1 00:00:00,000 --> 00:00:02,135 (月詠)師匠…。 2 00:00:00,000 --> 00:00:02,000 なぜ ぬしが生きている? 3 00:00:00,000 --> 00:00:02,002 (地雷亜)見ていろ 月詠。 4 00:00:00,000 --> 00:00:03,303 今 お前の目の前で お前を護る者は消える。 5 00:00:00,000 --> 00:00:03,504 そして 夜王に代わる お前の新たな敵が➡ 6 00:00:00,000 --> 00:00:04,000 ここに生まれるんだ。 この地雷亜がな!! 7 00:00:00,000 --> 00:00:02,670 蜘蛛の巣というものはな➡ 8 00:00:00,000 --> 00:00:04,871 かかったと気づいたときには もう遅いのさ。 9 00:00:00,000 --> 00:00:10,144 ♪♪~ 10 00:00:00,000 --> 00:00:02,335 さあ 仕上げだ。 11 00:00:00,000 --> 00:00:04,338 お前の死をもって 月は満ちる。 12 00:00:00,000 --> 00:00:04,871 あの世で眺めるがいい。 オレの美しい月を…。 13 00:00:00,000 --> 00:00:10,611 ♪♪~ 14 00:00:09,157 --> 00:00:14,157 ぎ… ぎん… 銀時…。 15 00:03:06,267 --> 00:03:08,203 (全蔵)蜘蛛手の地雷亜。 16 00:03:08,203 --> 00:03:11,005 変幻自在の糸を操り➡ 17 00:03:11,005 --> 00:03:12,941 いかなる場所をも まるで➡ 18 00:03:12,941 --> 00:03:17,345 己の巣のように 縦横無尽に闊歩し蹂躙する。 19 00:03:17,345 --> 00:03:22,217 ちゅう盗術 暗殺術を持って➡ 20 00:03:22,217 --> 00:03:25,220 ヤツの右に出る者はなかったという。 21 00:03:25,220 --> 00:03:30,220 だが ヤツの真に恐るべきところは そんなところじゃねえ。 22 00:03:33,795 --> 00:03:35,295 その忠誠心さ。 23 00:03:38,967 --> 00:03:42,003 忍ってのはな テメエら侍と違って➡ 24 00:03:42,003 --> 00:03:45,840 主君への忠誠心なんぞ 持ち合わせちゃいねえんだ。 25 00:03:45,840 --> 00:03:49,143 信じるのは鍛えあげた己の技のみ。 26 00:03:49,143 --> 00:03:53,648 その技を買ってくれるのであれば 誰の下であろうとつく。 27 00:03:53,648 --> 00:03:57,318 いわば 技を売る職人みてえなもんだ。 28 00:03:57,318 --> 00:04:00,822 オレたち お庭番にしても 根っこはそうさ。 29 00:04:00,822 --> 00:04:05,493 将軍直属の隠密などと 大層な看板を掲げちゃいるが➡ 30 00:04:05,493 --> 00:04:11,666 早い話 いちばん高く オレたちの技を買ってくれたのが➡ 31 00:04:11,666 --> 00:04:15,003 将軍だっただけという話さね。 32 00:04:15,003 --> 00:04:18,873 だが ヤツは違ったのさ。 33 00:04:18,873 --> 00:04:21,876 病的なまでに将軍に固執し➡ 34 00:04:21,876 --> 00:04:25,513 そのためだけに働いた。 今の若い上様じゃねえ。 35 00:04:25,513 --> 00:04:30,018 先代の時代だったが 将軍のためとあらば➡ 36 00:04:30,018 --> 00:04:34,289 どんな汚ねえ仕事だろうと どんな危険な任務だろうと➡ 37 00:04:34,289 --> 00:04:36,958 その身を捨てるように働いた。 38 00:04:36,958 --> 00:04:42,958 隠密活動のために そのツラまで自分で焼き潰して。 39 00:04:46,301 --> 00:04:48,803 ヤツは 正体を自在に変えるために➡ 40 00:04:48,803 --> 00:04:52,903 ツラも名も 自分の存在さえ捨てたんだ。 41 00:04:56,311 --> 00:04:58,246 (銀時)滅私奉公。 42 00:04:58,246 --> 00:05:01,649 そう。 聞こえは いい言葉だが➡ 43 00:05:01,649 --> 00:05:04,485 ひとつのことしか 見えねえヤツってのは➡ 44 00:05:04,485 --> 00:05:08,085 気づかぬうちに闇に 足をとられていることがあんのさ。 