1 00:00:07,033 --> 00:00:07,801 師匠 2 00:00:09,000 --> 00:00:11,133 何故 ぬしが生きている 3 00:00:13,100 --> 00:00:14,367 見ていろ月詠 4 00:00:14,901 --> 00:00:18,033 今お前の目の前で お前を護(まも)る者が消える 5 00:00:19,167 --> 00:00:22,834 そして夜王に代わるお前の新たな敵が ここに生まれるんだ 6 00:00:24,234 --> 00:00:25,434 この地雷亜がな 7 00:00:29,634 --> 00:00:31,300 蜘蛛の巣というものは 8 00:00:32,167 --> 00:00:34,400 かかったと気づいた時には 9 00:00:35,200 --> 00:00:36,767 もう遅いのさ 10 00:00:46,968 --> 00:00:48,434 さあ仕上げだ 11 00:00:49,300 --> 00:00:53,033 お前の死をもって 月は満ちる 12 00:00:53,901 --> 00:00:55,467 あの世で眺めるがいい 13 00:00:56,501 --> 00:00:58,300 俺の美しい月を 14 00:01:03,868 --> 00:01:05,367 ハァ ハァ 15 00:01:06,334 --> 00:01:06,767 フン 16 00:01:08,968 --> 00:01:10,968 ぎ ぎ 17 00:01:12,467 --> 00:01:13,901 銀時 18 00:03:06,400 --> 00:03:07,534 蜘蛛手の地雷亜 19 00:03:08,734 --> 00:03:12,701 変幻自在の糸を操り いかなる場所をもまるで 20 00:03:13,501 --> 00:03:16,934 己の巣のように縦横無尽に闊歩し 蹂躙する 21 00:03:19,067 --> 00:03:22,167 偸盗術 暗殺術をもって 22 00:03:22,701 --> 00:03:24,767 奴の右に出る者はなかったという 23 00:03:25,767 --> 00:03:30,067 だが 奴の真に恐るべきところは そんなところじゃねえ 24 00:03:32,234 --> 00:03:35,434 ズズ その忠誠心さ 25 00:03:38,801 --> 00:03:40,133 忍ってのはな 26 00:03:40,701 --> 00:03:44,601 てめーら侍と違って 主君への忠誠心なんぞ 持ち合わせちゃいねんだ 27 00:03:45,934 --> 00:03:48,534 信じるのは鍛え上げた己の技のみ 28 00:03:49,601 --> 00:03:53,334 その技を買ってくれるのであれば 誰の下であろうとつく 29 00:03:53,868 --> 00:03:56,667 いわば技を売る職人みてーなもんだ 30 00:03:57,868 --> 00:04:00,434 俺達お庭番にしても根っこはそうさ 31 00:04:01,000 --> 00:04:05,200 将軍直属の隠密などと大層な看板を掲げちゃいるが 32 00:04:07,367 --> 00:04:11,601 早い話 一番高く俺達の技を買ってくれたのが 33 00:04:11,801 --> 00:04:14,601 将軍だっただけ という話さね 34 00:04:15,667 --> 00:04:17,868 だが 奴は違ったのさ 35 00:04:19,434 --> 00:04:23,234 病的なまでに将軍に固執し そのためだけに働いた 36 00:04:23,801 --> 00:04:25,133 今の若い上様じゃねえ 37 00:04:26,634 --> 00:04:28,000 先代の時代だったが 38 00:04:28,634 --> 00:04:31,601 将軍のためとあらばどんな汚え仕事だろうと 39 00:04:32,300 --> 00:04:36,100 どんな危険な任務だろうと その身を捨てるように働いた 40 00:04:38,434 --> 00:04:42,601 隠密活動のために そのツラまで自分で焼き潰して 41 00:04:46,334 --> 00:04:48,501 奴は正体を自在に変えるために 42 00:04:48,968 --> 00:04:52,601 ツラも名も 自分の存在さえ捨てたんだ 43 00:04:56,667 --> 00:04:57,767 滅私奉公 44 00:04:58,367 --> 00:05:01,267 そう 聞こえはいい言葉だが 45 00:05:02,167 --> 00:05:04,133 一つの事しか見えねえ奴ってのは 46 00:05:04,634 --> 00:05:07,767 気づかぬうちに闇に足を取られている事があんのさ 47 00:05:10,000 --> 