1 00:01:32,600 --> 00:01:37,470 <宇宙暦799年 帝国暦490年 2月13日> 2 00:01:37,470 --> 00:01:40,910 <ヤン・ウェンリーは 惑星ハイネセンに戻って 2時間後に> 3 00:01:40,910 --> 00:01:41,110 <元帥に昇進させる旨の連絡を 受けた> <ヤン・ウェンリーは 惑星ハイネセンに戻って 2時間後に> 4 00:01:41,110 --> 00:01:43,810 <元帥に昇進させる旨の連絡を 受けた> 5 00:01:43,810 --> 00:01:45,780 <これによって ヤンは32歳で> 6 00:01:45,780 --> 00:01:49,420 <同盟軍史上 最年少の元帥となったのである> 7 00:01:49,420 --> 00:01:52,920 <過去の記録が 36歳のブルース・アッシュビー提督で> 8 00:01:52,920 --> 00:01:56,420 <それも戦死後のことで あったから またしても ヤンは> 9 00:01:56,420 --> 00:01:59,330 <人事上の記録を 更新したことになる> 10 00:01:59,330 --> 00:02:02,860 返上するほど無欲にも なれないから もらっておくが 11 00:02:02,860 --> 00:02:05,370 いまさら 大して ありがたくもないな 12 00:02:05,370 --> 00:02:08,870 まっ ビュコック長官の お裾分けと思うことにしようかな 13 00:02:08,870 --> 00:02:10,800 よろしいんじゃありませんか 14 00:02:10,800 --> 00:02:13,740 退役した後の 年金の額も違いますから 15 00:02:13,740 --> 00:02:15,740 もらえればですがね 16 00:02:15,740 --> 00:02:21,380 元帥 私は祖国を愛しているんだ 私なりにね 17 00:02:21,380 --> 00:02:24,880 元帥 君も この国を愛しているだろ 18 00:02:24,880 --> 00:02:27,790 だとしたら 我々は進んで協力できるはずだ 19 00:02:27,790 --> 00:02:30,760 は… はあ まあ… 20 00:02:30,760 --> 00:02:34,890 民主主義の成果を守るために 微力を尽くすつもりです 21 00:02:34,890 --> 00:02:38,770 私も いや 政府も全力を挙げて 元帥の努力に報いよう 22 00:02:38,770 --> 00:02:41,400 できることがあれば 遠慮なく言ってほしい! 23 00:02:41,400 --> 00:02:45,910 さしあたり 負けた後のことだけ 考えておいて いただきましょう 24 00:02:45,910 --> 00:02:49,410 えっ? いや 別に負けるというのではなく 25 00:02:49,410 --> 00:02:51,910 勝ったら しばらくは 安心できるはずですから 26 00:02:51,910 --> 00:02:55,780 その後は 平和外交をするにしろ 軍備を再建するにしろ 27 00:02:55,780 --> 00:02:58,420 ゆっくり考える時間が 与えられるでしょう 28 00:02:58,420 --> 00:03:02,860 それは 政治家の領分で 軍人が 口出しすることでは ありませんが 29 00:03:02,860 --> 00:03:05,760 勝つと約束してほしい 30 00:03:05,760 --> 00:03:08,730 …などというのは 愚かな願いだろうな 31 00:03:08,730 --> 00:03:11,860 約束して勝てるものなら いくらでも 約束したいのですが 32 00:03:11,860 --> 00:03:14,770 ああ 全くだ つまらぬことを言った 33 00:03:14,770 --> 00:03:16,740 忘れてもらえば ありがたい 34 00:03:16,740 --> 00:03:20,370 どんな形であるにしろ 元帥を拘束しようとは思わんから 35 00:03:20,370 --> 00:03:23,280 今回 戦術レベルでの勝利によって 36 00:03:23,280 --> 00:03:26,250 戦略レベルの劣勢を 覆すことができるとすれば 37 00:03:26,250 --> 00:03:29,250 方法は ただ1つです 38 00:03:32,890 --> 00:03:36,390 その方法とは ラインハルト・フォン・ローエングラム侯を 39 00:03:36,390 --> 00:03:39,890 戦場で倒すことです えっ! 40 00:03:39,890 --> 00:03:44,760 ローエングラム侯は独身です 私の狙いは そこなんです 41 00:03:44,760 --> 00:03:47,400 つまり ローエングラム侯が死んでも 42 00:03:47,400 --> 00:03:51,900 彼に妻子 特に後継者となる男子がいた場合 43 00:03:51,900 --> 00:03:53,840 部下たちは その子を擁して 44 00:03:53,840 --> 00:03:56,410 ローエングラム王朝を 続けていくことができます 45 00:03:56,410 --> 00:03:58,340 ですが 彼は独身です 46 00:03:58,340 --> 00:04:02,220 彼が死ねば ローエングラム体制は そこで終わりです 47 00:04:02,220 --> 00:04:06,220 部下たちの忠誠心と団結は 求心力を失って 48 00:04:06,220 --> 00:04:08,350 空中分解せざるをえません 49 00:04:08,350 --> 00:04:12,230 彼らは 誰のために戦うかを 問い直すために 帝国へ帰還し 50 00:04:12,230 --> 00:04:16,230 恐らく 後継者の座を巡って 激しく対立するでしょう 51 00:04:16,230 --> 00:04:19,370 そうか! まさに 元帥の言うとおりだ 52 00:04:19,370 --> 00:04:21,870 ローエングラム侯という 恒星があってこそ 53 00:04:21,870 --> 00:04:23,800 他の惑星は輝くのだからな 54 00:04:23,800 --> 00:04:29,380 確かに 彼が死ねば 帝国軍は 空中分解し 同盟は救われる 55 00:04:29,380 --> 00:04:34,880 彼らを何らかの方法で分散させ 各個撃破を続けていけば 56 00:04:34,880 --> 00:04:37,780 英気と覇気に富む ローエングラム侯のことです 57 00:04:37,780 --> 00:04:40,750 私を討伐するために 自ら出馬してくるでしょう 58 00:04:40,750 --> 00:04:45,890 その機会をつくらねばなりません それが唯一の勝機です 59 00:04:45,890 --> 00:04:47,830 部下たちが 次々と倒されれば 60 00:04:47,830 --> 00:04:50,760 確かに 彼自身が 出てこざるをえないだろうな 61 00:04:50,760 --> 00:04:52,770 理に かなっている! 62 00:04:52,770 --> 00:04:57,900 まあ 戦略や戦術というより 心理学の問題ですがね こいつは 63 00:04:57,900 --> 00:05:00,810 ローエングラム侯は 単なる戦士では ありませんが 64 00:05:00,810 --> 00:05:03,710 単なる 権力志向者でもないのも 確かです 65 00:05:03,710 --> 00:05:07,350 彼は戦って勝つことに 最高の 価値を置いているのでしょう 66 00:05:07,350 --> 00:05:10,850 その辺が 覇者の覇者たる ゆえんでしょうから 67 00:05:10,850 --> 00:05:14,720 <惑星ウルヴァシーに 基地の建設を 開始した 帝国軍の元へ> 68 00:05:14,720 --> 00:05:18,360 <イゼルローン要塞をルッツ大将に任せた ロイエンタールが> 69 00:05:18,360 --> 00:05:20,860 <レンネンカンプと共に 合流した> 70 00:05:20,860 --> 00:05:23,360 <これによって 帝国軍の兵力は> 71 00:05:23,360 --> 00:05:26,870 <艦艇18万隻 将兵2000万人に達した> 72 00:05:26,870 --> 00:05:30,740 <だが それだけに補給線の長さが 問題となりつつあった> 73 00:05:30,740 --> 00:05:33,740 <フェザーン イゼルローン 両回廊を占拠し> 74 00:05:33,740 --> 00:05:36,880 <同盟軍の主力を 敗退させたとはいえ> 75 00:05:36,880 --> 00:05:40,750 <同盟最強のヤン艦隊が 行動の 自由を得たことと併せて> 76 00:05:40,750 --> 00:05:44,750 <戦勝におごっては いられなかったのである> 77 00:05:46,890 --> 00:05:50,760 せっかく やる気を出している 委員長のために ああは言ったが 78 00:05:50,760 --> 00:05:52,760 ローエングラム侯を 引っ張り出すには 79 00:05:52,760 --> 00:05:56,400 帝国軍の名だたる ぎょう将たちを 連覇しなければならない 80 00:05:56,400 --> 00:05:58,900 正直言って 気が重いね 81 00:05:58,900 --> 00:06:02,340 まっ 帝国軍の双璧 ミッターマイヤーとロイエンタールは 82 00:06:02,340 --> 00:06:04,840 なるべく 避けて通るとしよう 83 00:06:04,840 --> 00:06:08,340 彼らに こだわっていると 全体の効率が悪くなる 84 00:06:08,340 --> 00:06:12,850 まあ スポーツじゃないですからな 強い敵と戦ったからといって 85 00:06:12,850 --> 00:06:15,750 鍛えられて 強くなるわけじゃありませんし 86 00:06:15,750 --> 00:06:19,750 そういうことだ なるべく 楽をして勝たなくちゃな 87 00:06:22,860 --> 00:06:25,760 我々は 国防委員会記者クラブの者です 88 00:06:25,760 --> 00:06:29,730 ヤン提督 どうか この場で 全市民に対して約束してください 89 00:06:29,730 --> 00:06:33,870 悪魔のような侵略者の 血塗られた手から 国家を救うと 90 00:06:33,870 --> 00:06:35,800 来るべき 正義と悪のハルマゲドンにおいて 91 00:06:35,800 --> 00:06:37,740 正義を勝利せしめると 92 00:06:37,740 --> 00:06:42,880 必ず勝って 市民の期待に応えると 約束してください 93 00:06:42,880 --> 00:06:45,780 それとも できないんですか! 