1 00:00:01,770 --> 00:00:06,070 (虫の鳴き声) 2 00:00:07,230 --> 00:00:11,430 (ラインハルト・フォン・ローエングラム) 心臓発作だと? あの男には もったいない死だ 3 00:00:12,250 --> 00:00:14,850 もう少しだけ 長く生きていれば— 4 00:00:14,850 --> 00:00:18,790 犯した罪悪に ふさわしい死に方を させてやったのに… 5 00:00:18,790 --> 00:00:23,520 (パウル・フォン・オーベルシュタイン) 閣下 皇帝は 後継者を定めぬまま死にました 6 00:00:23,520 --> 00:00:25,460 (ウォルフガング・ミッターマイヤー) あっ…! 7 00:00:25,460 --> 00:00:29,800 (オーベルシュタイン) 何を驚く? 私が忠誠を誓うのは— 8 00:00:29,800 --> 00:00:33,470 ローエングラム帝国元帥閣下に 対してのみだ 9 00:00:34,190 --> 00:00:38,490 たとえ 皇帝であろうと 敬語など用いるには値せぬ 10 00:00:41,810 --> 00:00:46,750 閣下 皇帝は 後継者を定めぬまま死にました— 11 00:00:46,750 --> 00:00:49,920 皇帝の 3人の孫をめぐって— 12 00:00:49,920 --> 00:00:53,690 帝位継承の抗争が生じることは 明らかです 13 00:00:56,560 --> 00:01:02,960 ♪♪~ 14 00:02:14,430 --> 00:02:21,630 ♪♪ 15 00:02:26,550 --> 00:02:29,120 (鼻歌) 16 00:02:29,350 --> 00:02:32,550 (サビーネ・フォン・リッテンハイム)ふふっ エルウィンは まだ小さいでしょう?— 17 00:02:32,550 --> 00:02:35,460 だから 私が次の皇帝になるのですって 18 00:02:35,460 --> 00:02:38,330 (エリザベート・フォン・ブラウンシュバイク) あら おばかさんね— 19 00:02:38,330 --> 00:02:41,560 おじい様に代わって皇帝になるのは 私よ? 20 00:02:41,560 --> 00:02:44,460 だって お父様がおっしゃっていたもの 21 00:02:44,460 --> 00:02:46,730 そんなの 嘘よ 22 00:02:46,730 --> 00:02:48,670 そっちこそ嘘よ 23 00:02:48,670 --> 00:02:50,900 ひゃっ!— 24 00:02:50,900 --> 00:02:53,540 えいっ! (エリザベート)あぁっ! んもう! 25 00:02:53,540 --> 00:02:55,510 ≪(サビーネの乳母)サビーネ様! ≪(エリザベートの乳母)エリザベート様!— 26 00:02:55,510 --> 00:02:58,410 いらっしゃいますか~? ≪(サビーネの乳母)サビーネ様~! 27 00:03:03,280 --> 00:03:26,980 ♪♪~ 28 00:03:41,790 --> 00:03:44,120 ≪シー 29 00:03:44,120 --> 00:03:46,060 放せ 30 00:03:46,060 --> 00:03:48,030 (乳母)お行儀良くしましょうね 31 00:03:48,030 --> 00:03:50,460 んっ! 32 00:03:50,460 --> 00:03:52,400 (靴音) 33 00:03:52,400 --> 00:04:02,900 ♪♪~ 34 00:04:05,850 --> 00:04:33,640 ♪♪~ 35 00:04:33,640 --> 00:04:36,540 回想 (オーベルシュタイン)直系の男児は ただ一人— 36 00:04:36,540 --> 00:04:39,750 ですが いまだ5歳で— 37 00:04:39,750 --> 00:04:42,950 有力な門閥貴族の後ろ盾がありません— 38 00:04:42,950 --> 00:04:45,890 残るは 皇帝の娘をめとった— 39 00:04:45,890 --> 00:04:47,890 ブラウンシュバイク— 40 00:04:47,890 --> 00:04:50,120 リッテンハイム 両家の娘— 41 00:04:50,120 --> 00:04:54,360 娘が女帝となれば 父親が摂政となります— 42 00:04:54,360 --> 00:04:57,730 どのように定まろうと いっときのこと— 43 00:04:57,730 --> 00:05:00,730 血を見ずには 済みますまい 44 00:05:03,000 --> 00:05:05,570 卿の言は正しい 45 00:05:05,570 --> 00:05:11,280 三者のうち 誰につくかで 私の運命も決まるというわけだな 46 00:05:11,280 --> 00:05:14,510 …で 私に手を差し伸べてくるのは— 47 00:05:14,510 --> 00:05:18,750 三人の孫の後背に控えた どの男だと思う? 