00:05:13,968 20年前の天人襲来 国交とは名ばかりの 48 00:05:14,767 --> 00:05:17,567 支配欲むき出しの天人の強硬姿勢 49 00:05:18,934 --> 00:05:22,701 知っての通り 幕府と将軍はビビり倒し簡単に折れた 50 00:05:24,767 --> 00:05:25,834 ハー 51 00:05:28,000 --> 00:05:31,601 だが技術集団お庭番はそうはいかねえ 52 00:05:33,167 --> 00:05:37,634 今こそ鍛え抜いた己の技を見せんと 戦いを主張する主戦派 53 00:05:38,734 --> 00:05:43,000 上の意に沿おうとする穏健派に分かれ 派閥争いが起こった 54 00:05:44,868 --> 00:05:49,667 当然戦々恐々の将軍は天人の手前 主戦派の存在が邪魔になる 55 00:05:51,667 --> 00:05:53,133 非情な下知が下された 56 00:05:55,534 --> 00:05:59,434 主戦派は一族郎党に及ぶまで 歴史からその姿を消した 57 00:06:01,067 --> 00:06:03,467 仲間を殺るなんて汚れた仕事がやれるのも 58 00:06:04,100 --> 00:06:06,734 武闘派の連中相手にそんなマネができるのも 59 00:06:07,767 --> 00:06:09,601 奴をおいて他にいない 60 00:06:14,033 --> 00:06:17,133 そなたの忠誠心 まことにもって見事 61 00:06:17,601 --> 00:06:19,868 だが仲間を始末したとなれば 62 00:06:20,067 --> 00:06:22,868 そなたのお庭番での地位も危ぶまれよう 63 00:06:23,567 --> 00:06:26,601 構いませぬ 私に仲間などはいません 64 00:06:27,267 --> 00:06:29,968 私の巣にあるのは私と獲物だけ 65 00:06:30,968 --> 00:06:34,000 フフフ 仲間などではない 66 00:06:34,334 --> 00:06:37,334 お前の巣にかかったただの獲物と申すか 67 00:06:37,868 --> 00:06:39,667 殿 そうではありません 68 00:06:40,033 --> 00:06:42,667 蜘蛛は容易に獲物を食さないのです 69 00:06:42,934 --> 00:06:43,901 存じておる 70 00:06:44,534 --> 00:06:46,834 巣にかかった獲物が弱るのを待ち 71 00:06:47,100 --> 00:06:50,000 抵抗できなくなったところを食すのであろう 72 00:06:50,400 --> 00:06:53,601 それは普通の蜘蛛です 私は違う 73 00:06:54,367 --> 00:06:57,501 私は獲物に糸がかかった事すら気づかせない 74 00:06:58,300 --> 00:07:01,367 弱らせもしない 餌を与えます 75 00:07:01,801 --> 00:07:02,400 餌? 76 00:07:03,367 --> 00:07:05,601 まるで忠実な家来のように 77 00:07:06,300 --> 00:07:08,400 まるで慈愛に満ちた師のように 78 00:07:09,334 --> 00:07:11,901 己の身を投げ打ち獲物のために尽くし 79 00:07:12,434 --> 00:07:14,200 餌を与え食わせ肥え太らせる 80 00:07:15,000 --> 00:07:19,501 そして最も己が憔悴し獲物が肥え太った時 81 00:07:20,367 --> 00:07:22,367 初めてそれを食すのです 82 00:07:23,667 --> 00:07:25,601 その時 私の中に 83 00:07:26,234 --> 00:07:28,901 えもいわれぬ虚しさと快感が生まれるのです 84 00:07:29,901 --> 00:07:32,167 己が獲物のために身を捧げている程 85 00:07:33,000 --> 00:07:35,167 獲物が美しく育っている程 86 00:07:35,801 --> 00:07:38,601 その味はより強く芳醇なものになる 87 00:07:39,667 --> 00:07:41,534 彼らは獲物などではない 88 00:07:42,000 --> 00:07:44,133 ただの 餌です 89 00:07:44,734 --> 00:07:47,434 今 私の巣にかかっているのは 90 00:07:48,400 --> 00:07:50,901 殿 あなたですよ 91 00:08:22,868 --> 00:08:23,934 一瞬だったという 92 00:08:24,601 --> 00:08:27,968 その技 