1 00:01:31,900 --> 00:01:37,400 銀河帝国の皇帝の居城である ノイエ・サンスーシ 2 00:01:37,400 --> 00:01:41,170 その壮麗な宮殿は 大きく4地区に分かれている 3 00:01:41,170 --> 00:01:45,480 政権の中枢であって 謁見や会議が行われる東苑 4 00:01:45,480 --> 00:01:48,750 皇帝一家の生活の場である内苑 5 00:01:48,750 --> 00:01:52,490 いわゆる後宮として 多数の美女を住まわせる西苑 6 00:01:52,490 --> 00:01:56,360 それに狩場として シカやキツネが 放たれている北苑とである 7 00:01:56,360 --> 00:01:59,230 総面積は 66平方キロ 8 00:01:59,230 --> 00:02:02,560 回廊の総延長は 400キロにも及ぶ 9 00:02:02,560 --> 00:02:04,830 だが ローエングラム体制に なってからは 10 00:02:04,830 --> 00:02:09,200 宮廷費の大幅な削減に伴って 西苑と北苑は閉鎖され 11 00:02:09,200 --> 00:02:12,910 東苑と内苑においても 建物の半数が閉じられている 12 00:02:12,910 --> 00:02:16,180 一部の形式的国事行為以外の 政治的実務は 13 00:02:16,180 --> 00:02:18,480 全て宰相府で決裁されており 14 00:02:18,480 --> 00:02:21,050 政治中枢としての機能は 果たしていない 15 00:02:21,050 --> 00:02:22,980 また 大貴族の ほとんどが 16 00:02:22,980 --> 00:02:25,850 前年のリップシュタット戦役で 敗亡したため 17 00:02:25,850 --> 00:02:28,490 パーティや園遊会の類いも激減し 18 00:02:28,490 --> 00:02:32,360 一日ごとに 孤独な廃屋の趣すら 見せ始めていた 19 00:02:32,360 --> 00:02:36,900 ノイエ・サンスーシの中は 意外に 防犯設備が整っていないのだ 20 00:02:36,900 --> 00:02:39,800 宮廷は 不粋な機械などで 警備するのではなく 21 00:02:39,800 --> 00:02:43,040 近衛によって守られるべき ものだと されていてな 22 00:02:43,040 --> 00:02:46,570 ローエングラム公が その近衛を 大幅に削減してしまったことが 23 00:02:46,570 --> 00:02:49,210 この際は 我々の 有利に働くというわけですか 24 00:02:49,210 --> 00:02:51,140 そういうことだな 25 00:02:51,140 --> 00:02:53,680 中に入ったら 私が案内役を務めよう 26 00:02:53,680 --> 00:02:56,350 私は 幾度となく 宮廷に出入りしている 27 00:02:56,350 --> 00:02:59,250 閉鎖されたといっても 改築などが されたわけではなく 28 00:02:59,250 --> 00:03:01,490 放置されているだけだからな 29 00:03:01,490 --> 00:03:03,420 それに 宮殿の各所には 30 00:03:03,420 --> 00:03:05,960 秘密の通路や 隠し部屋が作られている 31 00:03:05,960 --> 00:03:07,890 ローエングラム公といえども その全てを 32 00:03:07,890 --> 00:03:09,960 知しつしているわけでは あるまい 33 00:03:09,960 --> 00:03:12,730 うわさには聞いていますが 本当に あるのですか? 34 00:03:12,730 --> 00:03:14,700 ある!これを見たまえ 35 00:03:14,700 --> 00:03:19,010 この帝国博物学協会の地下から 北苑の西苑寄りを通って 36 00:03:19,010 --> 00:03:22,880 内苑のジギスムント1世像の 下に出る通路が 確かにある 37 00:03:22,880 --> 00:03:24,910 ほう… しかし なぜ それを? 38 00:03:24,910 --> 00:03:27,380 わが ランズベルク家の 5代前の先祖が 39 00:03:27,380 --> 00:03:31,180 時の皇帝陛下の勅命を受けて その工事に当たったのだ 40 00:03:31,180 --> 00:03:33,720 そのとき 後世 皇帝陛下の御身に 41 00:03:33,720 --> 00:03:36,990 危急のことあるときは この通路を使って救出せよとの 42 00:03:36,990 --> 00:03:39,860 かたじけない御定を賜ったのだ 43 00:03:39,860 --> 00:03:42,760 私が こういう大役を 果たさねばならないことは 44 00:03:42,760 --> 00:03:45,030 5代も前に定まっていたのだ 45 00:03:45,030 --> 00:03:46,970 奇縁と言うしか ないな 46 00:03:46,970 --> 00:03:50,600 問題は 博物学協会に侵入する方法ですな 47 00:03:50,600 --> 00:03:54,570 まあ 宮殿自体に侵入するよりは はるかに容易ですが 48 00:03:54,570 --> 00:03:57,810 陽動が必要です 陽動? 49 00:03:57,810 --> 00:04:02,280 帝都の別地域で 軍部ないし 警察施設の破壊工作を行って 50 00:04:02,280 --> 00:04:05,190 警備関係者の関心を そちらに向かせるのです 51 00:04:05,190 --> 00:04:08,760 悪くない考えだとは思うが ローエングラム公は 切れ者だぞ 52 00:04:08,760 --> 00:04:10,690 我々の意図を見抜くかもしれん 53 00:04:10,690 --> 00:04:12,630 ですが やってみて 損はありません 54 00:04:12,630 --> 00:04:14,630 だが 誰に やらせるというのだ? 