1 00:00:00,810 --> 00:00:02,810 ♪♪〜 2 00:00:14,150 --> 00:00:38,770 (発射音) 3 00:00:38,770 --> 00:00:40,770 ♪♪〜 4 00:00:48,810 --> 00:00:52,550 (ドワイト・グリーンヒル) 首都星ハイネセンを守る 12の宝石 5 00:00:55,450 --> 00:00:59,010 (グリーンヒル)我々には まだ アルテミスの首飾りがある— 6 00:00:59,990 --> 00:01:02,710 これがあるかぎり ヤン・ウェンリーといえど— 7 00:01:02,930 --> 00:01:06,310 ハイネセンの重力圏内に 突入することはできない 8 00:01:07,590 --> 00:01:10,890 我々はまだ 負けてはいないのだ 9 00:01:12,450 --> 00:01:14,450 ♪♪~ 10 00:02:50,230 --> 00:02:51,930 (呼び出しベル) 11 00:02:52,020 --> 00:02:53,100 (ヤン・ウェンリー)入りたまえ 12 00:02:57,590 --> 00:02:59,930 バグダッシュ中佐 参りました 13 00:03:00,890 --> 00:03:03,270 貴官に やってもらいたいことがある 14 00:03:03,350 --> 00:03:05,230 (バグダッシュ)はっ 何なりと 15 00:03:05,610 --> 00:03:08,730 ご命令とあらば ハイネセンへの潜入でも 16 00:03:09,150 --> 00:03:12,910 そして… グリーンヒル大将のところへ 駆け込むか? 17 00:03:13,150 --> 00:03:16,180 いや… これは心外なことを… 18 00:03:16,490 --> 00:03:20,480 冗談だ 実は証人になってほしい 19 00:03:20,560 --> 00:03:24,060 証人? …といいますと? 20 00:03:24,140 --> 00:03:27,680 今回の 救国軍事会議のクーデターが— 21 00:03:28,010 --> 00:03:32,730 銀河帝国のローエングラム侯ラインハルトの 策略によるものだ— 22 00:03:33,090 --> 00:03:34,790 ということの証人だ 23 00:03:35,770 --> 00:03:38,430 途方もないことを 考えつかれましたな 24 00:03:38,520 --> 00:03:40,680 事実だ 25 00:03:40,770 --> 00:03:43,930 物的証拠は 今のところないが…— 26 00:03:44,350 --> 00:03:45,980 これは事実なんだ 27 00:03:52,600 --> 00:03:56,480 (アラート) 28 00:04:00,290 --> 00:04:06,190 「私は 自由惑星同盟軍 情報部中佐 バグダッシュであります— 29 00:04:06,770 --> 00:04:10,680 自由惑星同盟の 今後に関わる重要な真実について— 30 00:04:10,870 --> 00:04:13,610 皆さんに お伝えしなければ ならないことがあります」 31 00:04:14,330 --> 00:04:16,090 (グリーンヒル) これは どういうことだ!— 32 00:04:16,630 --> 00:04:19,230 ネットは 遮断しているのではなかったのか!? 33 00:04:19,690 --> 00:04:22,110 (ガティ)災害放送のための 周波数帯を使って— 34 00:04:22,330 --> 00:04:25,630 第十三艦隊が 直接 映像を送信しています 35 00:04:26,110 --> 00:04:27,180 なっ…! 