45 00:05:10,158 --> 00:05:12,093 20年前の天人襲来。 46 00:05:12,093 --> 00:05:18,333 国交とは名ばかりの 支配欲むき出しの天人の強硬姿勢。 47 00:05:18,333 --> 00:05:22,933 知ってのとおり 幕府と将軍は ビビリ倒し 簡単に折れた。 48 00:05:28,009 --> 00:05:31,980 だが 技術集団 お庭番は そうはいかねえ。 49 00:05:31,980 --> 00:05:38,286 今こそ鍛え抜いた己の技を 見せんと 戦いを主張する主戦派。 50 00:05:38,286 --> 00:05:43,624 上の意に沿おうとする穏健派に わかれ 派閥争いが起こった。 51 00:05:43,624 --> 00:05:47,962 当然 戦々恐々の将軍は 天人の手前➡ 52 00:05:47,962 --> 00:05:51,299 主戦派の存在が邪魔になる。 53 00:05:51,299 --> 00:05:54,202 非情な下知が下された。 54 00:05:54,202 --> 00:06:00,308 主戦派は 一族郎党におよぶまで 歴史から その姿を消した。 55 00:06:00,308 --> 00:06:04,178 仲間を殺るなんて 汚れた仕事がやれるのも➡ 56 00:06:04,178 --> 00:06:07,982 武闘派の連中相手に そんなマネができるのも➡ 57 00:06:07,982 --> 00:06:10,982 ヤツをおいて 他にいない。 58 00:06:13,855 --> 00:06:17,992 ((そなたの忠誠心 まことにもって みごと。 59 00:06:17,992 --> 00:06:20,328 だが 仲間を始末したとなれば➡ 60 00:06:20,328 --> 00:06:23,831 そなたのお庭番での地位も 危ぶまれよう。 61 00:06:23,831 --> 00:06:27,702 (地雷亜)かまいませぬ。 私に仲間などはいません。 62 00:06:27,702 --> 00:06:30,638 私の巣にあるのは 私と獲物だけ。 63 00:06:30,638 --> 00:06:34,442 フフフ… 仲間などではない。 64 00:06:34,442 --> 00:06:37,779 お前の巣にかかった ただの獲物と申すか。 65 00:06:37,779 --> 00:06:39,814 殿 そうではありません。 66 00:06:39,814 --> 00:06:42,950 蜘蛛は 容易に 獲物を食さないのです。 67 00:06:42,950 --> 00:06:44,886 存じておる。 68 00:06:44,886 --> 00:06:47,288 巣にかかった獲物が 弱るのを待ち➡ 69 00:06:47,288 --> 00:06:50,324 抵抗できなくなったところを 食すのであろう? 70 00:06:50,324 --> 00:06:54,062 それは普通の蜘蛛です。 私は違う。 71 00:06:54,062 --> 00:07:00,001 私は獲物に 糸がかかったことすら 気づかせない。 弱らせもしない。 72 00:07:00,001 --> 00:07:02,637 餌を与えます。 餌? 73 00:07:02,637 --> 00:07:09,510 まるで 忠実な家来のように まるで 慈愛に満ちた師のように➡ 74 00:07:09,510 --> 00:07:12,647 己の身をなげうち 獲物のために尽くし➡ 75 00:07:12,647 --> 00:07:15,149 餌を食わせ 肥え太らせる。 76 00:07:15,149 --> 00:07:20,488 そして もっとも 己が憔悴し 獲物が肥え太ったとき➡ 77 00:07:20,488 --> 00:07:23,524 初めて それを食すのです。 78 00:07:23,524 --> 00:07:26,160 そのとき 私のなかに➡ 79 00:07:26,160 --> 00:07:30,031 えもいわれぬ虚しさと快感が 生まれるのです。 80 00:07:30,031 --> 00:07:32,967 己が 獲物のために 身を捧げているほど➡ 81 00:07:32,967 --> 00:07:35,770 獲物が 美しく育っているほど➡ 82 00:07:35,770 --> 00:07:39,440 その味は より強く 芳醇なものになる。 83 00:07:39,440 --> 00:07:44,612 彼らは 獲物などではない。 ただの餌です。 84 00:07:44,612 --> 00:07:51,312 今 私の巣にかかっているのは 殿… あなたですよ)) 85 00:08:22,316 --> 00:08:24,652 (全蔵)一瞬だったという。 