55 00:04:14,630 --> 00:04:17,460 私としては フェザーンの工作員に それを やってもらおうと 56 00:04:17,460 --> 00:04:20,800 考えているのですが そんな無理は言えんだろう 57 00:04:20,800 --> 00:04:24,540 彼らは我々の崇高な目的に 側面から協力してくれている 58 00:04:24,540 --> 00:04:26,970 さしあたって それで十分じゃないか 大佐 59 00:04:26,970 --> 00:04:31,140 そうですな… 多くを望むわけには いかないかもしれませんな 60 00:04:31,140 --> 00:04:34,450 金髪の小僧め 途方もない どう喝を加えてきおった 61 00:04:34,450 --> 00:04:36,380 と おっしゃると? つまり こうだ 62 00:04:36,380 --> 00:04:40,250 やつが 同盟と結んでフェザーンを 軍事的に征服することもある 63 00:04:40,250 --> 00:04:43,960 だから フェザーンだけが 有利な立場にあると思うな とな 64 00:04:43,960 --> 00:04:46,790 まさか… そんなことが できるはずは ありません 65 00:04:46,790 --> 00:04:49,700 ありえないことです それが そうでもないのだ 66 00:04:49,700 --> 00:04:54,100 やつが 我々の皇帝亡命計画の 真の意図を同盟に暴露すれば 67 00:04:54,100 --> 00:04:57,640 フェザーンを 帝国と同盟の 共通の敵とすることも 68 00:04:57,640 --> 00:04:59,570 これは不可能ではない 69 00:04:59,570 --> 00:05:02,780 まして同盟は わがフェザーンに 多大な負債を抱えている 70 00:05:02,780 --> 00:05:06,180 とかく行動に原則性を欠く 同盟の権力者どもが 71 00:05:06,180 --> 00:05:08,780 負債もろとも フェザーンを 消滅させてしまおうと 72 00:05:08,780 --> 00:05:11,050 考えたとしても 不思議ではないんだ 73 00:05:11,050 --> 00:05:14,890 では どうなさいます 弁務官? どうするとは? 74 00:05:14,890 --> 00:05:17,820 ランズベルク伯と シューマッハ大佐のことです 75 00:05:17,820 --> 00:05:20,690 いっそ 計画を白紙に戻して あの2人を始末し 76 00:05:20,690 --> 00:05:23,900 そしらぬ顔を決め込みます… うーん 77 00:05:23,900 --> 00:05:27,870 また 後日もあるということで いや それでは 本国にいる 78 00:05:27,870 --> 00:05:30,170 ケッセルリンクあたりを 喜ばせるだけだ 79 00:05:30,170 --> 00:05:32,470 それに フェザーン回廊の 通行権に関しても 80 00:05:32,470 --> 00:05:34,410 まだ交渉の余地はある 81 00:05:34,410 --> 00:05:38,280 何より あの利口ぶった 金髪の小僧が知らぬ巨大な秘密が 82 00:05:38,280 --> 00:05:41,080 フェザーンには いや この宇宙には存在するのだ 83 00:05:41,080 --> 00:05:43,750 まだまだ 逆転の余地はある! 84 00:05:43,750 --> 00:05:46,350 地球教ですか? そうだ 85 00:05:46,350 --> 00:05:49,290 当初の計画どおり 皇帝の誘拐を決行する 86 00:05:49,290 --> 00:05:52,030 なるほど フェザーンの やりそうなことですな 87 00:05:52,030 --> 00:05:56,360 彼らは脚本と演出を担当し 踊るのは他人というわけですか 88 00:05:56,360 --> 00:05:58,600 で どうなさいます? 89 00:05:58,600 --> 00:06:02,600 フェザーンの申し出に応じて 皇帝を誘拐させる おつもりですか 90 00:06:02,600 --> 00:06:06,140 正直言って いささか 持て余しているのも事実だからな 91 00:06:06,140 --> 00:06:08,810 やらせてみるのも 一興だとは思っている 92 00:06:08,810 --> 00:06:11,110 では 宮殿の警備を 手薄に いたしましょうか 93 00:06:11,110 --> 00:06:13,050 その必要はない 94 00:06:13,050 --> 00:06:16,750 今でも 厳重すぎるほどの警備を しているわけではない 95 00:06:16,750 --> 00:06:19,490 そんなこともできぬやつらと まともに手を組めるか 96 00:06:19,490 --> 00:06:21,990 御意 それに 手を組むかどうかは 97 00:06:21,990 --> 00:06:24,420 やつらが成功してからの話だ 98 00:06:24,420 --> 00:06:28,030 成功すれば やつらの言うように 同盟を攻める足がかりとする 99 00:06:28,030 --> 00:06:29,960 だが 失敗したときは 100 00:06:29,960 --> 00:06:33,800 皇帝誘拐の罪を鳴らして フェザーンそのものを討伐する 101 00:06:33,800 --> 00:06:36,740 そこまで お考えでしたか 当然だ 102 00:06:36,740 --> 00:06:40,670 フェザーンのやつら 私を甘く見た報いをくれてやる 103 00:06:40,670 --> 00:06:43,780 そうだ オーベルシュタイン ケスラーの憲兵隊とは別に 104 00:06:43,780 --> 00:06:46,110 秘密裏に へぼ詩人たちを監視しろ 105 00:06:46,110 --> 00:06:48,820 手を出す必要はないが フェザーンが計画を変更して 106 00:06:48,820 --> 00:06:52,150 口封じをすることもありうる そのときは助けよ 107 00:06:52,150 --> 00:06:55,120 助けておけば 何かと役立つこともありましょう 108 00:06:55,120 --> 00:06:57,990 それは よいのですが 皇帝が誘拐されれば 109 00:06:57,990 --> 00:07:02,430 宮廷の警備責任者は 当然ながら 罪を問われることになりますな 110 00:07:02,430 --> 00:07:05,370 モルト中将のことか? 彼には命を持って 111 00:07:05,370 --> 00:07:07,970 罪を あがなってもらわねば なりますまい 112 00:07:07,970 --> 00:07:09,900 あの男を死なせるのか 113 00:07:09,900 --> 00:07:12,410 モルト中将は 古風な男です 114 00:07:12,410 --> 00:07:14,340 たとえ 閣下が お許しになったとしても 115 00:07:14,340 --> 00:07:17,240 ご厚意に甘んじるを 潔しと しますまい 116 00:07:17,240 --> 00:07:19,550 分かった しかたあるまい 117 00:07:19,550 --> 00:07:21,510 そのときは モルトに責任を取らせよう 118 00:07:21,510 --> 00:07:24,380 だが モルト1人にだ ほかには及ぼさない 119 00:07:24,380 --> 00:07:26,390 モルトの上司はケスラーですが 120 00:07:26,390 --> 00:07:28,390 ケスラーは 得難い男だし 121 00:07:28,390 --> 00:07:32,130 憲兵総監まで重罪とあっては 兵士たちが動揺するだろう 122 00:07:32,130 --> 00:07:34,660 戒告と減俸 その程度でよい 123 00:07:34,660 --> 00:07:38,530 閣下 お耳汚しながら 1つだけ申し上げておきます 124 00:07:38,530 --> 00:07:41,000 1本の木も 1個の石も よけずに 125 00:07:41,000 --> 00:07:43,770 密林に道を開くことは できませんぞ 126 00:07:43,770 --> 00:07:46,370 その程度のことを 私が わきまえていないとでも 127 00:07:46,370 --> 00:07:49,010 思っているのか? と おっしゃいますが 128 00:07:49,010 --> 00:07:51,310 時として 閣下は ごく初歩的なことを 129 00:07:51,310 --> 00:07:54,210 お忘れになるように 小官には思われます 130 00:07:54,210 --> 00:07:56,480 全ての英雄は敵だけでなく 131 00:07:56,480 --> 00:08:00,690 味方の大量の しかばねの上にこそ 玉座を築いてきたのです 132 00:08:00,690 --> 00:08:03,260 白い手をした王者など 存在しませんし 133 00:08:03,260 --> 00:08:06,130 部下たる者も それは承知しております 134 00:08:06,130 --> 00:08:08,060 時には死を与えることが 135 00:08:08,060 --> 00:08:10,960 忠誠に報いる道となることも あるのだと 136 00:08:10,960 --> 00:08:14,700 お考えいただきたいものです では 卿も 私のためには 137 00:08:14,700 --> 00:08:16,670 自分の血を流すことも いとわぬと言うのか? 138 00:08:16,670 --> 00:08:18,700 必要とあらば 139 00:08:18,700 --> 00:08:21,010 よく覚えておこう 140 00:08:21,010 --> 00:08:23,210 もう用はない 下がってくれ 141 00:08:28,150 --> 00:08:31,550 流血の道… か 142 00:08:33,620 --> 00:08:37,790 要求は分かった だが軍や 警察の施設への攻撃というのは 143 00:08:37,790 --> 00:08:40,060 かえって 大ごとになる恐れがある 144 00:08:40,060 --> 00:08:42,330 郊外に 共和主義者のアジトを でっち上げ 145 00:08:42,330 --> 00:08:45,970 そちらに憲兵隊の目を 向けさせることで十分だろう? 