94 00:06:45,780 --> 00:06:47,750 元帥閣下は お疲れでいらっしゃいますし 95 00:06:47,750 --> 00:06:50,750 軍の機密に関することは 一切 お話できません 96 00:06:50,750 --> 00:06:54,390 もし 我が軍を勝たせたいと お考えなら どうか ご理解の上 97 00:06:54,390 --> 00:06:56,890 お引き取りをいただきたく 存じます 98 00:06:56,890 --> 00:06:58,890 おい… 99 00:07:04,700 --> 00:07:08,830 「ヘンスロー弁務官の救出と 帝国軍駆逐艦の奪取という」 100 00:07:08,830 --> 00:07:11,340 「今回のユリアン・ミンツ少尉の 武勲に対して」 101 00:07:11,340 --> 00:07:14,840 「中尉への昇進と 自由戦士勲章の 授与が決定されました」 102 00:07:14,840 --> 00:07:18,710 「同盟に また1人 若き英雄が登場したわけです」 103 00:07:18,710 --> 00:07:20,710 「では その記者会見の模様を ご覧ください」 104 00:07:20,710 --> 00:07:23,850 「僕の… いや 私の使用した戦術は」 105 00:07:23,850 --> 00:07:26,350 「今後も 同盟軍が侵略者と戦うに際して」 106 00:07:26,350 --> 00:07:28,290 「極めて有効であると信じます」 107 00:07:28,290 --> 00:07:32,220 「従って その内容について 詳しく お話することは できません」 108 00:07:32,220 --> 00:07:34,230 「どうか ご容赦ください」 109 00:07:34,230 --> 00:07:37,860 「さすがと申しましょうか 自分の功績をひけらかそうとせず」 110 00:07:37,860 --> 00:07:41,370 「謙虚な姿勢が立派ですわね」 「やはり ミラクル・ヤンの」 111 00:07:41,370 --> 00:07:43,870 「薫陶よろしきを得ている というわけですね」 112 00:07:43,870 --> 00:07:47,740 「そうですわね 何しろ ヤン元帥は ミンツ中尉の才能を」 113 00:07:47,740 --> 00:07:50,740 「幼少の頃から認めて 養子にしたのです」 114 00:07:50,740 --> 00:07:52,880 「その元帥の けい眼もさることながら」 115 00:07:52,880 --> 00:07:55,780 「まさに 天才的才能というべきですわね」 116 00:07:55,780 --> 00:07:57,750 おいおい 117 00:07:57,750 --> 00:07:59,750 ≪ユリアン! 118 00:08:02,690 --> 00:08:05,320 おかえりなさい ユリアン あなたも 今や 119 00:08:05,320 --> 00:08:07,830 ちょっとした英雄ね ありがとう 120 00:08:07,830 --> 00:08:11,700 でも 提督は僕が帰ってきたことは 喜んでくださるけど 121 00:08:11,700 --> 00:08:15,700 英雄に祭り上げられていることは 喜んでいらっしゃらないと… 122 00:08:15,700 --> 00:08:18,340 もしかして それを嫉妬だと思う?ユリアン 123 00:08:18,340 --> 00:08:21,840 ま… まさか!そんなこと 考えたことも ありません 124 00:08:21,840 --> 00:08:25,710 だったら いいの もし あなたが そう考えているとしたら 125 00:08:25,710 --> 00:08:29,720 思いっ切り ひっぱたいてあげたわ こう 背中と腕を伸ばしてね 126 00:08:29,720 --> 00:08:33,350 私は子供の頃 手が早いことで 有名だったんだから 127 00:08:33,350 --> 00:08:35,290 信じられません 128 00:08:35,290 --> 00:08:37,220 そりゃ 軍隊に入ってからは 129 00:08:37,220 --> 00:08:40,860 おしとやかに 猫の毛皮を 3~4枚は着込んでいたもの 130 00:08:40,860 --> 00:08:43,360 なかなかの努力だったのよ これは 131 00:08:43,360 --> 00:08:46,270 そうは見えませんでした 本当に 132 00:08:46,270 --> 00:08:48,230 それは ありがとう 133 00:08:48,230 --> 00:08:50,240 ところで ヤン提督を 捜しているんじゃないの? 134 00:08:50,240 --> 00:08:53,870 そうなんです 皆さん 居場所が分からなくて 135 00:08:53,870 --> 00:08:57,380 提督は ホテル・カプリコーンに お泊まりよ 隊舎に戻っても 136 00:08:57,380 --> 00:09:00,280 1人じゃ どうしようもないからと おっしゃって 137 00:09:00,280 --> 00:09:02,210 やあ ユリアン 見てくれよ 138 00:09:02,210 --> 00:09:05,820 我が心のごとく かつ 現今の世情のごとしさ 139 00:09:05,820 --> 00:09:09,320 これほど 粗雑な食事をしている 元帥閣下って 140 00:09:09,320 --> 00:09:11,820 歴史上 ちょっと 類を見ないでしょうね 141 00:09:11,820 --> 00:09:15,330 ああ 同感だ 元帥になったら 年金も上がることだし 142 00:09:15,330 --> 00:09:17,830 再会を祝して 外へ食事に行くか 143 00:09:17,830 --> 00:09:21,700 お供します