86 00:08:24,652 --> 00:08:28,523 その技… オレの親父でも見切れなんだ。 87 00:08:28,523 --> 00:08:32,326 ヤツの危険なにおいに 感づいた親父が➡ 88 00:08:32,326 --> 00:08:36,664 影武者になってなけりゃ 歴史も変わっていただろう。 89 00:08:36,664 --> 00:08:39,567 親父が護ったもんに 価値があったのかどうかは➡ 90 00:08:39,567 --> 00:08:42,003 知りゃしねえがな。 91 00:08:42,003 --> 00:08:45,339 地雷亜は お庭番に囲まれ➡ 92 00:08:45,339 --> 00:08:51,839 瀕死の重傷を負いながらも 奮闘し 逃げのびた。 93 00:08:54,348 --> 00:09:00,021 オレの親父は そんとき 忍者の命の足をやられちまってね。 94 00:09:00,021 --> 00:09:03,357 隠居して 後進の世話のほうに回った。 95 00:09:03,357 --> 00:09:07,862 ただ 汚い世界に 嫌気が差した だけなのかもしれねえが。 96 00:09:07,862 --> 00:09:13,534 ヤツは オレたち お庭番が討ち損じ 世に放っちまった バケモノだ。 97 00:09:13,534 --> 00:09:17,038 その責を負う義務が 後輩のオレにはある…。 98 00:09:17,038 --> 00:09:21,038 そこまで 気負っちゃいねえが 捜しちゃいたのさ。 99 00:09:22,910 --> 00:09:27,048 (全蔵)だが この目で見て その気も失せたぜ。 100 00:09:27,048 --> 00:09:30,318 オレは あんな変態とやりあうのは ごめんだね。 101 00:09:30,318 --> 00:09:34,818 悪いことは言わねえ。 お前さんもやめときな。 102 00:09:38,826 --> 00:09:44,332 (全蔵)ヤツの忠誠心とは 獲物に対する忠誠心。 103 00:09:44,332 --> 00:09:49,837 そして その歪んだ忠誠心は 今 弟子の あの女に向かっている。 104 00:09:49,837 --> 00:09:52,740 よ… 吉原! 105 00:09:52,740 --> 00:09:58,346 そう ここは吉原。 かつて 夜王が鎮座した場所。 106 00:09:58,346 --> 00:10:02,216 お前にすべてを見せるため 用意した舞台。 107 00:10:02,216 --> 00:10:06,854 4年前の炎… 再び 燃やしてやろう。 108 00:10:06,854 --> 00:10:10,358 此度の炎は まやかしなどではない。 109 00:10:10,358 --> 00:10:16,697 お前の頼る者は 今度こそ 一人残らず 灰になる。 110 00:10:16,697 --> 00:10:19,033 ゼロに戻そう。 111 00:10:19,033 --> 00:10:22,433 月が再び天にのぼりしとき…。 112 00:10:24,705 --> 00:10:28,876 それを喰らうのは… このオレだ。 113 00:10:28,876 --> 00:10:31,846 やめろ~っ! 114 00:10:31,846 --> 00:10:37,585 (全蔵)ヤツは 己の獲物… 己の作品を完成させるためなら➡ 115 00:10:37,585 --> 00:10:39,987 なんの犠牲もいとわない。 116 00:10:39,987 --> 00:10:43,824 獲物の周りにあるもの すべて 餌にされるだろう。 117 00:10:43,824 --> 00:10:46,861 そうして 手塩にかけて 作りあげた作品を➡ 118 00:10:46,861 --> 00:10:51,261 自ら壊したとき ヤツは 至上の喜びを得るのさ。 119 00:10:54,001 --> 00:10:57,338 ウカウカしてたら テメエも餌にされちまうぜ。 120 00:10:57,338 --> 00:10:59,838 今度は知らねえから。 121 00:11:03,010 --> 00:11:05,910 火事だ~! 早く避難しろ~! 122 00:11:07,848 --> 00:11:09,784 あちこちから 火の手が上がってるぞ! 123 00:11:09,784 --> 00:11:13,721 見て! 炎が! 124 00:11:13,721 --> 00:11:17,191 なんだ あれは…。 いったい 何が起こってるんだ! 