1 00:01:32,900 --> 00:01:36,770 宇宙歴800年 新帝国歴2年9月1日 2 00:01:36,770 --> 00:01:40,640 この日 旧同盟政府と 同盟軍の関係者による 3 00:01:40,640 --> 00:01:45,010 大規模な合同慰霊祭が 予定されていた 4 00:01:45,010 --> 00:01:49,320 参加者は 主に旧同盟軍の 復員兵や遺族が中心で 5 00:01:49,320 --> 00:01:54,020 マークすべき政府や軍の高官だった 者の出席はほとんどありません 6 00:01:54,020 --> 00:01:56,960 トリューニヒトもか? さすがに 7 00:01:56,960 --> 00:01:59,960 今回 閣下は ご出席なさらないのですか? 8 00:01:59,960 --> 00:02:04,800 やめておこう ヤン・ウェンリーの 追悼式典とは性格が違う 9 00:02:04,800 --> 00:02:07,640 では祝辞だけでも お送りになりますか? 10 00:02:07,640 --> 00:02:09,640 それも不要だ 11 00:02:09,640 --> 00:02:13,310 公式の行事でもない 自主的な集まりだというのなら 12 00:02:13,310 --> 00:02:17,180 あまり わざとらしいまねをしても 余計な反感を買うだけだろう 13 00:02:17,180 --> 00:02:20,680 もっとも トリューニヒトを 名代として出席させたら 14 00:02:20,680 --> 00:02:22,720 これは見ものかもしれんが 15 00:02:22,720 --> 00:02:24,850 閣下! 冗談だ 16 00:02:24,850 --> 00:02:28,390 わざわざ争乱の火種を 放り込む愚は犯すまい 17 00:02:28,390 --> 00:02:30,830 ところで会場は どこを指定したのか 18 00:02:30,830 --> 00:02:34,430 グエン・キム・ホア広場です グエン・キム・ホア? 19 00:02:34,430 --> 00:02:38,400 グエン・キム・ホアとは 同盟建国のメンバーでしたな 20 00:02:38,400 --> 00:02:41,940 建国の父といわれる アーレ・ハイネセンの親友で 21 00:02:41,940 --> 00:02:45,510 その事業を途中から 引き継いだ人物の名だそうです 22 00:02:45,510 --> 00:02:47,580 参加者は どのくらいになりそうだ 23 00:02:47,580 --> 00:02:50,010 20万人と聞いております 24 00:02:50,010 --> 00:02:54,010 20万… その数自体が 問題となり得ますな 25 00:02:54,010 --> 00:02:57,280 ベルゲングリューン 念のために警備の兵を1万… 26 00:02:57,280 --> 00:03:00,490 いや 2万 武装させて周辺に配置しろ 27 00:03:00,490 --> 00:03:03,890 刺激しない程度にな はっ しかし… 28 00:03:03,890 --> 00:03:08,360 閣下 特に反帝国の性格の 強い場所でもありませんので 29 00:03:08,360 --> 00:03:11,830 集会は平和裏に 行われると思いますが… 30 00:03:11,830 --> 00:03:15,700 分かっている やや大仰かとも思うが念のためだ 31 00:03:15,700 --> 00:03:19,040 実際 この時 指示を出したロイエンタールも 32 00:03:19,040 --> 00:03:23,340 自身の懸念が 杞憂に 過ぎないであろうと考えていた 33 00:03:23,340 --> 00:03:27,280 また確かに集会の目的自体は 平和的なものであり 34 00:03:27,280 --> 00:03:29,880 エルスハイマーの 計画どおりに進めば 35 00:03:29,880 --> 00:03:33,190 何の問題もなく 終了するはずであった 36 00:03:33,190 --> 00:03:37,760 だが それを望まない何者かが 介在していた 37 00:03:37,760 --> 00:03:41,700 群衆の敵意の高まりは 監視する帝国兵にも伝わり 38 00:03:41,700 --> 00:03:45,400 彼らは次第に 1ヵ所に集まり始めていた 39 00:03:47,440 --> 00:03:50,640 ヤン提督 万歳! 民主主義 万歳! 40 00:03:50,640 --> 00:03:52,570 自由よ 永遠なれ! 41 00:03:52,570 --> 00:03:55,240 ヤン提督 万歳! 42 00:03:55,240 --> 00:03:57,950 民主主義 万歳! 43 00:03:57,950 --> 00:03:59,980 自由よ 永遠なれ! 44 00:03:59,980 --> 00:04:02,150 静粛に 静粛に 45 00:04:02,150 --> 00:04:07,590 指示に従わない集会は 散会を命じられます 静粛に! 46 00:04:07,590 --> 00:04:10,490 圧政者を倒せ! 47 00:04:10,490 --> 00:04:12,560 出ていけ 帝国軍の犬め! 48 00:04:12,560 --> 00:04:15,930 侵略者ども 貴様らの家に帰れ! 49 00:04:15,930 --> 00:04:18,330 せ… 制圧せよ 50 00:04:27,040 --> 00:04:29,780 ガスを使え! 