1 00:00:33,122 --> 00:00:35,124 (土方)あ~ あ~ 大和の諸君➡ 2 00:00:35,124 --> 00:00:39,628 我らが局長 近藤 勲は無事 救出した! 3 00:00:39,628 --> 00:00:41,964 (土方)勝機は 我らの手にあり! 4 00:00:41,964 --> 00:00:46,952 局長の顔に泥を塗り 受けた恩を仇で返す不逞の輩➡ 5 00:00:46,952 --> 00:00:50,306 あえて言おう… カスであると! 6 00:00:50,306 --> 00:00:54,443 今こそ ヤツらを 月に代わって お仕置きするのだ! 7 00:00:54,443 --> 00:00:58,113 [無線](隊士)おい 誰だ!? 気の抜けた演説してるヤツは! 8 00:00:58,113 --> 00:01:04,713 誰だと…!? 真選組副長 土方 十四郎なり! 9 00:01:07,623 --> 00:01:09,959 (新八)土方さん…。 10 00:01:09,959 --> 00:01:14,129 近藤氏 ボクらは キミに命を預ける。 11 00:01:14,129 --> 00:01:18,117 その代わりに キミに課せられた義務がある! 12 00:01:18,117 --> 00:01:20,786 それは 死なねえことだ! 13 00:01:20,786 --> 00:01:23,122 何が何でも生き残れ! 14 00:01:23,122 --> 00:01:25,107 どんなに恥辱にまみれようが➡ 15 00:01:25,107 --> 00:01:28,110 目の前で どれだけ 隊士が死んでいこうが➡ 16 00:01:28,110 --> 00:01:30,110 キミは 生きにゃならねえ! 17 00:01:32,131 --> 00:01:37,770 (土方)キミがいるかぎり 真選組は終わらないからだ! 18 00:01:37,770 --> 00:01:42,124 ボクたちは アンタに惚れて 真選組に入ったからだ! 19 00:01:42,124 --> 00:01:46,495 バカのくせに難しいこと 考えてんじゃねえよ! 20 00:01:46,495 --> 00:01:49,795 (土方)テメエは テメエらしく 生きてりゃいいんだ! 21 00:01:52,117 --> 00:01:56,455 (土方)オレたちは 何者からも ソイツを護るだけだ…。 22 00:01:56,455 --> 00:01:58,755 近藤さん…。 23 00:02:02,428 --> 00:02:05,798 アンタは 真選組の魂だ。 24 00:02:05,798 --> 00:02:08,784 オレたちは それを護る剣なんだよ。 25 00:02:08,784 --> 00:02:11,170 (近藤)トシ…。 26 00:02:11,170 --> 00:02:14,770 (伊東)一度 折れたキミに 何が護れるというのだ!? 27 00:02:17,126 --> 00:02:21,931 (伊東)土方君 キミとはどうあっても 決着をつけねばならぬらしい! 28 00:02:21,931 --> 00:02:26,318 剣なら ここにあるぜ… よく斬れるやつがよぉ! 29 00:02:26,318 --> 00:02:31,440 ♪♪~ 30 00:02:31,440 --> 00:02:35,611 (土方)万事屋! 聞こえたぜ テメエの腐れ説教! 31 00:02:35,611 --> 00:02:37,630 (銀時)なんだい? (土方)偉そうに➡ 32 00:02:37,630 --> 00:02:39,632 ベラベラ ベラベラ語りやがって! 33 00:02:39,632 --> 00:02:43,118 ぬうっ…! 34 00:02:43,118 --> 00:02:46,956 (銀時)さっさと抜きやがれ。 (土方)黙りやがれ! 35 00:02:46,956 --> 00:02:48,941 ぬうっ…! 36 00:02:48,941 --> 00:02:52,261 テメエに ひと言 言っておく! 37 00:02:52,261 --> 00:02:54,613 くっ… ううっ…! 38 00:02:54,613 --> 00:02:57,449 (土方)ありがとよぉぉ! 39 00:02:57,449 --> 00:03:01,303 おいおい… また妖刀に のまれちまったらしいな。 40 00:03:01,303 --> 00:03:03,639 トッシーか? トッシーなのか!? 41 00:03:03,639 --> 00:03:06,139 (土方)オレは…! 42 00:05:53,125 --> 00:05:58,614 大将の首をとりたくば このオレを倒してからにしろ! 43 00:05:58,614 --> 00:06:01,617 (土方)何人たりとも ここは通さねえ。 