1 00:00:02,500 --> 00:00:05,000 撃て! 2 00:00:16,010 --> 00:00:17,950 RU75ブロック破損 3 00:00:17,950 --> 00:00:21,520 被害を調査しろ それと負傷者の救出だ!急げ! 4 00:00:21,520 --> 00:00:23,450 ブロックライン 生命反応なし! 5 00:00:23,450 --> 00:00:28,390 そんな!あそこには 4000人からの 兵士が詰めていたはずだが 6 00:00:28,390 --> 00:00:31,030 全滅です! なんということだ 7 00:00:31,030 --> 00:00:32,960 外壁の修復は 現状では不可能ですが 8 00:00:32,960 --> 00:00:35,530 流体金属層は 自然回復します 9 00:00:35,530 --> 00:00:38,430 ただしRU75ブロックにも 進入します! 10 00:00:38,430 --> 00:00:40,400 やむをえない 同ブロックは放棄 11 00:00:40,400 --> 00:00:44,040 非戦闘員に外壁に面したブロックへの 立ち入りを禁止! 12 00:00:44,040 --> 00:00:46,540 司令官代理! 反撃は どうしますか 13 00:00:46,540 --> 00:00:49,040 反撃? せざるをえんでしょう 14 00:00:49,040 --> 00:00:51,550 このまま座して 第2撃を待つことは できません 15 00:00:51,550 --> 00:00:53,480 しかし 今のを見ただろう! 16 00:00:53,480 --> 00:00:57,420 双方で主砲を撃ち合えば 共倒れになってしまうぞ! 17 00:00:57,420 --> 00:01:01,060 そうです! だからこそ その恐怖を教えれば 18 00:01:01,060 --> 00:01:03,490 敵も うかつに 主砲を撃てなくなるでしょう 19 00:01:03,490 --> 00:01:08,000 そうすれば互いに手詰まりになり つまりは 時間を稼ぐことができる 20 00:01:08,000 --> 00:01:10,500 今 敵に 弱みを見せるわけには いきません 21 00:01:10,500 --> 00:01:12,430 分かった そのとおりだ 22 00:01:12,430 --> 00:01:18,170 トールハンマー用意! エネルギー充てん! 23 00:01:18,170 --> 00:01:21,010 エネルギー充てん完了! 狙点固定! 24 00:01:21,010 --> 00:01:23,010 ファイア! 25 00:01:34,520 --> 00:01:38,030 それでは 第一艦隊の出動許可は いただけないのですか? 26 00:01:38,030 --> 00:01:40,930 「当然だろう 第一艦隊を動かしてしまったら」 27 00:01:40,930 --> 00:01:42,900 「首都の守りを どうするのかね」 28 00:01:42,900 --> 00:01:47,540 自分たちの恥をさらすようですが 昨年のクーデターの時 29 00:01:47,540 --> 00:01:50,040 首都には いくつかの艦隊が 駐留しておりましたぞ 30 00:01:50,040 --> 00:01:52,540 にも関わらず クーデターは 起きたでは ありませんか 31 00:01:52,540 --> 00:01:56,040 「だからといって 首都の守りを 空にしていいものではない」 32 00:01:56,040 --> 00:01:57,980 「何しろ 今のハイネセンには」 33 00:01:57,980 --> 00:02:01,480 「頼みの綱だった アルテミスの首飾りもないのだからな」 34 00:02:01,480 --> 00:02:04,390 ですが 第一艦隊を動員するのではなくて 35 00:02:04,390 --> 00:02:06,990 ヤン提督に どの兵力を率いてもらうんですか 36 00:02:06,990 --> 00:02:09,890 「各星域の警備隊や治安部隊を 招集すればいい」 37 00:02:09,890 --> 00:02:13,490 「5000や6000は集められるだろう」 しかし… 38 00:02:13,490 --> 00:02:16,400 「とにかく 国防委員会としての決定だ」 39 00:02:16,400 --> 00:02:19,370 「貴官は その範ちゅうでの 裁量を任されているにすぎん!」 40 00:02:19,370 --> 00:02:23,500 「そこを取り違えぬように」 委員長! 41 00:02:23,500 --> 00:02:27,370 確かに独立部隊は集めても 5000や そこらには なるんじゃろうが 42 00:02:27,370 --> 00:02:30,010 そんな にわかづくりの混成部隊ではな 43 00:02:30,010 --> 00:02:31,950 それで十分とは言えませんが 44 00:02:31,950 --> 00:02:33,880 あまり ご無理をなさらないでください 45 00:02:33,880 --> 00:02:35,880 実はな 軍の内部でも 46 00:02:35,880 --> 00:02:38,520 第一艦隊の動員には 反対が強いんじゃ 47 00:02:38,520 --> 00:02:44,020 クブルスリー本部長が去年の傷がもとで また入院してしまってな 48 00:02:44,020 --> 00:02:46,930 味方してくれる者もおらん 49 00:02:46,930 --> 00:02:49,530 入院が長引けば 辞表を出さざるをえんじゃろう 50 00:02:49,530 --> 00:02:53,400 そうなると いよいよ年寄り1人 孤立無援さ 51 00:02:53,400 --> 00:02:58,040 私がいますよ そいつは ありがたい 52 00:02:58,040 --> 00:03:01,910 4つの独立部隊ですか この2人の准将は知りませんが 53 00:03:01,910 --> 00:03:05,480 モートン少将は存じています 前の第九艦隊の副司令官ですね 