1 00:00:35,248 --> 00:00:37,284 ((銀時:おい お前。 2 00:00:37,284 --> 00:00:39,903 高杉つったか? 3 00:00:39,903 --> 00:00:42,606 一度 勝ったくらいで つけあがんなよ。 4 00:00:42,606 --> 00:00:46,242 テメエが奇跡的に 俺から一勝する間に→ 5 00:00:46,242 --> 00:00:50,130 俺は お前に何勝した? 6 00:00:50,130 --> 00:00:52,949 俺に 本当に勝ちてえなら→ 7 00:00:52,949 --> 00:00:56,069 負け分 取り戻してえなら…。 8 00:00:56,069 --> 00:00:58,922 明日も来い。 9 00:00:58,922 --> 00:01:02,222 次 勝つのも 俺だけどな)) 10 00:01:10,133 --> 00:01:13,753 (高杉)残念だったな 銀時。 11 00:01:13,753 --> 00:01:18,925 247勝 246敗。 12 00:01:18,925 --> 00:01:22,225 (高杉)俺の勝ちだ。 13 00:04:16,319 --> 00:04:19,906 ((桂:いい眺めだな。 バカが空を飛んでる。 14 00:04:19,906 --> 00:04:23,726 あぁ いい眺めだ。 バカが見下ろせる。 15 00:04:23,726 --> 00:04:26,579 (桂)これから どうするつもりだ? 16 00:04:26,579 --> 00:04:28,932 (高杉)どうもこうもねえ。 17 00:04:28,932 --> 00:04:32,085 次あそこに行ったら 勘当だとよ。 18 00:04:32,085 --> 00:04:37,507 なるほど お前の親父殿も 噂にあてられたわけか。 19 00:04:37,507 --> 00:04:41,794 松下村塾… 近隣の子供を集め→ 20 00:04:41,794 --> 00:04:44,247 幕政批判 国家転覆→ 21 00:04:44,247 --> 00:04:47,417 怪しげな教えを説いていると 噂になっている。 22 00:04:47,417 --> 00:04:50,420 (松陽)それぞれの 武士道を胸に掲げ→ 23 00:04:50,420 --> 00:04:54,057 それぞれの侍になることはできる。 24 00:04:54,057 --> 00:04:57,927 フッ そのとおりじゃねえか。 25 00:04:57,927 --> 00:05:00,747 アイツのいうような 侍ばかりになったら→ 26 00:05:00,747 --> 00:05:02,765 国は滅ぶぜ。 27 00:05:02,765 --> 00:05:06,119 かもな。 だが…。 28 00:05:06,119 --> 00:05:09,239 気持のいい連中であったな。 29 00:05:09,239 --> 00:05:13,943 俺は今まで 侍とは あらゆるものに縛られた→ 30 00:05:13,943 --> 00:05:16,329 窮屈な存在だと思ってきたが→ 31 00:05:16,329 --> 00:05:18,448 もし なれるのであれば→ 32 00:05:18,448 --> 00:05:22,248 俺も あんな自由な侍に なりたいものだ。 33 00:05:24,470 --> 00:05:27,240 噂どおりだ。 34 00:05:27,240 --> 00:05:29,609 近頃 塾で見かけんと 思っていたら→ 35 00:05:29,609 --> 00:05:33,413 こんな 怪しげな寺小屋に ご執心とは。 36 00:05:33,413 --> 00:05:37,617 高杉。 いよいよ お前も 講武館 破門だな。 37 00:05:37,617 --> 00:05:42,522 だが 残念。 今晩にも この寺小屋は潰れる。 38 00:05:42,522 --> 00:05:46,409 父上に この塾の あらぬ噂を吹き込んでおいた。 39 00:05:46,409 --> 00:05:48,578 役人が動く。 40 00:05:48,578 --> 00:05:51,231 あの男は いいとこ ここを追われるか→ 41 00:05:51,231 --> 00:05:53,283 しょっぴかれることになろう。 42 00:05:53,283 --> 00:05:57,237 得体の知れぬ浪人が 寺小屋の真似事などしおって。 43 00:05:57,237 --> 00:06:02,258 身分をわきまえず 我ら武士を 愚弄するから こうなる。 