36 00:04:27,550 --> 00:04:30,950 「私は ヤン・ウェンリー提督を暗殺するため— 37 00:04:31,250 --> 00:04:34,350 救国軍事会議から送られた 刺客でした— 38 00:04:34,890 --> 00:04:37,410 ですが 自ら その非を認め— 39 00:04:37,530 --> 00:04:41,270 現在は 自由惑星同盟に与する者と なっています— 40 00:04:41,590 --> 00:04:44,010 なぜなら この度のクーデターは— 41 00:04:44,190 --> 00:04:49,560 銀河帝国のローエングラム侯の意志が 介在していることが 分かったからです— 42 00:04:51,530 --> 00:04:56,070 今現在 銀河帝国内でも 大規模な内乱が起きています— 43 00:04:56,390 --> 00:04:58,850 これは偶然ではありません— 44 00:04:59,030 --> 00:05:03,150 ローエングラム侯は これに乗じて 同盟が攻め入らぬよう— 45 00:05:03,350 --> 00:05:05,490 クーデターを起こさせたのです— 46 00:05:06,390 --> 00:05:11,390 つまり 救国軍事会議は 帝国の傀儡にすぎないのです」 47 00:05:11,610 --> 00:05:12,650 バグダッシュ… 48 00:05:12,750 --> 00:05:14,980 恥知らずの裏切り者…! 49 00:05:15,060 --> 00:05:18,390 (エベンス)我々が 帝国の手先だと!?— 50 00:05:18,480 --> 00:05:21,810 よく あんな 見え透いた政治宣伝ができるな! 51 00:05:23,230 --> 00:05:28,140 ヤン・ウェンリーという男を 見損なっていたかもしれない— 52 00:05:28,230 --> 00:05:31,850 これは 我々自身の意志によって始まった— 53 00:05:32,450 --> 00:05:37,010 その上に リンチ少将がもたらした 見事な作戦計画があってこそ— 54 00:05:37,090 --> 00:05:39,480 実現した計画だ— 55 00:05:39,730 --> 00:05:41,850 それを傀儡などと…— 56 00:05:41,990 --> 00:05:43,350 見え透いた うそを… 57 00:05:44,010 --> 00:05:48,770 (アーサー・リンチ)フッ… ハハハハッ! ハハハハッ… 58 00:05:48,890 --> 00:05:50,390 (グリーンヒル)何だね? リンチ少将 59 00:05:50,750 --> 00:05:55,890 お褒め頂いて恐縮だが この計画を立てたのは 俺じゃない 60 00:05:55,890 --> 00:05:56,680 なっ…! 61 00:05:57,170 --> 00:06:00,640 では 誰が… あれほどの計画を立てたのだ? 62 00:06:11,930 --> 00:06:15,520 (リンチ) ヤン・ウェンリーは正しかったのさ— 63 00:06:15,600 --> 00:06:21,140 このクーデターは あの金髪の小僧の 頭脳から生まれたものだ 64 00:06:22,730 --> 00:06:28,640 銀河帝国元帥 ラインハルト・フォン・ローエングラム侯爵— 65 00:06:30,310 --> 00:06:37,680 奴は 内戦で貴族どもを片づける間 同盟に 内輪もめさせておきたかったのさ 66 00:06:38,150 --> 00:06:39,770 貴官は 我々に— 67 00:06:39,850 --> 00:06:46,230 ローエングラム侯の 手のひらの上で 道化のダンスを踊らせたというのか 68 00:06:46,310 --> 00:06:49,640 ああ みんな なかなか うまく踊ってくれた— 69 00:06:50,150 --> 00:06:52,230 ここまでは シナリオどおり— 70 00:06:52,610 --> 00:06:56,270 だが その先は 八方塞がりになってしまった 71 00:06:56,670 --> 00:07:00,310 演者である あんたたちに 実力が なかったからだ 72 00:07:01,810 --> 00:07:04,270 リンチ少将 なぜだ? 73 00:07:04,750 --> 00:07:08,130 よほど 魅力的な条件を 与えられたからか? 