54 00:03:05,480 --> 00:03:09,980 うむ アムリッツァの敗戦の際 途中から指揮を引き継いで 55 00:03:09,980 --> 00:03:13,850 艦隊の全面崩壊を防いでおる なかなかに沈着な男じゃ 56 00:03:13,850 --> 00:03:16,490 このアラルコン少将は どこかで聞いた名ですが 57 00:03:16,490 --> 00:03:21,000 民間人と捕虜を虐殺した疑いで 軍法会議にかけられた… 58 00:03:21,000 --> 00:03:24,500 ああ あの証拠不十分で 片づけられた事件か 59 00:03:24,500 --> 00:03:28,370 使いにくいじゃろうが… いえ 兵力は兵力です 60 00:03:28,370 --> 00:03:32,010 とにかく出発して これらの部隊と 合流しながら行きましょう 61 00:03:32,010 --> 00:03:33,940 うむ 頼んだぞ 62 00:03:33,940 --> 00:03:36,880 次は どの手で来るかな まず艦隊を出動させて 63 00:03:36,880 --> 00:03:38,880 艦隊戦を挑むという方法が ありますが 64 00:03:38,880 --> 00:03:41,020 可能性は それほど高くありませんな 65 00:03:41,020 --> 00:03:44,890 なまじ艦隊を動かせば 主砲の 餌食になるだけのことですから 66 00:03:44,890 --> 00:03:47,520 すると? 現在 電磁波と妨害電波が 67 00:03:47,520 --> 00:03:49,460 周辺宙域に充満していて 68 00:03:49,460 --> 00:03:52,390 通信も索敵も工学的なものに 頼るしかありません 69 00:03:52,390 --> 00:03:57,030 そこで この間隙を縫って 小型艦艇で歩兵部隊を送り込み 70 00:03:57,030 --> 00:03:59,530 潜入を図ることが考えられます 71 00:03:59,530 --> 00:04:01,970 うん 防御指揮官のご意見は? 72 00:04:01,970 --> 00:04:04,870 参謀長のご意見は もっともです ただし 付け加えるんだったら 73 00:04:04,870 --> 00:04:06,840 敵が出てくるのを 待つことは ありません 74 00:04:06,840 --> 00:04:09,840 こちらから 同じ手で仕掛けてもいいでしょう 75 00:04:09,840 --> 00:04:12,480 ゲストアドミラルのお考えは? 76 00:04:12,480 --> 00:04:14,420 「第24監視所へ連絡」 77 00:04:14,420 --> 00:04:17,350 「要塞表面に敵の歩兵部隊が 降下を開始しています」 78 00:04:17,350 --> 00:04:19,990 こちらも歩兵部隊を 動員せねばなるまい 79 00:04:19,990 --> 00:04:21,920 シェーンコップ少将 頼む 80 00:04:21,920 --> 00:04:24,490 敵も どうして打つ手が早い リンツ! 81 00:04:24,490 --> 00:04:26,990 はっ! ローゼンリッターを出動させろ 大至急だ 82 00:04:26,990 --> 00:04:28,930 俺が直接 指揮を執る 83 00:04:28,930 --> 00:04:30,860 おい 何も指揮官が自ら 84 00:04:30,860 --> 00:04:34,500 白兵戦に参加する必要はなかろう ここにいてくれ 85 00:04:34,500 --> 00:04:39,000 少し運動してくるだけです すぐ戻りますよ 86 00:04:58,030 --> 00:05:00,030 甘いな 87 00:05:27,490 --> 00:05:30,390 ローゼンリッター! 88 00:05:30,390 --> 00:05:33,360 ≪ローゼンリッター? ≪バラの騎士? 89 00:05:33,360 --> 00:05:37,500 ≪ローゼンリッター… ≪バラの騎士だと… 90 00:05:37,500 --> 00:05:40,500 ひ… 引け! 91 00:05:45,370 --> 00:05:48,870 待て 深追いするな! 92 00:05:53,510 --> 00:05:57,010 砲撃しろ 93 00:05:59,390 --> 00:06:03,890 ウルムハルト 信号弾を上げろ!引き揚げるぞ! 94 00:06:06,460 --> 00:06:09,360 揚陸部隊は失敗したか まあ 仕方がない 95 00:06:09,360 --> 00:06:12,970 こちらの思惑どおり運べば 何の苦労もないからな 96 00:06:12,970 --> 00:06:14,900 相手は 何しろ ヤン・ウェンリーです 97 00:06:14,900 --> 00:06:17,840 ローエングラム侯でさえ 一目を置くほどの男ですから 98 00:06:17,840 --> 00:06:21,480 ヤン・ウェンリーか あの男は逃げ上手でな 99 00:06:21,480 --> 00:06:25,350 一昨年 アムリッツァ会戦に先立つ戦いで まんまと逃げられたことがある 100 00:06:25,350 --> 00:06:28,980 ヤツは勝っていたくせに 逃げ出したのだ 奇妙な男だ 101 00:06:28,980 --> 00:06:30,920 それだけに どんな奇策を使ってくるか 102 00:06:30,920 --> 00:06:32,850 容易に判断しかねますな 103 00:06:32,850 --> 00:06:34,860 だが それを待っていることはない 104 00:06:34,860 --> 00:06:38,490 ヤツが余計な策を弄する前に 先手先手を打つことにしよう 105 00:06:38,490 --> 00:06:41,400 例の件 準備は進んでいるな? 106 00:06:41,400 --> 00:06:44,400 あとは 返しのタイミングだけです うん 107 00:06:46,370 --> 00:06:51,510 なんとか 追い返しましたがね どうです?