44 00:06:02,258 --> 00:06:06,058 高杉 お前は もう侍になんてなれんよ。 45 00:06:12,568 --> 00:06:14,587 (桂)高杉。 46 00:06:14,587 --> 00:06:18,074 こんな夜更けに 遊び歩いていいのか? 47 00:06:18,074 --> 00:06:21,411 今度こそ勘当されるぞ。 48 00:06:21,411 --> 00:06:23,646 心配いらねえよ。 49 00:06:23,646 --> 00:06:26,646 どうせ明日には勘当される身だ。 50 00:06:28,568 --> 00:06:33,890 (高杉)桂 お前こそ こんなところで夜遊びしてたら→ 51 00:06:33,890 --> 00:06:36,242 せっかくの特待生も取り消しだぞ。 52 00:06:36,242 --> 00:06:38,261 心配は いらん。 53 00:06:38,261 --> 00:06:41,581 ちょうど くだらんゆとり教育には うんざりしていたところだ。 54 00:06:41,581 --> 00:06:46,052 夜になる前に 逃げるよう伝えておいた。 55 00:06:46,052 --> 00:06:49,052 (桂)借りは返さんとな。 56 00:06:50,907 --> 00:06:54,911 名門 講武館きっての神童と 悪童が組むんだ。 57 00:06:54,911 --> 00:06:58,648 役人の足止めくらい たやすかろう。 58 00:06:58,648 --> 00:07:01,948 名門の2人? 笑わせるな。 59 00:07:03,903 --> 00:07:09,492 国家転覆を狙う反乱分子を 育成する悪の巣。 60 00:07:09,492 --> 00:07:13,992 松下村塾の悪ガキ3人の間違いだろ。 61 00:07:15,932 --> 00:07:18,051 お前 なぜ ここに? 逃げろと言ったはず。 62 00:07:18,051 --> 00:07:20,737 そりゃ 松陽の話だろ? 63 00:07:20,737 --> 00:07:23,439 なんで 俺まで逃げなきゃならねえ。 64 00:07:23,439 --> 00:07:27,577 それに 学校のサボり方から 夜遊びまで覚えたんだ。 65 00:07:27,577 --> 00:07:30,563 もう テメエらは立派なうちの門下だ。 66 00:07:30,563 --> 00:07:33,232 別れの挨拶くらい来るさ。 67 00:07:33,232 --> 00:07:35,234 もう これで十分だ。 68 00:07:35,234 --> 00:07:38,621 あとは俺がやっから お前らは手 引け。 69 00:07:38,621 --> 00:07:41,407 どうせ俺と松陽は流れ者だ。 70 00:07:41,407 --> 00:07:43,726 居場所なんざ どうにでもなる。 71 00:07:43,726 --> 00:07:45,945 だが お前らは違う。 72 00:07:45,945 --> 00:07:49,732 これ以上 関わったら 戻れなくなるぞ。 73 00:07:49,732 --> 00:07:52,568 士籍を失いてえのか? 74 00:07:52,568 --> 00:07:57,240 (高杉)戻る場所なんぞあったら はなから こんな所に来ねえ。 75 00:07:57,240 --> 00:08:01,077 (桂)おばあが死んでから 天涯孤独の身。 76 00:08:01,077 --> 00:08:05,114 何より 士籍などという 肩書が必要な者には→ 77 00:08:05,114 --> 00:08:08,418 もう なる気はない。 もし そんなもんがあんなら→ 78 00:08:08,418 --> 00:08:10,937 誰に与えられるでもねえ。 79 00:08:10,937 --> 00:08:14,037 この目で見つけ…。 この手で掴む。 80 00:08:16,059 --> 00:08:18,795 そうか…。 81 00:08:18,795 --> 00:08:21,795 じゃあ もう 何も言わねえ。 82 00:08:23,733 --> 00:08:26,419 おい そこの わっぱども。 83 00:08:26,419 --> 00:08:28,905 こんな夜更けに 何をやっている? 84 00:08:28,905 --> 00:08:34,744 松下村塾 吉田松陽が弟子 坂田銀時。 85 00:08:34,744 --> 00:08:36,896 同じく 桂小太郎。 