74 00:07:08,210 --> 00:07:10,000 それもあった 75 00:07:10,080 --> 00:07:12,380 だが それだけではない 76 00:07:12,460 --> 00:07:15,150 誰が どうこうというわけではないが— 77 00:07:15,210 --> 00:07:18,650 自己の正しさを信じて 疑わない人間に— 78 00:07:18,810 --> 00:07:22,790 弁解のしようのない恥を かかせてやりたかったのだ 79 00:07:25,330 --> 00:07:27,750 どうだ? グリーンヒル大将 80 00:07:27,830 --> 00:07:31,670 救国軍事会議とかいう ご大層な代物が— 81 00:07:31,890 --> 00:07:36,350 帝国の野心家の道具でしかなかったと 分かった気持ちは 82 00:07:40,420 --> 00:07:41,420 (モニター展開音) 83 00:07:41,500 --> 00:07:42,330 (左官)「議長!」 84 00:07:42,330 --> 00:07:42,750 (リンチ)ん? 85 00:07:43,090 --> 00:07:44,210 (左官)「高速で飛来する— 86 00:07:44,290 --> 00:07:45,960 複数の物体を確認! 87 00:07:46,040 --> 00:07:47,150 軌道計算によると— 88 00:07:47,190 --> 00:07:50,750 目標は地上ではなく アルテミスの首飾りのようです!— 89 00:07:50,810 --> 00:07:53,070 その数 12!」 90 00:07:53,920 --> 00:07:55,210 なっ…! 91 00:07:55,430 --> 00:07:58,830 ♪♪~ 92 00:08:10,710 --> 00:08:13,030 〈300年前 銀河帝国— 93 00:08:13,770 --> 00:08:16,150 酷寒のアルタイル第七惑星で— 94 00:08:16,370 --> 00:08:20,010 奴隷に等しい鉱山労働に 従事させられていた— 95 00:08:20,150 --> 00:08:22,330 共和主義者の青年がいた— 96 00:08:23,000 --> 00:08:25,750 名を アーレ・ハイネセンという— 97 00:08:26,070 --> 00:08:28,150 彼は この惑星を脱出して— 98 00:08:28,230 --> 00:08:31,970 共和主義者の新国家を建設したいと 念願していた— 99 00:08:32,830 --> 00:08:38,370 問題は 人々を乗せる宇宙船を建造する 材料だった〉 100 00:08:39,210 --> 00:08:40,550 ある日 彼は— 101 00:08:40,990 --> 00:08:45,330 子供たちが 氷で作った船で遊ぶのを見て 啓示を受け— 102 00:08:45,920 --> 00:08:49,930 惑星アルタイルに 無尽蔵にある ドライアイスで船を造り— 103 00:08:50,350 --> 00:08:54,390 後に 長征1万光年と呼ばれる旅に 乗り出した 104 00:08:55,130 --> 00:08:59,450 この作戦は 建国の父 ハイネセンの故事に倣った 105 00:09:00,580 --> 00:09:03,670 惑星シリューナガルから切り出した 氷塊は 1ダース— 106 00:09:04,090 --> 00:09:06,510 1個の氷塊は 1立方キロメートル 107 00:09:07,170 --> 00:09:09,420 質量にして 10億トン 108 00:09:09,500 --> 00:09:13,000 その氷塊に 航行用エンジンを取り付け 109 00:09:13,080 --> 00:09:14,750 亜光速まで加速 110 00:09:15,190 --> 00:09:19,550 光速に近づくにつれ 物質の実効質量は増大する 111 00:09:20,570 --> 00:09:24,370 10億トンもの氷塊が 光速で衝突すれば どうなるか… 112 00:09:25,330 --> 00:09:27,580 軍事衛星など ひとたまりもない 113 00:09:28,790 --> 00:09:32,630 だが 氷塊は無人 衛星も無人 114 00:09:32,710 --> 00:09:36,530 成功すれば 無血で アルテミスの首飾りを攻略できる 115 00:09:38,130 --> 00:09:42,510 (ムライ)ですが 12機全て 破壊してしまってよろしいのですか? 