さっきも言いましたが 108 00:06:51,510 --> 00:06:54,410 今度は こちらから 歩兵と甲兵を送り込んでみては 109 00:06:54,410 --> 00:06:58,380 いや やはり それは駄目だ なぜです?参謀長 110 00:06:58,380 --> 00:07:01,320 貴官は敵の甲兵を数人 捕虜にした 111 00:07:01,320 --> 00:07:04,450 それとは 逆の事態が生じたら どうする? 112 00:07:04,450 --> 00:07:07,350 なるほどね その危険性はあるな 113 00:07:07,350 --> 00:07:10,320 さっきの戦闘で相手の捕虜に なった者は いないだろうな 114 00:07:10,320 --> 00:07:12,960 いないことを祈りたいですが 115 00:07:12,960 --> 00:07:15,460 戦死扱いの中に いないとは言い切れません 116 00:07:15,460 --> 00:07:18,970 宇宙では必ずしも 死体が残るとは限りませんので 117 00:07:18,970 --> 00:07:21,870 行方不明は 戦死扱いにしてしまいますから 118 00:07:21,870 --> 00:07:23,840 うん しかし それにしても… 119 00:07:23,840 --> 00:07:26,470 何だ? 今後を どうするかです 120 00:07:26,470 --> 00:07:28,980 今後? 戦えば捕虜が出るのは当然で 121 00:07:28,980 --> 00:07:30,910 それをなくすのは不可能です 122 00:07:30,910 --> 00:07:33,480 まさか兵士たちに 捕虜になるくらいなら死ねと 123 00:07:33,480 --> 00:07:35,420 命令するわけには いきませんからな 124 00:07:35,420 --> 00:07:37,990 それで? 秘密は いずれ漏れる 125 00:07:37,990 --> 00:07:40,490 とすれば それを逆用するのが得策でしょう 126 00:07:40,490 --> 00:07:43,390 ワナを仕掛けてみますか? しかし それは危険だ 127 00:07:43,390 --> 00:07:46,360 こちらの小細工が やぶへびになった時が怖い 128 00:07:46,360 --> 00:07:49,500 もう少し敵の出方を見てみよう 129 00:07:49,500 --> 00:07:51,430 そうですな それにしても 130 00:07:51,430 --> 00:07:58,010 大技の次は小技と 次は どんな手段で来ることやら 131 00:07:58,010 --> 00:08:00,510 なぜ この時期に 帝国軍は攻めてきたのでしょう 132 00:08:00,510 --> 00:08:03,940 帝国も今は 内政に 力を入れる時期だと思いますが 133 00:08:03,940 --> 00:08:08,450 う~ん たぶん 出兵自体には 大した意味は ないんじゃないかな 134 00:08:08,450 --> 00:08:11,950 新戦法を試してみる程度の つもりかもしれない 135 00:08:11,950 --> 00:08:13,890 勝てば幸いと? 136 00:08:13,890 --> 00:08:17,830 う~ん だから ローエングラム侯も 自分では出てこないんだろうね 137 00:08:17,830 --> 00:08:20,460 むしろ その時期に合わせたように 138 00:08:20,460 --> 00:08:22,960 私が呼び出されたほうに 作為を感じるね 139 00:08:22,960 --> 00:08:24,900 すると また帝国が? 140 00:08:24,900 --> 00:08:26,830 いや それが そうでもないらしい 141 00:08:26,830 --> 00:08:30,840 レベロ議員から聞いた話では そもそも今回の査問は 142 00:08:30,840 --> 00:08:32,970 フェザーンに 吹き込まれたらしいんだ 143 00:08:32,970 --> 00:08:35,880 フェザーンを経由して 帝国からというのも考えられるが 144 00:08:35,880 --> 00:08:40,480 これまでの情報によると 帝国軍は 私の不在を知らないようだ 145 00:08:40,480 --> 00:08:42,420 それでは 閣下が おっしゃっていた 146 00:08:42,420 --> 00:08:46,990 フェザーンが帝国に同盟を 滅ぼさせるという可能性が… 147 00:08:46,990 --> 00:08:48,920 現実のものと なってきたのかもしれない 148 00:08:48,920 --> 00:08:53,860 やれやれ また悪い予感ばかりが当たる 149 00:08:53,860 --> 00:08:57,000 ユリアン すまんが 家の様子を見てきてくれんか 150 00:08:57,000 --> 00:08:59,900 もう4日目だ 子供たちが心配しているだろうが 151 00:08:59,900 --> 00:09:02,800 ここを離れられんのでな 分かりました 152 00:09:02,800 --> 00:09:04,810 「勝利に近づいているのだ!」 153 00:09:04,810 --> 00:09:07,440 パトリチェフのおっさんも よく言うぜ 154 00:09:07,440 --> 00:09:09,940 何が? 前半は 正しいさ 155 00:09:09,940 --> 00:09:13,450 だけど後半がいただけないね ヤン提督が戻る前に 156 00:09:13,450 --> 00:09:16,350 イゼルローンが落ちるって 可能性を無視しているぜ 157 00:09:16,350 --> 00:09:19,320 誰でも悲観論より 楽観論を好むものさ 158 00:09:19,320 --> 00:09:21,960 それが士気ってもんだ 159 00:09:21,960 --> 00:09:25,460 まっ しょぼくれているよりは 空元気でもあったほうがマシか 160 00:09:25,460 --> 00:09:28,360 それにしても 3日以上 ただのにらみ合いだぜ 161 00:09:28,360 --> 00:09:30,960 どうも 性に合わんな 162 00:09:30,960 --> 00:09:34,470 そろそろ始めるか 「はっ!」 163 00:09:34,470 --> 00:09:36,970 「動きました! 