警棒の使用も許可する! 51 00:04:29,780 --> 00:04:32,780 ただ銃は使うな 銃を撃ってはならんぞ 52 00:04:32,780 --> 00:04:34,980 あ… ああっ 53 00:04:40,520 --> 00:04:42,520 (銃声) 54 00:04:53,900 --> 00:04:56,400 キャー! 55 00:04:56,400 --> 00:04:59,270 うおー! 56 00:04:59,270 --> 00:05:02,980 「暴徒が兵士の銃を奪ったため 兵士の身に危険が生じ」 57 00:05:02,980 --> 00:05:05,010 「発砲を許可せざるを得なかった」 58 00:05:05,010 --> 00:05:09,380 「正当な防衛処置である」と 帝国軍の公式記録は伝える 59 00:05:09,380 --> 00:05:12,990 それは事件を巡る全局面の 一部にあっては事実であったが 60 00:05:12,990 --> 00:05:15,820 他方にあっては 別の事実が存在した 61 00:05:15,820 --> 00:05:20,590 群衆の熱気に直撃され ヒステリックな 危機感に襲われた帝国軍兵士が 62 00:05:20,590 --> 00:05:23,260 武器を持たない市民に 発砲したのである 63 00:05:23,260 --> 00:05:26,170 暴動自体は およそ1時間ほどで鎮圧されたが 64 00:05:26,170 --> 00:05:31,910 市民側に4840名 帝国軍側にも118名の死者が出た 65 00:05:31,910 --> 00:05:34,880 重軽傷者は5万人を超え その大部分が 66 00:05:34,880 --> 00:05:38,250 逮捕 拘禁されるという 惨事となった 67 00:05:38,250 --> 00:05:40,950 俺はいい部下を持ったものだ 68 00:05:40,950 --> 00:05:43,620 武器を持たぬ民衆に発砲するなど 69 00:05:43,620 --> 00:05:48,120 勇気と義侠心のない人間には 到底できぬことだからな 70 00:05:48,120 --> 00:05:50,520 申し訳ございません 71 00:05:50,520 --> 00:05:52,790 卿を責めているわけではない 72 00:05:52,790 --> 00:05:58,470 それにしても 誰が民衆を扇動して このような結果を招いたのか 73 00:05:58,470 --> 00:06:01,100 すると閣下は 今回の暴動が 74 00:06:01,100 --> 00:06:03,800 偶発的なものではないと お考えですか? 75 00:06:03,800 --> 00:06:07,580 エルスハイマーの差配に 手落ちがあったとは思えん 76 00:06:07,580 --> 00:06:11,180 いかに帝国に対する反感が くすぶっているとはいえ 77 00:06:11,180 --> 00:06:13,450 これだけ短時間に燃え上がるのは 78 00:06:13,450 --> 00:06:16,880 やはり何者かが あおって回った結果だろう 79 00:06:16,880 --> 00:06:18,820 やはり旧同盟軍の… 80 00:06:18,820 --> 00:06:21,860 それは直裁に過ぎるな あるいは 81 00:06:21,860 --> 00:06:26,560 今回の事件は帝国に対する反逆を 企図したものでないかもしれん 82 00:06:26,560 --> 00:06:30,000 と おっしゃいますと? 83 00:06:30,000 --> 00:06:34,440 ノイエ・ラント総督としての 俺の権威を失墜させることが 84 00:06:34,440 --> 00:06:36,470 目的とは考えられんか? 85 00:06:36,470 --> 00:06:39,310 まさか そのようなことをして 誰に益が… 86 00:06:39,310 --> 00:06:42,980 ハッ 閣下 まさか… 87 00:06:42,980 --> 00:06:45,750 俺にも敵がいないわけでは ないからな 88 00:06:45,750 --> 00:06:50,050 ただ 仮に何者かに 扇動された結果だとしても 89 00:06:50,050 --> 00:06:54,050 不満や怒りが皆無の所に 暴動や争乱は生じない 90 00:06:54,050 --> 00:06:56,620 いかに我らが 善政を敷いたところで 91 00:06:56,620 --> 00:06:59,830 彼らから見れば 侵略者であることに変わりがない 92 00:06:59,830 --> 00:07:03,460 かえって 偽善とのそしりを 免れぬのかもしれん 93 00:07:03,460 --> 00:07:06,870 それにしても この事態をどう収めるか… 94 00:07:06,870 --> 00:07:09,270 (ドアの開閉音) 95 00:07:12,310 --> 00:07:16,080 閣下 逮捕者の中に… 96 00:07:16,080 --> 00:07:19,680 ん?シドニー・シトレ元帥だと? 