44 00:06:01,617 --> 00:06:05,604 何人たりとも オレたちの魂は汚させねえ! 45 00:06:05,604 --> 00:06:10,275 オレは 近藤 勲を護る最後の砦…。 46 00:06:10,275 --> 00:06:14,129 真選組を護る最後の剣! 47 00:06:14,129 --> 00:06:18,467 真選組副長… 土方 十四郎だぁ! 48 00:06:18,467 --> 00:06:21,436 自力で妖刀の呪いを ねじ伏せた! 49 00:06:21,436 --> 00:06:25,107 悪ぃな ゴリラ。 残念ながら テメエの依頼は➡ 50 00:06:25,107 --> 00:06:27,442 なんぼ 金つまれても 受けられねえな…。 51 00:06:27,442 --> 00:06:29,461 あっちが先客だ。 52 00:06:29,461 --> 00:06:32,130 (近藤)フッ… 仕事は ここまでじゃなかったのか? 53 00:06:32,130 --> 00:06:35,130 延長料金は しっかりいただくぜ! 54 00:06:38,520 --> 00:06:40,472 きやがれ 伊東…! 55 00:06:40,472 --> 00:06:46,111 (河上)変わった… あの男の魂のリズムが変わった。 56 00:06:46,111 --> 00:06:50,599 (河上)幼稚なアニソンから 骨太のロックンロールでござる。 57 00:06:50,599 --> 00:06:54,303 いや ぬしもか… 伊東殿。 58 00:06:54,303 --> 00:06:59,124 (河上)格調高いクラシックから 凶暴なメタルでござる。 59 00:06:59,124 --> 00:07:01,109 フッ… いい曲だ。 60 00:07:01,109 --> 00:07:06,965 思う存分 奏でるがよい。 美しき協奏曲を…。 61 00:07:06,965 --> 00:07:10,953 土方…! 伊東…! 62 00:07:10,953 --> 00:07:19,761 ♪♪~ 63 00:07:19,761 --> 00:07:21,813 ハンドルが…! 64 00:07:21,813 --> 00:07:24,950 (土方)おい 後ろ… うわっ! 65 00:07:24,950 --> 00:07:26,935 (土方)うわ~!! 66 00:07:26,935 --> 00:07:29,454 ♪♪~ 67 00:07:29,454 --> 00:07:31,473 ぐえ! 68 00:07:31,473 --> 00:07:34,793 (沖田)近藤さん さっさと こっちへ移ってください。 69 00:07:34,793 --> 00:07:38,163 (沖田) …ち~と 働き過ぎちまった。 70 00:07:38,163 --> 00:07:41,133 残業代 出ますよね? これ。 71 00:07:41,133 --> 00:07:43,435 (近藤)総悟! 72 00:07:43,435 --> 00:07:47,789 オレが是が非でも 勘定方に掛け合ってやる。 73 00:07:47,789 --> 00:07:50,158 ソイツは いいや…。 74 00:07:50,158 --> 00:07:52,494 ついでに ヤツの始末も 頼みまさぁ。 75 00:07:52,494 --> 00:07:56,815 オレは ちょいと 疲れちまったもんで。 76 00:07:56,815 --> 00:08:01,770 …土方さん 少しでも 遅れをとったら➡ 77 00:08:01,770 --> 00:08:03,772 オレが アンタを殺しますぜ。 78 00:08:03,772 --> 00:08:07,109 今度 弱み見せたら➡ 79 00:08:07,109 --> 00:08:11,280 次こそは 副長の座 オレが いただきますよ。 80 00:08:11,280 --> 00:08:15,784 しかし トシをおいて オレだけ逃げろと言うのか? 81 00:08:15,784 --> 00:08:19,288 モタモタしてんじゃねえよ! そこで もめんな! 82 00:08:19,288 --> 00:08:21,923 (土方)つうか テメエら なんで 当たり前のように➡ 83 00:08:21,923 --> 00:08:25,223 人を橋のように 扱ってるんだ! 84 00:08:27,446 --> 00:08:30,446 うわ~! 銀さん! うわ~! 85 00:08:33,452 --> 00:08:35,452 うわ… うわ!! 86 00:08:42,461 --> 00:08:45,130 (伊東)土方君。 87 00:08:45,130 --> 00:08:48,266 キミは ボクの唯一の理解者だった。 