敵要塞より艦隊が出撃!」 164 00:09:36,970 --> 00:09:39,870 「トールハンマーの射程を う回して背後に回るようです!」 165 00:09:39,870 --> 00:09:42,480 どういうつもりだ?敵は! 166 00:09:42,480 --> 00:09:46,350 恐らく陽動ですな 我がほうの主砲を艦隊に引き付け 167 00:09:46,350 --> 00:09:49,980 その隙に接近して 要塞砲を撃ち込む策でしょう 168 00:09:49,980 --> 00:09:53,490 で 対応策は? 敵艦隊の砲撃程度では 169 00:09:53,490 --> 00:09:55,420 イゼルローンの防御は 破れんでしょう 170 00:09:55,420 --> 00:09:58,360 では トールハンマーは あくまで敵要塞に向けて けん制し 171 00:09:58,360 --> 00:10:02,000 浮遊砲台を移動して 艦隊を迎撃させるか 172 00:10:02,000 --> 00:10:04,900 「敵艦隊!敵要塞の対極面に 回り込みつつあり!」 173 00:10:04,900 --> 00:10:07,870 浮遊砲台を移動して対処しろ! 174 00:10:07,870 --> 00:10:12,010 「N90からF90 E68からW2O8エリアの浮遊砲台」 175 00:10:12,010 --> 00:10:15,510 「NS00 E48へ移動!」 176 00:10:15,510 --> 00:10:18,010 イゼルローン要塞表面に 無数の砲台確認! 177 00:10:18,010 --> 00:10:21,880 かかったな ミュラー艦隊 所定の位置につきました 178 00:10:21,880 --> 00:10:24,520 よし 始めろ! 179 00:10:24,520 --> 00:10:27,420 敵要塞 移動を開始しました! 接近してきます! 180 00:10:27,420 --> 00:10:33,030 やはり!トールハンマー用意! エネルギー充てん! 181 00:10:33,030 --> 00:10:34,960 イゼルローン要塞表面 トールハンマーを確認 182 00:10:34,960 --> 00:10:38,530 発射体勢にあります! 推定目標 当要塞! 183 00:10:38,530 --> 00:10:43,040 かまわん!最大加速しながら ガイエスハーケンを撃ち込め! 184 00:10:43,040 --> 00:10:44,970 敵要塞 さらに接近! 185 00:10:44,970 --> 00:10:46,910 ヤツら トールハンマーが目に入らんのか 186 00:10:46,910 --> 00:10:49,410 左 2波 接近! 187 00:10:51,550 --> 00:10:57,050 第79砲塔 全壊!生存者なし! LB29ブロック大破 負傷者多数! 188 00:10:57,050 --> 00:10:58,990 第79砲塔は放棄 189 00:10:58,990 --> 00:11:01,890 LB29ブロックの負傷者を 急いで救出せよ! 190 00:11:01,890 --> 00:11:06,390 司令官代理! トールハンマー正射 撃ち返せ! 191 00:11:09,000 --> 00:11:11,500 ひるむな!続けろ! 192 00:11:13,500 --> 00:11:15,440 ヤツら共倒れを覚悟で… 193 00:11:15,440 --> 00:11:18,010 バカな!向こうのほうが 装甲が薄いんだぞ! 194 00:11:18,010 --> 00:11:23,510 被害状況 RG25ブロック大破! なれど先の着弾にして軽微 195 00:11:23,510 --> 00:11:26,410 さらに撃ち返せ! 敵の出力が落ちたか 196 00:11:26,410 --> 00:11:29,910 違います!妙です! 197 00:11:33,020 --> 00:11:34,960 そんな! どうした! 198 00:11:34,960 --> 00:11:36,890 敵要塞の流体金属装甲が 厚くなっていきます! 199 00:11:36,890 --> 00:11:38,890 何?そんなことが… 200 00:11:38,890 --> 00:11:40,890 司令官代理! トールハンマーが水没します! 201 00:11:40,890 --> 00:11:43,530 何だと! どういうことだ! 202 00:11:43,530 --> 00:11:47,530 敵要塞 さらに接近! 映像を出します! 203 00:11:49,400 --> 00:11:52,040 これは… 引力か! 204 00:11:52,040 --> 00:11:53,970 何? 満ち潮というわけか 205 00:11:53,970 --> 00:11:56,540 敵の狙いは これだったのか 206 00:11:56,540 --> 00:11:59,050 ガイエスブルク要塞の 巨大な質量そのものを利用して 207 00:11:59,050 --> 00:12:02,920 こちらの主砲を封じるとともに 自らの装甲を強化するとは! 208 00:12:02,920 --> 00:12:04,850 しまった!後ろだ! 209 00:12:04,850 --> 00:12:07,850 敵艦隊 急速接近! 210 00:12:07,850 --> 00:12:11,490 やられた! 211 00:12:11,490 --> 00:12:15,000 撃て撃て!我らミュラー艦隊こそ 212 00:12:15,000 --> 00:12:18,870 初めて艦砲でイゼルローンの外壁を 破ったと歴史に残るぞ! 213 00:12:18,870 --> 00:12:24,000 ミュラーめ やったな 旗艦停止!