それにしても あくまで 年金にこだわるんですね 144 00:09:21,700 --> 00:09:23,700 当然だろ せっかくの年金も 145 00:09:23,700 --> 00:09:26,840 同盟政府が相続しないことには もらいようがない 146 00:09:26,840 --> 00:09:30,710 従って 私は老後の安定のために 帝国軍と戦うわけだ 147 00:09:30,710 --> 00:09:32,710 首尾一貫 立派なもんさ 148 00:09:32,710 --> 00:09:36,350 いずれにしても 元帥への昇進 おめでとうございます 149 00:09:36,350 --> 00:09:39,250 私の元帥なんかより お前の中尉のほうが 150 00:09:39,250 --> 00:09:42,220 ずっと立派だよ よく無事で戻ってきたな 151 00:09:42,220 --> 00:09:46,360 本当に よくやった 背も伸びたし もう一人前だな 152 00:09:46,360 --> 00:09:49,260 いえ 僕は まだ半人前のヒヨコです 153 00:09:49,260 --> 00:09:51,860 いろいろと 教えていただかなくては 困ります 154 00:09:51,860 --> 00:09:54,770 教えることなど 何もないと思うがな 155 00:09:54,770 --> 00:09:57,370 それどころか こっちが教わりたい 156 00:09:57,370 --> 00:10:01,240 帝国軍の駆逐艦を どんな魔法を 使って乗っ取ったんだ? 157 00:10:01,240 --> 00:10:04,880 軍事機密とはいっても 私になら教えてくれるんだろ? 158 00:10:04,880 --> 00:10:06,810 見てらしたんですか? さっきのテレビ 159 00:10:06,810 --> 00:10:10,750 嫌だな からかわないでください 提督が イゼルローン要塞を 160 00:10:10,750 --> 00:10:13,890 奪取なさった時の方法を 応用しただけですよ 161 00:10:13,890 --> 00:10:17,760 う~ん 応用か 特許を取っておくべきだったかな 162 00:10:17,760 --> 00:10:21,390 年金プラス特許料で 私の老後も ますます… 163 00:10:21,390 --> 00:10:25,260 それ 全然 冗談に聞こえませんよ 164 00:10:25,260 --> 00:10:28,270 相変わらず 繁盛しているみたいで 結構なことだね 165 00:10:28,270 --> 00:10:31,900 おかげさまで こういう時世では ありますが 166 00:10:31,900 --> 00:10:35,410 レストランやホテルが 存在しない社会体制というのは 167 00:10:35,410 --> 00:10:37,340 あり得ませんからな 168 00:10:37,340 --> 00:10:41,910 不謹慎ながら 戦争だの亡国だの 気にしては おれません 169 00:10:41,910 --> 00:10:44,420 ああ 同感 同感 ただ 残念ながら 170 00:10:44,420 --> 00:10:48,290 物資の不足で材料が入りません 今日 出来ます物は 171 00:10:48,290 --> 00:10:50,920 ローストビーフディナーぐらいに なってしまいますが 172 00:10:50,920 --> 00:10:54,790 ああ じゃあ それを頼むよ あと 赤ワインを適当に見繕って 173 00:10:54,790 --> 00:10:57,800 承知しました 174 00:10:57,800 --> 00:10:59,930 まっ そのマリネスク氏には 175 00:10:59,930 --> 00:11:01,870 何らかの保証を してやるべきだろうな 176 00:11:01,870 --> 00:11:03,800 同盟政府の責任で 177 00:11:03,800 --> 00:11:06,740 ただ そのベリョースカ号の船主は 別の人なんです 178 00:11:06,740 --> 00:11:09,380 提督の 古い お知り合いだそうですが 179 00:11:09,380 --> 00:11:12,280 今 ハイネセンにいるそうですよ おお? 180 00:11:12,280 --> 00:11:15,880 ボリス・コーネフという人です ご存じでしょう? 181 00:11:15,880 --> 00:11:19,390 ボリス・コーネフ… 幼ななじみだと聞きましたが 182 00:11:19,390 --> 00:11:21,890 ああ あのボリスか やっと分かった 183 00:11:21,890 --> 00:11:23,820 老化の第一現象は 184 00:11:23,820 --> 00:11:26,760 固有名詞を思い出せないことから 始まるんですって 185 00:11:26,760 --> 00:11:30,400 んっ?老化だって? 私は まだ31歳だ 186 00:11:30,400 --> 00:11:33,300 2でしょ? んっ… 187 00:11:33,300 --> 00:11:35,900 ボリス・コーネフなんて きちんとした姓名を 188 00:11:35,900 --> 00:11:39,410 名乗るから分からないんだ 「悪たれのボリス・キッド」と言えば 189 00:11:39,410 --> 00:11:42,310 すぐに分かったさ そんなに悪かったんですか? 