88 00:08:48,266 --> 00:08:54,456 惜しむらくは ボクの器を知り 恐れ 敵に回ってしまったことか。 89 00:08:54,456 --> 00:08:57,125 キミが もし局長であったならば➡ 90 00:08:57,125 --> 00:09:00,479 ボクは 反乱など 企てなかったかもしれないよ。 91 00:09:00,479 --> 00:09:04,116 フフ… あくまで仮説だがね。 92 00:09:04,116 --> 00:09:09,488 だが キミも ひとつだけ ボクを勘違いしている。 93 00:09:09,488 --> 00:09:12,124 キミが ボクの器を知るように➡ 94 00:09:12,124 --> 00:09:15,624 ボクも また キミの器を知るということを。 95 00:09:17,612 --> 00:09:19,612 土方 十四郎 来い! 96 00:09:22,784 --> 00:09:24,820 うお~!! 97 00:09:24,820 --> 00:09:27,155 最後の決着のときだ~!! 98 00:09:27,155 --> 00:09:31,126 ♪♪~ 99 00:09:31,126 --> 00:09:34,112 うお~! ふっ! 100 00:09:34,112 --> 00:09:48,126 ♪♪~ 101 00:09:48,126 --> 00:09:51,463 (河上)おもしろい音を出すな お主。 102 00:09:51,463 --> 00:09:55,634 でたらめで 気ままで とらえどころのない音は➡ 103 00:09:55,634 --> 00:09:58,453 ジャズにも 通ずるか。 104 00:09:58,453 --> 00:10:01,306 いや それにしては 品がない。 105 00:10:01,306 --> 00:10:04,776 例えるなら 酔っ払いの鼻歌でござる。 106 00:10:04,776 --> 00:10:09,276 テメエ… 高杉のとこにいた野郎だな? 107 00:10:11,283 --> 00:10:15,670 おい 人と話すときは ヘッドホンとりなさい! 108 00:10:15,670 --> 00:10:20,142 坂田 銀時… いや 白夜叉。 109 00:10:20,142 --> 00:10:24,646 なにゆえ お主が 真選組にいるでござるか? 110 00:10:24,646 --> 00:10:26,948 テメエ 聞こえてんじゃねえかよ。 111 00:10:26,948 --> 00:10:32,471 あの男 テメエらの息が かかった者のようだな。 112 00:10:32,471 --> 00:10:38,293 真選組の実権 握らせて 幕府の間者とするつもりか? 113 00:10:38,293 --> 00:10:41,296 背信行為を 平然とやってのける者を➡ 114 00:10:41,296 --> 00:10:45,283 仲間にするほど 拙者たちは 寛容にござらん。 115 00:10:45,283 --> 00:10:50,288 また 信義に背く者の元に 人は 集まらぬことも➡ 116 00:10:50,288 --> 00:10:52,641 拙者たちは 知っている。 117 00:10:52,641 --> 00:10:57,441 じゃあ あの男は? 哀れな男でござる。 118 00:10:59,297 --> 00:11:07,122 (河上)己が器量 知るときは もう遅い。 119 00:11:07,122 --> 00:11:12,127 すべて 砕け散った後だ。 120 00:11:12,127 --> 00:11:15,464 あ!! 121 00:11:15,464 --> 00:11:18,767 眠るがいい 伊東。 122 00:11:18,767 --> 00:11:22,367 真選組もろとも。 123 00:11:44,159 --> 00:11:47,162 ((伊東:天才とは いつも孤独なものだ。 124 00:11:47,162 --> 00:11:49,648 ボクには 理解者がいない。 125 00:11:49,648 --> 00:11:53,151 ボクは こんなところで くすぶっている男ではない。 126 00:11:53,151 --> 00:11:55,804 誰もそれを理解できない。 127 00:11:55,804 --> 00:11:58,139 誰も ボクの真の価値に気づかない。 128 00:11:58,139 --> 00:12:02,239 ならば自らで 己が器を天下に示すしかあるまい。 129 00:12:04,563 --> 00:12:06,665 (伊東)真選組を我がものにする。 130 00:12:06,665 --> 00:12:10,135 それを地盤にボクは天下に躍進する。 131 00:12:10,135 --> 00:12:14,155 この伊東 鴨太郎が 生きた証しを天下に…。 