俺の親父でも見切れなんだ 93 00:08:29,367 --> 00:08:33,000 奴の危険な臭いに感づいた親父が 影武者になってなけりゃ 94 00:08:33,567 --> 00:08:34,968 歴史も変わっていただろう 95 00:08:36,868 --> 00:08:40,334 親父が護ったもんに価値があったのかどうかは 知りゃしねーがな 96 00:08:43,534 --> 00:08:45,167 地雷亜はお庭番に囲まれ 97 00:08:45,567 --> 00:08:48,934 瀕死の重症を負いながらも奮闘し 逃げ延びた 98 00:08:54,634 --> 00:08:56,067 俺の親父はそん時 99 00:08:56,501 --> 00:08:59,234 忍者の命の足をやられちまってね 100 00:09:00,100 --> 00:09:02,634 隠居して後進の世話の方に回った 101 00:09:03,234 --> 00:09:06,634 ただ汚え世界に嫌気がさしただけなのかもしれねーが 102 00:09:07,868 --> 00:09:12,634 奴は俺達お庭番が打ち損じ 世に放っちまった化け物だ 103 00:09:13,501 --> 00:09:16,033 その責を負う義務が後輩の俺にはある 104 00:09:17,234 --> 00:09:20,567 そこまで気負っちゃいねーが 捜しちゃいたのさ 105 00:09:24,000 --> 00:09:26,000 だがこの目で見てその気も失せたぜ 106 00:09:27,167 --> 00:09:29,100 俺ァあんな変態とやり合うのは御免だね 107 00:09:30,200 --> 00:09:32,834 悪いこた言わねえ お前さんもやめときな 108 00:09:35,934 --> 00:09:37,033 うっ うう 109 00:09:39,300 --> 00:09:43,033 奴の忠誠心とは獲物に対する忠誠心 110 00:09:44,200 --> 00:09:46,334 そしてその歪んだ忠誠心は今 111 00:09:47,133 --> 00:09:49,100 弟子のあの女に向かっている 112 00:09:49,834 --> 00:09:52,334 はっ よ 吉原 113 00:09:52,767 --> 00:09:55,033 そう ここは吉原 114 00:09:55,767 --> 00:09:57,834 かつて夜王が鎮座した場所 115 00:09:58,767 --> 00:10:01,901 お前に全てを見せるため 用意した舞台 116 00:10:03,067 --> 00:10:06,167 4年前の炎 再び燃やしてやろう 117 00:10:07,067 --> 00:10:09,567 此度の炎はまやかしなどではない 118 00:10:10,767 --> 00:10:15,100 お前の頼るものは今度こそ 一人残らず灰になる 119 00:10:16,634 --> 00:10:17,767 ゼロに戻そう 120 00:10:18,868 --> 00:10:21,534 月が再び天に登りし時 121 00:10:24,667 --> 00:10:28,200 それを喰らうのは この俺だ 122 00:10:28,767 --> 00:10:31,167 やめろォォー! 123 00:10:32,601 --> 00:10:33,834 奴は己の獲物 124 00:10:34,901 --> 00:10:38,901 己の作品を完成させるためなら 何の犠牲もいとわない 125 00:10:39,934 --> 00:10:43,234 獲物の周りにある物全て 餌にされるだろう 126 00:10:44,400 --> 00:10:47,901 そうして手塩にかけて作り上げた作品を自ら壊した時 127 00:10:49,100 --> 00:10:51,033 奴は至上の喜びを得るのさ 128 00:10:54,400 --> 00:10:57,000 ウカウカしてたらてめーも餌にされちまうぜ 129 00:10:57,868 --> 00:10:59,234 今度は知らねーから 130 00:11:00,000 --> 00:11:01,834 きゃあああ 131 00:11:02,767 --> 00:11:05,234 火事だあ 早く避難しろォ! 132 00:11:07,667 --> 00:11:09,400 あちこちから火の手が上がってるぞ 133 00:11:10,167 --> 00:11:11,968 見てぇ 炎が 134 00:11:13,667 --> 00:11:16,367 なんだアレは? 