1 00:00:02,120 --> 00:00:04,120 (土方)あ~ あ~ 大和の諸君➡ 2 00:00:04,120 --> 00:00:08,620 我らが局長 近藤 勲は無事 救出した! 3 00:00:08,620 --> 00:00:10,960 (土方)勝機は 我らの手にあり! 4 00:00:10,960 --> 00:00:15,950 局長の顔に泥を塗り 受けた恩を仇で返す不逞の輩➡ 5 00:00:15,950 --> 00:00:19,300 あえて言おう… カスであると! 6 00:00:19,300 --> 00:00:23,440 今こそ ヤツらを 月に代わって お仕置きするのだ! 7 00:00:23,440 --> 00:00:27,110 [無線](隊士)おい 誰だ!? 気の抜けた演説してるヤツは! 8 00:00:27,110 --> 00:00:33,710 誰だと…!? 真選組副長 土方 十四郎なり! 9 00:00:36,620 --> 00:00:38,950 (新八)土方さん…。 10 00:00:38,950 --> 00:00:43,120 近藤氏 ボクらは キミに命を預ける。 11 00:00:43,120 --> 00:00:47,110 その代わりに キミに課せられた義務がある! 12 00:00:47,110 --> 00:00:49,780 それは 死なねえことだ! 13 00:00:49,780 --> 00:00:52,120 何が何でも生き残れ! 14 00:00:52,120 --> 00:00:54,100 どんなに恥辱にまみれようが➡ 15 00:00:54,100 --> 00:00:57,110 目の前で どれだけ 隊士が死んでいこうが➡ 16 00:00:57,110 --> 00:00:59,110 キミは 生きにゃならねえ! 17 00:01:01,130 --> 00:01:06,770 (土方)キミがいるかぎり 真選組は終わらないからだ! 18 00:01:06,770 --> 00:01:11,120 ボクたちは アンタに惚れて 真選組に入ったからだ! 19 00:01:11,120 --> 00:01:15,490 バカのくせに難しいこと 考えてんじゃねえよ! 20 00:01:15,490 --> 00:01:18,790 (土方)テメエは テメエらしく 生きてりゃいいんだ! 21 00:01:21,110 --> 00:01:25,450 (土方)オレたちは 何者からも ソイツを護るだけだ…。 22 00:01:25,450 --> 00:01:27,750 近藤さん…。 23 00:01:31,420 --> 00:01:34,790 アンタは 真選組の魂だ。 24 00:01:34,790 --> 00:01:37,780 オレたちは それを護る剣なんだよ。 25 00:01:37,780 --> 00:01:40,170 (近藤)トシ…。 26 00:01:40,170 --> 00:01:43,770 (伊東)一度 折れたキミに 何が護れるというのだ!? 27 00:01:46,120 --> 00:01:50,930 (伊東)土方君 キミとはどうあっても 決着をつけねばならぬらしい! 28 00:01:50,930 --> 00:01:55,310 剣なら ここにあるぜ… よく斬れるやつがよぉ! 29 00:01:55,310 --> 00:02:00,440 ♪♪~ 30 00:02:00,440 --> 00:02:04,610 (土方)万事屋! 聞こえたぜ テメエの腐れ説教! 31 00:02:04,610 --> 00:02:06,630 (銀時)なんだい? (土方)偉そうに➡ 32 00:02:06,630 --> 00:02:08,630 ベラベラ ベラベラ語りやがって! 33 00:02:08,630 --> 00:02:12,110 ぬうっ…! 34 00:02:12,110 --> 00:02:15,950 (銀時)さっさと抜きやがれ。 (土方)黙りやがれ! 35 00:02:15,950 --> 00:02:17,940 ぬうっ…! 36 00:02:17,940 --> 00:02:21,260 テメエに ひと言 言っておく! 37 00:02:21,260 --> 00:02:23,610 くっ… ううっ…! 38 00:02:23,610 --> 00:02:26,440 (土方)ありがとよぉぉ! 39 00:02:26,440 --> 00:02:30,300 おいおい… また妖刀に のまれちまったらしいな。 40 00:02:30,300 --> 00:02:32,630 トッシーか? トッシーなのか!? 41 00:02:32,630 --> 00:02:35,130 (土方)オレは…! 42 00:04:22,120 --> 00:04:27,610 大将の首をとりたくば このオレを倒してからにしろ! 43 00:04:27,610 --> 00:04:30,610 (土方)何人たりとも ここは通さねえ。 