146 00:08:45,970 --> 00:08:47,900 それでは せめて そのアジトを爆破して 147 00:08:47,900 --> 00:08:50,800 混乱を増大させてもらいたい それは 無理だ 148 00:08:50,800 --> 00:08:52,740 万が一にも 死者が出たら どうする? 149 00:08:52,740 --> 00:08:57,380 それに あまり派手なことをやると 陽動だと察知されるやもしれん 150 00:08:57,380 --> 00:08:59,310 では 地下道から戻った所に 151 00:08:59,310 --> 00:09:02,220 地上車を迎えに よこしてもらおう そして そのまま 152 00:09:02,220 --> 00:09:04,850 フェザーンの弁務官事務所に かくまってもらう 153 00:09:04,850 --> 00:09:06,790 弁務官事務所に?それは まずい 154 00:09:06,790 --> 00:09:10,520 隠れ家も 脱出する船も用意するが それ以上は… 155 00:09:10,520 --> 00:09:12,460 これが最低限の条件だ 156 00:09:12,460 --> 00:09:14,530 せめて これぐらいの共犯の事実がないと 157 00:09:14,530 --> 00:09:16,660 信用するわけには いかんからな 158 00:09:16,660 --> 00:09:19,170 もし 承知してもらえんと いうことであれば 159 00:09:19,170 --> 00:09:21,700 こちらも 自分の身の安全を確保するため 160 00:09:21,700 --> 00:09:25,300 しかるべき処置を取る やむをえぬようだな 分かった 161 00:09:25,300 --> 00:09:28,500 その代わり 言うまでもないな… 162 00:09:33,050 --> 00:09:35,880 お帰りなさいませ お食事の用意がしてありますが 163 00:09:35,880 --> 00:09:38,220 ワインは 何にいたします? いや 164 00:09:38,220 --> 00:09:41,020 ローエングラム公から いま一度 呼び出しがあるはずだ 165 00:09:41,020 --> 00:09:43,920 アルコールは やめておこう は? 166 00:09:47,260 --> 00:09:49,960 私が出る 総参謀長殿 167 00:09:49,960 --> 00:09:52,270 ローエングラム公が 至急の お召しです 168 00:09:52,270 --> 00:09:54,230 公は まだ 軍務省に おいでですので 169 00:09:54,230 --> 00:09:57,170 ご出頭 願います 承知した 170 00:09:57,170 --> 00:10:00,040 では 171 00:10:00,040 --> 00:10:02,680 1つ忘れていたことがある 172 00:10:02,680 --> 00:10:05,440 何事で ございましょう? 意外とは言わさぬぞ 173 00:10:05,440 --> 00:10:07,380 予測していなければ これほど早く 174 00:10:07,380 --> 00:10:10,020 呼び出しに応じられまい 恐れ入ります 175 00:10:10,020 --> 00:10:13,220 エルウィン・ヨーゼフ陛下に代わる 新しい皇帝の人選 176 00:10:13,220 --> 00:10:15,860 お考えにならぬはずはないと 思っておりました 177 00:10:15,860 --> 00:10:19,730 卿のことだ 候補者について 何らかの心当たりがあるだろう? 178 00:10:19,730 --> 00:10:23,730 先々帝オトフリート5世の 第三皇女の孫がおります 179 00:10:23,730 --> 00:10:25,970 父親は ペクニッツ子爵ですが 180 00:10:25,970 --> 00:10:28,370 昨年の内乱には 参加しておりません 181 00:10:28,370 --> 00:10:31,840 象牙細工の収集以外に 何の興味もない男です 182 00:10:31,840 --> 00:10:34,740 女子ですが この際 女帝も よろしいかと 183 00:10:34,740 --> 00:10:37,240 年齢は? 生後8ヵ月です 184 00:10:37,240 --> 00:10:41,110 ん?7歳の皇帝が逃げ出し 185 00:10:41,110 --> 00:10:44,020 後を継ぐのは 片言も しゃべれぬ乳飲み子か 186 00:10:44,020 --> 00:10:46,020 で どうなさいます? 187 00:10:46,020 --> 00:10:48,720 ほかの候補者を探すことに いたしますか? 188 00:10:48,720 --> 00:10:52,260 よかろう その赤ん坊に玉座を くれてやろう 189 00:10:52,260 --> 00:10:54,560 子供の おもちゃとしては 面白みに欠けるが 190 00:10:54,560 --> 00:10:57,460 そういう おもちゃを持っている 子供が宇宙に1人ぐらいは 191 00:10:57,460 --> 00:11:00,000 いても いいだろう 2人は多すぎるがな 192 00:11:00,000 --> 00:11:01,930 かしこまりました 193 00:11:01,930 --> 00:11:03,900 ところで ペクニッツ子爵ですが 194 00:11:03,900 --> 00:11:07,110 象牙細工の代金が 一部 未払いなままだそうで 195 00:11:07,110 --> 00:11:09,180 商人から 民事訴訟を起こされています 196 00:11:09,180 --> 00:11:11,880 どう処置いたしましょう? 