48 00:05:18,750 --> 00:05:24,250 恐らく リヒテンラーデ侯 …でありましょう 49 00:05:26,130 --> 00:05:31,430 なるほど 国務尚書が 私に握手を求めるか 50 00:05:31,430 --> 00:05:36,640 では せいぜい 高く売りつけてやろう 51 00:05:36,640 --> 00:05:58,460 ♪♪~ 52 00:05:58,460 --> 00:06:00,860 くっ… 53 00:06:04,930 --> 00:06:07,200 (弔砲の音) 54 00:06:07,200 --> 00:06:13,940 〈フリードリヒ四世の葬送は 厳かに執り行われた— 55 00:06:13,940 --> 00:06:16,780 その表層とは裏腹に— 56 00:06:16,780 --> 00:06:21,010 次なる覇権を狙う 門閥貴族たちの心中は— 57 00:06:21,010 --> 00:06:27,190 来るべき権力闘争への策謀で 渦巻いていた〉 58 00:06:27,190 --> 00:06:34,990 ♪♪~ 59 00:06:37,200 --> 00:06:40,100 (虫の鳴き声) 60 00:06:40,100 --> 00:06:44,740 (フレーゲル)ったく…! あの金髪の小僧を すぐにでも排除すべきです— 61 00:06:44,740 --> 00:06:48,680 恐れ多くも 神聖不可侵なる 皇帝陛下のご葬儀に— 62 00:06:48,680 --> 00:06:53,150 なぜ あのような下賤な輩が 参列していたのでしょうか! 63 00:06:53,150 --> 00:06:57,980 こんなことを許しては この国のためになりません! 64 00:06:57,980 --> 00:07:00,750 いいか フレーゲル 65 00:07:00,750 --> 00:07:04,590 確かに あの金髪の小僧は 誰にとっても目障りだ 66 00:07:04,590 --> 00:07:06,830 なら! (ブラウンシュバイク)だが今は— 67 00:07:06,830 --> 00:07:11,260 そのようなことに 気を取られている場合ではないのだ 68 00:07:11,260 --> 00:07:13,870 (フレーゲル) リッテンハイムのことですか? 69 00:07:13,870 --> 00:07:19,070 そうだ 我らが 娘を擁立しようとしているように— 70 00:07:19,070 --> 00:07:22,880 リッテンハイムも 同じことを考えているはずだ— 71 00:07:22,880 --> 00:07:27,210 リッテンハイムに負けたら 小僧を排除するどころか— 72 00:07:27,210 --> 00:07:31,020 我々の地位も危ない 73 00:07:31,020 --> 00:07:36,520 分かりましたよ おじ上 (ブラウンシュバイク)ここは 肝心な時— 74 00:07:36,520 --> 00:07:39,960 少しでも こちらに 味方をつけておきたい— 75 00:07:39,960 --> 00:07:44,700 なあ フレーゲル わしは考えておるのだ— 76 00:07:44,700 --> 00:07:51,440 有力貴族のうち 年頃の息子がいる家 というと どこが一番だろうとな— 77 00:07:51,440 --> 00:07:54,710 そこへ こう持ちかけてやるのだ— 78 00:07:54,710 --> 00:07:57,110 「エリザベートが帝位につけば— 79 00:07:57,110 --> 00:08:02,020 その時は 卿のご子息を 新女帝の夫に迎える」と 80 00:08:02,020 --> 00:08:04,020 (近づく靴音) 81 00:08:04,020 --> 00:08:06,920 (フレーゲル)いい考えです おじ上 82 00:08:06,920 --> 00:08:09,760 それなら なるべく多くの者に…— 83 00:08:09,760 --> 00:08:13,860 囁いておくことです 84 00:08:15,560 --> 00:08:18,000 聞いたか? キルヒアイス 85 00:08:18,000 --> 00:08:22,700 貴族どもは 宮廷工作に駆け回っているらしいな 86 00:08:22,700 --> 00:08:28,370 ブラウンシュバイクが 貴族たちに 婿をとる約束をして回っているらしいが— 87 00:08:28,370 --> 00:08:32,610 