44 00:04:30,610 --> 00:04:34,600 何人たりとも オレたちの魂は汚させねえ! 45 00:04:34,600 --> 00:04:39,270 オレは 近藤 勲を護る最後の砦…。 46 00:04:39,270 --> 00:04:43,120 真選組を護る最後の剣! 47 00:04:43,120 --> 00:04:47,460 真選組副長… 土方 十四郎だぁ! 48 00:04:47,460 --> 00:04:50,430 自力で妖刀の呪いを ねじ伏せた! 49 00:04:50,430 --> 00:04:54,100 悪ぃな ゴリラ。 残念ながら テメエの依頼は➡ 50 00:04:54,100 --> 00:04:56,440 なんぼ 金つまれても 受けられねえな…。 51 00:04:56,440 --> 00:04:58,460 あっちが先客だ。 52 00:04:58,460 --> 00:05:01,130 (近藤)フッ… 仕事は ここまでじゃなかったのか? 53 00:05:01,130 --> 00:05:04,130 延長料金は しっかりいただくぜ! 54 00:05:07,520 --> 00:05:09,470 きやがれ 伊東…! 55 00:05:09,470 --> 00:05:15,110 (河上)変わった… あの男の魂のリズムが変わった。 56 00:05:15,110 --> 00:05:19,590 (河上)幼稚なアニソンから 骨太のロックンロールでござる。 57 00:05:19,590 --> 00:05:23,300 いや ぬしもか… 伊東殿。 58 00:05:23,300 --> 00:05:28,120 (河上)格調高いクラシックから 凶暴なメタルでござる。 59 00:05:28,120 --> 00:05:30,100 フッ… いい曲だ。 60 00:05:30,100 --> 00:05:35,960 思う存分 奏でるがよい。 美しき協奏曲を…。 61 00:05:35,960 --> 00:05:39,950 土方…! 伊東…! 62 00:05:39,950 --> 00:05:48,760 ♪♪~ 63 00:05:48,760 --> 00:05:50,810 ハンドルが…! 64 00:05:50,810 --> 00:05:53,950 (土方)おい 後ろ… うわっ! 65 00:05:53,950 --> 00:05:55,930 (土方)うわ~!! 66 00:05:55,930 --> 00:05:58,450 ♪♪~ 67 00:05:58,450 --> 00:06:00,470 ぐえ! 68 00:06:00,470 --> 00:06:03,790 (沖田)近藤さん さっさと こっちへ移ってください。 69 00:06:03,790 --> 00:06:07,160 (沖田) …ち~と 働き過ぎちまった。 70 00:06:07,160 --> 00:06:10,130 残業代 出ますよね? これ。 71 00:06:10,130 --> 00:06:12,430 (近藤)総悟! 72 00:06:12,430 --> 00:06:16,780 オレが是が非でも 勘定方に掛け合ってやる。 73 00:06:16,780 --> 00:06:19,150 ソイツは いいや…。 74 00:06:19,150 --> 00:06:21,490 ついでに ヤツの始末も 頼みまさぁ。 75 00:06:21,490 --> 00:06:25,810 オレは ちょいと 疲れちまったもんで。 76 00:06:25,810 --> 00:06:30,770 …土方さん 少しでも 遅れをとったら➡ 77 00:06:30,770 --> 00:06:32,770 オレが アンタを殺しますぜ。 78 00:06:32,770 --> 00:06:36,100 今度 弱み見せたら➡ 79 00:06:36,100 --> 00:06:40,280 次こそは 副長の座 オレが いただきますよ。 80 00:06:40,280 --> 00:06:44,780 しかし トシをおいて オレだけ逃げろと言うのか? 81 00:06:44,780 --> 00:06:48,280 モタモタしてんじゃねえよ! そこで もめんな! 82 00:06:48,280 --> 00:06:50,920 (土方)つうか テメエら なんで 当たり前のように➡ 83 00:06:50,920 --> 00:06:54,220 人を橋のように 扱ってるんだ! 84 00:06:56,440 --> 00:06:59,440 うわ~! 銀さん! うわ~! 85 00:07:02,450 --> 00:07:04,450 うわ… うわ!! 86 00:07:11,460 --> 00:07:14,130 (伊東)土方君。 87 00:07:14,130 --> 00:07:17,260 キミは ボクの唯一の理解者だった。 