190 00:11:42,310 --> 00:11:45,280 それは もう 親泣かせ 友人泣かせ 他人泣かせ 191 00:11:45,280 --> 00:11:50,420 はた迷惑 この上ない悪童だったね 私も 随分 迷惑を被ったもんだ 192 00:11:50,420 --> 00:11:52,350 そうですか? 193 00:11:52,350 --> 00:11:55,920 マリネスクさんの話だと ボリス少年のイタズラの数々は 194 00:11:55,920 --> 00:12:00,790 優秀な共犯が あってこそだったそうですが 195 00:12:00,790 --> 00:12:03,360 まあ この星にいるんなら 会うこともあるだろう 196 00:12:03,360 --> 00:12:07,230 その時は 昔のよしみだ 船の1隻ぐらい 弁償してやるさ 197 00:12:07,230 --> 00:12:09,230 随分 気前がいいですね 198 00:12:09,230 --> 00:12:12,870 どうせ 賠償するのは政府さ 199 00:12:12,870 --> 00:12:15,370 気前がいいといえば イゼルローン要塞を 200 00:12:15,370 --> 00:12:17,310 敵の手に お返しになったでしょう? 201 00:12:17,310 --> 00:12:19,240 何か お考えがあってのことと 思いますが 202 00:12:19,240 --> 00:12:21,250 教えていただけますか? 203 00:12:21,250 --> 00:12:25,750 なに ワナを仕掛けはしたがね ごく簡単なことさ 204 00:12:32,790 --> 00:12:35,390 それは ほとんど ペテンですね 205 00:12:35,390 --> 00:12:38,900 引っ掛けられる帝国軍のほうは さぞ 腹が立つでしょう 206 00:12:38,900 --> 00:12:40,830 お人が悪いですよ 207 00:12:40,830 --> 00:12:43,770 結構 最高の褒め言葉だ 208 00:12:43,770 --> 00:12:46,410 このことを知っているのは シェーンコップと 209 00:12:46,410 --> 00:12:49,310 グリーンヒル大尉だけ お前で3人目だ 210 00:12:49,310 --> 00:12:51,910 役に立たないに 越したことはないが 211 00:12:51,910 --> 00:12:54,410 必要になるかもしれないから 覚えておいてくれ 212 00:12:54,410 --> 00:12:57,320 はい 少佐ですよ フレデリカさんは 213 00:12:57,320 --> 00:13:00,850 ああ… どうも口グセになっていて 老化現象じゃないぞ 214 00:13:00,850 --> 00:13:03,760 ハハハ… あっ それより どうだった? 215 00:13:03,760 --> 00:13:06,360 他に何か収穫は あったかい? 今回の旅は 216 00:13:06,360 --> 00:13:08,290 そうですね 217 00:13:08,290 --> 00:13:10,860 そういえば 妙な人物と知り合いました 218 00:13:10,860 --> 00:13:13,370 フェザーンから 一緒に脱出したんですが 219 00:13:13,370 --> 00:13:16,870 途中で病死… というより 自殺に近かったんですが 220 00:13:16,870 --> 00:13:19,770 死んでしまいましたが… ほう?何者だい 221 00:13:19,770 --> 00:13:22,370 デグスビィという 地球教の司教です 222 00:13:22,370 --> 00:13:28,250 ただ もう自分は聖職者ではなく 背教者だと言っていましたけど 223 00:13:28,250 --> 00:13:31,880 なるほど ルビンスキーとケッセルリンクが 224 00:13:31,880 --> 00:13:34,790 舞台裏で そんな殺し合いをしていたとはな 225 00:13:34,790 --> 00:13:37,390 ええ 226 00:13:37,390 --> 00:13:39,320 それにしても その司教 227 00:13:39,320 --> 00:13:42,900 フェザーンの支配層の内情に それほど通じているとは 228 00:13:42,900 --> 00:13:46,400 地球教は トリューニヒトとも 浅からぬ関係があるようだが 229 00:13:46,400 --> 00:13:50,270 そうです デグスビィは 死ぬ前に言い残しました 230 00:13:50,270 --> 00:13:53,270 全ての事象の源泉は 地球教にある 231 00:13:53,270 --> 00:13:56,910 過去と現在の裏の事情を 知りたかったら 地球を探れと 232 00:13:56,910 --> 00:14:00,410 地球に全てがね 彼は こうも言いました 233 00:14:00,410 --> 00:14:04,280 地球に対する恩義と負債を 人類は忘れては ならないと 234 00:14:04,280 --> 00:14:06,850 ああ それは正論だ 235 00:14:06,850 --> 00:14:10,360 だが 正しい認識が正しい行動に 結び付くとは限らない 236 00:14:10,360 --> 00:14:13,860 ユリアン 我々の文明は 7000年ばかり前に 237 00:14:13,860 --> 00:14:17,360 地球という 小さな惑星の一角から始まった 238 00:14:17,360 --> 00:14:19,300 オリエントでしたっけ? 