116 00:09:42,790 --> 00:09:46,040 後々のため いくつか残しておいた方が… 117 00:09:46,130 --> 00:09:47,630 かまわん 118 00:09:47,710 --> 00:09:49,460 あんなものがあるから— 119 00:09:49,540 --> 00:09:53,670 クーデターが成功するなんて 妄想を抱く連中が出てくるんだ 120 00:09:54,150 --> 00:09:55,920 全て 壊してしまおう 121 00:09:58,750 --> 00:10:00,750 ♪♪~ 122 00:10:33,170 --> 00:10:35,170 ♪♪~ 123 00:11:02,910 --> 00:11:06,890 (ガティ)アルテミスの首飾りが… 全滅… 124 00:11:09,390 --> 00:11:12,060 (グリーンヒル)全て終わった— 125 00:11:12,140 --> 00:11:13,600 軍事革命は失敗 126 00:11:13,680 --> 00:11:17,680 我々は負けたのだ それを認めよう 127 00:11:17,770 --> 00:11:19,810 いや まだ 終わってはいません!— 128 00:11:20,070 --> 00:11:21,730 ハイネセン10億の市民に— 129 00:11:21,850 --> 00:11:25,410 軍人と 政府の要人も まだ 我々の手中にあります— 130 00:11:25,690 --> 00:11:26,910 第十三艦隊も おいそれと… 131 00:11:26,930 --> 00:11:27,910 (グリーンヒル)やめるのだ 132 00:11:29,110 --> 00:11:32,030 これ以上の抵抗は 無益なだけでなく— 133 00:11:32,230 --> 00:11:35,350 国家と国民の再統合に 害をもたらす 134 00:11:37,600 --> 00:11:41,270 (ガティ)では 我々は… これから どうするのです?— 135 00:11:42,030 --> 00:11:44,600 降伏して 裁判を受けるのですか? 136 00:11:44,680 --> 00:11:47,430 (グリーンヒル) そうしたい者は そうするがいい 137 00:11:47,920 --> 00:11:49,690 私は 別の道を選ぶ 138 00:11:51,290 --> 00:11:56,290 …が その前に やっておかなければならないことがある 139 00:11:56,380 --> 00:12:01,750 我々の崇高な蜂起が 帝国の野心家の策略だったなどと— 140 00:12:02,080 --> 00:12:04,540 その証拠と証人を残してはならん 141 00:12:08,290 --> 00:12:13,540 (グリーンヒル)リンチ少将 私は 昔から貴官に期待していた— 142 00:12:13,850 --> 00:12:17,630 士官学校で 貴官が二級下だった頃からだ 143 00:12:18,430 --> 00:12:22,370 9年前の エル・ファシルの件は 本当に残念だった 144 00:12:23,750 --> 00:12:26,190 だからこそ 今回のことが— 145 00:12:26,550 --> 00:12:28,950 貴官の名誉回復につながればと— 146 00:12:28,950 --> 00:12:30,110 思っていたのに 147 00:12:32,580 --> 00:12:36,500 ハハハ… あんたに見る目がなかったのさ 148 00:12:36,500 --> 00:12:37,490 ぐっ…! 149 00:12:40,500 --> 00:12:41,580 (銃声) 150 00:12:47,960 --> 00:12:49,880 (銃声) 151 00:12:51,150 --> 00:12:53,030 ぐっ…! あ…— 152 00:12:53,330 --> 00:12:56,490 くっ… ばかどもが… 153 00:12:59,880 --> 00:13:03,670 俺は そいつの名誉を 救ってやったんだぞ…— 154 00:13:04,540 --> 00:13:06,750 それが分からんのか…— 155 00:13:07,130 --> 00:13:09,920 生きて 裁判にかけられるより…— 156 00:13:10,000 --> 00:13:12,830 死んだ方がマシだったろう… 157 00:13:13,610 --> 00:13:18,770 ヘヘヘ… 名誉か… くだらん… 158 00:13:19,420 --> 00:13:20,750 (銃声) 159 00:13:24,810 --> 00:13:25,730 (回線が開く音) 160 00:13:26,630 --> 00:13:29,630 (エベンス) 「救国軍事会議 議長代行として— 161 00:13:29,710 --> 00:13:33,250 同盟軍大佐 エベンスが話をしたい 162 00:13:33,470 --> 00:13:35,210 攻撃は無用だ— 163 00:13:35,830 --> 00:13:40,750 我々は 敗北を知り 無益な抵抗も断念するに至った— 164 00:13:40,830 --> 00:13:42,790 全てが終わったのだ」 165 00:13:42,880 --> 00:13:45,250 それは結構だが… 166 00:13:45,330 --> 00:13:49,750 「救国軍事会議議長のグリーンヒル大将は どうなさった?