86 00:08:36,896 --> 00:08:40,400 同じく 高杉晋助。 87 00:08:40,400 --> 00:08:43,302 (銀時たち)参る! なんだ このガキども! 88 00:08:43,302 --> 00:08:45,905 (松陽)抜かないでください。 89 00:08:45,905 --> 00:08:49,258 そのまま それを おさめていただきたい。 90 00:08:49,258 --> 00:08:53,896 両者とも どうか 私に抜かせないでください。 91 00:08:53,896 --> 00:08:57,066 吉田松陽… キサマ! 92 00:08:57,066 --> 00:09:00,770 私のことを好き勝手 吹聴するのは かまいません。 93 00:09:00,770 --> 00:09:04,407 目障りなら どこへなりとも 出ていきましょう。 94 00:09:04,407 --> 00:09:08,261 ですが…。 95 00:09:08,261 --> 00:09:12,615 それを私の教え子たちに 向けるのならば→ 96 00:09:12,615 --> 00:09:17,770 私は 本当に 国家くらい 転覆しても かまいませんよ。 97 00:09:17,770 --> 00:09:19,770 ひぃ! 98 00:09:23,793 --> 00:09:27,563 松陽。 やれやれ。 99 00:09:27,563 --> 00:09:31,000 教え子は みんな家に 帰したつもりでしたが→ 100 00:09:31,000 --> 00:09:33,903 こんなところにも まだ残っていましたか…。 101 00:09:33,903 --> 00:09:35,905 悪ガキどもが。 102 00:09:35,905 --> 00:09:38,891 でも すみません 道場破りさん。 103 00:09:38,891 --> 00:09:43,246 破るにも もう 道場も学び舎も なくなっちゃいました。 104 00:09:43,246 --> 00:09:45,932 心配いらねえ。 105 00:09:45,932 --> 00:09:48,568 俺が破りてえのは 道場じゃねえ。 106 00:09:48,568 --> 00:09:51,737 アンタだよ 松陽先生。 107 00:09:51,737 --> 00:09:55,241 我らにとっては 先生がいるところなら→ 108 00:09:55,241 --> 00:09:58,561 野原であろうと 畑であろうと 学び舎です。 109 00:09:58,561 --> 00:10:02,532 それに アンタの武士道も 俺たちの武士道も→ 110 00:10:02,532 --> 00:10:05,832 こんなもんで 折れるほど やわじゃないだろう? 111 00:10:07,920 --> 00:10:12,608 銀時 こりゃまた キミ以上に生意気そうな生徒を→ 112 00:10:12,608 --> 00:10:14,577 連れてきたものですね。 113 00:10:14,577 --> 00:10:16,979 そうだろ。 114 00:10:16,979 --> 00:10:22,485 そうですか では 早速 路傍で授業をひとつ。 115 00:10:22,485 --> 00:10:26,785 ハンパ者が 夜遊びなんて 100年早い。 116 00:10:28,958 --> 00:10:31,958 松下村塾へ ようこそ)) 117 00:11:03,059 --> 00:11:05,728 先生…。 118 00:11:05,728 --> 00:11:09,999 また俺に ゲンコツでもくれにきたか…。 119 00:11:09,999 --> 00:11:14,999 ハンパやってんなって 俺を止めにでもきたのか…。 120 00:11:18,991 --> 00:11:23,729 もう いねえよ 先生なんて…。 121 00:11:23,729 --> 00:11:29,936 どこにもいねえ。 俺たちを止められるヤツは→ 122 00:11:29,936 --> 00:11:32,936 もう 俺たちしか いねえんだよ。 123 00:11:36,459 --> 00:11:41,097 気にくわねえなら 曲げらんねえなら…。 124 00:11:41,097 --> 00:11:47,597 テメエのゲンコツで 止めるしかねえんだ! 125 00:11:51,123 --> 00:11:54,910 ハァ ハァ…。 126 00:11:54,910 --> 00:12:01,584 高杉 いつまでその潰れた左目で→ 127 00:12:01,584 --> 00:12:05,054 まぶたの裏を見てやがる。 