239 00:14:19,300 --> 00:14:21,230 だが その地球の上でさえ 240 00:14:21,230 --> 00:14:25,240 政治や経済や文化の中心は 絶えず 移り変わった 241 00:14:25,240 --> 00:14:27,370 人類が宇宙に進出した以上 242 00:14:27,370 --> 00:14:31,240 その中心が 地球から離れるのは しかたのないことだ 243 00:14:31,240 --> 00:14:34,250 いまだに 戦争一つ やめられないような我々は 244 00:14:34,250 --> 00:14:36,880 精神的には オリエント文明の頃と比べて 245 00:14:36,880 --> 00:14:39,380 大して 進歩は していないかもしれない 246 00:14:39,380 --> 00:14:44,260 だが 手足が伸びてしまえば 揺りかごには戻れない 247 00:14:44,260 --> 00:14:46,890 それと同様 人類も いまさら 248 00:14:46,890 --> 00:14:49,390 地球を政治の中心にすることは できないし 249 00:14:49,390 --> 00:14:53,270 もし 地球教が陰謀によって それを なそうとしているのなら 250 00:14:53,270 --> 00:14:56,270 それは 悪質な反動というしかない そうですね 251 00:14:56,270 --> 00:15:00,410 だが だとしても 今の我々には 打つべき手はないが 252 00:15:00,410 --> 00:15:03,310 では 地球教のことは ほうっておくのですか? 253 00:15:03,310 --> 00:15:05,840 いや 放置しておくわけにも いくまい 254 00:15:05,840 --> 00:15:08,350 そうだ バグダッシュに調査させよう 255 00:15:08,350 --> 00:15:11,850 あの男は 戦闘より その種の事が 得意なはずだからな 256 00:15:11,850 --> 00:15:13,790 バグダッシュ中佐ですか 257 00:15:13,790 --> 00:15:17,360 他に人がいない そうですね 258 00:15:17,360 --> 00:15:20,260 ところで 肝心のローエングラム侯との対決 259 00:15:20,260 --> 00:15:23,230 どういう手を 打つおつもりなんですか? 260 00:15:23,230 --> 00:15:25,860 ここに至って しゅん巡する必要は いささかもない 261 00:15:25,860 --> 00:15:29,740 一挙に敵の首都を討って 征服の実を挙げるべきである 262 00:15:29,740 --> 00:15:36,380 そのためにこそ 1万数千光年の 征旅を行ったのではないか 263 00:15:36,380 --> 00:15:38,310 ここに至ったからこそ 264 00:15:38,310 --> 00:15:40,880 短兵急な行動は 避けるべきであろう 265 00:15:40,880 --> 00:15:44,750 首都を制圧したところで 同盟自体が瓦解するとは限らぬし 266 00:15:44,750 --> 00:15:48,390 地域的な犯行の続出に 手を焼く可能性もある 267 00:15:48,390 --> 00:15:51,290 むしろ 周辺を制圧し 首都の権力者たちを 268 00:15:51,290 --> 00:15:53,260 物心両面から追い詰めて 269 00:15:53,260 --> 00:15:56,260 彼らのほうから 輪を壊するにしかず 270 00:15:56,260 --> 00:15:59,400 これが成功したとしても それが歴史に対して 271 00:15:59,400 --> 00:16:03,270 どのような意義を持つのか 私には疑問なんだ 272 00:16:03,270 --> 00:16:05,840 つまり ローエングラム侯を倒すことは 273 00:16:05,840 --> 00:16:07,770 同盟にとっては有益だ 274 00:16:07,770 --> 00:16:10,340 だが 人類全体にとっては どうだろう 275 00:16:10,340 --> 00:16:14,210 帝国の民衆にとっては 明らかに マイナスだ 276 00:16:14,210 --> 00:16:17,850 強力な改革の主導者を失い 悪くすれば内乱だ 277 00:16:17,850 --> 00:16:21,720 民衆は また その犠牲になる ひどい話さ 278 00:16:21,720 --> 00:16:26,360 そうまでして 同盟の目先の安泰を 求めなきゃならんのかな 279 00:16:26,360 --> 00:16:29,260 でも そんな点まで 構っていられないでしょう 280 00:16:29,260 --> 00:16:32,230 帝国のことは 帝国に任せるしか ないと思いますけど 281 00:16:32,230 --> 00:16:35,870 ユリアン 戦っている相手国の民衆なんて 282 00:16:35,870 --> 00:16:38,770 どうなっても いいなどという 考え方だけは しないでくれ 283 00:16:38,770 --> 00:16:42,740 すいません いや 謝ることはないさ 284 00:16:42,740 --> 00:16:46,880 ただ 国家という視点だけで 物事を見ると 視野が狭くなる 285 00:16:46,880 --> 00:16:50,750 前にも言ったが 国家なんてものは 便宜上の手段にすぎないんだ 286 00:16:50,750 --> 00:16:52,750 だから できるだけ 敵味方に 287 00:16:52,750 --> 00:16:56,390 こだわらない考え方を してほしいんだ お前には 288 00:16:56,390 --> 00:16:58,890 はい そうしたいと思います 289 00:16:58,890 --> 00:17:01,330 これから先 まあ いろいろと大変だが 290 00:17:01,330 --> 00:17:03,260 闇が深くなるのは 291 00:17:03,260 --> 00:17:06,200 夜が明ける直前であればこそ というからな 292 00:17:06,200 --> 00:17:09,200 国父 アーレ・ハイネセンの 名言ですね 293 00:17:09,200 --> 00:17:13,340 アルタイル星系から 天然ドライアイスの船で脱出して 294 00:17:13,340 --> 00:17:17,210 1万光年の長征に出かける時に 同志を励ましたんでしょ? 