97 00:07:23,820 --> 00:07:27,690 シトレ元帥 この集会は卿の主導によって 98 00:07:27,690 --> 00:07:31,560 かくも悲劇的な結果を 招来することになったのですかな 99 00:07:31,560 --> 00:07:34,260 私は単なる一参加者に過ぎない 100 00:07:34,260 --> 00:07:38,270 だが参加したことが罪だと 言われるなら 甘んじて受けよう 101 00:07:38,270 --> 00:07:42,640 お覚悟は結構 そこで改めて伺いたいのだが 102 00:07:42,640 --> 00:07:47,010 このように ぶざまな場面を 演出した責任者を卿はご存じか? 103 00:07:47,010 --> 00:07:51,180 知らない 知っていても 申し上げるわけにはいかない 104 00:07:51,180 --> 00:07:53,110 ふむ では 105 00:07:53,110 --> 00:07:56,050 我々としても 卿を釈放するわけにはいかぬが 106 00:07:56,050 --> 00:08:00,450 釈放されれば 私は今度こそ自分の主導によって 107 00:08:00,450 --> 00:08:03,360 あなた方の不法な支配に対する 抗議の運動を 108 00:08:03,360 --> 00:08:05,290 起こすことになるだろう 109 00:08:05,290 --> 00:08:07,330 今回 私が後悔するのは 110 00:08:07,330 --> 00:08:10,730 自分が大勢に 流されてしまったことだけだ 111 00:08:10,730 --> 00:08:13,130 卿の勇気には敬意を表する 112 00:08:13,130 --> 00:08:15,970 だが私はカイザーの代理者として 113 00:08:15,970 --> 00:08:19,940 カイザーの定めたもう法に従い 秩序を守らねばならぬ 114 00:08:19,940 --> 00:08:22,080 改めて卿を拘禁する 115 00:08:22,080 --> 00:08:26,510 そうなさるべきですな それが あなたにとっての正義なら 116 00:08:26,510 --> 00:08:31,310 そのことによって あなた個人には 何ら遺恨は感じない 117 00:08:34,250 --> 00:08:38,460 私は自分が本来 果たすべき責任を 他人に押しつけて 118 00:08:38,460 --> 00:08:41,360 自らは傍観者たらんと してしまった 119 00:08:41,360 --> 00:08:46,070 そのために その責任を負わされた 多くの者が先に逝ってしまった 120 00:08:46,070 --> 00:08:49,540 そのことが私に忸怩たる思いを 感じさせる 121 00:08:49,540 --> 00:08:54,040 私は 今度は自分の責任から 逃げはしない 122 00:09:00,810 --> 00:09:03,780 ベルゲングリューン ただ1人の死が 123 00:09:03,780 --> 00:09:07,090 数億人を覚醒させることが あると思うか? 124 00:09:07,090 --> 00:09:09,760 あるのかもしれません ですが 125 00:09:09,760 --> 00:09:12,330 それに直面するのは 回避したいものです 126 00:09:12,330 --> 00:09:16,330 卿の言うとおりだ 彼らが本格的に蜂起でもすれば 127 00:09:16,330 --> 00:09:18,730 武力をもって鎮圧せねばならぬ 128 00:09:18,730 --> 00:09:22,740 だが 偉大な敵将と戦うのは 武人の栄誉だが 129 00:09:22,740 --> 00:09:26,210 民衆を弾圧するのは 犬の仕事に過ぎぬ 130 00:09:26,210 --> 00:09:28,810 情けないことだな 131 00:09:28,810 --> 00:09:33,650 思えば ヤン・ウェンリーは中途で 倒れて幸福だったのかもしれん 132 00:09:33,650 --> 00:09:37,920 平和な世の武人など 鎖につながれた番犬に過ぎぬ 133 00:09:37,920 --> 00:09:42,320 怠惰と無為の中で ゆっくり 腐敗していくだけではないか 134 00:09:42,320 --> 00:09:45,890 そして俺は その平和の無為に 耐えられそうもない 135 00:09:45,890 --> 00:09:47,890 閣下… 136 00:09:55,070 --> 00:09:57,440 聞いているか ベルゲングリューン 137 00:09:57,440 --> 00:10:02,280 かのオーベルシュタインが 俺のことを猛禽だと評したそうだ 138 00:10:02,280 --> 00:10:05,750 「カゴの中に安住して 平和の歌をさえずりつつ」 139 00:10:05,750 --> 00:10:08,420 「一生を過ごせる男ではない」とな 140 00:10:08,420 --> 00:10:11,080 閣下 あえて申し上げます 141 00:10:11,080 --> 00:10:14,020 軍務尚書の思惑など お気になさいますな 142 00:10:14,020 --> 00:10:17,220 皇帝陛下は名君であらせられます 143 00:10:17,220 --> 00:10:21,730 閣下が皇帝陛下に対し奉り 曇りなき心でお仕えすれば 144 00:10:21,730 --> 00:10:25,600 他者の思惑など 入り込む隙もありますまい 145 00:10:25,600 --> 00:10:28,870 そうだな 恐らく卿の言うとおりだ 146 00:10:28,870 --> 00:10:33,040 陛下は名君であらせられれば 147 00:10:33,040 --> 00:10:35,310 