128 00:12:05,054 --> 00:12:09,725 その残った 右目ひんむいて よく見やがれ。 129 00:12:09,725 --> 00:12:13,496 テメエが ゲンコツ 振るわなきゃいけねえヤツは→ 130 00:12:13,496 --> 00:12:16,296 今 ここにいんだろ! 131 00:12:19,251 --> 00:12:24,724 んなもん 目つぶってても見えるぜ。 132 00:12:24,724 --> 00:12:27,024 銀時! 133 00:12:32,581 --> 00:12:38,037 俺は… 俺の閉じたこの目は→ 134 00:12:38,037 --> 00:12:43,637 あの頃 映した憧憬も…。 135 00:12:49,615 --> 00:12:52,615 (高杉)絆も…。 136 00:12:57,239 --> 00:13:01,310 志も…。 137 00:13:01,310 --> 00:13:04,310 そして…。 138 00:13:10,353 --> 00:13:13,653 憎しみも…。 139 00:13:21,597 --> 00:13:26,152 何ひとつ忘れちゃいねえ。 140 00:13:26,152 --> 00:13:30,406 一度たりとも見失っちゃいねえ。 141 00:13:30,406 --> 00:13:33,626 この拳を振り下ろすべき相手は→ 142 00:13:33,626 --> 00:13:38,030 このまぶたの奥に 焼きつけたままだ。 143 00:13:38,030 --> 00:13:43,619 さぁ 立てよ 銀時。 144 00:13:43,619 --> 00:13:47,907 俺たちの仇は ここにいるぞ。 145 00:13:47,907 --> 00:13:52,578 目をそらすな 拳を握れ。 146 00:13:52,578 --> 00:13:57,466 先生の仇を討て。 147 00:13:57,466 --> 00:14:02,888 俺たちは テメエに刃を 突き立てることはできねえが→ 148 00:14:02,888 --> 00:14:05,441 自らを斬るよりも…。 149 00:14:05,441 --> 00:14:09,441 自らを呪うよりも 安くねえヤツがいる。 150 00:14:11,397 --> 00:14:13,449 俺には お前が…。 151 00:14:13,449 --> 00:14:15,949 お前には俺がいる! 152 00:15:26,355 --> 00:15:28,240 ((哀れなものだ。 153 00:15:28,240 --> 00:15:31,660 国を憂う心を持った若者たちが→ 154 00:15:31,660 --> 00:15:34,747 このような運命を辿ろうとは。 155 00:15:34,747 --> 00:15:38,067 これが お前の やりたかったことか? 156 00:15:38,067 --> 00:15:40,402 松陽。 157 00:15:40,402 --> 00:15:42,755 お前の教え子たちは→ 158 00:15:42,755 --> 00:15:46,625 お前の教えどおり 犬死にしていったぞ。 159 00:15:46,625 --> 00:15:49,728 そんな教えを説いた覚えはない。 160 00:15:49,728 --> 00:15:52,481 そう言いたげだな。 161 00:15:52,481 --> 00:15:55,281 ならば 試してみるか。 162 00:15:57,253 --> 00:16:00,155 お前の弟子たちが お前とともに→ 163 00:16:00,155 --> 00:16:03,242 犬死にしていく道を選ぶか。 164 00:16:03,242 --> 00:16:06,245 それとも その手で→ 165 00:16:06,245 --> 00:16:12,067 師を殺めてでも 生き残る道を選ぶか。 166 00:16:12,067 --> 00:16:17,039 教育者たるお前に ふさわしい処刑方法だろう。 167 00:16:17,039 --> 00:16:21,139 師か 仲間か どちらでも 好きなほうを選べ)) 168 00:16:51,657 --> 00:16:53,742 ((松陽:銀時…。 169 00:16:53,742 --> 00:16:56,312 あとのことは 頼みましたよ。 170 00:16:56,312 --> 00:16:59,912 仲間を みんなを 護ってあげてくださいね。 