88 00:07:17,260 --> 00:07:23,450 惜しむらくは ボクの器を知り 恐れ 敵に回ってしまったことか。 89 00:07:23,450 --> 00:07:26,120 キミが もし局長であったならば➡ 90 00:07:26,120 --> 00:07:29,470 ボクは 反乱など 企てなかったかもしれないよ。 91 00:07:29,470 --> 00:07:33,110 フフ… あくまで仮説だがね。 92 00:07:33,110 --> 00:07:38,480 だが キミも ひとつだけ ボクを勘違いしている。 93 00:07:38,480 --> 00:07:41,120 キミが ボクの器を知るように➡ 94 00:07:41,120 --> 00:07:44,620 ボクも また キミの器を知るということを。 95 00:07:46,610 --> 00:07:48,610 土方 十四郎 来い! 96 00:07:51,780 --> 00:07:53,820 うお~!! 97 00:07:53,820 --> 00:07:56,150 最後の決着のときだ~!! 98 00:07:56,150 --> 00:08:00,120 ♪♪~ 99 00:08:00,120 --> 00:08:03,110 うお~! ふっ! 100 00:08:03,110 --> 00:08:17,120 ♪♪~ 101 00:08:17,120 --> 00:08:20,460 (河上)おもしろい音を出すな お主。 102 00:08:20,460 --> 00:08:24,630 でたらめで 気ままで とらえどころのない音は➡ 103 00:08:24,630 --> 00:08:27,450 ジャズにも 通ずるか。 104 00:08:27,450 --> 00:08:30,300 いや それにしては 品がない。 105 00:08:30,300 --> 00:08:33,770 例えるなら 酔っ払いの鼻歌でござる。 106 00:08:33,770 --> 00:08:38,270 テメエ… 高杉のとこにいた野郎だな? 107 00:08:40,280 --> 00:08:44,670 おい 人と話すときは ヘッドホンとりなさい! 108 00:08:44,670 --> 00:08:49,140 坂田 銀時… いや 白夜叉。 109 00:08:49,140 --> 00:08:53,640 なにゆえ お主が 真選組にいるでござるか? 110 00:08:53,640 --> 00:08:55,940 テメエ 聞こえてんじゃねえかよ。 111 00:08:55,940 --> 00:09:01,470 あの男 テメエらの息が かかった者のようだな。 112 00:09:01,470 --> 00:09:07,290 真選組の実権 握らせて 幕府の間者とするつもりか? 113 00:09:07,290 --> 00:09:10,290 背信行為を 平然とやってのける者を➡ 114 00:09:10,290 --> 00:09:14,280 仲間にするほど 拙者たちは 寛容にござらん。 115 00:09:14,280 --> 00:09:19,280 また 信義に背く者の元に 人は 集まらぬことも➡ 116 00:09:19,280 --> 00:09:21,640 拙者たちは 知っている。 117 00:09:21,640 --> 00:09:26,440 じゃあ あの男は? 哀れな男でござる。 118 00:09:28,290 --> 00:09:36,120 (河上)己が器量 知るときは もう遅い。 119 00:09:36,120 --> 00:09:41,120 すべて 砕け散った後だ。 120 00:09:41,120 --> 00:09:44,460 あ!! 121 00:09:44,460 --> 00:09:47,760 眠るがいい 伊東。 122 00:09:47,760 --> 00:09:51,360 真選組もろとも。 123 00:10:13,150 --> 00:10:16,160 ((伊東:天才とは いつも孤独なものだ。 124 00:10:16,160 --> 00:10:18,640 ボクには 理解者がいない。 125 00:10:18,640 --> 00:10:22,150 ボクは こんなところで くすぶっている男ではない。 126 00:10:22,150 --> 00:10:24,800 誰もそれを理解できない。 127 00:10:24,800 --> 00:10:27,130 誰も ボクの真の価値に気づかない。 128 00:10:27,130 --> 00:10:31,230 ならば自らで 己が器を天下に示すしかあるまい。 129 00:10:33,560 --> 00:10:35,660 (伊東)真選組を我がものにする。 130 00:10:35,660 --> 00:10:39,130 それを地盤にボクは天下に躍進する。 131 00:10:39,130 --> 00:10:43,150 この伊東 鴨太郎が 生きた証しを天下に…。 