一体何が起こってるんだィ 135 00:11:17,200 --> 00:11:17,767 わりい 136 00:11:18,734 --> 00:11:21,334 わざわざ助けて連れてきてやったここも 137 00:11:21,834 --> 00:11:23,501 蜘蛛の巣の中だったようだな 138 00:11:23,968 --> 00:11:25,467 願ったり叶ったりだよ 139 00:11:25,734 --> 00:11:26,167 あん? 140 00:11:26,834 --> 00:11:29,033 蜘蛛の巣にかかっちまった獲物が 141 00:11:29,334 --> 00:11:31,767 生き残る唯一の術を教えてやろうか 142 00:11:33,000 --> 00:11:34,667 蜘蛛を喰い殺すんだよ 143 00:11:35,667 --> 00:11:36,167 お前 144 00:11:37,300 --> 00:11:38,567 銀さん 145 00:11:39,767 --> 00:11:41,901 はっ 一体何が起きてるんですか 146 00:11:42,000 --> 00:11:44,701 ツッキーをさらった連中と関係あるアルか? 147 00:11:45,400 --> 00:11:48,634 銀さん 火は百華の皆が消し止めるって 148 00:11:49,200 --> 00:11:52,801 そのケガじゃ心配だから 早く逃げてくれって 母ちゃんが 149 00:11:53,467 --> 00:11:53,901 あ 150 00:11:54,167 --> 00:11:54,834 ありがとよ 151 00:11:57,000 --> 00:12:00,100 新八 神楽 火の方は頼むぜ 152 00:12:00,868 --> 00:12:03,167 いいか 一人たりとも死なせんじゃねえ 153 00:12:03,734 --> 00:12:06,567 ヤバくなったら街なんぞほっぽり捨てて 皆で逃げろ 154 00:12:06,901 --> 00:12:08,801 何言ってるアルか 銀ちゃん 155 00:12:09,033 --> 00:12:12,501 そんな体でどこ行くアルか!? 一番やばいのは銀ちゃ… 156 00:12:14,133 --> 00:12:14,868 銀ちゃん? 157 00:12:16,467 --> 00:12:17,534 気に入らねえ 158 00:12:18,701 --> 00:12:21,934 まったくもって 気に入らねえ 159 00:12:24,501 --> 00:12:25,334 野郎だけは 160 00:12:26,601 --> 00:12:28,868 死んでも師匠なんぞと名乗らせねえ 161 00:12:45,167 --> 00:12:46,400 きゃあー 162 00:12:53,300 --> 00:12:56,501 見ろ 月詠 吉原が燃えていく 163 00:12:57,167 --> 00:13:01,667 お前の護るもの お前の居場所が灰になっていく 164 00:13:02,801 --> 00:13:04,701 これが最後の1本だ 165 00:13:06,767 --> 00:13:09,501 この糸の先には大量の爆薬が仕掛けてある 166 00:13:09,934 --> 00:13:11,534 火を灯せば最後 167 00:13:11,968 --> 00:13:15,267 吉原の炎は全てを焼き尽くすまで消えまい 168 00:13:15,434 --> 00:13:19,133 やめろォ もうやめてくれぇ 169 00:13:19,567 --> 00:13:23,000 いい顔だ 孤独が怖いか? 170 00:13:23,901 --> 00:13:26,300 己の身がそんなに可愛いか 171 00:13:26,868 --> 00:13:30,434 フーッ さればこそ 172 00:13:30,934 --> 00:13:34,000 その向こうに私を超越した真の強さ 173 00:13:34,434 --> 00:13:36,234 真の美しさがあるのだ 174 00:13:36,467 --> 00:13:36,901 は 175 00:13:36,968 --> 00:13:38,467 これで終わりとは言わぬ 176 00:13:39,100 --> 00:13:42,400 灰の中からお前はまた始まるのだ 177 00:13:44,834 --> 00:13:46,501 地雷亜ー! 178 00:13:52,100 --> 00:13:53,300 糸が 切れた? 179 00:13:58,234 --> 00:14:02,367 四方に張り巡らせた糸が 次々に断ち切られていく 180 00:14:04,234 --> 00:14:05,167 この震え 181 00:14:06,167 --> 00:14:07,734 でえ ふんっ 182 00:14:10,167 --> 00:14:10,667 ほわっ 183 00:14:13,000 --> 00:14:15,267 諦めの悪い餌どもか 184 00:14:16,000 --> 00:14:20,334 もはや糸に身を絡め取られ 