リッテンハイムの方でも 同じことをしているのだと 88 00:08:32,610 --> 00:08:36,080 あの孫娘たちは 女帝になったら— 89 00:08:36,080 --> 00:08:40,320 一体 何人の夫を持つことになるだろうな 90 00:08:40,320 --> 00:08:47,060 だが 奴らが焦れば焦るほど こちらの ねらいどおりになる 91 00:08:47,060 --> 00:08:52,560 それより キルヒアイス お前に頼みごとがある 92 00:08:54,230 --> 00:08:56,770 姉上は 宮廷を下がる 93 00:08:56,770 --> 00:08:59,970 (ジークフリード・キルヒアイス)はい 94 00:08:59,970 --> 00:09:05,780 どこか 居心地のいい居宅を探したい 手伝ってくれるか? 95 00:09:05,780 --> 00:09:08,480 もちろんです 96 00:09:12,550 --> 00:09:18,090 心の声 そうだ これからは アンネローゼ様とラインハルト様は— 97 00:09:18,090 --> 00:09:21,890 自由にお会いになれるのだ 98 00:09:25,370 --> 00:09:27,300 (クラウス・フォン・リヒテンラーデ) ブラウンシュバイクにせよ— 99 00:09:27,300 --> 00:09:29,670 リッテンハイムにせよ— 100 00:09:29,670 --> 00:09:32,510 私利私欲に駆られた外戚どもに— 101 00:09:32,510 --> 00:09:36,180 国政を乗っ取らせるわけにはいかん 102 00:09:36,180 --> 00:09:40,850 一刻も早く 宮廷の秩序を取り戻さなければ… 103 00:09:40,850 --> 00:09:43,620 (ワイツ)継承問題でしたら— 104 00:09:43,620 --> 00:09:47,790 それほど 難しいことには思えません 105 00:09:47,790 --> 00:09:50,820 (リヒテンラーデ)なに? 106 00:09:50,820 --> 00:09:54,030 これまでどおりに なさったらいいのです 107 00:09:54,030 --> 00:09:59,830 国務尚書として 帝国宰相代理として なさってきたとおりに 108 00:09:59,830 --> 00:10:02,740 慣習に倣えということか— 109 00:10:02,740 --> 00:10:06,970 無論 そうしたいところだ だが ここで— 110 00:10:06,970 --> 00:10:12,550 帝室 唯一の皇孫である エルウィン・ ヨーゼフ様の即位を決めたとしても— 111 00:10:12,550 --> 00:10:18,650 陛下を ブラウンシュバイク リッテンハイム 双方からお守りするすべがないのだ 112 00:10:18,650 --> 00:10:21,650 (ワイツ)さよう 番犬が必要になります 113 00:10:21,650 --> 00:10:25,990 御しやすく しかも強い番犬が— 114 00:10:25,990 --> 00:10:30,690 既に お決めになっているのでは? 115 00:10:32,330 --> 00:10:34,970 (リヒテンラーデ)御しやすいとは言い難い— 116 00:10:34,970 --> 00:10:40,370 だが… 強さにおいては 異論の出る余地はない 117 00:10:44,580 --> 00:10:51,350 ♪♪~ 118 00:10:51,350 --> 00:10:56,890 閣下が リヒテンラーデ候に 呼び出されたそうだ 119 00:10:56,890 --> 00:10:58,830 (オスカー・フォン・ロイエンタール) そうか… 120 00:10:58,830 --> 00:11:02,200 オーベルシュタインが 言ってたとおりになったな 121 00:11:02,200 --> 00:11:05,730 お前 あの男を どう思う? 122 00:11:05,730 --> 00:11:10,540 虫が好かないが 切れる奴だ 123 00:11:10,540 --> 00:11:15,240 (ミッターマイヤー)ハァ… どうした? 何が気にかかる? 