132 00:10:43,150 --> 00:10:46,640 人々の心に刻みこんでみせる。 133 00:10:46,640 --> 00:10:49,160 (高杉)悪名でもかまわねえと? 134 00:10:49,160 --> 00:10:53,810 そのためなら 恩を受けた 近藤を消すこともいとわねえと? 135 00:10:53,810 --> 00:10:57,650 恩? 恩ならば 近藤のほうにあるはずだ。 136 00:10:57,650 --> 00:11:02,150 あのような無能の男の下に ボクが 仕えてやったのだ。 137 00:11:02,150 --> 00:11:05,660 感謝こそされど 不満を言われる覚えはない。 138 00:11:05,660 --> 00:11:09,140 ウフフッ… 伊東よ お前。 139 00:11:09,140 --> 00:11:14,000 自分以外の人間は みんな バカだと思ってるクチだろ? 140 00:11:14,000 --> 00:11:19,820 (高杉)だが そのバカな連中に 理解されぬのを不満に思っている。 141 00:11:19,820 --> 00:11:22,160 理解されたいと思っている。 142 00:11:22,160 --> 00:11:24,830 自分を 見てもらいたいと思っている。 143 00:11:24,830 --> 00:11:27,800 己が器をしらしめたい? 144 00:11:27,800 --> 00:11:31,170 そんな大層なもんじゃあるまいよ。 145 00:11:31,170 --> 00:11:35,800 お前はただ 1人だっただけだろ? 146 00:11:35,800 --> 00:11:38,160 (高杉)お前が求めているのは➡ 147 00:11:38,160 --> 00:11:41,310 自分を認めてくれる 理解者なんかじゃねえ。 148 00:11:41,310 --> 00:11:43,830 お前が欲しいものは…)) 149 00:11:43,830 --> 00:11:45,830 (雷鳴) 150 00:11:51,200 --> 00:11:54,200 ここは…。 151 00:11:57,590 --> 00:12:02,810 土方? そうか ボクは勝った! 152 00:12:02,810 --> 00:12:04,810 ボクは遂に土方に勝っ…。 153 00:12:13,220 --> 00:12:16,340 うわ~っ! 154 00:12:16,340 --> 00:12:19,980 晋助は 伊東を看破していたでござる。 155 00:12:19,980 --> 00:12:23,270 自尊心だけ人一倍強い。 156 00:12:23,270 --> 00:12:26,970 己の器も知らぬ自己顕示欲の塊。 157 00:12:26,970 --> 00:12:30,660 それを刺激し 利用するのは容易なことでござる。 158 00:12:30,660 --> 00:12:36,330 思惑どおり真選組同士争い 戦力を削ってくれたわ。 159 00:12:36,330 --> 00:12:42,150 テメエら ハナから真選組潰すつもりで ヤツを利用してたってのか。 160 00:12:42,150 --> 00:12:45,840 伊東の反乱を 手引きし 協力する体を装い➡ 161 00:12:45,840 --> 00:12:50,660 仲間割れで 消耗した真選組を 壊滅するつもりだったってのか。 162 00:12:50,660 --> 00:12:54,460 あの男らしい死に方でござろう。 163 00:12:57,150 --> 00:13:01,170 (河上)裏切り者は 裏切りによって消える。 164 00:13:01,170 --> 00:13:03,770 や やめてくれ! 165 00:13:05,840 --> 00:13:07,840 《やめてくれ…》 166 00:13:10,200 --> 00:13:12,800 《ボクは こんなところで 死ぬ男じゃない。 167 00:13:12,800 --> 00:13:17,300 やめてくれ ボクはもっとできる男なんだ…。 168 00:13:17,300 --> 00:13:19,700 もっと もっと…》 169 00:13:21,810 --> 00:13:23,810 ((伊東:母上! 170 00:13:23,810 --> 00:13:27,480 見てください! ボク 学問所の試験で満点を…。 171 00:13:27,480 --> 00:13:29,820 鴨太郎 静かになさい。 172 00:13:29,820 --> 00:13:31,820 兄上の体にさわるでしょ。 173 00:13:33,650 --> 00:13:35,970 も 申し訳ないです。 