295 00:17:17,210 --> 00:17:20,210 といわれているが 真偽の程は どうかね 296 00:17:20,210 --> 00:17:25,350 革命家や政治運動指導者だったら 誰が言っても よさそうなセリフさ 297 00:17:25,350 --> 00:17:27,290 だが 国父 ハイネセンが言ったとなると 298 00:17:27,290 --> 00:17:30,860 無名人が言ったというより ありがたみが出るのさ 299 00:17:30,860 --> 00:17:33,760 神格化 偶像化 そんなものを 300 00:17:33,760 --> 00:17:37,730 アーレ・ハイネセンが 望んでいたはずは ないんだが 301 00:17:37,730 --> 00:17:40,870 特に これといって 異常は認められません 302 00:17:40,870 --> 00:17:44,370 過労によって 発熱されたもののようです 303 00:17:44,370 --> 00:17:48,240 ゆっくり お休みになることです 今日と できれば 明日も 304 00:17:48,240 --> 00:17:51,240 平凡ですが それが一番ですぞ 305 00:17:51,240 --> 00:17:54,380 そうだな たまには休むのも よかろう 306 00:17:54,380 --> 00:17:57,280 体調の悪い時は 思考も鈍る 307 00:17:57,280 --> 00:18:00,250 キスリング 作戦行動の決定は 先に延ばすと 308 00:18:00,250 --> 00:18:04,820 皆に伝えよ 焦っても しかたがないからな 309 00:18:04,820 --> 00:18:06,760 それでは お休みください 310 00:18:06,760 --> 00:18:10,260 お目覚めになりましたら また伺います 311 00:18:12,330 --> 00:18:14,270 《考えてみれば この10年というもの》 312 00:18:14,270 --> 00:18:16,840 《ひたすら走り続けてきた》 313 00:18:16,840 --> 00:18:20,710 《熱を出して寝込むなど 何年ぶりだろうか》 314 00:18:20,710 --> 00:18:25,840 ((少しだけ熱があるわね 寝ていたければ そうしなさい)) 315 00:18:25,840 --> 00:18:28,750 ((どうせ すぐに飽きて 起きだしたくなるんだから)) 316 00:18:28,750 --> 00:18:31,250 ((ラインハルトは)) 317 00:18:49,870 --> 00:18:53,740 閣下 カールセン モートン 両提督 以下 318 00:18:53,740 --> 00:18:57,380 先の戦闘の残存兵力も 出動態勢を取っておりますが 319 00:18:57,380 --> 00:19:00,880 ああ 2人から申請は出ておった 320 00:19:00,880 --> 00:19:04,750 国防委員会の許可は まだ 下りていないのでは ありませんか 321 00:19:04,750 --> 00:19:07,320 まあ 事後承諾ということになるかな 322 00:19:07,320 --> 00:19:09,250 その辺の始末をしてやるのが 323 00:19:09,250 --> 00:19:11,820 今回の ワシらの役割というわけじゃ 324 00:19:11,820 --> 00:19:15,330 同盟軍に合流するなどと 体裁の良いことを言うが 325 00:19:15,330 --> 00:19:18,830 まさか 卿まで 私を見捨てるとは 思わなかったぞ! 326 00:19:18,830 --> 00:19:22,330 小官が ここにいても 何のお役にも立てんでしょう 327 00:19:22,330 --> 00:19:26,200 伯爵閣下のためにも 皇帝陛下の御ためにも 328 00:19:26,200 --> 00:19:28,840 むしろ ヤン提督に協力して 329 00:19:28,840 --> 00:19:31,340 ローエングラム候を 打倒することに 330 00:19:31,340 --> 00:19:36,210 最後の活路を見いだしたいのです 閣下には そのための行動の許可を 331 00:19:36,210 --> 00:19:39,220 いただきたいと 思っているのですが 332 00:19:39,220 --> 00:19:43,720 皇帝陛下の御ためにもか 333 00:19:49,360 --> 00:19:52,860 そうか 卿も メルカッツ閣下と共に行くのか 334 00:19:52,860 --> 00:19:56,370 はい 閣下は やはり残られるのですか? 