金額は? 197 00:11:11,880 --> 00:11:15,780 7万5000帝国マルクです 和解させろ 198 00:11:15,780 --> 00:11:18,450 新帝の父親が 借金取りに追われるのでは 199 00:11:18,450 --> 00:11:22,090 様に ならなすぎる 宮内庁の予備費から出してやれ 200 00:11:22,090 --> 00:11:24,090 御意 201 00:11:29,700 --> 00:11:31,800 くだらん 202 00:11:36,470 --> 00:11:39,240 本日 帝都の南 ヘルシア地区に 203 00:11:39,240 --> 00:11:42,910 急進的な共和主義者の武器工場が あることが発覚いたしまして 204 00:11:42,910 --> 00:11:46,850 憲兵隊 一個中隊が 摘発に向かっております 205 00:11:46,850 --> 00:11:50,380 ところで 例の ランズベルク伯たちの件ですが 206 00:11:50,380 --> 00:11:54,390 ご命令どおりに 監視を… その件は それでよい 207 00:11:54,390 --> 00:11:57,660 では 私は憲兵隊の守備を 確かめてまいりますので 208 00:11:57,660 --> 00:12:00,030 これで 209 00:12:00,030 --> 00:12:03,260 ケスラー は? 210 00:12:03,260 --> 00:12:05,960 いや よい 頼んだぞ 211 00:12:21,480 --> 00:12:24,880 予定どおり 憲兵隊は我々の用意したエサに 212 00:12:24,880 --> 00:12:26,890 食いついたようです そうか 213 00:12:26,890 --> 00:12:29,720 彼らのほうも そろそろのはずだな はい 214 00:12:29,720 --> 00:12:33,060 私は博物学協会の前で待機します うん 215 00:12:33,060 --> 00:12:37,360 これだけのことをしているのだ 成功させてもらわねばな 216 00:12:43,440 --> 00:12:45,440 この辺りのはずだが 217 00:13:12,130 --> 00:13:15,030 皇帝陛下… 218 00:13:15,030 --> 00:13:17,030 ははっ! 219 00:13:18,970 --> 00:13:22,780 この者は なぜ ひざまずかんのか! 220 00:13:22,780 --> 00:13:26,110 大佐 ここに おわすのは 全宇宙を統治したもう 221 00:13:26,110 --> 00:13:28,510 皇帝陛下なるぞ 222 00:13:30,480 --> 00:13:32,850 陛下 私めは陛下の臣にて 223 00:13:32,850 --> 00:13:35,090 ランズベルク伯 アルフレッドと申します 224 00:13:35,090 --> 00:13:38,560 陛下を奸臣の手から お救いする ために参上いたしました 225 00:13:38,560 --> 00:13:41,090 非常の場合で ありますれば ご無礼の数々は 226 00:13:41,090 --> 00:13:43,030 どうか ご容赦くださいますよう 227 00:13:43,030 --> 00:13:45,930 身命を捨てて 陛下の お供をつかまつることで 228 00:13:45,930 --> 00:13:48,630 森羅の償いと させていただきます 229 00:13:50,700 --> 00:13:53,970 ここにいると 周りに悪い人が いっぱい いるから 230 00:13:53,970 --> 00:13:56,670 どうか いい子で 一緒に来てね 231 00:14:00,410 --> 00:14:02,850 こ… 皇帝陛下 232 00:14:02,850 --> 00:14:05,850 どうします 伯爵? やむをえない 233 00:14:11,360 --> 00:14:13,290 恐れ多いことながら 234 00:14:13,290 --> 00:14:15,790 陛下 どうか なさいましたか? 235 00:14:17,860 --> 00:14:19,860 陛下 236 00:14:34,150 --> 00:14:36,150 さあ 237 00:14:38,150 --> 00:14:40,350 とんだ茶番劇だ 238 00:14:43,360 --> 00:14:46,360 皇帝陛下は… 皇帝陛下は いずこに おわす 239 00:14:46,360 --> 00:14:49,800 ああ それが 私どもは本日の お役目を終えて 240 00:14:49,800 --> 00:14:52,160 宿舎のほうへ 戻っておりましたので その… 241 00:14:52,160 --> 00:14:54,900 すぐに連絡が ございますれば よろしゅうございましたが 242 00:14:54,900 --> 00:14:57,800 あいにくにも 本日は 女官長も下がっておりまして 243 00:14:57,800 --> 00:15:00,770 当直の者には判断に余りまして その… 244 00:15:00,770 --> 00:15:04,280 皇帝陛下は いずこに おわす それのみを聞いておる! 