どうした? ポンチョ 288 00:18:13,180 --> 00:18:17,510 つっ ついに完成したのです! 陛下ご所望のアレが! 289 00:18:17,510 --> 00:18:20,510 なにっ! まさかアレが!? ハイ~ッ! 290 00:18:22,850 --> 00:18:26,650 これが… お味見くださいなのです ハイ 291 00:18:34,860 --> 00:18:37,370 あ… 292 00:18:37,370 --> 00:18:39,870 んっ… いかが… ですか? 293 00:18:43,040 --> 00:18:46,710 でかした ポンチョ! これこそ 粉物用ソースだ! 294 00:18:46,710 --> 00:18:49,550 間違いない! ハイ~ッ! 295 00:18:49,550 --> 00:18:53,550 失礼ながら 粉物用ソースとはなんですか? 296 00:18:53,550 --> 00:18:56,390 これがあれば 焼きそば お好み焼き— 297 00:18:56,390 --> 00:18:59,060 もんじゃ焼き たこ焼き そばめし なんでも作れる! 298 00:18:59,060 --> 00:19:02,390 そのままソースとして 揚げ物にかけてもうまい! 299 00:19:02,390 --> 00:19:05,390 ハクヤもなめてみるか? えっ 300 00:19:13,170 --> 00:19:15,170 (2人)うん 301 00:19:18,010 --> 00:19:20,010 なっ…! 302 00:19:20,010 --> 00:19:24,850 《ハクヤ:野菜や果物の風味 鼻に抜ける香辛料の香り 303 00:19:24,850 --> 00:19:29,690 それでいて普通のウスターソースとは 違い酸味と甘みが強く— 304 00:19:29,690 --> 00:19:31,690 味に深みがある》 305 00:19:31,690 --> 00:19:34,860 確かに これまでのソースにはない味わい 306 00:19:34,860 --> 00:19:40,030 それにしてもよく再現できたな ポンチョ自身 食べたことないのに 307 00:19:40,030 --> 00:19:43,370 ありがとうございますなのですハイ! 308 00:19:43,370 --> 00:19:46,040 でも なんだろう これは 309 00:19:46,040 --> 00:19:48,700 どこかで口にした記憶がある 310 00:19:48,700 --> 00:19:52,710 さすが陛下なのです よくぞ気付いてくださいました 311 00:19:52,710 --> 00:19:55,710 ソースとトマトソースを混ぜたものに— 312 00:19:55,710 --> 00:19:57,880 キッコーロー醸造所で作っている— 313 00:19:57,880 --> 00:20:01,680 醤油とみりんを 少々加えてみたのです ハイ! 314 00:20:03,720 --> 00:20:07,060 ポンチョ殿 このソースは 増産できるのですか? 315 00:20:07,060 --> 00:20:10,890 キッコーロー醸造所で 請け負ってくれるそうです 316 00:20:10,890 --> 00:20:14,060 陛下 たった今思ったのですが— 317 00:20:14,060 --> 00:20:19,070 この粉物用ソースを使った料理を ヴェネティノヴァの名物にしたら— 318 00:20:19,070 --> 00:20:21,240 いかがでしょうか? あっ! 319 00:20:21,240 --> 00:20:23,570 新しい雇用の創出! 320 00:20:23,570 --> 00:20:27,080 このソースをヴェネティノヴァだけの 専売というわけにはいかないが— 321 00:20:27,080 --> 00:20:30,080 湾岸都市だ イカ焼きそばができる! 322 00:20:30,080 --> 00:20:33,750 ヴェネティノヴァ名物 イカ焼きそばの誕生だ! 323 00:20:33,750 --> 00:20:37,750 イカ焼きそば… なんて こ惑的な響きでしょう 324 00:20:37,750 --> 00:20:41,450 食べる前から おいしそうな予感がします ハイ! 325 00:20:45,430 --> 00:20:48,260 この1年は激動だったなぁ 326 00:20:48,260 --> 00:20:50,270 そうね… 327 00:20:50,270 --> 00:20:55,940 4月32日に王位を譲られて あっという間にもう年の瀬だ 328 00:20:55,940 --> 00:20:58,940 明日は12月32日 329 00:20:58,940 --> 00:21:02,740 ホント あっという間に 8か月もたったのね 330 00:21:07,380 --> 00:21:11,050 あ… うっ… 331 00:21:11,050 --> 00:21:14,720 リーシア? どうかした? なっ なんでもない! 332 00:21:14,720 --> 00:21:17,060 なんでもないわ! フーン 333 00:21:17,060 --> 00:21:19,560 はい アーン あっ 334 00:21:23,730 --> 00:21:26,240 こういうの 一度やってみたかったんだよ 335 00:21:26,240 --> 00:21:31,240 ほら こたつ入ってさ ぬくぬくして何もしないの 336 00:21:31,240 --> 00:21:35,580 幸せだろ? んっ… うん 337 00:21:35,580 --> 00:21:39,380 はい アーン アー… 338 00:21:41,420 --> 00:21:44,750 ウーン 何もしないって いいわね 339 00:21:44,750 --> 00:21:48,090 このまま 何もないといいんだけどなぁ 340 00:21:48,090 --> 00:21:51,430 そうね 341 00:21:51,430 --> 00:21:54,430 (ノック) 342 00:21:54,430 --> 00:21:58,270 何もないといいなって 言ってるそばから… 343 00:21:58,270 --> 00:22:00,770 は~い (扉の開く音) 344 00:22:03,440 --> 00:22:06,040 (カルラ)アルベルト様からの ご伝言です 345 00:22:06,040 --> 00:22:11,550 明日 12月32日の夜 陛下とお会いになりたいと 346 00:22:11,550 --> 00:22:15,380 やっとか 父上が 347 00:22:15,380 --> 00:22:17,550 ソーマ 私も行くわ 348 00:22:18,020 --> 00:22:21,050 陛下お一人でいらしてください とのことです 349 00:22:21,050 --> 00:22:23,050