125 00:11:17,191 --> 00:11:21,696 わりぃ… わざわざ助けて 連れてきてやった ここも➡ 126 00:11:21,696 --> 00:11:24,365 蜘蛛の巣の中だったようだな。 127 00:11:24,365 --> 00:11:26,400 願ったり叶ったりだよ。 ん? 128 00:11:26,400 --> 00:11:29,236 蜘蛛の巣に かかっちまった獲物が➡ 129 00:11:29,236 --> 00:11:32,173 生き残る 唯一の術を教えてやろうか。 130 00:11:32,173 --> 00:11:35,309 蜘蛛を喰い殺すんだよ。 131 00:11:35,309 --> 00:11:37,244 お前…。 132 00:11:37,244 --> 00:11:40,147 (新八)銀さ~ん! 133 00:11:40,147 --> 00:11:43,050 いったい 何が起きてるんですか!? 134 00:11:43,050 --> 00:11:45,019 (神楽)ツッキーをさらった連中と 関係あるアルか!? 135 00:11:45,019 --> 00:11:48,856 (晴太)銀さん! 火は 百華のみんなが消し止めるって。 136 00:11:48,856 --> 00:11:53,160 そのケガじゃ心配だから 早く逃げてくれって 母ちゃんが。 137 00:11:53,160 --> 00:11:55,830 ありがとよ。 138 00:11:55,830 --> 00:12:00,668 新八 神楽 火のほうは頼むぜ。 139 00:12:00,668 --> 00:12:03,571 いいか 一人たりとも 死なせんじゃねえ。 140 00:12:03,571 --> 00:12:06,841 やばくなったら 街なんぞ ほっぽり捨てて みんなで逃げろ。 141 00:12:06,841 --> 00:12:11,178 なに言ってるアルか 銀ちゃん! そんな体で どこ行くアルか! 142 00:12:11,178 --> 00:12:13,214 いちばんやばいのは 銀ちゃ…。 143 00:12:13,214 --> 00:12:15,850 銀ちゃん? 144 00:12:15,850 --> 00:12:18,352 気に入らねえ。 145 00:12:18,352 --> 00:12:22,652 まったくもって 気に入らねえ! 146 00:12:24,692 --> 00:12:29,392 野郎だけは 死んでも 師匠なんぞと名乗らせねえ! 147 00:12:31,298 --> 00:12:35,298 ♪♪~ 148 00:12:37,171 --> 00:12:41,171 ♪♪~ 149 00:12:53,320 --> 00:12:55,256 (地雷亜)見ろ 月詠。 150 00:12:55,256 --> 00:13:00,194 吉原が燃えていく。 お前の護るもの お前の居場所が➡ 151 00:13:00,194 --> 00:13:02,663 灰になっていく。 152 00:13:02,663 --> 00:13:06,333 これが 最後の一本だ。 153 00:13:06,333 --> 00:13:10,004 この糸の先には 大量の爆薬が仕掛けてある。 154 00:13:10,004 --> 00:13:15,509 火を灯せば最後… 吉原の炎は すべてを焼き尽くすまで消えまい。 155 00:13:15,509 --> 00:13:19,346 やめろ~っ! もう やめてくれ! 156 00:13:19,346 --> 00:13:21,382 いい顔だ。 157 00:13:21,382 --> 00:13:26,982 孤独が怖いか? 己の身が そんなにかわいいか。 158 00:13:29,023 --> 00:13:34,462 さればこそ その向こうに 私を超越した 真の強さ➡ 159 00:13:34,462 --> 00:13:38,966 真の美しさがあるのだ。 これで終わりとは言わぬ。 160 00:13:38,966 --> 00:13:42,966 灰の中から お前は また始まるのだ。 161 00:13:44,839 --> 00:13:46,839 地雷亜! 162 00:13:51,545 --> 00:13:54,245 糸が切れた…。 163 00:13:57,985 --> 00:14:03,324 (地雷亜)四方に張り巡らせた糸が 次々に断ち切られていく。 164 00:14:03,324 --> 00:14:05,924 この震え…。 165 00:14:12,666 --> 00:14:15,569 (地雷亜)あきらめの悪い餌どもか。 166 00:14:15,569 --> 00:14:21,008 もはや 糸に身を絡めとられ 身動きもとれんというのに。 