距離を保て! 214 00:12:24,000 --> 00:12:26,510 ポイント B796に敵戦艦! 215 00:12:26,510 --> 00:12:30,010 第215砲台に迎撃させろ! 敵要塞停止! 216 00:12:30,010 --> 00:12:31,950 重力場の調整で 元に戻せないのか! 217 00:12:31,950 --> 00:12:33,880 やれないことは ありませんが 218 00:12:33,880 --> 00:12:35,880 すぐには無理です とにかく かかるんだ! 219 00:12:35,880 --> 00:12:39,020 「駐留艦隊 出撃準備 整っております」 220 00:12:39,020 --> 00:12:40,950 そのまま待機! 「このまま港の中で」 221 00:12:40,950 --> 00:12:43,520 「やられちゃ かないません 出撃させてください」 222 00:12:43,520 --> 00:12:46,030 とにかく待て! 「司令官代理!」 223 00:12:46,030 --> 00:12:48,530 今 出たら ガイエスブルクの主砲の餌食だ! 224 00:12:48,530 --> 00:12:50,460 「イゼルローンの陰から 出ればいいでしょう」 225 00:12:50,460 --> 00:12:54,400 そちらには敵艦隊がいる 「死角は ないんですか」 226 00:12:54,400 --> 00:12:58,040 ポイントFZ25に着弾! レーザー水爆ミサイルです! 227 00:12:58,040 --> 00:13:00,540 外壁を破られました! 228 00:13:00,540 --> 00:13:02,480 ワルキューレ発進 229 00:13:02,480 --> 00:13:04,410 重力圏内の 制宙権を確保ししだい 230 00:13:04,410 --> 00:13:07,350 強襲揚陸艦による降下作戦を展開 231 00:13:07,350 --> 00:13:10,350 装甲てき弾兵部隊5万人が 要塞内に侵入し 232 00:13:10,350 --> 00:13:13,990 外部からの攻撃に呼応して 司令室 管制室の制圧を図る 233 00:13:13,990 --> 00:13:17,490 これに成功すれば イゼルローン回廊は我々のものだ! 234 00:13:17,490 --> 00:13:20,390 敵艦隊より艦載機の発進を確認! 数およそ2000! 235 00:13:20,390 --> 00:13:24,000 第1 第2空戦隊 緊急発進! 236 00:13:24,000 --> 00:13:26,900 ユリアンお兄ちゃま 気を付けて! 237 00:13:26,900 --> 00:13:28,870 ((ユリアン 知っているか)) 238 00:13:28,870 --> 00:13:31,870 ((キャゼルヌは将来 お前と シャルロットを結婚させるんだそうだ)) 239 00:13:31,870 --> 00:13:34,010 ((からかわないでください)) 240 00:13:34,010 --> 00:13:35,940 ((シャルロットは 妹みたいなものですよ)) 241 00:13:35,940 --> 00:13:37,880 ((今は そうさ)) 242 00:13:37,880 --> 00:13:40,880 ((でも10年後には お前は26歳で シャルロットは18歳だ)) 243 00:13:40,880 --> 00:13:43,020 ((お似合いじゃないか)) 244 00:13:43,020 --> 00:13:46,890 ((提督は今31歳 グリーンヒル大尉は24歳)) 245 00:13:46,890 --> 00:13:50,890 ((もっと お似合いですよ)) 246 00:13:50,890 --> 00:13:54,030 《提督は いつになったら ハッキリさせるんだろう》 247 00:13:54,030 --> 00:13:56,530 ローエングラム侯が さん奪を企むとしたら 248 00:13:56,530 --> 00:13:58,470 やはり皇帝を殺すのでしょうか 249 00:13:58,470 --> 00:14:01,030 いや それは ないと思うね 250 00:14:01,030 --> 00:14:03,940 7歳の子供を殺せば 政治うんぬんより先に 251 00:14:03,940 --> 00:14:07,470 人道的非難を浴びることに なるのは 明らかだからね 252 00:14:07,470 --> 00:14:09,980 彼は そんな愚劣な選択は しないだろう 253 00:14:09,980 --> 00:14:13,480 そうですわね 彼には それだけの器量がある 254 00:14:13,480 --> 00:14:16,980 だからこそ 多くの名将が 彼の下に集まるんだ 255 00:14:16,980 --> 00:14:21,490 昨年 イゼルローンにみえた キルヒアイス提督も立派な方でしたわ 256 00:14:21,490 --> 00:14:25,360 ああ 私はね 彼の訃報を知った時 257 00:14:25,360 --> 00:14:29,000 古くからの友人を亡くしたような そんな気持ちにさせられた 258 00:14:29,000 --> 00:14:32,500 戦う相手同士の 偽善だといわれるかもしれないが 259 00:14:32,500 --> 00:14:35,000 彼ならば 同盟と帝国の共存のための 260 00:14:35,000 --> 00:14:36,940 懸け橋に なってくれたかもしれない 261 00:14:36,940 --> 00:14:38,870 そう思っていたのでね 262 00:14:38,870 --> 00:14:42,510 閣下は帝国と 共存を願っておられるのですか? 263 00:14:42,510 --> 00:14:45,410 とりあえず 戦争が終わればいいと願っている 264 00:14:45,410 --> 00:14:50,020 別に全人類社会が 単一国家である必要はないさ 265 00:14:50,020 --> 00:14:53,520 同盟と帝国が併存していたって 一向にかまわない 266 00:14:53,520 --> 00:14:55,460 専制国家とですか? 