132 00:12:14,155 --> 00:12:17,642 人々の心に刻みこんでみせる。 133 00:12:17,642 --> 00:12:20,161 (高杉)悪名でもかまわねえと? 134 00:12:20,161 --> 00:12:24,816 そのためなら 恩を受けた 近藤を消すこともいとわねえと? 135 00:12:24,816 --> 00:12:28,653 恩? 恩ならば 近藤のほうにあるはずだ。 136 00:12:28,653 --> 00:12:33,158 あのような無能の男の下に ボクが 仕えてやったのだ。 137 00:12:33,158 --> 00:12:36,661 感謝こそされど 不満を言われる覚えはない。 138 00:12:36,661 --> 00:12:40,148 ウフフッ… 伊東よ お前。 139 00:12:40,148 --> 00:12:45,003 自分以外の人間は みんな バカだと思ってるクチだろ? 140 00:12:45,003 --> 00:12:50,825 (高杉)だが そのバカな連中に 理解されぬのを不満に思っている。 141 00:12:50,825 --> 00:12:53,161 理解されたいと思っている。 142 00:12:53,161 --> 00:12:55,830 自分を 見てもらいたいと思っている。 143 00:12:55,830 --> 00:12:58,800 己が器をしらしめたい? 144 00:12:58,800 --> 00:13:02,170 そんな大層なもんじゃあるまいよ。 145 00:13:02,170 --> 00:13:06,808 お前はただ 1人だっただけだろ? 146 00:13:06,808 --> 00:13:09,160 (高杉)お前が求めているのは➡ 147 00:13:09,160 --> 00:13:12,314 自分を認めてくれる 理解者なんかじゃねえ。 148 00:13:12,314 --> 00:13:14,833 お前が欲しいものは…)) 149 00:13:14,833 --> 00:13:16,833 (雷鳴) 150 00:13:22,207 --> 00:13:25,207 ここは…。 151 00:13:28,597 --> 00:13:33,818 土方? そうか ボクは勝った! 152 00:13:33,818 --> 00:13:35,818 ボクは遂に土方に勝っ…。 153 00:13:44,229 --> 00:13:47,349 うわ~っ! 154 00:13:47,349 --> 00:13:50,986 晋助は 伊東を看破していたでござる。 155 00:13:50,986 --> 00:13:54,272 自尊心だけ人一倍強い。 156 00:13:54,272 --> 00:13:57,976 己の器も知らぬ自己顕示欲の塊。 157 00:13:57,976 --> 00:14:01,663 それを刺激し 利用するのは容易なことでござる。 158 00:14:01,663 --> 00:14:07,335 思惑どおり真選組同士争い 戦力を削ってくれたわ。 159 00:14:07,335 --> 00:14:13,158 テメエら ハナから真選組潰すつもりで ヤツを利用してたってのか。 160 00:14:13,158 --> 00:14:16,845 伊東の反乱を 手引きし 協力する体を装い➡ 161 00:14:16,845 --> 00:14:21,666 仲間割れで 消耗した真選組を 壊滅するつもりだったってのか。 162 00:14:21,666 --> 00:14:25,466 あの男らしい死に方でござろう。 163 00:14:28,156 --> 00:14:32,177 (河上)裏切り者は 裏切りによって消える。 164 00:14:32,177 --> 00:14:34,777 や やめてくれ! 165 00:14:36,848 --> 00:14:38,848 《やめてくれ…》 166 00:14:41,202 --> 00:14:43,805 《ボクは こんなところで 死ぬ男じゃない。 167 00:14:43,805 --> 00:14:48,309 やめてくれ ボクはもっとできる男なんだ…。 168 00:14:48,309 --> 00:14:50,709 もっと もっと…》 169 00:14:52,814 --> 00:14:54,816 ((伊東:母上! 170 00:14:54,816 --> 00:14:58,486 見てください! ボク 学問所の試験で満点を…。 171 00:14:58,486 --> 00:15:00,822 鴨太郎 静かになさい。 172 00:15:00,822 --> 00:15:02,822 兄上の体にさわるでしょ。 173 00:15:04,659 --> 00:15:06,978 も 申し訳ないです。 