167 00:14:21,008 --> 00:14:23,344 (2人)うお~っ! 168 00:14:23,344 --> 00:14:27,014 (地雷亜)まだ オレに あらがおうというのか。 169 00:14:27,014 --> 00:14:32,620 新八! 一本たりとも 残さず ぶった切るアル! 170 00:14:32,620 --> 00:14:35,956 これ以上 火を広めるわけにはいかないね! 171 00:14:35,956 --> 00:14:39,827 もう これ以上 この街には 誰にも手出しはさせない!! 172 00:14:39,827 --> 00:14:42,830 みんな ずっと苦しんできたんだ。 173 00:14:42,830 --> 00:14:47,301 ようやく勝ち取った みんなの居場所なんだ!! 174 00:14:47,301 --> 00:14:49,236 何がきたって…。 175 00:14:49,236 --> 00:14:51,171 何度 きたって…。 176 00:14:51,171 --> 00:14:56,310 (2人)護り通す! 吉原の救世主 ナメんな!! 177 00:14:56,310 --> 00:15:00,981 (日輪)一班は 消火作業に。 二班は 逃げ遅れた者の救助に。 178 00:15:00,981 --> 00:15:05,319 三班は 家を打ち壊して 火が広がるのを防ぐんだ。 179 00:15:05,319 --> 00:15:08,222 いいかい? 百華だけじゃ頭数が足りない。 180 00:15:08,222 --> 00:15:11,659 アンタたちも みんな 自分の できるかぎりのことをやるんだ。 181 00:15:11,659 --> 00:15:14,495 私たちの街は 私たちが護るんだ。 182 00:15:14,495 --> 00:15:16,495 (みんな)はい!! 183 00:15:22,002 --> 00:15:25,873 日輪様 月詠様の行方は…。 184 00:15:25,873 --> 00:15:28,342 戻ってくる。 185 00:15:28,342 --> 00:15:31,312 きっと… だから 護り通そう。 186 00:15:31,312 --> 00:15:34,615 あの娘の帰ってくる場所を…。 187 00:15:34,615 --> 00:15:37,615 あの娘の居場所を。 188 00:15:39,954 --> 00:15:41,889 みんな…。 189 00:15:41,889 --> 00:15:43,824 ムダなことを。 190 00:15:43,824 --> 00:15:47,628 どれだけ あがいたところで ここは もうオレの巣の中。 191 00:15:47,628 --> 00:15:51,298 糸から逃れる術など ありはしない。 192 00:15:51,298 --> 00:15:54,798 生き残る術など ありはしない。 193 00:16:07,648 --> 00:16:11,485 (地雷亜)みな 餌となる運命よ。 194 00:16:11,485 --> 00:16:13,821 アンタら…。 195 00:16:13,821 --> 00:16:16,490 しまった! 火に乗じて 賊が!! 196 00:16:16,490 --> 00:16:18,490 日輪様! 197 00:16:21,328 --> 00:16:23,328 母ちゃん!! 198 00:16:31,939 --> 00:16:33,874 ク… クナイ…。 199 00:16:33,874 --> 00:16:36,610 (全蔵)あっ すみませ~ん。 200 00:16:36,610 --> 00:16:38,946 クナイ 落としちゃった。 201 00:16:38,946 --> 00:16:41,849 オレは 何も知りませんよ。 何も見てません。 202 00:16:41,849 --> 00:16:44,818 ずっと 「ジャンプ」読んでたから。 203 00:16:44,818 --> 00:16:48,288 決して 加勢に 入ったわけじゃありませんよ。 204 00:16:48,288 --> 00:16:50,588 全蔵さん! 205 00:16:52,626 --> 00:16:56,964 日輪さんとやら オレの腕 いくらで買う? 206 00:16:56,964 --> 00:17:01,802 フン… 吉原で女を買うどころか 自分を売り込もうなんて。 207 00:17:01,802 --> 00:17:04,838 フッ… 女は シコメにかぎると思っていたが➡ 208 00:17:04,838 --> 00:17:07,975 存外 別嬪も悪かねえな。 209 00:17:07,975 --> 00:17:10,878 構うこたあねえ。 テメエらは 仕事 続けな。 