身動きも取れんというのに 185 00:14:21,434 --> 00:14:22,701 でやあっ 186 00:14:23,567 --> 00:14:26,234 まだ俺に抗おうというのか 187 00:14:27,434 --> 00:14:30,767 新八ィ 1本たりとも残さず 188 00:14:31,334 --> 00:14:32,467 ぶった斬るアル 189 00:14:33,033 --> 00:14:35,901 これ以上火を広めるわけにはいかないネ 190 00:14:36,133 --> 00:14:39,767 もうこれ以上 この街には誰にも手出しはさせない 191 00:14:40,400 --> 00:14:42,367 皆ずっと苦しんできたんだ 192 00:14:43,067 --> 00:14:46,367 ようやく勝ち取った皆の居場所なんだ 193 00:14:48,033 --> 00:14:49,000 何が来たって 194 00:14:49,334 --> 00:14:50,501 何度来たって 195 00:14:51,467 --> 00:14:56,167 護り通す! 吉原の救世主舐めんなあ! 196 00:14:56,701 --> 00:15:00,801 1班は消火作業に 2班は逃げ遅れた者の救助に 197 00:15:01,367 --> 00:15:04,767 3班は家を打ち壊して火が広がるのを防ぐんだ 198 00:15:05,567 --> 00:15:08,133 いいかい 百華だけじゃ頭数が足りない 199 00:15:08,601 --> 00:15:11,601 あんた達も皆自分のできる限りのことをやるんだ 200 00:15:12,200 --> 00:15:14,234 あたし達の街はあたし達が護るんだ 201 00:15:14,634 --> 00:15:15,067 はいっ 202 00:15:22,400 --> 00:15:25,000 日輪様 月詠様の行方は 203 00:15:26,567 --> 00:15:27,234 戻ってくる 204 00:15:28,267 --> 00:15:31,100 きっと だから護り通そう 205 00:15:31,734 --> 00:15:33,267 あの子の帰ってくる場所を 206 00:15:35,067 --> 00:15:36,634 あの子の居場所を 207 00:15:40,634 --> 00:15:41,334 皆 208 00:15:41,868 --> 00:15:43,167 無駄なことを 209 00:15:43,701 --> 00:15:47,667 どれだけあがいたところで ここはもう俺の巣の中 210 00:15:48,367 --> 00:15:50,934 糸から逃れる術などありはしない 211 00:15:51,734 --> 00:15:54,000 生き残る術などありはしない 212 00:15:55,934 --> 00:15:56,367 なっ 213 00:16:01,501 --> 00:16:04,634 へっへっへっへっ 214 00:16:07,901 --> 00:16:10,234 皆餌となる運命(さだめ)よ 215 00:16:11,000 --> 00:16:12,868 あ あんたら 216 00:16:13,601 --> 00:16:15,667 あっ しまった 火に乗じて賊が 217 00:16:15,868 --> 00:16:16,300 あっ 218 00:16:17,033 --> 00:16:17,767 日輪様 219 00:16:18,000 --> 00:16:20,767 おらあああ 220 00:16:21,901 --> 00:16:22,667 母ちゃん 221 00:16:22,767 --> 00:16:23,400 なあっ 222 00:16:25,801 --> 00:16:29,267 うおお… 223 00:16:32,667 --> 00:16:33,267 クナイ!? 224 00:16:34,367 --> 00:16:35,567 あ すいませーん 225 00:16:37,200 --> 00:16:38,400 クナイ落としちゃった 226 00:16:39,234 --> 00:16:42,200 俺ァ何も知りませんよ 何にも見てません 227 00:16:42,834 --> 00:16:44,167 ずっと「ジャンプ」読んでたから 228 00:16:45,367 --> 00:16:47,934 決して加勢に入ったわけじゃありませんよ 229 00:16:48,567 --> 00:16:49,400 全蔵さん 230 00:16:53,067 --> 00:16:56,534 日輪さんとやら 俺の腕 いくらで買う? 