ロイエンタール 148 00:10:35,310 --> 00:10:41,110 今日は卿のことで 陛下の前で冷や汗をかいたぞ 149 00:10:41,110 --> 00:10:44,550 先刻 いきなり陛下から 「ロイエンタール元帥が」 150 00:10:44,550 --> 00:10:47,820 「現在 付き合っている女性の 髪の色は何色か」などと 151 00:10:47,820 --> 00:10:50,190 ご下問があってな… それで? 152 00:10:50,190 --> 00:10:54,060 俺はうろ覚えで「確か 黒だったと思う」と申し上げると 153 00:10:54,060 --> 00:10:57,000 その女とは別れた 154 00:10:57,000 --> 00:10:59,000 そうらしいな 陛下は 155 00:10:59,000 --> 00:11:01,800 「明るい赤であろう」と おっしゃられたが? 156 00:11:01,800 --> 00:11:04,570 俺の前に卿が拝謁した時に 157 00:11:04,570 --> 00:11:10,040 肩口から その色の髪が落ちたのを エミールが見つけたのだそうだ 158 00:11:10,040 --> 00:11:13,750 軍服にブラシをかける メイドぐらい置いたらどうだ? 159 00:11:13,750 --> 00:11:17,620 貴族趣味で有名な ロイエンタール提督ともあろう者が 160 00:11:17,620 --> 00:11:21,090 俺は別に 趣味で貴族を やってるわけではない 161 00:11:21,090 --> 00:11:23,820 生まれた家が たまたま貴族だっただけだ 162 00:11:23,820 --> 00:11:27,530 それに俺の家は なぜか評判が悪いらしくて 163 00:11:27,530 --> 00:11:30,230 女の使用人は勤め手がない 164 00:11:30,230 --> 00:11:33,270 それより陛下は それを とがめておられるのか? 165 00:11:33,270 --> 00:11:36,600 いや 一時の笑い話に なさっただけだ 166 00:11:36,600 --> 00:11:40,440 陛下は臣下の私生活には 全く干渉されないからな 167 00:11:40,440 --> 00:11:45,540 部下の個性を尊重なさるのも 主君の度量というものだろう 168 00:11:54,420 --> 00:11:57,790 私を倒すだけの 自信と覚悟があるのなら 169 00:11:57,790 --> 00:12:00,560 いつでも挑んできて構わないぞ 170 00:12:00,560 --> 00:12:02,560 ご冗談を 171 00:12:07,470 --> 00:12:10,240 キルヒアイスがいなくなった時 172 00:12:10,240 --> 00:12:13,940 もう これで失うものは 何もないと思ったのに… 173 00:12:13,940 --> 00:12:18,380 この時期 知勇の均衡がとれている という点において評するなら 174 00:12:18,380 --> 00:12:22,020 オスカー・フォン・ロイエンタールが 随一の存在であった 175 00:12:22,020 --> 00:12:26,750 そう記したのは文人提督 エルネスト・メックリンガーである 176 00:12:26,750 --> 00:12:31,120 ロイエンタールの均衡に比べれば ヤン・ウェンリーは知に傾斜し 177 00:12:31,120 --> 00:12:34,860 ミッターマイヤーですら 本質的には勇を好む 178 00:12:34,860 --> 00:12:38,370 カイザー・ラインハルトも 戦略家としてはともかく 179 00:12:38,370 --> 00:12:41,770 戦術家としての志向は 攻撃に傾いた 180 00:12:41,770 --> 00:12:45,970 バーミリオン会戦における 戦術的敗退も ラインハルトが 181 00:12:45,970 --> 00:12:49,380 防御に徹し得なかったところに その一因がある 182 00:12:49,380 --> 00:12:52,910 そのロイエンタールの将才が どの方向に向かうのか 183 00:12:52,910 --> 00:12:56,620 彼自身にも明らかではなかった 184 00:12:56,620 --> 00:12:59,520 9月1日以降 ノイエ・ラント各所に 185 00:12:59,520 --> 00:13:04,160 小規模な暴動や人為的な事故が 立て続けに発生した 186 00:13:04,160 --> 00:13:06,090 意図的な暴動は約半数 187 00:13:06,090 --> 00:13:09,660 他の半数は 偶発的ないし 追随的なものでしょう 188 00:13:09,660 --> 00:13:13,830 民事長官は 治安の混乱について どう言っている 189 00:13:13,830 --> 00:13:18,640 「交通と通信さえ確保しておけば 局地的な暴動は恐れる必要はない」 190 00:13:18,640 --> 00:13:21,640 「その守りだけ願う」とのことです 191 00:13:21,640 --> 00:13:25,550 エルスハイマーは文官だが 胆力の据わった男だ 192 00:13:25,550 --> 00:13:29,920 軍としても 彼のささやかな要請を かなえてやるべきだろう 193 00:13:29,920 --> 00:13:32,750 細部は卿に委ねる 手配してくれ 