210 00:17:10,878 --> 00:17:12,846 VIP券もらったところで➡ 211 00:17:12,846 --> 00:17:15,649 全部 灰になっちゃ 何も意味がねえ。 212 00:17:15,649 --> 00:17:17,584 ムチャです! 数が多すぎます!! 213 00:17:17,584 --> 00:17:20,521 大仕事は 野郎に 取られちまったんでね。 214 00:17:20,521 --> 00:17:22,990 オレは こっちで我慢するとするさ。 215 00:17:22,990 --> 00:17:27,327 見せてやるよ。 テメエらに本物の忍者の恐ろしさを。 216 00:17:27,327 --> 00:17:33,200 目ん玉ひんむいて よく見ときな。 オレの技は 刹那に終わるぜ。 217 00:17:33,200 --> 00:17:38,500 摩利支天 服部全蔵… いざ参らん! 218 00:17:40,874 --> 00:17:44,344 (地雷亜)すべての糸が 断ち切られたか…。 219 00:17:44,344 --> 00:17:48,215 生きのいい小虫は いい餌にも なろうと思ったが➡ 220 00:17:48,215 --> 00:17:51,218 少々 度が過ぎたか…。 221 00:17:51,218 --> 00:17:55,856 地雷亜 頼む。 もう やめてくれ。 222 00:17:55,856 --> 00:17:58,192 もう こんなことは やめてくれ。 223 00:17:58,192 --> 00:18:02,029 わっちが… わっちが悪かった。 224 00:18:02,029 --> 00:18:07,201 わっちは ここを離れる。 もう誰も頼ることなどしない。 225 00:18:07,201 --> 00:18:10,704 もう誰とも関わることなどしない。 226 00:18:10,704 --> 00:18:12,639 一人で生きていく。 227 00:18:12,639 --> 00:18:15,876 お前の言うとおりに生きていく。 228 00:18:15,876 --> 00:18:20,380 それでも わっちが気に食わぬなら わっちを殺せばいい。 229 00:18:20,380 --> 00:18:23,884 だから… もうやめてくれ。 230 00:18:23,884 --> 00:18:28,722 ヤツらを… わっちの わっちの大切な仲間を➡ 231 00:18:28,722 --> 00:18:32,993 これ以上 傷つけないでくれ。 232 00:18:32,993 --> 00:18:36,497 仲間のために私を滅する。 233 00:18:36,497 --> 00:18:39,333 違う!! 234 00:18:39,333 --> 00:18:43,170 オレが お前に求めているのは そんなものではな~い!! 235 00:18:43,170 --> 00:18:46,006 なぜわからん! うっ! 236 00:18:46,006 --> 00:18:49,510 なぜ お前は そんなにも 脆弱な心を持ち続けている! 237 00:18:49,510 --> 00:18:52,412 なぜ お前は オレの強さに近づいてこない! 238 00:18:52,412 --> 00:18:54,381 うっ…。 239 00:18:54,381 --> 00:18:57,251 なぜ お前は オレになれない? 240 00:18:57,251 --> 00:18:59,853 月詠 オレが なぜお前を➡ 241 00:18:59,853 --> 00:19:04,024 今まで手塩にかけて 育ててきたかわかるか? 242 00:19:04,024 --> 00:19:07,060 お前をこの手で殺すためだ。 243 00:19:07,060 --> 00:19:09,196 己の巣にかかった獲物に➡ 244 00:19:09,196 --> 00:19:12,866 まるで主人がごとく 忠誠を誓い 身を捧げる。 245 00:19:12,866 --> 00:19:15,769 そして獲物が 最も美しく肥えたときに➡ 246 00:19:15,769 --> 00:19:17,738 それを食す。 247 00:19:17,738 --> 00:19:20,374 積み木崩しのようなものだ。 248 00:19:20,374 --> 00:19:23,277 己が その作品に 心血を注いでいるほど➡ 249 00:19:23,277 --> 00:19:26,046 その作品が 美しいほど➡ 250 00:19:26,046 --> 00:19:29,917 破壊したときの 空しさと快感は 膨れ上がる。 251 00:19:29,917 --> 00:19:32,319 欲求は 収まることを知らない。 252 00:19:32,319 --> 00:19:35,989 獲物を変えるたびに より強くなっていった。 