171 00:17:02,401 --> 00:17:06,956 (高杉) 銀時 もし 俺が おっちんだら→ 172 00:17:06,956 --> 00:17:09,241 先生のことを頼む。 173 00:17:09,241 --> 00:17:13,929 俺と同じ ろくでなしにしか 頼めねえ。 174 00:17:13,929 --> 00:17:17,283 じゃあ 俺も ろくでなしに頼む。 175 00:17:17,283 --> 00:17:19,318 死ぬな)) 176 00:17:19,318 --> 00:17:29,612 ♪♪~ 177 00:17:29,612 --> 00:17:32,414 うっ…。 178 00:17:32,414 --> 00:17:37,014 うわ~! 179 00:17:39,138 --> 00:17:42,738 銀時! 180 00:17:47,246 --> 00:17:49,798 ((や… やめろ! 181 00:17:49,798 --> 00:17:52,935 銀時! 182 00:17:52,935 --> 00:17:55,935 頼む! 183 00:18:08,317 --> 00:18:10,917 やめてくれ~!)) 184 00:18:17,626 --> 00:18:21,226 うお~っ! おお~っ! 185 00:18:29,905 --> 00:18:34,905 ((や… やめろ 銀時 頼む! 186 00:18:40,282 --> 00:18:42,582 ありがとう)) 187 00:18:57,266 --> 00:18:59,266 てや~っ! 188 00:19:05,324 --> 00:19:07,324 ぐわ~っ! 189 00:19:10,629 --> 00:19:13,229 うお~っ! うお~っ! 190 00:19:20,255 --> 00:19:22,307 うお~っ! 191 00:19:22,307 --> 00:19:24,907 ぐお~っ! 192 00:19:39,591 --> 00:19:43,091 ((銀時~! 193 00:19:51,270 --> 00:19:56,870 (朧)師に拾ってもらった命 無駄にするものではない。 194 00:19:58,911 --> 00:20:01,930 本気で この者どもを 生きて帰すと? 195 00:20:01,930 --> 00:20:07,753 その男に情けでも かけているのか 朧。 196 00:20:07,753 --> 00:20:11,640 (朧)この者どもには もはや護るものなどありませぬ。 197 00:20:11,640 --> 00:20:15,778 それは侍にとって 死したも同じ。 198 00:20:15,778 --> 00:20:18,263 何より こやつらは それを→ 199 00:20:18,263 --> 00:20:23,252 自らの弱さゆえ 自らで壊したのです。 200 00:20:23,252 --> 00:20:25,771 殺す価値もなし。 201 00:20:25,771 --> 00:20:29,771 もう二度と 剣を握ることもできぬでしょう)) 202 00:20:37,866 --> 00:20:42,866 この左目に 最後に映ったのは…。 203 00:20:51,246 --> 00:20:54,900 (高杉)お前のツラだった。 204 00:20:54,900 --> 00:20:57,836 この目に焼きついた仇が→ 205 00:20:57,836 --> 00:21:02,436 幕府ひとつであれば どんだけ楽だったか…。 206 00:21:09,114 --> 00:21:14,753 (高杉)俺たちの仇は 俺たち自身だ。 207 00:21:14,753 --> 00:21:20,592 俺たちは あの人を救うために 戦ったにも関わらず→ 208 00:21:20,592 --> 00:21:26,148 その弱さゆえ あの人の命を 踏み台に生き残っちまった。 209 00:21:26,148 --> 00:21:29,948 お前に その咎を背負わせて。 210 00:21:32,754 --> 00:21:37,276 この目に焼きついた お前のツラを思い出すたび→ 211 00:21:37,276 --> 00:21:40,579 傷がうずき 喚く…。 212 00:21:40,579 --> 00:21:45,083 なぜ 先生の仇を討たねえ…。 213 00:21:45,083 --> 00:21:47,736 その胸に刃を突き立てれば→ 214 00:21:47,736 --> 00:21:51,223 すべて終わるはずだろう とよ…。 