174 00:15:06,978 --> 00:15:10,331 《もっと もっとがんばらねば。 175 00:15:10,331 --> 00:15:15,831 もっと がんばれば きっと ボクを見てくれる…》 176 00:15:17,739 --> 00:15:20,175 (師範)うん みごとだ 鴨太郎。 177 00:15:20,175 --> 00:15:23,661 お前は我が 学問所始まって以来の神童だ。 178 00:15:23,661 --> 00:15:28,483 皆も鴨太郎に負けるなよ ブハハハッ…。 179 00:15:28,483 --> 00:15:33,183 調子にのってんじゃねえぞ! 勉強しかできない ボンボンがよ! 180 00:15:39,160 --> 00:15:42,530 《伊東:もっと… もっと がんばらなければ…。 181 00:15:42,530 --> 00:15:46,830 もっと がんばれば きっと みんな 認めてくれる》 182 00:15:50,171 --> 00:15:54,175 (師範)1本! おみごと。 たいしたものだ 鴨。 183 00:15:54,175 --> 00:15:58,163 (師範)この歳にして この剣筋…。 努力したな。 184 00:15:58,163 --> 00:16:00,165 (師範)鴨! 江戸へ行け。 185 00:16:00,165 --> 00:16:04,335 私が 名門 北斗一刀流の道場を 推挙してやる。 186 00:16:04,335 --> 00:16:08,173 こんな田舎では お前の才気が潰れてしまう。 187 00:16:08,173 --> 00:16:12,677 お前なら かの剣豪 宮本 武蔵を 超えるのも 不可能ではないぞ。 188 00:16:12,677 --> 00:16:14,662 《なんで…》 189 00:16:14,662 --> 00:16:18,500 (伊東の父)まったく… よりによって 跡取りの鷹久が➡ 190 00:16:18,500 --> 00:16:22,337 あれほど 病弱では 我が伊東家は どうなるものやら。 191 00:16:22,337 --> 00:16:25,824 鴨太郎は あんなに 元気に育ったというのにな。 192 00:16:25,824 --> 00:16:28,343 (伊東の母)次男が どれだけの才覚を➡ 193 00:16:28,343 --> 00:16:30,678 持っていようと 宝の持ち腐れ。 194 00:16:30,678 --> 00:16:34,516 鷹久は 鴨太郎に すべて奪われて 生まれてきたのよ。 195 00:16:34,516 --> 00:16:38,503 私のお腹の中にいるときに 鴨太郎が鷹久のすべてを➡ 196 00:16:38,503 --> 00:16:41,172 奪っていってしまったに 違いないわ! 197 00:16:41,172 --> 00:16:45,677 あんな子… 生まれてこなければよかったのに。 198 00:16:45,677 --> 00:16:48,680 (伊東の父)これ! 鴨太郎に 聞かれたら どうするんだ!? 199 00:16:48,680 --> 00:16:50,665 どうかしてるぞ! 200 00:16:50,665 --> 00:16:54,018 (伊東の母)だって 私 鷹久が不憫で…。 201 00:16:54,018 --> 00:16:58,523 何も知らず 無邪気に飛び回る 鴨太郎を見てたら…。 202 00:16:58,523 --> 00:17:02,510 (伊東の父)鷹久の看病で 疲れてるんだな。 もう 寝なさい)) 203 00:17:02,510 --> 00:17:08,516 《なんで… なんで みんな ボクを見てくれない? 204 00:17:08,516 --> 00:17:13,671 こんなに がんばっているのに。 ボクは 何も悪くないのに。 205 00:17:13,671 --> 00:17:17,659 もっと ボクを見てくれ。 もっと ボクを褒めてくれ》 206 00:17:17,659 --> 00:17:24,165 《ボクを1人にしないでくれ。 隣にいてくれ。 ボクの隣で…。 207 00:17:24,165 --> 00:17:27,165 この手を握ってくれ…》 208 00:17:37,862 --> 00:17:39,831 (伊東)こ… 近藤!? 209 00:17:39,831 --> 00:17:45,203 何をしている!? キミは 今 何を しているのか わかっているのか! 210 00:17:45,203 --> 00:17:49,674 ボクは キミを殺そうとした裏切り者! 211 00:17:49,674 --> 00:17:53,328 (近藤)謀反を起こされるのは 大将の罪だ。 212 00:17:53,328 --> 00:17:59,701 無能な大将につけば兵は命を失う。 これを斬るは 罪じゃねえ。 