267 00:14:55,460 --> 00:14:57,390 専制政治自体は絶対悪じゃない 268 00:14:57,390 --> 00:15:00,030 ただの政治の いち形態にすぎないのさ 269 00:15:00,030 --> 00:15:03,900 要は それをいかに社会のために なるように運営していくかだ 270 00:15:03,900 --> 00:15:07,830 ローエングラム候は 効率的で公平な善政を敷くだろう 271 00:15:07,830 --> 00:15:10,970 現に帝国は その方向に改革されつつある 272 00:15:10,970 --> 00:15:14,470 実際 政治改革を ドラスティックに進められるのは 273 00:15:14,470 --> 00:15:16,980 民主制より専制のほうなんだ 274 00:15:16,980 --> 00:15:19,880 確かに そうですわね だが専制政治によって 275 00:15:19,880 --> 00:15:22,850 人類が統一されるのは 避けるべきだと思う 276 00:15:22,850 --> 00:15:25,990 それは? 例えばローエングラム侯には 277 00:15:25,990 --> 00:15:31,490 その力量があるかもしれない だが彼の子孫は?彼の後継者は? 278 00:15:31,490 --> 00:15:34,390 常に 名君が輩出するとは限らない 279 00:15:34,390 --> 00:15:38,370 むしろ彼のような存在は 何世紀に 1人の奇跡のようなものだ 280 00:15:38,370 --> 00:15:41,500 そんな個人の資質に 全てを懸けるような制度に 281 00:15:41,500 --> 00:15:45,370 全人類を委ねるわけには いかないと思うのさ 282 00:15:45,370 --> 00:15:47,370 ちょっと待った! 283 00:15:47,370 --> 00:15:51,510 何だ 坊やも今からか? 少佐 ごゆっくりですね 284 00:15:51,510 --> 00:15:55,020 イゼルローンのご婦人方に 博愛精神の何たるかを教授する 285 00:15:55,020 --> 00:15:58,020 重要な仕事があったものでね 286 00:16:06,460 --> 00:16:10,960 「28番機 磁気カタパルトに進入し 合図ありしだい 発進せよ」 287 00:16:10,960 --> 00:16:14,470 了解! 288 00:16:14,470 --> 00:16:17,370 「外に出た瞬間 十分に注意しろ」 289 00:16:17,370 --> 00:16:20,370 発進! 290 00:16:28,980 --> 00:16:32,850 《提督が帰ってくるまで イゼルローンを落とさせやしない》 291 00:16:32,850 --> 00:16:34,850 ウオッカ ラム アップルジャック 292 00:16:34,850 --> 00:16:37,490 シェリー コニャック 各小隊そろってるな 293 00:16:37,490 --> 00:16:40,390 いいか 国を守ろうとか 柄にもないこと考えるな 294 00:16:40,390 --> 00:16:43,000 片思いの あの子のことだけ考えろ 295 00:16:43,000 --> 00:16:44,930 生きて あの子の笑顔を見たいと念じよう 296 00:16:44,930 --> 00:16:46,870 そうすりゃ 妬み深い神様に嫌われて 297 00:16:46,870 --> 00:16:49,870 気のいい悪魔が守ってくれる 分かったか! 298 00:16:49,870 --> 00:16:53,870 「OK!」 よし!俺に続け! 299 00:16:56,510 --> 00:17:00,380 第2飛行隊に続いて 第1飛行隊も全機発進! 300 00:17:00,380 --> 00:17:02,320 コーヒーを1杯頼む 301 00:17:02,320 --> 00:17:06,320 砂糖はスプーンに半分 クリームはいらない 少し薄めにな 302 00:17:06,320 --> 00:17:08,960 生涯 最後のコーヒーかもしれんのだ 303 00:17:08,960 --> 00:17:11,860 うまいやつを頼むぞ は… はい! 304 00:17:11,860 --> 00:17:14,830 コーヒーの味に 注文をつける余裕があるうちは 305 00:17:14,830 --> 00:17:16,830 まだ大丈夫だな 306 00:17:16,830 --> 00:17:19,470 まあね 女とコーヒーについては 307 00:17:19,470 --> 00:17:22,970 死んでも 妥協したくありませんのでね 308 00:17:22,970 --> 00:17:26,470 司令官代理 309 00:17:26,470 --> 00:17:29,980 私に艦隊の指揮権を 一時お貸し願いたい 310 00:17:29,980 --> 00:17:36,480 もう少し 状況を楽にできると思うのですが 311 00:17:36,480 --> 00:17:39,990 お任せします やっていただきましょう 312 00:17:39,990 --> 00:17:43,490 敵の戦闘艇の抵抗が 思ったより激しいものの 313 00:17:43,490 --> 00:17:46,390 全体としての 我が軍の優位は動きません 314 00:17:46,390 --> 00:17:48,360 圧倒しているといって よいでしょう 315 00:17:48,360 --> 00:17:51,000 「うむ この回廊は やがて名を変えるだろう」 316 00:17:51,000 --> 00:17:52,930 「ガイエスブルク回廊とな」 317 00:17:52,930 --> 00:17:57,500 「それともケンプ・ミュラー回廊 ということもありうるぞ」 318 00:17:57,500 --> 00:17:59,440 《どうしたというのだ ケンプ司令官は》 319 00:17:59,440 --> 00:18:02,340 《勝利を前にして 妙に浮ついて見えるが》 320 00:18:02,340 --> 00:18:04,310 手間取ると 足をすくわれることもある 321 00:18:04,310 --> 00:18:08,950 あまり使いたくはないが あの手を使って 一気に決めるか! 