215 00:21:51,223 --> 00:21:54,726 フッ… そのとおりさ。 216 00:21:54,726 --> 00:21:59,231 俺たちゃ 生き残るべきじゃなかった。 217 00:21:59,231 --> 00:22:02,601 なぜ 俺たちを救いに来た? 218 00:22:02,601 --> 00:22:07,573 なぜ 俺たちを見捨て 先生を救わなかった? 219 00:22:07,573 --> 00:22:11,076 お前なら きっとできた。 220 00:22:11,076 --> 00:22:15,163 あのとき 約束したのに。 221 00:22:15,163 --> 00:22:21,587 お前こそ 誰より あの人を 救いたかったはずなのに→ 222 00:22:21,587 --> 00:22:26,625 なぜ… なぜ…。 223 00:22:26,625 --> 00:22:29,925 俺たちなんぞを選んだ 銀時! 224 00:22:35,634 --> 00:22:41,590 もし あのとき お前が俺でも そうしたさ。 225 00:22:41,590 --> 00:22:46,995 だから お前は 俺に刃を向けるんだろう。 226 00:22:46,995 --> 00:22:53,252 己ではなく もう一人の己に 刃を突き立てるんだろう。 227 00:22:53,252 --> 00:23:00,776 自らを斬るより よっぽど痛ぇ仇を 討とうとしてんだろう。 228 00:23:00,776 --> 00:23:03,562 残念だったな。 229 00:23:03,562 --> 00:23:07,599 俺は… 俺というお前は→ 230 00:23:07,599 --> 00:23:10,752 倒れねえよ。 231 00:23:10,752 --> 00:23:15,757 お前が倒れるまで お前が止まるまで→ 232 00:23:15,757 --> 00:23:19,294 何度でも立ち上がる。 233 00:23:19,294 --> 00:23:25,233 高杉… 俺は お前なんぞを 選んだ覚えはねえよ。 234 00:23:25,233 --> 00:23:28,937 ただ お前が大切に思うものより→ 235 00:23:28,937 --> 00:23:33,825 アイツが大切に思うものを 知りすぎてただけだ。 236 00:23:33,825 --> 00:23:39,748 俺は たとえ 師の屍 踏み越えても…。 237 00:23:39,748 --> 00:23:42,784 お前の屍を踏み越えても…。 238 00:23:42,784 --> 00:23:46,755 アイツの弟子 俺たちの仲間→ 239 00:23:46,755 --> 00:23:51,755 松下村塾の高杉晋助の魂を護る。 240 00:23:53,762 --> 00:23:58,762 俺は吉田松陽の弟子 坂田銀時だ。 241 00:24:01,737 --> 00:24:07,809 この期に及んで テメエは まだ…。 242 00:24:07,809 --> 00:24:12,731 そうか 知らなかったよ。 243 00:24:12,731 --> 00:24:15,767 俺ぁまだ→ 244 00:24:15,767 --> 00:24:19,267 破門されてなかったんだな…。 245 00:24:32,768 --> 00:24:35,268 (朧)言ったはずだ。 246 00:24:37,289 --> 00:24:40,275 師にもらった命→ 247 00:24:40,275 --> 00:24:43,275 無駄にするものではないと。 248 00:24:45,330 --> 00:24:49,751 八咫烏が告げし天啓に 二度目はない。 249 00:24:49,751 --> 00:24:53,251 松陽の弟子たちよ。 250 00:30:34,262 --> 00:30:36,247 《環奈:精進湖。 251 00:30:36,247 --> 00:30:40,301 富士山の火山活動によって 形成された 堰止め湖。 252 00:30:40,301 --> 00:30:44,773 その昔 塩不足に苦しむ この地の領民を→ 253 00:30:44,773 --> 00:30:46,841 敵武将が救ったことから→ 254 00:30:46,841 --> 00:30:51,841 「敵に塩を送る」という ことわざの 語源になったとされている》 255 00:30:53,765 --> 00:30:55,784 (環奈)う~ん…。 256 00:30:55,784 --> 00:30:59,270 敵に塩を送る でごじゃるか。