124 00:11:15,240 --> 00:11:18,010 何と言ったらいいか… 125 00:11:18,010 --> 00:11:20,880 あの男と話している時の閣下は— 126 00:11:20,880 --> 00:11:27,320 どこか 俺の知っている閣下とは 別の方のように思える時がある— 127 00:11:27,320 --> 00:11:30,820 あの男… 何かが違う 128 00:11:30,820 --> 00:11:36,630 閣下に お仕えするかぎり 我らと同じ志を抱いているはずだが… 129 00:11:36,630 --> 00:11:39,170 志が同じくとも— 130 00:11:39,170 --> 00:11:45,670 我らと あの男とでは 閣下に対する 思いが 昼と夜ほど違うだろうからな 131 00:11:45,670 --> 00:11:47,740 確かに 132 00:11:47,740 --> 00:11:51,110 我らは 我らの仕事をするのみ… か 133 00:11:51,110 --> 00:11:53,110 フッ… 134 00:11:59,720 --> 00:12:02,620 (雨音) 135 00:12:02,620 --> 00:12:06,630 〈エルウィン・ヨーゼフの即位が 公表されると— 136 00:12:06,630 --> 00:12:13,270 門閥貴族たちは まず驚愕し 次いで失望し— 137 00:12:13,270 --> 00:12:17,770 更に 怒り狂った〉 138 00:12:20,810 --> 00:12:24,310 (雷鳴) 139 00:12:24,310 --> 00:12:27,210 (雨音) 140 00:12:27,210 --> 00:12:32,050 (フレーゲル)金髪の小僧… 金髪の小僧… 金髪の小僧…— 141 00:12:32,050 --> 00:12:35,660 金髪の小僧… 金髪の小僧…— 142 00:12:35,660 --> 00:12:41,760 金髪の小僧… 金髪の小僧… 金髪の小僧! 143 00:12:49,670 --> 00:12:59,110 ♪♪~ 144 00:12:59,110 --> 00:13:04,720 (アドリアン・ルビンスキー)総大主教猊下には ご機嫌麗しくあられましょうか 145 00:13:04,720 --> 00:13:07,620 (総大主教)「機嫌の良い理由はあるまい— 146 00:13:07,620 --> 00:13:11,090 地球が すぐる昔のように— 147 00:13:11,090 --> 00:13:16,600 全ての人類に崇拝される日まで 我が心は晴れぬ」 148 00:13:16,600 --> 00:13:20,800 (ルビンスキー)はっ (総大主教)「母星を捨て去った 忘恩の徒どもが— 149 00:13:20,800 --> 00:13:23,840 地球こそが 人類の揺りかごであり— 150 00:13:23,840 --> 00:13:28,210 全宇宙を支配する中心なのだと 思い知る時節が— 151 00:13:28,210 --> 00:13:31,540 3年の間には 来よう 152 00:13:31,540 --> 00:13:34,950 そのように 早くでございますか 153 00:13:34,950 --> 00:13:38,250 (総大主教) 「歴史の流れとは 加速するもの— 154 00:13:38,250 --> 00:13:43,090 銀河帝国と自由惑星同盟の 両陣営において— 155 00:13:43,090 --> 00:13:46,530 権力と武力の収斂が進んでおる— 156 00:13:46,530 --> 00:13:51,160 それに間もなく 新たな民衆のうねりも加わろう…— 157 00:13:51,160 --> 00:13:55,770 汝らに任せておることに 手抜かりはあるまいな」 158 00:13:55,770 --> 00:13:58,040 (ルビンスキー)もちろんでございます 159 00:13:58,040 --> 00:14:02,580 (総大主教)「我らの先達は そのためにこそフェザーンを選び— 160 00:14:02,580 --> 00:14:08,920 地球に忠実なる者を送り込んで 富を蓄積せしめたのだ— 161 00:14:08,920 --> 00:14:12,390 ルビンスキー」 はっ 162 00:14:12,390 --> 00:14:15,820 (総大主教)「…裏切るなよ?」 163 00:14:15,820 --> 00:14:19,630 こ… これは 思いもかけぬことを おっしゃいます 164 00:14:19,630 --> 00:14:25,000 私が自治領主になれましたのは 猊下の ご支持があってのこと— 165 00:14:25,000 --> 00:14:27,600 私は 忘恩の徒ではございません 166 00:14:27,600 --> 00:14:29,540 (総大主教)「ならばよい— 167 00:14:29,540 --> 00:14:33,410 その殊勝さが 汝自身を守るであろう」 168 00:14:33,410 --> 00:14:35,840 (ルビンスキー)はっ 169 00:14:35,840 --> 00:14:47,450 ♪♪~ 170 00:14:47,450 --> 00:14:50,150 (ルビンスキー)はぁ… 171 00:14:52,020 --> 00:15:01,670 (ルビンスキー)さて 誰が勝ち残るかな? 