213 00:17:59,701 --> 00:18:06,057 すまねえ… オレぁ アンタの上に 立つには足らねえ大将だった。 214 00:18:06,057 --> 00:18:10,378 (近藤)もともと ガラじゃねえんだよ 大将なんて オレぁ。 215 00:18:10,378 --> 00:18:13,348 アンタのほうが よっぽど 大将に向いてらぁ。 216 00:18:13,348 --> 00:18:17,335 オレは 隊士が死んでいくのを 黙って見てるなんざ できねえよ。 217 00:18:17,335 --> 00:18:21,172 死兵なんて割り切ることは できねえ やっぱり。 218 00:18:21,172 --> 00:18:27,845 先生… オレぁ 兵隊なんかじゃねえ ただ 肩 つきあわせて➡ 219 00:18:27,845 --> 00:18:32,850 酒をくみ交わす友達として アンタにいてほしかったんだ。 220 00:18:32,850 --> 00:18:35,853 (近藤)まだまだ アンタにたくさん いろんなこと➡ 221 00:18:35,853 --> 00:18:38,856 教えてほしかったんだ 先生…。 222 00:18:38,856 --> 00:18:42,360 《ボクが1人なのは ボクのせいじゃない。 223 00:18:42,360 --> 00:18:44,362 ボクは 何も悪くない。 224 00:18:44,362 --> 00:18:48,716 無能だから… ヤツらが無能だから》 225 00:18:48,716 --> 00:18:53,338 《ボクとヤツらは 住む世界が違う。 ボクは選ばれた人間なんだ。 226 00:18:53,338 --> 00:18:59,377 孤独を受け入れられず 孤独であることを人のせいにした。 227 00:18:59,377 --> 00:19:03,514 人から拒絶されることを恐れ 自分から拒絶した。 228 00:19:03,514 --> 00:19:07,869 傷つくのを恐れ 孤独が好きな芝居をした。 229 00:19:07,869 --> 00:19:10,538 心に壁ができていく…。 230 00:19:10,538 --> 00:19:14,008 そのくせ 宙ぶらりんになった 自己顕示欲だけが➡ 231 00:19:14,008 --> 00:19:15,994 日増しに大きくなっていく。 232 00:19:15,994 --> 00:19:20,014 他者に認められたい。 認められても まだ満足できない。 233 00:19:20,014 --> 00:19:23,368 ボクは もっとできる。 ボクは お前らと違う! 234 00:19:23,368 --> 00:19:27,188 思い知らせてやる! ボクという存在を!!》 235 00:19:27,188 --> 00:19:29,190 ((お前が求めているのは➡ 236 00:19:29,190 --> 00:19:32,677 自分を認めてくれる 理解者なんかじゃねえ)) 237 00:19:32,677 --> 00:19:38,349 《いつのまにか 忘れていた。 ボクが 本当に欲しかったもの…。 238 00:19:38,349 --> 00:19:41,853 地位や名誉 武功でも才能でも➡ 239 00:19:41,853 --> 00:19:44,856 自分を認めてくれる 理解者でもない。 240 00:19:44,856 --> 00:19:49,827 ボクは ただ… 誰か 隣にいてほしかった。 241 00:19:49,827 --> 00:19:54,182 ただ 誰かに見てほしかった。 242 00:19:54,182 --> 00:19:57,182 ただ 1人がイヤだった》 243 00:20:00,188 --> 00:20:02,190 《ただ…》 244 00:20:02,190 --> 00:20:05,677 (近藤)ぬお~っ! 先生! 245 00:20:05,677 --> 00:20:08,496 (神楽)うんごぉ…! 246 00:20:08,496 --> 00:20:11,996 《伊東:正面から 受け止めてくれる仲間…》 247 00:20:14,352 --> 00:20:16,688 (ガンナー)おい… あれ 見ろ! 248 00:20:16,688 --> 00:20:19,173 何してやがる! 249 00:20:19,173 --> 00:20:21,673 (土方)さっさと逃げやがれ! 250 00:20:24,195 --> 00:20:27,195 《正面から ボクを見…》 251 00:20:31,352 --> 00:20:35,206 ((2人:いずれ殺してやるよ)) 252 00:20:35,206 --> 00:20:37,175 うおぉ! 253 00:20:37,175 --> 00:20:43,831 《ぶつかってくるヤツ。 