— 167 00:13:49,830 --> 00:13:51,960 お姿が見えないが…」 168 00:13:53,500 --> 00:13:58,130 閣下は自決された 見事な最期だった 169 00:13:58,210 --> 00:14:00,130 あ… 170 00:14:00,210 --> 00:14:03,070 (エベンス)「ヤン提督 我々の目的は— 171 00:14:03,210 --> 00:14:05,420 民主共和政治を浄化し— 172 00:14:05,500 --> 00:14:10,460 銀河帝国の専制政治を この世から抹殺することにあった— 173 00:14:10,540 --> 00:14:14,460 その理念が実現できなかったのは 残念だ— 174 00:14:14,540 --> 00:14:16,710 ヤン提督 貴官は結果として— 175 00:14:16,790 --> 00:14:20,500 専制の存続に 力を貸したことになるのだぞ」 176 00:14:20,580 --> 00:14:23,250 専制とは どういうことだ? 177 00:14:23,330 --> 00:14:28,790 市民から選ばれない為政者が 権力と暴力によって 市民の自由を奪い— 178 00:14:28,880 --> 00:14:30,810 支配しようとすることだろう 179 00:14:31,420 --> 00:14:36,000 それは つまり ハイネセンにおいて 現に 貴官らがやっていることだ 180 00:14:36,080 --> 00:14:39,290 貴官こそ専制者だ そうではないか? 181 00:14:39,380 --> 00:14:40,170 (エベンス)「違う!」 182 00:14:40,170 --> 00:14:40,960 ん…? 183 00:14:40,960 --> 00:14:43,460 (エベンス) 「政治の腐敗は 誰でも知っている— 184 00:14:43,540 --> 00:14:46,960 それを正すのに どんな方法があったのだ!?」 185 00:14:47,040 --> 00:14:51,420 政治の腐敗とは 政治家が賄賂をとることじゃない 186 00:14:51,830 --> 00:14:53,810 それは 個人の腐敗であって— 187 00:14:54,230 --> 00:14:58,370 それを批判することができない状態を 政治の腐敗と言うんだ 188 00:14:59,230 --> 00:15:02,130 貴官らは 言論の統制を布告した 189 00:15:02,750 --> 00:15:07,710 それだけでも 貴官らが 帝国の専制政治や 同盟の現在の政治を— 190 00:15:07,790 --> 00:15:10,130 非難する資格はなかったと思わないか? 191 00:15:11,910 --> 00:15:14,270 「我々は 命と名誉を懸けていた— 192 00:15:14,890 --> 00:15:18,290 その点においては 何者にも誹謗はさせん— 193 00:15:18,670 --> 00:15:21,380 我々は 正義を欠いていたわけではない— 194 00:15:21,460 --> 00:15:24,380 運と実力が足りなかっただけだ 195 00:15:24,460 --> 00:15:26,490 ただ… それだけだ」 196 00:15:27,630 --> 00:15:29,790 エベンス大佐… 197 00:15:31,170 --> 00:15:33,460 救国軍事会議 万歳! 198 00:15:38,420 --> 00:15:42,750 最後まで 自分の誤りを認めませんでしたな… 199 00:15:42,830 --> 00:15:45,000 上陸の準備を進めてくれ 200 00:15:45,080 --> 00:15:46,420 (ワルター・フォン・シェーンコップ) はっ 201 00:15:50,540 --> 00:15:51,920 (フレデリカ・グリーンヒル)提督 202 00:15:53,500 --> 00:15:58,130 1時間… いえ 2時間 頂けますか— 203 00:15:58,490 --> 00:16:02,510 私は 自分が立ち直れることを 知っていますけど— 204 00:16:02,650 --> 00:16:06,380 でも… 今すぐは無理そうです 205 00:16:06,460 --> 00:16:07,880 ですから… 206 00:16:07,960 --> 00:16:09,460 分かった 207 00:16:09,790 --> 00:16:12,450 (遠のいていく靴音) 208 00:16:12,450 --> 00:16:14,450 ♪♪~ 209 00:16:23,630 --> 00:16:25,580 (フレデリカの嗚咽) 210 00:16:28,000 --> 00:16:31,540 うっ… うう… 211 00:16:31,630 --> 00:16:47,500 (フレデリカの押し殺した泣き声) 212 00:17:06,350 --> 00:17:07,750 (飛行音) 213 00:17:10,790 --> 00:17:13,130 (アレクサンドル・ビュコック) 面目ないことだ 214 00:17:13,210 --> 00:17:15,010 情報をもらっておきながら— 215 00:17:15,210 --> 00:17:17,930 わしは 全く 貴官の役に立てなかった 216 00:17:18,290 --> 00:17:23,500 とんでもない 私こそ 遅くなって ご迷惑をおかけしました 217 00:17:23,580 --> 00:17:26,250 何か ご入り用のものはありませんか? 218 00:17:26,330 --> 00:17:31,380 そうさな… さしあたって ウイスキーを1杯 欲しいもんだな 219 00:17:31,460 --> 00:17:33,460 すぐに用意させましょう 220 00:17:33,540 --> 00:17:36,080 フフフッ 221 00:17:36,170 --> 00:17:39,410 …で グリーンヒル大将はどうした? 222 00:17:40,170 --> 00:17:42,580 亡くなりました 223 00:17:42,670 --> 00:17:44,460 そうか… 224 00:17:44,540 --> 00:17:47,750 また 老人が生き残ってしまったか… 225 00:18:02,880 --> 00:18:04,920 やるべきことは山積みです 226 00:18:05,000 --> 00:18:09,880 クーデターの失敗と 憲章秩序の回復を 全国に伝えること— 227 00:18:09,960 --> 00:18:11,880 被害状況の調査 228 00:18:11,960 --> 00:18:14,460 救国軍事会議の生存者の逮捕 229 00:18:14,540 --> 00:18:15,390 あとは… 230 00:18:15,470 --> 00:18:18,960 はぁ… 頭痛がするな 231 00:18:19,040 --> 00:18:21,130 その余裕も ありませんよ 232 00:18:21,210 --> 00:18:23,000 (通信音) 233 00:18:23,080 --> 00:18:24,670 (フレデリカ) シェーンコップ准将からです 234 00:18:25,680 --> 00:18:26,930 どうした? 235 00:18:27,020 --> 00:18:29,850 (シェーンコップ)「ユリアンが 意外な人物を発見しましたよ」 236 00:18:29,930 --> 00:18:31,350 誰のことだ? 