245 00:15:04,280 --> 00:15:07,710 で ございますから 守り役の女官が申しまするには 246 00:15:07,710 --> 00:15:09,650 見慣れぬ若い御仁が お2人 247 00:15:09,650 --> 00:15:13,220 陛下を いずこかへ お連れ申し上げたと… 248 00:15:13,220 --> 00:15:15,150 なぜ それを早く言わぬか! 249 00:15:15,150 --> 00:15:17,220 直ちに宮殿内の捜索に かかれ 250 00:15:17,220 --> 00:15:20,460 各ゲートの警備を固め なんびとたりとも外に出すな 251 00:15:20,460 --> 00:15:24,130 物もだ!一切の搬出を禁ずる ただし 事が事だ 252 00:15:24,130 --> 00:15:27,600 陛下を お捜ししていることは 必要最小限の者にしか知らせるな 253 00:15:27,600 --> 00:15:29,570 行け! はっ 254 00:15:29,570 --> 00:15:32,400 このことは 構えて 他言無用に願いますぞ 255 00:15:32,400 --> 00:15:34,400 侍従殿 は… はあ 256 00:15:38,980 --> 00:15:42,310 残留熱量の測定で 奇怪な行跡を発見いたしましたが 257 00:15:42,310 --> 00:15:45,150 ジギスムント1世陛下の 銅像の下に消えております 258 00:15:45,150 --> 00:15:48,050 恐らくは 地下道が外部に 通じていることと思われますが 259 00:15:48,050 --> 00:15:51,920 恐れ多くも 皇帝陛下の像に 手をかけてもよいものか どうか 260 00:15:51,920 --> 00:15:53,860 私どもでは判断に余ります 261 00:15:53,860 --> 00:15:56,600 ご許可 頂ければ すぐ調査いたしますが 262 00:15:56,600 --> 00:15:58,630 地下の迷宮か 263 00:15:58,630 --> 00:16:00,830 直ちに宇宙港を閉鎖しろ 264 00:16:00,830 --> 00:16:03,440 帝都から郊外に出る 全ての道路で 検問を実施 265 00:16:03,440 --> 00:16:05,370 捜査に憲兵隊も動員しろ はっ! 266 00:16:05,370 --> 00:16:08,070 しかし 何者が… 267 00:16:24,190 --> 00:16:26,230 ほう 早いな フロイライン 268 00:16:26,230 --> 00:16:28,360 休んでいても構わなかったのに いえ 269 00:16:28,360 --> 00:16:30,860 秘書官として 当然でございます 270 00:16:32,900 --> 00:16:35,500 ケスラー 私に罪を わびることより 271 00:16:35,500 --> 00:16:37,440 卿には なすべき責務があろう 272 00:16:37,440 --> 00:16:40,340 陛下を帝都より お出しするな はっ 273 00:16:40,340 --> 00:16:42,270 モルト中将 明日の… 274 00:16:42,270 --> 00:16:44,280 いや すでに今日だな 275 00:16:44,280 --> 00:16:46,780 正午に 卿への処分を通知させる 276 00:16:46,780 --> 00:16:50,120 それまで執務室で謹慎し 身辺を整理しておけ 277 00:16:50,120 --> 00:16:53,120 思い残すことのないように はっ 278 00:16:55,490 --> 00:16:58,390 フロイライン 何か私に 言いたいことが あるようだが? 279 00:16:58,390 --> 00:17:01,190 私は 先日 申し上げたことがあります 280 00:17:01,190 --> 00:17:03,700 フェザーンが 工作員を送り込んでくるとしたら 281 00:17:03,700 --> 00:17:05,630 目的は 恐らく誘拐であり 282 00:17:05,630 --> 00:17:09,500 その対象も特定できると ああ 覚えている 283 00:17:09,500 --> 00:17:13,210 閣下は 姉君のために 山荘の警備を強化なさいました 284 00:17:13,210 --> 00:17:15,140 それは当然のことです 285 00:17:15,140 --> 00:17:18,480 ところが 一方で 皇帝の身辺の警護を怠り 286 00:17:18,480 --> 00:17:20,510 みすみす 侵入者の手に委ねたのは 287 00:17:20,510 --> 00:17:23,150 不思議と申し上げるしか ありません 288 00:17:23,150 --> 00:17:26,120 で フロイラインの結論は? 私は思います 289 00:17:26,120 --> 00:17:28,950 ローエングラム公は フェザーンと手を お組みになり 290 00:17:28,950 --> 00:17:31,260 わざと皇帝を誘拐させたのだと 291 00:17:31,260 --> 00:17:34,760 違いますか? 違わない 292 00:17:36,930 --> 00:17:39,530 ただ いま少し正確を期するなら 293 00:17:39,530 --> 00:17:43,500 やつらと… フェザーンと 手を組んだわけではない 294 00:17:43,500 --> 00:17:45,940 やつらを利用するだけだ フェザーンを 295 00:17:45,940 --> 00:17:48,170 手玉に取ろうと お考えなのですか? 