253 00:19:35,989 --> 00:19:40,861 わかるか 月詠。 行き着くところまで行き着いた➡ 254 00:19:40,861 --> 00:19:43,330 オレの答えが お前だ。 255 00:19:43,330 --> 00:19:46,667 オレは オレを殺したいんだ。 256 00:19:46,667 --> 00:19:49,703 考えただけでも ゾクゾクするだろう。 257 00:19:49,703 --> 00:19:52,339 これほど 殺しがいのあるものがあるか。 258 00:19:52,339 --> 00:19:55,676 これほどの喪失感が他にあるか。 259 00:19:55,676 --> 00:20:00,848 そのために オレとなりえる存在を 己が手で作り上げた。 260 00:20:00,848 --> 00:20:07,187 何者にも頼らず 孤高に立つ 強き魂と強き肉体を持つ修羅。 261 00:20:07,187 --> 00:20:10,224 お前なら なれると思っていた。 262 00:20:10,224 --> 00:20:13,961 だが とんだ 思い違いだったらしい。 263 00:20:13,961 --> 00:20:16,363 まさか ここまで腐り果てるとは。 264 00:20:16,363 --> 00:20:18,699 こんなことなら あのとき➡ 265 00:20:18,699 --> 00:20:22,369 以前の美しいお前のままで 殺しておけばよかった。 266 00:20:22,369 --> 00:20:27,241 出来損ないが 仲間の死でも まだ足りぬと見える。 267 00:20:27,241 --> 00:20:30,978 どうしたら オレのようになれる? 268 00:20:30,978 --> 00:20:35,315 どうしたら オレのように強くなれる? 269 00:20:35,315 --> 00:20:37,818 皮を剥いでやる。 270 00:20:37,818 --> 00:20:43,323 オレと同じように自分の存在さえ 消してしまうほどの姿になれば➡ 271 00:20:43,323 --> 00:20:45,826 もう お前の存在に気づかない。 272 00:20:45,826 --> 00:20:48,495 仲間も お前と気づかない。 273 00:20:48,495 --> 00:20:52,666 オレと同じ 天地に一人。 274 00:20:52,666 --> 00:20:59,366 きっと オレのように強くなれる。 きっと オレと同じように…。 275 00:21:12,519 --> 00:21:16,690 おい… その手で触れんじゃねえ。 276 00:21:16,690 --> 00:21:20,861 その薄ぎたねえ手で この女に触れんじゃねえ。 277 00:21:20,861 --> 00:21:23,196 お… お前は! 278 00:21:23,196 --> 00:21:26,496 ぎ… 銀時…。 279 00:21:29,002 --> 00:21:31,002 うおっ! 280 00:21:39,646 --> 00:21:41,646 あっ…。 281 00:21:45,319 --> 00:21:48,819 銀… 時…。 282 00:24:28,281 --> 00:24:32,719 え~ 神奈川県 ますだじゅんぺい君からの質問。 283 00:24:32,719 --> 00:24:34,654 「先生 こんにちは。 284 00:24:34,654 --> 00:24:36,890 ボクは ますだじゅんぺいと いいます。 285 00:24:36,890 --> 00:24:38,825 『銀魂』大好きです。 286 00:24:38,825 --> 00:24:42,562 だから ボクは原作の空知先生と同じ マンガ家になります。 287 00:24:42,562 --> 00:24:47,234 なると言っても まだ絵は うまくないし 全然ダメです。 288 00:24:47,234 --> 00:24:50,737 いつも 『NARUTO』の絵を 描いたりしているのですが➡ 289 00:24:50,737 --> 00:24:52,672 全然うまくなりません。 290 00:24:52,672 --> 00:24:56,172 だから 空知先生の弟子になりたいです」。 291 00:24:59,412 --> 00:25:02,916 キミは たぶん自分で 気づいてないんだろうけど➡ 292 00:25:02,916 --> 00:25:11,258 あのさ… じゅんぺい君さ たぶんさ キミ…。 293 00:25:11,258 --> 00:25:14,258 岸本先生の弟子に なったほうが いくね?