237 00:18:31,430 --> 00:18:33,850 (シェーンコップ) 「名前を聞くのも嫌でしょうが— 238 00:18:33,930 --> 00:18:36,180 最高評議会議長ですよ」 239 00:18:36,270 --> 00:18:37,520 (フレデリカ)あっ… 240 00:18:37,600 --> 00:18:40,730 トリューニヒトか… 241 00:18:40,930 --> 00:18:44,770 (シェーンコップ)「ビュコック提督を 自宅に送り届けた帰りだったそうです」 242 00:18:45,590 --> 00:18:48,640 (ユリアン・ミンツ)あっ… マシュンゴ准尉 あれ… 243 00:18:56,310 --> 00:18:58,850 「どうやら トリューニヒト議長閣下は— 244 00:18:59,070 --> 00:19:01,890 地球教の信者に かくまわれていたようですな」 245 00:19:04,010 --> 00:19:08,020 やれやれ… 一難去って また一難か 246 00:19:09,930 --> 00:19:11,850 地球教か… 247 00:19:14,790 --> 00:19:17,610 (管制員)「ベリョースカ号 西コースへ ルートを変更してくれ— 248 00:19:17,990 --> 00:19:20,020 Cデッキは 荷降ろしでいっぱいだ」 249 00:19:20,100 --> 00:19:21,270 (ボリス・コーネフ)了解 250 00:19:26,150 --> 00:19:27,370 んぁ~… 251 00:19:28,470 --> 00:19:29,170 (マリネスク)おっ? 252 00:19:29,170 --> 00:19:30,030 ん? 253 00:19:41,190 --> 00:19:42,890 (アドリアン・ルビンスキー) 機嫌が悪そうだな 254 00:19:43,290 --> 00:19:45,480 (コーネフ) いえ いつも こんな顔ですので 255 00:19:46,330 --> 00:19:48,890 決して 閣下の前だからではございません 256 00:19:49,570 --> 00:19:53,020 君は 地球教の信者を テラに運んだのだったな 257 00:19:53,100 --> 00:19:54,140 (コーネフ)あ… はい 258 00:19:54,670 --> 00:19:57,520 戦場を通過する危険を冒した割に— 259 00:19:57,600 --> 00:19:59,980 利益は 微々たるものだったとか… 260 00:20:00,690 --> 00:20:02,810 不機嫌なのは それが理由かね? 261 00:20:03,490 --> 00:20:05,520 アハ… まあ… 262 00:20:05,600 --> 00:20:09,730 (ルビンスキー)ところで 君は 地球教の信者について どう思う? 263 00:20:10,030 --> 00:20:13,640 (コーネフ)よく分かりませんが 宗教一般について言えば— 264 00:20:14,350 --> 00:20:19,150 貧乏人が 神の公正さを信じるなんて ひどい矛盾だと思います— 265 00:20:19,830 --> 00:20:23,100 神が不公正だから 貧乏人がいるんでしょうに 266 00:20:23,180 --> 00:20:24,810 一理あるな 267 00:20:25,290 --> 00:20:27,270 君は 神を信じないのかね 268 00:20:27,770 --> 00:20:29,670 全く 信じていません— 269 00:20:31,150 --> 00:20:35,980 神なんて代物を考え出した人間は 歴史上 最大のペテン師ですよ— 270 00:20:37,130 --> 00:20:40,230 その構想力と 商才だけは 見上げたものです— 271 00:20:41,030 --> 00:20:45,430 古代から近代に至るまで どこの国でも 金持ちといえば— 272 00:20:45,790 --> 00:20:48,640 貴族と 地主と 寺院だったじゃありませんか 273 00:20:49,290 --> 00:20:51,390 (ルビンスキー) なかなか 面白い意見だが…— 274 00:20:51,910 --> 00:20:55,060 それは 君自身の独創によるものかね 275 00:20:55,510 --> 00:20:58,890 あ… いえ 大部分は受け売りです 276 00:20:59,430 --> 00:21:04,060 私は 父親にくっついて 星から星へ 旅をしながら育ったんですが— 277 00:21:04,870 --> 00:21:08,060 ある時 似たような境遇の子供と 知り合ったんです— 278 00:21:08,710 --> 00:21:11,670 2歳年上で 実に よく ものを知っていて— 279 00:21:11,730 --> 00:21:13,180 よく考える奴でした 280 00:21:13,730 --> 00:21:15,310 そいつが言ったことなんですよ 281 00:21:15,830 --> 00:21:18,770 ほう… 名を何といった? 