296 00:17:48,170 --> 00:17:50,970 やつらのほうが 私を手玉に取ろうとしたのだ 297 00:17:53,010 --> 00:17:55,610 では 自由惑星同盟に対して 298 00:17:55,610 --> 00:17:58,480 大規模な軍事行動を起こされる おつもりですのね? 299 00:17:58,480 --> 00:18:01,820 そうだ だが それは とうに定まっていたことで 300 00:18:01,820 --> 00:18:04,520 時期が多少早まるというだけの ことでしかない 301 00:18:04,520 --> 00:18:06,990 しかも 立派な大義名分が できることになる 302 00:18:06,990 --> 00:18:11,660 モルト中将を犠牲になさるのも その壮大な戦略の一環ですの? 303 00:18:11,660 --> 00:18:14,060 遺族に不自由は させない 304 00:18:16,400 --> 00:18:19,710 入れ 305 00:18:19,710 --> 00:18:22,310 モルト中将が 自決なさいました 306 00:18:25,880 --> 00:18:28,710 リュッケ 卿に事後処理を任せる 307 00:18:28,710 --> 00:18:31,250 モルトの名誉を損なわぬように 308 00:18:31,250 --> 00:18:33,850 それと 遺族の保護に気を配るように 309 00:18:33,850 --> 00:18:37,260 はっ 310 00:18:37,260 --> 00:18:40,190 甚だしい偽善だと 言われるかもしれない 311 00:18:40,190 --> 00:18:44,030 だが やらないより やったほうが良いに違いあるまい 312 00:18:44,030 --> 00:18:48,330 罰せられて しかるべき行為ならば いずれ報いがあるだろう 313 00:18:48,330 --> 00:18:51,640 誰が それをなすのかは 知らぬが 314 00:18:51,640 --> 00:18:55,310 上級大将と 大将の階級を持つ 提督たちを集めてくれ 315 00:18:55,310 --> 00:18:58,110 かしこまりました ローエングラム公 316 00:19:00,650 --> 00:19:03,680 ノイエ・サンスーシで 今夜 ささやかな事件があった 317 00:19:03,680 --> 00:19:07,950 7歳の子供が 何者かに誘拐されたのだ 318 00:19:07,950 --> 00:19:11,960 ケスラーに捜索させているが いまだに犯人は捕らわれていない 319 00:19:11,960 --> 00:19:15,690 卿らの意見を聞いて 今後の事態の発展に対応したい 320 00:19:15,690 --> 00:19:19,400 遠慮なく発言せよ 犯人は門閥貴族の残党 321 00:19:19,400 --> 00:19:22,670 目的は残党を糾合して 勢力の回復を図ること 322 00:19:22,670 --> 00:19:24,700 これは 自明でしょう それにしても 323 00:19:24,700 --> 00:19:27,240 皇帝陛下を誘拐し奉るとは 324 00:19:27,240 --> 00:19:30,540 門閥貴族派の組織力 行動力も 侮れませんな 325 00:19:30,540 --> 00:19:34,310 首謀者は誰でしょうか? いずれ 判明することだ 326 00:19:34,310 --> 00:19:37,220 犯人が捕まれば ケスラーが自白させる 327 00:19:37,220 --> 00:19:42,490 捕まらなければ 犯人自身が 得々として自らの功を誇るだろう 328 00:19:42,490 --> 00:19:45,820 皇帝が自分たちの手中に あることを 公にしなければ 329 00:19:45,820 --> 00:19:48,760 そもそも 誘拐の目的が 達せられないのだからな 330 00:19:48,760 --> 00:19:51,430 そのとおりだとは思うが そうなれば 331 00:19:51,430 --> 00:19:54,330 おのずと こちらの報復を 促すことにもなるだろう 332 00:19:54,330 --> 00:19:56,300 それを覚悟してるのだろうか? 333 00:19:56,300 --> 00:20:00,270 覚悟の上で やったのだろうさ あるいは 皇帝を盾にして 334 00:20:00,270 --> 00:20:02,780 我々の攻撃を かわすつもりかもしれん 335 00:20:02,780 --> 00:20:06,710 無益なことだがな そうだな だが少なくとも当面は 336 00:20:06,710 --> 00:20:09,650 我々の追及を逃れる成算が あるのだろう 337 00:20:09,650 --> 00:20:11,880 その自信の根拠は何だ? 