174 00:13:35,970 --> 00:13:39,330 《もっと もっとがんばらねば。 175 00:13:39,330 --> 00:13:44,830 もっと がんばれば きっと ボクを見てくれる…》 176 00:13:46,730 --> 00:13:49,170 (師範)うん みごとだ 鴨太郎。 177 00:13:49,170 --> 00:13:52,660 お前は我が 学問所始まって以来の神童だ。 178 00:13:52,660 --> 00:13:57,480 皆も鴨太郎に負けるなよ ブハハハッ…。 179 00:13:57,480 --> 00:14:02,180 調子にのってんじゃねえぞ! 勉強しかできない ボンボンがよ! 180 00:14:08,160 --> 00:14:11,530 《伊東:もっと… もっと がんばらなければ…。 181 00:14:11,530 --> 00:14:15,830 もっと がんばれば きっと みんな 認めてくれる》 182 00:14:19,170 --> 00:14:23,170 (師範)1本! おみごと。 たいしたものだ 鴨。 183 00:14:23,170 --> 00:14:27,160 (師範)この歳にして この剣筋…。 努力したな。 184 00:14:27,160 --> 00:14:29,160 (師範)鴨! 江戸へ行け。 185 00:14:29,160 --> 00:14:33,330 私が 名門 北斗一刀流の道場を 推挙してやる。 186 00:14:33,330 --> 00:14:37,170 こんな田舎では お前の才気が潰れてしまう。 187 00:14:37,170 --> 00:14:41,670 お前なら かの剣豪 宮本 武蔵を 超えるのも 不可能ではないぞ。 188 00:14:41,670 --> 00:14:43,660 《なんで…》 189 00:14:43,660 --> 00:14:47,500 (伊東の父)まったく… よりによって 跡取りの鷹久が➡ 190 00:14:47,500 --> 00:14:51,330 あれほど 病弱では 我が伊東家は どうなるものやら。 191 00:14:51,330 --> 00:14:54,820 鴨太郎は あんなに 元気に育ったというのにな。 192 00:14:54,820 --> 00:14:57,340 (伊東の母)次男が どれだけの才覚を➡ 193 00:14:57,340 --> 00:14:59,670 持っていようと 宝の持ち腐れ。 194 00:14:59,670 --> 00:15:03,510 鷹久は 鴨太郎に すべて奪われて 生まれてきたのよ。 195 00:15:03,510 --> 00:15:07,500 私のお腹の中にいるときに 鴨太郎が鷹久のすべてを➡ 196 00:15:07,500 --> 00:15:10,170 奪っていってしまったに 違いないわ! 197 00:15:10,170 --> 00:15:14,670 あんな子… 生まれてこなければよかったのに。 198 00:15:14,670 --> 00:15:17,680 (伊東の父)これ! 鴨太郎に 聞かれたら どうするんだ!? 199 00:15:17,680 --> 00:15:19,660 どうかしてるぞ! 200 00:15:19,660 --> 00:15:23,010 (伊東の母)だって 私 鷹久が不憫で…。 201 00:15:23,010 --> 00:15:27,520 何も知らず 無邪気に飛び回る 鴨太郎を見てたら…。 202 00:15:27,520 --> 00:15:31,510 (伊東の父)鷹久の看病で 疲れてるんだな。 もう 寝なさい)) 203 00:15:31,510 --> 00:15:37,510 《なんで… なんで みんな ボクを見てくれない? 204 00:15:37,510 --> 00:15:42,670 こんなに がんばっているのに。 ボクは 何も悪くないのに。 205 00:15:42,670 --> 00:15:46,650 もっと ボクを見てくれ。 もっと ボクを褒めてくれ》 206 00:15:46,650 --> 00:15:53,160 《ボクを1人にしないでくれ。 隣にいてくれ。 ボクの隣で…。 207 00:15:53,160 --> 00:15:56,160 この手を握ってくれ…》 208 00:16:06,860 --> 00:16:08,830 (伊東)こ… 近藤!? 209 00:16:08,830 --> 00:16:14,200 何をしている!? キミは 今 何を しているのか わかっているのか! 210 00:16:14,200 --> 00:16:18,670 ボクは キミを殺そうとした裏切り者! 211 00:16:18,670 --> 00:16:22,320 (近藤)謀反を起こされるのは 大将の罪だ。 212 00:16:22,320 --> 00:16:28,700 無能な大将につけば兵は命を失う。 これを斬るは 罪じゃねえ。 