322 00:18:08,950 --> 00:18:11,850 無人にした巡航艦を イゼルローンの軍港に突入させる 323 00:18:11,850 --> 00:18:14,450 6隻でよい 至急 用意しろ! 324 00:18:14,450 --> 00:18:17,960 守勢に徹して ヤン提督の来援を待つという 325 00:18:17,960 --> 00:18:21,460 司令官代理の基本方針は 正しいと考える 326 00:18:21,460 --> 00:18:23,960 従って その方針を戦術レベルにおいて 327 00:18:23,960 --> 00:18:27,830 有効に実施するのが 小官の任務である さしあたっては 328 00:18:27,830 --> 00:18:31,840 要塞への上陸を企図する帝国軍を 排除せねばならない 329 00:18:31,840 --> 00:18:33,970 諸君の協力を得たい 330 00:18:33,970 --> 00:18:38,850 私は メルカッツ提督を支持する 331 00:18:38,850 --> 00:18:41,850 私は ヤン提督を全面的に 支持するものです 332 00:18:41,850 --> 00:18:46,490 ですから ヤン提督が支持する メルカッツ提督を支持するでしょう 333 00:18:46,490 --> 00:18:51,360 指示せざるをえんだろう この際 334 00:18:51,360 --> 00:18:54,360 作戦を説明する 335 00:19:10,810 --> 00:19:12,950 間もなく準備完了します 336 00:19:12,950 --> 00:19:17,820 要塞側面に異常! 何! 337 00:19:17,820 --> 00:19:20,320 トールハンマーか! 338 00:19:26,960 --> 00:19:29,460 トールハンマーも 浮遊砲台の一種です 339 00:19:29,460 --> 00:19:31,400 しかも磁場によって 流体金属を へこませ 340 00:19:31,400 --> 00:19:35,340 それを反射鏡にして 射程 光軸を調整するもの 341 00:19:35,340 --> 00:19:37,970 あの角度からでも 撃てないことは ないでしょうが 342 00:19:37,970 --> 00:19:39,910 艦隊 一時後退しつつ 散開! 343 00:19:39,910 --> 00:19:43,480 まぐれ当たりでも密集してると 全滅するぞ! 344 00:19:43,480 --> 00:19:46,980 右舷 回頭! トールハンマーの死角で再集結! 345 00:19:46,980 --> 00:19:50,850 敵艦隊 出撃してきます! 何? 346 00:19:50,850 --> 00:19:53,850 敵艦隊の封じ込めに失敗したか 347 00:19:53,850 --> 00:19:57,490 閣下 まだ我が軍の優勢が 覆されたわけでは ありません! 348 00:19:57,490 --> 00:20:00,990 そのとおりだ 艦隊戦に 持ち込むというのなら望むところ 349 00:20:00,990 --> 00:20:04,500 迎撃するぞ! 敵艦隊 こちらに向かってきません 350 00:20:04,500 --> 00:20:09,000 要塞外周を逆進します! 何だと?戦わずに逃げるのか! 351 00:20:09,000 --> 00:20:10,940 ((ヤンというのは 妙な男でな)) 352 00:20:10,940 --> 00:20:13,510 これはワナだ 我々に後を追わせ 353 00:20:13,510 --> 00:20:16,410 トールハンマーの有効射程に 誘い込むつもりだ! 354 00:20:16,410 --> 00:20:19,010 時計と逆回りに イゼルローンをう回! 355 00:20:19,010 --> 00:20:22,510 敵艦隊の頭を押さえるぞ! 356 00:20:32,530 --> 00:20:37,030 しまった!こちらがワナか! 357 00:20:37,030 --> 00:20:40,530 反転しつつ上昇! 来ます 358 00:20:42,540 --> 00:20:45,440 4時の方向!敵艦隊急襲! 359 00:20:45,440 --> 00:20:48,440 上下回避! 駄目です 360 00:20:53,550 --> 00:20:58,420 密集隊形!火力と装甲の 弱い艦を内側に球形陣を敷け! 361 00:20:58,420 --> 00:21:01,350 持ちこたえれば すぐに援軍が来る! 362 00:21:01,350 --> 00:21:03,360 ミュラーは 何をやっているのだ 363 00:21:03,360 --> 00:21:06,490 主砲は撃てません! 味方を巻き込みます! 364 00:21:06,490 --> 00:21:10,000 アイヘンドルフ!パトリッケン! はっ! 365 00:21:10,000 --> 00:21:13,500 見殺しにもできん 予備兵力8000を率いて出撃し 366 00:21:13,500 --> 00:21:18,500 ミュラーの小僧を救え! はっ!出撃します! 367 00:21:20,370 --> 00:21:23,010 どうも 司令官は焦っておられるようだ 368 00:21:23,010 --> 00:21:26,880 成功すれば武勲の巨大さは 比類ないものとなるが 369 00:21:26,880 --> 00:21:28,880 万が一 失敗したら… 370 00:21:28,880 --> 00:21:32,520 降等は ともかく 官職に 回されるぐらいは あるやもしれん 371 00:21:32,520 --> 00:21:36,390 そうなればロイエンタール ミッタマイヤー両提督との差は 372 00:21:36,390 --> 00:21:39,390 絶望的なものになるからな 373 00:21:39,390 --> 00:21:42,030 ガイエスブルクより増援艦隊出撃 374 00:21:42,030 --> 00:21:45,530 よし 増援艦隊の攻撃と呼応して 一点突破を図る! 