194 00:13:32,750 --> 00:13:36,020 かしこまりました ところで 総督閣下 195 00:13:36,020 --> 00:13:39,290 このような投書が 総督府宛てに参っておりました 196 00:13:39,290 --> 00:13:41,290 ご一読を願います 197 00:13:45,130 --> 00:13:47,900 それは数々の不穏な事件が 198 00:13:47,900 --> 00:13:51,770 ヨブ・トリューニヒトが自己の権勢を 回復するために仕組んだことで 199 00:13:51,770 --> 00:13:56,040 やがて総督をも害するつもりで あると告発する内容であった 200 00:13:56,040 --> 00:13:59,010 ほう これは… 201 00:13:59,010 --> 00:14:03,780 なかなか興味深い投書だとは 思わんか?高等参事官 202 00:14:03,780 --> 00:14:05,750 興味深いことと事実とは 203 00:14:05,750 --> 00:14:08,960 残念ながら 同一ではないと存じますが 204 00:14:08,960 --> 00:14:11,190 100の興味が集まれば 205 00:14:11,190 --> 00:14:13,790 事実の1つぐらいには なるだろうな 206 00:14:13,790 --> 00:14:17,800 特に力のある者がそれを望めば 証拠など必要ない 207 00:14:17,800 --> 00:14:23,840 卿らの憎む… いや 憎んだ専制政治では特にな 208 00:14:23,840 --> 00:14:28,510 翻って 卿らの信奉してきた 民主共和政においては 209 00:14:28,510 --> 00:14:32,110 民衆の望むところが 実現されるという建前だが 210 00:14:32,110 --> 00:14:35,950 民衆というものは 気流に乗る凧のようなものです 211 00:14:35,950 --> 00:14:39,390 実力もなく 高く舞い上がるだけの存在です 212 00:14:39,390 --> 00:14:41,890 そう軽蔑したものでもあるまい 213 00:14:41,890 --> 00:14:46,730 卿をかつて同盟の元首に推し 支持したのは彼らではないか 214 00:14:46,730 --> 00:14:48,700 あまりに彼らを悪く言えば 215 00:14:48,700 --> 00:14:51,570 忘恩とのそしりを 受けることになるぞ 216 00:14:51,570 --> 00:14:56,040 この男 本心から民衆を 軽蔑してきたのではないか… 217 00:14:56,040 --> 00:14:59,640 で 総督閣下は どうなさるおつもりですかな? 218 00:14:59,640 --> 00:15:02,040 どうもせぬさ 今回はな 219 00:15:02,040 --> 00:15:05,950 だが こういう投書が あったということは伝えておく 220 00:15:05,950 --> 00:15:08,150 下がっていい あ… 221 00:15:13,950 --> 00:15:16,620 よろしいのですか? あのまま帰して 222 00:15:16,620 --> 00:15:19,530 まさか本当に このような投書だけをもとに 223 00:15:19,530 --> 00:15:21,600 断罪するわけにもいくまい 224 00:15:21,600 --> 00:15:23,860 今日のところは警告だ 225 00:15:23,860 --> 00:15:27,170 奴にも あまり図に乗ると 足元をすくわれることもあると 226 00:15:27,170 --> 00:15:30,400 分からせておけば 多少は牽制になるだろう 227 00:15:30,400 --> 00:15:35,940 それよりイゼルローン要塞に立てこもる ヤン・ウェンリー軍の残党の件だ 228 00:15:35,940 --> 00:15:38,850 はい 奴らの実力はともかく 229 00:15:38,850 --> 00:15:41,750 存在そのものが 帝国に反抗する連中の 230 00:15:41,750 --> 00:15:45,020 心のよりどころとなっているのは 間違いありません 231 00:15:45,020 --> 00:15:47,990 放置しておくわけには いかないと思いますが 232 00:15:47,990 --> 00:15:51,590 だが戦端を開けば こちらも無傷では済まない 233 00:15:51,590 --> 00:15:55,030 そうなれば また つけ込まれるもとにもなる 234 00:15:55,030 --> 00:15:57,630 当面 イゼルローンには 手出し無用だ 235 00:15:57,630 --> 00:16:01,130 監視と回廊の封鎖を 厳重に続ければよい 236 00:16:01,130 --> 00:16:03,140 先日のように 命令もなしに 237 00:16:03,140 --> 00:16:06,870 回廊に侵入する者がないように 全軍に徹底させよ 238 00:16:06,870 --> 00:16:11,440 物資や情報の流入を防ぎ 孤立させて心理的に追い詰めれば 239 00:16:11,440 --> 00:16:16,740 内部から崩壊することも 十分にあり得るのだからな 240 00:16:18,920 --> 00:16:21,620 ユリアンが ヤンに学ぶのはいいとして 241 00:16:21,620 --> 00:16:26,390 度が過ぎると進取の気概を忘れて 退嬰へと進みかねん 242 00:16:26,390 --> 00:16:28,400 最近 俺はそれが心配だ 243 00:16:28,400 --> 00:16:32,500 当人の才能のほうは 心配しなくていいんですかね 244 00:16:32,500 --> 00:16:37,970 悪い女に引っかかって 身を滅ぼすという可能性もあるな 245 00:16:37,970 --> 00:16:41,840 いや カリンはいい子ですよ そういう問題か? 