335 00:19:56,370 --> 00:19:58,300 閣下は やめてくれ 336 00:19:58,300 --> 00:20:01,240 ランズベルク伯が 皇帝陛下を最後まで 337 00:20:01,240 --> 00:20:04,240 お守りするのだと 言っておられるのでね 338 00:20:04,240 --> 00:20:06,380 フェザーンに帰る道もないし 339 00:20:06,380 --> 00:20:08,310 せめて それに付き合ってみるつもりだ 340 00:20:08,310 --> 00:20:13,890 それに… 取らなければならんからな 341 00:20:13,890 --> 00:20:18,390 こんなところまで 連れてきてしまった責任は 342 00:20:26,900 --> 00:20:30,770 これが 帝国政党政府軍の全員です 343 00:20:30,770 --> 00:20:34,270 どこまでも 閣下のお供をすると 申しております 344 00:20:42,910 --> 00:20:48,410 自由にするがいい ここは自由惑星同盟だ 345 00:20:56,930 --> 00:20:59,830 (ドアの開閉音) 346 00:20:59,830 --> 00:21:02,370 お前は エミール・フォン・ゼッレといったな 347 00:21:02,370 --> 00:21:05,270 はい フロイライン マリーンドルフから 348 00:21:05,270 --> 00:21:07,870 閣下の お世話をするようにと 仰せつかりました 349 00:21:07,870 --> 00:21:10,380 ほう お前は医学の心得があるのか? 350 00:21:10,380 --> 00:21:12,310 父が医者でした 351 00:21:12,310 --> 00:21:14,250 私も四年学校を卒業したら 352 00:21:14,250 --> 00:21:16,880 軍医学校へ 進みたいと思っております 353 00:21:16,880 --> 00:21:19,780 それで お父君は どうなさっている? 354 00:21:19,780 --> 00:21:25,890 3年前に戦死しました 巡航艦の軍医を務めていましたが 355 00:21:25,890 --> 00:21:29,760 アムリッツァ会戦の時に 艦ごと 吹き飛ばされてしまって 356 00:21:29,760 --> 00:21:32,760 でも 閣下が敵を討ってくださいました 357 00:21:32,760 --> 00:21:36,400 アムリッツァで 反乱軍を撃滅なさって 358 00:21:36,400 --> 00:21:40,270 母の分も お礼を申し上げます 359 00:21:40,270 --> 00:21:42,270 早く軍医の資格を取れ 360 00:21:42,270 --> 00:21:46,410 お前に 私の主治医になってもらうからな 361 00:21:46,410 --> 00:21:49,920 はい!一生懸命 努力します! 362 00:21:49,920 --> 00:21:53,420 閣下には ご武運も お祈りします 363 00:21:53,420 --> 00:21:55,350 案ずるな エミール 364 00:21:55,350 --> 00:21:58,920 能力が同じであれば 運が勝敗を左右する 365 00:21:58,920 --> 00:22:03,360 私は 自分自身の運の他に 友人からも 運をもらったのだ 366 00:22:03,360 --> 00:22:08,870 その友人は 運だけでなく 命も 未来も 私にくれた 367 00:22:08,870 --> 00:22:11,770 私は 2人分の運を背負っている 368 00:22:11,770 --> 00:22:16,270 だから ヤン・ウェンリーなどに 負けはせぬ 案ずるな 369 00:22:18,380 --> 00:22:20,310 《そうだった》 370 00:22:20,310 --> 00:22:23,250 《この前 熱を出したのは 7年前だった》 371 00:22:23,250 --> 00:22:25,880 《あの時は 四年学校の寮で》 372 00:22:25,880 --> 00:22:29,750 《キルヒアイスが 付きっきりで 看病してくれたものだ》 373 00:22:29,750 --> 00:22:31,760 《お前が 生きていてくれたら》 374 00:22:31,760 --> 00:22:33,760 《私は こんな苦労をせずに済むのだ》 375 00:22:33,760 --> 00:22:36,900 《お前に 遠征軍の総指揮を執ってもらい》 376 00:22:36,900 --> 00:22:40,400 《私は 帝都で 内政に専念していられるのに》 377 00:22:40,400 --> 00:22:45,900 <宇宙暦799年 帝国暦490年 2月末> 378 00:22:45,900 --> 00:22:49,400 <ヤン艦隊の しゅん動が始まる> 379 00:24:24,370 --> 00:24:27,270 <ラインハルトとの単独決戦に 持ち込もうとする ヤンは> 380 00:24:27,270 --> 00:24:29,240 <帝国艦隊の各個撃破を図る> 381 00:24:29,240 --> 00:24:31,240 <そのヤンの策を逆用して> 382 00:24:31,240 --> 00:24:33,880 <包囲網に誘い込まんとする ラインハルト> 383 00:24:33,880 --> 00:24:35,810 <2人の直接対決が迫る> 384 00:24:35,810 --> 00:24:37,750 <次回『銀河英雄伝説』 第50話「連戦」> 385 00:24:37,750 --> 00:24:39,750 <銀河の歴史が また1ページ>