帝国か同盟か… 地球か 172 00:15:01,670 --> 00:15:05,540 それとも…— 173 00:15:05,540 --> 00:15:08,140 俺か… 174 00:15:10,040 --> 00:15:14,040 (鳥のさえずり) 175 00:15:18,280 --> 00:15:20,290 (あくびの音) 176 00:15:20,290 --> 00:15:24,090 (ノック) (扉が開く音) 177 00:15:24,090 --> 00:15:28,860 (乳母)陛下 お時間です 178 00:15:28,860 --> 00:15:33,100 ♪♪~ 179 00:15:33,100 --> 00:15:36,000 〈エルウィン・ヨーゼフ二世の即位式は— 180 00:15:36,000 --> 00:15:43,110 新皇帝の年齢を鑑み ごく短時間に執り行われた〉 181 00:15:43,110 --> 00:15:49,850 ♪♪~ 182 00:15:49,850 --> 00:15:52,650 〈摂政となった リヒテンラーデによって— 183 00:15:52,650 --> 00:15:55,320 ラインハルトは 位階を進め— 184 00:15:55,320 --> 00:15:57,890 伯爵から侯爵となり— 185 00:15:57,890 --> 00:16:02,690 帝国宇宙艦隊 司令長官の座についた〉 186 00:16:04,600 --> 00:16:07,070 〈これを受けて ラインハルトは— 187 00:16:07,070 --> 00:16:11,570 キルヒアイスを 一挙に 上級大将に昇進させ— 188 00:16:11,570 --> 00:16:16,070 宇宙艦隊 副司令長官に任命した〉 189 00:16:23,080 --> 00:16:28,390 (オーベルシュタイン)幼友達というのは結構 有能な副将も よろしいでしょう 190 00:16:28,390 --> 00:16:33,060 しかし その両者が同一人物というのは 危険です 191 00:16:33,060 --> 00:16:35,530 出過ぎるな オーベルシュタイン 192 00:16:35,530 --> 00:16:38,530 もう 決めたことだ 193 00:16:43,000 --> 00:16:45,500 (扉が開く音) 194 00:16:47,640 --> 00:16:50,040 (扉が閉まる音) 195 00:16:50,040 --> 00:16:53,410 〈なお オーベルシュタインは 中将に昇進— 196 00:16:53,410 --> 00:16:55,410 宇宙艦隊参謀長と— 197 00:16:55,410 --> 00:16:59,590 ローエングラム元帥府事務長を 兼任することになり— 198 00:16:59,590 --> 00:17:04,860 ミュッケンベルガーは 宇宙艦隊 司令長官を退くと同時に— 199 00:17:04,860 --> 00:17:07,960 軍を引退した〉 200 00:17:19,310 --> 00:17:21,310 …ん? 201 00:17:37,420 --> 00:17:42,300 イゼルローン陥落の際には 退こうとした身だ 202 00:17:42,300 --> 00:17:47,630 あの時から いずれ こうなる日が来るとは思っていた 203 00:17:47,630 --> 00:17:52,130 卿も それを知っていたのだろうな 204 00:17:59,350 --> 00:18:02,850 (鳥のさえずり) 205 00:18:12,390 --> 00:18:14,390 (走行音) 206 00:18:21,700 --> 00:18:49,760 ♪♪~ 207 00:18:49,760 --> 00:18:52,000 フフッ 208 00:18:52,000 --> 00:18:59,370 ♪♪~ 209 00:18:59,370 --> 00:19:01,940 お気に召されましたか? 210 00:19:01,940 --> 00:19:06,780 姉上が なるべく小さな屋敷がいい などと言うから… 211 00:19:06,780 --> 00:19:12,350 ありがとう ラインハルト 聞いていたとおり 本当にいいところね 212 00:19:12,350 --> 00:19:19,060 ♪♪~ 213 00:19:19,060 --> 00:19:21,960 もう 姉上に苦労はさせません 214 00:19:21,960 --> 00:19:23,960 あ… 215 00:19:25,830 --> 00:19:30,600 これからはどうか 幸せになって下さい 216 00:19:30,600 --> 00:19:42,900 ♪♪~ 217 00:19:45,150 --> 00:19:48,150 このままでは終わらない 218 00:19:48,150 --> 00:19:51,760 門閥貴族どもと 雌雄を決するのは— 219 00:19:51,760 --> 00:19:53,690 避けることは できぬ 220 00:19:53,690 --> 00:19:57,900 帝国を二分させての 戦いになるだろう 221 00:19:57,900 --> 00:20:02,640 ミッターマイヤー ロイエンタール 両提督らと協議して— 222 00:20:02,640 --> 00:20:06,010 作戦立案は 順調に進行しております 223 00:20:06,010 --> 00:20:10,010 ただ 一つだけ 心配なことがございますが… 224 00:20:10,010 --> 00:20:13,110 反乱軍が どう出るか… だろう? 225 00:20:13,110 --> 00:20:15,050 御意 226 00:20:15,050 --> 00:20:18,250 案ずるな キルヒアイス 俺に考えがある 227 00:20:18,250 --> 00:20:21,920 ヤン・ウェンリーが どれほど用兵の妙を誇ろうとも— 228 00:20:21,920 --> 00:20:25,120 イゼルローンから出てこられなくする 方策がな 229 00:20:25,120 --> 00:20:27,760 それは? 230 00:20:27,760 --> 00:20:30,000 つまり… こうだ 231 00:20:30,000 --> 00:20:49,100 ♪♪~ 232 00:20:50,950 --> 00:21:02,330 (ユリアンの鼻歌) 233 00:21:02,330 --> 00:21:06,200 心の声 (ヤン・ウェンリー)それにしても 5歳の皇帝とはね— 234 00:21:06,200 --> 00:21:09,100 いずれにせよ— 235 00:21:09,100 --> 00:21:13,000 帝国を二分する戦いが始まるだろう 236 00:21:16,710 --> 00:21:20,710 フッ… 誘惑を感じるな 237 00:21:20,710 --> 00:21:24,320 (ユリアン・ミンツ)え? いや 何でもない 238 00:21:24,320 --> 00:21:28,190 まったく 人間は 勝つことだけを考えていると— 239 00:21:28,190 --> 00:21:31,490 際限なく 卑しくなるものだな 240 00:21:38,230 --> 00:21:40,170 ありがとう 241 00:21:40,170 --> 00:21:44,440 ところで シェーンコップに 射撃を教わってるそうだが— 242 00:21:44,440 --> 00:21:46,370 どんな具合だ? 243 00:21:46,370 --> 00:21:49,810 准将が おっしゃるには 僕 筋がいいそうです 244 00:21:49,810 --> 00:21:52,480 ほう? そりゃよかった 245 00:21:52,480 --> 00:21:57,150 提督は 射撃の練習を ちっとも なさらないけど いいんですか? 246 00:21:57,150 --> 00:22:01,990 アッハハハッ どうやら 私には才能がないらしくてね 247 00:22:01,990 --> 00:22:05,620 じゃあ どうやって ご自分を お守りになるんです? 248 00:22:05,620 --> 00:22:11,000 司令官が 自ら銃を取って 自分を守らなければならないようでは— 249 00:22:11,000 --> 00:22:13,070 戦いは負けさ 250 00:22:13,070 --> 00:22:18,300 そんなはめには ならないことだけを 私は考えている 251 00:22:18,300 --> 00:22:22,640 そうですね ええ 僕が守って差し上げますよ 252 00:22:22,640 --> 00:22:25,110 頼りにしてるよ はい! 253 00:22:25,110 --> 00:22:28,350 アッハハッ フフッ じゃ まずは… 254 00:22:28,350 --> 00:22:33,520 〈あまたの想いを乗せて 宇宙が回転する〉 255 00:22:33,520 --> 00:23:00,310 ♪♪~ 256 00:23:00,310 --> 00:23:06,420 〈宇宙暦796年 帝国暦487年— 257 00:23:06,420 --> 00:23:10,690 ローエングラム候ラインハルトも ヤン・ウェンリーも— 258 00:23:10,690 --> 00:23:16,190 自らの未来を 全て予知してはいない〉 259 00:23:19,730 --> 00:23:27,610 ♪♪ 260 00:24:31,040 --> 00:24:35,870 ♪♪~