ただ… 仲間が欲しかった。 254 00:20:43,831 --> 00:20:46,684 ボクの欲しかったものは➡ 255 00:20:46,684 --> 00:20:51,184 もう… とっくの昔に ここにあった》 256 00:20:53,207 --> 00:20:57,695 土方君。 キミに言いたいことが ひとつ あったんだ。 257 00:20:57,695 --> 00:21:00,848 奇遇だな オレもだ。 258 00:21:00,848 --> 00:21:03,518 ボクは キミが嫌いだ。 (土方)ボクは お前が嫌いだ。 259 00:21:03,518 --> 00:21:06,854 (土方/伊東) いずれ 殺してやる。 だから…➡ 260 00:21:06,854 --> 00:21:10,174 こんなところで死ぬな! 261 00:21:10,174 --> 00:21:13,578 《ボクの欲しかった絆は もう…➡ 262 00:21:13,578 --> 00:21:16,878 ずっと前から つながっていた》 263 00:21:20,952 --> 00:21:23,452 うおおおお! 264 00:21:33,431 --> 00:21:35,431 うおおおお! 265 00:21:37,368 --> 00:21:39,868 うおおおおお! 266 00:21:42,039 --> 00:21:44,859 太刀筋が… リズムが見えない! 267 00:21:44,859 --> 00:21:47,359 どけ この野郎! 268 00:21:52,266 --> 00:21:54,202 テメエらは➡ 269 00:21:54,202 --> 00:21:56,687 どけっつってんのが わかんねえのか!! 270 00:21:56,687 --> 00:22:01,487 テメエらみてぇな タコ助に 構ってる暇は ねえんだよ! 271 00:22:05,213 --> 00:22:07,181 弦!? 272 00:22:07,181 --> 00:22:11,202 無理は せぬがいい。 手足が ちぎれるでござるぞ。 273 00:22:11,202 --> 00:22:14,872 今さら 助けに 行ったところで もう遅い。 274 00:22:14,872 --> 00:22:18,159 (河上)主は まだ 仲間が生きていると? 275 00:22:18,159 --> 00:22:21,529 たとえ あの爆発の中を 生き残っていようと➡ 276 00:22:21,529 --> 00:22:24,198 策は 幾重にも 弄してあるでござる。 277 00:22:24,198 --> 00:22:26,868 真選組は消える。 278 00:22:26,868 --> 00:22:28,853 くっ… うっ…。 279 00:22:28,853 --> 00:22:32,023 手足がちぎれると 言ったはずでござる! 280 00:22:32,023 --> 00:22:36,223 フッ… 誰が あんな連中 助けに行きてぇかよ。 281 00:22:38,212 --> 00:22:42,717 止まらねえんだよ。 体が 言うことを聞かねえ。 282 00:22:42,717 --> 00:22:46,037 勝手に 前に引き寄せられる…。 283 00:22:46,037 --> 00:22:49,857 前からも 後ろからも 糸が絡まって➡ 284 00:22:49,857 --> 00:22:53,857 引っ張ってきやがる。 うっとうしくて しかたねえ! 285 00:22:56,681 --> 00:22:59,684 《鉄の強度を誇る弦が…!?》 286 00:22:59,684 --> 00:23:03,354 手足の1本や2本 くれてやらぁ。 287 00:23:03,354 --> 00:23:08,543 んだが 肉は切れても この糸… 腐れ縁! 288 00:23:08,543 --> 00:23:12,346 切れるもんなら 切ってみやがれ!! 289 00:23:12,346 --> 00:23:20,538 ♪♪~ 290 00:23:20,538 --> 00:23:22,538 伏せろ! 291 00:23:32,683 --> 00:23:35,219 うお~っ!! 292 00:23:35,219 --> 00:23:43,519 ♪♪~ 293 00:23:47,031 --> 00:23:49,850 ゴホッ…。 294 00:23:49,850 --> 00:23:52,850 先生!! 伊東…!? 295 00:23:55,223 --> 00:23:57,223 ゴホッ…。 296 00:24:00,211 --> 00:24:02,511 伊東!! 297 00:24:04,849 --> 00:24:06,901 うわっ! 298 00:24:06,901 --> 00:24:10,301 うおらぁ!!