213 00:16:28,700 --> 00:16:35,050 すまねえ… オレぁ アンタの上に 立つには足らねえ大将だった。 214 00:16:35,050 --> 00:16:39,370 (近藤)もともと ガラじゃねえんだよ 大将なんて オレぁ。 215 00:16:39,370 --> 00:16:42,340 アンタのほうが よっぽど 大将に向いてらぁ。 216 00:16:42,340 --> 00:16:46,330 オレは 隊士が死んでいくのを 黙って見てるなんざ できねえよ。 217 00:16:46,330 --> 00:16:50,170 死兵なんて割り切ることは できねえ やっぱり。 218 00:16:50,170 --> 00:16:56,840 先生… オレぁ 兵隊なんかじゃねえ ただ 肩 つきあわせて➡ 219 00:16:56,840 --> 00:17:01,850 酒をくみ交わす友達として アンタにいてほしかったんだ。 220 00:17:01,850 --> 00:17:04,850 (近藤)まだまだ アンタにたくさん いろんなこと➡ 221 00:17:04,850 --> 00:17:07,850 教えてほしかったんだ 先生…。 222 00:17:07,850 --> 00:17:11,360 《ボクが1人なのは ボクのせいじゃない。 223 00:17:11,360 --> 00:17:13,360 ボクは 何も悪くない。 224 00:17:13,360 --> 00:17:17,710 無能だから… ヤツらが無能だから》 225 00:17:17,710 --> 00:17:22,330 《ボクとヤツらは 住む世界が違う。 ボクは選ばれた人間なんだ。 226 00:17:22,330 --> 00:17:28,370 孤独を受け入れられず 孤独であることを人のせいにした。 227 00:17:28,370 --> 00:17:32,510 人から拒絶されることを恐れ 自分から拒絶した。 228 00:17:32,510 --> 00:17:36,860 傷つくのを恐れ 孤独が好きな芝居をした。 229 00:17:36,860 --> 00:17:39,530 心に壁ができていく…。 230 00:17:39,530 --> 00:17:43,000 そのくせ 宙ぶらりんになった 自己顕示欲だけが➡ 231 00:17:43,000 --> 00:17:44,990 日増しに大きくなっていく。 232 00:17:44,990 --> 00:17:49,010 他者に認められたい。 認められても まだ満足できない。 233 00:17:49,010 --> 00:17:52,360 ボクは もっとできる。 ボクは お前らと違う! 234 00:17:52,360 --> 00:17:56,180 思い知らせてやる! ボクという存在を!!》 235 00:17:56,180 --> 00:17:58,190 ((お前が求めているのは➡ 236 00:17:58,190 --> 00:18:01,670 自分を認めてくれる 理解者なんかじゃねえ)) 237 00:18:01,670 --> 00:18:07,340 《いつのまにか 忘れていた。 ボクが 本当に欲しかったもの…。 238 00:18:07,340 --> 00:18:10,850 地位や名誉 武功でも才能でも➡ 239 00:18:10,850 --> 00:18:13,850 自分を認めてくれる 理解者でもない。 240 00:18:13,850 --> 00:18:18,820 ボクは ただ… 誰か 隣にいてほしかった。 241 00:18:18,820 --> 00:18:23,180 ただ 誰かに見てほしかった。 242 00:18:23,180 --> 00:18:26,180 ただ 1人がイヤだった》 243 00:18:29,180 --> 00:18:31,190 《ただ…》 244 00:18:31,190 --> 00:18:34,670 (近藤)ぬお~っ! 先生! 245 00:18:34,670 --> 00:18:37,490 (神楽)うんごぉ…! 246 00:18:37,490 --> 00:18:40,990 《伊東:正面から 受け止めてくれる仲間…》 247 00:18:43,350 --> 00:18:45,680 (ガンナー)おい… あれ 見ろ! 248 00:18:45,680 --> 00:18:48,170 何してやがる! 249 00:18:48,170 --> 00:18:50,670 (土方)さっさと逃げやがれ! 250 00:18:53,190 --> 00:18:56,190 《正面から ボクを見…》 251 00:19:00,350 --> 00:19:04,200 ((2人:いずれ殺してやるよ)) 252 00:19:04,200 --> 00:19:06,170 うおぉ! 253 00:19:06,170 --> 00:19:12,830 《ぶつかってくるヤツ。 