231 00:16:57,100 --> 00:16:59,601 フン 吉原で女を買うどころか 232 00:17:00,067 --> 00:17:01,567 自分を売り込もうなんて 233 00:17:01,934 --> 00:17:05,067 へっ 女は醜女に限ると思っていたが 234 00:17:05,667 --> 00:17:07,300 存外べっぴんも悪くねーな 235 00:17:08,701 --> 00:17:11,367 構うこたぁねえ てめーらは仕事続けな 236 00:17:11,934 --> 00:17:15,267 VIP券もらったところで全部灰になっちゃ 何も意味がねえ 237 00:17:15,467 --> 00:17:17,200 無茶です 数が多すぎます 238 00:17:17,567 --> 00:17:19,901 大仕事は野郎に取られちまったんでね 239 00:17:20,667 --> 00:17:22,434 俺ァこっちで我慢するとするさ 240 00:17:23,367 --> 00:17:26,868 見せてやるよ てめーらに本物の忍者の恐ろしさを 241 00:17:27,634 --> 00:17:29,434 目ン玉ひんむいてよぉく見ときな 242 00:17:30,434 --> 00:17:32,234 俺の技は刹那に終わるぜ 243 00:17:33,868 --> 00:17:36,067 摩利支天 服部全蔵 244 00:17:37,400 --> 00:17:38,234 いざ参らん 245 00:17:41,100 --> 00:17:43,534 全ての糸が断ち切られたか 246 00:17:44,434 --> 00:17:48,100 イキのいい小虫は いい餌にもなろうと思ったが 247 00:17:48,501 --> 00:17:50,501 少々度が過ぎたか 248 00:17:51,234 --> 00:17:54,901 地雷亜 頼む もうやめてくれ 249 00:17:56,000 --> 00:17:57,601 もうこんな事はやめてくれ 250 00:17:58,901 --> 00:18:01,334 わっちが わっちが悪かった 251 00:18:02,334 --> 00:18:06,667 わっちはここを離れる もう誰も頼る事などしない 252 00:18:07,701 --> 00:18:09,934 もう誰とも関わることなどしない 253 00:18:10,801 --> 00:18:14,634 一人で生きていく お前の言う通りに生きていく 254 00:18:15,834 --> 00:18:19,801 それでもわっちが気に食わぬなら わっちを殺せばいい 255 00:18:20,601 --> 00:18:23,100 だから もうやめてくれ 256 00:18:23,667 --> 00:18:25,868 奴らを わっちの 257 00:18:26,767 --> 00:18:30,868 わっちの大切な仲間を これ以上傷つけないでくれ 258 00:18:32,868 --> 00:18:34,834 仲間のために私を滅する 259 00:18:36,400 --> 00:18:37,000 ぐはっ 260 00:18:37,400 --> 00:18:39,067 違ーう! 261 00:18:39,534 --> 00:18:43,067 俺がお前に求めているのはそんなものではない 262 00:18:43,400 --> 00:18:44,501 何故分からん 263 00:18:44,767 --> 00:18:45,200 ぐうっ 264 00:18:45,901 --> 00:18:49,133 何故お前はそんなにも脆弱な心を持ち続けている 265 00:18:49,667 --> 00:18:52,133 何故お前は俺の強さに近づいてこない 266 00:18:52,367 --> 00:18:53,033 ぐう 267 00:18:54,601 --> 00:18:57,701 何故お前は俺になれない 月詠 268 00:18:58,634 --> 00:19:03,200 俺が何故お前を今まで手塩にかけて 育ててきたか分かるか? 269 00:19:04,367 --> 00:19:06,534 お前をこの手で殺すためだ 270 00:19:07,200 --> 00:19:08,934 己の巣にかかった獲物に 271 00:19:09,434 --> 00:19:12,467 まるで主人が如く忠誠を誓い身を捧げる 272 00:19:13,133 --> 00:19:16,634 そして獲物が最も美しく肥えた時にそれを食す 273 00:19:17,701 --> 00:19:19,467 積み木崩しのようなものだ 274 00:19:20,267 --> 00:19:23,133 己がその作品に心血を注いでいる程 275 00:19:23,734 --> 00:19:25,634 その作品が美しいほど 276 00:19:26,167 --> 00:19:29,300 破壊した時の虚しさと快感は膨れ上がる 277 00:19:30,133 --> 00:19:31,868 