338 00:20:11,880 --> 00:20:14,690 帝国内にいるかぎり わが軍の探索や攻撃を 339 00:20:14,690 --> 00:20:16,620 回避できるはずがない 340 00:20:16,620 --> 00:20:20,830 あるいは 辺境に人知れず 根拠地でも築いているのだろうか 341 00:20:20,830 --> 00:20:25,260 とすれば さしずめ第二の 自由惑星同盟というところだが 342 00:20:25,260 --> 00:20:28,130 「第二の」と言わず 自由惑星同盟の存在を 343 00:20:28,130 --> 00:20:31,040 この際 考慮に入れるべきだろう え? 344 00:20:31,040 --> 00:20:35,770 門閥貴族の残党どもと 共和主義者では 水と油に見えるが 345 00:20:35,770 --> 00:20:37,710 ローエングラム公が 覇権を確立するのを 346 00:20:37,710 --> 00:20:40,610 妨害するという ただ それだけの目的のために 347 00:20:40,610 --> 00:20:42,950 野合しないとは言い切れんからな 348 00:20:42,950 --> 00:20:45,820 犯人どもが 自由惑星同盟に逃げ込めば 349 00:20:45,820 --> 00:20:48,050 確かに そう簡単には攻撃できん 350 00:20:48,050 --> 00:20:50,990 なんとも… 亡命するのか? 351 00:20:50,990 --> 00:20:52,990 ロイエンタールの言ったように 352 00:20:52,990 --> 00:20:55,660 遠からず 皇帝の所在は明らかになろう 353 00:20:55,660 --> 00:20:58,500 今 性急に結論を出すのは 避けたいが 354 00:20:58,500 --> 00:21:01,530 もし同盟が この不貞な企てに 加担しているとすれば 355 00:21:01,530 --> 00:21:04,700 やつらには 必ず その負債を支払わせる 356 00:21:04,700 --> 00:21:07,610 やつらは 一時の欲に かられて 大局を誤ったと 357 00:21:07,610 --> 00:21:10,340 後悔に打ちひしがれることに なるだろう 358 00:21:10,340 --> 00:21:13,250 皇帝不在の間は ご病気ということで取り繕う 359 00:21:13,250 --> 00:21:16,050 また 国事は なお 宰相府に保管してあるゆえ 360 00:21:16,050 --> 00:21:18,050 さしあたって 国政に支障はない 361 00:21:18,050 --> 00:21:21,290 卿らには 私から 2つのことのみを要求する 362 00:21:21,290 --> 00:21:24,190 1つは 皇帝誘拐の一件を口外せぬこと 363 00:21:24,190 --> 00:21:28,060 いま1つは いつでも麾下の艦隊を 出動可能な状態にしておき 364 00:21:28,060 --> 00:21:31,060 後日の急に備えること この2点をだ 365 00:21:31,060 --> 00:21:33,870 ほかのことは必要があり次第 追って指示する 366 00:21:33,870 --> 00:21:36,130 夜も明けぬうちから ご苦労であった 367 00:21:36,130 --> 00:21:39,030 解散して よろしい はっ! 368 00:21:42,880 --> 00:21:45,780 どうだ うちへ寄って 朝食を取っていかないか? 369 00:21:45,780 --> 00:21:49,720 そうだな では 厚かましいが そうさせてもらおうか 370 00:21:49,720 --> 00:21:53,190 素直なのは いいことだ フン たまにはな 371 00:21:53,190 --> 00:21:56,090 それにしても ローエングラム公は この一大事に 372 00:21:56,090 --> 00:21:58,520 動じていらっしゃらないのは さすがだな 373 00:21:58,520 --> 00:22:01,490 ああ 374 00:22:01,490 --> 00:22:04,000 犯罪とは… うん? 375 00:22:04,000 --> 00:22:07,230 必ず それによって 利益を得る人間がいる 376 00:22:07,230 --> 00:22:09,170 うん 今回のことで 377 00:22:09,170 --> 00:22:12,910 いちばん利益を得るのは 果たして誰かな? 378 00:22:12,910 --> 00:22:17,440 遠からず 空前の出兵が あるかもしれんな 379 00:22:17,440 --> 00:22:22,350 ああ… それにしても 380 00:22:22,350 --> 00:22:26,080 いよいよ 正面切って戦うことに なるか 381 00:22:26,080 --> 00:22:29,420 あのヤン・ウェンリーと 382 00:22:29,420 --> 00:22:34,360 宇宙暦798年 帝国暦489年 7月7日 383 00:22:34,360 --> 00:22:36,600 1人の子供が誘拐された 384 00:22:36,600 --> 00:22:39,870 それは 確かに ささやかな事件かも しれなかった 385 00:22:39,870 --> 00:22:44,140 だが それが 全人類社会に いかなる影を投げかけるのか 386 00:22:44,140 --> 00:22:48,240 この時点で知り得る者は ほんの一握りであった 387 00:24:20,300 --> 00:24:22,970 幼い皇帝を擁した 旧帝国貴族たちが 388 00:24:22,970 --> 00:24:25,540 フェザーンの協力を得て 自由惑星同盟の中に 389 00:24:25,540 --> 00:24:27,470 亡命政権を立てた 390 00:24:27,470 --> 00:24:31,340 すかさず ラインハルトは同盟に 対して 改めて宣戦を布告する 391 00:24:31,340 --> 00:24:33,610 次回 銀河英雄伝説 第38話 「矢は放たれた」 392 00:24:33,610 --> 00:24:35,610 銀河の歴史が また1ページ