ただ… 仲間が欲しかった。 254 00:19:12,830 --> 00:19:15,680 ボクの欲しかったものは➡ 255 00:19:15,680 --> 00:19:20,180 もう… とっくの昔に ここにあった》 256 00:19:22,200 --> 00:19:26,690 土方君。 キミに言いたいことが ひとつ あったんだ。 257 00:19:26,690 --> 00:19:29,840 奇遇だな オレもだ。 258 00:19:29,840 --> 00:19:32,510 ボクは キミが嫌いだ。 (土方)ボクは お前が嫌いだ。 259 00:19:32,510 --> 00:19:35,850 (土方/伊東) いずれ 殺してやる。 だから…➡ 260 00:19:35,850 --> 00:19:39,170 こんなところで死ぬな! 261 00:19:39,170 --> 00:19:42,570 《ボクの欲しかった絆は もう…➡ 262 00:19:42,570 --> 00:19:45,870 ずっと前から つながっていた》 263 00:19:49,950 --> 00:19:52,450 うおおおお! 264 00:20:02,430 --> 00:20:04,430 うおおおお! 265 00:20:06,360 --> 00:20:08,860 うおおおおお! 266 00:20:11,030 --> 00:20:13,850 太刀筋が… リズムが見えない! 267 00:20:13,850 --> 00:20:16,350 どけ この野郎! 268 00:20:21,260 --> 00:20:23,200 テメエらは➡ 269 00:20:23,200 --> 00:20:25,680 どけっつってんのが わかんねえのか!! 270 00:20:25,680 --> 00:20:30,480 テメエらみてぇな タコ助に 構ってる暇は ねえんだよ! 271 00:20:34,210 --> 00:20:36,180 弦!? 272 00:20:36,180 --> 00:20:40,200 無理は せぬがいい。 手足が ちぎれるでござるぞ。 273 00:20:40,200 --> 00:20:43,870 今さら 助けに 行ったところで もう遅い。 274 00:20:43,870 --> 00:20:47,150 (河上)主は まだ 仲間が生きていると? 275 00:20:47,150 --> 00:20:50,520 たとえ あの爆発の中を 生き残っていようと➡ 276 00:20:50,520 --> 00:20:53,190 策は 幾重にも 弄してあるでござる。 277 00:20:53,190 --> 00:20:55,860 真選組は消える。 278 00:20:55,860 --> 00:20:57,850 くっ… うっ…。 279 00:20:57,850 --> 00:21:01,020 手足がちぎれると 言ったはずでござる! 280 00:21:01,020 --> 00:21:05,220 フッ… 誰が あんな連中 助けに行きてぇかよ。 281 00:21:07,210 --> 00:21:11,710 止まらねえんだよ。 体が 言うことを聞かねえ。 282 00:21:11,710 --> 00:21:15,030 勝手に 前に引き寄せられる…。 283 00:21:15,030 --> 00:21:18,850 前からも 後ろからも 糸が絡まって➡ 284 00:21:18,850 --> 00:21:22,850 引っ張ってきやがる。 うっとうしくて しかたねえ! 285 00:21:25,680 --> 00:21:28,680 《鉄の強度を誇る弦が…!?》 286 00:21:28,680 --> 00:21:32,350 手足の1本や2本 くれてやらぁ。 287 00:21:32,350 --> 00:21:37,540 んだが 肉は切れても この糸… 腐れ縁! 288 00:21:37,540 --> 00:21:41,340 切れるもんなら 切ってみやがれ!! 289 00:21:41,340 --> 00:21:49,530 ♪♪~ 290 00:21:49,530 --> 00:21:51,530 伏せろ! 291 00:22:01,680 --> 00:22:04,210 うお~っ!! 292 00:22:04,210 --> 00:22:12,510 ♪♪~ 293 00:22:16,030 --> 00:22:18,850 ゴホッ…。 294 00:22:18,850 --> 00:22:21,850 先生!! 伊東…!? 295 00:22:24,220 --> 00:22:26,220 ゴホッ…。 296 00:22:29,210 --> 00:22:31,510 伊東!! 297 00:22:33,840 --> 00:22:35,900 うわっ! 298 00:22:35,900 --> 00:22:39,300 うおらぁ!!