282 00:21:19,270 --> 00:21:20,680 ヤン・ウェンリーです 283 00:21:21,150 --> 00:21:25,230 今は 軍人なんていう ろくでもない職に就いているそうで…— 284 00:21:25,990 --> 00:21:30,130 自由人の私としては 同情を禁じえませんがね 285 00:21:30,850 --> 00:21:32,600 (ルビンスキー)ボリス・コーネフ船長 286 00:21:32,870 --> 00:21:34,680 (コーネフ)はい 287 00:21:35,110 --> 00:21:39,730 フェザーン自治領政府から 君に 重大な任務を与えることにする 288 00:21:42,150 --> 00:21:43,250 (コーネフ)は? 289 00:21:48,530 --> 00:21:51,930 あっ さっき エネルギー公団から通達があって— 290 00:21:52,350 --> 00:21:55,650 今後一切 燃料の心配をする必要はないって… 291 00:21:56,550 --> 00:21:58,890 一体 どんな魔法を使ったんです? 292 00:21:59,170 --> 00:22:01,230 (コーネフ)政府に 身売りしたのさ 293 00:22:01,230 --> 00:22:01,850 (マリネスク)え… 294 00:22:02,030 --> 00:22:06,060 情報工作員になって 自由惑星同盟に行けとさ 295 00:22:06,330 --> 00:22:07,310 (マリネスク)ほう… 296 00:22:08,630 --> 00:22:11,370 (コーネフ) コーネフ家はな この200年間— 297 00:22:11,490 --> 00:22:15,050 犯罪者と役人を 身内から 出していないのが自慢だったんだ!— 298 00:22:15,290 --> 00:22:17,750 自由の民だ 自由の民だぞ!?— 299 00:22:18,270 --> 00:22:20,830 それが何だ よりによってスパイだと!?— 300 00:22:21,210 --> 00:22:22,790 いっぺんに両方か! 301 00:22:23,350 --> 00:22:25,390 (マリネスク)情報工作員ですよ 302 00:22:25,480 --> 00:22:27,180 情報工作員 303 00:22:27,530 --> 00:22:29,710 言いかえればいいってものじゃない 304 00:22:30,010 --> 00:22:33,680 がんを 風邪と言いかえたら がんが 風邪になるのか! 305 00:22:34,570 --> 00:22:38,290 ライオンを ねずみだと言ったら かまれても死なずにすむか!? 306 00:22:38,870 --> 00:22:42,870 俺が ヤン・ウェンリーと顔見知りだと とうに 調べがついてやがった 307 00:22:43,950 --> 00:22:45,060 面白くない! 308 00:22:45,570 --> 00:22:48,180 いっそ ヤンに 何もかもぶちまけるか? 309 00:22:48,610 --> 00:22:52,480 (マリネスク)それは無理でしょう 背後に 監視の目がつきますよ— 310 00:22:53,050 --> 00:22:55,330 監視プラス制裁の目がね 311 00:22:56,890 --> 00:22:59,910 あの黒狐は このボリス・コーネフに— 312 00:22:59,910 --> 00:23:02,230 恩恵を施したつもりでいやがる— 313 00:23:02,450 --> 00:23:03,890 そう思っているがいい— 314 00:23:03,980 --> 00:23:06,890 いや しばらくは 思わせておいてやろう… 315 00:23:07,210 --> 00:23:08,190 ん? 316 00:23:11,390 --> 00:23:13,390 (コーネフ)ルビンスキーめ… 317 00:23:13,480 --> 00:23:15,850 いつか 鼻を明かしてやるぞ! 318 00:23:15,930 --> 00:23:17,890 (マリネスク)子供ですか… 319 00:23:20,410 --> 00:23:22,410 ♪♪〜