246 00:16:41,840 --> 00:16:45,580 そういえば あの2人の仲 少しは進展したのか? 247 00:16:45,580 --> 00:16:48,080 ちょくちょく 会ってはいるみたいですよ 248 00:16:48,080 --> 00:16:50,880 ハッ!あんなので 「仲」と言えるかどうか 249 00:16:50,880 --> 00:16:53,980 まったく不肖の弟子なんだから 250 00:17:01,330 --> 00:17:05,200 こんにちは ミンツ中尉 こんにちは 251 00:17:05,200 --> 00:17:08,440 今日もヤン提督の言行録を 整理するの? 252 00:17:08,440 --> 00:17:11,740 そうだけど… 暗いわね 253 00:17:16,280 --> 00:17:19,010 ご機嫌はどうかな クロイツェル伍長 254 00:17:19,010 --> 00:17:21,720 たった今 とても悪くなりました 255 00:17:21,720 --> 00:17:25,320 無理しなさんな 俺に会えて うれしいくせに 256 00:17:27,850 --> 00:17:30,250 役者の格が違うな 257 00:17:32,230 --> 00:17:36,530 フレデリカさんのおっしゃったことは 事実なんだろうけど… 258 00:17:41,900 --> 00:17:45,470 中将 余計なことは承知で 口出ししますが 259 00:17:45,470 --> 00:17:47,410 いいんですか あんなこと言って 260 00:17:47,410 --> 00:17:50,310 せっかく口だけは きくようになってきたのに 261 00:17:50,310 --> 00:17:52,810 クロイツェル伍長が 俺のことをどう思うか 262 00:17:52,810 --> 00:17:57,480 それは彼女の問題であって 俺の問題ではないね 263 00:17:57,480 --> 00:17:59,790 俺が彼女を どう思っているかということなら 264 00:17:59,790 --> 00:18:02,060 それこそ俺の問題だがね 265 00:18:02,060 --> 00:18:04,460 どう思っていらっしゃるんです? 266 00:18:04,460 --> 00:18:06,890 美人を嫌ったことは 俺は一度もないよ 267 00:18:06,890 --> 00:18:10,230 まして生きのいい美人をね 268 00:18:10,230 --> 00:18:12,270 それで カリンは母親似ですか? 269 00:18:12,270 --> 00:18:18,270 おや 若いの 柄にもなく 何かたくらんでおいでですな? 270 00:18:18,270 --> 00:18:22,010 とにかく 娘のほうが 母親よりずっと印象的だな 271 00:18:22,010 --> 00:18:24,010 こいつは間違いない 272 00:18:27,510 --> 00:18:32,350 ちょうどよかった 今 例の トリューニヒトの件を話していたんだが 273 00:18:32,350 --> 00:18:35,160 どう思う?奴の変節ぶりを 274 00:18:35,160 --> 00:18:39,830 今更 論評するまでもないが 奴のことだ 内心 何かたくらんで 275 00:18:39,830 --> 00:18:43,360 カイザー・ラインハルトの頤使に 甘んじているのだろう 276 00:18:43,360 --> 00:18:47,330 だからカイザー・ラインハルトなり ロイエンタール元帥なりに 277 00:18:47,330 --> 00:18:50,840 「奴を信用するな」と 忠告の書簡を出して 278 00:18:50,840 --> 00:18:52,840 恩を売っておくっていうのは どうだ 279 00:18:52,840 --> 00:18:55,210 その程度で恩が売れますかね 280 00:18:55,210 --> 00:19:00,110 第一 何の証拠もないんじゃ 信用されるとも思えませんが 281 00:19:00,110 --> 00:19:02,120 どうせトリューニヒトの野郎は 282 00:19:02,120 --> 00:19:05,250 よからぬことをたくらんでるに 決まってるんだ 283 00:19:05,250 --> 00:19:08,590 俺としてはもう せめて カイザー・ラインハルトにだけは 284 00:19:08,590 --> 00:19:13,160 小物に 害されたりしてほしくないんだよ 285 00:19:13,160 --> 00:19:17,760 もっとも今や俺たちだって 帝国から見れば小物に過ぎないか 286 00:19:17,760 --> 00:19:21,030 まあ トリューニヒトの狐野郎が 何を仕掛けても 287 00:19:21,030 --> 00:19:25,770 うわさに聞くオーベルシュタイン元帥の 相手は荷が重いだろうしな 288 00:19:25,770 --> 00:19:28,240 ハハハ… 289 00:19:28,240 --> 00:19:32,150 フレデリカ・グリーンヒル・ヤンも 連日 激務の中にある 290 00:19:32,150 --> 00:19:35,380 彼女の父親が亡くなった時も そうだったが 291 00:19:35,380 --> 00:19:38,690 義務と責任を最大限に 果たすことで 悲しみを 292 00:19:38,690 --> 00:19:41,150 とりあえず心の引き出しに しまい込もうとする 293 00:19:41,150 --> 00:19:43,990 精神作用が働いていたのであろう 294 00:19:43,990 --> 00:19:47,260 お疲れのようですが 無理をなさらないでください 295 00:19:47,260 --> 00:19:51,800 ありがとう でも忙しいほうが 気持ちが紛れるから 296 00:19:51,800 --> 00:19:56,170 こんな時 お酒でも 飲めればいいのかしらね 297 00:19:56,170 --> 00:19:58,100 今にして思うのだけれど 298 00:19:58,100 --> 00:20:00,940 ジェシカ・エドワーズ女史が 生きてらしたら 299 00:20:00,940 --> 00:20:03,580 いいお友達になれたかも しれないわね 300 00:20:03,580 --> 00:20:08,980 そういえば あの人も婚約者の死後 政界に身を投じたのだった 301 00:20:08,980 --> 00:20:10,980 似ている 302 00:20:15,760 --> 00:20:18,390 どうしたの? いえ 303 00:20:18,390 --> 00:20:22,100 ところでクロイツェル伍長に 何か忠告なさったんですか? 304 00:20:22,100 --> 00:20:24,030 大したことではないわ 305 00:20:24,030 --> 00:20:27,470 「シェーンコップ中将は 卑怯の二文字とは縁がない人よ」と 306 00:20:27,470 --> 00:20:30,100 そう言っただけよ 事実ですものね 307 00:20:30,100 --> 00:20:32,570 十分に影響するでしょうね 308 00:20:32,570 --> 00:20:35,940 クロイツェル伍長は ヤン夫人を敬愛しているんです 309 00:20:35,940 --> 00:20:39,210 「ヤン夫人のようになりたい」と 言ったことがありますよ 310 00:20:39,210 --> 00:20:44,050 あらあら 私みたいに料理が 下手になったら困るわね ユリアン 311 00:20:44,050 --> 00:20:49,460 キャゼルヌ夫人を見習ったほうが 将来のためだわ 312 00:20:49,460 --> 00:20:51,390 それじゃ そろそろ行きましょうか 313 00:20:51,390 --> 00:20:53,390 その日 ユリアンとフレデリカは 314 00:20:53,390 --> 00:20:56,660 キャゼルヌ夫人から 夕食に招待されていた 315 00:20:56,660 --> 00:20:59,000 カリンも招かれていると 知ったユリアンは 316 00:20:59,000 --> 00:21:01,900 シェーンコップも 同席させたらどうかと思ったが 317 00:21:01,900 --> 00:21:05,770 逆効果だろうとの キャゼルヌ夫人の意見に従った 318 00:21:05,770 --> 00:21:08,480 おい ユリアン かしましい女どもには 319 00:21:08,480 --> 00:21:13,310 ゲームでもさせておいて 男同士 しみじみと酒を飲もうや 320 00:21:13,310 --> 00:21:15,980 どうぞ 男同士でごゆっくり 321 00:21:15,980 --> 00:21:19,290 ホストが敵前逃亡して いいものかしらね? 322 00:21:19,290 --> 00:21:22,290 いや 今日はイゼルローンの名花が 一堂に会して 323 00:21:22,290 --> 00:21:24,520 目もくらむばかりの華やかさ 324 00:21:24,520 --> 00:21:28,330 まぶしくて 穴倉にでも 逃げ込もうというわけさ 325 00:21:28,330 --> 00:21:31,330 そういうセリフはシェーンコップ中将か ポプラン中佐がおっしゃると 326 00:21:31,330 --> 00:21:35,570 似合いますけどね あなたが 言っても さまになりませんわ 327 00:21:35,570 --> 00:21:39,270 いや たまに言うから新鮮なんだ な?ユリアン 328 00:21:39,270 --> 00:21:41,270 え?あ… 329 00:21:46,510 --> 00:21:48,450 へえ よくもまあ 330 00:21:48,450 --> 00:21:51,990 あんな しょうもないゲームに 熱中できるもんだ 331 00:21:51,990 --> 00:21:54,420 しかしまあ 笑い声のほうが 332 00:21:54,420 --> 00:21:57,520 泣き声より ずっとマシではあるがね 333 00:21:59,390 --> 00:22:01,760 ユリアンは全く同感だった 334 00:22:01,760 --> 00:22:04,660 ともかくも 笑いが 聞こえるようになったのだ 335 00:22:04,660 --> 00:22:07,200 逆行の危惧を 常に抱えているとはいえ 336 00:22:07,200 --> 00:22:09,700 人々は冬の記憶から立ち直って 337 00:22:09,700 --> 00:22:13,700 春から夏へと 歩みを続けているのだった 338 00:22:15,640 --> 00:22:18,340 何のために カイザー・ラインハルトではなく 339 00:22:18,340 --> 00:22:22,550 ヤン・ウェンリーを殺したか 分からぬか? 