欲求は収まることを知らない 278 00:19:32,501 --> 00:19:35,501 獲物を変える度により強くなっていった 279 00:19:37,400 --> 00:19:38,434 分かるか月詠 280 00:19:39,167 --> 00:19:42,634 行き着く所まで行き着いた俺の答えがお前だ 281 00:19:43,501 --> 00:19:46,200 俺は 俺を殺したいんだ 282 00:19:47,000 --> 00:19:49,100 考えただけでもゾクゾクするだろう 283 00:19:49,767 --> 00:19:51,834 これほど殺し甲斐のあるものがあるか 284 00:19:52,534 --> 00:19:54,968 これほどの喪失感が他にあるか 285 00:19:55,767 --> 00:19:59,901 そのために俺となりえる存在を己が手で作り上げた 286 00:20:00,834 --> 00:20:02,901 何者にも頼らず孤高に立つ 287 00:20:03,400 --> 00:20:06,400 強き魂と強き肉体を持つ修羅 288 00:20:07,234 --> 00:20:09,067 お前ならなれると思っていた 289 00:20:10,701 --> 00:20:13,400 だが とんだ思い違いだったらしい 290 00:20:14,100 --> 00:20:16,234 まさかここまで腐り果てるとは 291 00:20:16,634 --> 00:20:18,133 こんな事ならあの時 292 00:20:18,634 --> 00:20:22,033 以前の美しいお前のままで殺しておけば良かった 293 00:20:22,834 --> 00:20:26,567 出来損ないが 仲間の死でもまだ足りぬと見える 294 00:20:28,267 --> 00:20:30,100 どうしたら俺のようになれる 295 00:20:31,334 --> 00:20:33,667 どうしたら俺のように強くなれる 296 00:20:36,133 --> 00:20:39,000 皮を剥いでやる 俺と同じように 297 00:20:39,534 --> 00:20:42,868 自分の存在さえ消してしまうほどの姿になれば 298 00:20:43,434 --> 00:20:45,501 もうお前の存在に気づかない 299 00:20:45,901 --> 00:20:47,868 仲間もお前と気づかない 300 00:20:48,767 --> 00:20:51,834 俺と同じ天地に一人 301 00:20:53,501 --> 00:20:55,767 きっと俺のように強くなれる 302 00:20:56,267 --> 00:20:58,734 きっと俺と同じように 303 00:21:12,601 --> 00:21:15,801 おい その手で触れんじゃねえ 304 00:21:16,868 --> 00:21:20,501 その薄汚え手で この女に触れんじゃねえ 305 00:21:20,834 --> 00:21:22,100 お お前は 306 00:21:23,133 --> 00:21:24,734 ぎ 銀と… 307 00:21:28,968 --> 00:21:29,467 おっ 308 00:21:39,400 --> 00:21:41,067 はあっ あ 309 00:21:45,567 --> 00:21:48,334 ぎ…時 310 00:23:24,667 --> 00:23:25,701 弟子にして 311 00:23:25,834 --> 00:23:27,834 銀八先生 312 00:23:28,601 --> 00:23:32,467 えー神奈川県 ますだじゅんぺい君からの質問 313 00:23:32,868 --> 00:23:36,634 先生こんにちは 僕はますだじゅんぺいといいます 314 00:23:36,934 --> 00:23:38,234 銀魂大好きです 315 00:23:38,734 --> 00:23:42,467 だから僕は原作の空知先生と同じ漫画家になります 316 00:23:43,167 --> 00:23:47,000 なるといってもまだ絵はうまくないし 全然ダメです 317 00:23:48,167 --> 00:23:52,501 いつも「ナルト」の絵を描いたりしているのですが 全然うまくなりません 318 00:23:53,133 --> 00:23:55,801 だから空知先生の弟子になりたいです 319 00:23:59,367 --> 00:24:02,601 君は多分自分で気づいてないんだろうけど 320 00:24:03,367 --> 00:24:07,400 あのさあ じゅんぺい君さあ 多分さあ 321 00:24:08,000 --> 00:24:08,634 君 322 00:24:10,968 --> 00:24:14,234 岸本先生の弟子になった方が いくね?