375 00:21:45,530 --> 00:21:47,470 放火を集中しろ! 376 00:21:47,470 --> 00:21:53,470 無理に逃がすまいとするな 適度に道を空けて通してやるのだ 377 00:21:58,040 --> 00:22:01,910 このまま 0陣形で敵の後部に集中砲火 378 00:22:01,910 --> 00:22:05,490 少しでも敵の兵力を そいでおくに 越したことは ないからな 379 00:22:05,490 --> 00:22:07,490 だが 深追いは無用だ 380 00:22:13,990 --> 00:22:16,500 敵艦隊は 要塞に引き揚げたようです 381 00:22:16,500 --> 00:22:19,400 味方艦隊も順次 帰還中 382 00:22:19,400 --> 00:22:22,370 さすがだな メルカッツ提督は 383 00:22:22,370 --> 00:22:25,510 まあ 敵にばっかり 優秀な人材が集まったのでは 384 00:22:25,510 --> 00:22:28,010 不公平というものですからな 385 00:22:28,010 --> 00:22:31,510 「卿は善戦した だが単に それだけのことだ」 386 00:22:31,510 --> 00:22:34,010 「実りがなくては何もならぬ」 はっ 387 00:22:34,010 --> 00:22:37,880 「以後は 後方に下がるよう よいな」 388 00:22:37,880 --> 00:22:41,890 《まさか 功を独り占めする つもりでは なかろうな》 389 00:22:41,890 --> 00:22:44,020 どうなさいます?閣下 390 00:22:44,020 --> 00:22:46,530 どうもこうもない 命令には従わざるをえん 391 00:22:46,530 --> 00:22:51,030 それに傷ついた艦隊の 再編もせねば ならんからな 392 00:22:53,400 --> 00:22:58,040 閣下 本国より 戦況報告を求めてきておりますが 393 00:22:58,040 --> 00:23:01,910 何と伝えれば よろしいでしょうか 394 00:23:01,910 --> 00:23:03,840 我が軍 有利 395 00:23:03,840 --> 00:23:06,850 はっ?それだけで… 396 00:23:06,850 --> 00:23:10,480 それ以上は何もいらん ただ我が軍 有利とだけ伝えろ 397 00:23:10,480 --> 00:23:12,980 はっ 398 00:23:14,990 --> 00:23:16,920 それは本当か! 399 00:23:16,920 --> 00:23:18,860 内容の信ぴょう性は 分かりませんが 400 00:23:18,860 --> 00:23:21,860 ひん死の捕虜が高熱にうなされて そう 口走りました 401 00:23:21,860 --> 00:23:26,000 その後 死にましたので 確認することは できませんが 402 00:23:26,000 --> 00:23:28,500 しかし そんなことが ありえるだろうか 403 00:23:28,500 --> 00:23:31,400 あの恐るべき男は 要塞にいないなどと 404 00:23:31,400 --> 00:23:35,010 ヤン・ウェンリーとは それほどまでに 恐るべき男なのですか? 405 00:23:35,010 --> 00:23:38,510 卿は あの要塞を 味方の血を一滴も流すことなく 406 00:23:38,510 --> 00:23:41,010 陥落させることができるか? いえ 407 00:23:41,010 --> 00:23:43,520 では やはり ヤン・ウェンリーは恐るべき男だ 408 00:23:43,520 --> 00:23:47,020 優れた敵には相応の敬意を 払おうじゃないか 少佐 409 00:23:47,020 --> 00:23:49,920 そうすることは我々にとって 決して恥には ならんだろうよ 410 00:23:49,920 --> 00:23:51,890 はい 411 00:23:51,890 --> 00:23:55,530 ところで先刻の敵艦隊の中に 確か 戦艦ヒューベリオンがいたな 412 00:23:55,530 --> 00:23:59,030 はあ あれは確かに ヤン・ウェンリーの旗艦でした 413 00:23:59,030 --> 00:24:02,900 うむ… それにしても ヤン・ウェンリーという男 414 00:24:02,900 --> 00:24:04,840 いればいたで いなければいないで 415 00:24:04,840 --> 00:24:07,840 どれほど 我ら帝国軍を悩ませることか 416 00:24:07,840 --> 00:24:11,480 「魔術師 ヤン」とは よく言ったものだ 417 00:24:11,480 --> 00:24:17,350 <宇宙暦798年 帝国暦489年 4月15日> 418 00:24:17,350 --> 00:24:21,850 <戦線は 再び こう着した> 419 00:24:25,490 --> 00:24:27,430 <イゼルローンへの帰路を急ぐ ヤン> 420 00:24:27,430 --> 00:24:30,360 <一方 同盟の増援の到着を知った 帝国軍は> 421 00:24:30,360 --> 00:24:33,000 <これを逆用して 一挙に回廊突破を図る> 422 00:24:33,000 --> 00:24:36,870 <だが イゼルローン要塞の中で その作戦を見抜いた者がいた> 423 00:24:36,870 --> 00:24:38,870 <次回『銀河英雄伝説』 第34話「帰還」> 424 00:24:38,870 --> 00:24:40,870 <銀河の歴史が また1ページ>w