340 00:22:22,550 --> 00:22:27,390 太古 我らが地球の上に君臨した ローマなる大帝国も 341 00:22:27,390 --> 00:22:30,720 衰弱の時代に ある一神教を国教とし 342 00:22:30,720 --> 00:22:34,530 それによって 後世の歴史と文明を支配したのだ 343 00:22:34,530 --> 00:22:39,800 留意すべき故事であるし 指標とすべきであろうな 344 00:22:39,800 --> 00:22:43,600 我らはカイザー・ラインハルトを より絶対的な支配者となし 345 00:22:43,600 --> 00:22:45,540 ついには暴君となし 346 00:22:45,540 --> 00:22:49,180 人民の憎悪と怨嗟を 集中させねばならんのだ 347 00:22:49,180 --> 00:22:52,110 その時 暴君の専制に 対抗する理念は 348 00:22:52,110 --> 00:22:55,280 地球教の信仰でなくてはならん 349 00:22:55,280 --> 00:22:59,490 おぞましい民主共和政の 精神であってはならんのだ 350 00:22:59,490 --> 00:23:01,450 そこでヤンが邪魔になると? 351 00:23:01,450 --> 00:23:05,930 そうだ 更に 我らが権力体制を簒奪する時 352 00:23:05,930 --> 00:23:09,860 権力は集中しているほうが 容易なのは言うまでもない 353 00:23:09,860 --> 00:23:12,700 しかしながら 金髪の小僧めを 354 00:23:12,700 --> 00:23:15,670 暴君となすと申しましても なかなか… 355 00:23:15,670 --> 00:23:20,740 臣下の反逆が 専制君主の猜疑を呼び 粛清を招き 356 00:23:20,740 --> 00:23:24,480 それが臣下の不安を生み 反逆を招来する 357 00:23:24,480 --> 00:23:27,380 王朝の歴史は その反復に尽きる 358 00:23:27,380 --> 00:23:32,790 我らは その鉄則をローエングラム王朝に 援用してやろうというのだ 359 00:23:32,790 --> 00:23:37,460 それでロイエンタール元帥に反逆させると いうわけでございますな 360 00:23:37,460 --> 00:23:42,230 ロイエンタールは新銀河帝国に おいて1~2を争う重臣であり 361 00:23:42,230 --> 00:23:44,730 若いとはいえ宿将である 362 00:23:44,730 --> 00:23:46,770 それが背いたとなれば 363 00:23:46,770 --> 00:23:50,440 カイザー・ラインハルトも 心が平静ではあり得ぬ 364 00:23:50,440 --> 00:23:56,180 次に誰が背くか 忠実な臣下どもに 対しても疑惑を禁じ得ぬであろう 365 00:23:56,180 --> 00:23:59,210 あとはそれを 増幅させていくだけのことよ 366 00:23:59,210 --> 00:24:01,150 オスカー・フォン・ ロイエンタールは 367 00:24:01,150 --> 00:24:03,920 確かに名将であるには 違いありません 368 00:24:03,920 --> 00:24:06,920 だが彼の部下が カイザー・ラインハルトに 369 00:24:06,920 --> 00:24:09,720 反旗を翻すことを 承知するでしょうか 370 00:24:09,720 --> 00:24:13,060 心配は無用だ 手は打ってある 371 00:24:13,060 --> 00:24:17,260 ヤン・ウェンリーも死んだ ロイエンタールも死ぬ 372 00:24:17,260 --> 00:24:20,630 カイザーと僭称しおる 金髪の小僧も死ぬ 373 00:24:20,630 --> 00:24:23,640 ことごとく死に絶えて 我らが正義を実現するための 374 00:24:23,640 --> 00:24:27,770 肥料となるであろう フフフ… 375 00:24:27,770 --> 00:24:30,770 フハハ… 376 00:26:10,980 --> 00:26:14,550 巷間に再び流布する ロイエンタール謀反のうわさ 377 00:26:14,550 --> 00:26:16,850 そこへロイエンタールから ラインハルトに 378 00:26:16,850 --> 00:26:20,690 惑星ハイネセンへの 行幸を求める招請状が届く 379 00:26:20,690 --> 00:26:23,120 ロイエンタールを信頼する ラインハルトは 380 00:26:23,120 --> 00:26:26,860 反対の声を押し切って 行幸を決めるが… 381 00:26:26,860 --> 00:26:31,700 次回「銀河英雄伝説」 第91話「発芽」 382 00:26:31,700 --> 00:26:34,300 銀河の歴史が また1ページ